JP5354496B2 - 浴室換気乾燥機 - Google Patents

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Description

この発明は、浴室内の衣類を乾燥させる浴室換気乾燥機に関する。
浴室の天井等に取り付けられ、浴室内に吊り下げられた衣類を乾燥させる浴室換気乾燥機が知られている。この浴室換気乾燥機による運転の例として、衣類の重量を目安にしてユーザによって設定されるt1時間にわたり送風機を連続的に動作させ、そのt1時間における初めのt2時間と最後のt3時間においてそれぞれ加熱手段を動作させる乾燥運転がある(例えば特許文献1)。この乾燥運転によれば、加熱動作が初めのt2時間と最後のt3時間だけ行われるので消費電力の低減が図れるとともに、最後の加熱動作によって衣類をふっくらと仕上げることができる。
また、初期設定されるZ時間において、浴室内の温度に応じて定まるX時間の温風運転を行い、残りのY時間は送風のみ継続する換気乾燥機がある(例えば特許文献2)。
さらに、浴室のかびを防ぐため、浴室に隣接する洗面室の温度および湿度に応じて、換気強・換気弱・温風のそれぞれの運転時間を切換えるようにした乾燥機もある(例えば特許文献3)。
特許第3110632号公報 特開2002−62049号公報 特開2005−37110号公報
衣類の重量を目安に設定されるt1時間内で加熱手段をt2時間およびt3時間だけ動作させる乾燥運転は、消費電力の低減と仕上がり感の確保が主な目的であり、環境によっては十分な乾燥効果が得られないことがある。
初期設定のZ時間内で浴室内の温度に応じたX時間の温風運転を行う乾燥機の場合、Z時間が長く設定されると、消費電力が増大するという問題がある。
換気強・換気弱・温風のそれぞれの運転時間を温湿度に応じて切換える乾燥機は、浴室内のかびを防ぐことが目的であり、衣類の乾燥については十分な効果が得られない。
この発明は、上記の事情を考慮したもので、その目的は、消費電力の低減および仕上がり感の向上を図りながら、環境に合わせた必要十分な乾燥効果が得られる省エネルギー性および信頼性にすぐれた浴室換気乾燥機を提供することである。
請求項1に係る発明浴室換気乾燥機は、浴室を換気する換気手段と、前記浴室内の空気を循環させる循環手段と、前記浴室内の循環空気を加熱する加熱手段と、前記浴室外の空気の温度および湿度を検出する検出手段と、衣類乾燥運転の運転時間Txを設定するための操作手段と、この操作手段で設定される運転時間Tx内で、初めに前記循環手段および前記加熱手段による温風乾燥を一定時間T1行い、次に前記循環手段のみによる送風乾燥を所定時間T3行い、最後に前記循環手段および前記加熱手段による温風乾燥を所定時間T2行う第1制御手段と、前記検出手段で検出される温度および湿度に応じて、前記浴室内の衣類を前記温風乾燥のみで乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を前記送風乾燥のみで乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める第2制御手段と、前記第1制御手段による送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2を、前記操作手段で設定される運転時間Tx、前記第1制御手段による温風乾燥の一定時間T1、および前記第2制御手段で求められる温風必要運転時間Thと送風必要運転時間Tcの関係に基づき前記温風乾燥の所定時間T2が必要最小限となる条件で、設定する第3制御手段と、を備える。
この発明の浴室換気乾燥機によれば、消費電力の低減および仕上がり感の向上を図りながら、環境に合わせた必要十分な乾燥効果を得ることができ、省エネルギー性および信頼性が向上する。
この発明の各実施形態の全体の構成を示す図。 各実施形態のリモコンの構成を示す図。 各実施形態の制御回路のブロック図。 第1の実施形態における衣類重量2kg用の必要運転時間設定テーブルを示す図。 第1の実施形態における衣類重量3kg用の必要運転時間設定テーブルを示す図。 第1の実施形態における衣類重量5kg用の必要運転時間設定テーブルを示す図。 各実施形態における衣類乾燥運転の温風乾燥、送風乾燥、温風乾燥の移行およびそれぞれの実行時間を示すタイムチャート。 第1の実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 第2の実施形態における衣類乾燥運転時の湿度変化を示す図。 第2の実施形態の衣類乾燥指数テーブルを示す図。 第3の実施形態の衣類乾燥指数テーブルを示す図。 第4の実施形態の衣類乾燥指数選定条件を示す図。
[1]第1の実施形態
以下、この発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、浴室1に隣接して脱衣室2が設けられ、その浴室1と脱衣室2とが扉3で仕切られている。扉3の下部には通気口3aが形成され、脱衣室2内の空気がこの通気口3aを通して浴室1内に流入する。また、浴室1内には浴槽4が設けられるとともに、衣類を吊り下げるための吊下げ棒5が設けられている。
浴室1の天井面1aの裏側に、浴室換気乾燥機10が設けられている。浴室換気乾燥機10は、天井面1aを通して浴室1内の空間に臨む通気パネル11、この通気パネル11を通した吸込み空気の流路に設けられた吸気量調節用のダンパ12、脱衣室2の天井面2aを通して脱衣室2内の空間に臨む通気パネル13、この通気パネル13を通して吸込まれる空気を本体に導くダクト14、循環ユニット20、換気ユニット30、この換気ユニット30から室外空間に通じる排気ダクト15、および制御部40などを備える。
循環ユニット20は、循環ファン(循環手段)21および電気ヒータ(加熱手段)22を有し、循環ファン21の動作により浴室1内の空気を通気パネル11およびダンパ12を通して循環させながら、その循環空気を電気ヒータ22の発熱により加熱して通気パネル11に設けられた吹出口から温風を吹き出させる。換気ユニット30は、換気ファン31を有し、天井面1aの裏側空間の空気や通気パネル11,13からの吸込み空気を換気ファン31の動作によりダクト15を通して室外に放出する。
また、脱衣室2の壁面に、リモートコントロール式の操作器(操作手段;以下リモコンという)50が設けられている。このリモコン50は、図2に示すように、時間/重量/温度などの数値を表示する表示部51、温風乾燥運転の運転時間Txの変更を報知するための発光ダイオード51a、運転開始までの時間を設定するための入タイマ釦52、この入タイマ釦52の操作による時間設定の有無を報知する発光ダイオード52a、運転終了までの時間を設定するための切タイマ釦53、この切タイマ釦53の操作による時間設定の有無を報知する発光ダイオード53a、乾燥対象の衣類の重量を設定するための衣類重量釦54、脱衣室2の空気の温度および湿度を検出する温湿度検出部(第1検出手段)55、表示部51の数値表示を増加させるためのアップ釦56a、表示部51の数値表示を減少させるためのダウン釦56b、乾燥運転を設定するための乾燥釦57、換気運転を設定するための換気釦58、暖房運転を設定するための暖房釦59、運転停止を指示するための停止釦60などを備える。
このリモコン50が上記制御部40に接続される。制御部40は、CPU41、メモリ42、タイマ43、換気駆動部44、循環駆動部45、および加熱駆動部46を有する。換気駆動部44は、CPU41の指令に応じて換気ファン31を駆動する。循環駆動部45は、CPU41の指令に応じて循環ファン21を駆動する。加熱駆動部46は、CPU41の指令に応じて電気ヒータ22を駆動する。
メモリ42は、制御プログラムおよび各種データを記憶している。このメモリ42内のデータの一部として、図4、図5、図6に示す衣類重量2kg用、3kg用、5kg用の3つの必要運転時間設定テーブルがある。これら必要運転時間設定テーブルは、浴室内の衣類を温風乾燥のみで乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を送風乾燥のみで乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを、脱衣室2内の空気の温度および湿度に対応付けて記憶している。なお、温風乾燥運転とは、循環ファン21および電気ヒータ22をオンさせ、浴室内に温風を吹き出させる運転であり、送風乾燥運転とは、循環ファン21をオンさせ、電気ヒータ22をオフとし、浴室内の空気を循環させるのみの運転である。これら必要運転時間設定テーブルにおいて、破線より上側が送風必要運転時間Tcのデータ、破線より下側が温風必要運転時間Thのデータである。
CPU41は、主要な機能として次の(1)〜(5)の手段を有する。
(1)リモコン50で設定される衣類乾燥運転の運転時間Tx内で、初めに循環ファン21および電気ヒータ22の動作による温風乾燥を予め固定の一定時間T1行い、次に循環ファン21の動作のみによる送風乾燥を所定時間T3行い、最後に循環ファン21および電気ヒータ22の動作による温風乾燥を所定時間T2行う第1制御手段。
(2)温湿度検出部55で検出される温度および湿度に応じて、浴室1内の衣類を上記温風乾燥のみで乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を上記送風乾燥のみで乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める第2制御手段。具体的には、衣類乾燥運転の実行中、リモコン50で設定される重量と温湿度検出部55で検出される温度および湿度に応じて、温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcをメモリ42から逐次に読出す。
(3)第1制御手段による送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2を、リモコン50で設定される運転時間Tx、第1制御手段による温風乾燥の一定時間T1、および第2制御手段で求められる温風必要運転時間Thと送風必要運転時間Tcの関係に基づき、かつ温風乾燥の所定時間T2が必要最小限となる条件で設定する第3制御手段。具体的には、衣類乾燥運転の実行中、送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2を、リモコン50で設定される運転時間Tx、温風乾燥の一定時間T1、および温風必要運転時間Thと送風必要運転時間Tcの関係を表わす“Tx=T1+T3+T2”および“T3=(Th−T1−T2)×(Tc/Th)”を用いて温風乾燥の所定時間T2が必要最小限となる値を設定する。
(4)リモコン50で設定される運転時間Txが、温風必要運転時間Th未満のとき、温風乾燥の所定時間T2が、その温風必要運転時間Thから温風乾燥の一定時間T1を減算した時間となるように、リモコン50で設定される運転時間Txを変更する第4制御手段。
(5)第4制御手段による運転時間Txの変更をリモコン50の発光ダイオード51aにより報知する報知手段。
つぎに、図7のタイムチャートおよび図8のフローチャートを参照しながら、作用を説明する。
ユーザは、乾燥させたい衣類を浴室1の吊下げ棒5に吊るして扉3を閉め、吊るした衣類のおおよその重量をリモコン50で設定する。この場合、リモコン50の衣類重量釦54が押圧されるごとに、衣類重量2kg・3kg・5kgが表示部51で順次に切替表示される。ユーザは、おおよその重量が2kgであれば、表示部51で2kgが表示されるまで衣類重量釦54の押圧を繰り返す。続いて、アップ釦56aまたはダウン釦56bの操作により任意の運転時間Txを設定し、乾燥釦57を押圧する。これらの操作により、衣類乾燥運転が設定される(ステップ101のYES)。
この衣類乾燥運転の設定に伴い(ステップ101のYES)、リモコン50の温湿度検出部55で検出される温度および湿度が取り込まれ(ステップ102)、取り込まれた温湿度および上記設定された重量に対応する温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcがメモリ42から読出される(ステップ103)。
そして、上記設定された運転時間Txが上記読出された温風必要運転時間Th以上であれば(ステップ104のNO)、衣類乾燥運転における送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2が、運転時間Tx、温風乾燥の一定時間T1、および温風必要運転時間Thと送風必要運転時間Tcの関係を表わす“Tx=T1+T3+T2”および“T3=(Th−T1−T2)×(Tc/Th)”を用いて温風乾燥の所定時間T2を算出することで、必要最小限の温風乾燥の所定時間T2が算出され、この値が設定される(ステップ105)。
例えば、設定重量が2kg、検出温度が12℃、検出湿度が50%の場合、設定重量2kgに対応する図4の必要運転時間設定テーブルが参照され、検出温度12℃と検出湿度50%に対応する送風必要運転時間Tc=9.5時間および温風必要運転時間Th=2.0時間が読出される。
そして、運転時間Txとして7.0時間が設定され、かつ温風乾燥の一定時間T1が0.5時間であれば、“Tx=T1+T3+T2=0.5+T3+T2”となり、T3,T2を求める“T3+T2=7.0−0.5=6.5”が得られる。
これをT3の換算式“T3=(Th−T1−T2)×(Tc/Th)”に基づき且つT2が必要最小限の値となる条件で求めると、T3=6.3333・・時間、T2=0.166・・時間を求めることができる。この算出結果では、割り切れないため、実際には、確実に乾燥させるため、温風暖房時間側を切り上げてT2=0.17時間とし、T3=6.33時間とする。
なお、設定重量が3kg、検出温度が16℃、検出湿度が58%であれば、設定重量3kgに対応する図5の必要運転時間設定テーブルが参照され、検出温度16℃と検出湿度58%に対応する送風必要運転時間Tc=9.60時間および温風必要運転時間Th=2.22時間が読出される。同様に、設定重量が5kg、検出温度が18℃、検出湿度が62%であれば、設定重量5kgに対応する図6の必要運転時間設定テーブルが参照され、検出温度18℃と検出湿度62%に対応する送風必要運転時間Tc=16.96時間および温風必要運転時間Th=3.20時間が読出される。
上記ステップ104の判定において、運転時間Txが温風必要運転時間Th未満であれば(ステップ104のYES)、設定された運転時間では衣類は乾燥できないため、温風乾燥の所定時間T2が、温風必要運転時間Thから温風乾燥の一定時間T1を減じた時間(=Th−T1)に設定されるとともに、送風乾燥の所定時間T3が予め定められた値、たとえば1分に設定される(ステップ106)。これにより、運転時間Tx(=T1+T3+T2)が変更される。この結果、衣類は確実に乾燥させることができる。そして、変更された運転時間Txはリモコン50の表示部51で表示されるとともに、その変更の旨が発光ダイオード51aの点灯によりユーザに報知される(ステップ107)。
運転が開始されると、循環ファン21が動作オンして浴室1内の空気が循環するとともに、その循環空気が電気ヒータ22の動作オンによる発熱によって加熱され、かつタイマ43によるタイムカウントtaが開始される(ステップ108)。このタイムカウントtaが一定時間T1に満たないうちは(ステップ109のNO)、空気の循環と加熱による温風乾燥が継続される。
タイムカウントtaが一定時間T1に達すると(ステップ109のYES)、電気ヒータ22が動作オフされる(ステップ110)。これにより、温風乾燥が終了し、循環ファン21の動作のみによる送風乾燥に移行となる。この移行に伴い、タイマ43のタイムカウントtaと“一定時間T1+所定時間T3”の値とが比較される(ステップ111)。
タイムカウントtaが“一定時間T1+所定時間T3”に達すると(ステップ111のYES)、再び電気ヒータ22が動作オンされて加熱が開始される(ステップ112)。すなわち、送風乾燥が終了し、温風乾燥に移行する。この移行に伴い、タイマ43のタイムカウントtaと“一定時間T1+所定時間T3+所定時間T2”とが比較される(ステップ113)。
タイムカウントtaが“一定時間T1+所定時間T3+所定時間T2”に達すると(ステップ113のYES)、循環ファン21および電気ヒータ22の動作がオフされ、タイムカウントtaがクリアされる(ステップ114)。
こうして、運転時間Txにおいて、初めに循環ファン21および電気ヒータ22の動作による温風乾燥を一定時間T1行い、次に循環ファン21の動作のみによる送風乾燥を所定時間T3行い、最後に循環ファン21および電気ヒータ22の動作による温風乾燥を所定時間T2行う衣類乾燥運転が実行される。この衣類乾燥運転により、浴室1内の衣類が乾燥される。
ところで、タイムカウントtaが“一定時間T1+所定時間T3”未満で(ステップ111のNO)、循環ファン21の動作のみによる送風乾燥が行われているとき、リモコン50の温湿度検出部55で検出される温度および湿度が取り込まれ(ステップ115)、取り込まれた温湿度および上記設定重量に対応する温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcがメモリ42から読出される(ステップ116)。
設定されている運転時間Tx(最初に設定された運転時間Txまたは変更設定された運転時間Tx)が、上記読出された温風必要運転時間Th未満であれば(ステップ117のYES)、現時点までの送風乾燥の実行時間T3´(=ta−T1)および現時点の温湿度条件に見合う温風乾燥の所定時間T2´を当て嵌めた関係式“Tx=T1+T3´+T2´”および換算式“T3´=(Th−T1−T2´)×(Tc/Th)”に基づき、温風乾燥の所定時間T2´が求められる(ステップ118)。
所定時間T2´が前回求められた所定時間T2と同じであれば(ステップ119のYES)、タイムカウントtaと“一定時間T1+所定時間T3”との比較が継続される(ステップ111)。
所定時間T2´が前回求められた所定時間T2と同じでない場合(ステップ119のNO)、残り運転時間“Tx−ta”と所定時間T2´とが比較される(ステップ120)。
残り運転時間“Tx−ta”が所定時間T2´未満であれば(ステップ120のYES)、送風乾燥の所定時間T3が現時点のタイムカウントtaから一定時間T1を減じた時間(=ta−T1)に更新設定されるとともに、所定時間T2´が温風乾燥の所定時間T2として更新設定される(ステップ121)。その結果、運転時間Txが“T1+T3+T2´”に変更となる。変更された運転時間Txはリモコン50の表示部51で表示されるとともに、その変更の旨が発光ダイオード51aの点灯によりユーザに報知される(ステップ122)。
この報知に続き、電気ヒータ22が再び動作オンされて温風乾燥に移行する(ステップ112)。この移行に伴い、タイマ43のタイムカウントtaと“一定時間T1+所定時間T3+所定時間T2”とが比較される(ステップ113)。タイムカウントtaが“一定時間T1+所定時間T3+所定時間T2”に達すると(ステップ113のYES)、循環ファン21および電気ヒータ22の動作がオフされ、タイムカウントtaがクリアされる(ステップ114)。
一方、上記ステップ120の判定において、残り運転時間“Tx−ta”が所定時間T2´以上の場合(ステップ120のNO)、送風乾燥の所定時間T3が“Tx−T1−T2´”に更新設定されるとともに、所定時間T2´が温風乾燥の所定時間T2として更新設定される(ステップ123)。そして、タイムカウントtaと“一定時間T1+所定時間T3”との比較が継続される(ステップ111)。
また、上記ステップ117の比較において、運転時間Tx(最初に設定された運転時間Txまたは変更設定された運転時間Tx)が温風必要運転時間Th以上であれば(ステップ117のNO)、現時点までの送風乾燥の実行時間T3´(=ta−T1)および現時点の温湿度条件に見合う温風乾燥の所定時間T2´を当て嵌めた関係式“Tx=T1+T3´+T2´”および換算式“T3´=(Th−T1−T2´)×(Tc/Th)”に基づいて温風乾燥の所定時間T2´が求められ、その所定時間T2´が温風乾燥の所定時間T2として更新設定されるとともに、送風乾燥の所定時間T3が現時点のタイムカウントtaから一定時間T1を減じた時間(=ta−T1)に更新設定される(ステップ124)。その結果、運転時間Txが“T1+T3+T2´”に変更となる。変更された運転時間Txはリモコン50の表示部51で表示されるとともに、その変更の旨が発光ダイオード51aの点灯によりユーザに報知される(ステップ122)。
この報知に続き、電気ヒータ22が再び動作オンされて温風乾燥に移行する(ステップ112)。この移行に伴い、タイマ43のタイムカウントtaと“一定時間T1+所定時間T3+所定時間T2”とが比較される(ステップ113)。タイムカウントtaが“一定時間T1+所定時間T3+所定時間T2”に達すると(ステップ113のYES)、循環ファン21および電気ヒータ22の動作がオフされ、タイムカウントtaがクリアされる(ステップ114)。
以上のように、設定される運転時間Tx内で、初めに一定時間T1の温風乾燥を行い、次に所定時間T3の送風乾燥を行い、最後に所定時間T2の温風乾燥を行うことにより、電力の消費が大きくなる電気ヒータ22の動作をできるだけ少なくしながら、これにより消費電力の低減を図りながら、浴室1内の衣類を確実に乾燥させることができる。衣類が十分に乾燥しているのに電気ヒータ22が動作するといった無駄な乾燥運転を解消し、省エネルギー効果が得られる。しかも、最後の温風乾燥を行うことで、衣類の仕上がりがふっくらとなり、良好な仕上がり感を得ることができる。
とくに、浴室1に隣接する脱衣室2の空気温度および空気湿度に応じた温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcを求め、ユーザ設定される運転時間Txの中でこれら求めた温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcに基づき送風乾燥の所定時間T3および必要最小限の温風乾燥の所定時間T2を設定するので、温湿度に合わせた必要十分な乾燥効果が得られる。
また、送風乾燥の所定時間T3および最後の温風乾燥の所定時間T2を設定するための要件として、温湿度だけでなく、ユーザ設定される衣類重量を加えるので、衣類の量も考慮した必要十分な乾燥効果が得られる。
さらに、送風乾燥の所定時間T3および最後の温風乾燥の所定時間T2については、運転開始時だけでなく、送風乾燥を行っている最中に逐次に更新設定するので、温湿度の変化に合わせた効率的な衣類乾燥が可能である。
しかも、ユーザ設定される運転時間Txが温風必要運転時間Thより短い場合は、その運転時間Txを最適な値へと自動的に変更するので、ユーザ設定に間違いがあっても、あるいは操作に不慣れなユーザであっても、衣類乾燥を確実に行うことができる。
[2]第2の実施形態
図3に破線で示すように、制御部40のCPU41に温湿度検出部(第2検出手段)70が接続される。温湿度検出部70は、図1には示していないが、循環ユニット20の循環ファン21の吸込み風路に設けられ、浴室1内の空気の温度および湿度を検出する。
そして、制御部40のCPU41は、第1実施形態の(1)〜(5)の手段のうち、(2)の第2制御手段に換わり、次の(12)の第2制御手段を有する。
(12)衣類乾燥運転の最初の温風乾燥が開始されてから所定時間Ta(<T1)後、温湿度検出部70で検出される温度と同検出される湿度の変化速度に対応する衣類乾燥指数をメモリ42内の衣類乾燥指数テーブルから読出し、読出した衣類乾燥指数に応じて、浴室1内の衣類を温風乾燥で乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を送風乾燥で乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める第2制御手段。
作用を説明する。
ユーザは、乾燥させたい衣類を浴室1の吊下げ棒5に吊るして扉3を閉め、アップ釦56aまたはダウン釦56bの操作により任意の運転時間Txを設定するとともに、乾燥釦57を押圧する。この操作により、衣類乾燥運転が開始される。
衣類乾燥運転の最初の温風乾燥が開始されると、図9に示すように、浴室1内の空気の湿度が一旦上昇してから下降へと変化していく。この下降時の湿度の変化速度(変化の傾き)は、衣類の素材や浴室1の大きさなどにもよるが、基本的には、浴室1内の衣類の重量が多いほど遅く、重量が少ないほど速い。
一定時間T1の温風乾燥が開始されてから所定時間Ta(<T1)後、浴室1内の空気の温度および湿度が温湿度検出部70で検出され、検出された温度と同検出された湿度の変化速度に対応する衣類乾燥指数がメモリ42内の衣類乾燥指数テーブルから読出される。湿度の変化速度として、湿度が一旦上昇してから下降していくときの単位時間当たりの湿度の変化量が検出される。
衣類乾燥指数テーブルは、図10に示すように、乾燥の速さの指標となる衣類乾燥指数A〜Iを、“温度10℃以下”“温度11℃〜20℃”“温度21℃以上”と、“湿度変化速度Xa以下”“湿度変化速度Xb〜Xn”“湿度変化速度Xo以上”に対応付けて記憶している。湿度変化速度は、Xa側が遅く、Xo側が速い。衣類乾燥指数A〜Iのうち、Iが最も乾燥速度が速く、Aが最も乾燥速度が遅い。
例えば、温度が15℃、湿度の変化速度がXbの場合、衣類乾燥指数Eが読出される。温度が21℃以上、湿度の変化速度がXo以上の場合、衣類乾燥指数Iが読出される。
そして、読出される衣類乾燥指数が図4、図5、図6の必要運転時間設定テーブルの衣類重量および温湿度に置き換えられる形で、温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcが求められ、この温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcに基づいて送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2が設定される。
こうして、一定時間T1の温風乾燥に続き、所定時間T3の送風乾燥および所定時間T2の温風乾燥が行われる。
このように、浴室1内の温度と湿度変化速度に対応する衣類乾燥指数を求め、その衣類乾燥指数に基づいて送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2を設定することにより、衣類重量のユーザ設定が不要となる。よって、ユーザに負担をかけることなく、また電力を無駄に消費することなく省エネルギー性にすぐれた衣類乾燥が可能となる。しかも、温湿度に合わせた必要十分な乾燥効果を得ることができ、衣類乾燥としての高い信頼性を確保できる。
他の構成、作用、効果は第1の実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[3]第3の実施形態
第3の実施形態では、第2の実施形態のCPU41が、(12)の第2制御手段に換わり、次の(22)の第2制御手段を有する。
(22)衣類乾燥運転の最初の温風乾燥が開始されてから所定時間Ta(<T1)後、温湿度検出部70で検出される温度と湿度およびその湿度の変化速度に対応する衣類乾燥指数をメモリ42内の衣類乾燥指数テーブルから読出し、読出した衣類乾燥指数に応じて、浴室1内の衣類を温風乾燥で乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を送風乾燥で乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める第2制御手段。
作用について説明する。
一定時間T1の温風乾燥が開始されてから所定時間Ta(<T1)後、浴室1内の空気の温度および湿度が温湿度検出部70で検出され、検出された温度と湿度およびその湿度の変化速度に対応する衣類乾燥指数がメモリ42内の衣類乾燥指数テーブルから読出される。
衣類乾燥指数テーブルは、図11に示すように、乾燥の速さの指標となる衣類乾燥指数AA〜DIを温湿度と湿度変化速度に対応付けて記憶している。衣類乾燥指数AA〜DIのうち、AIが最も乾燥速度が速く、DAが最も乾燥速度が遅い。
例えば、湿度が70%、温度が15℃、湿度の変化速度がXbであれば、衣類乾燥指数CEが読出される。湿度が50%、温度が21℃以上、湿度の変化速度がXo以上であれば、衣類乾燥指数BIが読出される。
そして、読出された衣類乾燥指数に基づき、温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcが求められ、この温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcに基づいて送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2が設定される。
他の構成、作用、効果は第2の実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[4]第4の実施形態
第4の実施形態では、第2の実施形態のCPU41が、(12)の第2制御手段に換わり、次の(32)の第2制御手段を有する。
(32)衣類乾燥運転の最初の温風乾燥が開始されてから所定時間Ta(<T1)後、リモコン50の温度検出部55で検出される温度と湿度からリモコン50の付近の比エンタルピーxを算出するとともに、温湿度検出部70で検出される温度と湿度からその温湿度検出部70の近傍の絶対湿度yを算出し、これら比エンタルピーxおよび絶対湿度yに対応する衣類乾燥指数を求め、この衣類乾燥指数に応じて、浴室1内の衣類を温風乾燥で乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を送風乾燥で乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める第2制御手段。
作用について説明する。
一定時間T1の温風乾燥が開始されてから所定時間Ta(<T1)後、脱衣室2内の空気の温度および湿度がリモコン50の温度検出部55で検出され、検出された温度と湿度からリモコン50の付近の比エンタルピーxが算出される。また、浴室1内の空気の温度および湿度が温湿度検出部70で検出され、検出された温度と湿度から温湿度検出部70の近傍の絶対湿度yが算出される。そして、これら比エンタルピーxおよび絶対湿度yに対応する衣類乾燥指数が選定される。
図12に示す比エンタルピーxと絶対湿度yとの関係が衣類乾燥指数選定条件としてメモリ42に記憶されており、この衣類乾燥指数選定条件が上記算出される比エンタルピーxおよび絶対湿度yに基づいて参照されることにより、衣類乾燥指数が選定される。
すなわち、絶対湿度yが“2.72e−04x+3.95e−03”未満のとき、衣類乾燥指数Aが選定される。絶対湿度yが“2.72e−04x+3.95e−03”以上“2.91e−04x+4.00e−03”未満のとき、衣類乾燥指数Bが選定される。絶対湿度yが“2.91e−04x+4.00e−03”以上“2.87e−04x+4.69e−03”未満のとき、衣類乾燥指数Cが選定される。絶対湿度yが“2.87e−04x+4.69e−03”以上のとき、衣類乾燥指数Dが選定される。これら衣類乾燥指数A〜Dのうち、Aが最も乾燥速度が速く、Dが最も乾燥速度が遅い。
こうして選定される衣類乾燥指数に基づき、温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcが求められ、この温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcに基づいて送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2が設定される。
他の構成、作用、効果は第2の実施形態と同じである。よって、その説明は省略する。
[5]変形例
第1の実施形態では、衣類重量として2kg,3kg,5kgのいずれかを選択的に設定する構成としたが、衣類重量の設定値およびその個数について限定はなく、循環ユニット20の循環能力や加熱能力に応じて適宜に選択可能である。また、温湿度検出部55をリモコン50が有する構成としたが、リモコン50以外の例えば脱衣室2の天井面や壁面などに温湿度検出部55を取り付ける構成としてもよい。その他、この発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、互いに異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…浴室、2…脱衣室、3…扉、4…浴槽、5…吊るし棒、10…浴室換気乾燥機、11,13…通気パネル、20…循環ユニット、21…循環ファン、22…電気ヒータ、30…換気ユニット、31…換気ファン、40…制御部、41…CPU、42…メモリ、43…タイマ、50…リモコン、51…表示部、55…温湿度検出部

Claims (10)

  1. 浴室を換気する換気手段と、
    前記浴室内の空気を循環させる循環手段と、
    前記浴室内の循環空気を加熱する加熱手段と、
    温度および湿度を検出する検出手段と、
    衣類乾燥運転の運転時間Txを設定するための操作手段と、
    この操作手段で設定される運転時間Tx内で、初めに前記循環手段および前記加熱手段による温風乾燥を一定時間T1行い、次に前記循環手段のみによる送風乾燥を所定時間T3行い、最後に前記循環手段および前記加熱手段による温風乾燥を所定時間T2行う第1制御手段と、
    前記検出手段で検出される温度と湿度に応じて、前記浴室内の衣類を前記温風乾燥のみで乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を前記送風乾燥のみで乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める第2制御手段と、
    前記第1制御手段による送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2を、前記操作手段で設定される運転時間Tx、前記第1制御手段による温風乾燥の一定時間T1、および前記第2制御手段で求められる温風必要運転時間Thと送風必要運転時間Tcの関係に基づき前記温風乾燥の所定時間T2が必要最小限となる条件で、設定する第3制御手段と、
    を備えることを特徴とする浴室換気乾燥機。
  2. 前記検出手段は、前記浴室に隣接する脱衣室の空気の温度および湿度を検出することを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  3. 前記温風必要運転時間Thおよび前記送風必要運転時間Tcを前記浴室外の空気の温度および湿度に対応付けて記憶した記憶手段、をさらに備え、
    前記第2制御手段は、前記検出手段で検出される温度および湿度に対応する温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcを前記記憶手段から読出し、
    前記第3制御手段は、前記第1制御手段による送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2を、前記操作手段で設定される運転時間Tx、前記第1制御手段による温風乾燥の一定時間T1、および前記第2制御手段で読出される温風必要運転時間Thと送風必要運転時間Tcの関係を表わす“Tx=T1+T3+T2”および“T3=(Th−T1−T2)×(Tc/Th)”に基づき温風乾燥の所定時間T2が必要最小限となる条件で、設定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  4. 前記第2制御手段は、前記第1制御手段による送風乾燥を行っているとき、前記検出手段で検出される温度および湿度に対応する温風必要運転時間Thおよび送風必要運転時間Tcを前記記憶手段から逐次に読出し、
    前記第3制御手段は、前記第1制御手段による送風乾燥を行っているとき、その送風乾燥の所定時間T3および温風乾燥の所定時間T2を、前記操作手段で設定される運転時間Tx、前記第1制御手段による温風乾燥の一定時間T1、および前記第2制御手段で読出される温風必要運転時間Thと送風必要運転時間Tcの関係を表わす“Tx=T1+T3+T2”および“T3=(Th−T1−T2)×(Tc/Th)”に基づき温風乾燥の所定時間T2が必要最小限となる条件で、逐次に設定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  5. 前記操作手段で設定される運転時間Txが、前記第2制御手段で求められる温風必要運転時間Th未満のとき、前記第3制御手段により設定される温風乾燥の所定時間T2が、その温風必要運転時間Thから前記第1制御手段による温風乾燥の一定時間T1を減じた時間となるように、前記操作手段で設定される運転時間Txを変更する第4制御手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  6. 前記第4制御手段による運転時間Txの変更を報知する報知手段、をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の浴室換気乾燥機。
  7. 乾燥対象の衣料の重量を設定するための操作手段、をさらに備え、
    前記第2制御手段は、前記設定される重量と前記検出手段で検出される温度および湿度に応じて、前記浴室内の衣類を前記温風乾燥で乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を前記送風乾燥で乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める、
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  8. 前記検出手段は、前記浴室内の空気の温度および湿度を検出し、
    前記第2制御手段は、運転開始から所定時間後に前記検出手段で検出される温度と同検出手段で検出される湿度の変化速度に対応する衣類乾燥指数を求め、この衣類乾燥指数に応じて、前記浴室内の衣類を前記温風乾燥で乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を前記送風乾燥で乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める、
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  9. 前記検出手段は、前記浴室内の空気の温度および湿度を検出し、
    前記第2制御手段は、運転開始から所定時間後に前記検出手段で検出される温度と湿度およびその湿度の変化速度に対応する衣類乾燥指数を求め、この衣類乾燥指数に応じて、前記浴室内の衣類を前記温風乾燥で乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を前記送風乾燥で乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める、
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  10. 前記検出手段は、前記浴室に隣接する脱衣室の空気の温度および湿度を検出する第1検出手段と、前記浴室内の空気の温度および湿度を検出する第2検出手段とを含み、
    前記第2制御手段は、運転開始から所定時間後、前記第1検出手段で検出される温度と湿度からその第1検出手段の付近の比エンタルピーを求めるとともに、前記第2検出手段で検出される温度と湿度からその第2検出手段の近傍の絶対湿度を求め、これら比エンタルピーおよび絶対湿度に対応する衣類乾燥指数を求め、この衣類乾燥指数に応じて、前記浴室内の衣類を前記温風乾燥で乾燥させるために必要な温風必要運転時間Th、および同衣類を前記送風乾燥で乾燥させるために必要な送風必要運転時間Tcを求める、
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室換気乾燥機。
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