JP2018521653A - 転換活性が高められたヘキスロン酸c4−エピメラーゼ変異体及びこれを用いたd−タガトースの製造方法 - Google Patents

転換活性が高められたヘキスロン酸c4−エピメラーゼ変異体及びこれを用いたd−タガトースの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(hexuronate C4−epimerase)の転換活性が高められた、ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体及びこれを用いたタガトースの製造方法に関する。

Description

本発明は、転換活性が高められたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体、及びこれを用いたD−タガトースの製造方法に関する。
タガトースは、牛乳、チーズ、カカオなどの食品、リンゴやミカンなどの甘味の天然果実に少量だけ存在する天然甘味料であり、カロリーは砂糖の1/3程度の1.5kcal/gであり、GI(Glycemic index、血糖指数)は3であって砂糖の5%水準であるにもかかわらず、砂糖と同様の甘さを有し、様々な健康機能性がある。そのため、様々な製品に活用した場合、健康と味を同時に満足させる代替甘味料として利用できる。
従来知られているタガトースの生産方法は、ガラクトースを主原料とする化学的方法(触媒反応)と生物学的方法(異性化酵素反応)がある(韓国公開特許第2009−0082774号を参照)。しかし、ガラクトースの基礎原料となる乳糖は、国際市場での原乳と乳糖の生産量、需要と供給量などによって価格が不安定であり、タガトース生産における原料の安定的な需給には限界がある。したがって、通常の一般的な糖(砂糖、ブドウ糖、果糖など)を原料としてタガトースが製造できる新たな方法が必要である。
本発明の目的は、転換活性が高められたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を提供することである。具体的な様態として、配列番号1のアミノ酸配列を有するヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から403番チロシン(Y)、125番セリン(S)、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)、306番トリプトファン(W)と386番アルギニン(R)が変異された、ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を提供することができる。
本発明の他の目的は、前記ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を暗号化する核酸、前記核酸を含む形質転換体、または本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を含むD−タガトース生産用の組成物を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、前記ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体、本発明の形質転換体、または本発明のタガトース生産用の組成物と、D−フルクトース(D−fructose)を反応させてエピマー化することを含む、D−タガトースの製造方法を提供することである。
以下、本発明に関してより詳細に説明する。本明細書に記載のない内容は、本発明の技術分野または類似分野における熟練者なら十分に認識と類推できるため、その説明を省略する。
本発明の目的を達成するために、本発明の一様態では、配列番号1のアミノ酸配列で構成されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から9番ヒスチジン(H)、21番チロシン(Y)、60番グルタミン酸(E)、62番バリン(V)、68番グルタミン酸(E)、77番ロイシン(L)、91番ロイシン(L)、97番スレオニン(T)、125番セリン(S)、126番バリン(V)、140番ロイシン(L)、141番アスパラギン酸(D)、145番トリプトファン(W)、149番グルタミン(Q)、157番グリシン(G)、158番アラニン(A)、160番アラニン(A)、163番バリン(V)、164番リシン(K)、166番プロリン(P)、167番グルタミン酸(E)、168番アスパラギン酸(D)、175番グルタミン酸(E)、176番グリシン(G)、177番フェニルアラニン(F)、185番セリン(S)、202番メチオニン(M)、218番グリシン(G)、221番チロシン(Y)、231番アスパラギン酸(D)、241番バリン(V)、242番チロシン(Y)、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)、276番スレオニン(T)、284番バリン(V)、295番フェニルアラニン(F)、297番フェニルアラニン(F)、302番フェニルアラニン(F)、306番トリプトファン(W)、316番ロイシン(L)、337番リシン(K)、351番プロリン(P)、361番フェニルアラニン(F)、366番アラニン(A)、386番アルギニン(R)、388番イソロイシン(I)、402番セリン(S)、403番チロシン(Y)、415番バリン(V)、429番アスパラギン酸(D)、440番チロシン(Y)と441番グリシン(G)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基が他のアミノ酸残基に変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を提供する[下記の表2〜5参照]。
本発明の一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1のアミノ酸配列で構成されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から403番チロシン(Y)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体である。
本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の403番チロシン(Y)のアミノ酸残基は、アラニン(A)、システイン(C)、アスパラギン酸(D)、グルタミン酸(E)、フェニルアラニン(F)、グリシン(G)、ヒスチジン(H)、イソロイシン(I)、リシン(K)、ロイシン(L)、メチオニン(M)、アスパラギン(N)、プロリン(P)、グルタミン(Q)、アルギニン(R)、セリン(S)、スレオニン(T)、バリン(V)またはトリプトファン(W)で置換できる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は403番に位置の他に、125番セリン(S)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。
本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の125番セリン(S)のアミノ酸残基は、アスパラギン酸(D)、グルタミン(Q)、グルタミン酸(E)、スレオニン(T)、アスパラギン(N)、システイン(C)、またはチロシン(Y)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)及び125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)、306番トリプトファン(W)、および386番アルギニン(R)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。
本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の185番セリン(S)は、リシン(K)、アルギニン(R)、ヒスチジン(H)、グルタミン(Q)、アラニン(A)またはグリシン(G)で置換されることができ;267番バリン(V)は、メチオニン(M)で置換されることができ;268番セリン(S)は、システイン(C)またはスレオニン(T)で置換されることができ;272番スレオニン(T)は、アラニン(A)、アスパラギン酸(D)、グルタミン酸(E)、フェニルアラニン(F)、グリシン(G)、ヒスチジン(H)、イソロイシン(I)、リシン(K)、ロイシン(L)、メチオニン(M)、グルタミン(Q)、アルギニン(R)、セリン(S)またはバリン(V)で置換されることができ;306番トリプトファン(W)は、フェニルアラニン(F)、ヒスチジン(H)、メチオニン(M)またはバリン(V)で置換されることができ;386番アルギニン(R)は、プロリン(P)またはバリン(V)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、268番セリン(S)のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、この時、ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体はさらに164番リシン(K)、168番アスパラギン酸(D)、175番グルタミン酸(E)、297番アスパラギン(N)、および388番イソロイシン(I)がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の164番リシン(K)はメチオニン(M)で、168番アスパラギン酸(D)はグルタミン酸(E)で、175番グルタミン酸(E)はグリシン(G)で、297番アスパラギン(N)はリシン(K)で、388番イソロイシン(I)はバリン(V)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、267番バリン(V)と386番アルギニン(R)のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのC4−エピメラーゼ変異体は、351番プロリン(P)がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の351番プロリン(P)はセリン(S)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、185番セリン(S)、267番バリン(V)及び306番トリプトファン(W)のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、この時、ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は68番グルタミン酸(E)がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の68番グルタミン酸(E)はグリシン(G)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、267番バリン(V)、268番セリン(S)、および386番アルギニン(R)のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、60番グルタミン酸(E)、202番メチオニン(M)、221番チロシン(Y)および242番チロシン(Y)アミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の60番グルタミン酸(E)はアスパラギン酸(D)で、202番メチオニン(M)はスレオニン(T)で、221番チロシン(Y)はフェニルアラニン(F)で、242番チロシン(Y)はフェニルアラニン(F)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)及び272番スレオニン(T)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、91番のロイシン(L)、141番アスパラギン酸(D)及び176番グリシン(G)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の91番ロイシン(L)は、トリプトファン(W)、イソロイシン(I)またはアスパラギン(N)で、141番アスパラギン酸(D)はフェニルアラニン(F)で、176番グリシン(G)はヒスチジン(H)、フェニルアラニン(F)またはチロシン(Y)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)及び306番トリプトファン(W)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は284番バリン(V)及び415番バリン(V)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の284番バリン(V)はアラニン(A)で、415番バリン(V)はグルタミン酸(E)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸の他に、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)の272番スレオニン(T)及び306番トリプトファン(W)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、166番プロリン(P)または231番アスパラギン酸(D)がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の166番プロリン(P)はアルギニン(R)で、231番アスパラギン酸(D)はアルギニン(R)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)及び386番トリプトファン(W)のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は126番バリン(V)がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の126番バリン(V)は、アラニン(A)、フェニルアラニン(F)、グリシン(G)、イソロイシン(I)、ロイシン(L)、プロリン(P)、アスパラギン(R)またはスレオニン(T)で置換されることができる。
本発明の一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1に記載されたアミノ酸配列で構成されるヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から403番チロシン(Y)のアミノ酸残基、125番セリン(S)のアミノ酸残基、185番セリン(S)のアミノ酸残基、267番バリン(V)のアミノ酸残基、268番セリン(S)のアミノ酸残基、272番スレオニン(T)のアミノ酸残基、306番トリプトファン(W)と386番アルギニン(R)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体であることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)と386番トリプトファン(W)のアミノ酸残基の他に、97番スレオニン(T)、126番バリン(V)、145番トリプトファン(W)、163番バリン(V)、164番リシン(K)、166番プロリン(P)、231番アスパラギン酸(D)、241番バリン(V)、276番スレオニン(T)、337番リシン(K)、366番アラニン(A)、402番セリン(S)、429番アスパラギン酸(D)または440番チロシン(Y)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体はそれぞれ独立して、97番スレオニン(T)はアラニン(A)またはロイシン(L)で置換されることができ;126番バリン(V)は、フェニルアラニン(F)、ロイシン(L)、プロリン(P)、イソロイシン(I)、スレオニン(T)、アラニン(A)、グリシン(G)またはアルギニン(R)で置換されることができ;145番トリプトファン(W)は、アラニン(A)で置換されることができ;163番バリン(V)は、アラニン(A)、メチオニン(M)またはグルタミン(Q)で置換されることができ;164番リシン(K)はメチオニン(M)で置換されることができ;166番プロリン(P)はアルギニン(R)で置換されることができ;231番アスパラギン酸(D)はアルギニン(R)で置換されることができ;241番バリン(V)は、アスパラギン(N)、スレオニン(T)またはシステイン(S)で置換されることができ;276番スレオニン(T)は、グルタミン酸(E)またはアラニン(A)で置換されることができ;337番リシン(K)は、グルタミン酸(E)、フェニルアラニン(F)、アスパラギン(N)、プロリン(P)、セリン(S)、スレオニン(T)、トリプトファン(W)またはチロシン(Y)で置換されることができ;366番アラニン(A)は、セリン(S)、グリシン(G)、またはシステイン(C)で置換されることができ;402番セリン(S)はフェニルアラニン(F)、システイン(C)またはチロシン(Y)で置換されることができ;429番アスパラギン酸(D)はプロリン(P)で置換されることができ;440番チロシン(Y)はアラニン(A)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)、386番トリプトファン(W)と97番スレオニン(T)のアミノ酸残基の他に164番リシン(K)、166番アスパラギン酸(D)または231番アスパラギン酸(D)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の164番リシン(K)はメチオニン(M)で置換されることができ;166番アスパラギン酸(D)はアルギニン(R)で置換されることができ;231番アスパラギン酸(D)はアルギニン(R)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)、386番トリプトファン(W)及び163番バリン(V)のアミノ酸残基の他に、231番アスパラギン酸(D)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の231番アスパラギン酸(D)はアルギニン(R)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)、386番トリプトファン(W)及び337番リシン(K)のアミノ酸残基の他に、157番グリシン(G)、160番アラニン(A)、167番グルタミン酸(E)、177番フェニルアラニン(F)、218番グリシン(G)、295番フェニルアラニン(F)、302番フェニルアラニン(F)、361番フェニルアラニン(F)、366番アラニン(A)または441番グリシン(G)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の157番グリシン(G)は、アルギニン(R)で置換されることができ;160番アラニン(A)は、ロイシン(L)、フェニルアラニン(F)、アルギニン(R)またはチロシン(Y)で置換されることができ;167番グルタミン酸(E)は、アラニン(A)、トリプトファン(W)、イソロイシン(I)、リシン(K)、メチオニン(M)、バリン(V)またはセリン(S)で置換されることができ;177番フェニルアラニン(F)は、チロシン(Y)、ヒスチジン(H)またはロイシン(L)で置換されることができ;218番グリシン(G)は、イソロイシン(I)、セリン(S)、ロイシン(L)、フェニルアラニン(F)、またはシステイン(C)で置換されることができ;295番フェニルアラニン(F)は、システイン(C)、アルギニン(R)またはチロシン(Y)で置換されることができ;302番フェニルアラニン(F)は、システイン(C)で置換されることができ;361番フェニルアラニン(F)は、リシン(K)、グルタミン酸(E)、バリン(V)、トリプトファン(W)、チロシン(Y)、メチオニン(M)、アルギニン(R)、グルタミン(Q)、ロイシン(L)またはシステイン(C)で置換されることができ;366番アラニン(A)がセリン(S)で置換されることができ;441番グリシン(G)は、グルタミン酸(E)、トリプトファン(W)、ヒスチジン(H)、リシン(K)、アラニン(A)、アルギニン(R)、セリン(S)またはフェニルアラニン(F)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、403番チロシン(Y)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、77番ロイシン(L)、158番アラニン(A)、またはこれらの組合せのアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の77番ロイシン(L)は、プロリン(P)またはアルギニン(R)で、158番アラニン(A)はスレオニン(T)で置換されることができる。403番チロシン(Y)、125番セリン(S)、77番ロイシン(L)のアミノ酸残基と158番アラニン(A)のアミノ酸残基が変異された 本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、386番アルギニン(R)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の386番アルギニン(R)は、プロリン(P)またはバリン(V)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1のアミノ酸配列で構成されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から185番セリン(S)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体であり得る。一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、185番目の他に、125番セリン(S)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、185番セリン(S)および125番セリン(S)の他に、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)又はこれらの組合せのアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、267番バリン(V)、306番トリプトファン(W)、またはこれらの組合せのアミノ酸残基がさらに変異されることができる。一実施例において、185番セリン(S)、125番セリン(S)、268番セリン(S)、272番スレオニン(T)、267番バリン(V)及び306番トリプトファン(W)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、386番アルギニン(R)がさらに変異されることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1のアミノ酸配列で構成されるヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から272番スレオニン(T)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体である。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、272番スレオニン(T)のアミノ酸残基の他に、125番セリン(S)、267番バリン(V)及び268番セリン(S)のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、231番アスパラギン酸(D)または386番アルギニン(R)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の231番アスパラギン酸(D)はアルギニン(R)で置換されることができ、386番アルギニン(R)は、プロリン(P)またはバリン(V)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、272番スレオニン(T)、125番セリン(S)、185番セリン(S)、267番バリン(V)、268番セリン(S)及び386番アルギニン(R)のアミノ酸残基の他に、97番スレオニン(T)、149番グルタミン(Q)、166番プロリン(P)または351番プロリン(P)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の97番スレオニン(T)はアラニン(A)またはロイシン(L)で置換されることができ、149番グルタミン(Q)はアルギニン(R)で置換されることができ、166番プロリン(P)はアルギニン(R)で置換されることができ、351番プロリン(P)はセリン(S)で置換されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、272番スレオニン(T)、125番セリン(S)、267番バリン(V)及び268番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、164番リシン(K)、168番アスパラギン酸(D)および175番グルタミン酸(E)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の164番リシン(K)はメチオニン(M)で置換されることができ、168番アスパラギン酸(D)はグルタミン酸(E)で置換されることができ、175番グルタミン酸(E)はグリシン(G)で置換されることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1のアミノ酸配列で構成されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から77番ロイシン(L)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体であり得る。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、77番のロイシン(L)のアミノ酸残基の他に、125番セリン(S)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、ロイシン(L)のアミノ酸残基の他に、158番アラニン(A)または351番プロリン(P)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の158番アラニン(A)は、スレオニン(T)で置換されることができ、351番プロリン(P)はセリン(S)で置換されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、77番のロイシン(L)、125番セリン(S)、および158番アラニン(A)のアミノ酸残基の他に9番ヒスチジン(H)、60番グルタミン酸(E)および415番バリン(V)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の9番ヒスチジン(H)はチロシン(Y)で置換されることができ、60番グルタミン酸(E)はアスパラギン酸(D)で置換されることができ、415番バリン(V)はグルタミン酸(E)で置換されることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1のアミノ酸配列で構成されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から158番アラニン(A)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体であり得る。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、158番アラニン(A)のアミノ酸残基の他に、125番セリン(S)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、158番アラニン(A)と125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、149番グルタミン(Q)、267番バリン(V)および351番プロリン(P)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の149番グルタミン(Q)はアルギニン(R)で置換されることができ、267番バリン(V)はメチオニン(M)で置換されることができ、351番プロリン(P)はセリン(S)で置換されることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1のアミノ酸配列で構成されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から351番プロリン(P)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体であり得る。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、351番プロリン(P)のアミノ酸残基の他に125番セリン(S)のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。
一実施例における本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、351番プロリン(P)、125番セリン(S)のアミノ酸残基の他に、267番バリン(V)のアミノ酸残基がさらに変異されることができ、これらのヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、21番チロシン(Y)、62番バリン(V)、149番グルタミン(Q)及び316番ロイシン(L)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の21番チロシン(Y)はフェニルアラニン(F)で置換されることができ、62番バリン(V)はイソロイシン(I)で置換されることができ、149番グルタミン(Q)はアルギニン(R)で置換されることができ、316番ロイシン(L)はフェニルアラニン(F)で置換されることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1のアミノ酸配列で構成されるヘキスロン酸C4−エピメラーゼのN−末端から125番セリン(S)、164番リシン(K)、168番アスパラギン酸(D)、および175番グルタミン酸(E)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体であり得る。
一実施例において、本発明の125番セリン(S)、164番リシン(K)、168番アスパラギン酸(D)、および175番グルタミン酸(E)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、140番ロイシン(L)、386番アルギニン(R)、268番セリン(S)、および297番アスパラギン(N)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されることができる。本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体の140番ロイシン(L)はプロリン(P)で、386番アルギニン(R)はプロリン(P)またはバリン(V)で置換されることができ、268番セリン(S)はシステイン(C)またはスレオニン(T)で、297番アスパラギン(N)はリシン(K)で置換されることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、配列番号1のアミノ酸配列で構成されるヘキスロン酸C4−エピメラーゼのN−末端から125番セリン(S)、149番グルタミン(Q)および267番バリン(V)のアミノ酸残基が変異されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体であり得る。
本発明の一実施例によれば、本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は野生型ヘキスロン酸C4−エピメラーゼのアミノ酸配列(配列番号1)から表2〜5に開示された変異アミノ酸残基位置及び置換されたアミノ酸残基から導出できるアミノ酸配列(例えば、配列番号3、表3のM125変異体)で構成されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体、またはこれらのアミノ酸配列を有する変異体と比較して50%以上の遺伝的相同性を有し、一実施例では60%、70%、75%、80%の遺伝的相同性を有し、他の実施例では85%、90%、95%の相同性を有し、さらに他の実施例では97%または99%の相同性を有するポリペプチド部分(moiety)を含むことができる。
本発明における「相同性」という用語は、二つのポリペプチド部分(moiety)間の同一性の百分率を意味する。一方の部分から他方の部分までの配列間に相応性は周知の当該技術によって決定できる。例えば、配列情報を整列して容易に入手可能なコンピュータプログラムを用いて、2つのポリペプチド分子間の配列情報を直接整列して、相同性を決定することができる。また、相同領域間の安定した二本鎖を形成する条件でポリヌクレオチドを混成化した後、一本鎖特異的ヌクレアーゼで分解し、分解された断片の長さを測定することで相同性を決定することができる。
本発明における「相同」という用語は、すべての文法的形態やスペリング変異形態は(grammatical forms and spelling variations)、スーパーファミリー由来のタンパク質(例えば、免疫グロブリンスーパーファミリー)と他種由来の相同タンパク質(例えば、ミオシン軽鎖など)を含み、「共通進化起源」を有するタンパク質との間の関係を意味する。これらのタンパク質(およびそれらのコード遺伝子)は、高レベルの配列類似性によって反映される配列相同性を有する。しかし、一般の使用と本発明における「相同」は「非常に高い」などの形容詞によって修飾される場合、配列の類似性を意味し、共通進化起源を意味することではない。
本発明における「配列類似性」という用語は、共通進化起源の共有には関係がなく、タンパク質の塩基配列やアミノ酸配列の間の同一性や相応性の程度を意味する。一実施例では、二つのアミノ酸配列がアミノ酸配列の所定の長さにおいて、ポリペプチドのマッチが少なくとも21%(一実施例において少なくとも約50%、他の実施例において約75%、90%、95%、96%、97%または99%)であった場合、「実質的に相同」または「実質的に類似」である。実質的に相同の配列は、データバンクで使用される標準ソフトウェアを使用して、例えば、特定システムのために定義された厳格な条件下で用いた混成化実験によって配列を比較することで確認することができる。定義された適切な混成化条件は、当該技術の範囲内に属する(例えば、Sambrook et al.、1989、infraを参照)。
本発明に記述されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、D−フルクトースの4番炭素の位置をエピマー化してD−タガトースに転換してC4−エピマー化の活性単位が高められ、D−フルクトースからD−タガトースを生産することができる。
本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、高温性ロドサーマス(Rhodothermus)属、サーモアナエロバクター(Thermoanaerobacter)属、テルモトガ(Thermotoga)属、またはディクチオグロムス(Dictyoglomus)属に属する高温性微生物のヘキスロン酸C4−エピメラーゼから由来したものであり得る。具体的にテルモトガ(Thermotoga)属微生物のヘキスロン酸C4−エピメラーゼから由来したもの、より具体的にテルモトガネアポリタナ(Thermotoga neapolitana)またはテルモトガマリチマ(Thermotoga maritima)のヘキスロン酸C4−エピメラーゼから由来したものであり得る。
本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼは中温性の微生物(mesophile)が生産する酵素と同一の機能を有しながら、極限反応(高温など)条件で安定した反応ができ、中温性の微生物による汚染防止、気質の溶解度が低い物質の溶解度の増加、反応速度の増加などの多くの利点があるため、中温性酵素を利用した産業的な欠点を克服することができる長所がある。
本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を発現するDNA(例えば、配列番号4)でE.coliなどの菌株に形質転換させ、これを培養して培養物を得て前記培養物を破砕し、カラムなどを介して精製したものであり得る。前記形質転換用菌株として、大腸菌(Escherichia coli)、コリネバクテリウムグルタミクム(Corynebacterum glutamicum)、アスペルギルスオリゼ(Aspergillus oryzae)、またはバチルスサブチリス(Bacillus subtilis)などがある。
本発明の他の実施例によれば、本発明は本明細書に記載されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を暗号化する核酸、前記核酸を含む形質転換体、または本明細書に記載されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を含むD−タガトース生産用の組成物が提供される。
他の実施例は、本明細書に記載されたC4−エピメラーゼ変異体をコードする核酸を含む発現ベクターに関する。本発明における「ベクター」の用語は、有機体、例えば宿主細胞に塩基のクローニングおよび/または転移するため任意の媒体をいう。ベクターは、他のDNA断片が結合して結合された断片を複製できる複製単位(replicon)であり得る。ここで、「複製単位」とは、生体内でDNA複製の自律的ユニットとして機能する、すなわち、自己制御によって複製が可能である任意の遺伝的単位(例えば、プラスミド、ファージ、コスミド、染色体、ウイルス)をいう。「ベクター」という用語は、試験管内、生体外または生体内で有機体、例えば、宿主細胞に塩基を導入するためのウイルスおよび非ウイルス媒介物を含む。「ベクター」の用語にはミニサークルDNAが含まれ得る。
本発明における「核酸」という用語は、DNAまたはRNA分子を包括的に含む意味であり、核酸の基本的な構成単位であるヌクレオチドには、天然ヌクレオチドだけでなく、糖または塩基部分が変形された類似体も含まれる(参照文献:Scheit、Nucleotide Analogs、John Wiley、New York(1980); UhlmanとPeyman、Chemical Reviews、90:543−584(1990))。
本発明における「形質転換」という用語は、核酸断片が宿主生物のゲノムの中に移動して安定的に遺伝されることを言い、「形質転換体」は核酸がこのゲノムの中に移動して安定的に遺伝される有機体を言う。形質転換体は、例えば、原核細胞または真核細胞であり、具体的には、エンテロバクテリア科の微生物またはコリネ型微生物など、より具体的に、エスケリキア属の微生物、セラチア属の微生物などを挙げることができ、最も具体的には大腸菌である。
有機体内に形質転換する方法は、前記核酸を有機体に導入するいかなる方法も含まれ、当該分野で公知された適切な標準技術を適切に選択して行うことができる。一例として、エレクトロポレーション(electroporation)、カルシウムホスフェート共沈殿(calcium phosphate co−precipitation)、レトロウイルス感染(retroviral infection)、微細注入法(microinjection)、DEAE−デキストラン(DEAE−dextran)、陽イオンリポソーム(cationic liposome)法などがあるが、これらに限定されない。
ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を含むD−タガトース生産用の組成物は、D−タガトース生産用の組成物に通常使用される任意の適切な賦形剤をさらに含むことができる。これらの賦形剤として、例えば、保存剤、湿潤剤、分散剤、懸濁化剤、緩衝剤、安定化剤、または等張化剤などがあるが、これらに限定されない。前記組成物内のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体は、組成物の固形重量を基準に0.1重量%〜70重量%の範囲で含まれることができる。
本発明のさらに他の実施例は、本発明は本明細書に記載されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体、本明細書に記載された形質転換体、または本明細書に記載されたタガトース生産用の組成物と、D−フルクトース(D−fructose)を反応させて前記D−フルクトースをエピマー化する工程を備えたD−タガトースの製造方法を提供する。
以下、本発明の様態によるD−タガトースの製造方法について説明する。
本発明のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体、これを暗号化する核酸を含む形質転換体、またはこれを含むD−タガトース生産用の組成物は、D−フルクトースと反応してD−フルクトースの4番目の炭素をエピマー化することができる。
単糖類は、一般的にアルドヘキソース(aldohexose)とケトヘキソース(ketohexose)に大別される。本発明の原料であるD−フルクトースはケトヘキソースの一つであり、これを使用してD−タガトースを製造することができる。
前記D−フルクトースは、砂糖の加水分解により製造することと、ブドウ糖を異性化して製造することができる。これにより、フルクトース、砂糖とブドウ糖などの普遍化されて安価な原料を使用して高収率でタガトースを製造することができるため、タガトースの大量生産が可能になる。
本発明のD−フルクトースをエピマー化する工程はpH5〜8、他の実施例においてpH6〜8で実施することができる。本発明のD−フルクトースをエピマー化する工程は60〜85℃、他の実施例によると80〜85℃の範囲で実施することができる。前記pHまたは温度条件で本発明の変異体酵素を処理した場合、比較的に高温で反応を進めることができるため、製造工程中の微生物汚染を最小限に抑えることを基質として使用される果糖の溶解度が増加することができ、酵素の反応速度及び転換率を極大化することができる。
また、本発明のD−フルクトースをエピマー化する工程は、10〜50%(w/v)D−フルクトース濃度で実施することができる。一実施例によれば、前記D−フルクトース濃度は20〜50%(w/v)、他の実施例によると20〜40%(w/v)で実施することができる。本発明の変異体酵素は高濃度のD−フルクトースからD−タガトースを生産することができ、経済的かつ効率的にD−タガトースが生産できる利点がある。
前記本発明のD−フルクトースをエピマー化する工程は、金属塩が存在する条件で実施することができる。一実施例における本発明の金属塩は、NiSO、NiCl、CoCl、MnCl、およびZnSOからなる群より選択される一つ以上であり、他の実施例ではZnSOを使用することができる。本発明のD−フルクトースをエピマー化する工程が金属塩の存在条件で行われることで、転換活性が高まる効果を得ることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明の製造方法は本発明のD−フルクトースをエピマー化する工程の前に砂糖を加水分解してD−フルクトースを得る工程をさらに備えることができる。前記加水分解に使用される酵素は、β−フルクトフラノシダーゼ、インベルターゼ、サッカラーゼなどを含むβ−D−フルクトシダーゼ;スクラーゼ、α−グルコシダーゼとα−D−グルコヒドロラーゼからなる群より選択された一つ以上であるが、これらに限定されない。
本発明の一実施例によれば、本発明の製造方法は、本発明のD−フルクトースをエピマー化する工程の前に、ブドウ糖を異性化してD−フルクトースを得る工程をさらに備えることができる。前記異性化酵素は、グルコースイソメラーゼまたはホスホグルコイソメラーゼであるが、これらに限定されない。
本発明の一実施例によれば、本発明の製造方法は、本発明のD−フルクトースをエピマー化する工程の後に、エピマー化反応物を得る工程をさらに備えることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明の製造方法は、本発明のエピマー化反応物を得る工程の後に、得られたエピマー化反応物を精製する工程をさらに備えることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明の製造方法は、本発明のエピマー化反応物を精製する工程の後に、前記精製されたエピマー化反応物を結晶化する工程をさらに備えることができる。
前記エピマー化反応物を精製する方法は、特に制限されず、本発明の技術分野における通常の方法を使用することができる。非限定的な例として、クロマトグラフィー、分別結晶およびイオン精製などを挙げることができる。前記精製方法は1つだけ実施することと、二つ以上の方法を並行こともできる。例えば、クロマトグラフィーを介してエピマー化反応物を精製することができ、前記クロマトグラフィーによる糖の分離は分離しようとする糖とイオン樹脂に付着した金属イオンとの間の弱い結合力の差を利用して行うことができる。
また、本発明は、本発明の精製工程の前または後に脱色、脱塩、またはその両方を実施することをさらに備えることができる。前記脱色および/または脱塩を行うことにより、不純物のないより精製されたエピマー化反応物を得ることができる。
前記精製されたエピマー化反応物は、濃縮後にSMBクロマトグラフィー工程を介して純粋なタガトース液を得た後に結晶化する工程を行うことができる。
本発明の一実施例によれば、本発明の製造方法は、本発明の結晶化する工程の前に前記分離収得したタガトース液を濃縮する工程をさらに備えることができる。前記濃縮は、精製されたタガトース反応物の濃度を約2.5〜3倍に濃縮したものであり、前記の濃縮する工程を介してより効率的に結晶化することができる。
結晶化する方法は、特に限定されず、通常使用される結晶化方法を使用することができる。例えば、冷却結晶化方法を用いた結晶化方法を使用することができる。前記結晶化工程を介して最終的に精製されたD−タガトースを高収率で得ることができる。
本発明の一実施例によれば、本発明の製造方法は、本発明の精製工程の後に未反応のD−フルクトースをエピマー化する工程に再利用したり、本発明の結晶化工程後に結晶が分離された母液を前記精製工程に再利用したり、またはこれらの両方を実施する工程をさらに備えることができる。前記工程によってD−タガトースをさらに高収率で得ることと廃棄されるD−フルクトースの量を低減することができるため、経済的に利点がある。
本明細書で前記用語「n番目の炭素」とは、IUPACで規定による炭素番号をつける規則に基づいて決定された炭素を意味し、これはCnで表現することができる。このとき、nは1以上の整数をいう。例えば、「4番目炭素でエピマー化」されることを「C4−エピマー化」で表すことができる。
本明細書で配列番号1のアミノ酸配列を有するヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端からn番目のアミノ酸残基(X)は、nXで簡単に表すことができる。
また、本発明で変異されるアミノ酸残基で置換されるアミノ酸に関する言及がない場合は、本明細書の他の部分で言及された該当位置のアミノ酸残基における置換可能なアミノ酸を考慮することができる。
本明細書におけるアミノ酸は以下の略語で表記することができる。
本発明は、D−フルクトースの4番目炭素をエピマー化してD−タガトースへの転換活性が高められたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(hexuronate C4−epimerase)変異体を製造して利用することで、普遍化した原料あるD−フルクトースを使用してD−タガトースを効率的に大量生産することができる。また、製造費用が低減されて経済的かつ高収率でD−タガトースを製造することができる。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明する。ただし、下記の実施例は本発明の例示であり、本発明の内容をこれらによって限定解釈してはいけない。
実施例
実施例1.改良ターゲット部位の設計と解析
テルモトガネアポリタナ(Thermotoga neapolitana)由来のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(以下、野生型という)のアミノ酸と相同性を有する相同遺伝子(ortholog、他の微生物種で同一機能を有すると予測される相同遺伝子)の活性部位の3次構造モデル分析に基づいて、機能的に重要であると予測されるアミノ酸を1次選定し、これらのアラニンスキャニング突然変異(alanine−scanning mutagenesis)分析後、再設計された(refining)活性部位の構造とD−フルクトースの間のドッキングモデル分析の結果に基づいて、D−フルクトースC4−エピマー化転換反応の活性単位を高めるために改良ターゲット部位を設計した。以下、これを詳細に説明する。
1−1.相同遺伝子(ortholog)分析
野生型のアミノ酸配列(配列番号1)と相同性を有する相同遺伝子(ortholog)を、GenBank遺伝子データベースを利用して選別し[配列包括度(sequence coverage)80%と相同性(homology)50%以上の相同遺伝子を約60本]、選別した相同遺伝子のアミノ酸配列間の多重配列アラインメント(multiple sequence alignment)分析により、野生型のアミノ酸配列において機能的に重要であると予測されるアミノ酸残基を同定した。
1−2.酵素3次構造モデルの分析
タンパク質データバンク(Protein Data Bank)のデータベース内に、野生型および相同遺伝子と30%以上のアミノ酸配列の相同性(Identity)を示すタンパク質の構造がなく、ホモロジーモデリング方法による野生型の3次構造モデル予測の精度が低いと予想されるため、様々なモデリングサーバー(RaptorX、Robetta、ModWeb、M4T、HHpred、PHYRE2、ITASSERとSWISS−MODEL)を介して得られた3次構造モデルの間の活性部位を比較・分析し、同一であると予測される構造部位に関する情報を得た。
1−3.アラニンスキャニング変異とドッキング分析
上述した相同遺伝子間のアミノ酸配列の分析と活性部位の3次構造モデルの分析に基づいて選定されたアミノ酸をアラニンに置換変異して、これらの組換え変異酵素を大腸菌で生産した後、各変異部位の特性を分析した。前記アラニンスキャニング突然変異分析の後、再設計された活性部位の構造とD−フルクトース間のドッキングシミュレーションを介して、機能的に重要であると予測されるアミノ酸を選別してD−フルクトースC4−エピマー化転換反応の活性単位を高めるために、改良ターゲット部位を設計した。アラニンスキャン変異を介して活性が完全に消失するアミノ酸部位[触媒金属イオン結合残基と脱プロトン化/プロトン化(deprotonation/protonation)に関与する触媒残基であると推定]は、活性を改良するためのターゲット部位から排除した。
実施例2.変異酵素の生産と活性が改良された変異酵素の選別
実施例1で設計したターゲット部位(野生型ヘキスロン酸C4−エピメラーゼのN−末端から9、21、60、62、68、77、91、97、125、126、140、141、145、149、157、158、160、163、164、166、167、168、175、176、177、185、202、218、221、231、241、242、267、268、272、276、284、295、297、302、306、316、337、351、361、366、386、388、402、403、415、429、440、および441番のアミノ酸残基)の54カ所の一部位飽和突然変異ライブラリー(single−site saturation mutagenesis library)を作製し、活性単位が改良される変異部位とアミノ酸をスクリーニング選別した。選抜された改良部位の情報を統合して複数の変異酵素を作製した後、D−フルクトースC4−エピマー化転換反応の活性単位が高められた変異酵素を開発した。
2−1.飽和突然変異(saturation mutagenesis)
野生型酵素遺伝子の大腸菌BL21(DE3)発現のために製作された組換えベクター(pET21aのNdeIおよびXhoI制限酵素部位に野生型を導入し、野生型のC−末端に6xHis−tagが結合した組換え酵素を発現)を変異株ライブラリー作製用の飽和突然変異誘発法のテンプレート(template)として用いた。変異分布の多様性および変異体の収率などを考慮して、逆(inversed)PCRベースの飽和突然変異誘発法を使用し(2014.Anal.Biochem.449:90−98)、製作された変異株ライブラリーのスクリーニング規模を最小限に抑えるため(飽和突然変異時に導入されるコドンの数を最小限に抑えること)、終止コドンを排除し、大腸菌のレアコドン(rare codons)が最小化されたNDT、VMA、ATGとTGGの混合プライマーを(2012 Biotechniques 52:149−158)を設計して使用した。詳細には、各々の変異部位の上流塩基15bpと変異部位を置換する塩基3bp(各々NDT、VMA、ATGとTGG)、下流塩基15bpで全長は33bpにして、混合プライマーを製作して使用した。PCR条件は、94℃で2分間変性後、94℃で30秒の変性、60℃で30秒のアニーリング、72℃で10分間の伸長を30回繰り返した後、72℃で60分間伸長反応を行った。変異部位別の飽和突然変異ライブラリーを作製した後、ライブラリー別の変異株をランダム選抜<変異11個>して塩基配列を分析して、アミノ酸変異の分布を評価した。この分析結果に基づいて、ライブラリー別配列包括度(sequence coverage)90%以上のスクリーニング規模を設定した(2003.Nucleic Acids Res.15;31:e30)。
2−2.活性改良変異酵素のスクリーニングと、複数の変異酵素の製作
製作された飽和突然変異ライブラリーから活性改良の変異酵素を大量で高速スクリーニングするために、D−フルクトースを特異的に定量化できる発色測定法を用いた。詳細には、70%のフォリン−チオカルトー溶液(folin−ciocalteu reagent、SIGMA−ALDRICH)と基質反応完了液を15:1の割合で混合した後、80℃で5分間反応し900nmで測定してOD値で比較分析した。
野生型酵素(配列番号1)と相対活性を比較して活性(D−フルクトース転換・D−タガトース生成)が増加した変異部位54か所の変異体を1次選抜し、該当遺伝子は塩基配列分析してアミノ酸変異情報を分析した(表2〜表5)。
前記1次選抜された変異酵素は、精製(His−tag親和クロマトグラフィ)酵素液を用いてフルクトースと反応させた後、反応産物をHPLC分析法(カラムShodex SUGAR SP−G、カラム分析温度80℃、移動相HO、流速0.6ml/min、Refractive Index検出器)を用いて、野生型酵素に比べD−フルクトース転換・D−タガトース生成活性が増加した変異株222種を最終選抜した。
実施例3.活性改良の変異酵素に対する特性の比較と評価
単位活性が改良された単一部位の変異酵素と、これらを組み合わせた多重部位の変異酵素に対して、D−フルクトースC4−エピマー化の相対活性を評価するために、各酵素を大腸菌BL21(DE3)で発現させて精製し(His−tag親和クロマトグラフィー)、各酵素を10unit/mlの濃度で30%(w/v)のD−フルクトース基質に添加した後、pH7.0[50mMのリン酸カリウム(potassium phosphate)緩衝液]と60℃で2時間反応させテルモトガネアポリタナ(Thermotoga neapolitana)由来の野生型組換え酵素(野生型、配列番号1)と比較して、D−フルクトースC4−エピマー化の相対活性を測定した。
前記の結果から、本発明のC4−エピメラーゼ変異体がD−フルクトースC4−エピマー化活性が野生型酵素より増加したことを確認することができ、特にM184の酵素変異体は活性単位が約20倍増加したことと分析され、野生型酵素に比べてタガトースの製造活性が著しく増加することを確認できる。

Claims (16)

  1. 配列番号1のアミノ酸配列で構成されたヘキスロン酸C4−エピメラーゼ(Hexuronate C4−epimerase)のN−末端から403番チロシン(Y)のアミノ酸残基、125番セリン(S)のアミノ酸残基、185番セリン(S)のアミノ酸残基、267番バリン(V)のアミノ酸残基、268番セリン(S)のアミノ酸残基、272番スレオニン(T)のアミノ酸残基、306番トリプトファン(W)のアミノ酸残基と386番アルギニン(R)のアミノ酸残基が変異された、ヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  2. 前記403番チロシン(Y)のアミノ酸残基は、アラニン(A)、システイン(C)、アスパラギン酸(D)、グルタミン酸(E)、フェニルアラニン(F)、グリシン(G)、ヒスチジン(H)、イソロイシン(I)、リシン(K)、ロイシン(L)、メチオニン(M)、アスパラギン(N)、プロリン(P)、グルタミン(Q)、アルギニン(R)、セリン(S)、スレオニン(T)、バリン(V)またはトリプトファン(W)で置換され、
    前記125番セリン(S)のアミノ酸残基は、システイン(C)、チロシン(Y)、グルタミン(Q)、グルタミン酸(E)、スレオニン(T)、アスパラギン(N)またはアスパラギン酸(D)で置換され、
    前記185番セリン(S)のアミノ酸残基は、アラニン(A)、グリシン(G)、ヒスチジン(H)、リシン(K)、グルタミン(Q)またはアルギニン(R)で置換され、
    前記267番バリン(V)のアミノ酸残基は、メチオニン(M)で置換され、
    前記268番セリン(S)のアミノ酸残基は、システイン(C)またはスレオニン(T)で置換され、
    前記272番スレオニン(T)のアミノ酸残基は、アラニン(A)、アスパラギン酸(D)、グルタミン酸(E)、フェニルアラニン(F)、グリシン(G)、ヒスチジン(H)、イソロイシン(I)、リシン(K)、ロイシン(L)、メチオニン(M)、グルタミン(Q)、アルギニン(R)、セリン(S)またはバリン(V)で置換され、
    前記306番トリプトファン(W)のアミノ酸残基は、フェニルアラニン(F)、ヒスチジン(H)、メチオニン(M)またはバリン(V)で置換され、
    前記386番アルギニン(R)のアミノ酸残基は、プロリン(P)またはバリン(V)で置換されたことを特徴とする、請求項1に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  3. 前記C4−エピメラーゼ変異体は、97番スレオニン(T)、126番バリン(V)、145番トリプトファン(W)、163番バリン(V)、164番リシン(K)、166番プロリン(P)、231番アスパラギン酸(D)、241番バリン(V)、276番スレオニン(T)、337番リシン(K)、366番アラニン(A)、402番セリン(S)、429番アスパラギン酸(D)、および440番チロシン(Y)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されたことを特徴とする、請求項1に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  4. 前記97番スレオニン(T)は、アラニン(A)またはロイシン(L)で置換され、
    前記126番バリン(V)は、フェニルアラニン(F)、ロイシン(L)、プロリン(P)、イソロイシン(I)、スレオニン(T)、アラニン(A)、グリシン(G)またはアルギニン(R)で置換されて、
    前記145番トリプトファン(W)は、アラニン(A)で置換され、
    前記163番バリン(V)は、アラニン(A)、メチオニン(M)またはグルタミン(Q)で置換され、
    前記164番リシン(K)は、メチオニン(M)で置換され、
    前記166番プロリン(P)は、アルギニン(R)で置換され、
    前記231番アスパラギン酸(D)は、アルギニン(R)で置換され、
    前記241番バリン(V)は、アスパラギン(N)、スレオニン(T)またはシステイン(S)で置換され、
    前記276番スレオニン(T)は、グルタミン酸(E)またはアラニン(A)で置換され、
    前記337番リシン(K)は、グルタミン酸(E)、フェニルアラニン(F)、アスパラギン(N)、プロリン(P)、セリン(S)、スレオニン(T)、トリプトファン(W)またはチロシン(Y)で置換されて、
    前記366番アラニン(A)は、セリン(S)、グリシン(G)、またはシステイン(C)で置換され、
    前記402番セリン(S)は、フェニルアラニン(F)、システイン(C)またはチロシン(Y)で置換され、
    前記429番アスパラギン酸(D)は、プロリン(P)で置換され、
    前記440番チロシン(Y)は、アラニン(A)で置換されたことを特徴とする、請求項3に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  5. 前記97番スレオニン(T)のアミノ酸残基がさらに変異されたC4−エピメラーゼ変異体は、164番リシン(K)、166番アスパラギン酸(D)、および231番アスパラギン酸(D)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されたことを特徴とする、請求項3に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  6. 前記164番リシン(K)は、メチオニン(M)で置換され、
    前記166番アスパラギン酸(D)は、アルギニン(R)で置換され、
    前記231番アスパラギン酸(D)は、アルギニン(R)で置換されたことを特徴とする、請求項5に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  7. 前記163番バリン(V)のアミノ酸残基がさらに変異されたC4−エピメラーゼ変異体は、231番アスパラギン酸(D)のアミノ酸残基がさらに変異されたことを特徴とする、請求項3に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  8. 前記231番アスパラギン酸(D)は、アルギニン(R)で置換されたことを特徴とする、請求項7に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  9. 前記337番リシン(K)のアミノ酸残基がさらに変異されたC4−エピメラーゼ変異体は、
    157番グリシン(G)、160番アラニン(A)、167番グルタミン酸(E)、177番フェニルアラニン(F)、218番グリシン(G)、295番フェニルアラニン(F)、302番フェニルアラニン(F)、361番フェニルアラニン(F)、366番アラニン(A)および441番グリシン(G)からなる群より選択された一つ以上のアミノ酸残基がさらに変異されたことを特徴とする、請求項3に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  10. 前記157番グリシン(G)は、アルギニン(R)で置換され、
    前記160番アラニン(A)は、ロイシン(L)、フェニルアラニン(F)、アルギニン(R)またはチロシン(Y)で置換され、
    前記167番グルタミン酸(E)は、アラニン(A)、トリプトファン(W)、イソロイシン(I)、リシン(K)、メチオニン(M)、バリン(V)またはセリン(S)で置換され、
    前記177番フェニルアラニン(F)は、チロシン(Y)、ヒスチジン(H)またはロイシン(L)で置換され、
    前記218番グリシン(G)は、イソロイシン(I)、セリン(S)、ロイシン(L)、フェニルアラニン(F)、またはシステイン(C)で置換され、
    前記295番フェニルアラニン(F)は、システイン(C)、アルギニン(R)またはチロシン(Y)で置換され、
    前記302番フェニルアラニン(F)は、システイン(C)で置換され、
    前記361番フェニルアラニン(F)は、リシン(K)、グルタミン酸(E)、バリン(V)、トリプトファン(W)、チロシン(Y)、メチオニン(M)、アルギニン(R)、グルタミン(Q)、ロイシン(L)またはシステイン(C)で置換され、
    前記366番アラニン(A)は、セリン(S)で置換され、
    前記441番グリシン(G)は、グルタミン酸(E)、トリプトファン(W)、ヒスチジン(H)、リシン(K)、アラニン(A)、アルギニン(R)、セリン(S)またはフェニルアラニン(F)で置換されたことを特徴とする、請求項9に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体。
  11. 請求項1ないし10のいずれか一つに記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を暗号化する核酸。
  12. 請求項11に記載の核酸を含む形質転換体。
  13. 請求項1ないし10のいずれか一つに記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体を含む、タガトース生産用の組成物。
  14. 請求項1に記載のヘキスロン酸C4−エピメラーゼ変異体、請求項12に記載の形質転換体、または請求項13に記載のD−タガトース生産用の組成物とD−フルクトース(D−fructose)を反応させて前記D−フルクトースをエピマー化(epimerization)する工程を備える、D−タガトースの製造方法。
  15. 前記エピマー化する工程は、金属塩が存在する条件で行われることを特徴とする、請求項14に記載のD−タガトースの製造方法。
  16. 前記エピマー化する工程の前に、砂糖を酵素で加水分解してD−フルクトースを得る工程またはブドウ糖を酵素で異性化する工程をさらに備えることを特徴とする、請求項14に記載のD−タガトースの製造方法。
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