JP5741463B2 - 車両の異常判定装置 - Google Patents

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本発明は、車両の異常判定装置に関し、特に、エンジンと変速機とがクラッチを介して連結された車両の異常判定装置に関する。
運転者が手動でギヤを変更する手動変速機を搭載した車両が公知である。このような車両では、一般的に、エンジンと変速機とがクラッチを介して連結される。したがって、運転者は、アクセル操作およびブレーキ操作に加えて、クラッチを解放または係合するためにクラッチ操作を行なわなければならない。たとえば、車両を発進させるためには、右足をブレーキペダルからアクセルペダルに踏み変えて、発進に必要なトルクを出力可能な回転数までエンジン回転数を上昇させるために右足でアクセル操作をしつつ、クラッチを係合するために左足でクラッチ操作を行なう。
特に初心者にとってはこのような操作は難しいものであり、発進時にしばしばエンジンをストールさせ得る。そこで、発進操作を支援するために、車両の発進時には自動でエンジン回転数を上昇させるなどの制御を組み入れることが検討されている。
このような運転支援制御システムを導入するためには、たとえばクラッチが解放状態であるか否かを判断するためのセンサを設ける必要があり、また、このセンサが異常であるかを診断するシステムの導入が必要である。
特開2011−117500号公報(特許文献1)は、クラッチの操作状態を検出するクラッチスイッチの異常判定装置を開示する。特開2011−117500号公報に記載の異常判定装置は、クラッチスイッチにより検出されたクラッチの操作状態と、クラッチよりも駆動力源側の回転軸の回転速度およびクラッチよりも車輪軸側の回転軸の回転速度から推定されるクラッチの操作状態とが異なるときに、クラッチスイッチが異常であると判定する。
特開2011−117500号公報
しかしながら、エンジンが所定のトルクを出力していれば、クラッチが解放状態であっても、エンジンの出力軸回転数と、変速機の入力回転数とを同期させることが可能である。このような場合、クラッチスイッチにより検出されたクラッチの操作状態と、回転数から推定されるクラッチの操作状態とが異なるため、クラッチが正常であっても、異常であると誤判定され得る。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、クラッチ操作に応じて信号を出力するセンサの異常を精度よく判定することである。
ある実施例において、車両には、エンジンと変速機とがクラッチを介して連結され、クラッチを解放するために運転者が操作する操作部が設けられる。車両の異常判定装置は、操作部に対してなされた操作に応じて信号を出力するセンサと、エンジンの出力回転数と変速機の入力回転数が一致し、かつ、エンジンの出力トルクがエンジンの出力回転数を維持するのに必要なトルク以下である場合において、センサから出力された信号に基づいてクラッチが解放されたと所定時間継続して判断すると、センサが異常であると判定するための判定手段とを備える。
この構成によると、エンジンの出力トルクが、回転数を維持するのに必要なトルク以下(たとえばゼロ以下)であるため、クラッチが解放されていれば、エンジンの出力回転数が低下する状況下において、センサの異常判定が実行される。そのため、クラッチが解放されている一方で、エンジンの出力トルクによってエンジンの出力回転数が維持されて、エンジンの出力回転数と変速機の入力回転数とが一時的に同期しているときに、誤ってクラッチが係合していると推定することを回避できる。そのため、センサから出力された信号に基づいてクラッチが解放されたと判断されたときに、エンジンの出力回転数と変速機の入力回転数とから誤ってクラッチが係合していると推定し、センサが異常であると誤判定することを回避できる。その結果、クラッチの操作に応じて信号を出力するセンサの異常を精度よく判定できる。
さらに別の実施例において、所定時間は、クラッチが解放され、かつエンジンの出力トルクがゼロ以下である状態で、エンジンの最大回転数からアイドル回転数までエンジンの出力回転数が低下するまでの時間である。
この構成によると、エンジンの最大回転数からアイドル回転数まで低下するまでの間は、エンジンの出力回転数と変速機の入力回転数とが偶然一致することもあり得るため、エンジンの最大回転数からアイドル回転数まで低下するまでの時間、エンジンの出力回転数と変速機の入力回転数とが継続して一致することを条件として、センサが異常であると判定される。これにより、センサが異常であると誤判定することを回避できる。
車両のパワートレーンを示す概略構成図である。 燃料噴射量Qを定めたマップを示す図である。 ECUが実行する処理のフローチャート(その1)である。 ECUが実行する処理のフローチャート(その2)である。 参考例において、ストロークセンサもしくは代わりに用いられるスイッチの異常が判定される燃料噴射量Qの領域を示す図である。 参考例においてECUが実行する処理のフローチャート(その1)である。 参考例においてECUが実行する処理のフローチャート(その2)である。 参考例においてECUが実行する処理のフローチャート(その3)である。 参考例においてECUが実行する処理のフローチャート(その4)である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る異常判定装置を搭載した車両のパワートレーンについて説明する。このパワートレーンは、エンジン10と、クラッチ20と、変速機30とを含む。
エンジン10のトルクは、クラッチ20を介して変速機30に伝達される。変速機30に伝達されたトルクは、ドライブシャフト(図示せず)を介して駆動輪(図示せず)に伝達される。エンジン10は、インジェクタ12から噴射された燃料を燃焼室内で燃焼させる公知の内燃機関である。外燃機関をエンジン10として用いてもよい。
クラッチ20は、乾式単板式の摩擦クラッチである。クラッチ20は、運転者がクラッチペダル40を踏むことにより解放される。変速機30は、運転者がシフトレバー32を操作することにより変速が行なわれるマニュアルトランスミッションである。なお、運転者のシフト操作に基づいて、変速機30の変速をアクチュエータにより行なうようにしてもよい。
本実施の形態において、エンジン10は、ECU(Electronic Control Unit)50により制御される。図2に示すように、本実施の形態において、ECU50のメモリには、エンジン10の出力回転数(以下、エンジン回転数NEとも記載する)をパラメータとしてインジェクタ12からの燃料噴射量Qを定めるマップが記憶され、このマップに従って定められた燃料噴射量Qを噴射するように、インジェクタ12が制御される。
図2に示すマップにおいて、各エンジン回転数NEにおける燃料噴射量Qの上限を規定する実線は、エンジン10の全負荷時における燃料噴射量を示す。各エンジン回転数NEにおける燃料噴射量Qの下限を規定する一点鎖線は、エンジン10の出力トルクがゼロであるときの燃料噴射量を示す。
図2において、燃料噴射量の上限を示す実線と下限を示す一点鎖線とが交わるときのエンジン回転数NEは、エンジン回転数NEの上限(最大回転数)である。
図2における二点鎖線と一点鎖線との間の領域は、オルタネータならびに空調装置のコンプレッサなどの補機類を駆動するためにエンジン10がトルクを出力するときの燃料噴射量Qを示す。
本実施の形態において、エンジン回転数NEの下限(最小回転数)はアイドル回転数であり、エンジン10のアイドル時において、エンジン回転数NEがアイドル回転数と一致するようにエンジン10が制御される。
図1に戻って、ECU50には、ストロークセンサ52、出力回転数センサ54、入力回転数センサ56からの信号が入力される。
ストロークセンサ52は、クラッチ20のストローク量(操作量)を検出する。ECU50は、クラッチ20のストローク量からクラッチ20が解放した状態であるか、係合した状態であるかを判定する。ストロークセンサ52の代わりに、クラッチペダル40が踏み込まれたときにオンにされるスイッチ、あるいはクラッチペダル40が初期位置に戻されたときにオンにされるスイッチを用いて、クラッチ20が解放状態であるか係合状態であるかを判定するようにしてもよい。
出力回転数センサ54は、エンジン回転数NEを検出する。より具体的には、出力回転数センサ54は、エンジン10の出力軸(クランクシャフト)が一定角度回転する毎に検出信号(パルス)を出力し、出力回転数センサ54の検出信号から、ECU50がエンジン回転数NEを算出する。
入力回転数センサ56は、変速機30の入力回転数NIを検出する。より具体的には、入力回転数センサ56は、変速機30の入力軸が一定角度回転する毎に検出信号(パルス)を出力し、入力回転数センサ56の検出信号から、ECU50が入力回転数NIを算出する。
本実施の形態において、ECU50は、ストロークセンサ52、出力回転数センサ54、入力回転数センサ56から入力された信号に基づき、ストロークセンサ52が異常であるか否かを判定する。ストロークセンサ52の代わりにスイッチが用いられる場合には、スイッチが異常であるか否かが判定される。
以下、図3,4を参照して、ストロークセンサ52もしくは代わりに用いられるスイッチが異常であるか否かを判定するためにECU50が実行する処理について説明する。以下に説明する処理は、ソフトウェアにより実現してもよく、ハードウェアにより実現してもよく、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現してもよい。
図3に示すステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、エンジン10の出力トルクが、出力回転数(エンジン回転数NE)を維持するのに必要なトルク以下であるか否かが判断される。一例として、燃料噴射量Qが、エンジン10の出力トルクがゼロ以下となるときの燃料噴射量より少ないと、すなわちエンジン10の出力トルクがゼロ以下であると、エンジン10の出力トルクが出力回転数を維持するのに必要なトルク以下であると判断される。なお、出力トルクがゼロよりも大きいトルク以下である場合において、エンジン10の出力トルクが出力回転数を維持するのに必要なトルク以下であると判断するようにしてもよい。出力回転数を維持するのに必要なトルクの具体的な値は、実験およびシミュレーション等に基づいて開発者が適宜定めればよい。
エンジン10の出力トルクが、出力回転数を維持するのに必要なトルク以下であると(S100にてYES)、S102にて、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致しているか否かが判断される。一例として、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとの差の絶対値が、所定の計測誤差以下であると、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致していると判断される。
エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致している場合(S102にてYES)、S104にて、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であるか否かが判断される。
ストロークセンサ52あるいはスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であると判断されると(S104にてYES)、S106にて、クラッチ20が解放された継続時間に、ECU50の演算周期時間を加算して、継続時間を更新する。その後、処理はS100に戻される。
S100、S102またはS104のいずれかにおいて否定判断がなされた場合(S100、S102またはS104のいずれかにおいてNO)は、S108にて、クラッチ20が解放された継続時間がリセットされて、ゼロにされる。その後、処理はS100に戻される。
なお、クラッチ20が解放された継続時間は、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致していれば更新されるため、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが継続して一致している時間に相当する。
図4に示すS110にて、クラッチ20が解放された継続時間が所定時間以上であると(S110にてYES)、すなわち、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致し、かつ、エンジン10の出力トルクが出力回転数を維持するのに必要なトルク以下である場合において、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であると所定時間継続して判断されると、S112にて、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチが異常であると判定される。
たとえば、車両が惰性走行しているとき、エンジン10の出力トルクが出力回転数を維持するのに必要なトルク以下であり、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが所定時間以上継続して一致している状態では、クラッチ20は係合しているはずであるため、このような状況下において、クラッチ20が解放されたと所定時間以上継続して判定されると、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチが異常であると判定される。
ここで、所定時間は、燃料噴射量Qが、エンジン10の出力トルクがゼロ以下となるときの燃料噴射量より少ない状態、すなわちエンジン10の出力トルクがゼロ以下である状態で、図2に示されるエンジン10の最大回転数からアイドル回転数までエンジン回転数NEが低下するまでの時間である。この時間は、実験およびシミュレーションの結果などに基づいて開発者により予め定められる。なお、所定時間はこれに限定されず、開発者によって適宜定められた時間を用いてもよい。
[参考例]
以下、図5に示すように、燃料噴射量Qが斜線で示す領域(図2における実線と二点鎖線との間の領域に相当)にある場合での異常を判定するためにECU50が実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態と同じ構成および処理については、説明を繰り返さない。
図6、7を参照して、ストロークセンサ52もしくは代わりに用いられるスイッチが異常であるか否かを判定するためにECU50が実行する処理について説明する。以下に説明する処理は、ソフトウェアにより実現してもよく、ハードウェアにより実現してもよく、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現してもよい。
図6に示すS200にて、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致しているか否かが判断される。一例として、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとの差の絶対値が、所定の計測誤差以下であると、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致していると判断される。
エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致している場合(S200にてYES)、S202にて、燃料噴射量Qが、所定の噴射量以上であるか否かが判断される。より具体的には、燃料噴射量Qが図5に斜線で示す領域にあるか否かが判断される。燃料噴射量Qが所定の噴射量以上であると(S202にてYES)、S204にて、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であるか否かが判断される。
ストロークセンサ52あるいはスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であると判断されると(S204にてYES)、S206にて、クラッチ20が解放された継続時間に、ECU50の演算周期時間を加算して、継続時間を更新する。その後、処理はS200に戻される。
S200、S202またはS204のいずれかにおいて否定判断がなされた場合(S200、S202またはS204のいずれかにおいてNO)は、S208にて、クラッチ20が解放された継続時間がリセットされて、ゼロにされる。その後、処理はS200に戻される。
図7に示すS210にて、クラッチ20が解放された継続時間が所定時間以上であると(S210にてYES)、すなわち、燃料噴射量Qが所定の噴射量以上であり、かつ、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致している状態で、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であると所定時間以上継続して判断されると、S212にて、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチが異常であると判定される。
ここで、所定時間は、実際にクラッチ20が解放された状態において、所定噴射量以上の燃料噴射量Qを噴射してエンジン10を運転することにより、エンジン回転数NEがアイドル回転数から図2に示されるエンジン10の最大回転数まで増大するまでの時間である。この時間は、実験およびシミュレーションの結果などに基づいて開発者により予め定められる。なお、所定時間はこれに限定されず、開発者によって適宜定められた時間を用いてもよい。
図8、9を参照して、入力回転数センサ56が異常であるか否かを判定するためにECU50が実行する処理について説明する。以下に説明する処理は、ソフトウェアにより実現してもよく、ハードウェアにより実現してもよく、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現してもよい。
図8に示すS300にて、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であるか否かが判断される。
ストロークセンサ52あるいはスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であると判断されると(S300にてYES)、S302にて、燃料噴射量Qが、所定の噴射量以上であるか否かが判断される。より具体的には、燃料噴射量Qが図5に斜線で示す領域にあるか否かが判断される。燃料噴射量Qが所定の噴射量以上であると(S302にてYES)、S304にて、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致していないかが判断される。一例として、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとの差の絶対値が、所定の計測誤差より大きいと、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致していないと判断される。
エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが一致していない場合(S304にてYES)、S306にて、入力回転数センサ56の異常継続時間に、ECU50の演算周期時間を加算して、異常継続時間を更新する。その後、処理はS300に戻される。
S300、S302またはS304のいずれかにおいて否定判断がなされた場合(S300、S302またはS304のいずれかにおいてNO)は、S308にて、入力回転数センサ56の異常継続時間がリセットされて、ゼロにされる。その後、処理はS300に戻される。
図9に示すS310にて、入力回転数センサ56の異常継続時間が所定時間以上であると、すなわち、燃料噴射量Qが所定の噴射量以上であり、かつ、ストロークセンサ52あるいは代わりに用いられるスイッチから出力された信号に基づいて、クラッチ20が解放状態であると判断された状態において、エンジン回転数NEと変速機30の入力回転数NIとが所定時間継続して一致していないと、S212にて、入力回転数センサ56が異常であると判定される。
ここで、所定時間は、実際にクラッチ20が解放された状態において、所定噴射量以上の燃料噴射量Qを噴射してエンジン10を運転することにより、エンジン回転数NEがアイドル回転数から図2に示されるエンジン10の最大回転数まで増大するまでの時間である。この時間は、実験およびシミュレーションの結果などに基づいて開発者により予め定められる。なお、所定時間はこれに限定されず、開発者によって適宜定められた時間を用いてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 エンジン、12 インジェクタ、20 クラッチ、30 変速機、32 シフトレバー、40 クラッチペダル、50 ECU、52 ストロークセンサ、54 出力回転数センサ、56 入力回転数センサ。

Claims (3)

  1. エンジンと変速機とがクラッチを介して連結され、前記クラッチを解放するために運転者が操作する操作部が設けられた車両の異常判定装置であって、
    前記操作部に対してなされた操作に応じて信号を出力するセンサと、
    前記エンジンの出力トルクが前記エンジンの出力回転数を維持するのに必要なトルク以下である場合において、前記エンジンの出力回転数と前記変速機の入力回転数が一致し、かつ、前記センサから出力された信号に基づいて前記クラッチが解放されていると判断される状態が第1の所定時間継続すると、前記センサが異常であると判定するための第1の判定手段と
    前記エンジンの出力トルクが補機類を駆動するのに必要なトルクよりも高い場合において、前記エンジンの出力回転数と前記変速機の入力回転数が一致し、かつ、前記センサから出力された信号に基づいて前記クラッチが解放されていると判断される状態が前記第1の所定時間とは異なる第2の所定時間継続すると、前記センサが異常であると判定するための第2の判定手段とを備える、車両の異常判定装置。
  2. 前記第1の判定手段は、前記エンジンの燃料噴射量が、前記エンジンの出力トルクがゼロであるときの燃料噴射量以下であるときに、前記センサが異常であるか否かの判定を実行し、
    前記第2の判定手段は、前記エンジンの燃料噴射量が、前記補機類を前記エンジンが駆動するためのトルクを出力するときの燃料噴射量より多いときに、前記センサが異常であるか否かの判定を実行する、請求項1に記載の車両の異常判定装置。
  3. 前記第1の所定時間は、前記クラッチが実際に解放された状態において、前記エンジンの出力トルクゼロ以下としたときに、前記エンジンの出力回転数が最大回転数からアイドル回転数まで低するのに要する時間に基づいて定められ、
    前記第2の所定時間は、前記クラッチが実際に解放された状態において、前記エンジンが前記補機類を駆動するためのトルクよりも大きいトルクを出力したときに、前記エンジンの出力回転数が前記アイドル回転数から前記最大回転数まで上昇するのに要する時間に基づいて定められる、請求項2に記載の車両の異常判定装置。
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