JP2019077142A - 印刷装置、印刷方法および印刷制御装置 - Google Patents
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当該構成によれば、印刷装置におけるインク残量に応じた最適な吐出制限値を用いて、インク記録率が吐出制限値を超えるか否か、つまり使用ノズル範囲を決定(使用ノズルを制限)すべきか否かを判断することができる。
当該構成によれば、前記両端部のノズルを避けて使用ノズル範囲を決定することにより、印刷結果の品質をより高めることができる。
当該構成によれば、印刷ヘッドの1回の走査(パス)で印刷可能な領域内のインク記録率と吐出制限値との比較に応じて、当該領域を、制限された使用ノズルで印刷するか否かを分岐することができる。
当該構成によれば、疑似バンド印刷を行う場合に、疑似バンド領域内のパス毎のインク記録率と吐出制限値とに基づいて、疑似バンド印刷するための適切なノズル数と搬送量とを決定することができる。
当該構成によれば、使用ノズル範囲に応じて決定した前記搬送量を、当該使用ノズル範囲のノズル数に応じて補正することで、使用ノズル範囲のノズル数に応じたドットの広がりまで考慮した最適な搬送を行うことができる。
当該構成によれば、できるだけ異常ノズルを含まない使用ノズル範囲を決定することにより、印刷結果の品質劣化を防ぐことができる。
図1は、本実施形態にかかる装置構成を簡易的に示している。印刷制御装置10は、例えば、制御部11、表示部16、操作受付部17、通信インターフェイス(IF)18等を備える。印刷制御装置10は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や、PCと同程度の処理能力を有する情報処理装置によって実現される。また、本実施形態にかかる制御部11を実現可能なハードウェアを印刷制御装置と呼んでもよい。
搬送部27は、知られているように、印刷媒体Pを搬送するためのローラーや、ローラーを回転させるためのモーターやギア輪列等を適宜有し、印刷媒体Pを主走査方向D1と交差する搬送方向D2に沿って搬送する。ここでいう交差とは、基本的には直交であるが、方向D1,D2は、例えば製品としての印刷部20における種々の誤差により、厳密には直交していないこともある。搬送方向D2を副走査方向とも呼ぶ。また、詳しい説明は省略するが、印刷部20は、搬送部27が有するローラー等の回転量や回転方向を検出するエンコーダーや、印刷媒体Pの端部の通過を検出するセンサーを適宜備え、これらエンコーダーの出力やセンサーの出力に基づいて、搬送中の印刷媒体Pの現在位置を把握可能である。
また、ヘッド駆動部28は、インクの吐出に異常を有するノズル23(異常ノズル)を検出するための異常検出部28aを有している。
図4は、制御部11がプログラムAに従って実行する処理をフローチャートにより示している。
制御部11(画像データ取得部12)は、印刷対象を表現する画像データを取得する(ステップS100)。印刷対象とは、例えば、文字、写真、CG、あるいはそれらの組み合わせ等である。例えば、ユーザーが操作受付部17を操作することにより画像データが選択される。画像データ取得部12は、当該選択された画像データを記憶元から取得する。画像データの記憶元は、例えば、印刷制御装置10に内蔵された記憶媒体あるいは印刷制御装置10に対して外部から接続された記憶媒体等、様々である。画像データ取得部12は、取得した画像データを次のステップS110へ受け渡す。
ステップS131では、印刷制御部15は、対象色の1ページ分のHTデータの所定領域内のインク記録率を算出する。この場合、印刷制御部15は、記録方法に応じた領域を、HTデータのページ先頭側に設定する。ここでは、記録方法として、いわゆるバンド印刷が設定されていると想定して説明を行う。
先ず、吐出制限値に対応するノズル数N´を以下のように求める。
N´=N×THd
THdは、ステップS132で取得した吐出制限値(Duty制限値)である。ただし、N×THdの小数点以下は切り捨てる。例えば、N=11、THd=80/100、つまり吐出制限値が80%であるとき、N×THd=8.8であるため、N´=8とする。言うまでもなく、実際のインクジェットプリンターにおけるNは、11よりも遥かに多い数である。
NL1={N×(1−THd)}/2
NL2=NL1
つまり、下流側の不使用ノズル数NL1と上流側の不使用ノズル数NL2は均等な数とする。ただし、{N×(1−THd)}/2の小数点以下は切り捨てる。{N×(1−THd)}/2の小数点以下を切り捨てたときは、NL1,NL2のいずれか一方に1を加える。例えば、N=11、THd=80/100、つまり吐出制限値が80%であるとき、{N×(1−THd)}/2=1.1であるため、NL1=2、NL2=1とする。
F´=F×THd
ただし、F×THdの小数点以下は切り捨てる。例えば、F=11、THd=80/100、つまり吐出制限値が80%であるとき、F×THd=8.8であるため、F´=8とする。THd(吐出制限値)は、ステップS135で使用ノズル範囲を決定した際に用いたパラメーターであるため、前記のように算出される搬送量F´は、使用ノズル範囲に応じた搬送量と言うことができる。
このようなステップS132〜S136をプログラムAに従って実行する点で、制御部11は、インク記録率が所定の吐出制限値を超える場合に、複数のノズルのうち吐出制限値に対応するノズル数以下のノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定し、当該決定した使用ノズル範囲に応じた搬送量を決定する決定部(印刷制御部15)に該当すると言える。
このようなステップS137をプログラムAに従って実行する点で、制御部11は、決定された搬送量による印刷媒体Pの搬送、および、決定された使用ノズル範囲のノズル23による所定領域内の画像データに基づくインク吐出を印刷部20に指示する(印刷部20に実行させる)駆動制御部(印刷制御部15)に該当すると言える。
図6は、対象色のノズル列24を構成するノズル23と、対象色のHTデータ(HTD)の一部を構成する画素との割り当ての関係性を説明するための図である。図6では「使用ノズル制限無し」の場合(ステップS133において“No”→S134→S137の処理が繰り返される場合)の前記割り当ての関係性と、「使用ノズル制限有り」の場合(ステップS133において“Yes”→S135→S136→S137の処理が繰り返される場合)の前記割り当ての関係性とを、並べて示している。
「使用ノズル制限無し」の場合、ノズル列24の全てのノズル23にラスターデータが割り当てられ、ステップS131で設定された所定領域(バンド領域)の全てが1回のパスで印刷されることが判る。また、1番目のパスの実行前の搬送(頭出し)のために印刷制御部15が搬送部27へ指示する搬送量は、HF(図3参照)であり、1番目のパスの実行後、2番目、3番目…の各パスの実行前の搬送(紙送り)のために搬送部27へ指示する搬送量は、F(標準の搬送量)である。図6の例においても、搬送量Fは、上述の具体例と同じく11となる。
「使用ノズル制限有り」の場合、ノズル列24のノズル23のうち、ステップS135で決定された使用ノズル範囲のノズル23に限ってラスターデータが割り当てられる。図6では、使用ノズル範囲に含まれないノズル23をグレー色で判り易く示している。図6の例においても、ステップS135で決定された使用ノズル範囲は、ノズル番号♯1,♯2,♯11のノズル23を除いたノズル番号♯3〜♯10の連続する8個のノズル23としている。このように使用ノズルが制限されるため、ステップS131で設定された所定領域(バンド領域)の全てを1回のパスで印刷することはできず、当該所定領域のうち当該パスで印刷されなかった残りのラスターデータは、次のパスで印刷される。また、1番目のパスの実行前の搬送(頭出し)のために印刷制御部15が搬送部27へ指示する搬送量は、HF´であり、1番目のパスの実行後、2番目、3番目…の各パスの実行前の搬送(紙送り)のために搬送部27へ指示する搬送量は、F´である。図6の例においても、搬送量F´は、上述の具体例と同じく8となる。なお、搬送量HF´は、使用ノズル制限が無い場合の頭出しの搬送量HFから、下流側の不使用ノズル数NL1に対応する搬送方向D2の距離を引いた距離である。
図7は、対象色のHTデータ(HTD)が図5のフローチャートによってどのように処理されていくのかを例示する図である。
図8は、図7の内容を反映させたノズル23とHTDの画素との割り当ての関係性を説明する図である。図8の基本的な見方は、図6と同様である。
このように本実施形態によれば、印刷装置1または印刷制御装置10は、搬送方向D2に沿った印刷媒体Pの搬送と、複数のノズル23を有する印刷ヘッド21の主走査方向D1に沿った走査(パス)とを実行して印刷を実現する。そして、制御部11(印刷制御部15)は、画像データに基づいて画像の所定領域内のインク記録率を算出する算出部と、インク記録率が所定の吐出制限値を超える場合に、複数のノズルのうち吐出制限値に対応するノズル数以下のノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定し、決定した使用ノズル範囲に応じた搬送の搬送量を決定する決定部と、決定した搬送量による印刷媒体Pの搬送、および、決定した使用ノズル範囲のノズルによる前記所定領域内の画像データに基づくインク吐出を実行させる駆動制御部として機能する。
本発明は上述の実施形態に限られず、例えば以下に説明するような種々の変形例を含み得る。上述の実施形態や各変形例の組み合わせも、本明細書の開示範囲に含まれる。
制御部11(印刷制御部15)は、ステップS131において、所定領域内のインク記録率を算出する際、所定領域内の局所領域Tのインク記録率を算出してもよい。図7の上段には、バンド領域BD1内の局所領域Tを、2点鎖線で例示している。局所領域Tは、搬送方向D2に対応する幅はバンド領域BD1の幅と等しく、主走査方向D1に対応する幅は、数画素、例えば、1、2画素程度の幅の領域である。印刷制御部15は、バンド領域BD1内に、ラスターデータの長手方向に沿って順に局所領域Tを設定していき、局所領域T毎のインク記録率(局所領域T内の画素数に対する、局所領域T内のドットオンの画素数の比率)を求める。そして、局所領域T毎のインク記録率のうち最も高いインク記録率を、現在のステップS131で設定した所定領域のインク記録率とし、ステップS133で吐出制限値と比較する。このような変形例によれば、ノズル列24のN個のノズル23全てを使用可能とし(使用ノズルを制限しないで)、所定領域(バンド領域)を1回のパスで印刷しようとしたとき、当該所定領域内に局所的に濃度が高い領域が存在したために、ノズル列24のインク吐出能力(吐出制限値)を瞬間的に超えるような各ノズル23の駆動が行われることを、回避できる。
搬送方向D2に沿って並ぶ複数のノズル23から同時にドットを吐出したとき、飛翔中の各ドットが生じさせる気流の影響等を受けて、当該複数のノズル23から吐出された各ドットの着弾位置は、搬送方向D2に沿って両側に広がる傾向が見られる。このような着弾位置の広がり(搬送方向D2におけるずれ)は、ノズル列24の端のノズル23ほど顕著化する。そのため、搬送部27は、このような印刷媒体P上でのドットの着弾位置の搬送方向D2に沿った広がりを考慮して補正された搬送量で印刷媒体Pを搬送している。例えば、上述したように搬送量(紙送り量)を前記Fとした場合、印刷制御部15は、搬送部27に印刷媒体Pを搬送量Fの分だけ厳密に搬送させるのではなく、搬送量Fを所定の係数で補正し、搬送量Fよりもやや多い補正後の搬送量で印刷媒体Pを搬送させる。これにより、ドットの着弾位置の搬送方向D2に沿った広がりが存在する状況で、印刷品質が安定する。
異常検出部28a(図1)は、インクの吐出に異常を有する異常ノズルを検出する。異常検出部28aは、例えば、印刷部20が有する、図示しない半導体メモリーにノズル情報を記憶する。ノズル情報は、ノズル23毎の吐出異常の有無が記述された情報である。ノズル情報は、ノズル23毎の吐出異常の有無が直接あるいは間接的に判る情報であれば良い。本実施形態ではノズル情報を生成するための工程は特に問わず、ノズル23の吐出異常を判定、検出するためのあらゆる公知技術を採用可能である。例えば、異常検出部28aは、特開2013‐126776号公報に開示されている手法を利用してノズル23毎に吐出異常の有無を判定し、その結果をノズル情報とする。具体的には、前記駆動信号の印加による圧電素子の変形に伴って撓むいわゆる振動板等の残留振動の波形(周期等)を計測することにより、ノズル23からインクの吐出が正常に行われたか吐出異常が在ったかを判定する。あるいは、印刷ヘッド21の各ノズル23からインクを吐出させて印刷したテストパターンにおけるドット抜けの有無を人為的あるいは自動的に評価することにより、ノズル23毎の吐出異常の有無を判定し、当該判定結果をノズル情報として書き込むとしてもよい。
これまでは、記録方法として主にバンド印刷が採用されることを想定して説明を行ったが、印刷部20が実行可能な記録方法は、バンド印刷に限定されず多岐に渡る。記録方法の一例として、疑似バンド印刷が採用されてもよい。疑似バンド印刷(あるいは、マイクロフィード印刷)自体は公知であるため、詳しい説明は省くが、概略、パスとパスとの間にノズル列24のノズルピッチよりも短い距離による印刷媒体Pの微小送りを実行することにより複数回のパスで疑似バンド領域を印刷し、疑似バンド領域の印刷前後に微小送りよりも長い搬送量による搬送(頭出し又は紙送り)を行うモードである。
「使用ノズル制限無し」の場合、ノズル列24の全てのノズル23に疑似バンド領域BD´における先行のパスに対応する(奇数番目の)ラスターデータが割り当てられ、かつノズル列24の全てのノズル23に疑似バンド領域BD´における後行のパスに対応する(偶数番目の)のラスターデータが割り当てられる。その結果、ステップS131で設定された所定領域(疑似バンド領域)の全てが、微小送りを間に挟む先行および後行の2回のパスで印刷されることが判る。また、1番目のパスの実行前の搬送(頭出し)のために印刷制御部15が搬送部27へ指示する搬送量は、HF(図3参照)であり、1番目のパスの実行後、2番目のパスの実行前の微小送りのために搬送部27へ指示する搬送量は、Np/2である。また、2番目のパスの実行後、3番目のパスの実行前の搬送(紙送り)のために搬送部27へ指示する搬送量は、F(標準の搬送量)である。ただし、当該変形例における標準の搬送量Fは、ノズル数(N−1)に対応する搬送方向D2の距離にNp/2を加えた距離である。
「使用ノズル制限有り」の場合、ノズル列24のノズル23のうち、ステップS135で決定された使用ノズル範囲のノズル23に限ってラスターデータが割り当てられる。図9では、使用ノズル範囲に含まれないノズル23をグレー色で判り易く示している。図9の例においは、ステップS135で決定された使用ノズル範囲は、ノズル番号♯1,♯2,♯8のノズル23を除いたノズル番号♯3〜♯7の連続する5個のノズル23としている。このように使用ノズルが制限されるため、ステップS131で設定された所定領域(疑似バンド領域BD´)の全てを、微小送りを間に挟む先行および後行の2回のパスで印刷することはできず、当該所定領域のうち当該2回のパスで印刷されなかった残りのラスターデータは、次の疑似バンド領域BD´の一部とされ、次回以降のパスで印刷される。また、1番目のパスの実行前の搬送(頭出し)のために印刷制御部15が搬送部27へ指示する搬送量は、HF´であり、1番目のパスの実行後、2番目のパスの実行前の微小送りのために搬送部27へ指示する搬送量は、Np/2である。搬送量HF´は、これまでの実施形態と同様である。また、2番目のパスの実行後、3番目のパスの実行前の搬送(紙送り)のために搬送部27へ指示する搬送量は、F´(ステップS136で決定された搬送量)である。ただし、当該変形例における搬送量F´は、ステップS135で決定された使用ノズル範囲のノズル数(図9の例では、5)から1を引いたノズル数に対応する搬送方向D2の距離にNp/2を加えた距離である。
画像データにおける所定領域内のインク記録率は、これまで説明したような、HTデータにおけるドットオンの画素の比率によって算出するとは限らない。例えば、制御部11は、色変換処理後の画像データ(CMYKデータ)に基づいて、所定領域内において単位面積あたりに吐出されるインク量(階調値)の平均値を求め、この平均値をインク記録率として扱ってもよい。
これまでにノズル24列を構成する全てのノズル23と言った場合であっても、厳密に全てのノズルを指すとは限らない。例えば、ノズル列は、上流側や下流側に、通常はインク吐出に使用されない予備ノズル等と呼ばれるノズルを有していることがある。このような場合に本実施形態を適用すると、予備ノズルを除いたノズルを、ノズル列24を構成する全てのノズル23と呼び、予備ノズルを除いたノズル23の中で、必要に応じて使用ノズルを制限することになる。
Claims (9)
- 搬送方向に沿った印刷媒体の搬送と、インクを吐出可能な複数のノズルを有する印刷ヘッドの前記搬送方向に交差する主走査方向に沿った走査とを実行して印刷する印刷装置であって、
画像データに基づいて画像の所定領域内のインク記録率を算出する算出部と、
前記算出されたインク記録率が所定の吐出制限値を超える場合に、前記複数のノズルのうち前記吐出制限値に対応するノズル数以下のノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定し、当該決定した使用ノズル範囲に応じた前記搬送の搬送量を決定する決定部と、
前記決定された搬送量による前記搬送、および、前記決定された使用ノズル範囲のノズルによる前記所定領域内の画像データに基づくインク吐出を実行させる駆動制御部と、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記決定部は、前記印刷装置におけるインク残量に応じた前記吐出制限値を取得し、当該取得した吐出制限値と前記インク記録率とを比較することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記決定部は、前記複数のノズルのうちノズルが並ぶ方向の両端部のノズル以外であり且つ前記吐出制限値に対応するノズル数以下のノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
- 前記所定領域は、前記画像データにおける1回の前記走査で印刷可能な領域であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷装置。
- 前記走査と走査との間に前記搬送方向における前記ノズル同士の間隔であるノズルピッチよりも短い距離による前記印刷媒体の微小送りを実行することにより複数回の前記走査で疑似バンド領域を印刷し、前記疑似バンド領域の印刷前後に前記微小送りよりも長い搬送量による前記搬送を行う疑似バンド印刷を実行するに際し、
前記算出部は、前記画像データにおける1つの疑似バンド領域内の前記走査毎に対応するインク記録率を算出し、
前記決定部は、前記走査毎に対応するインク記録率のうち最も高いインク記録率が前記吐出制限値を超える場合に、前記複数のノズルのうち前記吐出制限値に対応するノズル数以下のノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定し、当該決定した使用ノズル範囲に応じた前記搬送量を決定し、
前記駆動制御部は、前記決定された搬送量による前記搬送、および、前記決定された使用ノズル範囲のノズルによる前記1つの疑似バンド領域内の画像データに基づくインク吐出を実行させる、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷装置。 - 前記決定部は、前記決定した使用ノズル範囲に応じて決定した前記搬送量を、前記決定した使用ノズル範囲のノズル数に応じて補正し、
前記駆動制御部は、前記補正された搬送量による前記搬送を実行させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の印刷装置。 - インクの吐出に異常を有する異常ノズルを検出する異常検出部を備え、
前記決定部は、前記異常ノズルが検出された場合に、前記吐出制限値に対応するノズル数以下のノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定する際、含まれる前記異常ノズルの数が最少となるノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の印刷装置。 - 搬送方向に沿った印刷媒体の搬送と、インクを吐出可能な複数のノズルを有する印刷ヘッドの前記搬送方向に交差する主走査方向に沿った走査とを実行して印刷する印刷部を制御する印刷制御装置であって、
画像データに基づいて画像の所定領域内のインク記録率を算出する算出部と、
前記算出されたインク記録率が所定の吐出制限値を超える場合に、前記複数のノズルのうち前記吐出制限値に対応するノズル数以下のノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定し、当該決定した使用ノズル範囲に応じた前記搬送の搬送量を決定する決定部と、
前記決定された搬送量による前記搬送、および、前記決定された使用ノズル範囲のノズルによる前記所定領域内の画像データに基づくインク吐出の実行を前記印刷部に指示する駆動制御部と、を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 搬送方向に沿った印刷媒体の搬送と、インクを吐出可能な複数のノズルを有する印刷ヘッドの前記搬送方向に交差する主走査方向に沿った走査とを実行する印刷方法であって、
画像データに基づいて画像の所定領域内のインク記録率を算出する算出工程と、
前記算出されたインク記録率が所定の吐出制限値を超える場合に、前記複数のノズルのうち前記吐出制限値に対応するノズル数以下のノズルの範囲を使用ノズル範囲に決定し、当該決定した使用ノズル範囲に応じた前記搬送の搬送量を決定する決定工程と、
前記決定された搬送量による前記搬送、および、前記決定された使用ノズル範囲のノズルによる前記所定領域内の画像データに基づくインク吐出を実行させる駆動制御工程と、を備えることを特徴とする印刷方法。
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