JPH07114879B2 - 衣類乾燥方法及び衣類乾燥器 - Google Patents

衣類乾燥方法及び衣類乾燥器

Info

Publication number
JPH07114879B2
JPH07114879B2 JP3201561A JP20156191A JPH07114879B2 JP H07114879 B2 JPH07114879 B2 JP H07114879B2 JP 3201561 A JP3201561 A JP 3201561A JP 20156191 A JP20156191 A JP 20156191A JP H07114879 B2 JPH07114879 B2 JP H07114879B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
time
temperature
clothes
finishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3201561A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04336100A (ja
Inventor
彰 戸谷
文雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP3201561A priority Critical patent/JPH07114879B2/ja
Publication of JPH04336100A publication Critical patent/JPH04336100A/ja
Publication of JPH07114879B2 publication Critical patent/JPH07114879B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は濡れた洗濯物を乾燥させ
る衣類乾燥器に関するもので、乾燥所要時間を推定して
これを表示できるようにしたものである。
【0002】
【従来技術及び課題】濡れた洗濯物を温風に曝してこれ
を乾燥させる所謂衣類乾燥器が普及し、雨天時等の洗濯
作業が簡便に行えるようになった。かかる衣類乾燥器と
して例えば図1に示すようなものがある。器具本体(1
0)には投入した衣類(B)(B)を回転撹拌する回転
ドラム(11)が配設されていると共に、該回転ドラム
(11)で包囲される乾燥室(13)の背面壁には排気
ファン(2)の吸引口(39)が形成されている。又、
該排気ファン(2)の排気路(26)には温度センサ
(27)や湿度センサ(28)が配設されていると共
に、器具本体(10)の下部には温風発生用の燃焼装置
(20)が配設されている。
【0003】衣類(B)(B)を開閉扉(15)から乾
燥室(13)内に投入して燃焼装置(20)を燃焼させ
ると共に排気ファン(2)を駆動させると、撚焼装置
(20)の燃焼排気が吹出し口(24)から乾燥室(1
3)内に供給されて衣類(B)(B)からの蒸気発散を
促進させる。そして該蒸気を含んた排気は排気ファン
(2)で吸引されて排気路(26)から外部に排出され
る。又、該排気の温度や湿度は排気路(26)に配設さ
れた温度センサ(27)や湿度センサ(28)で監視さ
れ、前者の温度センサ(27)の出力に基いて乾燥室
(13)内の温度を一定温度に制御すると共に、後者の
湿度センサ(28)の出力で衣類(B)の乾燥状態を判
断する。そして、該湿度センサ(28)の検知する湿度
が一定レベルに達すると燃焼装置(20)を消火させた
まま排気ファン(2)を駆動状態に維持して衣類(B)
(B)を冷却する最終仕上げ動作を行った後に器具動作
を停止させる。
【0004】しかしながら、上記従来のものでは、乾燥
完了時期を経験的に判断しなければならないことから、
該乾燥終了時期が把握し難いという問題があった。尚、
本願発明の発明者は、乾燥開始初期に於ける乾燥室(1
3)内の昇温速度が乾燥所要時間に関係するという事実
に着眼すると共に、該昇温速度と乾燥所要時間の関係式
を実験的に求めることによって本願発明を成すに至っ
た。
【0005】《請求項1の発明について》 請求項1の発明は『乾燥室(13)内に供給した温風で
衣類(B)(B)を乾燥させる衣類乾燥方法』におい
て、乾燥終了時期を表示させ得るようにすることをその
課題とする。
【0006】
【手段】上記課題を解決する為の請求項1の発明の技術
的手段は、『乾燥室(13)からの排気の温度を検知す
ると共に、乾燥動作開始後における上記排気の昇温速さ
を判断し、該昇温速さを変数とする実験式から乾燥所要
時間(T)を演算し、該乾燥所要時間(T)に基いて乾
燥終了時期を表示器(4)に表示するようにし、前記乾
燥所要時間(T)を演算する為の実験式として、衣類の
生地として多用される木綿や化学繊維等の標準的な素材
の乾燥対象物を約60℃の加熱条件で乾燥させた場合の
昇温速さと乾燥所要時間との関係によって求めた実験式
を採用すると共に、実際の乾燥動作時には乾燥室(1
3)内を約60℃に保ちながら乾燥動作を実行するよう
にした』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。乾燥動
作が開始すると乾燥室(13)からの排気温が上昇する
と共に、乾燥開始後に於ける上記排気温の昇温速さを演
算する。上記排気温の昇温速さは、乾燥室(13)に投
入した衣類(B)(B)の量が多いほど遅いことから、
かかる知見の下に予め定めた乾燥所要時間(T)を求め
る実験式に上記昇温速さを代入することにより、乾燥所
要時間(T)が演算される。そして、該乾燥所要時間
(T)に基づいて乾燥終了時期を表示器(4)に表示す
る。特に、上記実験式として、衣類の生地として最も多
用される木綿や化学繊維等の標準的な素材を乾燥対象と
して乾燥所要時間(T)を求める実験式を採用したか
ら、特殊な生地を基準に上記の式を決定する場合に比べ
て乾燥所要時間(T)の誤差が少なくなる。又、乾燥室
(13)内を約60℃に保ちながら乾燥させるから、熱
に弱い化学繊維の衣類でも、これを傷めることなく適正
に乾燥させることができる。
【0008】
【効果】請求項1の発明は次の特有の効果を有する。乾
燥完了時期が表示器(4)に表示できるから、既述従来
のもののように乾燥終了時期を経験的に判断する必要が
なく、該乾燥終了時期が正確に認識できる。
【0009】乾燥室(13)内の温度は熱に弱い化学繊
維の衣類でも熱損傷を受けない温度に維持されるから、
種々の繊維からなる衣類も適正に乾燥出来ると共に、乾
燥所要時間(T)の推定誤差が少なくなる。
【0010】《請求項2の発明について》 請求項2の発明は、請求項1の発明を実施し易くした衣
類乾燥器に関するものであり、加えて、乾燥動作の終了
時に一定時間だけ温風又は冷風を衣類(B)(B)に吹
き付ける仕上げ動作を実行する形式の乾燥器とした場合
に、乾燥動作初期に演算表示した乾燥所要時間(T)を
仕上げ動作実行の際に修正して爾後正確な乾燥終了時期
を表示し得るようにすることをその課題とする。
【0011】
【手段】この課題解決の為に採用される技術的手段は、
『乾燥動作の開始信号を出力する乾燥開始信号発生手段
(42)と、乾燥室(13)からの排気温を検知する温
度センサ(27)と、上記乾燥開始信号発生手段(4
2)から乾燥開始信号がタイマー(41)に入力されて
から前記タイマーの設定時間が経過した時の上記温度セ
ンサ(27)の検知温度と外気温との差を演算するよう
にした昇温速さ演算手段(43)と、該昇温速さ演算手
段(43)が演算した昇温速さに基づいて乾燥所要時間
(T)を演算する乾燥所要時間演算手段(44)と、更
に、該乾燥所要時間演算手段(44)が演算する乾燥所
要時間(T)に基づいて乾燥動作終了時期を表示する表
示器(4)を設け、衣類(B)(B)が放出する蒸気を
含んだ乾燥室(13)からの排気の湿度が一定レベルに
降下したときにこれを検知して終了予告信号を出す湿度
センサ(28)を設け、上記終了予告信号が発生した後
に一定時間だけ仕上げ動作を実行するようにしたものに
おいて、上記仕上げ動作の所要時間を設定する仕上げ所
要時間設定器(21)を設け、上記湿度センサ(28)
から終了予告信号が生じた後は仕上げ所要時間設定器
(21)で設定した仕上げ所要時間に基いて表示器
(4)の表示を行うようにした』ことである。
【0012】
【作用・効果】上記技術的手段は次の作用・効果を有す
る。器具動作が始まって衣類(B)(B)を乾燥させる
動作が開始すると、乾燥開始信号発生手段(42)から
乾燥開始信号が出力される。
【0013】乾燥開始信号発生手段(42)から乾燥開
始信号が出ると、その後、タイマー(41)の設定時間
経過後に温度センサ(27)の検知温度と外気温との
差、即ち昇温速さが昇温速さ演算手段(43)で演算さ
れる。又、請求項1の発明で説明したように上記昇温速
さに基づいて乾燥所要時間演算手段(44)が乾燥所要
時間(T)を演算する。
【0014】そして、該乾燥所要時間演算手段(44)
が求めた上記乾燥所要時間(T)に基づいて終了時期を
表示器(4)に表示させる。これにより、上記表示器
(4)の表示を見ることによって乾燥動作の終了時期が
認識できることとなる。
【0015】そして、乾燥室(13)からの排気の湿度
が一定レベルに降下して湿度センサ(28)から終了予
告信号が出ると、その時点から乾燥室(13)に温風又
は冷風を供給する仕上げ動作が始まる。
【0016】そして、該仕上げ動作は仕上げ所要時間設
定器(21)に設定した時間だけ継続した後に停止して
完全に乾燥作業が完了することとなるが、上記湿度セン
サ(28)から終了予告信号が出たときには仕上げ所要
時間設定器(21)に設定した仕上げ所要時間に基づい
て表示器(4)の表示が成される。
【0017】即ち、乾燥所要時間演算手段(44)で演
算した乾燥所要時間(T)に誤差があって表示器(4)
に表示された乾燥終了時期が実際の器具動作時期と一致
しないことがあっても、湿度センサ(28)から終了予
告信号が出たときは、その後に実行する仕上げ動作の正
確な所要時間に基づいて表示器(4)の表示が修正され
るのである。これにより、器具動作の終了時期が正確に
判断できることとなる。
【0018】
【実施例】次に、上記した本願発明の実施例を図面に従
って詳述する。器具本体(10)は既述したように図1
のものと同様に横成されており、回転ドラム(11)及
び排気ファン2の回転羽根(23)はモータ(19)で
回転せしめられるようになっている。又、外気温度は燃
焼装置(20)の近傍に配設された外気温センサ(2
9)で検知されるようになっており、上記外気温度は燃
焼装置(20)が吸引する空気の温度と等しい温度を検
知する。そして、乾燥動作で乾燥室(13)から器外に
排出された排気は上記吸気に混入しないようになてい
る。これにより、燃焼装置(20)の吸気温度を昇温さ
せないようにしている。
【0019】衣類乾燥器を構成する各部品は図2の如く
マイクロコンピュータ(3)で制御されるようになって
おり、該マイクロコンプュータ(3)の入力ポートに
は、乾燥室(13)からの排気温を検知する温度センサ
(27),該排気の湿度を検知する湿度センサ(2
8),外気温を検知する外気温センサ(29),操作ス
イッチ(31)及び、燃焼装置(20)の炎を検知する
炎検知器(25)が接続されている。又、出力ポートに
は、燃焼装置(20)へのガス回路に挿入した比例弁
(22),モータ(19),及び表示器(4)が夫々接
続されている。
【0020】上記マイクロコンピュータ(3)には、図
3に示す如き内容の制御プログラムが書き込まれてお
り、本願発明の実施例の衣類乾燥器の動作を同図に従っ
て説明する。 .操作スイッチ(31)が操作されるのを監視し、該
操作スイッチ(31)が操作されると燃焼装置(20)
へのガス回路に挿入した比例弁(22)を開度調整する
と共に図示しない点火装置を駆動して燃焼装置(20)
の点火動作を行う。又、モータ(19)を駆動させて回
転ドラム(11)及び排気ファン(2)を回転させる
(図面符号(71),(72)のステップ参照)と共
に、炎検知器(25)の出力を監視して燃焼装置(2
0)が実際に燃焼状態になったか否かを確認し、燃焼装
置(20)が燃焼状態になったことが確認できると、一
定時間(この実施例では30秒)の時間待ちを行う(図
面符号(73),(74)のステップ参照)。そして、
この実施例では、上記炎検知器(25)が請求項2の既
述技術的手段の項に記載の乾燥開始信号発生手段(4
2)に対応している。
【0021】.温度センサ(27)が検知する乾燥室
(13)からの排気の排気温(G)と外気温センサ(2
9)が検知する外気温(F)の温度差を演算して昇温速
さ(A)を求める(図面符号(75)のステップ参
照)。即ち、炎検知器(25)が燃焼装置(20)の燃
焼を検出してから30秒が経過した後における乾燥室
(13)内の温度と外気温の差を示す昇温速さ(A)が
演算されるのである。そして、この実施例では、上記昇
温速さ(A)を演算する図面符号(75)の動作を実行
するマイクロコンプュータ(3)内の機能部が請求項2
の技術的手段の項に記載の昇温速さ演算手段(43)に
対応している。
【0022】.次に、上記した昇温速さ(A)が35
deg以上の場合には乾燥所要時間(T)を「11分」
にセットする(図面符号(76)〜(77)のステップ
参照)。即ち、乾燥室(13)に投入した衣類(B)
(B)が極めて少量のときは、動作開始初期に排気温度
が高くなることから、この場合は、直ちに「11分間」
の仕上げ動作を実行すべく、上記乾燥所要時間(T)を
「11分」にセットするのである。そして、該乾燥所要
時間(T)を表示器(4)に表示する(図面符号(7
8)のステップ参照)。他方、図面符号(76)のステ
ップを実行したときに、乾燥室(13)からの排気温度
があまり昇温していない場合(この実施例では35de
g未満の場合)には、後述する「」の工程に制御が移
される。
【0023】.次に、温度センサ(27)の検知温度
を基にして比例弁(22)の開度を制御しつつ燃焼装置
(20)の燃焼量をコントロールし、これによって、乾
燥室(13)内を60℃に保ちながら、乾燥動作を継続
させる(図面符号(79)のステップ参照)。又、一分
間の時間経過を判断し(図面符号(80)のステップ参
照)、該時間が経過すると「乾燥所要時間(T)」の内
容を一分だけ少なくし(図面符号(81)のステップ参
照)、更に、該乾燥所要時間(T)が最終仕上げ動作
(衣類(B)に冷風を吹き付けてこれを冷却する動作)
の所要時間としての「3」分以下か否かを判断し(図面
符号(82)のステップ参照)、乾燥所要時間(T)が
上記3分以下になるまで乾燥室(13)内を60℃に保
ちながら、表示器(4)に表示する乾燥所要時間(T)
を「1分」単位で減少させて行く。
【0024】.乾燥所要時間(T)が3分以下になる
と、燃焼装置(20)を消火状態に維持し(図面符号
(83)のステップ参照)、その後、表示器(4)に表
示する乾燥所要時間(T)を一分毎にカウントダウン表
示し(図面符号(85)のステップ参照)、該乾燥所要
時間(T)が「0」になるとモータ(19)を停止させ
る(図面符号(84),(86)のステップ参照)。こ
れにより、少量の衣類(B)の乾燥が適正に行える。
【0025】次に、乾燥室(13)に投入した衣類
(B)の量が少なくない通常の乾燥動作について説明す
る。 .上記図面符号(76)のステップを実行した際に昇
温速さ(A)が35deg未満であると判断された場
合、即ち、乾燥室(13)内に相当量の衣類(B)
(B)が存在すると判断された場合は、該昇温速さ
(A)を利用して乾燥終了時期を予測する演算が実行さ
れる。即ち、上記昇温速さ(A)が「13deg」(以
下、臨界温度という)以上であるか否か判断され、該昇
温速さ(A)が臨界温度以下である場合には、「(T)
=−2.15A+63」の演算をする。尚、上記演算結
果は少数点以下を切上げてこれを乾燥所要時間(T)の
値とする。又、上記昇温速さ(A)の値が「13de
g」より大きい場合には、「(T)=−1.76A+5
8」の演算を実行する。(図面符号(90)のステップ
参照)。
【0026】上記乾燥所要時間(T)と昇温速さ(A)
の関係式は、化学繊維や木綿の生地の衣類を60℃に加
熱しながら乾燥させる実験を行った結果から求めた式で
ある。図4に示すように、乾燥開始後30秒後に測定し
た排気温度の温度上昇量、即ち、昇湿速さ(A)を横軸
に採り縦軸に乾燥所要時間(T)を採った座標上に実験
結果を示す複数の点を記載し、これら各点に最も近い一
次関数のグラフを探すと、昇温速さ(A)の値が「約1
3deg」以下の領域では「乾燥所要時間(T)=−
2.15A+63」の式が実験が果に最も良く合致する
ことが分った。又、昇温速さ(A)の値が「約13de
g」以上の領域では「乾燥所要時間(T)=−1.76
A+58」の式が実験結果に最も合致することが分っ
た。
【0027】そして、この実施例では、上記乾燥所要時
間(T)を求める図面符号(89),(90)の動作を
実行するマイクロコンピュータ(3)内の機能部が請求
項2に記載の乾燥所要時間演算手段(44)に対応して
いる。
【0028】.さて、上記「」の工程で前記乾燥所
要時間(T)が演算されると、該乾燥所要時間(T)を
表示器(4)に「T分以上」という表示方法で出力表示
する。又、温度センサ(27)の検知温度を判断しつつ
燃焼装置(20)の燃焼量を制御し、これにより乾燥室
(13)内の温度を一定温度(この実施例では60℃)
に保つ図面符号(92)のステップを実行する。
【0029】.次に、上記乾燥所要時間(T)値が
「11分」を越える場合には、該乾燥所要時間(T)を
表示してから1分間が経過するのを監視し、該1分の時
間が経過する毎に乾燥所要時間(T)を1分づつ少なく
し表示器(4)の表示時間を1分毎に減少させて行く
(図面符号(93),(94),(95),(9
1))。そして、乾燥所要時間(T)値が「11分」ま
で減少する間に湿度センサ(28)から終了予告信号
(乾燥室(13)からの排気の湿度が一定値まで低下し
たことを示す信号)が出た場合には、これを図面符号
(96)のステップで判断し、爾後、図面符号(77)
以下の仕上げ動作に制御動作が移される。そして、該仕
上げ動作に移行したときは、その直前の表示器(4)の
表示時間に関係なく、これに「11分」の値を表示させ
(例えば、「13分」から「11分」に値を変化させ
る)、その後、既述した仕上げ動作が実行せしめられ
る。そして、この実施例では、上記仕上げ時間としての
「11分」を記憶するマイクロコンピュータ(3)内の
メモリーが既述技術的手段の項に記載の仕上げ所要時間
設定器(21)に対応している。尚、乾燥所要時間
(T)の値が「11分」まで減少したときは、これが図
面符号(93)のステップで判断され、かかる場合には
時間経過に関係なく表示器(4)に「11分」の値を継
続表示し、終了予告信号が出たら仕上げ動作に移る。
又、上記実施例では昇温速さ(A)を演算するときの外
気温(F)を外気温センサ(28)で検知したが、これ
に限らず、外気温(F)を操作スイッチ(31)が操作
されて燃焼装置(20)が点火される前の温度セシサ
(27)の検知温度とし、この検知温度を記憶させ、3
0秒後の排気温(G)との温度差によって昇温速さ
(A)を求めてもよい。かかる場合には、外気温センサ
(28)は不要になる利点がある。更に、上記実施例で
は燃焼装置(20)で衣類(B)(B)を加熱するよう
にしたが、これに代えて電気ヒータを使用してもよい。
尚、上記実施例では、乾燥終了までの残り時間を表示器
(4)に表示するようにしたが、乾燥所要時間(T)と
現在時刻を利用して乾燥終了の予想時刻を表示器(4)
に表示するようにしてもよい。又、上記実施例では終了
予告信号が出てからの仕上げ動作として、乾燥室(1
3)を60℃に保つ8分間の乾燥動作を行った後に冷風
を吹き付ける3分間の最終仕上げ動作を行ったが、器具
操作初期の操作に応じて次のように仕上げ動作を分岐さ
せるようにしてもよい。即ち、器具操作初期に図示しな
い「アイロン用スイッチ」を投入した場合には、若干未
乾燥状態に仕上げてアイロン当てをし易くするため、終
了予告信号発生後の11分(又は5分でもよい)の仕上
げ動作を全て冷風で行ってもよい。尚、仕上げ時間を5
分に変更する場合には図面符号(93)及び(77)の
ステップに於ける「11分」の値を「5分」に変更する
必要があると共に、これに応じて乾燥所要時間(T)の
演算式も「6分」だけ少なくする必要がある。又、器具
操作初期に図示しない「念入りスイッチ」を投入した場
合は、加熱乾燥動作を13分間実行した後3分間の冷風
供給を行うようにしてもよい。更に、11分間(又は8
分間でもよい)の仕上げ動作を全て加熱乾燥動作で行っ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を実施した衣類乾燥器の縦断面図
【図2】本願発明の制御回路図
【図3】本願発明の制御動作用フローチャート
【図4】昇温速さ(A)と乾燥所要時間(T)の関係を
示すグラフ
【図5】請求項2の発明の概念図
【符号の説明】
(2)・・・排気ファン (13)・・・乾燥室 (27)・・・温度センサ (28)・・・渥度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室(13)内に供給した温風で衣類
    (B)(B)を乾燥させる衣類乾燥方法において、乾燥
    室(13)からの排気の温度を検知すると共に、乾燥動
    作開始後における上記排気の昇温速さを判断し、該昇温
    速さを変数とする実験式から乾燥所要時間(T)を演算
    し、該乾燥所要時間(T)に基いて乾燥終了時期を表示
    器(4)に表示するようにし、前記乾燥所要時間(T)
    を演算する為の実験式として、衣類の生地として多用さ
    れる木綿や化学繊維等の標準的な素材の乾燥対象物を約
    60℃の加熱条件で乾燥させた場合の昇温速さと乾燦所
    要時間との関係によって求めた実験式を採用すると共
    に、実際の乾燥動作時には乾燥室(13)内を約60℃
    に保ちながら乾燥動作を実行するようにした衣類乾燥方
    法。
  2. 【請求項2】 乾燥室(13)内に供給した温風で衣類
    (B)(B)を乾燥させる衣類乾燥器において、乾燥動
    作の開始信号を出力する乾燥開始信号発生手段(42)
    と、乾燥室(13)からの排気温を検知する温度センサ
    (27)と、上記乾燥開始信号発生手段(42)から乾
    燥開始信号がタイマー(41)に入力されてから前記タ
    イマーの設定時間が経過した時の上記温度センサ(2
    7)の検知温度と外気温との差を演算するようにした
    温速さ演算手段(43)と、該昇温速さ演算手段(4
    3)が演算した昇温速さに基づいて乾燥所要時間(T)
    を演算する乾燥所要時間演算手段(44)と、更に、該
    乾燥所要時間演算手段(44)が演算する乾燥所要時間
    (T)に基づいて乾燥動作終了時期を表示する表示器
    (4)を設け、衣類(B)(B)が放出する蒸気を含ん
    だ乾燥室(13)からの排気の湿度が一定レベルに降下
    したときにこれを検知して終了予告信号を出す湿度セン
    サ(28)を設け、上記終了予告信号が発生した後に一
    定時間だけ仕上げ動作を実行するようにしたものにおい
    て、上記仕上げ動作の所要時間を設定する仕上げ所要時
    間設定器(21)を設け、上記湿度センサ(28)から
    終了予告信号が生じた後は仕上げ所要時間設定器(2
    1)で設定した仕上げ所要時間に基いて表示器(4)の
    表示を行うようにした衣類乾燥器。
JP3201561A 1991-05-10 1991-05-10 衣類乾燥方法及び衣類乾燥器 Expired - Fee Related JPH07114879B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3201561A JPH07114879B2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 衣類乾燥方法及び衣類乾燥器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3201561A JPH07114879B2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 衣類乾燥方法及び衣類乾燥器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7053065A Division JPH07250994A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 衣類乾燥器の乾燥運転の残り所要時間表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04336100A JPH04336100A (ja) 1992-11-24
JPH07114879B2 true JPH07114879B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=16443097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3201561A Expired - Fee Related JPH07114879B2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 衣類乾燥方法及び衣類乾燥器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07114879B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5354496B2 (ja) * 2009-06-17 2013-11-27 東芝キヤリア株式会社 浴室換気乾燥機
CN106149331B (zh) * 2015-04-17 2019-08-09 青岛海尔洗衣机有限公司 干衣机烘干时间的判断方法
CN114941236B (zh) * 2022-06-22 2024-08-20 Tcl家用电器(合肥)有限公司 干衣机的控制方法、控制装置、存储介质和干衣机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55156691U (ja) * 1979-04-28 1980-11-11
JPS6048198B2 (ja) * 1984-07-16 1985-10-25 株式会社東芝 乾燥機における乾燥運転の残り所要時間表示方法
JPS6311197A (ja) * 1986-07-03 1988-01-18 松下電器産業株式会社 衣類乾燥機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04336100A (ja) 1992-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4763425A (en) Automatic clothes dryer
US5649372A (en) Drying cycle controller for controlling drying as a function of humidity and temperature
KR102522019B1 (ko) 의류건조기
US4586267A (en) Automated reversible-dryer control system
EP2287392A2 (en) Dryer and a control method therefor
US7313874B2 (en) Dryer and method for controlling the same
JPH07114879B2 (ja) 衣類乾燥方法及び衣類乾燥器
JPH06205892A (ja) 衣類乾燥機
JPH0719439Y2 (ja) 衣類乾燥機
JPH07250994A (ja) 衣類乾燥器の乾燥運転の残り所要時間表示方法
JP3098659B2 (ja) ガス衣類乾燥機における運転制御装置
JPS6365360B2 (ja)
JP2000271399A (ja) 衣類乾燥機
KR950007273B1 (ko) 건조기의 급기의 가열제어방법 및 그 장치
JP2542929B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2706806B2 (ja) 繊維製品乾燥装置の運転制御方法
JPS6321279Y2 (ja)
KR100305062B1 (ko) 의류건조기의 건조도 감지장치 및 그 감지방법
JP2846791B2 (ja) 乾燥機
JPH01236099A (ja) ドライクリーニング用の衣類乾燥機
JPH0274300A (ja) 衣類乾燥機
JP3566581B2 (ja) 衣類乾燥機
JP4091502B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP3839413B2 (ja) 衣類乾燥機
JPH06312095A (ja) 衣類乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees