JP2018521193A - グリースを調製するための方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、潤滑グリースを調製するための方法を提供する。本方法は、基油の存在下で実施することができ、ジイソシアネート試薬の使用を回避する。

Description

本発明は、潤滑グリースを調製するための方法に関する。
グリースは、等速ジョイント用ベアリング、ボールジョイント、ホイールベアリング、オルタネータ、冷却ファン、ボールネジ、機械工具のリニアガイド、建設機械のスライド領域、ならびに鉄鋼設備及び様々な他の産業機械設備におけるベアリング及びギアを含む様々な用途において潤滑を提供するために使用される。
US3119869は、一般式(x)を有するアビエチルオキサミド(abietyl oxamide)化合物を含むチキソトロープグリースを開示しており、
Figure 2018521193
式中、R及びR’はデヒドロアビエチルラジカル、ジヒドロアビエチルラジカル、及びテトラヒドロアビエチルラジカルからなる群から選択される同じかまたは異なるアビエチルラジカルである。そのグリースは、塩基性触媒の存在下で、アビエチルアミンとシュウ酸ジエステルとの混合物を加熱することによって調製することができる。その反応生成物は基油と組み合わせてグリースを形成することができる。
尿素グリースは時にポリ尿素と呼ばれる低分子量の有機化合物を含有する。ポリ尿素は典型的にはイソシアネート及びアミンから合成される。ジイソシアネートとアミンとの反応は、熱を必要とせず室温で良好な速度で進行する。除去しなければならない反応副生成物はない。しかしながら、ジイソシアネート試薬は非常に毒性が強く、揮発性であり、特別な処理及び取扱装置を必要とする。グリース製造のための代替経路を見出して、ジイソシアネート試薬の使用を回避することが望ましい。
WO2014/122273は、尿素グリースを提供するが、ジイソシアネート試薬の使用は回避する方法を開示している。本発明者らは、この製造方法が、ジイソシアネートと比較してビスカルバメート前駆体のより低い反応性によって妨げられることを見出した。これにより製造容器内でのグリースの滞留時間が長くなる。更に、反応に触媒が必要であり、その触媒は最終生成物中に残留し、不所望の成分を形成する可能性がある。
本発明者らは、グリースの製造のための改良された方法を提供してジイソシアネート試薬の使用を回避することを試みた。
したがって、本発明は、グリースを調製する方法を提供し、本方法は、式(a)の化合物を式(b)の化合物と反応させて式(c)の化合物を提供するステップを含み、
Figure 2018521193
式中、Rは1〜30個の炭素原子を有するヒドロカルビルから選択され、Rは1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルまたはヒドロカルビレンから選択され、Rは2〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択され、nは1以上の整数であり、
式(a)の化合物と式(b)の化合物との反応を基油の存在下で実施するか、または式(c)の化合物を基油と混合する。
驚くべきことに、本発明者らは、式(a)と式(b)の化合物の反応から生じる式(c)の化合物が潤滑グリース用の増粘剤として有効に機能することを見出した。本発明の方法は、有効なグリースを提供するが、ジイソシアネート試薬の使用は回避する。
更に、本発明は式(c)の化合物と、基油とを含む潤滑グリースを提供し、
Figure 2018521193
式中、Rは1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルまたはヒドロカルビレンから選択され、Rは2〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択され、nは2以上の整数である。このようなグリースは、ジイソシアネート試薬の使用を回避する本発明の方法によって調製することができる。
本明細書中で使用される「ヒドロカルビル」という用語は、水素及び炭素を含む一価有機ラジカルを指し、脂肪族、芳香族、または脂環式、例えば限定するものではないが、アラルキル、アルキル、アリール、シクロアルキル、アルキルシクロアルキル、またはそれらの組み合わせであってもよく、そして飽和またはオレフィン性不飽和(1つ以上の二重結合炭素、共役または非共役)であってもよい。本明細書中で使用される「ヒドロカルビレン」という用語は、水素及び炭素を含む多価(例えば、二価、三価など)の有機ラジカルを指し、脂肪族、芳香族、または脂環式、例えば限定するものではないが、アラルキル、アルキル、アリール、シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキルであってもよく、そして飽和またはオレフィン性不飽和(1つ以上の二重結合炭素、共役または非共役)であってもよい。
本発明は、グリースを調製するための方法を提供する。式(a)の化合物と式(b)の化合物を反応させる。
Figure 2018521193
は1〜30個の炭素原子を有するヒドロカルビルから選択される。Rは、好ましくは水素及び炭素原子のみを含むヒドロカルビル基であるが、特にRがアリール基である場合、Rはヘテロ原子置換基、例えばハロ、ニトロ、ヒドロキシルまたはアルコキシ置換基も含んでいてもよい。Rは更に好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である。Rは最も好ましくはエチル基またはメチル基である。Rは、R−OHが反応混合物から容易に除去することができる化合物、例えばエタノールまたはメタノールであるように適切に選択される。
は1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルまたはヒドロカルビレンから選択される。一実施形態では、Rは、水素及び炭素原子のみを含むが、特にRがアリールまたはアリーレン基である場合、Rはヘテロ原子置換基、例えばハロ、ニトロ、ヒドロキシル、アルコキシ、スルホニル、またはエーテル置換基も含んでいてもよいと考えられる。nが1である場合、Rは一価であり、1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択される。nが1を超える場合、Rは多価であり、1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビレンから選択される。Rが多価であるとき、Rに結合されるn個の基は、好ましくはすべてが同じ炭素原子に結合されるのではなく、好ましくはR基中の異なる炭素原子に結合される。好ましくは、nは2であり、R2は二価であり、そして1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビレンから選択される。好ましくは、Rは6〜14個の炭素原子を含むアリーレンまたは2〜12個の炭素原子を含むアルキレンである。最も好ましくは、Rは6〜14個の炭素原子を含むアリーレンである。好ましいR基を以下に示す。
Figure 2018521193
は2〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択される。Rは、好ましくは水素及び炭素原子のみを含むが、特にRがアリール基である場合、Rはヘテロ原子置換基、例えばハロ、ニトロ、ヒドロキシルまたはアルコキシ置換基も含んでいてもよいと考えられる。好ましくは、Rは6〜12個の炭素原子を有するアリールであるか、または2〜18個の炭素原子を含むアルキルである。最も好ましくは、式(b)の化合物は、オクチルアミン、ドデシルアミン(ラウリルアミン)、テトラデシルアミン(ミリスチルアミン)、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン(タローアミン、ステアリルアミンとも呼ばれる)、オレイルアミン、アニリン、ベンジルアミン、p−トルイジン、p−クロロ−アニリンまたはm−キシリジンである。
nは1以上の整数である。好ましくはnは1〜4である。最も好ましくはnは2である。
反応は、適切には周囲温度〜240℃、更に好ましくは40℃〜180℃、最も好ましくは100℃〜160℃で実施される。本発明の一実施形態では、その反応は酢酸亜鉛のような触媒の存在下で実施することができる。触媒を使用する場合、反応温度はより低くてもよく、例えば周囲温度〜100℃であってもよい。反応は、好ましくは酸素の不存在下、例えば窒素下で実施する。
本発明の第1の実施形態では、式(a)の化合物と式(b)の化合物との反応は基油の存在下で実施される。本発明の第2の実施形態では、式(c)の化合物が形成され、次いで基油と混合される。第2の実施形態では、式(a)の化合物と式(b)の化合物との反応のための溶媒、例えばジメチルスルホキシドなどの極性溶媒を使用する必要があり得る。
基油は、鉱物起源、合成起源、またはそれらの組み合わせであってもよい。鉱物起源の基油は、鉱油、例えば、溶媒精製または水素化処理によって製造されたものであってもよい。合成起源の基油は、典型的には、C10〜C50炭化水素ポリマーの混合物、例えばα−オレフィンのポリマー、エステル系合成油のポリマー、エーテル系合成油のポリマー、及びそれらの組み合わせの混合物を含むことができる。基油はまた、フィッシャー・トロプシュ由来の高パラフィン生成物を含んでいてもよい。
鉱油系基油の適切な例としてはパラフィン系基油及びナフテン系基油が挙げられる。パラフィン系基油は、典型的には、芳香族構造の炭素(Ca)を1〜10%の範囲、ナフテン構造の炭素(Cn)を20〜30%の範囲、そしてパラフィン構造の炭素(Cp)を60〜70%の範囲の割合で有する。パラフィン系基油は、典型的には、芳香族構造の炭素(Ca)を1〜20%の範囲、ナフテン構造の炭素(Cn)を30〜50%の範囲、そしてパラフィン構造の炭素(Cp)を40〜60%の範囲の割合で有する。
基油の適切な例としては、中粘度鉱油、高粘度鉱油、及びそれらの組み合わせが挙げられる。中粘度鉱油は、一般的に100℃で5mm/sセンチストーク(cSt)〜100℃で15mm/s(cSt)の範囲、好ましくは100℃で6mm/s(cSt)〜100℃で12mm/s(cSt)の範囲、そして更に好ましくは100℃で7mm/s(cSt)〜100℃で12mm/s(cSt)の範囲の粘度を有する。高粘度鉱油は、一般的に100℃で15mm/s(cSt)〜100℃で40mm/s(cSt)の範囲、そして好ましくは100℃で15mm/s(cSt)〜100℃で30mm/s(cSt)の範囲の粘度を有する。
簡便に使用できる鉱油の適切な例としては、「HVI」、「MVIN」、または「HMVIP」という名称でシェルグループの会員会社によって販売されているものが挙げられる。ポリアルファオレフィンと、ワックスの水素化異性化によって調製されるタイプの基油、例えば「XHVI」(商標)の名称でシェルグループの会員会社によって市販されている基油も使用することができる。
本発明の方法の生成物であるグリースは増粘剤及び基油として式(c)の化合物を含む。好ましくは、そのグリースは、グリースの総重量を基準として、2重量パーセント〜25重量パーセント、更に好ましくは3重量パーセント〜20重量パーセント、そして最も好ましくは5重量パーセント〜20重量パーセントの範囲の重量パーセントの式(c)の化合物を含む。
本発明方法の生成物はグリースである。好ましくは、そのグリースは、均質化、濾過及び脱気のような更なる仕上げ処理に供される。
本発明方法に従って調製されたグリースは、グリースにある特定の望ましい特性、例えば酸化安定性、粘着性、極圧性、腐食抑制、摩擦及び磨耗の減少、及びそれらの組み合わせを付与するために、この用途で通常使用される量で、1種以上の添加剤を含むことができる。その添加剤は、好ましくは、仕上げ手順の前にグリースに添加される。最も好ましくは、グリースを均質化し、次いで添加剤を添加し、次いでグリースを更に均質化する。
適切な添加剤としては、1種以上の極圧/磨耗防止剤、例えば亜鉛塩、例えば亜鉛ジアルキルまたはジアリールジチオホスフェート、ボレート、置換チアジアゾール、例えばジアルコキシアミンを置換有機ホスフェートと反応させて製造したポリマー窒素/燐化合物、アミンホスフェート、天然または合成起源の硫化鯨油、硫化ラード、硫化エステル、硫化脂肪酸エステル、及び同様な硫化材料、例えば式(OR)P=O(式中Rはアルキル、アリールまたはアラルキル基である)に従う有機ホスフェート、及びトリフェニホスホロチオネート;1種以上の過塩基性金属含有洗剤、例えばカルシウムもしくはマグネシウムアルキルサリチレートまたはアルキルアリールスルホネート;1種以上の無灰分散添加剤、例えばポリイソブテニル無水コハク酸とアミンまたはエステルとの反応生成物;1種以上の酸化防止剤、例えば立体障害フェノールまたはアミン、例えばフェニルアルファナフチルアミン、ジフェニルアミンまたはアルキル化ジフェニルアミン;1種以上の防錆添加剤、例えば、カルシウムで任意に中和された酸化炭化水素、アルキル化ベンゼンスルホネート及びアルキル化ベンゼン石油スルホネートのカルシウム塩、及びコハク酸誘導体、または摩擦調整添加剤;1種以上の粘度指数向上剤;1種以上の流動点降下添加剤;及び1種以上の粘着付与剤が挙げられる。固体材料、例えばグラファイト、微細化MoS、タルク、金属粉末、及び種々のポリマー、例えばポリエチレンワックスも添加して特別な特性を付与することができる。
本発明の方法に従って調製されたグリースは、1種以上の添加剤を、グリースの総重量を基準として、0.1重量パーセント〜15重量パーセント、好ましくは0.1重量パーセント〜5重量パーセント、更に好ましくは0.1重量パーセント〜2重量パーセント、より更に好ましくは0.2重量パーセント〜1重量パーセント含むことができる。
本発明の方法によって製造されるグリースは、等速ジョイント、ボールジョイント、ホイールベアリング、オルタネータ、冷却ファン、ボールネジ、機械工具のリニアガイド、建設機械のスライド領域、ならびに鉄鋼設備及び様々な他の産業機械設備におけるベアリング及びギアにおけるような潤滑グリースのための典型的な用途で適切に使用される。
更に、本発明は式(c)の化合物と、基油とを含む潤滑グリースを提供し、
Figure 2018521193
式中、Rは1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルまたはヒドロカルビレンから選択され、Rは2〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択され、nは2以上の整数である。そのグリース(好ましいR及びR基を含む)の好ましい特徴は、本発明の方法によって製造されたグリースについて上記した通りである。
別の実施形態では、本発明は、潤滑グリースを調製する方法を提供し、本方法は、式(a)の化合物を式(d)の化合物と反応させて式(e)の化合物を提供するステップと、
Figure 2018521193
式(e)の化合物を式(b)の化合物と反応させて式(f)の化合物を提供するステップとを含み、
Figure 2018521193
式中、Rは1〜30個の炭素原子を有するヒドロカルビルから選択され、Rは1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビレンから選択され、Rは2〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択され、nは2であり、そしてmは1以上の整数であり、ここで式(e)の化合物と式(b)の化合物との反応を基油の存在下で実施するか、または式(f)の化合物を基油と混合する。
好ましいRとR基は既に上で記載したものである。好ましいR基は、上記した好ましい二価のR基から選択される。
一実施形態では、2モルの化合物(a)を1モルの化合物(d)と反応させ、これにより化合物(e)が提供され、次いで(f)(式中、mは1である)が提供される可能性が高い。別の実施形態では、2モルの化合物(a)を1モルの化合物(d)と反応させ、更に別の1モルの化合物(d)と反応させ、これにより化合物(f)(式中、mは2以上である)が提供されるであろう。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されない。
実施例1
100mg(0.27mmol)の化合物(1)を基油(1ml)に溶解し、窒素流下で130℃まで加熱した。
Figure 2018521193
次いで、オクチルアミン(150mg,1.16mmol)を添加した。その混合物は直ちにグリースを形成した。
別の実験では、少量の化合物(1)をDMSO−d6に溶解した。数滴のオクチルアミンを添加した。その混合物をNMR管に入れ、ホットガンで2分間3回加熱した。変換率は95%であった。NMRは式(2)の化合物が形成されたことを示した。
Figure 2018521193
実施例2
500mg(1.35mmol)の化合物(1)を基油(6.86g)に溶解した。オクチルアミン(2.83mmol、368.42mg)を添加した。その混合物を150℃まで加熱し、1時間撹拌すると、その間に白色のグリースが形成された。NMRは、反応が完了しておらず、生成物(2)への変換率は約50%であることを示した。より長い時間撹拌しても変換率は向上しなかった。
実施例3
3g(8.1mmol)の化合物(1)を基油(86.9g)に溶解した。オクチルアミン(17.82mmol、2.3g)を添加した。その混合物を1時間160℃まで加熱し、次いで200℃まで加熱した。2時間以内に、その反応は、約90%を超える化合物(2)への変換率を達成した。グリースは冷却時に形成された。
実施例4
973mg(2.44mmol)の化合物(1)を基油(7.8g)に溶解した。オクチルアミン(5.37mmol、0.9ml)及び酢酸亜鉛(27mg、5mol%)を添加した。その混合物を15分間95℃まで加熱した。グリースが形成され、NMRは約50%の化合物(2)への変換率を示した。
実施例5
3g(9.7mmol)の化合物(3)を基油(25.28g)に溶解した。ベンジルアミン(21.4mmol、2.29g)を添加した。その混合物を窒素下で160℃まで加熱した。その反応では約94%の化合物(4)への変換率が達成された。グリースは冷却時に形成された。
Figure 2018521193
実施例6
1.46g(4.74mmol)の化合物(3)を基油(13.5g)に溶解した。オクチルアミン(10.4mmol、1.7ml)を添加した。その混合物を窒素下で160℃まで加熱した。2時間後に、その反応は、95%の化合物(5)への変換率を達成した。200℃まで加熱し、冷却すると、稠密なグリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例7
1.08g(3.42mmol)の化合物(6)を基油(9.7g)に溶解した。ベンジルアミン(7.52mmol、0.82ml)を添加した。その混合物を160℃で2時間加熱した。NMRは約90%の化合物(7)への変換率を示した。グリースが形成された。
Figure 2018521193
実施例8
1.15g(3.65mmol)の化合物(8)を基油(10g)に溶解した。オクチルアミン(7.8mmol、1.3ml)を添加した。その混合物を150℃で2時間加熱した。約90%の化合物(9)への変換率が達成された。グリースが形成された。
Figure 2018521193
実施例9
1.21g(3.82mmol)の化合物(8)を基油(10g)に溶解した。フェネチルアミン(8mmol、1ml)を添加した。その混合物を150℃で2時間加熱した。約85%の化合物(10)への変換率が達成された。170℃で2時間撹拌し、氷上で撹拌せずに直接冷却した後、グリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例10
822mg(2.06mmol)の化合物(1)を基油(10.2g)に溶解した。(+)−デヒドロアビエチルアミン(4.54mmol、1.44g)を添加した。その混合物を150℃で2時間加熱した。約85%の化合物(11)への変換率が達成された。170℃で2時間撹拌し、氷上で撹拌せずに直接冷却した後、グリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例11
20g(54mmol)の化合物(1)をジクロロエタン(300ml)に溶解した。オクチルアミン(113.4mmol、14.66g)を添加した。その混合物を室温で一晩撹拌した。NMRは50%の化合物(2)への変換率を示した。一晩の間に稠密固体が形成された。その混合物を加熱して2時間還流した。NMRは74%の化合物(2)への変換率を示した。更に2時間の還流後に、NMRは79%の化合物(2)への変換率を示した。追加のオクチルアミン(3g、23.2mmol)を添加した。その混合物を更に一時間撹拌した。その混合物を30℃まで冷却し、濾過した。その白色固体をジクロロエタンで洗浄し、週末の間に空気中で乾燥させた。白色のふわふわした(fluffy)固体である28.91gの化合物(2)が得られた(51.9mmol、変換率95%、DSCは251.32℃を示した)。
2.5gの化合物(2)を基油(14.165g)中に懸濁し、190℃まで加熱した。それは白色の薄いヨーグルトのような混合物になる。その混合物を室温まで水中で急速に冷却したが、変化は観察されなかった。その混合物を再び210℃まで加熱し、撹拌せずに一晩室温まで冷却した。グリースが形成された。その混合物を250℃まで加熱し、そして再び冷却した。稠密なグリースが形成された。
実施例12
15.3g(47.5mmol)の化合物(12)を基油(132g)に溶解した。オクチルアミン(17.3ml、104.5mmol)を添加し、その混合物を150℃で2時間加熱した。グリースが形成された。NMRは化合物(13)のみを示す。
Figure 2018521193
実施例13
2−エチル−1−ヘキシルアミン(3.6ml、21.9mmol)を、基油(31.9g)中化合物(14)(3.97g、9.97mmol)に添加した。その混合物を160℃で2時間加熱した。NMRは約80%の化合物(15)への変換率を示す。撹拌せずに室温まで冷却するとグリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例14
化合物(14)(10g、25mmol)にシクロヘキシルアミン(40g、403mmol)を添加した。その混合物を1時間130℃で撹拌すると、白色の沈殿が形成された。ヘプタン(40ml)を添加し、その白色沈殿を濾過し、ヘプタンで洗浄した。その固体をヘプタン中で50℃に加温し、1時間撹拌した。冷却後、その混合物を濾過しヘプタンで洗浄した。11.7g(23.2mmol、93%)の化合物(16)を単離した。
3gの化合物(16)を基油(17g)に添加した。その混合物を室温で5分間撹拌した。次いで230℃までゆっくり加熱した。その混合物は増々稠密になり、溶解または溶融しなかった。その混合物を室温まで冷却すると、グリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例15
ベンジルアミン(0.96ml、8.78mmol)を、基油(10g)中化合物(12)(1.29g、3.99mmol)に添加した。その混合物を150℃で1時間加熱した。化合物(17)への変換率は85%であり、グリースが形成された。
Figure 2018521193
実施例16
2−エチル−1−ヘキシルアミン(4.65ml、28.4mmol)を、基油(35.7g)中化合物(12)(4.16g、12.9mmol)に添加した。その混合物を160℃で2時間加熱した。撹拌せずに室温まで冷却すると化合物(18)を含有した軟質グリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例17
オクチルアミン(1.35ml、8.14mmol、2.2当量)を、基油(10g)中化合物(19)(1.16g、3.77mmol)に添加した。その混合物を160℃で加熱した。15分後、化合物(20)を含有したグリースが形成された。
Figure 2018521193
実施例18
2−エチル−1−ヘキシルアミン(4.4ml、27mmol、2.2当量)を、基油(33.5g)中3.87g(12.3mmol)の化合物(19)(1/1シス/トランス)に添加した。その混合物を160℃で2時間加熱した。撹拌せずに室温まで冷却すると化合物(21)を含有した軟質グリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例19
化合物(19)(2g、6.4mmol)のシス−トランス混合物に、基油(27.4g)及びオクタデシルアミン(4.22g、15.64mmol)を添加した。その混合物を2時間160℃まで加熱した。その混合物を撹拌せずに室温まで冷却した。化合物(22)を含有したグリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例20
化合物(23)(10.8g、41.5mmol)を基油(96.6g)中で撹拌した。ベンジルアミン(2.2当量)を添加し、その混合物を160℃で2時間撹拌した。その混合物を室温まで冷却すると、化合物(24)を含有したグリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例21
化合物(25)(1.9g、4.76mmol)を基油(15.07g)中で撹拌した。2−エチル−1−ヘキシルアミン(2.2当量)を添加し、その混合物を160℃で撹拌した。20分以内にグリースが形成された。そのグリースは化合物(26)を含有していた。
Figure 2018521193
実施例22
化合物(27)(2.07g、4.6mmol)を基油(16.1g)中で撹拌した。オクチルアミン(2.2当量)を添加し、その混合物を160℃で2時間撹拌した。NMRは95%を超える化合物(28)への変換率を示した。室温まで冷却するとグリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例23
化合物(27)(2.33g、5.2mmol)を基油(16.4g)中で撹拌した。2−エチル−1−ヘキシルアミン(2.2当量)を添加し、その混合物を160℃で2時間撹拌した。その混合物は迅速により稠密になった。室温まで冷却すると化合物(29)を含有したグリースが得られた。
Figure 2018521193
実施例24
化合物(27)(8.3g、18.5mmol)を基油(93.9g)中で撹拌した。オクタデシルアミン(2.1当量)を添加し、その混合物を160℃で2時間撹拌した。その混合物は迅速により稠密になった。NMRは化合物(30)への完全に近い変換率を示した。室温まで冷却するとグリースが得られた。
Figure 2018521193
グリース特性
グリースは、上で概説した式(c)に従う化合物から調製した。各グリースは、式(c)の化合物を15重量%及びグループI基油であるHVI 120を85重量%含有していた。そのグリースは、それらの融点を決定するために示差走査熱量測定(DSC)によって試験された。単離した増粘剤のサンプルを、示差走査熱量計において、25〜400℃の窒素雰囲気下で10℃/分の速度で加熱した。その融点は線形熱流からの偏差によって示される。IP 396に従って落下点を測定し、また混和稠度と不混和稠度との差をDIN ISO 2137に従って測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2018521193
180℃以上の融点を有することが好ましく、グリースの多くがこの範囲の融点を有する。稠度の差は、好ましくは最小限に抑えられ(これは良好な機械的安定性の証拠である)、グリースのいくつかは低いまたは非常に低い稠度の差を有する。

Claims (10)

  1. 潤滑グリースを調製するための方法であって、式(a)の化合物を式(b)の化合物と反応させて式(c)の化合物を提供するステップを含み、
    Figure 2018521193
    式中、Rは1〜30個の炭素原子を有するヒドロカルビルから選択され、Rは1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルまたはヒドロカルビレンから選択され、Rは2〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択され、nは1以上の整数であり、
    前記式(a)の化合物と前記式(b)の化合物との反応を基油の存在下で実施するか、または前記式(c)の化合物を基油と混合する、方法。
  2. が1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である請求項1に記載の方法。
  3. nが2であり、Rが6〜14個の炭素原子を含むアリーレンまたは2〜12個の炭素原子を含むアルキレンから選択される、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. が6〜12個の炭素原子を有するアリールであるか、または2〜18個の炭素原子を含むアルキルである、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記潤滑グリースが、前記潤滑グリースの総重量を基準として2重量パーセント〜25重量パーセントの範囲で前記式(c)の化合物を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 式(c)の化合物であって、
    Figure 2018521193
    式中、Rは1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルまたはヒドロカルビレンから選択され、Rは2〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択され、nは2以上の整数である、化合物と、
    基油と、を含む、潤滑グリース。
  7. が6〜14個の炭素原子を含むアリーレンまたは2〜12個の炭素原子を含むアルキレンから選択される、請求項6に記載の潤滑グリース。
  8. が6〜12個の炭素原子を有するアリールであるか、または2〜18個の炭素原子を含むアルキルである、請求項6または請求項7に記載の潤滑グリース。
  9. 前記潤滑グリースが、前記潤滑グリースの総重量を基準として2重量パーセント〜25重量パーセントの範囲で前記式(c)の化合物を含む、請求項6〜8のいずれか一項に記載の潤滑グリース。
  10. 潤滑グリースを調製するための方法であって、式(a)の化合物を式(d)の化合物と反応させて式(e)の化合物を提供するステップと、
    Figure 2018521193
    前記式(e)の化合物を式(b)の化合物と反応させて式(f)の化合物を提供するステップと、を含み、
    Figure 2018521193
    式中、Rは1〜30個の炭素原子を有するヒドロカルビルから選択され、Rは1〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビレンから選択され、Rは2〜30個の炭素原子を含むヒドロカルビルから選択され、nは2であり、mは1以上の整数であり、
    前記式(e)の化合物と前記式(b)の化合物との反応を基油の存在下で実施するか、または前記式(f)の化合物を基油と混合する、方法。
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