JP2019001032A - 画像処理装置、印刷装置、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、印刷装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷時に使用する前処理液の液量を削減する。【解決手段】本発明の画像処理装置は、媒体に向けて前処理液及びインクを吐出して画像を印刷する印刷装置へ出力する印刷データを生成する画像処理装置であって、前記画像に対応する画像データを、前記画像を印刷する前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とへ変換する色変換部と、前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とに基づいて前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、を備え、前記色変換部は、前記媒体上に第1画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第1前処理液量とし、前記媒体上に第2画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第2前処理液量とした時、前記第1画像の1画素と前記第2画像の1画素とが積層される第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と前記第2前処理液量との合計値よりも少なくなるように変換する。【選択図】図1

Description

本発明は、媒体上に複数の画像を積層して印刷させる印刷データを生成する画像処理装置、当該印刷データに基づき印刷を行う印刷装置、及び画像処理装置を制御するプログラムに関する。
従来から、複数のインク層で構成される画像を媒体上に印刷する技術が知られている(例えば、特許文献1)。このような印刷によれば、例えば、透明媒体の表面(以下、「媒体の表面」を「媒体上」と称する)にカラーインク層による第1画像、白インク層、及びカラーインク層による第2画像の順で印刷することで、媒体の表裏で異なる画像(第1画像及び第2画像)の視認が可能となる。また、白インク層を有することでカラーインク層の発色が鮮やかになる等の効果が得られる。
このように下層のインクの表面(以下、「インクの表面」を「インク上」と称する)に上層のインクを吐出して印刷したり、あるいは、インクが定着し難い非吸収性の表面を有する媒体(例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート(PET)など)上にインクを吐出して印刷する場合は、インクを吐出する前に媒体上や下層のインク上に凝集剤を含む処理液(例えば、硫酸マグネシウム液など。以下、前処理液と言う。)を塗布する場合がある。前処理液は、インク中の色材の凝集を促進するため、前処理液上に吐出されたインクの粘度が上昇する。その結果、ポリ塩化ビニルなどの媒体への印刷においても、媒体上でのインクの展延が抑制されて吐出位置に留まり易くなって(定着性が向上し)、近隣のインクとの混合が減って発色性が向上し、鮮明な画像が形成される。
また、特許文献2には、積層して印刷されたインク層を被覆して保護する処理液の液量を削減する技術が開示されている。
特開2010−12751号公報 特開2011−25687号公報
上述のように、インクが定着し難いポリ塩化ビニルなどの媒体に対して前処理液を塗布することは、吐出されたインクの定着性を向上させ鮮明な画像を形成するために有効である。一方、一般的に、インク層(下層のインク)の表面は、ポリ塩化ビニルなどの表面に比べて、新たに吐出されたインク(上層のインク)が展延する程度が小さいため、塗布する前処理液の液量が少なくてよい、あるいは下層のインクの種類によっては、下層のインク上に塗布する前処理液を無くすこともできる。また、下層のインクを定着させるために塗布された前処理液が、上層のインクの定着性に寄与する場合がある。さらに、上層のインクを定着させるために下層のインク上に塗布された前処理液が、下層のインクの定着性に寄与する場合もある。
以上のことから、下層のインク上に上層のインクを吐出して印刷する場合(積層して印刷する場合)は、少なくとも、下層のインクの材質及び下層のインクのために塗布された前処理液の液量に応じて、上層のインクのために下層のインク上に塗布する前処理液の液量を削減することができる。したがって、下層のインク上に塗布する前処理液の液量が適切に調整されることで、前処理液が節約される。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2には、画像が積層して印刷される場合において、適切な前処理液の液量を調整する技術に関してなんら開示も示唆も無く、前処理液の節約が可能な印刷データを生成する技術は未だ提案されていない。
本発明は、以上のような課題に鑑みて、複数のインク層を積層して画像を印刷する時、適切な前処理液の液量を設定する印刷データを生成する画像処理装置、当該印刷データに基づき印刷を行う印刷装置、及び画像処理装置を制御するプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために成されたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
なお、本明細書において、画像とは、媒体上に描かれる文字やグラフィクス等の図形であり、画像データとは、画像を二次元座標に対応させてデジタル化したデータであり、印刷データとは、画像データに基づいて画像を形成するように印刷装置を動作させるデータである。
(適用例1)
本適用例に係る画像処理装置は、媒体に向けて前処理液及びインクを吐出して画像を印刷する印刷装置へ出力する印刷データを生成する画像処理装置であって、前記画像に対応する画像データを、前記画像を印刷する前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とへ変換する色変換部と、前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とに基づいて前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、を備え、前記色変換部は、前記媒体上に第1画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第1前処理液量とし、前記媒体上に第2画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第2前処理液量とした時、前記第1画像の1画素と前記第2画像の1画素とが積層される第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と前記第2前処理液量との合計値よりも少なくなるように変換することを特徴とする。
この構成によれば、画像に対応する画像データを、画像を印刷する前処理液の液量とインクの種類(色、材質等)及び液量へと変換する色変換部を備える。色変換部は、第1画像の1画素と第2画像の1画素とが積層される第1積層画素を印刷する前処理液の液量が、媒体上に第1画像の1画素を印刷する前処理液の液量と媒体上に第2画像の1画素を印刷する前処理液の液量との合計値よりも少なくなるように変換する。さらに、色変換部で変換された前処理液の液量とインクの種類及び液量とに基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部を備える。そのため、第1画像と第2画像とを積層して印刷する場合は、第1画像と第2画像を個別に媒体上に印刷する場合の前処理液の液量の合計値よりも、前処理液の液量を削減する印刷データを生成することができる。その結果、前処理液が節約される。
(適用例2)
上記適用例において、前記第1積層画素は、前記第1画像の1画素上に前記第2画像の1画素が積層される場合、前記色変換部は、前記第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と前記第2前処理液量から所定量が減算された補正前処理液量との合計値となるように変換することが望ましい。
この構成によれば、媒体に印刷された第1画像の1画素上に第2画像の1画素が積層されて印刷されることで第1積層画素が印刷される場合、第1前処理液量と第2前処理液量から所定量が減算された補正前処理液量との合計値が、第1積層画素を印刷する前処理液の液量となる。つまり、第1前処理液量は変らず、第2前処理液量を所定量減じる処理が成されて第1積層画素が印刷される。その結果、第1前処理液量は変更せず、第2前処理液量に対して処理を行えばよいので処理が簡単になるとともに前処理液が節約される。
(適用例3)
上記適用例において、前記所定量は、前記第1前処理液量及び前記第1積層画素における前記第1画像の1画素を印刷する前記インクの種類及び当該インクの液量の内の少なくとも一つに基づいて設定されることが望ましい。
この構成によれば、第2前処理液量から減じられる所定量は、第1積層画素において第1画像を印刷するための、前処理液の液量、インクの種類、インクの液量の内の少なくとも一つに基づいて設定される。そのため、第1画像を印刷したインク上に塗布される第2画像のための補正前処理液量が、当該インクの状態に応じて決定される。したがって、第1画像の1画素に第2画像の1画素を積層して印刷するために、適切な前処理液の液量が決定され、前処理液の液量が削減される。その結果、前処理液が節約される。
(適用例4)
上記適用例において、前記印刷データ生成部は、前記第1積層画素に対して、前記第1前処理液量、前記第1画像の1画素を印刷する前記インクの液量、前記補正前処理液量、及び前記第2画像の1画素を印刷する前記インクの液量を吐出する順序を含む前記印刷データを生成することが望ましい。
この構成によれば、第1積層画素を印刷するために必要なすべての前処理液の液量及びすべてのインクの液量が印刷データに含まれる。印刷データは、さらに各々の前処理液及びインクの印刷順序(吐出する順序)を含む。そのため、画像の印刷を印刷装置が実行するための印刷データが生成される。
(適用例5)
上記適用例において、前記色変換部は、前記第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と等しくなるように変換することが望ましい。
この構成によれば、第1積層画素を印刷する前処理液の液量が、第1前処理液量となる。つまり、第2前処理液量から減算される所定量を当該第2前処理液量と同値として、補正前処理液量を0(ゼロ)として、第1前処理液量だけで第1積層画素を印刷する。そのため、第1積層画素の印刷において、最大の前処理液の節約が成される。
(適用例6)
上記適用例において、前記第1画像及び前記第2画像の少なくとも一方に積層して印刷される第3画像がある場合、前記媒体上に前記第3画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第3前処理液量とした時、前記色変換部は、前記第1画像の1画素及び前記第2画像の1画素の少なくとも一方と前記第3画像の1画素とが積層される第2積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量及び前記第2前処理液量の少なくとも一方と前記第3前処理液量との合計値よりも少なくなるように変換することが望ましい。
この構成によれば、第1画像の1画素及び第2画像の1画素の少なくとも一方と第3画像の1画素とが積層される第2積層画素を印刷する場合、前処理液の液量は、第1前処理液量と第3前処理液量との合計値あるいは第2前処理液量と第3前処理液量との合計値よりも少なくできる。その結果、第2積層画素を印刷する場合、前処理液が節約される。
(適用例7)
本適用例に係る印刷装置は、印刷データに基づき印刷を行う印刷部を備え、前記印刷部が、上記適用例に記載の画像処理装置が生成する前記印刷データに基づき印刷を行うことを特徴とする。
この構成によれば、印刷装置は、上記適用例に記載の画像処理装置が生成する前記印刷データに基づき印刷を行う。したがって、印刷に供する前処理液の液量を削減する印刷データに基づき印刷が行われるため、前処理液が節約されるとともにインクの定着性及び発色性のよい画像を媒体上に形成する印刷装置を提供できる。
(適用例8)
本適用例に係るプログラムは、媒体に向けて前処理液及びインクを吐出して画像を印刷させる印刷データを生成する画像処理装置を制御するプログラムであって、前記画像に対応する画像データを、前記画像を印刷する前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とへ変換する第1変換ステップと、前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とに基づいて前記印刷データを生成する生成ステップと、前記第1変換ステップにおいて、前記媒体上に第1画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第1前処理液量とし、前記媒体上に第2画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第2前処理液量とした時、前記第1画像の1画素と前記第2画像の1画素とが積層される第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と前記第2前処理液量との合計値よりも少なくなるように変換する第2変換ステップと、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、画像処理装置を制御するプログラムは、画像に対応する画像データを、画像を印刷する前処理液の液量とインクの種類及び液量とへ変換する第1変換ステップを含む。第2変換ステップは、第1画像の1画素と第2画像の1画素とが積層される第1積層画素を印刷する前処理液の液量が、媒体上に第1画像の1画素を印刷する前処理液の液量と媒体上に第2画像の1画素を印刷する前処理液の液量との合計値よりも少なくなるように変換する。そのため、第2変換ステップは、画像データを前処理液の液量へ変換する第1変換ステップ一形態である。さらに、当該プログラムは、第1変換ステップ及び第2変換ステップによって変換された前処理液の液量及びインクの液量に基づいて印刷データを生成する生成ステップを含む。そのため、第1画像と第2画像とを積層して印刷する場合は、第1画像と第2画像を個別に媒体上に印刷する場合の前処理液の液量の合計値よりも、第1積層画素を印刷する前処理液の液量を削減することができる。その結果、前処理液が節約される。
印刷システムを示す図。 印刷ヘッドの吐出面の平面図。 画像処理装置の動作を説明するフローチャートの一例。 画像処理装置の動作を説明するフローチャートの一例。 第1実施形態における第1画像の模式図。 第1実施形態における第2画像の模式図。 印刷画像の断面図。 第1実施形態における印刷データの一例。 第2実施形態における第1画像の模式図。 第2実施形態における第2画像の模式図。 第2実施形態における第3画像の模式図。 第2実施形態における印刷データの一例。
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した画像処理装置10及び印刷装置20の第1実施形態について図面を参照して説明する。第1実施形態では、画像処理装置10が、例えば、パーソナルコンピューター(PC)等の情報処理装置で実現され、印刷装置20が、例えば、ポリ塩化ビニルで形成された非吸収性の媒体22上に画像を印刷するインクジェットプリンターで実現される例を説明する。
なお、以下の説明で参照する図面では、説明および図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。また、説明に必要な構成要素以外は、図示を省略する場合がある。また、図中に、説明の便宜上、互いに直交する二軸として、X軸及びY軸を図示する。各軸の方向を示す矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」といい、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」という。
(印刷システム)
図1は、画像処理装置10及び印刷装置20を含む印刷システム100を示す図である。画像処理装置10の機能、構成、および動作を説明するにあたり、まず印刷装置20から説明する。
(印刷装置)
本実施形態の印刷装置20は、インクを媒体22に向けて吐出することで媒体22上に画像を印刷するインクジェットプリンターである。また、印刷装置20は、インクを吐出するのと同様にして、前処理液を媒体22に向けて吐出して塗布する。媒体22は、画像が印刷される印刷用紙やフィルム等の記録媒体である。第1実施形態では、媒体22は、ポリ塩化ビニルで形成された非吸収性のシートである。
図1に示すように、印刷装置20は、液体を貯留する液体容器24が装着される。液体容器24には、前処理液とインクとが貯留される。
インクは、顔料や染料等の色材を含有する液体(カラーインク)である。例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、及びホワイト(W)の合計5色のインクが液体容器24に貯留される。なお、樹脂材料をインクに含有させることも可能である。
前処理液は、主に、媒体22上に吐出されるインクの展延を抑制し定着性を向上させるための液体(オプティマイザーインク)であり、インクと反応する凝集剤等の反応成分と水分または溶剤等の溶液成分とを含有する。前処理液内の凝集剤としては、例えば、硫酸マグネシウム等の多価金属塩が利用される。他方、インクに含まれる色材や樹脂材料は、前処理液には含有されない。なお、界面活性剤を前処理液に含有させることも可能である。
図1では液体容器24を便宜的に1個の要素として図示したが、前処理液と複数種のインクとを別体の液体容器24に貯留する構成や、複数種のインクの各々を別体の液体容器24に貯留する構成としてもよい。
印刷装置20は、制御部40、搬送機構32、移動機構34、及び印刷ヘッド36を含む印刷部を備える。制御部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の制御回路部と半導体メモリー等の記憶部とを含み(不図示)、画像処理装置10から受信する印刷データDに基づいて印刷装置20の各要素を統括的に制御する。制御部40は、記憶部に記憶されたプログラムをCPUが実行することで機能する。
搬送機構32は、制御部40に制御されて媒体22をY軸方向+側に搬送する。搬送機構32は、供給ローラー322と排出ローラー324と媒体保持部326とを備える。供給ローラー322および排出ローラー324は、各々に対向して配置された各々の従動ローラー(不図示)との間に媒体22を挟み込んで、媒体22をY軸方向+側に搬送する。媒体保持部326は、供給ローラー322と排出ローラー324とで搬送される媒体22が載置される平板状の構造体(プラテン)である。媒体22は、媒体保持部326の表面に沿って搬送される。なお、搬送機構32の構造は上述の例示に限定されず、媒体22をY軸方向+側またはY軸方向−側に搬送する任意の構成が採用され得る。
移動機構34は、制御部40に制御されて印刷ヘッド36をX軸方向に往復移動させる機構である。印刷ヘッド36が往復するX軸方向は、媒体22が搬送されるY軸方向に交差(典型的には直交)する方向である。移動機構34は、印刷ヘッド36を支持するキャリッジ342と、X軸方向に架設された無限軌道の搬送ベルト344とを備える。制御部40に制御されて搬送ベルト344が移動することで、キャリッジ342に支持された印刷ヘッド36がX軸方向に往復移動する。なお、移動機構34の構造は上述の例示に限定されず、印刷ヘッド36をX軸方向に往復移動させる任意の構成が採用され得る。また、液体容器24を印刷ヘッド36とともにキャリッジ342に搭載することも可能である。
印刷ヘッド36は、制御部40に制御されて、液体容器24から供給される前処理液およびインクを媒体22に向けて吐出する液体吐出機構である。搬送機構32による媒体22の搬送と移動機構34による印刷ヘッド36の往復移動とが行われるとともに、印刷ヘッド36が媒体22に前処理液およびインクを吐出することで、複数の画素が印刷されて媒体22上に所望の画像が形成される。
図2は、印刷ヘッド36のうち媒体保持部326との対向面(以下「吐出面」という)の平面図である。図2に示すように、印刷ヘッド36の吐出面には、第1ノズル列L1と複数の第2ノズル列L2とが、X軸方向に沿って相互に間隔をあけて設置される。第1ノズル列L1および各第2ノズル列L2は、Y軸方向に沿って直線状に配列された複数のノズルNの集合である。なお、第1ノズル列L1および各第2ノズル列L2の各々を複数列(例えば千鳥配列またはスタガー配列)とすることも可能である。
第1ノズル列L1は、液体容器24から供給される前処理液を媒体22に向けて吐出する複数のノズルNの集合である。他方、複数の第2ノズル列L2の各々は、液体容器24から供給されるインクを媒体22に向けて吐出する複数のノズルNの集合である。具体的には、図2に示すように、相異なる色(C,M,Y,K,W)のインクが各第2ノズル列L2のノズルNから吐出される。第1ノズル列L1の各ノズルNから吐出された前処理液(凝集剤)と第2ノズル列L2の各ノズルNから吐出されたインクとが、媒体22上で相互に反応することで、インクの展延や局所的な凝集が抑制されて印刷品質が向上する。1のノズルNが、媒体22上に印刷される画像の1の画素を形成する。
なお、第1ノズル列L1および複数の第2ノズル列L2の位置は上述の例示に限定されない。例えば、複数の第2ノズル列L2からみてY軸方向−側(媒体22の搬送の上流側)に第1ノズル列L1を配置することも可能である。
(画像処理装置)
画像処理装置10は、情報処理装置(PC等)であり、印刷される画像に対応する画像データに基づいて、印刷装置20に印刷させるための印刷データD(図1参照)を生成して、印刷装置20に出力する。
画像データは、例えば、GDI(Graphics Device Interface)に則ったフォーマットのデータであり、画像の二次元座標と対応する画素の色が、RGB(Red,Green,Blue)の多値(例えば、0〜255の256階調)で表現される。RGBで表現された画素の色は、例えば、色変換表(LUT:Look Up Table)に基づいて、印刷装置20のインク色であるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の4成分に変換されて、印刷データDに含まれる。印刷データDは、さらに、インク量、インクの種類やインク量に対応した前処理液の液量、及びそれらの吐出順序等を規定する情報を含む。ここで、LUTは、RGBで表現される画素データをCMYKで表現されるインクデータ及びインク量と前処理液の液量とに変換するための変換表である。
画像処理装置10は、図1に示すように、画像データ、プログラム、及びLUTを記憶する記憶部11、LUTに基づいて画像データを印刷に供する前処理液の液量とインクの種類及び液量とへ変換する色変換部12、及び色変換部12で変換された前処理液の液量とインクの種類及び液量とに基づいて印刷データDを生成する印刷データ生成部13を備える。画像処理装置10は、CPU及びASIC等(不図示)を備え、色変換部12及び印刷データ生成部13は、記憶部11に記憶されたプログラムに基づいてCPUが動作することによって実現される。記憶部11は、半導体メモリーまたはHDD(Hard Disk Drive)等で構成される。もちろん、色変換部12及び印刷データ生成部13は、例えば電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。
(画像処理装置の制御)
次に、図3A及び図3Bのフローチャートに基づいて、図4A、図4B、図5、及び図6を参照しつつ、画像処理装置10の制御(動作)について説明する。
図3A及び図3Bは、画像処理装置10を制御して、色変換部12及び印刷データ生成部13を実現するプログラムの概略フローチャートであり、図3A及び図3Bは、図中のA点で繋がる一連の処理を示す。図3A及び図3Bのフローチャートは、媒体22に第1画像を印刷した後、第2画像を積層して印刷し画像を形成する動作の一例を示す。
画像処理装置10の制御を説明するにあたり、まず、図4A、図4B、図5、及び図6について説明する。
図4Aは、第1画像を印刷するためにインクと前処理液とが吐出される画素を模式的に示す模式図である。図4Aにおいて、模式図61は、第1画像の一部分である画素a〜画素dの4つの画素において、カラーインクcol1が吐出される画素を示す。また、模式図71は、画素a〜画素dにおいて、前処理液op1が吐出される画素を示す。なお、画素a〜画素dの位置は、各々、印刷される画像における二次元座標に対応する。
本実施形態の第1画像では、模式図61に示すように、カラーインクcol1は、画素a及び画素dに吐出され、画素b及び画素cには吐出されない。前述した通り、前処理液はインクと反応させるものであるため、模式図71に示すように、カラーインクcol1が吐出される画素a及び画素dに前処理液op1が吐出される。一方、カラーインクcol1が吐出されない画素b及び画素cには、前処理液op1は吐出されない。
図4Bは、第2画像を印刷するためにインクと前処理液とが吐出される画素を模式的に示す模式図である。図4Bにおいて、模式図62は、第2画像の画素a〜画素dにおいて、カラーインクcol2が吐出される画素を示し、模式図72は、前処理液op2または前処理液op2’が吐出される画素を示す。前処理液op2’の液量は、前処理液op2から所定量が減算され補正された液量(補正前処理液量)である。
本実施形態の画像では、第2画像において、模式図62に示すように、カラーインクcol2は、画素a〜画素dのすべての画素に吐出される。そして、第1画像においてカラーインクcol1が吐出されなかった画素b及び画素cには、前処理液op2が吐出され、カラーインクcol1が吐出された画素a及び画素dには、前処理液op2’が吐出される。
なお、本実施形態においては、前処理液op1、前処理液op2’、及び前処理液op2は、同じ種類の前処理液であるが、吐出される液量が異なる。具体的には、前処理液op2>前処理液op1>前処理液op2’のように、前処理液op2が最も液量が多く、前処理液op2’ が最も液量が少ない。また、前処理液op1の液量、カラーインクcol1の種類、及びカラーインクcol1の液量の条件によっては、前処理液op2’の液量(補正前処理液量)が0(ゼロ)とされてもよい。
図5は、媒体22に印刷された画像のV−V線(図4A及び図4B参照)の位置における断面図である(詳細は、後述)。
図6は、印刷データDの一例である印刷データD1を示す図である。本実施形態では、印刷データD1は、各画素(a,b,c,d,・・・)に対応させて、インクの種類(色)、インクの液量、前処理液の液量、及びその吐出順序の情報を含むテーブルである。図6の例では、テーブルの列方向に並んだ画素(a,b,c,d,・・・)に対して、吐出される液体の種類とその液量とが行方向に記載される。さらに、行方向は、液体を吐出する順序を示す。つまり、印刷データD1は、印刷装置20に吐出させる液体の種類とその液量と順序とを示す手順書である。
具体的には、図6のテーブルは、吐出順序1で前処理液op1を吐出する処理が成されることを示す。つまり、前処理液op1として、画素aと画素dとに液量pの前処理液が吐出され、画素bと画素cとには何も吐出されないことを示す。続いて、吐出順序2でカラーインクcol1を吐出する処理が成されることを示す。つまり、カラーインクcol1として、画素aに液量qのマゼンタ(M)のインクが吐出され、画素bと画素cとには何も吐出されず、画素dに液量qのイエロー(Y)のインクが吐出されることを示す。
以下、同様に前処理液op2、前処理液op2’、及びカラーインクcol2を吐出する処理が成されることが示される。また、前処理液op2’ として、画素aと画素dとに吐出される液量(r−α1)は、液量rから所定量α1が減算され補正された液量(補正前処理液量)である。
次に、図3A及び図3Bのフローチャート沿って画像処理装置10の制御(動作)について説明する。図3A及び図3Bのフローチャートに示す制御は、記憶部11に記憶されたプログラムに基づいて動作する画像処理装置10が備えるCPUによって実行される。
図3Aに示すように、まず、第1画像に対応する第1画像データが記憶部11から取得される(ステップS01)。記憶部11には、あらかじめ記憶された画像データ、あるいは外部の装置(例えば、カメラ、スキャナー等)から取得した画像データ、あるいはその両方が記憶される。それらの画像データの中から、媒体22に最初に印刷される画像に対応する第1画像データが取得される。
次に、第1画像データから、印刷する画素(印刷画素)が特定される(ステップS02)。ここで、印刷画素とは、インクが吐出される画素を指す。記憶部11から取得された第1画像データは画像の二次元座標に対応する画素の情報を持つため、第1画像データに基づき、カラーインクcol1を吐出すべき印刷画素が特定される。本実施形態では、図4Aの模式図61に示すように、画素a及び画素dが印刷画素として特定される。
印刷画素(画素a及び画素d)が特定されると、カラーインクcol1が吐出される前に画素a及び画素dに吐出される前処理液op1の液量が決定される(ステップS03、第1変換ステップの一部:図4Aの模式図71参照)。第1画像データに基づくカラーインクcol1は媒体22に最初に吐出されるため、吐出される前処理液op1の液量は、媒体22上に直接第1画像データの1画素を印刷する場合の前処理液の液量(第1前処理液量)である。本実施形態では、第1前処理液量をあらかじめ設定された値「p」とする。なお、第1前処理液量pは、媒体22、カラーインクcol1の種類、及び前処理液op1の種類に対応して適切に設定される。
ステップS03で決定された第1前処理液量pは、印刷データD1としてのテーブル(以下、単に印刷データD1と称する)に、画素a及び画素dに対応して記入され記憶される(ステップS04、生成ステップの一部:図6の吐出順序1の行、op1)。
次に、第1画像データから、印刷画素(画素a及び画素d)に吐出するカラーインクcol1及び液量が決定される(ステップS05、第1変換ステップの一部:図4Aの模式図61参照)。具体的には、記憶部11に記憶されたLUTに基づき、各画素毎に第1画像データが持つRGBで表現された画素データがCMYKで表現されるインクデータと液量とに変換される。本実施形態においては、カラーインクcol1として、画素aに対してマゼンタ(M)及びその液量qと、画素dに対してイエロー(Y)及びその液量qと、が決定される。
ステップS05で決定されたマゼンタ(M)及びイエロー(Y)及び液量qは、印刷データD1に、画素a及び画素dに対応して記入され記憶される(ステップS06、生成ステップの一部:図6の吐出順序2の行、col1)。
次に、図3Bに示すように、第2画像に対応する第2画像データが記憶部11から取得される(ステップS07)。
続いて、ステップS02と同様にして、第2画像データから、印刷画素が特定される(ステップS08)。本実施形態においては、図4Bの模式図62で説明したように、画素a〜画素dのすべてにカラーインクcol2が吐出される。
ステップS08で第2画像データの印刷画素が特定されると、第2画像データの印刷画素とステップS02で特定された第1画像データの印刷画素との重なり(積層)をチェックする(ステップS09及びステップS10)。
第1画像データの印刷画素と第2画像データの印刷画素とが重ならない画素である場合(ステップS10のN)、第2画像データに基づくカラーインクcol2は媒体22に吐出されるため、吐出される前処理液op2の液量は、媒体22上に直接第2画像データの1画素を印刷する場合の前処理液の液量(第2前処理液量)に決定される(ステップS11、第1変換ステップの一部)。ここで、第2前処理液量をあらかじめ設定された値「r」とする。なお、第2前処理液量rは、媒体22、カラーインクcol2の種類、及び前処理液op2の種類に対応して適切に設定される。
本実施形態では、第1画像データの印刷画素と第2画像データの印刷画素とが重ならずにカラーインクcol2が吐出される画素は、画素b及び画素cである(図4Aの模式図61及び図4Bの模式図62参照)。
ステップS11で決定された第2前処理液量rは、印刷データD1に、画素b及び画素cに対応して記入され記憶される(ステップS12、生成ステップの一部:図6の吐出順序3の行、op2)。
一方、第1画像データの印刷画素と第2画像データの印刷画素とが重なる第1積層画素である場合(ステップS10のY)、第2画像データに基づくカラーインクcol2は、第1画像データに基づくカラーインクcol1上に吐出されるため、吐出される前処理液op2’の液量が、第2前処理液量rより少なくなるように決定される。具体的には、第2前処理液量rより所定量α1が減算された補正前処理液量(r−α1)に決定される(ステップS13、第2変換ステップ)。
これは、下記の理由から、塗布する前処理液op2’の液量が第2前処理液量rより少なくてよいからである。
(1)インク層(カラーインクcol1)の表面は、非吸収性の媒体22の表面に比べて、新たに吐出されたインク(カラーインクcol2)が展延する程度が小さい。
(2)カラーインクcol1を定着させるために塗布された前処理液op1(第1前処理液量)が多い場合、前処理液op1がカラーインクcol1層を介してカラーインクcol2の定着性に寄与することがある。
(3)カラーインクcol2を定着させるためにカラーインクcol1上に塗布された前処理液op2’が、カラーインクcol1の定着性に寄与することがある。
以上のことから、所定量(所定量α1)が、第1前処理液量p及びインク(カラーインクcol1)の種類及び当該インクの液量の内の少なくとも一つに基づいて設定されることによって、前処理液op2’は、適切な補正前処理液量(r−α1)に決定される。なお、本実施形態においては、第1積層画素は、画素a及び画素dである(図4Aの模式図61及び図4Bの模式図62参照)。
また、主に上記(1)の理由から、所定量α1を第2前処理液量rと同値に設定して、カラーインクcol1上に塗布される補正前処理液量を0(ゼロ)とすることもできる。その結果、第1積層画素を印刷するための前処理液の液量が第1前処理液量pと等しくなり、第1積層画素の印刷において最大の前処理液の節約となる。
ステップS13で決定された補正前処理液量(r−α1)は、印刷データD1に、画素a及び画素dに対応して記入され記憶される(ステップS14、生成ステップの一部:図6の吐出順序4の行、op2’)。
次に、第2画像データから、印刷画素(画素a〜画素d)に吐出するカラーインクcol2及び液量が決定される(ステップS15、図4Bの模式図62参照)。具体的には、ステップS05と同様にして、第2画像データが持つ画素a〜画素dの画素データが、カラーインクcol2としてのホワイト(W)及びその液量sに変換されて決定される。
ステップS15で決定されたホワイト(W)及び液量sは、印刷データD1に、画素a〜画素dに対応して記入され記憶される(ステップS16、図6の吐出順序5の行、col2)。
上述の通り、ステップS03及びステップS05は、第1画像データを印刷に供する前処理液op1の液量とカラーインクcol1の種類及び液量とへ変換する。そして、ステップS11、ステップS13、及びステップS15は、第2画像データを印刷に供する前処理液op2及びop2’の液量とカラーインクcol2の種類及び液量とへ変換する。したがって、ステップS03、ステップS05、ステップS11、ステップS13、及びステップS15は、画像データを印刷に供する前処理液の液量とインクの種類及び液量とへ変換する色変換部12(第1変換ステップ)を成す。そして、特にステップS13は、第1画像データの印刷画素と第2画像データの印刷画素とが重なる第1積層画素を印刷する前処理液の液量が、第1前処理液量pと第2前処理液量rとの合計値よりも少なくなるように、補正前処理液量(r−α1)を決定して変換する色変換部12(第2変換ステップ)を成す。
ステップS04及びステップS06は、第1画像データを印刷に供する前処理液op1の液量とカラーインクcol1の種類及び液量とに基づいて印刷データD1を生成する。そして、ステップS12、ステップS14、及びステップS16は、第2画像データを印刷に供する前処理液op2及びop2’の液量とカラーインクcol2の種類及び液量とに基づいて印刷データD1を生成する。したがって、ステップS04、ステップS06、ステップS12、ステップS14、及びステップS16は、前処理液の液量とインクの種類及び液量とに基づいて印刷データD1を生成する印刷データ生成部13(生成ステップ)を成す。
以上説明した画像処理装置10の動作によって図6に示す印刷データD1が生成され、印刷装置20は、印刷データD1を受信して、印刷データD1の記載に基づいて各画素に前処理液及びインクを吐出して画像を印刷する。つまり、印刷された画像は、まず、模式図71で示す画素に前処理液op1が吐出され、続いて模式図61で示す画素にカラーインクcol1が吐出され、模式図72で示す画素に前処理液op2または前処理液op2’が吐出され、続いて模式図62で示す画素にカラーインクcol2が吐出されて形成される。
その結果、図5に示すように、画素aにおいては、前処理液op1、カラーインクcol1、前処理液op2’、及びカラーインクcol2の順に積層された画像となり、画素bにおいては、前処理液op2及びカラーインクcol2の順に積層された画像となる。また、図示はしないが、画素cには、画素bと同様に前処理液op2及びカラーインクcol2が積層され、画素dには、画素aと同様に前処理液op1、カラーインクcol1、前処理液op2’、及びカラーインクcol2が積層される。なお、前述の通り、前処理液op2’の液量が0(ゼロ)とされた場合は、図5に示す前処理液op2’の層が無くなって、カラーインクcol1とカラーインクcol2とが直接積層される。
(作用効果)
上述のように、第1実施形態によれば、カラーインクcol1とカラーインクcol2とが積層する画素に対して、カラーインクcol1上に吐出する前処理液の液量を所定量α1減らす処理を行う。したがって、カラーインクcol2の定着ために使用される前処理液の液量を削減でき、前処理液を節約できる。
さらに、カラーインクcol1の定着ために使用された前処理液の液量、カラーインクcol1の種類、カラーインクcol1の液量に応じて設定された所定量α1が削減されるため、適切な前処理液の削減量が決定されて前処理液が節約されるとともに、インクの定着性及び発色性のよい画像を媒体22に形成することができる。
また、カラーインクcol1上に吐出されたカラーインクcol2の展延が、媒体22に形成される画像に対して無視できる程度に小さい場合は、カラーインクcol1上に吐出される前処理液の液量(補正前処理液量)を0(ゼロ)とすることもできる。その結果、第1積層画素印刷するための前処理液の液量が第1前処理液量pと等しくなり、第1積層画素の印刷において、最大の前処理液の節約が成される。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態として、他の形態の積層画素を印刷するために画像処理装置10が生成する印刷データDについて、図7A、図7B、図7C、及び図8を参照して説明する。第2実施形態では、媒体22に第1画像を印刷した後、第2画像を積層して印刷し、さらに第3画像を積層して印刷し画像を形成する印刷データDを生成する例を示す。なお、第1画像の1画素及び第2画像の1画素の少なくとも一方と第3画像の1画素とが積層される画素を第2積層画素と称する。
図7Aは、第1画像を印刷するためにインクと前処理液とが吐出される画素を模式的に示す模式図である。図7Aにおいて、模式図81は、図4Aの模式図61と同様に、画素a及び画素dにカラーインクcol1が吐出されることを示す。また、模式図91は、画素a及び画素dに前処理液op1が吐出されることを示す。
図7Bは、第2画像を印刷するためにインクと前処理液とが吐出される画素を模式的に示す模式図である。図7Bにおいて、模式図82は、画素a、画素c、及び画素dにカラーインクcol2が吐出されることを示す。また、模式図92は、画素a及び画素dに前処理液op2’が吐出され、画素cに前処理液op2が吐出されることを示す。
図7Cは、第3画像を印刷するためにインクと前処理液とが吐出される画素を模式的に示す模式図である。図7cにおいて、模式図83は、画素b及び画素dにカラーインクcol3が吐出されることを示す。また、模式図93は、画素bに前処理液op3が吐出され、画素dに前処理液op3’が吐出されることを示す。
図8は、印刷データDの一例である印刷データD2を示す図である。
第1実施形態と同様に、画像処理装置10の色変換部12は、第1画像に対応する第1画像データ(図7A参照)を印刷に供する前処理液の液量とインクの種類及び液量とへ変換する。印刷データ生成部13は、変換された前処理液の液量とインクの種類及び液量を印刷データD2としてのテーブルに記入して記憶する。
具体的には、印刷データD2(図8参照)の吐出順序1の行(op1)に、カラーインクcol1が吐出される画素a及び画素dに対応して、第1前処理液量pが記入され記憶される。第1前処理液量pは、媒体22上に直接第1画像データの1画素を印刷する場合の前処理液の液量である。印刷データD2の吐出順序2の行(col1)には、変換後のカラーインクcol1及びその液量として、画素aに対して液量qのマゼンタ(M)及び画素dに対して液量qのイエロー(Y)が記入され記憶される。
次に、色変換部12は、第2画像に対応する第2画像データ(図7B参照)を印刷に供する前処理液op2、前処理液op2’、及びカラーインクcol2に変換する。
本実施形態では図7Bに示すように、画素cは、第1画像データによる印刷画素が無いのでカラーインクcol2が媒体22に直接吐出される。そのため、印刷データD2の吐出順序3の行(op2)に、第2前処理液量rが記入され記憶される。第2前処理液量rは、媒体22上に直接第2画像データの1画素を印刷する場合の前処理液の液量である。
画素a及び画素dは、第1画像データがすでに印刷されている第1積層画素であるため、第1実施形態と同様に、吐出される前処理液の液量は、第2前処理液量rより所定量α1が減算された補正前処理液量(r−α1)に決定されて、印刷データD2の吐出順序4の行(op2’)に記入され記憶される。
続いて、色変換部12による変換後のカラーインクcol2及びその液量として、画素a、画素c、及び画素dに対して、液量sのホワイト(W)が決定されて、印刷データD2の吐出順序5の行(col2)に記入され記憶される。
次に、色変換部12は、第3画像に対応する第3画像データ(図7C参照)を印刷に供する前処理液op3、前処理液op3’、及びカラーインクcol3に変換する。本実施形態では図7Cに示すように、画素b及び画素dにカラーインクcol3が吐出される。
画素bは、第1画像データによる印刷画素及び第2画像データによる印刷画素が無いのでカラーインクcol3は直接媒体22に吐出される。そのため、印刷データD2の吐出順序6の行(op3)に、第3前処理液量tが記入され記憶される。第3前処理液量tは、媒体22上に直接第3画像データの1画素を印刷する場合の前処理液の液量である。
画素dは、第1画像データ及び第2画像データがすでに印刷されている第2積層画素であるため、吐出される前処理液の液量は、第3前処理液量tより所定量α2が減算された補正前処理液量(t−α2)に決定されて、印刷データD2の吐出順序7の行(op3’)に記入され記憶される。
ここで、所定量α2は、前述の所定量α1と同様に下層のインクの定着のために使用された前処理液の液量及び下層のインクの種類及び当該インクの液量の内の少なくとも一つに基づいて設定される。具体的には、例えば、所定量α2を第1前処理液量pと設定することによって、第2積層画素を印刷する前処理液の液量が合計で、(p+(r−α1)+(t−p))=(t+r−α1)となって、第2前処理液量rと第3前処理液量tとの合計値よりも少なくできる。
次に、第3画像データから、印刷画素(画素b及び画素d)に吐出するカラーインクcol3及び液量が決定される。具体的には、ステップS05と同様にして、第3画像データが持つ画素bの画素データが、カラーインクcol3としてのシアン(C)及びその液量qに変換され、画素dの画素データが、ブラック(K)及びその液量qに変換されて決定され、印刷データD2の吐出順序8の行(col3)に記入され記憶される。
以上の動作によって、画像処理装置10は、図8に示す印刷データD2を生成する。印刷装置20は、印刷データD2を受信して、印刷データD2の記載に基づいて各画素に前処理液及びインクを吐出し、第1画像、第2画像、及び第3画像を順次印刷する。
(作用効果)
上述のように、第2実施形態によれば、第1画像の1画素及び第2画像の1画素の少なくとも一方と第3画像の1画素とが積層される第2積層画素を印刷する場合、前処理液の液量は、第1前処理液量と第3前処理液量との合計値あるいは第2前処理液量と第3前処理液量との合計値よりも少なくする印刷データD2を生成する画像処理装置10が提供できる。その結果、前処理液が節約される。
また、カラーインクcol1上に吐出されたカラーインクcol2の展延が、媒体22に形成される画像に対して無視できる程度に小さい場合は、カラーインクcol1上に吐出される補正前処理液量(r−α1)を0(ゼロ)とすることができる。さらに、カラーインクcol1上またはカラーインクcol2上に吐出されたカラーインクcol3の展延が、媒体22に形成される画像に対して無視できる程度に小さい場合は、カラーインクcol1上またはカラーインクcol2上に吐出される補正前処理液量(t−α2)を0(ゼロ)とすることができる。その結果、第2積層画素の印刷において、最大の前処理液の節約が成される。
(変形例)
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、例えば下記のように、さまざまな変形が可能である。
(変形例1)
前述の実施形態において、画像処理装置10と印刷装置20とは別体であるとして説明したが、これに限られず、画像処理装置10が印刷装置20に組み込まれてもよい。これによれば、PC等の外部装置を必要とせず、画像を積層して印刷する場合に、印刷に供する前処理液の液量を削減して節約し、かつインクの定着性及び発色性のよい画像を媒体上に形成する印刷装置20を提供できる。
(変形例2)
前述の実施形態では、使用される前処理液は1種類として説明したため、色変換部12は、印刷画素に対応する前処理液の液量だけを決定したが、これに限られない。印刷装置20が複数種類の前処理液を持つ場合、色変換部12は、その中から、吐出するインクに最適な前処理液とその液量とを決定するようにしてもよい。これによれば、よりインクの定着性及び発色性のよい画像を媒体22に形成することができる。なお、この場合は、印刷ヘッド36の吐出面(図2参照)には、前処理液の種類の数に対応して複数の第1ノズ列が配置されることが好ましい。
(変形例3)
前述の実施形態では、第1積層画素においても第2積層画素においても、補正される前処理液量を上層のインクのために塗布される前処理液量として説明したが、下層のインクの液量および上層のインクのために塗布される前処理液量に応じて、下層のインクのために塗布される前処理液量が補正されてもよい。これにより、前処理液量に対する補正の自由度が増す。
なお、本発明は、前述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、実施形態や変形例中の技術的特徴は、前述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、前述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…画像処理装置、11…記憶部、12…色変換部、13…印刷データ生成部、20…印刷装置、22…媒体、24…液体容器、32…搬送機構、34…移動機構、36…印刷ヘッド、40…制御部、100…印刷システム、322…供給ローラー、324…排出ローラー、326…媒体保持部、342…キャリッジ、344…搬送ベルト、D,D1,D2…印刷データ、L1…第1ノズル列、L2…第2ノズル列。

Claims (8)

  1. 媒体に向けて前処理液及びインクを吐出して画像を印刷する印刷装置へ出力する印刷データを生成する画像処理装置であって、
    前記画像に対応する画像データを、前記画像を印刷する前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とへ変換する色変換部と、
    前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とに基づいて前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、を備え、
    前記色変換部は、前記媒体上に第1画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第1前処理液量とし、前記媒体上に第2画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第2前処理液量とした時、前記第1画像の1画素と前記第2画像の1画素とが積層される第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と前記第2前処理液量との合計値よりも少なくなるように変換することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1積層画素は、前記第1画像の1画素上に前記第2画像の1画素が積層される場合、
    前記色変換部は、前記第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と前記第2前処理液量から所定量が減算された補正前処理液量との合計値となるように変換する画像処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記所定量は、前記第1前処理液量及び前記第1積層画素における前記第1画像の1画素を印刷する前記インクの種類及び当該インクの液量の内の少なくとも一つに基づいて設定される画像処理装置。
  4. 請求項2または3において、
    前記印刷データ生成部は、前記第1積層画素に対して、前記第1前処理液量、前記第1画像の1画素を印刷する前記インクの液量、前記補正前処理液量、及び前記第2画像の1画素を印刷する前記インクの液量を吐出する順序を含む前記印刷データを生成する画像処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項において、
    前記色変換部は、前記第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と等しくなるように変換する画像処理装置。
  6. 請求項1において、
    前記第1画像及び前記第2画像の少なくとも一方に積層して印刷される第3画像がある場合、
    前記媒体上に前記第3画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第3前処理液量とした時、
    前記色変換部は、前記第1画像の1画素及び前記第2画像の1画素の少なくとも一方と前記第3画像の1画素とが積層される第2積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量及び前記第2前処理液量の少なくとも一方と前記第3前処理液量との合計値よりも少なくなるように変換する画像処理装置。
  7. 印刷データに基づき印刷を行う印刷部を備え、
    前記印刷部が、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像処理装置が生成する前記印刷データに基づき印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
  8. 媒体に向けて前処理液及びインクを吐出して画像を印刷させる印刷データを生成する画像処理装置を制御するプログラムであって、
    前記画像に対応する画像データを、前記画像を印刷する前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とへ変換する第1変換ステップと、
    前記前処理液の液量と前記インクの種類及び液量とに基づいて前記印刷データを生成する生成ステップと、
    前記第1変換ステップにおいて、前記媒体上に第1画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第1前処理液量とし、前記媒体上に第2画像の1画素を印刷する前記前処理液の液量を第2前処理液量とした時、前記第1画像の1画素と前記第2画像の1画素とが積層される第1積層画素を印刷する前記前処理液の液量が、前記第1前処理液量と前記第2前処理液量との合計値よりも少なくなるように変換する第2変換ステップと、を含むことを特徴とするプログラム。
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