JP2018514048A - ビットセル状態保持 - Google Patents

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Abstract

本開示の様々な実施形態によれば、スピントランスファートルク(STT)ランダムアクセスメモリ(RAM)、STTRAMなどのMRAMメモリの浮遊磁場緩和が説明される。1つの実施形態において、STTRAMにおけるビットセルビット値ストレージ状態の保持は、メモリのビットセルに状態を変えさせ得る浮遊磁場を補償すべく、磁場を生成することにより促進され得る。別の実施形態において、STTRAMにおけるビットセルビット値ストレージ状態の保持は、メモリのビットセルに状態を変えさせ得る浮遊磁場を仮に一時停止すべく、メモリ行へのアクセスを選択的に一時停止することにより促進され得る。他の態様が本明細書にて説明される。

Description

本発明の特定の実施形態は、概して、不揮発性メモリに関する。
メモリデバイスはしばしば、行および列の行列に配列されるビットセルを含む。各ビットセルは、ビットを記憶し、その値はビットセルの状態に依存する。これにより、ビットセルは通常、少なくとも2つのビット値ストレージ状態を有し、1つのビット値ストレージ状態において、ビットセル状態は論理0ビットを表し、別のビット値ストレージ状態は、論理1ビットを表す。
メモリの1または複数のビットセルは、様々な要因に起因してそれらのビット値ストレージ状態を適切に保持できない場合がある。ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)において、そのような1つの要因は、多くの場合、ビットセルの隣接する行に繰り返しアクセスすることに起因して、ビットセルが不用意に状態を変化させる場合がある「ロウハンマ」(RH)と呼ばれる故障メカニズムである。例えば、多くの場合に「アタッカー行」と呼ばれる1つの行への繰り返しアクセスは、多くの場合に「非アクセス(not−accessed)」または「ヴィクティム」行と呼ばれる隣接行のビットセルに、アタッカー行への繰り返しの多いアクセスに起因して、ビット値ストレージ状態を変化させる場合がある。このロウハンマ故障メカニズムは、未検出データ破損に起因する信頼性劣化、ならびに悪意のあるユーザが、限定されるメモリ領域への未承認アクセスを得るべく、ヴィクティム行のビットを意図的に反転させた場合のセキュリティ脆弱性との両方の点から問題となり得る。
スピントランスファートルクランダムアクセスメモリ(STTRAM)は、例えば、キャッシュ、メモリ、二次ストレージ、および他のメモリ用途などのメモリ回路に通常使用される、不揮発性の磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)のタイプである。STTRAMメモリのビットセルは、他のタイプのメモリのビットセルと比較してより小さく、より高い耐久性を有し得る。従って、STTRAMは、プロセッサ用のメモリなどのオンダイメモリと、同様にDRAMなどのオフダイメモリおよびフラッシュメモリなどの不揮発性メモリとに特に適し、かつ他の用途にも適する。例えば、STTRAMは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)および埋め込み型または強化型ダイナミックランダムアクセスメモリ(eDRAM)などのオンダイメモリと置き換えるために使用され得る。STTRAMメモリはまた、多くの場合、低減された電力レベルで動作され得、他のメモリタイプと比較してより低コストであり得る。
本開示の実施形態を限定としてではなく、例として示すが、添付の図面の図において、類似の参照番号は同様の構成要素を指すものとする。
本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持を採用するシステムの選択的態様を示す高レベルブロック図を示す。 本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持のために、浮遊磁場緩和を採用するSTTRAMメモリの基本的なアーキテクチャを示す。 図2のSTTRAMメモリのSTTRAMメモリのビットセルの1つの例の概略図である。 図2のSTTRAMメモリのSTTRAMメモリのビットセルの1つの例の概略図である。 図2のSTTRAMメモリのSTTRAMメモリのビットセルの1つの例の概略図である。 図2のSTTRAMメモリのSTTRAMメモリのビットセルの1つの例の概略図である。 図3a−図3dのビットセルの磁気トンネル接合(MTJ)デバイスの強磁性層の様々な分極の例を示す。 図3a−図3dのビットセルの磁気トンネル接合(MTJ)デバイスの強磁性層の様々な分極の例を示す。 図2のSTTRAMメモリのビットセルについての読み出し、書き込みおよび保持電圧の1つの例を示すチャートである。 図2のSTTRAMメモリのビットセルの隣接行の上面図を概略的に示す。 本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持のために、浮遊磁場緩和のためのキャンセル磁場の生成の1つの例を示す概略図である。 ビットセルの隣接行のビット値ストレージビット値ストレージ状態を維持すべく、浮遊磁場を補償するキャンセル磁場の生成を引き起こす、本開示の実施形態によるワード線補償制御信号の生成の1つの例を示すグラフである。 ビットセルの行をロウハンマし得る振動する浮遊磁場の生成の1つの例を示すグラフである。 本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持のために、浮遊磁場緩和のためのキャンセル磁場の生成の1つの例を示すグラフである。 本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持のために、浮遊磁場緩和がないときの、ロウハンマリングに起因したビットセル反転のビット値ストレージ状態の1つの例を示すグラフである。 本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持のために、浮遊磁場緩和の動作の1つの例を示すフロー図である。 本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持のために、浮遊磁場緩和の動作の別の例を示すフロー図である。 図2のSTTRAMメモリのメモリ制御回路のより詳細な概略図である。 本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持のために、浮遊磁場緩和動作のさらに別の例を示すフロー図である。 図13のSTTRAMメモリのプログラマブルワード線ドライバロジックの1つの実施形態のより詳細な概略図である。 図15のプログラマブルワード線ドライバロジックの動作の1つの例を示すグラフである。 本開示の実施形態によるビットセルの行へのアクセスを一時停止することにより振動浮遊磁場の生成を終了する、図15のプログラマブルワード線ドライバロジックの動作の1つの例を示すグラフである。 本開示の実施形態によるビットセル行へのアクセスを一時停止することによりビットセルのビット値ストレージ状態を保持する1つの例を示すグラフである。 本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持のために、浮遊磁場緩和のための図14のフロー図の動作のより詳細な例を示すフロー図である。
以下の説明では、同様の構成要素には、それらが異なる実施形態中に示されるかどうかに拘わらず、同一の参照番号を付することとする。本開示の実施形態を明瞭かつ簡潔な様式で示すために、図面は必ずしも縮尺通りとは限らない場合があり、特定の特徴は幾分概略的な形態で示され得る。1つの実施形態に関連して説明される、および/または図示される特徴は、1または複数の他の実施形態において同じもしくは同様の方法で、および/または他の実施形態の特徴と組み合わせて、あるいはそれらの代わりに使用され得る。
この開示の様々な実施形態に従って、STTRAMなどのMRAMメモリの浮遊磁場緩和について説明する。1つの実施形態において、STTRAMのビットセルビット値ストレージ状態の保持は、メモリのビットセルに状態を変えさせ得る浮遊磁場を補償する磁場を生成することにより促進され得る。別の実施形態において、STTRAMにおけるビットセルビット値ストレージ状態の保持は、メモリのビットセルに状態を変化させ得る浮遊磁場を一時的に終了すべく、メモリ行へのアクセスを選択的に一時停止することにより促進され得る。
例えば、本明細書によるビットセルビット値ストレージ状態保持がないときは、STTRAMビットセルのヴィクティム行のビットセルの状態が近隣のアタッカー行への繰り返しアクセスにより生成される浮遊磁場に起因して反転し得ることが本明細書において認識される。本明細書の1つの態様によれば、そのようなロウハンマリングの浮遊磁場は、浮遊磁場を少なくとも部分的にキャンセルする相殺磁場の生成により効果的に中和され得る。このようにして、ヴィクティム行のビットセルのビット値ストレージ状態は、ビットセルの近隣行へのアクセスを引き起こすロウハンマに起因した反転から保護され得る。本明細書の別の態様において、そのようなロウハンマリングの浮遊磁場は、アクセス中のビットセル行へのアクセスを選択的に一時停止することにより効果的に中和され得る。その結果、ビットセルの近隣行へのアクセスを引き起こすことに起因してヴィクティム行のビット値ストレージ状態が反転する前に、浮遊磁場の生成は、一時的に終了され得る。
本明細書によれば、STTRAMなどのMRAMメモリの浮遊磁場の主な要因は、ワード線(WL)制御線と多くの場合に呼ばれるメモリ制御線に流れる電流であることが認識される。1つの実施形態において、STTRAMのビットセルビット値ストレージ状態の保持を強化すべく、プログラマブルWLドライバロジックが、ビットセルの行をロウハンマリングする浮遊磁場を緩和すべく提供される。例えば、アクセス中の行、すなわち「アクセスされている」行に対する読み出しまたは書き込み動作のための特定のアドレスの選択時に、選択されたアドレスに対応するWL制御線に対するワード線(WL)制御信号が、WL制御線に結合されるスイッチングトランジスタをオンにするハイ状態に切り替えられる。1つの実施形態において、WL制御線上の制御信号は、この明細書においてVONと示されるハイ状態に引き上げられ得、ロウハンマされている行に隣接する行のWL制御線を介して流れる、本明細書においてIONと呼ばれる電流を引き起こす。
WL制御線の電源オンと、WL制御線のこの状態変化と関連した電流フローの結果として、浮遊磁場Hstrayが生成される。本明細書によれば、プログラマブルWLドライバロジックは、アクセス中でない隣接行(「非アクセス」行である)のWL制御線の状態を、非アクセス行のWL制御線がこの明細書において−VUNDと示される逆極性電圧状態に下方駆動される下方駆動状態に変更することができる。従って、この実施形態において、非アクセス行のWL制御線の下方駆動状態−VUNDは、アクセス行のWL制御線についてのハイ状態VONの逆極性を有する。非アクセス行の隣接するWL制御線の状態を下方駆動状態に変化させることの結果として、本明細書において下方駆動電流−IUNDと呼ばれる逆極性電流が生成され、それが次に浮遊磁場Hstray全部または一部をキャンセルすべく相殺磁場Hcancelを生成する。従って、非アクセス行のビットセルについてのビット値ストレージ状態の保持は、行のロウハンマリングにかかわらず促進され得る。さらに、非アクセス行のWL制御線上の逆極性電圧−VUNDは、非アクセス行のビットセルのリークの低減を促進し得る。
書き込みまたは他のアクセス動作の開始時に、生成される浮遊磁場Hstrayは、+Hstrayと表わされる特定の方向を有し得る。アクセス中の行の書き込みまたは他のアクセス動作の完了時に、WL制御信号は、ゼロ電圧によりしばしば表されるオフ状態に変化する。VON状態からゼロまたはより低い電圧状態への遷移の結果として、前の電流IONに対して逆極性の電流−IONがアクセス中の行のWL制御線を介して流れる。その結果、別の浮遊磁場−Hstrayが生成されるが、前の浮遊磁場+Hstrayとは反対方向に方向づけられる。
本明細書によれば、プログラマブルWLドライバロジックは再び、(「非アクセス」行である)アクセス中ではない隣接行のWL制御線の状態を別の状態、すなわち、例えば、非アクセス行のWL制御線が、例えば、ゼロボルトなどのより高い電圧状態に駆動されるオフ状態に変更することができる。非アクセス行の隣接するWL制御線の状態を下方駆動状態−VUNDからゼロボルトなどのより高い電圧状態に変更することの結果として、例えば、(下方駆動電流−IUNDとは極性が逆である)電流+IUNDが生成され、次に浮遊磁場−Hstrayを全部または一部キャンセルすべく相殺磁場+Hcancelを生成する。従って、非アクセス行のビットセルの状態の保持は再び、近隣行の繰り返しアクセスにかかわらず、促進され得る。
既に述べたように、本明細書の別の態様において、そのようなロウハンマリングの浮遊磁場は、アクセス中のビットセル行へのアクセスを選択的に一時停止することにより効果的に中和され得る。その結果、浮遊磁場の生成は、ビットセルの近隣行へのアクセスを引き起こすロウハンマに起因してヴィクティム行の状態が反転する前に、一時的に終了され得る。
STTRAMの隣接(非アクセス)行のロウハンマリングは、STTRAMの隣接(非アクセス)行の1または複数のビットセルについてのスピントルク磁化ベクトルに、その元の安定状態から離れて歳差運動を開始させ得ることが本明細書にて認識される。従って、近隣行のロウハンマリングが十分な時間の間、継続する場合、磁化ベクトルは、非アクセス行のビットセルの状態を反転するのに十分に歳差運動し得る。
本明細書の1つの実施形態において、プログラマブルワード線ドライバロジックは、隣接(非アクセス)行がハンマ中であることを示し得るメモリ行への繰り返しアクセスを検出するように構成される検出器を含む。例えば、検出器は、特定の行への連続アクセスをカウントするように構成されるカウンタを含み得る。検出器はさらに、カウンタのカウント出力を変数Nにより表される閾値と比較するように構成される比較器を含み得、変数Nはいくつかの実施形態においてユーザによりプログラマブルであり得る。制御回路は、カウンタのカウント出力の閾値との比較の関数として特定の行へのアクセスを一時停止するように構成され得る。例えば、行に向けられるアクセス動作が閾値Nと等しい場合、当該行へのアクセスは、仮に一時停止され得る。1つの実施形態において、一時停止期間は、いくつかの実施形態においてユーザによってもプログラマブルであり得る変数Mにより表される特定の数のアクセス周期に限定され得る。
ロウハンマリングを引き起こす行へのアクセスが一時停止された場合、隣接ビットセルの磁化ベクトルの歳差運動は停止し、磁化ベクトルの歳差運動は、ビットセルの状態が、新しい安定したビットセルビット値ストレージ状態への反転の前にその元の安定状態に戻り得るように逆転されることが本明細書において認識される。このようにして、一時停止間隔の間にロウハンマリングを引き起こす行に対する動作の臨時の一時停止は、スピントルクの歳差運動を緩和し、ロウハンマを引き起こすアクセスパターンによるビット反転の可能性を低減するために利用され得る。いくつかの実施形態において、わずか単一のアクセス周期(M=1)の間の一時停止アクセスにより、ロウハンマリングに起因するビットセル状態の反転を低減または除外し得ることが考えられる。
1つの実施形態において、検出されるロウハンマ引き起こすアクセスが特定のロウハンマリング(RH)基準を超えた場合には、メモリアクセスの一時停止が適用され得る。逆に、検出メモリアクセスがRH基準を超えない場合、メモリアクセスの一時停止は回避され得る。その結果、ロウハンマリングを伴わない正常なメモリアクセスに対して、または、RH基準を超えないメモリアクセスに対して、メモリ性能への影響が低減または除外され得る。
他の実施形態において、行のロウハンマリングの検出時にアクセスを一時停止する代わりに、相殺磁場HCANCEL、−HCANCELが適切な限定期間の間、例えば、Mアクセス周期の間などで選択的に生成され得、行のロウハンマリングの検出時に浮遊磁場をキャンセルし得る。さらに他の実施形態において、アクセス一時停止および相殺磁場の生成の1つまたは両方の技術は、ロウハンマリングに起因するビットセルの状態の反転を単独または組み合わせにて緩和すべく、ワード線ドライバロジックにより選択的に採用され得る。
動作の一時停止は、いくつかの限定された状況にて性能に悪影響を与え得ることが理解される。しかしながら、ロウハンマリングは、異常または承認されていないアクセスパターンとしばしば関連する。従って、動作の一時停止は、性能レベルへの任意の潜在的な悪影響にかかわらず、そのような状況下にて保証され得る。
本明細書の別の態様において、本明細書による浮遊磁場緩和は、ロウハンマリングの攻撃を受ける可能性が高い選択されたメモリ領域に採用され得ることが認識される。逆に、ロウハンマリングを受けにくいメモリ領域が除外され得、回路の複雑さおよびオーバーヘッドへの影響を低減し得る。
例示された実施形態において、STTRAMの各ビットセルは、磁気トンネル接合(MTJ)デバイスを含む。磁気トンネル接合(MTJ)デバイス中の磁気層の向きは、スピン偏極電流を用いて修正され得る。STTベースMTJでは、トンネル接合の両側での磁気分極方向間の相対角度差に応じて、デバイス抵抗が低いか、または高いかのどちらかとなり得る。
1つの実施形態において、ビットセルの1ビット値ストレージ状態が示され、各MTJの強磁性層が平行の磁気方向を有することにより低い抵抗を呈する状態である。逆に、第2のビット値ストレージ状態が示され、これは各MTJの強磁性層が逆平行の磁気方向を有することにより高抵抗を呈する状態である。「1」などの論理値は、第1(平行方向、低抵抗)状態により表され得、「0」などの論理値は、第2の(逆平行、高抵抗)状態により表され得る。他の実施形態において、「0」などの論理値は、第1(平行方向、低抵抗)状態により表され得、「1」などの論理値は、第2(逆平行、高抵抗)状態により表され得ることが理解される。
本明細書において説明する磁場緩和技術は、巨大磁気抵抗(GMR)MRAM、トグルMRAM、および他のMRAMデバイスなどの、STT MRAMデバイス以外のMRAMデバイスにも適用され得ることが理解される。本明細書において説明する実施形態によるそのようなMRAMベースメモリ素子は、スタンドアローンメモリ回路またはロジックアレイのどちらかに使用され得るか、またはマイクロプロセッサおよび/もしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)に埋め込まれ得る。加えて、システムおよび処理は主に図示例中のマイクロプロセッサベースシステムに関連して本明細書において説明されるが、本明細書での開示の観点から、本開示の特定の態様、アーキテクチャ、および原理は、他のタイプのデバイスメモリおよびロジックデバイスに対しても同様に適用可能であることが理解されるであろうことが、留意される。
図面を参照して、図1は、本開示の実施形態によるビットセルビット値ストレージ状態保持を採用するシステムの選択された態様を示す高レベルブロック図である。システム10は、メモリデバイスを含み得る複数の電子デバイスおよび/またはコンピューティングデバイスのうちのいずれかを表し得る。そのような電子デバイスおよび/またはコンピューティングデバイスには、メインフレーム、サーバ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、電話通信デバイス、ネットワーク機器、仮想化デバイス、ストレージコントローラ、携帯またはモバイルデバイス(例えば、ラップトップ、ネットブック、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯型メディアプレーヤ、携帯型ゲームデバイス、デジタルカメラ、携帯電話、スマートフォン、フィーチャーフォンなど)等のコンピューティングデバイス、またはコンポーネント(例えば、システムオンチップ、プロセッサ、ブリッジ、メモリコントローラ、メモリなど)が含まれ得る。代替的な実施形態では、システム10は、より多数の構成要素、より少数の構成要素、および/または異なる構成要素を含み得る。さらに、システム10は別個の構成要素を備えるようにも示し得るが、そのような構成要素は1つのプラットフォーム、例えば、システムオンチップ(SoC)などに統合され得ることが理解されよう。図示例では、システム10は、マイクロプロセッサ20、メモリコントローラ30、メモリ40、および周辺コンポーネント50を備え、この周辺コンポーネント50には、例えば、ビデオコントローラ、入力デバイス、出力デバイス、ストレージ、ネットワークアダプタなどが含まれ得る。マイクロプロセッサ20はキャッシュ25を含み、このキャッシュ25は命令およびデータを記憶するメモリ階層の一部であり得、システムメモリ40はまたこのメモリ階層の一部であり得る。マイクロプロセッサ20とメモリ40との間の通信はメモリコントローラ(またはチップセット)30により容易にされ得、それにより周辺コンポーネント50との通信もまた容易にされ得る。
周辺コンポーネント50のストレージは、例えば、ソリッドステートドライブ、磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、フラッシュメモリなどの、不揮発性ストレージであり得る。ストレージは、内部ストレージデバイスもしくは取付け型またはネットワークアクセス可能なストレージを備え得る。マイクロプロセッサ20は、メモリ40およびストレージ50中にデータを書き込み、そこからデータを読み出すように構成される。ストレージ中のプログラムはメモリ中にロードされ、プロセッサにより実行される。ネットワークコントローラまたはネットワークアダプタは、例えば、イーサネット(登録商標)、Fiber Channel Arbitrated Loopなどの、ネットワークとの通信を可能にする。さらに、アーキテクチャは、ある特定の実施形態では、ディスプレイモニタ上にメモリに記憶された情報をレンダリングするように構成されたビデオコントローラを含み得、ビデオコントローラは、ビデオカード上に具体化されるか、またはマザーボードまたは他の基板に搭載された集積回路コンポーネントに統合され得る。入力デバイスは、ユーザ入力をプロセッサに提供するために使用され、キーボード、マウス、ペンスタイラス、マイクロホン、タッチ感応型ディスプレイスクリーン、入力ピン、ソケット、もしくは当該技術分野で公知の任意の他の起動または入力機構を含み得る。出力デバイスは、プロセッサ、または、例えば、ディスプレイモニタ、プリンタ、ストレージ、出力ピン、ソケットなどの、他のコンポーネントから送信された情報をレンダリングできる。ネットワークアダプタは、例えば、Peripheral Component Interconnect(PCI)カード、PCIエクスプレス、または一部の他の入出力カード等の、ネットワークカード上に、もしくはマザーボードまたは他の基板に搭載された集積回路コンポーネント上に具体化され得る。
特定の用途に応じて、デバイス10のコンポーネントのうちの1または複数は省略され得る。例えば、ネットワークルータはビデオコントローラを欠き得る。
メモリデバイス25、40、および他のデバイス10、30、50の任意の1または複数は、本明細書による浮遊磁場緩和を有するMRAMメモリを含み得る。図2は、本明細書の1つの実施形態によるSTTメモリ66のビットセル64の行および列のアレイ60の例を示す。STTメモリ66は、行デコーダ、タイマデバイス、および入出力デバイス(I/O出力部)も含み得る。同一メモリワードのビットは、効率的なI/O設計に対して互いに分離され得る。読み出し動作中に各列を所要の回路部に接続するために、マルチプレクサ(MUX)が使用され得る。書き込み動作中に各列を書き込みドライバに接続するために、別のMUXが使用され得る。制御回路68は、以下に説明されるように、浮遊磁場緩和動作と、ビットセル64に対する読み出し動作および書き込み動作などのメモリアクセス動作を実行する。制御回路68は、適切なハードウェア、ソフトウェアもしくはファームウェア、またはそれらの様々な組み合わせを用いて、上述の動作を実行するように構成される。
図3a−図3dに示されるように、例示される実施形態の各STTRAMビットセル64は、磁気トンネル接合(MTJ)デバイス70などの強磁性デバイス、NMOSトランジスタなどのスイッチングトランジスタ71、および3本の制御線、すなわち、読み出しおよび書き込み動作を含むビットセルアクセス動作のためのビット線(BL)、ソース線(SL)およびワード線(WL)を含む。図4a、図4bにおいて最も良く分かるように、ビットセルの各強磁性デバイス70は、中間層76により分離された強磁性材料の2つの層72、74aを備え、この中間層76は、スピンバルブの場合には金属層であり、MTJの場合には薄い誘電体層または絶縁層である。この例では、強磁性材料の層72は電気接触層78により接触されて、その支配的な磁化方向は固定的である固定分極を有する。従って、層72は、固定層と呼ばれる。固定層72の支配的な磁化方向は、図4aの断面図において右から左を指す矢印80で表される磁化方向を有する。
強磁性材料の他方の層74aは電気接触層81に接触され、これは「自由層」と呼ばれ、「自由層」は、自由層の支配的な磁化方向が選択的に変更され得る変更可能な分極を有する。自由層74aの支配的な磁化方向は、図4aの断面図において同様に右から左を指す矢印82aで表される。図4a、図4bの実施形態において、矢印80、82a、82bにより表される磁化方向は、中間層76に概して平行に示される。他のMTJデバイスにおいて、磁化方向は、他の方向を有し得ることが理解される。例えば、磁化方向は、中間層76と直交し得る。
図4aの実施例では、自由層74aおよび固定層72の両方の支配的な磁化方向が、同一であるように、即ち同一方向に描写されている。これらの2つの強磁性層72、74aの支配的な磁化方向が同一である場合、2つの層の分極は「平行」であると呼ばれる。平行分極では、ビットセルは、ビットセルに記憶された論理1または論理0の一方を表すように選択され得る低抵抗状態を呈する。2つの強磁性層の支配的な磁化方向が図4b中の矢印80(右から左)および矢印82b(左から右)により示されるように反対である場合、2つの層72、74bの分極を「逆平行」であると呼ばれる。逆平行分極では、ビットセルは、ビットセルに記憶された論理1または論理0の他方を表すように選択され得る高抵抗状態を呈する。従って、各ビットセル64のMTJデバイス70は、図3bに示されるように可変抵抗器Rmemによって概略的に表され得る。
STTRAM66のビットセル64に記憶された分極、従って論理ビット値は、ビットセル64の強磁性デバイス70を介して特定の方向にスピン偏極電流を流すことにより、特定のビット値ストレージ状態へ設定され得る。スピン偏極電流は、電荷キャリア(電子などの)のスピン方向はスピンアップまたはスピンダウンのうちのどちらかの、1タイプの支配的な電流である。従って、制御回路68(図2)は、ビットセル64の強磁性デバイス70を介して1つの方向にスピン偏極電流を流すことにより、STTRAM66のビットセル64に論理1を記憶するように構成される。その結果、ビットセル64の強磁性デバイス70の強磁性層は、分極状態が論理1を表すように選択されたことに応じて、平行または逆平行の一方の分極を有する。
逆に、論理0は、ビットセルの強磁性デバイス70を介して反対方向にスピン偏極電流を流す制御回路68により、STTRAM66のビットセル64に記憶され得る。その結果、ビットセル64の強磁性デバイス70の強磁性層は、分極が論理0を表すように選択されたことに応じて、平行または逆平行の他方の分極を有する。
従って、図3a−図3dのビットセル64は、磁気トンネル接合(MTJ)デバイス70を介して電流を流すことより書き込まれ、電流の方向がMTJデバイス70のビット値ストレージ状態を決定する。例えば、電流が十分な継続時間(切り替え時間)の間、印加される場合、ビット線BLからソース線SLへの電流は、MTJデバイス70を平行(P)分極方向に切り替えることとなり、ソース線SLからビット線BLへの電流は、MTJデバイス70を逆平行(AP)分極方向に切り替えることとなる。
本明細書によれば、MTJデバイス70を介して流れる電流に加えて、MTJデバイス70の状態はまた、MTJデバイス70に印加される浮遊磁場などの磁場により影響を及ぼされ得ることが理解される。従って、本明細書の1つの態様において、MTJデバイス70の状態の制御は、MTJデバイス70に印加される浮遊磁場の効果を低減または除外することにより改善され得る。
1つの実施形態において、図5のチャートに示されるように、ビットセル64は、ビット線BLをVRDにプリチャージし、ワード線WLが電圧VDDでストローブされた場合にセルを介してビット線BLが減衰するのを可能にすることにより読み出され、それによりスイッチングトランジスタ71をオンにする。センス増幅器の基準電圧は、参照セルを用いて同時にドレインされ得る。この基準電圧およびアクセスされたビット線BLの両方はPMOS電流ソースを用いてクランプされるため、一定差分は、極めて長いアクセス時間に対してもセンス増幅器入力部に維持される。
この実施例において、論理1は、磁気トンネル接合(MTJ)デバイス70である可変抵抗素子Rmem(図3b)の高抵抗状態(逆平行分極(図4b)で表される。逆に、論理0は、この例では、磁気トンネル接合(MTJ)デバイス70である可変抵抗素子Rmemの低抵抗状態(平行分極(図4a)で表される。それで、プリチャージ電圧VRDが比較的高い値に減衰した場合、論理1(高抵抗状態)がMTJデバイス70に記憶されたとして示される。逆に、プリチャージ電圧VRDが比較的低い値に減衰すると、論理0(低抵抗状態)がMTJデバイス70に記憶されたとして示される。他の実施形態において、論理1は、可変抵抗トランジスタ素子Rmemの低抵抗状態(平行分極(図4a))で表され得ることが理解される。逆に、論理0は、可変抵抗トランジスタ素子Rmemの高抵抗状態(逆平行分極(図4b))で表され得る。
ビットセル64に書き込むには、制御回路68(図2)により制御される双方向書き込み方式が使用される。可変抵抗素子Rmemと表されるMTJデバイス70のビット値ストレージ状態が逆平行状態(図4b)から平行状態(図4a)に変化する論理0を書き込むべく、ビット線BLからソース線SLに電流が流れているように、ビット線BLはVDDに充電され、ソース線SLは接地に接続される。逆に、可変抵抗素子Rmemの状態が平行状態(図4a)から逆平行状態(図4b)に変化する論理1を書き込むには、反対方向の電流が利用される。それで、VDDのソース線SLおよび接地のビット線BLは、電流をソース線SLからビット線BLに、すなわち、反対方向に流させる。ビットセル64へのメモリアクセス動作の完了時に、アクセス中の行のビットセル64のソース線SL、ビット線BLおよびワード線WLは、例えば、図5に示されるように、ゼロボルトなどのオフ状態にて維持され、アクセス中の行のビットセルのビットセルビット値ストレージ状態を保持する。
しかしながら、本明細書によるビットセル状態保持がない場合には、メモリ66の導体を通過する電流は、メモリ66の動作を中断することができる浮遊磁場を生成し得ることが認識される。例えば、読み出しまたは書き込み動作において、1つのビットセルにアクセスすべく、ワード線WL、ビット線BLまたはソース線SL等の導体に生成される電流は、特にビットセル集積度が増大し密集度を増すにつれて、隣接ビットセルのビット値ストレージ状態を反転するのに十分な強度の浮遊磁場を生成し得る。
図3aの実施形態において、ビットセル制御線BLに結合される自由層と、スイッチングトランジスタ71に結合される固定層とを有するMTJデバイス70が示される。しかしながら、他の実施形態において、そのような配置は、スイッチングトランジスタ71に結合される自由層と、ビットセル制御線BLに結合される固定層とで入れ替えられ得ることが理解される。
図6は、メモリ66のビットセル64のアレイ60(図2)についての部分60aを示す概略図である。図2において最も良く分かるように、アレイ60はビットセル64の第1行100およびビットセル64の第2行である、隣接行102を含む。
図6は、各々がMTJデバイス70'を含むビットセル64a、64a…64aにより表されるビットセルを含む行100を示す。同様に、隣接行102は、各々がMTJデバイス70を含むビットセル64b1、64b…64bにより表されるビットセルを含むように示される。図3cおよび図6の例において、ビットセルおよびそれらのコンポーネントは、比較的に密集して統合される。従って、隣接ビットセルと、MTJデバイス70、70'を含む隣接ビットセルのコンポーネント、例えば、ビット線(BL)、ワード線(WL)およびソース線(SL)などの導体金属化制御線108(図3c)、層間のビア110、およびスイッチングトランジスタ71のドープ領域114および層118を含むコンポーネントは、互いに比較的近くに間隔を置かれ得る。他の実施形態が、特定の用途に応じて、より高いか、またはより低い密度に統合され得ることが理解される。
いくつかの実施形態において、密集集積などの種々な要因に起因して、相当量の浮遊磁場が、MTJデバイス70'を含むビットセルのコンポーネントに印加され得る。そのような浮遊磁場は、例えば、ビット線BL、ソース線SLおよびワード線WLなどの電流を伝える導体により生成され得る。本明細書によれば、STTRAMなどのMRAMメモリの浮遊磁場の主な要因は、ワード線(WL)制御線に流れる電流に起因することが認識される。図6の例において、ビットセル64b、64b …64bの行102は、隣接行へのロウハンマリングを引き起こすようにアクセス中の行を表す。ロウハンマ中のビットセル64a、64a…64aの隣接行は、アクセス中ではない。従って、行100用のワード線は、WLnot_accessと標識される。逆に、アクセス中である行102用のワード線は、WLaccessとラベルされる。
図7は、行102(図6)のワード線(WL)の制御線WLaccessに流れる電流に起因して生成中の浮遊磁場Hstrayを示す。図8は、行102(図6)の特定のアドレスは、シーケンシャル読み出し動作または書き込み動作にて、アクセスされるシーケンシャルメモリアクセス周期を示す。各メモリアクセス周期において、アクセス中の行102、すなわち「アクセス」行に対する読み出し動作または書き込み動作のための特定のアドレスの選択時に、選択アドレスのWL制御線WLaccessにより伝えられるワード線(WL)制御信号が、図8に示されるようにハイ状態VONに切り替えられ、それによりWL制御線に結合されるスイッチングトランジスタ71(図3a−図3d)をオンにする。ハイ状態VONへの遷移に起因して、本明細書においてION(図7)と呼ばれる電流は、アクセス中の行102の制御線WLaccessを介して流れる。
WL制御線WLaccessを介して流れるオン(turn on)電流IONの結果として、浮遊磁場Hstrayが図7に示されるようにビオ・サバールの法則に従って生成される。アクセス中ではない隣接行100(図6)の隣接(「ヴィクティム」)MTJデバイス70'に対しての浮遊磁場Hstrayの強度は、ヴィクティムMTJデバイス70'と、アクセス中の行102のWL制御線WLaccessとの間で距離変数d、cosθ、cosφ(図7)の以下の関数として計算され得る。
図9aは、所与の電流IONとMTJデバイスに対する導体の距離dとに関する無限配線(θ=φ=0)を仮定することにより単純化された計算浮遊磁場強度の例を示す。本明細書による浮遊磁場緩和がないと、浮遊磁場Hstrayは、ヴィクティムMTJデバイス70'にそのビット値ストレージ状態を平行方向、つまり低抵抗状態から逆平行方向、つまり高抵抗状態へと切り替えさせ得、逆も同様である。そのような状態切り替えは、WL制御線WLaccessなどの導体を介した双方向電流フローにより向上され、そのことは図9aに示されるように本来振動している浮遊磁場(+Hstray,−Hstray)を生成することを可能にする。例えば、WL制御線WLaccessがアクセス行102のビットセルから値を読み出すか、またはそれに値を書き込むべく、メモリ読み出し/書き込みアクセス周期においてアクティブにされた場合、図8に示されるようにWL制御線WLaccessを介して電流が流れ、WL制御線WLaccessに存在するキャパシタンスを「0」からVONに充電する。図5の例において、電圧VONは、電圧VDDと表される。電圧VONは、特定の用途に応じて、他の値およびソースを有し得ることが認識される。
メモリアクセス周期において開始される電流フローの結果として、磁場Hstrayが生成され、図7に示されるようにヴィクティムMTJデバイス70'を介して流れる。メモリ読み出し(または書き込み)アクセスが終了されると、WL制御線WLaccessが非アクティブにされ、放電電流(−IONと表され得る)が反対方向に流れ、反対方向にヴィクティムMTJデバイス70'を介して流れる浮遊磁場(−Hstrayと表され得る)を生成する。図9aに示されるように、−Hstrayが続く+Hstrayのシーケンシャルなおよび繰り返しの印加により、図10に示されるように、ヴィクティムMTJデバイス70'のビット値ストレージ状態が切り替わるという結果になり得る振動浮遊磁場が提供される。
例えば、ヴィクティムMTJデバイス70'の分極方向は、印加される振動浮遊磁場に応答して振動し得ることが本明細書において認識される。従って、振動浮遊磁場が印加される限り、ビットセルビット値ストレージ状態は同様に振動し得る。その結果、ヴィクティムビットセルの最終ビット値ストレージ状態は、振動浮遊磁場が止まった時点でのビットセルの最終ビット値ストレージ状態に依存し得る。従って、ロウハンマリングの振動浮遊磁場がいつ止まったかに応じて、ヴィクティムビットセルの結果として得られるビット値ストレージ状態は、正しい状態か、または間違った状態であり得る。
MTJデバイスがビット値ストレージ状態の反転の影響を受けやすいことにより、パラメトリックプロセス変動の関数であり得ることがさらに認識される。従って、いくつかのMTJデバイスの状態は、他のMTJデバイスよりも弱い浮遊磁場によって容易に反転され得る。メモリアレイの連続する繰り返しアクセスにより生成される熱により、MTJデバイス状態を反転させるために必要とされる浮遊磁場強度が低減され得ることがさらに理解される。
従って、本明細書による浮遊磁場緩和がないと、メモリの信頼性は、過度な浮遊磁場を生成するロウハンマリングまたは他のメモリアクセスパターンにより悪影響を及ぼされ得る。加えて、ロウハンマリングは、そのようなロウハンマリングがセキュリティポリシにより許可されないメモリ行の書き込みを促進する場合、データセキュリティに悪影響を及ぼし得る。従って、本明細書による浮遊磁場緩和がないと、ハッカーは未承認のメモリ位置への書き込みを可能にし得ることが認識される。
図11は、本明細書によるビットセルビット値ストレージ状態保持動作の1つの例を示す。1つの動作において、MRAMなどのメモリのビットセルの行がアクセスされる(ブロック200)。上記のように、そのようなアクセスは、本明細書によるビットセル状態保持がないと、信頼性またはデータセキュリティにもたらされる損失を伴う、ヴィクティムビットセルのビットセル状態にビット値ストレージ状態を変化させ得る浮遊磁場を生成し得る。図11の実施形態において、メモリは、アクセス中の行に隣接するメモリ行のビット値ストレージ状態を維持すべく(ブロック200)、浮遊磁場を緩和する(ブロック210)ように構成される。
図12は、本明細書による磁場緩和動作の1つの実施形態を含むビットセルビット値ストレージ状態保持動作の1つの例を示す。この例において、WL制御線WLaccessに対して示されるものなどのワード線(WL)制御信号(図8)が、行102のビットセル64b1、64b…64b(図6)の1または複数などのビットセルにアクセスすべく生成される(ブロック220)。上で述べたように、そのようなアクセスは、図10に示されるように、本明細書によるビットセルビット値ストレージ状態保持がないと、ビットセル64a、64a…64a(図6)などのヴィクティムビットセルのビットセル状態に、ビット値ストレージ状態を変化させ得る浮遊磁場+Hstray、−Hstrayを生成し得る。
本明細書による磁場緩和の1つの実施形態において、ワード線補償制御信号が、ビットセルの隣接行のビット値ストレージ状態を維持すべく、浮遊磁場を補償するキャンセル磁場の生成を引き起こすように生成され得る(ブロック230、図12)。図8は、図13のメモリ66のプログラマブルワード線ドライバロジック240などの、ワード線ドライバロジックによって生成されるWL制御線WLnot_access用のワード線補償制御信号の1つの例を示す。図7は、WL制御線WLnot_access用のワード線補償制御信号に応答して生成される磁場Hcancelの1つの例を示す。
既に述べたように、ロウハンマリングを引き起こす行の各メモリアクセス周期(図8)において、選択アドレスのWL制御線WLaccessによって伝えられるワード線(WL)制御信号は、ハイ状態VONに切り替えられ、キャパシタンス充電電流ION(図7)がアクセス中の行102の制御線WLaccessを介して流れる。WL制御線WLaccessを介して流れるオン電流IONの結果として、浮遊磁場Hstrayが生成される。
図13のメモリ66において、行102のビットセル64b、64b…64b(図6)の1または複数は、図13のビットセル64bによって表されるように、行102の行アドレスと、ビットセル64a、64a…64aの1または複数の列アドレスを含むメモリアドレスを提供することによりメモリ読み出しアクセス動作または書き込みアクセス動作に対して選択され得る。行アドレスは、行102のWL制御線WLaccessなどの特定のワード線を選択すべく、行アドレスデコーダロジック244によりデコードされる。列アドレスは、列選択ロジック254およびセンス増幅器260を用いて特定のビット線(BL)を選択すべく、列アドレスデコーダロジック250によってデコードされる。アクセスビットセルに記憶されたビット値は、読み出しラッチ264にて読み出され、ラッチされ得る。
各アクセス周期の浮遊磁場の生成を補償すべく、補償制御信号は、各メモリアクセス周期の間にプログラマブルワード線ドライバ240により生成される。生成された補償制御信号は、行100(図6)のWL制御線WLnot_access(図8)により表されるアクセス中ではない1または複数の隣接行のワード線に印加される。それで、メモリアクセス周期においてアクセス中の行102、すなわち、「アクセス」行に対する読み出し動作または書き込み動作のための特定のアドレスの選択時に、選択アドレスのWL制御線WLnot_accessにより伝えられる補償制御信号が、図8に示されるように下方駆動状態−VUNDに切り替えられる。従って、この実施形態において、非アクセス行のWL制御線の下方駆動状態−VUNDは、アクセス行のWL制御線についてハイ状態VONの逆極性を有する。下方駆動状態−VUNDへの遷移に起因して、本明細書において−IUND(図7)と呼ばれるキャパシタンス充電電流は、アクセス中ではない行100の制御線WLnot_accessを介して流れる。従って、この実施形態において、非アクセス行のWL制御線の電流-IUNDは、アクセス行のWL制御線について電流IONの逆極性を有する。
WL制御線WLnot_accessを介して流れる補償電流−IUNDの結果として、キャンセル磁場Hcancelが図7に示されるようにビオ・サバールの法則に従って生成される。アクセス中ではない隣接行100(図6)の隣接(「ヴィクティム」)MTJデバイス70'にかかるキャンセル磁場Hcancelの強度は、ヴィクティムMTJデバイス70'と、アクセス中ではない行100のWL制御線WLnot_accessとの間で距離変数d、cosθ、cosφ(図7)の以下の関数として計算され得る。
それで、下方駆動状態−VUNDと、アクセス中ではない行100のWL制御線WLnot_accessを介して流れる、結果として得られる電流-IUND(図7)との大きさおよび極性が選択され得、アクセス中ではない隣接行100(図6)の隣接(「ヴィクティム」)MTJデバイス70'にかかる浮遊磁場Hstrayを全部または少なくとも一部補償する、結果として得られるキャンセル磁場Hcancelを提供し得る。例えば、図9bは、隣接(「ヴィクティム」)MTJデバイス70'にかかる浮遊磁場Hstrayを相殺し、強度がゼロまたはその近傍にてネット磁場Hnetを生成する適切な極性および大きさのキャンセル磁場Hcancelを示す。1つの実施形態において、プログラマブルワード線ドライバロジック240は、隣接(「ヴィクティム」)MTJデバイス70'にかかる浮遊磁場Hstrayを相殺する適切な極性および大きさの補償制御信号を提供し、ロウハンマリングに起因するビットセル状態切り替えを低減または除外するのに十分に低いネット磁場Hnetを生成すべくプログラムされ得る。
既に述べたように、メモリ読み出し(または書き込み)アクセスが終了されると、WL制御線WLaccessが非アクティブにされ、キャパシタンス放電電流(−IONと表され得る)が前の電流+IONとして反対方向に流れ、前の浮遊磁場+Hstrayの反対方向にヴィクティムMTJデバイス70'を介して流れる浮遊磁場(−Hstrayと表され得る)を生成する。図9aに示されるように−Hstrayが続く+Hstrayのシーケンシャルな印加により、図10に示されるようにヴィクティムMTJデバイス70'のビット値ストレージ状態の切り替えをもたらし得る振動浮遊磁場Hstrayが提供される。
既に述べたように、補償制御信号は、各メモリアクセス周期の間にプログラマブルワード線ドライバ240によって生成され、行100(図6)のWL制御線WLnot_access(図8)により表されるアクセス中ではない1または複数の隣接行のワード線に印加される。それで、WL制御線WLaccessが非アクティブにされ、電流−IONが流れて浮遊磁場−Hstrayを生成すると、WL制御線WLnot_accessが同様に、非アクティブにされ、キャパシタンス放電補償電流(+IUNDと表され得る)が前の補償電流−IUNDの反対方向に流れ、前のキャンセル磁場−Hcancelの反対方向にヴィクティムMTJデバイス70'を介して流れるキャンセル磁場(+Hcancelと表され得る)を生成する。図9bに示されるように、−Hcancelが続く+Hcancelのシーケンシャルな印加により、振動浮遊磁場HstrayとしてヴィクティムMTJデバイス70'にて同様な大きさであるが、逆極性の振動キャンセル磁場Hcancelを提供し、ヴィクティムMTJデバイス70'にネット印加磁場HNETを提供する。キャンセル磁場Hcancelによる浮遊磁場Hstrayの全部または一部キャンセルから生じるネット磁場HNETは、アクセス行102(図6)により引き起こされるロウハンマリングに起因するヴィクティムMTJデバイス70'のビット値ストレージ状態の切り替えを低減または除外すべく、ヴィクティムMTJデバイス70'にて十分に小さい大きさとなり得る。
図7の実施形態において、アクセス中でない行100のワード線WLnot_accessは、アクセス中の行102のワード線WLaccessよりもヴィクティムMTJデバイス70'に近くなる。その結果、この実施形態において、ワード線WLnot_accessに対する補償制御信号の大きさVUNDは、アクセス中の行102のワード線WLaccessに対するアクセス制御信号VONの大きさより小さくなり得る。例えば、1つの実施形態において、補償制御信号の大きさVUNDは、距離dの距離dに対する比の関数、例えば、大きさVUND=VON*d/dなどであり得る。本明細書による適切な補償制御信号を決定すべく他の関数が適用され得ることが理解される。
それで、プログラマブルワード線ドライバ240は、ビットセルの隣接行へのアクセスを引き起こすロウハンマに起因するビットセルビット値ストレージ状態の反転を低減または除外すべく、適切な補償制御信号を提供するように構成され得る。キャンセル磁場Hcancelによる浮遊磁場Hstrayの全部または一部キャンセルから生じるネット磁場HNETは、繰り返しアクセスまたは他のメモリアクセスパターンにより引き起こされるロウハンマリングに起因する、そのような状態の反転を低減または除外するためにゼロである必要はないことが認識される。その結果、プログラマブルワード線ドライバ240は、電力消費を節約するために比較的低電力であるにもかかわらず、状態の反転を低減または除外するのに十分な強度の補償制御信号を提供するように構成され得る。ワード線ドライバロジック240は、1つの実施形態において、プログラマブルであるとして説明されるが、他の実施形態において、ワード線ドライバロジック240は、特定の用途に応じて固定構成であり得ることが理解される。
図14は、本明細書による磁場緩和の別の実施形態を含むビットセル状態保持動作の別の例を示す。1つの動作において、MRAMのビットセルの行への繰り返しメモリアクセスが、メモリにより検出され得る(ブロック300)。その場合、ビットセルの行へのアクセスは、ビットセルの隣接行のビット値ストレージ状態を維持すべく、一時停止間隔の継続時間の間、浮遊磁場を終了する時間間隔の間で一時停止される(ブロック310)。
図13のメモリ66のプログラマブルワード線ドライバロジック240などのワード線ドライバロジックは、1つの実施形態において、MRAMのビットセルの行への繰り返しメモリアクセスを検出し、そのような検出時には、ある間隔の継続時間の間、浮遊磁場を終了すべくビットセルの行へのメモリアクセスを一時停止するように構成され得る。さらなる別の実施形態において、プログラマブルワード線ドライバロジック240は、図7に関連して上述されたものと同様に、ビットセルの行への繰り返しメモリアクセスを検出し、繰り返しメモリアクセスが検出された場合、キャンセル磁場を生成することにより浮遊磁場を緩和するように構成され得る。さらに他の実施形態において、プログラマブルワード線ドライバロジック240は、特定の用途に応じて、繰り返しアクセス中のビットセルの行へのメモリアクセスを一時停止するか、キャンセル磁場を生成するかのどちらか、あるいは両方によって浮遊磁場を選択的に緩和するように構成され得る。
図15は、ビットセルの行への繰り返しメモリアクセスを検出するように構成される検出器320を含むプログラマブルワード線ドライバロジック240の1つの例を示す。簡略化のために、図には単一の検出器320を示すが、ワード線ドライバは、そのような複数の検出器320を有し得、各検出器320が1または複数の関連ワード線WLに対する繰り返しメモリアクセスを検出するために利用可能であることが理解される。
検出器320は、アクセス中の行へのメモリアクセスパターンを追跡するメモリアクセスカウンタ330を含む。この実施形態において、カウンタ330は、図16に示されるようにアクセス中の行への連続メモリアクセスをカウントする。従って、図16の例において、4連続メモリ読み出しまたは書き込みアクセス周期が、検出間隔の間、特定のメモリ行に対して示される。行が連続メモリアクセスパターンにてアクセスされる度に、カウンタ330の出力がインクリメントされる。逆に、メモリアクセス周期が、検出間隔の間にスキップされた場合、カウンタはリセットされる。
図15の検出器320はさらに、閾値を受信するように構成される第1入力と、カウンタ330のカウント出力を受信するように構成される第2入力とを有する比較器340を含む。比較器340は、いくつかの実施形態において、カウンタ330の出力と、変数「N」で表され得る閾値であって、プログラマブルであり得る閾値とを比較するように構成される。図16の例において、比較器340は、カウンタ330の出力と、N=4の連続メモリアクセス動作の閾値とを比較するようにプログラムされている。
ワード線ドライバロジック240は、メモリアクセスカウンタのカウント出力の閾値との比較の関数として、および、アクセス一時停止間隔の関数としてアクセス中の行へのアクセスを一時停止するように構成される。従って、メモリアクセスカウンタ330の出力は、ビットセルの行が4連続のメモリ読み出しまたは書き込み動作にアクセスされていることを示す場合、行へのアクセスは、プログラマブルワード線ドライバ240の行アクセス一時停止ロジック350によりアクセス一時停止間隔の間(図16)、一時停止される。アクセス一時停止間隔期間の継続期間は、変数「M」によって表され得る。ここで、Mは、アクセス周期の数量を示す。ここでまた、簡単にするために、図は単一の一時停止ロジック350を示すが、ワード線ドライバは、そのような複数の一時停止ロジック350を有し得、各一時停止ロジック350が1または複数の関連ワード線WLに対するメモリアクセスを一時停止するために利用可能であることが理解される。
1つの実施形態において、一時停止期間の継続期間Mは、プログラマブルであり得る。図16の例において、行アクセス一時停止ロジック350は、M=2(2つ)のメモリアクセス周期のアクセス一時停止間隔について行へのアクセスを一時停止するようにプログラムされる。別の実施形態において、アクセス一時停止間隔の継続期間は、わずかにM=1(1つ)のアクセス周期であり得る。アクセス一時停止間隔の継続期間が、特定の用途に応じて、より長いか、またはより短くなり得ることが理解される。同様に、比較器340に対する連続アクセスの閾値Nが、特定の用途に応じて、4より大きいか、または4より小さくなり得ることが理解される。
図17は、検出間隔N=4の間、行に繰り返しアクセスすることによる振動浮遊磁場の生成を示す。
STTRAMの行に繰り返しアクセスすることにより生成される振動浮遊磁場は、STTRAMの隣接(非アクセス)行の1または複数のビットセルについてのスピントルク磁化ベクトルに、元の安定状態から離れて歳差運動を開始させ得ることが本明細書において認識される。従って、近隣行の繰り返しアクセスは、閾値Nと等しい連続メモリアクセス周期の数により表される十分な期間の間、継続する場合、隣接ビットセルのMTJデバイスの磁化ベクトルは、非アクセス行のビットセルの状態を反転させるのに十分に歳差運動させ得る。この例では、行へのメモリアクセスが、メモリアクセス一時停止間隔(すなわち、M=2のメモリ読み出し/書き込みアクセス周期)の間、一時停止されるので、浮遊磁場の生成は、図17に示されるように、メモリアクセス一時停止間隔の継続期間の間、終了される。加えて、メモリアクセスカウンタ330の出力は、図16に示されるように、メモリアクセス一時停止間隔の継続期間の間、ゼロにリセットされる。
ビットセルの状態が別の安定状態に反転する前に、ロウハンマリングを引き起こす行へのメモリアクセスが一時停止された場合、隣接ビットセルの磁化ベクトルの歳差運動は停止し、磁化ベクトルの歳差運動は、ビットセルの状態がその元の安定状態に戻るように逆転することが、本明細書にて認識される。このようにして、「M」メモリ読み出し/書き込みアクセス周期による一時停止のウィンドウまたは間隔の間に、ロウハンマリングを引き起こす行に対する動作の臨時の一時停止は、スピントルクの歳差運動を緩和し、ロウハンマを引き起こすアクセスパターンの結果としてのビット値ストレージ状態の反転の可能性を低減するために利用され得る。それで、ビット値ストレージ状態は、図18に示されるように維持される。いくつかの実施形態において、わずかに単一のメモリアクセス周期(M=1)の間の一時停止メモリアクセスにより、ロウハンマリングに起因するビットセル状態の反転を低減または除外し得ることが考えられる。
図19は、ロウハンマリングを引き起こす行へメモリ読み出し/書き込みアクセスを仮に一時停止することにより浮遊磁場を緩和するビットセル状態保持動作のより詳細な例を示す。この実施形態において、動作の開始(ブロック400)時、全てのメモリアクセスカウンタは、ゼロに初期化される(ブロック410)。いくつかの実施形態において、メモリアクセスカウンタは、ロウハンマリングの可能性のあるソースと考えられるメモリ行ごとのメモリ読み出し/書き込みアクセス周期をカウントすべく提供され得る。これらの可能性のあるターゲット行のうちの1つがアクセス中であると判断すると(ブロック414)、アクセス中の行と関連するカウンタが、適切な値でインクリメントされ得る(ブロック420)。図16の実施形態において、対応するメモリアクセスカウンタは、1と等しい値でインクリメントされる。他の実施形態において、正または負の他のインクリメント値が、特定の用途に応じて利用され得ることが理解される。
対応するカウンタをインクリメントすると、メモリアクセスカウンタ出力により表されるメモリ読み出し/書き込みアクセス周期の数が閾値に達したかどうかにつき、判断(ブロック424)が行われる。図16の実施形態において、閾値は、N=4(4つ)のメモリ読み出し/書き込みアクセス周期である。他の実施形態において、正または負の他の閾値が、特定の用途に応じて利用され得ることが理解される。
メモリアクセスカウンタ出力により表されるメモリ読み出し/書き込みアクセス周期の数が閾値に達したと判断された(ブロック424)場合、メモリアクセスカウンタと関連する行へのさらなるメモリアクセスは、アクセス一時停止間隔の継続期間の間、一時停止される(ブロック430)。図16の実施形態において、アクセス一時停止間隔の継続期間は、M=2(2つ)のメモリ読み出し/書き込みアクセス周期である。他の実施形態において、正または負の他の一時停止間隔の継続期間の値は、特定の用途に応じて、利用され得ることが理解される。
既に述べたように、連続メモリアクセス周期でロウハンマリングを引き起こす行へのメモリアクセスの一時停止は、隣接ビットセルの磁化ベクトルの歳差運動を止めさせ得ることが考えられる。加えて、磁化ベクトルの歳差運動は、ビットセルの状態がその元の安定したビット値ストレージ状態に戻るように逆転する。このようにして、「M」メモリ読み出し/書き込みアクセス周期による一時停止の短期期間または間隔の間に、ロウハンマリングを引き起こす行に対するメモリアクセス動作の臨時の一時停止は、スピントルクの歳差運動を緩和し、ロウハンマを引き起こすメモリアクセスパターンの結果としてのビット値ストレージ状態の反転の可能性を低減するために利用され得る。
アクセス一時停止間隔に続いて、一時停止行のメモリ動作が再開され(ブロック434)、行に対応するメモリアクセスカウンタがリセットされる。メモリアクセスカウンタ出力により表されるメモリ読み出し/書き込みアクセス周期の数が閾値に達していないと判断された(ブロック424)場合、現アクセスが連続メモリアクセスであるかどうかにつき、さらなる判断(ブロック440)が行われる。1つの実施形態において、現メモリアクセスは、メモリアクセスが直前のメモリ読み出し/書き込みアクセス周期に発生した場合、そしてその場合、そのような前のメモリアクセスは、現メモリアクセスと同じ行に対してであったとされる場合、連続メモリアクセスと判断され得る。従って、前のメモリアクセスは、現メモリアクセスと同じ行に対してであり、現メモリアクセスのメモリ読み出し/書き込みアクセス周期の直前のメモリ読み出し/書き込みアクセス周期に発生した場合、現メモリアクセスは、連続メモリアクセスであると判断される(ブロック440)。
現メモリアクセスが連続アクセスと判断された場合(ブロック440)、さらなる判断(ブロック444)が、追加のメモリアクセス命令が未決であるかどうかにつき行われる。さらなるメモリアクセス命令が未決でない場合、現アクセスを含むメモリアクセスパターンは終了中であると決定される。それで、図19の浮遊磁場緩和動作は、終了し得る(ブロック450)。逆に、さらなるメモリアクセス命令が未決である場合、現メモリアクセスを含むメモリアクセスパターンは継続中であり得ると決定される。それで、制御は、上記のように次の未決メモリアクセス動作をテストするために戻って、ブロック414の動作から開始する。
現メモリアクセスが、連続メモリアクセスではないと判断された場合(ブロック440)、現メモリアクセスを含むメモリアクセスパターンは、ロウハンマを引き起こすメモリアクセスパターンではないことが決定される。それで、アクセス中の行の対応するメモリアクセスカウンタは、リセットされ(ブロック454)、次のメモリアクセス動作は、上記のように次のメモリアクセス動作がテストされ、ブロック414の動作から開始する。 [例] 以下の実施例は、さらなる実施形態に関する。
例1は、MRAMビットセルの第1行および第2行を有する磁気抵抗(MRAM)ビットセルのアレイであって、各ビットセルは、第1ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の一方であり、第2ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の他方である分極を有する強磁性デバイスを含む、アレイと、
第1行のビットセルにアクセスする制御回路であって、アクセスが第1磁場を生成するように構成される制御回路と
を備える装置であり、
制御回路はさらに、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく、第1行の第1磁場を緩和するように構成される。
例2において、例1−例8の主題(本例を除く)は任意に、第1磁場を緩和するように構成される制御回路は、第1磁場を補償すべく第2行のビットセルの第2磁場を生成するように構成され、第1行の第1磁場は、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく緩和されることを含むことができる。
例3において、例1−例8の主題(本例を除く)は任意に、MRAMビットセルは、スピントランスファートルク(STT)ランダムアクセスメモリ(RAM)ビットセルであることを含むことができる。
例4において、例1−例8の主題(本例を除く)は任意に、ビットセルの第1行は、第1行の各ビットセルに結合される第1ワード線を有し、ビットセルの第2行は、第2行の各ビットセルに結合される第2ワード線を有し、第1行のビットセルにアクセスするように構成される制御回路は、第1ワード線上に第1極性の第1ワード線制御信号を生成するように構成され、第1ワード線制御信号は、第1磁場を生成し、
第2行のビットセルに第2磁場を生成するように構成される制御回路はさらに、第1磁場を補償すべく第2ワード線上に第1極性とは逆の第2極性のワード線補償制御信号を生成するように構成され、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持することを含むことができる。
例5において、例1−例8の主題(本例を除く)は任意に、第2行のビットセルに第2磁場を生成するように構成される制御回路は、第2ワード線上にワード線補償制御信号を生成するように構成されるプログラマブルワード線ドライバを有し、ワード線補償制御信号の大きさは、プログラマブルであることを含むことができる。
例6において、例1−例8の主題(本例を除く)は任意に、第1磁場を緩和するように構成される制御回路は、第1行への繰り返しアクセスを検出するように構成される検出器と、検出に応答して第1行へのアクセスを一時停止するように構成されるドライバとを有し、第1行の第1磁場は、検出に応答して緩和され、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持することを含むことができる。
例7において、例1−例8の主題(本例を除く)は任意に、制御回路の検出器は、出力を有し、第1行への連続アクセスをカウントし、第1行への連続アクセスの数を表すカウントを出力するように構成されるカウンタと、
閾値を受信するように構成される第1入力と、カウンタのカウント出力を受信するように構成される第2入力とを有し、カウンタのカウント出力を閾値と比較するように構成される比較器とを有し、
制御回路のドライバは、カウンタのカウント出力との閾値との比較の関数として第1行へのアクセスを一時停止するように構成されることを含むことができる。
例8において、例1−例8の主題(本例を除く)は任意に、制御回路は、アクセス周期において第1行のビットセルにアクセスするように構成され、制御回路の比較器は、プログラマブル閾値を受信し、カウンタのカウント出力をプログラマブル閾値と比較するようプログラマブルであるように構成され、
制御回路のドライバは、プログラマブルアクセス周期数値を受信し、カウンタのカウント出力のプログラマブル閾値との比較、およびプログラマブルなアクセス周期数値の関数として第1行へのアクセスを一時停止すべくプログラマブルであるように構成されることを含むことができる。
例9は、ディスプレイと共に使用するコンピューティングシステムに向けられ、
メモリと、
メモリにデータを書き込み、メモリからデータを読み出すように構成されるプロセッサと、
メモリ内のデータにより表される情報を表示するように構成されるビデオコントローラと
を備え、
メモリは、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)を有し、
MRAMビットセルの第1行および第2行を有する磁気抵抗(MRAM)ビットセルのアレイであって、各ビットセルは、第1ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の一方であり、第2ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の他方である分極を有する強磁性デバイスを含む、アレイと、
第1行のビットセルにアクセスするように構成される制御回路であって、アクセスが第1磁場を生成する、制御回路と
を有し、
制御回路はさらに、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく、第1行の第1磁場を緩和するように構成される。
例10において、例9−例16の主題(本例を除く)は任意に、第1磁場を緩和するように構成される制御回路は、第1磁場を補償すべく第2行のビットセルの第2磁場を生成するように構成され、第1行の第1磁場は、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく緩和されることを含むことができる。
例11において、例9−例16の主題(本例を除く)は任意に、MRAMビットセルは、スピントランスファートルク(STT)ランダムアクセスメモリ(RAM)ビットセルであることを含むことができる。
例12において、例9−例16の主題(本例を除く)は任意に、ビットセルの第1行は、第1行の各ビットセルに結合される第1ワード線を有し、ビットセルの第2行は、第2行の各ビットセルに結合される第2ワード線を有し、第1行のビットセルにアクセスするように構成される制御回路は、第1ワード線上に第1極性の第1ワード線制御信号を生成するように構成され、第1ワード線制御信号は、第1磁場を生成し、
第2行のビットセルの第2磁場を生成するように構成される制御回路はさらに、第1磁場を補償すべく第2ワード線上に第1極性とは逆の第2極性のワード線補償制御信号を生成し、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持するように構成されることを含むことができる。
例13において、例9−例16の主題(本例を除く)は任意に、第2行のビットセルに第2磁場を生成するように構成される制御回路は、第2ワード線上にワード線補償制御信号を生成するように構成されるプログラマブルワード線ドライバを有し、ワード線補償制御信号の大きさは、プログラマブルであることを含むことができる。
例14において、例9−例16の主題(本例を除く)は任意に、第1磁場を緩和するように構成される制御回路は、第1行への繰り返しアクセスを検出するように構成される検出器と、検出に応答して第1行へのアクセスを一時停止するように構成されるドライバとを有し、第1行の第1磁場は、検出に応答して緩和され、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持することを含むことができる。
例15において、例9−例16の主題(本例を除く)は任意に、制御回路の検出器は、出力を有し、第1行への連続アクセスをカウントするように構成され、第1行への連続アクセスの数を表すカウントを出力するカウンタと、
閾値を受信するように構成される第1入力と、カウンタのカウント出力を受信するように構成される第2入力とを有し、カウンタのカウント出力を閾値と比較するように構成される比較器とを有し、
制御回路のドライバは、カウンタのカウント出力の閾値との比較の関数として第1行へのアクセスを一時停止するように構成されることを含むことができる。
例16において、例9−例16の主題(本例を除く)は任意に、制御回路は、アクセス周期において第1行のビットセルにアクセスするように構成され、
制御回路の比較器は、プログラマブル閾値とを受信し、カウンタのカウント出力をプログラマブル閾値と比較すべくプログラマブルであるように構成され、
制御回路のドライバは、プログラマブルアクセス周期数値を受信し、カウンタのカウント出力のプログラマブル閾値と、プログラマブルなアクセス周期数値との比較の関数として第1行へのアクセスを一時停止すべくプログラマブルであるように構成されることを含むことができる。
例17は、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)を動作する方法に向けられ、
磁気抵抗(MRAM)ビットセルのアレイの第1行にアクセスする工程であって、アクセスする工程は、第1磁場を生成する工程を有し、各ビットセルは、第1ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の一方であり、第2ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の他方である分極を有する強磁性デバイスを含む、工程と、
第2行のビット値ストレージ状態を維持すべく、第1行の第1磁場を緩和する工程と
を備える。
例18において、例17−例24の主題(本例を除く)は任意に、第1磁場を緩和する工程は、第1磁場を補償すべく第2行のビットセルの第2磁場を生成する工程を有し、第1行の第1磁場は、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく緩和されることを含むことができる。
例19において、例17−例24の主題(本例を除く)は任意に、MRAMビットセルは、スピントランスファートルク(STT)ランダムアクセスメモリ(RAM)ビットセルであることを含むことができる。
例20において、例17−例24の主題(本例を除く)は任意に、ビットセルの第1行は、第1行の各ビットセルに結合される第1ワード線を有し、ビットセルの記第2行は、第2行の各ビットセルに結合される第2ワード線を有し、第1行にアクセスする工程は、第1ワード線上に第1極性の第1ワード線制御信号を生成する工程を含み、第1ワード線制御信号は、第1磁場を生成し、
第2行のビットセルの第2磁場を生成する生成する工程は、第1磁場を補償すべく第2ワード線上に第1極性とは逆の第2極性のワード線補償制御信号を生成する工程であって、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持する、工程を含むことを有することができる。
例21において、例17−例24の主題(本例を除く)は任意に、第2ワード線上にワード線補償制御信号を生成する工程は、ワード線補償制御信号の大きさをプログラミングする工程を含むことを有することができる。
例22において、例17−例24の主題(本例を除く)は任意に、第1磁場を緩和する工程は、第1行への繰り返しアクセスを検出する工程と、検出に応答して第1行へのアクセスを一時停止する工程とを含み、第1行の第1磁場は、検出に応答して緩和され、第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持することを含むことができる。
例23において、例17−例24の主題(本例を除く)は任意に、検出する工程は、第1行への連続アクセスをカウントする工程と、カウント出力を閾値と比較する工程とを含み、一時停止する工程は、カウント出力の閾値との比較の関数として第1行へのアクセスを一時停止する工程を含むことを有することができる。
例24において、例17−例24の主題(本例を除く)は任意に、第1行にアクセスする工程は、アクセス周期において第1行にアクセスする工程を含み、比較する工程は、プログラマブル閾値とアクセス周期数値とをプログラミングする工程と、カウント出力をプログラマブル閾値と比較する工程とを含み、一時停止する工程は、カウント出力のプログラマブル閾値との比較の関数として、プログラマブルなアクセス周期数値の関数として第1行へのアクセスを一時停止する工程を含むことを有することができる。
実施例25は、任意の前述の例に説明した方法を実行する手段を備える装置に向けられる。
上述の動作は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせを生成する標準プログラミングおよび/またはエンジニアリング技法を用いて、方法、装置、またはコンピュータプログラム製品として実装され得る。上述の動作は、プロセッサによるコンピュータストレージ可読媒体からのコード読み出しおよび実行が可能な、「コンピュータ可読ストレージ媒体」に維持されたコンピュータプログラムコードとして実装し得る。コンピュータ可読ストレージ媒体は、電子回路部、ストレージ材料、無機材料、有機材料、生物材料、ケース類、筐体、被覆物、およびハードウェアのうちの少なくとも1つを含む。コンピュータ可読ストレージ媒体は、限定はされないが、磁気ストレージ媒体(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク、テープなど)、光ストレージデバイス(CD−ROM、DVD、光ディスクなど)、揮発性および不揮発性メモリデバイス(例えば、EEPROM、ROM、PROM、RAM、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、ファームウェア、プログラマブルロジックなど)、ソリッドステートデバイス(SSD)などを含み得る。上述の動作を実装するコードは、ハードウェアデバイス(例えば、集積回路チップ、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、特定用途向集積回路(ASIC)など)に実装されたハードウェアロジックにさらに実装され得る。さらに、上述の動作を実装するコードは、「送信信号」中にも実装され得、このような送信信号は空間を介して、または例えば、光ファイバ、銅電線などの、送信媒体を通って伝搬し得る。コードまたはロジックを中に符号化した送信信号は、無線信号、衛星送信、電波、赤外線信号、ブルートゥース(登録商標)などをさらに含み得る。コンピュータ可読ストレージ媒体に埋め込まれたプログラムコードは、送信局またはコンピュータから受信局またはコンピュータに送信信号として送信され得る。コンピュータ可読ストレージ媒体は送信信号のみで構成されるものではない。当業者であれば、本明細書の適用範囲から逸脱することなくこの構成に多くの修正が実行され得ること、および製造物品には当該技術分野で公知の適当な情報保持媒体を備え得ることを認識するだろう。当然、当業者であれば、本明細書の適用範囲から逸脱することなくこの構成に多くの修正を実行され得ること、および製造物品には当該技術分野で公知の任意の有形の情報保持媒体を備え得ることを認識するだろう。
ある特定の用途では、本明細書によるデバイスは、モニタまたはコンピュータシステムに結合された他のディスプレイに表示するメモリからの情報をレンダリングするビデオコントローラ、デバイスドライバ、およびネットワークコントローラを含むコンピュータシステム、例えば、デスクトップ、ワークステーション、サーバ、メインフレーム、ラップトップ、手持ち型コンピュータなどを備えたコンピュータシステム中に具体化され得る。あるいは、デバイスとしての実施形態は、例えば、スイッチ、ルータなどの、ビデオコントローラを含まない、または、例えば、ネットワークコントローラを含まない、コンピューティングデバイス中に具体化され得る。
図にかかる図示されたロジックは、ある特定の順序で起こるある特定のイベントを示し得る。代替的な実施形態では、ある特定の動作は異なる順序で実行され、修正され、または除去され得る。その上、上述のロジックには動作を加え得るが、それらもやはり上述の実施形態に従い得る。さらに、本明細書において説明した動作は順次起こり得るか、またはある特定の動作は並列に処理され得る。さらに、動作は単一の処理ユニットによりまたは分散型処理ユニットにより実行され得る。
様々な実施形態に関する前述の説明は、図解および記述の目的で提示されたものである。それらは包括的であるように意図されたものではなく、または開示した厳密な形態に限定するように意図されたものでもない。上記の教示に鑑みて多くの修正形態および変形形態が可能である。

Claims (24)

  1. MRAMビットセルの第1行および第2行を有する磁気抵抗(MRAM)ビットセルのアレイであって、各ビットセルは、第1ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の一方であり、第2ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の他方である分極を有する強磁性デバイスを含む、アレイと、
    前記第1行のビットセルにアクセスする制御回路であって、前記アクセスが第1磁場を生成する、制御回路と
    を備える装置であって、
    前記制御回路はさらに、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく、前記第1行の第1磁場を緩和する装置。
  2. 第1磁場を緩和する前記制御回路は、第1磁場を補償すべく前記第2行のビットセルの第2磁場を生成し、前記第1行の第1磁場は、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく緩和される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記MRAMビットセルは、スピントランスファートルク(STT)ランダムアクセスメモリ(RAM)ビットセルである、請求項1または2に記載の装置。
  4. ビットセルの前記第1行は、前記第1行の各ビットセルに結合される第1ワード線を有し、ビットセルの前記第2行は、前記第2行の各ビットセルに結合される第2ワード線を有し、前記第1行のビットセルにアクセスする前記制御回路は、前記第1ワード線上に第1極性の第1ワード線制御信号を生成し、前記第1ワード線制御信号は、前記第1磁場を生成し、
    前記第2行のビットセルに第2磁場を生成する前記制御回路はさらに、第1磁場を補償すべく前記第2ワード線上に前記第1極性とは逆の第2極性のワード線補償制御信号を生成し、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持する、
    請求項2に記載の装置。
  5. 前記第2行のビットセルに第2磁場を生成する前記制御回路は、前記第2ワード線上にワード線補償制御信号を生成するプログラマブルワード線ドライバを有し、前記ワード線補償制御信号の大きさは、プログラマブルである、
    請求項4に記載の装置。
  6. 第1磁場を緩和する前記制御回路は、前記第1行への繰り返しアクセスを検出する検出器と、前記検出に応答して前記第1行へのアクセスを一時停止するドライバとを有し、前記第1行の第1磁場は、前記検出に応答して緩和され、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持する、
    請求項1または2に記載の装置。
  7. 前記検出器は、出力を有し、前記第1行への連続アクセスをカウントし、前記第1行への連続アクセスの数を表すカウントを出力するカウンタと、
    閾値を受信する第1入力と、前記カウンタのカウント出力を受信する第2入力とを有し、前記カウンタの前記カウント出力を前記閾値と比較する比較器とを有し、
    前記制御回路の前記ドライバは、前記カウンタの前記カウント出力との前記閾値との前記比較の関数として前記第1行へのアクセスを一時停止する、
    請求項6に記載の装置。
  8. 前記制御回路は、アクセス周期において前記第1行のビットセルにアクセスし、前記制御回路の前記比較器は、プログラマブル閾値を受信し、前記カウンタの前記カウント出力を前記プログラマブル閾値と比較するようプログラマブルであり、
    前記制御回路の前記ドライバは、プログラマブルアクセス周期数値を受信し、前記カウンタの前記カウント出力と前記プログラマブル閾値との前記比較、および前記プログラマブルアクセス周期数値の関数として前記第1行へのアクセスを一時停止すべくプログラマブルである、
    請求項7に記載の装置。
  9. ディスプレイと共に使用するコンピューティングシステムであって、
    メモリと、
    前記メモリにデータを書き込み、前記メモリからデータを読み出すプロセッサと、
    前記メモリ内のデータにより表される情報を表示するビデオコントローラと
    を備え、
    前記メモリは、
    磁気抵抗(MRAM)ビットセルの第1行および第2行を有するMRAMビットセルのアレイであって、各ビットセルは、第1ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の一方であり、第2ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の他方である分極を有する強磁性デバイスを含む、アレイと、
    前記第1行のビットセルにアクセスする制御回路であって、前記アクセスが第1磁場を生成する、制御回路とを含む、
    磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)を有し、
    前記制御回路はさらに、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく、前記第1行の第1磁場を緩和する、
    コンピューティングシステム。
  10. 第1磁場を緩和する前記制御回路は、第1磁場を補償すべく前記第2行のビットセルの第2磁場を生成し、前記第1行の第1磁場は、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく緩和される、請求項9に記載のコンピューティングシステム。
  11. 前記MRAMビットセルは、スピントランスファートルク(STT)ランダムアクセスメモリ(RAM)ビットセルである、請求項9または10に記載のコンピューティングシステム。
  12. ビットセルの前記第1行は、前記第1行の各ビットセルに結合される第1ワード線を有し、ビットセルの前記第2行は、前記第2行の各ビットセルに結合される第2ワード線を有し、前記第1行のビットセルにアクセスする前記制御回路は、前記第1ワード線上に第1極性の第1ワード線制御信号を生成し、前記第1ワード線制御信号は、前記第1磁場を生成し、
    前記第2行のビットセルの第2磁場を生成する前記制御回路はさらに、第1磁場を補償すべく前記第2ワード線上に前記第1極性とは逆の第2極性のワード線補償制御信号を生成し、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持する、
    請求項10に記載のコンピューティングシステム。
  13. 前記第2行のビットセルに第2磁場を生成する前記制御回路は、前記第2ワード線上にワード線補償制御信号を生成するプログラマブルワード線ドライバを有し、前記ワード線補償制御信号の大きさは、プログラマブルである、
    請求項12に記載のコンピューティングシステム。
  14. 第1磁場を緩和する前記制御回路は、前記第1行への繰り返しアクセスを検出する検出器と、前記検出に応答して前記第1行へのアクセスを一時停止するドライバとを有し、前記第1行の第1磁場は、前記検出に応答して緩和され、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持する、
    請求項9または10に記載のコンピューティングシステム。
  15. 前記制御回路の前記検出器は、出力を有し、前記第1行への連続アクセスをカウントし、前記第1行への連続アクセスの数を表すカウントを出力するカウンタと、
    閾値を受信する第1入力と、前記カウンタのカウント出力を受信する第2入力とを有し、前記カウンタの前記カウント出力を前記閾値と比較する比較器とを有し、
    前記制御回路の前記ドライバは、前記カウンタの前記カウント出力の前記閾値との前記比較の関数として前記第1行へのアクセスを一時停止する、
    請求項14に記載のコンピューティングシステム。
  16. 前記制御回路は、アクセス周期において前記第1行のビットセルにアクセスし、前記制御回路の前記比較器は、プログラマブル閾値を受信し、前記カウンタの前記カウント出力を前記プログラマブル閾値と比較するようプログラマブルであり、
    前記制御回路の前記ドライバは、プログラマブルアクセス周期数値を受信し、前記カウンタの前記カウント出力の前記プログラマブル閾値と、前記プログラマブルアクセス周期数値との前記比較の関数として前記第1行へのアクセスを一時停止するようプログラマブルである、
    請求項15に記載のコンピューティングシステム。
  17. 磁気抵抗(MRAM)ビットセルのアレイの第1行にアクセスする段階であって、前記アクセスする段階は、第1磁場を生成する段階を有し、各ビットセルは、第1ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の一方であり、第2ビット値ストレージ状態において、平行分極および逆平行分極の他方である分極を有する強磁性デバイスを含む、段階と、
    第2行の前記ビット値ストレージ状態を維持すべく、前記第1行の第1磁場を緩和する段階と
    を備える方法。
  18. 第1磁場を緩和する段階は、第1磁場を補償すべく前記第2行のビットセルの第2磁場を生成する段階を有し、前記第1行の第1磁場は、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持すべく緩和される、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記MRAMビットセルは、スピントランスファートルク(STT)ランダムアクセスメモリ(RAM)ビットセルである、請求項17または18に記載の方法。
  20. ビットセルの前記第1行は、前記第1行の各ビットセルに結合される第1ワード線を有し、ビットセルの前記第2行は、前記第2行の各ビットセルに結合される第2ワード線を有し、第1行にアクセスする段階は、前記第1ワード線上に第1極性の第1ワード線制御信号を生成する段階を含み、前記第1ワード線制御信号は、前記第1磁場を生成し、
    前記第2行のビットセルの第2磁場を生成する前記生成する段階は、第1磁場を補償すべく前記第2ワード線上に前記第1極性とは逆の第2極性のワード線補償制御信号を生成する段階であって、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持する、段階を含む、
    請求項18に記載の方法。
  21. 前記第2ワード線上にワード線補償制御信号を生成する前記段階は、前記ワード線補償制御信号の大きさをプログラミングする段階を含む、
    請求項20に記載の方法。
  22. 第1磁場を緩和する前記段階は、前記第1行への繰り返しアクセスを検出する段階と、前記検出に応答して前記第1行へのアクセスを一時停止する段階とを含み、前記第1行の第1磁場は、前記検出に応答して緩和され、前記第2行のビットセルのビット値ストレージ状態を維持する、
    請求項17または18に記載の方法。
  23. 前記検出する段階は、前記第1行への連続アクセスをカウントする段階と、カウント出力を閾値と比較する段階とを含み、前記一時停止する段階は、前記カウント出力の前記閾値との前記比較の関数として前記第1行へのアクセスを一時停止する段階を含む、
    請求項22に記載の方法。
  24. 第1行にアクセスする前記段階は、アクセス周期において前記第1行にアクセスする段階を含み、前記比較する段階は、プログラマブル閾値とアクセス周期数値とをプログラミングする段階と、前記カウント出力を前記プログラマブル閾値と比較する段階とを含み、前記一時停止する段階は、前記カウント出力の前記プログラマブル閾値との比較の関数として、およびプログラマブルな前記アクセス周期数値の関数として前記第1行へのアクセスを一時停止する段階を含む、
    請求項23に記載の方法。
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