JP2018509423A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. それを必要とする対象において、膀胱癌を処置する方法に使用するための免疫複合体であって、アミノ酸２５２−６０８からなるＰｓｅｕｄｏｍｏｎａｓ属外毒素Ａの切断型形態に融合したｓｃＦｖヒト化抗体４Ｄ５ＭＯＣ−Ｂを含み、
   １．前記免疫複合体が、前記対象に、少なくとも約６週連続の第１の投薬期間、週２回投与され、
   ２．その後、第２の投薬期間、前記免疫複合体が、少なくとも約６週連続の期間、週１回投与され、
   ３．その後、第３の投薬期間、前記免疫複合体が、隔週で週１回投与され、
   ４．前記免疫複合体が、前記第１の投薬期間に先立って、前記対象の膀胱から、経尿道切除を介してＮＭＩＢＣ腫瘍を除去された対象に投与される、免疫複合体。
2. 前記膀胱癌が、非筋肉侵襲性膀胱癌（ＮＭＩＢＣ）であり、前記ＮＭＩＢＣが、上皮内癌（ＣＩＳ）、Ｔａ、またはＴ１と分類される、請求項１に記載の免疫複合体。
3. 前記免疫複合体の前記第１の投薬を施す前に、前記対象の膀胱から腫瘍が除去される、請求項１または２に記載の免疫複合体。
4. 前記対象が、ＢＣＧおよび／またはインターフェロンで以前に処置されており、前記膀胱癌が、ＢＣＧレフラクティブまたはＢＣＧ抵抗性である、請求項１〜３のいずれか一項に記載の免疫複合体。
5. 前記ｓｃＦｖが、配列番号３に対する相同性が少なくとも８０％であるアミノ酸配列を含むヒト化ｓｃＦｖである、請求項１〜４のいずれか一項に記載の免疫複合体。
6. 前記Ｐｓｅｕｄｏｍｏｎａｓ属外毒素Ａの切断型形態が、配列番号１１に対する相同性が少なくとも８０％であるアミノ酸配列を含む、請求項１〜５のいずれか一項に記載の免疫複合体。
7. 前記ｓｃＦｖヒト化抗体が、配列番号１０に対する相同性が少なくとも８０％であるアミノ酸配列を含むペプチドリンカーによって前記Ｐｓｅｕｄｏｍｏｎａｓ属外毒素Ａの切断型形態に接続している、請求項１〜６のいずれか一項に記載の免疫複合体。
8. 前記免疫複合体が、前記対象に、１用量あたり１０ｍｇ〜６０ｍｇの用量レベルにて投与される、請求項１〜７のいずれか一項に記載の免疫複合体。
9. 前記免疫複合体が、膀胱中への滴下注入によって投与され：
   （ａ）前記免疫複合体が膀胱内に２時間保持される；あるいは
   （ｂ）前記免疫複合体が膀胱内にある間、前記対象が、立位、腹臥位、背臥位、ならびに左側臥位および右側臥位の姿勢にあり、任意に、前記対象が、各姿勢に、１姿勢あたり少なくとも１５分間ある；
   請求項１〜８のいずれか一項に記載の免疫複合体。