JPH07250994A - 衣類乾燥器の乾燥運転の残り所要時間表示方法 - Google Patents

衣類乾燥器の乾燥運転の残り所要時間表示方法

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JPH07250994A
JPH07250994A JP7053065A JP5306595A JPH07250994A JP H07250994 A JPH07250994 A JP H07250994A JP 7053065 A JP7053065 A JP 7053065A JP 5306595 A JP5306595 A JP 5306595A JP H07250994 A JPH07250994 A JP H07250994A
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Akira Totani
彰 戸谷
Fumio Hayashi
文雄 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】衣類乾燥器に関するもので、乾燥対象たる衣類
の量によって変化する乾燥運転の残り所要時間を連続的
に表示させるようにする。 【構成】乾燥運転開始初期における乾燥室等の温度上昇
勾配から予測所要時間(T2)を演算してこの予測所要時間
(T2)から減算計時した残り予測時間(T1)を表示し、一定
時間(T0)の最終乾燥工程が開始されると前記残り予測時
間(T1)表示状態から最終残り時間(T3)表示状態に切替え
るものとし、前記残り予測時間(T1)が前記一定時間(T0)
になっても最終乾燥工程が開始されない場合には、この
一定時間(T0)の表示に固定して、その後に最終乾燥工程
が開始された時点で最終残り時間(T3)表示状態に切替え
るようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は濡れた洗濯物を乾燥させ
る為の衣類乾燥器の乾燥運転の残り所要時間表示方法に
関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】衣類乾燥機は、大略、次のような
構成である。衣類(B)(B)(被乾燥物)を投入して回転撹
拌する為の回転ドラム(11)内が乾燥室(13)となり、この
乾燥室(13)に熱気を供給して、排気ファン(2)の吸引吐
出力により衣類(B) からの気化成分を吸引口(39)から排
気路(26)を介して器具本体(10)の外部に排出させるよう
にした構成である。(図1参照)このような衣類乾燥機
による乾燥運転は比較的長時間に亙るものであるから、
乾燥運転終了時に当該運転を自動停止するとしても、乾
燥運転の残り所要時間を表示器に表示することが望まし
い。
【0003】ところが、乾燥所要時間は、衣類(B) の量
や、その繊維の種類、更には、乾燥室(13)に投入される
時点での衣類(B) 等の乾燥状態(脱水度合い等)によっ
て大きく相違する。そこで、乾燥運転開始直後に予測所
要時間(T2)を演算予測し、その後は、前記予測所要時間
(T2)から、乾燥運転の進行に伴って減算計時した予測残
り時間(T1)を表示(減算表示)する方法がすでに採用さ
れていた。
【0004】この場合には、実際の所要時間と予測所要
時間(T2)との間にズレがあることから、使いにくいもの
であった。この不便を解消するためには、特公昭60−
48198号公報に開示される方法が採用できる。この
ものは、乾燥運転開始時点で、乾燥室から排出口までの
湿潤空気排出経路のいずれかの部分の温度上昇勾配から
乾燥終了までの予測所要時間(T2)を実験式に基づいて演
算予測し、表示器には、乾燥の進行に伴って前記予測所
要時間(T2)から減算計時された予測残り時間(T1)を経時
的に表示する。
【0005】乾燥が進行して、被乾燥物の乾燥度合いが
一定の値に達すると、一定時間(T0)(10分)の最終乾
燥工程が実行され、この最終乾燥工程に移行した時点で
は、表示器には、前記一定時間(T0)を表示した後最終乾
燥工程の進行に伴って減算計時した最終残り時間(T3)が
表示されるようになっている。従って、上記予測所要時
間(T2)が不正確であっても、乾燥終了直前の最終乾燥工
程では、乾燥終了までの残り時間を正確に表示できる利
点がある。
【0006】特に、上記先行技術では、予測所要時間(T
2)を減算表示する予測残り時間(T1)表示状態から、最終
工程の最終残り時間(T3)表示状態に切り替わるまでの間
に、残り時間を表示しない状態を設けている。従って、
予測所要時間(T2)から継続的に減算表示した予測残り時
間(T1)表示状態から前記最終残り時間(T3)表示状態に連
続的に切り替える場合のように、表示時間が大きく飛ん
だり、表示残り時間が瞬間的に増大したりする、表示の
不連続性が解消できる。
【0007】ところが、この表示方法を、ガス乾燥機等
のように、加熱容量の大きなガス乾燥機にそのまま実施
した場合には、表示の不連続性を解消するために設けら
れた残り時間非表示域があるせいで、かえって使いにく
いものとなる。加熱容量の大きなガス乾燥機の場合、そ
の乾燥所要時間は、最大で40〜50分程度で、上記先
行技術の電気乾燥機の所要時間120分に比べて、大幅
に短くなる。一方、最終乾燥工程の所要時間は10分程
度であるから、被乾燥物の量が少ない場合のように乾燥
所要時間の短い場合には、上記したように残り時間非表
示域を設けると、予測残り時間(T1)を減算表示する時間
帯がごく少なくなって、表示器を設けたことの趣旨が半
減する。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『乾燥室(13)内に供給した熱気で被乾燥物を乾
燥させ、一定の乾燥度合いになった時点で一定時間の最
終乾燥工程を実行させる衣類乾燥器における乾燥運転の
残り所要時間を表示するため、乾燥運転開始時点で、前
記乾燥室(13)から排出口までの湿潤空気排出経路のいず
れかの部分の温度上昇勾配から、乾燥終了までの予測所
要時間(T2)を実験式に基づいて演算し、乾燥の進行に伴
って前記予測所要時間(T2)から減算計時された予測残り
時間(T1)を前記表示器(4) に経時的に表示し、乾燥が進
行して、被乾燥物の乾燥度合いが一定の値に達すると、
予め設定された一定時間(T0)の最終乾燥工程に移行し
て、表示器(4) が、前記一定時間(T0)から減算計時され
た最終残り時間(T3)を経時的に表示するようにした衣類
乾燥器の乾燥運転の残り所要時間表示方法』において、
乾燥室(13)に供給される熱気又は温風を生成する為の加
熱容量が大きな場合であっても、表示される残り所要時
間の不連続性が解消されると共に、常時、所定の表示状
態となるようにすることをその課題とする。
【0009】
【手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的手段
は、『乾燥運転を最終乾燥工程に切り替える信号が入力
されると、表示器(4) の表示を、最終残り時間(T3)表示
状態に切り替える為の表示切替装置を設け、乾燥運転を
最終乾燥工程に切り替える信号が入力されたときの予測
残り時間(T 1)が一定時間(T0)よりも大きな場合には直ち
に前記表示切替装置の出力によって表示器(4) の表示を
切替え、乾燥運転を最終乾燥工程に切り替える信号が入
力される前に前記予測残り時間(T1)が前記一定時間(T0)
と一致したときには、前記予測残り時間(T1)の表示を停
止して前記一定時間(T0)を継続的に表示した後、乾燥運
転を最終乾燥工程に切り替える信号が入力されたとき
に、表示器(4) の表示を、表示切替装置の出力により最
終残り時間(T3)表示状態に切り替える構成とした』こと
である。
【0010】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。乾燥運
転が開始されると、表示器(4) には予測残り時間(T1)が
表示され、経時的に表示時間が減算表示される。そし
て、最終乾燥工程になると、表示器(4) には、一定時間
(T0)(例えば11分)が表示された後、経時的に残り時
間が減算表示される最終残り時間(T3)表示状態になり、
この表示時間が「0」になった時点で乾燥運転が終了す
る。
【0011】前記予測残り時間(T1)を表示する状態から
最終残り時間(T3)表示状態に切り替わる時点では、予測
残り時間(T1)は正確には一定時間(T0)になっていない。
前記予測残り時間(T1)が前記一定時間(T0)よりも長い場
合と短い場合とがある。前者の場合には、予測残り時間
(T1)を表示した状態から直接最終残り時間(T3)表示状態
に切り替わる。例えば、一定時間(T0)を11分とした場
合、予測残り時間(T1)が13分であれば表示は13分か
ら11分にジャンプ(この場合、ジャンプ時間2分)し
て切り替わる。
【0012】後者の場合には、予測残り時間(T1)が一定
時間(T0)に固定された後、最終残り時間(T3)表示状態に
切替えられる。例えば、一定時間(T0)を11分とした場
合、予測残り時間(T1)が11分になった後この11分の
表示が予測時間のズレに応じた時間だけ固定され、その
後に最終残り時間(T3)表示状態となる。何れの場合に
も、表示器(4) には、乾燥運転の残り所要時間が連続的
に表示されると共に、表示時間が経時的に小さくなって
行く。
【0013】そして、予測時間の精度が高い場合には、
前記ジャンプ時間や表示を固定する時間が少なくなり、
表示時間が経時的に滑らかに小さくなって行く。
【0014】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。表示器(4)
の残り所要時間の表示は、乾燥運転の経過に伴って連続
的に且経時的に小さくなって行くから、途中で残り所要
時間表示が消失する従来のものに比べて、使いやすいも
のとなる。とくに、乾燥の為の加熱装置の容量(出力)
が大きな場合、従来のもののように、器具の使用時間中
の殆どが時間表示消失状態となる不都合が解消される。
【0015】そして、予測時間の精度が高い場合には、
表示時間が経時的に一層滑らかに小さくなって行くか
ら、残り所要時間の表示の精度が一層向上し、一層使い
易くなる。
【0016】
【実施例】次に、上記した本願発明の実施例を図面に従
って詳述する。器具本体(10)は、既述した従来例と同様
に、図1のように構成されており、回転ドラム(11)の正
面の開口は開閉扉(15)によって閉塞されて、その内部は
乾燥室(13)となり、この乾燥室(13)への熱気は、吹出し
口(24)から供給されて被乾燥物を加熱乾燥した後、排気
ファン(2) の作用により、後述の排出経路から排出され
る。前記回転ドラム(11)及び排気ファン(2) の回転羽根
(23)はモータ(19)で回転せしめられるようになってい
る。又、外気温度は燃焼装置(20)の近傍に配設された外
気温センサ(29)で検知されるようになっており、上記外
気温度は燃焼装置(20)が吸引する空気の温度と等しい温
度を検知する。そして、乾燥運転時の湿潤空気の排気
は、乾燥室(13)から吸引口(39)、排気路(26)を介して器
具本体(10)から上方に器外に排出される。従って、前記
排気は上記吸気に混入されないこととなり、燃焼装置(2
0)の吸気温度を昇温させないものとなる。
【0017】衣類乾燥器を構成する各部品は図2の如く
マイクロコンピュータ(3)で制御されるようになってお
り、該マイクロコンピュータ(3)の入力ポートには、乾
燥室(13)からの排気温を検知する温度センサ(27),該排
気の湿度を検知する湿度センサ(28),外気温を検知する
外気温センサ(29),操作スイッチ(31)及び、燃焼装置(2
0)の炎を検知する炎検知器(25)が接続されている。又、
出力ポートには、燃焼装置(20)へのガス回路に挿入した
比例弁(22),モータ(19),及び表示器(4) が夫々接続さ
れている。
【0018】上記マイクロコンピュータ(3)には、図3
に示す如き内容の制御プログラムが書き込まれており、
本願発明の実施例の衣類乾燥器の動作を同図に従って説
明する。 .操作スイッチ(31)が操作されるのを監視し、該操作
スイッチ(31)が操作されると燃焼装置(20)へのガス回路
に挿入した比例弁(22)を開度調整すると共に図示しない
点火装置を駆動して燃焼装置(20)の点火動作を行う。
又、モータ(19)を駆動させて回転ドラム(11)及び排気フ
ァン(2)を回転させる(図面符号(71),(72)のステップ
参照)と共に、炎検知器(25)の出力を監視して燃焼装置
(20)が実際に燃焼状態になったか否かを確認し、燃焼装
置(20)が燃焼状態になったことが確認できると、一定時
間(この実施例では30秒)の時間待ちを行う(図面符
号(73),(74)のステップ参照)。 .温度センサ(27)が検知する乾燥室(13)からの排気の
排気温(G) と外気温センサ(29)が検知する外気温(F) の
温度差を演算して昇温速さ(A) を求める(図面符号(75)
のステップ参照)。即ち、炎検知器(25)が燃焼装置(20)
の燃焼を検出してから30秒が経過した後における乾燥
室(13)内の温度と外気温の差を示す昇温速さ(A) (温度
上昇勾配に相当する)が演算されるのである。 .次に、上記した昇温速さ(A) が35deg 以上の場合
には乾燥所要時間(T) を「11分」にセットする(図面
符号(76)〜(77)のステップ参照)。即ち、乾燥室(13)に
投入した衣類(B) (B) が極めて少量のときは、動作開始
初期に排気温度が高くなることから、この場合は、直ち
に「11分間」の仕上げ動作を実行すべく、上記乾燥所
要時間(T) を「11分」にセットするのである。そし
て、該乾燥所要時間(T) を表示器(4) に表示する(図面
符号(78)のステップ参照)。他方、図面符号(76)のステ
ップを実行したときに、乾燥室(13)からの排気温度があ
まり昇温していない場合(この実施例では35deg 未満
の場合)には、後述する「」の工程に制御が移され
る。 .次に、温度センサ(27)の検知温度を基にして比例弁
(22)の開度を制御しつつ燃焼装置(20)の燃焼量をコント
ロールし、これによって、乾燥室(13)内を60℃に保ち
ながら、乾燥動作を継続させる(図面符号(79)のステッ
プ参照)。又、一分間の時間経過を判断し(図面符号(8
0)のステップ参照)、該時間が経過すると「乾燥所要時
間(T) 」の内容を一分だけ少なくし(図面符号(81)のス
テップ参照)、更に、該乾燥所要時間(T) が最終仕上げ
動作(衣類(B) に冷風を吹き付けてこれを冷却する動
作)の所要時間としての「3」分以下か否かを判断し
(図面符号(82)のステップ参照)、乾燥所要時間(T) が
上記3分以下になるまで乾燥室(13)内を60℃に保ちな
がら、表示器(4) に表示する乾燥所要時間(T) を「1
分」単位で減少させて行く。 .乾燥所要時間(T) が3分以下になると、燃焼装置(2
0)を消火状態に維持し(図面符号(83)のステップ参
照)、その後、表示器(4) に表示する乾燥所要時間(T)
を一分毎にカウントダウン表示し(図面符号(85)のステ
ップ参照)、該乾燥所要時間(T) が「0」になるとモー
タ(19)を停止させる(図面符号(84),(86)のステップ参
照)。これにより、少量の衣類(B) の乾燥が適正に行え
る。
【0019】次に、乾燥室(13)に投入した衣類(B) の量
が少なくない通常の乾燥動作について説明する。 .上記図面符号(76)のステップを実行した際に昇温速
さ(A) が35deg 未満であると判断された場合、即ち、
乾燥室(13)内に相当量の衣類(B) (B) が存在すると判断
された場合は、該昇温速さ(A) を利用して乾燥終了時期
を予測する演算が実行される。即ち、上記昇温速さ(A)
が「13deg 」(以下、臨界温度という)以上であるか
否か判断され、該昇温速さ(A) が臨界温度以下である場
合には、「(T) =−2.15A+63」の演算をする。
尚、上記演算結果は少数点以下を切上げてこれを乾燥所
要時間(T) の値とする。又、上記昇温速さ(A) の値が
「13deg 」より大きい場合には、「(T) =−1.76
A+58」の演算を実行する。(図面符号(90)のステッ
プ参照)。
【0020】この場合の乾燥所要時間(T) は、請求項に
記載した「予測所要時間(T2)」に相当する。上記乾燥所
要時間(T) と昇温速さ(A) の関係式は、化学繊維や木綿
の生地の衣類を60℃に加熱しながら乾燥させる実験を
行った結果から求めた式である。図4に示すように、乾
燥開始後30秒後に測定した排気温度の温度上昇量、即
ち、昇温速さ(A) を横軸に採り縦軸に乾燥所要時間(T)
を採った座標上に実験結果を示す複数の点を記載し、こ
れら各点に最も近い一次関数のグラフを探すと、昇温速
さ(A) の値が「約13deg 」以下の領域では「乾燥所要
時間(T) =−2.15A+63」の式が実験結果に最も
良く合致することが分った。又、昇温速さ(A)の値が
「約13deg 」以上の領域では「乾燥所要時間(T) =−
1.76A+58」の式が実験結果に最も合致すること
が分った。 .さて、上記「」の工程で前記乾燥所要時間(T) が
演算されると、該乾燥所要時間(T) を表示器(4) に「T
分以上」という表示方法で出力表示する。又、温度セン
サ(27)の検知温度を判断しつつ燃焼装置(20)の燃焼量を
制御し、これにより乾燥室(13)内の温度を一定温度(こ
の実施例では60℃)に保つ図面符号(92)のステップを
実行する。 .次に、上記乾燥所要時間(T) 値が「11分」を越え
る場合には、該乾燥所要時間(T) を表示してから1分間
が経過するのを監視し、1分経過毎に乾燥所要時間(T)
の値を1分刻みで減算し、表示器(4) の表示時間(この
時間は請求項に於ける予測残り時間に相当する)を1分
刻みで減算表示させて行く(図面符号(93),(94),(9
5),(91))。そして、乾燥所要時間(T) 値が「11分」
まで減少する間に湿度センサ(28)から終了予告信号(乾
燥室(13)からの排気の湿度が一定値まで低下したことを
示す信号)が出た場合には、これを図面符号(96)のステ
ップで判断し、爾後、図面符号(77)以下の仕上げ動作状
態(請求項における最終乾燥工程に相当する)に制御動
作が移される。そして、該仕上げ動作に移行したとき
は、その直前の表示器(4) の表示時間に関係なく、これ
に「11分」の値を表示させ(例えば、「13分」から
「11分」に値を変化させる)、その後、既述した仕上げ
動作が実行せしめられる。
【0021】尚、乾燥所要時間(T) の値が「11分」ま
で減少したときは、これが図面符号(93)のステップで判
断され、かかる場合には時間経過に関係なく表示器(4)
に「11分」の値を継続表示し、終了予告信号が出たら
仕上げ動作に移る。又、上記実施例では昇温速さ(A) を
演算するときの外気温(F) を外気温センサ(28)で検知し
たが、これに限らず、外気温(F) を操作スイッチ(31)が
操作されて燃焼装置(20)が点火される前の温度センサ(2
7)の検知温度とし、この検知温度を記憶させ、30秒後
の排気温(G) との温度差によって昇温速さ(A) を求めて
もよい。かかる場合には、外気温センサ(28)は不要にな
る利点がある。
【0022】更に、上記実施例では燃焼装置(20)で衣類
(B) (B) を加熱するようにしたが、これに代えて電気ヒ
ータを使用してもよい。又、上記実施例では終了予告信
号が出てからの仕上げ動作として、乾燥室(13)を60℃
に保つ8分間の乾燥動作を行った後に冷風を吹き付ける
3分間の最終仕上げ動作を行ったが、器具操作初期の操
作に応じて次のように仕上げ動作を分岐させるようにし
てもよい。
【0023】即ち、器具操作初期に図示しない「アイロ
ン用スイッチ」を投入した場合には、若干未乾燥状態に
仕上げてアイロン当てをし易くするため、終了予告信号
発生後の11分(又は5分でもよい)の仕上げ動作を全
て冷風で行ってもよい。尚、仕上げ時間を5分に変更す
る場合には図面符号(93)及び(77)のステップに於ける
「11分」の値を「5分」に変更する必要があると共
に、これに応じて乾燥所要時間(T) の演算式も「6分」
だけ少なくする必要がある。
【0024】又、器具操作初期に図示しない「念入りス
イッチ」を投入した場合は、加熱乾燥動作を13分間実
行した後3分間の冷風供給を行うようにしてもよい。更
に、11分間(又は8分間でもよい)の仕上げ動作を全
て加熱乾燥動作で行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を実施した衣類乾燥器の縦断面図
【図2】本願発明の制御回路図
【図3】本願発明の制御動作用フローチャート
【図4】昇温速さ(A) と乾燥所要時間(T) の関係を示す
グラフ
【符号の説明】
(2)・・・・排気ファン (T0)・・・・
一定時間 (13)・・・・乾燥室 (T1)・・・・
予測残り時間 (27)・・・・温度センサ (T2)・・・・
予測所要時間 (28)・・・・湿度センサ (T3)・・・・
最終残り時間 (4) ・・・・表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室(13)内に供給した熱気で被乾燥物
    を乾燥させ、一定の乾燥度合いになった時点で一定時間
    の最終乾燥工程を実行させる衣類乾燥器における乾燥運
    転の残り所要時間を表示するため、 乾燥運転開始時点で、前記乾燥室(13)から排出口までの
    湿潤空気排出経路のいずれかの部分の温度上昇勾配か
    ら、乾燥終了までの予測所要時間(T2)を実験式に基づい
    て演算し、乾燥の進行に伴って前記予測所要時間(T2)か
    ら減算計時された予測残り時間(T1)を前記表示器(4) に
    経時的に表示し、 乾燥が進行して、被乾燥物の乾燥度合いが一定の値に達
    すると、予め設定された一定時間(T0)の最終乾燥工程に
    移行して、表示器(4) が、前記一定時間(T0)から減算計
    時された最終残り時間(T3)を経時的に表示するようにし
    た衣類乾燥器の乾燥運転の残り所要時間表示方法におい
    て、 乾燥運転を最終乾燥工程に切り替える信号が入力される
    と、表示器(4) の表示を、最終残り時間(T3)表示状態に
    切り替える為の表示切替装置を設け、 乾燥運転を最終乾燥工程に切り替える信号が入力された
    ときの予測残り時間(T 1)が一定時間(T0)よりも大きな場
    合には直ちに前記表示切替装置の出力によって表示器
    (4) の表示を切替え、 乾燥運転を最終乾燥工程に切り替える信号が入力される
    前に前記予測残り時間(T1)が前記一定時間(T0)と一致し
    たときには、前記予測残り時間(T1)の表示を停止して前
    記一定時間(T0)を継続的に表示した後、乾燥運転を最終
    乾燥工程に切り替える信号が入力されたときに、表示器
    (4) の表示を、表示切替装置の出力により最終残り時間
    (T3)表示状態に切り替える構成とした衣類乾燥器の乾燥
    運転の残り所要時間表示方法。
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