JP2019002450A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
Description
変速伝動部12は、「HST」と略称される静油圧式無段変速機23をミッションケース12aと一体に構成し、上記無段変速機23は、前後進調節レバー17の操作位置と対応して車速調節可能に構成し、また、安定停止のための圧抜制御を設けるとともに、この圧抜制御を走行状況に応じて調節可能に圧抜き制御調節手段を構成する。
具体的なシステム構成は、図3のシステム入出力ブロック図に示すように、各種センサおよび作業機スイッチ等に基づいて判別される負荷に対応して圧抜き制御振幅を切替え調節する圧抜き制御調節手段を設ける。
深い圃場内で走行を停止する際は、車輪10,11とその伝動系とによる走行部に負荷が掛かっているため、前後進調節レバー17を中立操作した際の通常の圧抜制御によっては十分な圧抜きができず、機器破損の事態を招くことから、深度センサ10sによって圃場の深さを検出しつつ、大きな走行負荷が想定される深さ(例えば、30cm以上)の場合に限り、圧抜き振幅巾3bitを4bitに広げ、トラニオン23aの入力を大きくして適切な圧抜きが可能となり、また、負荷が少ない路上走行や通常の深さの圃場であれば、通常の圧抜制御の適用により、停止時に機体の前後動作を招くことなく安定停止することができる。
なお、植付装置4は、機体後進時にクラッチ4cが「切」となることから、トラ二オン23aの摺動による後進動作時の逆回転が防止される。
また、植付装置4の高さを検知するリンクセンサ55sによって圃場深さを算出することができることから、特段の深度センサ10sの追加を要することなく、前記同様のシステムを構成することができる。
また、植付装置4の接地具合を検知するフロートセンサによって圃場深さを検出することができることから、前記同様に、特段の深度センサ10sの追加を要することなく、システムを構成することができる。
圧抜き調節の制御処理は、図4の圧抜き制御のフローチャートに示すように、前後進調節レバー17の中立操作に際して、機体位置を判定する第一の処理ステップ(以下において、「S1」の如く略記する。)において、GPS1p情報から圃場外の判定であれば、深さの判定(S1a
)によって深度センサが深さ非検知の場合に圧抜き制御振幅を「小」または0(S1b)とする。
次に、HSTダメージ量測定機能付きの田植機について、GPS1p等の位置情報を取得できる機器を設け、スマートデバイス等の情報機器上で位置情報とHST圧力情報との関連付けを行い、圃場の作業走行の過程において、HST負荷が過大となる場所や領域の判別手段を設けることにより、以後の作業において、作業者の変更を含め、深みに嵌る等の作業走行トラブルに対する事前対応が可能となる。
また、負荷に伴う機器の摩耗具合の把握により、交換及び修理時期等を含め、メンテナンス性の向上が可能となる。
次に、HST保護のためのリリーフバルブについて説明する。
図5(a)のHSTの片側作用の保護切替回路図に示すように、リリーフバルブ23pを設けて過大な油圧からHST23を保護するとともに、リリーフバルブ23pを遮断可能に前進側回路に手動式切替弁23mを設け、圃場の状態が悪い場合(深い場所や沼地)に切替弁23mを遮断側に切替え操作することにより、前進走行による非常脱出が可能となる。
なお、図において、Bはチャージ吸込ポート、Tはタンクポート、α、βはメイン圧力ゲージポート(HST内圧センサ23g)である。
次に、オイル冷却について説明する。
HST23の経年劣化や摩耗に伴うガタによって制動性や伝達精度が低下し(圧抜きによりガタ取り)、作動油が高温になりHST23内部の部品が摩耗や劣化しガタが生じる原因の一つであるため、オイル冷却により油温上昇を抑えることで、HST23の耐久性を向上させることができる。
次に、後輪11の回転力を後輪ケース18を介して外部に伝達する「伝達ケース」を左右共用化する例について説明する。
しかし、型式の違いにより、整地ロータや施肥装置(以下、外部出力装置と云う)が搭載されていない機体や、外部出力装置が複数備えている機体がある。従来は、外部出力装置が非搭載の型式から、後付けで搭載することが不可能であった。
この場合において、穴部が大径となるため、給油が容易となり、かつ、中のギヤを目視できるので、給油目安となるギヤの中心まで油量を確認しながら確実に給油することができる。
植付装置の伝動ケース50は、疎植の際にシャクリが出ないように、強い張力設定を適用していることから、大きな駆動負荷が避けられないという問題があり、その解決のために、図11の植付伝動ケースの要部側面図(a)およびそのS―S線断面図(b)に示すように、電動式ケーブル50wにより、前後進調節レバー17の操作と連動して制御可能にテンショナを構成し、株間位置認識により、疎植に限定してテンション調節制御を適用する。
次に、上記発明の適用対象となる作業車両について、関連する機器を中心に説明する。
図12は作業車両の一実施例形態である乗用型苗移植機の平面図(a)及び側面図(b)である。この乗用型苗移植機1は、走行車体の後側に昇降リンク装置3を介して作業部としての植付装置4が昇降可能に装着されている。
上記構成による作業車両について構成上の要点をまとめると以下のとおりである。
前後進調節レバー17の中立操作時に静油圧式無段変速伝動機構23を規定値未満の圧抜き量で微小前後動作する圧抜き制御および、作業機4,5の作動検知手段を設け、この作動検知手段による作動検知の範囲で前記圧抜き量を規定値以上に切替える圧抜き制御調節手段を備えることにより、作業機が作動していない場合は圃場作業中でないため、走行車輪10,11に掛かる負荷が小さいことから圧抜きが規定値以下でも圧を抜くことが可能であるとともに、圧抜き量が作業機の状態で判断でき、走行車輪10,11に掛かる負荷が小さい場所において、規定値以上の圧抜き量によって機体が圧抜き動作に連動して微動する事態を防止できる。
1p GPSセンサ
1t 情報処理用端末装置
4 作業機(植付装置)
5 作業機(施肥部)
10 走行車輪(前輪)
10s 深度センサ
11 走行車輪(後輪)
17 前後進調節レバー
20 原動部(内燃機関)
23 静油圧式無段変速伝動機構(HST)
23m 切替部(手動式切替弁)
23n 切替部(ソレノイド式切替弁)
23p 圧逃げ部(リリーフ弁)
55s リンクセンサ
Claims (6)
- 圃場作業の作業機(4,5)と内燃機関による原動部(20)とを備えた機体を走行車輪(10,11)によって支持し、前記原動部(20)から受けた動力を前後進調節レバー(17)の操作に応じて無段変速する静油圧式無段変速伝動機構(23)を備え、この無段変速伝動機構(23)の変速動力を前記走行車輪(10,11)と前記作業機(4,5)に伝動して作業走行する作業車両において、
前記前後進調節レバー(17)の中立操作時に前記無段変速伝動機構(23)を規定値未満の圧抜き量で微小前後動作する圧抜き制御および、前記作業機(4,5)の作動検知手段を設け、この作動検知手段による作動検知の範囲で前記圧抜き量を規定値以上に切替える圧抜き制御調節手段を備えることを特徴とする作業車両。 - 圃場作業の作業機(4,5)と内燃機関による原動部(20)とを備えた機体を走行車輪(10,11)によって支持し、前記原動部(20)から受けた動力を前後進調節レバー(17)の操作に応じて無段変速する静油圧式の無段変速伝動機構(23)を備え、この無段変速伝動機構(23)の変速動力を前記走行車輪(10,11)と前記作業機(4,5)に伝動して作業走行する作業車両において、
前記前後進調節レバー(17)の中立操作時に前記無段変速伝動機構(23)を規定値未満の圧抜き量で微小前後動作する圧抜き制御および、圃場面距離を検出する深度センサ(10s)を設け、前記圃場面距離が規定距離以上の範囲で前記圧抜き量を規定値以上に切替える圧抜き制御調節手段を備えることを特徴とする作業車両。 - 圃場作業の作業機(4,5)と内燃機関による原動部(20)とを備えた機体を走行車輪(10,11)によって支持し、前記原動部(20)から受けた動力を前後進調節レバー(17)の操作に応じて無段変速する静油圧式の無段変速伝動機構(23)を備え、この無段変速伝動機構(23)の変速動力を前記走行車輪(10,11)と前記作業機(4,5)に伝動して作業走行する作業車両において、
前記前後進調節レバー(17)の中立操作時に前記無段変速伝動機構(23)を規定値未満の圧抜き量で微小前後動作する圧抜き制御および、前記作業機(4)の圃場高さを検出するリンクセンサ(55s)を設け、前記圃場高さが規定高さ以上の範囲で前記圧抜き量を規定値以上に切替える圧抜き制御調節手段を備えることを特徴とする作業車両。 - 機体位置を検知するGPS(1p)と、情報処理用端末装置(1t)とを備え、前記圧抜き制御調節手段による前記圧抜き量と機体位置の情報を表示可能に前記情報処理用端末装置(1t)に記録することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の作業車両。
- 前記無段変速伝動機構(23)の変速動力を所定の負荷範囲内に規制する圧逃げ部(23p)と、この圧逃げ部(23p)による規制を解除可能に切替える切替部(23m,23n)とを備えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の作業車両。
- 前記切替部(23m,23n)の切替えによる規制解除を所定時間内に限定して再度の切替えにより規制を再開する復帰制御を備えることを特徴とする請求項5に記載の作業車両。
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