JP2018511448A - 衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法及び装置 - Google Patents

Abstract

少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースを衣類乾燥機のコントローラに構築することと、乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会して、予想乾燥時間を取得し、前記予想乾燥時間と残り時間との少なくとも一項を表示することとを含む、衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。【選択図】図１

Description

本発明は、衣類乾燥機装置分野に関し、例えば衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法及び装置に関する。

衣類乾燥機は、洗濯後の衣類を乾燥させる家電製品である。乾燥工程には一定の時間を継続する必要があるため、ユーザは、この時間内に離れて他の事をし、予想時間に到達した後に戻って乾燥済みの衣類を取り出すことが可能である。

一般的に、乾燥工程時間又は残り時間を決定する方法は、主に以下の２種類を含む。１、乾燥される衣類の重量、素材等の標準状態に応じて予想乾燥時間を表示する方法；２、洗濯工程における脱水時のモータの回転速度に応じて予想乾燥時間を決定する方法である。

方法１の欠点としては、実際の使用中に衣類の量、衣類の含水率がいずれも不確定であり、実際の乾燥時間が、ある期限内の任意の時間であってもよいが、与えられた予想時間が同一値であるので、予想乾燥時間(表示された乾燥時間)と実際の乾燥時間とが大幅に一致しない。方法２の欠点としては、脱水時のモータの回転速度と衣類の量、衣類の含水率等の要因とが厳密な対応関係を形成できないので、同様に予想乾燥時間(表示された乾燥時間)と実際の乾燥時間とが大幅に一致せず、ユーザが戻った後に、衣類の乾燥がまだ完了していないか、とうに乾燥が完了したことを発見する可能性があり、ユーザ体験が悪い。

本発明は、衣類乾燥機の乾燥の提示時間がより正確な衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法及び装置を提出する。

少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースを衣類乾燥機のコントローラに構築することと、
乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会して、予想乾燥時間を取得し、前記予想乾燥時間と残り時間との少なくとも一項を表示することとを含む、衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、
第１の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置することと、
乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定することと、
乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第１の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定することと、
前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出することと、
温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出することとを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、
前記第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、前記第２の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置することと、
乾燥工程の開始前に、第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定することと、
前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出することと、
温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出することとを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、
第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、第２の温度検出装置をヒーターの出口に設置することと、
乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定することと、
前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出することと、
温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出することとを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会した後に、
現在の負荷重量を算出して表示することを更に含む。

選択的に、前記データベースに、ドラム内の温度変化率と乾燥される衣類の含水量及び／又は重量との対応関係が記憶されており、乾燥される衣類の含水量と重量との少なくとも一項に応じて予想乾燥時間を取得することを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、
乾燥工程の開始前に設定時間Ｔの冷風工程を実行することを更に含む。

少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースを衣類乾燥機のコントローラに構築するように設置されたデータベース構築モジュールと、
乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会して、予想乾燥時間を取得し、前記予想乾燥時間と残り時間との少なくとも一項を表示するように設置された表示モジュールとを含む、衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、第１の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置し、乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第１の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第１の算出モジュールを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、前記第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、前記第２の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置し、乾燥工程の開始前に、第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第２の算出モジュールを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、第２の温度検出装置をヒーターの出口に設置し、乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第３の算出モジュールを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会した後に、現在の負荷重量を算出して表示するように設置された負荷重量算出モジュールを更に含む。

選択的に、前記データベースに、ドラム内の温度変化率と乾燥される衣類の含水量及び／又は重量との対応関係が記憶されており、乾燥される衣類の含水量と重量との少なくとも一項に応じて予想乾燥時間を取得するように設置された乾燥時間取得モジュールを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、乾燥工程の開始前に、設定時間Ｔの冷風工程を実行するように設置された冷風工程実行モジュールを更に含む。

上記方法を実行するように設置されたコンピュータ実行可能な命令が記憶されたコンピュータ記憶媒体。

本発明に係る衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法は、乾燥工程におけるドラム内の温度値の変化率に応じてデータベースに照会して、予想乾燥時間及び／又は残り時間を取得して表示することで、与えられた提示時間がより正確であり、実際時間との誤差がより小さく、ユーザ体験が良い。

本発明の実施例１に係る衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法のフローを示す模式図。 本発明の実施例５に係る衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置の構造を示す模式図。

以下、図面を参照しながら実施形態によって本発明の技術的手段を説明する。

実施例１：
本実施例では、衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法が開示されている。図１に示すように、本実施例に開示された衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法は、
少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースを衣類乾燥機のコントローラに構築する(即、データベースを構築する)Ｓ１０と、
乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会して、予想乾燥時間を取得し、前記予想乾燥時間と残り時間との少なくとも一項を表示するＳ２０とを含む。

選択的に、乾燥工程におけるドラム内の温度値の変化率を測定して算出し、前記変化率に応じてデータベースに照会して、予想乾燥時間及び／又は負荷重量を取得し、予想乾燥時間、残り時間及び／又は負荷重量を表示する。

乾燥工程における衣類乾燥機は、一定の加熱パワーと一定の風量とを有し、加熱開始から温度平衡までの間に、内槽内の空気の温度上昇が線形に近くなる。衣類の量に応じてその線形変化の傾きが異なっている。このような特徴に基づき、衣類乾燥機の性能デバッグ決定階段でそれぞれその温度の無負荷、１ｋｇ、２ｋｇ、３ｋｇ、全負荷までの上昇曲線をテストして記録しつつ、異なる容量での実際の乾燥時間をテストする。

上記テストが完了した後に、データベースを構築することが可能になる。選択的に、異なるタイプの衣類ごとに異なる温度曲線をそれぞれ与える。即、得られたデータが衣類のタイプを索引として、異なる温度値変化率Ｌが異なる乾燥時間と負荷重量とに対応する。データベースに、ドラム内の温度と乾燥される衣類の含水量との対応関係が更に記憶されており、ドラム内の温度変化率を測定するだけで、乾燥される衣類の含水量を照会でき、その含水量に応じて予想乾燥時間を照会でき、算出した後に、残り時間を更に取得できる。

温度値変化率Ｌを取得する方法は、ドラムの吹出口に第１の温度検出装置を設置する。乾燥工程の開始前に設定時間Ｔの冷風工程を実行し、第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、第２の温度値Ｔ２を測定し、第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ＝ΔＴ／Ｓである。

実施例２：
本実施例では、衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法が開示され、そのフローは実施例１と基本的に同じである。衣類乾燥機のコントローラに、少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースが記憶されており、乾燥工程におけるドラム内の温度値の変化率を測定して算出し、その温度値変化率に応じてデータベースに照会して、予想乾燥時間及び／又は負荷重量を取得し、予想乾燥時間、残り時間及び／又は負荷重量を表示する。

相違点として、温度値変化率Ｌを取得する方法は、ドラム外に第１の温度検出装置を設置し、ドラムの吹出口に第２の温度検出装置を設置し、乾燥工程の開始前に、第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ＝ΔＴ／Ｓである。

実施例３：
本実施例では、衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法が開示され、そのフローは実施例１と基本的に同じである。衣類乾燥機のコントローラに、少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースが記憶されており、乾燥工程におけるドラム内の温度値の変化率を測定して算出し、その温度値変化率に応じてデータベースに照会して、予想乾燥時間及び／又は負荷重量を取得し、予想乾燥時間、残り時間及び／又は負荷重量を表示する。

相違点として、温度値変化率Ｌを取得する方法は、ドラム外に第１の温度検出装置を設置し、ヒーターの出口に第２の温度検出装置を設置し、乾燥工程の開始前に第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ＝ΔＴ／Ｓである。

実施例４：
本実施例では、衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法が開示され、そのフローは実施例１と基本的に同じである。衣類乾燥機のコントローラに、少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースが記憶されており、乾燥工程におけるドラム内の温度値の変化率に応じてデータベースに照会して、予想乾燥時間を取得し、予想乾燥時間及び／又は残り時間を表示する。

相違点として、温度値変化率Ｌを取得する具体的な方法は限定されないが、乾燥工程初期の温度値変化率Ｌを測定して算出できればよい。

実施例５
本発明の実施例は、衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置を更に提供し、図２に示すように、本発明の実施例に係る衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置は、
少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースを衣類乾燥機のコントローラに構築するように設置されたデータベース構築モジュール１０と、
乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会して、予想乾燥時間を取得し、前記予想乾燥時間と残り時間との少なくとも一項を表示するように設置された表示モジュール２０とを含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、第１の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置し、乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第１の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第１の算出モジュールを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、前記第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、前記第２の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置し、乾燥工程の開始前に、第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第２の算出モジュールを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、第２の温度検出装置をヒーターの出口に設置し、乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第３の算出モジュールを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会した後に、現在の負荷重量を算出して表示するように設置された負荷重量算出モジュールを更に含む。

選択的に、前記データベースに、ドラム内の温度変化率と乾燥される衣類の含水量及び／又は重量との対応関係が記憶されており、乾燥される衣類の含水量と重量との少なくとも一項に応じて予想乾燥時間を取得するように設置された乾燥時間取得モジュールを更に含む。

選択的に、前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、乾燥工程の開始前に、設定時間Ｔの冷風工程を実行するように設置された冷風工程実行モジュールを更に含む。本発明の実施例は、上記実施例に係る衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法を実行するためのコンピュータ実行可能な命令が記憶された、コンピュータ読取可能な記憶媒体を更に提供する。

本発明の実施例は、メモリと少なくとも１つのプロセッサを含むユーザ機器を更に提供する。そのうち、メモリにはプロセッサにより実行可能な命令が記憶されており、前記命令は上記実施例に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法を実行するために用いられる。

本発明の実施例が、方法、システム又はコンピュータプログラム製品として提供できることを、当業者は理解すべきである。したがって、本発明の実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現できる。さらに、本発明の実施例は、コンピュータ使用可能なプログラムコードを含む１つ又は複数のコンピュータ使用可能な記憶媒体（ディスクメモリ及び光学メモリなどを含むが、これに限定されない）にて実施されたコンピュータプログラム製品の形態とすることが可能である。

本文は、本発明の実施例による方法、機器（システム）、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び／又はブロック図を参照して説明する。コンピュータプログラム命令により、フローチャート及び／又はブロック図のうちの各フロー及び／又はブロックと、フローチャート及び／又はブロック図のうちのフロー及び／又はブロックの組み合わせを実現できることが理解されるべきである。機械を生成するように、これらコンピュータプログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサに提供できる。よって、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサにより実行された命令は、フローチャートにおける１つ又は複数のフロー及び／又はブロック図における１つ又は複数のブロックにより指定された機能を実現するための装置を生成する。

これらコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理機器が特定の方法で動作するように案内できるコンピュータ読取可能なメモリに記憶されてもよい。よって、このコンピュータ読取可能なメモリに記憶された命令は、命令装置を含む製造品を生成し、その命令装置がフローチャートにおける１つ又は複数のフロー及び／又はブロック図における１つ又は複数のブロックにより指定された機能を実現する。

これらコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理機器にロードされてもよい。よって、コンピュータにより実現された処理を生成するように、コンピュータ又は他のプログラム可能な機器に一連の操作ステップを実行することで、コンピュータ又は他のプログラム可能な機器により実行された命令は、フローチャートにおける１つ又は複数のフロー及び／又はブロック図における１つ又は複数のブロックにより指定された機能を実現するためのステップを提供する。

本発明の実施例に係る衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法は、乾燥工程におけるドラム内の温度値の変化率に応じてデータベースに照会して、予想乾燥時間及び／又は残り時間を取得して表示することで、与えられた提示時間より正確であり、実際の時間との誤差がより小さく、ユーザ体験がより良い。

Claims (15)

1. 少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースを衣類乾燥機のコントローラに構築することと、
   乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会して、予想乾燥時間を取得し、前記予想乾燥時間と残り時間との少なくとも一項を表示することとを含む、衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。
2. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、
   第１の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置することと、
   乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定することと、
   乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第１の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定することと、
   前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出することと、
   温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出することとを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。
3. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、
   前記第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、前記第２の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置することと、
   乾燥工程の開始前に、第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定することと、
   前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出することと、
   温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出することとを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。
4. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、
   第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、第２の温度検出装置をヒーターの出口に設置することと、
   乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定することと、
   前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出することと、
   温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出することとを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。
5. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会した後に、
   現在の負荷重量を算出して表示することを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。
6. 前記データベースに、ドラム内の温度変化率と乾燥される衣類の含水量及び／又は重量との対応関係が記憶されており、乾燥される衣類の含水量と重量との少なくとも一項に応じて予想乾燥時間を取得することを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。
7. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、
   乾燥工程の開始前に設定時間Ｔの冷風工程を実行することを更に含む、請求項１〜６のいずれか一項に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断方法。
8. 少なくともドラム内の温度変化率と乾燥時間との対応関係を含むデータベースを衣類乾燥機のコントローラに構築するように設置されたデータベース構築モジュールと、
   乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会して、予想乾燥時間を取得し、前記予想乾燥時間と残り時間との少なくとも一項を表示するように設置された表示モジュールとを含む、衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置。
9. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、第１の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置し、乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第１の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第１の算出モジュールを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置。
10. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、前記第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、前記第２の温度検出装置を前記ドラムの吹出口に設置し、乾燥工程の開始前に、第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第２の算出モジュールを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置。
11. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、第１の温度検出装置を前記ドラム外に設置し、第２の温度検出装置をヒーターの出口に設置し、乾燥工程の開始前に、前記第１の温度検出装置により第１の温度値Ｔ１を測定し、乾燥工程が時間Ｓ継続した後に、前記第２の温度検出装置により第２の温度値Ｔ２を測定し、前記第２の温度値Ｔ２と第１の温度値Ｔ１との差によって温度値変化量ΔＴ（ΔＴ＝Ｔ２−Ｔ１）を算出し、温度変化率Ｌ（Ｌ＝ΔＴ／Ｓ）を算出するように設置された第３の算出モジュールを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置。
12. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会した後に、現在の負荷重量を算出して表示するように設置された負荷重量算出モジュールを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置。
13. 前記データベースに、ドラム内の温度変化率と乾燥される衣類の含水量及び／又は重量との対応関係が記憶されており、乾燥される衣類の含水量と重量との少なくとも一項に応じて予想乾燥時間を取得するように設置された乾燥時間取得モジュールを更に含む、請求項１に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置。
14. 前記の乾燥工程における前記ドラム内の温度値の変化率に応じて前記データベースに照会する前に、乾燥工程の開始前に、設定時間Ｔの冷風工程を実行するように設置された冷風工程実行モジュールを更に含む、請求項１〜６のいずれか一項に記載の衣類乾燥機の乾燥時間の判断装置。
15. 請求項１〜７のいずれか一項に記載の方法を実行するように設置されたコンピュータ実行可能な命令が記憶されたコンピュータ記憶媒体。

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