JP2018504767A - 出力特性が向上したリチウム二次電池 - Google Patents

出力特性が向上したリチウム二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2018504767A
JP2018504767A JP2017555196A JP2017555196A JP2018504767A JP 2018504767 A JP2018504767 A JP 2018504767A JP 2017555196 A JP2017555196 A JP 2017555196A JP 2017555196 A JP2017555196 A JP 2017555196A JP 2018504767 A JP2018504767 A JP 2018504767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
pores
lithium
particles
active material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017555196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6622819B2 (ja
Inventor
ソ−ヒュン・リム
デ−ホン・キム
ウォン−ヒ・チョン
テ−ジン・パク
Original Assignee
エルジー・ケム・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルジー・ケム・リミテッド filed Critical エルジー・ケム・リミテッド
Publication of JP2018504767A publication Critical patent/JP2018504767A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6622819B2 publication Critical patent/JP6622819B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/13Electrodes for accumulators with non-aqueous electrolyte, e.g. for lithium-accumulators; Processes of manufacture thereof
    • H01M4/131Electrodes based on mixed oxides or hydroxides, or on mixtures of oxides or hydroxides, e.g. LiCoOx
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/38Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of elements or alloys
    • H01M4/40Alloys based on alkali metals
    • H01M4/405Alloys based on lithium
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • H01M4/485Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of mixed oxides or hydroxides for inserting or intercalating light metals, e.g. LiTi2O4 or LiTi2OxFy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M2004/021Physical characteristics, e.g. porosity, surface area
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M2004/026Electrodes composed of, or comprising, active material characterised by the polarity
    • H01M2004/027Negative electrodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

本発明は、リチウムチタン酸化物(LTO)を負極活物質として使用するリチウム二次電池に関し、より詳しくは、LTOの空隙比率の最適化を通じて入出力特性を向上させた二次電池に関する。本発明によるリチウムチタン酸化物を負極活物質として含むリチウム二次電池は、多孔性構造によって電解液との反応活性サイトが極大化し、出力密度が著しく改善されるという効果を有する。

Description

本発明は、リチウムチタン酸化物(Lithium titanium oxide;以下、「LTO」ともする)を負極活物質として使用する負極及びそれを含む二次電池に関し、より詳しくは、LTOの気孔比率の最適化を通じて電池の出力特性を向上させたリチウム二次電池に関する。
本出願は、2015年1月21日出願の韓国特許出願第10−2015−0010016号に基づく優先権を主張し、該当出願の明細書及び図面に開示された内容は、すべて本出願に援用される。
近年、環境問題に対する関心が高まるにつれて、大気汚染の主な原因の1つであるガソリン自動車、ディーゼル自動車などの化石燃料を使用する自動車に代替できる電気自動車、ハイブリッド電気自動車などに対する研究が活発に行われている。このような電気自動車、ハイブリッド電気自動車などの動力源としては主にニッケル水素金属二次電池が使用されているが、高いエネルギー密度と放電電圧を有するリチウム二次電池を用いる研究が活発に行われ、一部は商用化の段階にある。
高い入出力特性を有する負極活物質としてはリチウムチタン酸化物(LTO)が期待を集めている。結晶構造を維持した状態でリチウムが挿入/脱離される代表的な酸化物であるスピネルリチウムチタン酸化物は、1971年最初に知られた後、優れたリチウムイオンの移動性、及び充電−放電時に材料の構造に変化がないことから、優れた電極材料や大容量貯蔵材料として多くの関心を集めてきた。このようなリチウムチタン酸化物を負極活物質として含むリチウム二次電池は、負極の酸化/還元電位がLi/Liの電位に対して1.5V程度と相対的に高いため電解液の分解が殆ど発生せず、結晶構造の安定性のためサイクル特性に優れる。しかし、リチウムチタン酸化物は、単位重量当り容量が小さく、エネルギー密度が低いという短所がある。
そこで、一部の先行技術では、炭素系物質とリチウムチタン酸化物を含む負極材料を提案している。例えば、特許文献1では、主活物質としてリチウムチタン複合酸化物、及び副活物質として酸化/還元電位の低い活物質材料を添加した負極を開示している。また、特許文献2は、負極活物質としてスピネル構造のチタン酸リチウム、及び導電材として炭素材料を添加する技術を開示している。しかし、このように、主活物質としてリチウムチタン酸化物を使用する負極材は、リチウムチタン系酸化物の容量が小さく、エネルギー密度が低いという問題を解決することができない。したがって、リチウムチタン酸化物の短所を補うと共に、内部抵抗が低く、高い電気伝導度を有し、出力特性に優れた負極材に対する要求が高まっている実情である。
特開平10−069922号公報 特開第2006−278282号公報
本発明は、電池の容量減少を引き起こさず、出力特性が改善され、高温特性を向上させた電池を製造するため、リチウムチタン酸化物を負極活物質として使用するリチウム二次電池を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的及び長所は、下記する説明によって理解することができる。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであって、リチウムチタン酸化物を電極活物質として含むリチウム二次電池用電極に関する。
本発明の第1態様によれば、前記電極は、集電体及び前記集電体の少なくとも一面上に形成される負極活物質層を含み、前記負極活物質層は、負極活物質として下記化学式1で表されるリチウムチタン酸化物を含む。
[化1]
LiTi
化学式1において、MはZr、B、Sn、S、Be、Ge及びZnからなる群より選択された1種または2種以上の混合物であり、ここで、0.5≦x≦3、1≦y≦5、2≦z≦12、0≦w<0.1である。
本発明の第2態様によれば、第1態様において、前記負極活物質はリチウムチタン酸化物(LTO)の1次粒子が凝集した2次粒子を含み、前記負極活物質層には多数の気孔が存在し、前記負極活物質層に存在する全体気孔100体積%のうち気孔の長径が0.1μm以上であるメゾ気孔の体積は10体積%〜50体積%である。
本発明の第3態様によれば、第1または第2態様において、前記メゾ気孔は1次気孔及び/または2次気孔を含み、前記1次気孔は1次粒子の表面及び粒子体に形成された気孔であり、前記2次気孔は隣接した1次粒子及び/または2次粒子の間に形成された気孔である。
本発明の第4態様によれば、第1〜第3態様のうちいずれか1つにおいて、前記負極活物質層は前記メゾ気孔100体積%に対して2次気孔を50体積%以上含むことができる。
本発明の第5態様によれば、第1〜第4態様のうちいずれか1つにおいて、前記負極活物質層は気孔度が40%〜60%である。
本発明の第6態様によれば、第1〜第5態様のうちいずれか1つにおいて、前記化学式1で表されるリチウムチタン酸化物はLi0.8Ti2.2、Li2.67Ti1.33、Li1.33Ti1.67、Li1.14Ti1.71、LiTi12、及びLiTiOからなる群より選択された1種または2種以上の混合物を含む。
本発明の第7態様によれば、前記第1〜第6態様のうちいずれか1つにおいて、前記リチウムチタン酸化物の1次粒子は粒径(D50)が0.01μm〜1μmであり得る。
本発明の第8態様によれば、前記第1〜第7態様のうちいずれか1つにおいて、前記リチウムチタン酸化物の2次粒子は粒径(D50)が2μm〜20μmであり得る。
本発明の第9態様によれば、前記第1〜第8態様のうちいずれか1つにおいて、前記リチウムチタン酸化物の1次粒子は粒子の表面及び粒子体に複数の気孔が形成された多孔性粒子である。
本発明の第10態様によれば、前記第1〜第9態様のうちいずれか1つにおいて、前記リチウムチタン酸化物の2次粒子は粒子の表面及び粒子体に複数の気孔が形成された多孔性粒子である。
本発明の第11態様によれば、前記第1〜第10態様のうちいずれか1つにおいて、前記負極活物質層の気孔は1次粒子の表面及び粒子体に形成された気孔、1次粒子同士の間に形成された気孔、1次粒子と2次粒子との間に形成された気孔、及び2次粒子同士の間に形成された気孔を含む。
本発明の第12態様によれば、前記第1〜第11態様のうちいずれか1つにおいて、前記負極活物質は炭酸リチウムの量が総リチウムチタン酸化物100重量%に対して2重量%以下である。
本発明の第13態様によれば、前記第1〜第12態様のうちいずれか1つにおいて、前記リチウムチタン酸化物はX線回折測定による平均結晶子サイズが800Å〜1300Åである。
本発明の第14態様は、リチウム二次電池であって、前記リチウム二次電池は上述した特徴を有する第1〜第13態様のうちいずれか1つによる負極を含む。
本発明によるリチウムチタン酸化物を負極活物質として含むリチウム二次電池は、電極活物質層の多孔性構造によって電解液との反応活性サイトが極大化し、出力密度が著しく改善されるという効果を有する。
本明細書に添付された図面は、本発明の望ましい実施例を例示し、発明の詳細な説明とともに本発明の原理を説明するものであって、発明の範囲を限定するものではない。一方、本明細書に記載された図面における要素の形状、大きさ、縮尺または比率などは、より明確な説明のため誇張されることがある。
本発明の実施例によるリチウムチタン酸化物1次粒子のSEMイメージである。 本発明の実施例と比較例で製造された電池のSOC毎の放電抵抗値を示したグラフである。
以下、本発明について詳しく説明する。これに先立ち、本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は通常的や辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者自らは発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に応ずる意味及び概念で解釈されねばならない。したがって、本明細書に記載された実施例及び図面に示された構成は、本発明のもっとも望ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的な思想のすべてを代弁するものではないため、本出願の時点においてこれらに代替できる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解せねばならない。
二次電池において、負極の気孔度が低過ぎる場合は、イオン及び/または電子伝導が円滑に行われず、活物質による容量対比出力特性が低下する恐れがある。一方、気孔度が高過ぎる場合は、負極面積に対する活物質のローディング量が十分ではなく、活物質粒子の間隔が広いため、却って伝導度が低下する傾向が見られる。そこで、本発明は、負極活物質層において気孔の体積を適切に設定できる範囲を提案する。
以下、発明内容の記述の便宜上、1次気孔及び2次気孔を以下のように定義する。
本発明において、「1次気孔」とは、1次粒子の表面及び粒子体に形成されている気孔または空隙を称すると定義する。前記1次気孔は、隣接した1つ以上の他の1次気孔と連結され、リチウムイオン、電子及び/または電解液の移動通路として機能することができる。
また、本発明において、「2次気孔」とは、互いに隣接している2つ以上の粒子の間に形成された気孔または空隙を称すると定義する。前記気孔または空隙は、1次粒子同士の間、2次粒子同士の間、1次粒子と2次粒子との間に形成され得る。前記2次気孔は、隣接した1つ以上の他の1次気孔及び/または2次気孔と連結され、リチウムイオン、電子及び/または電解液の移動通路として機能することができる。
特に限定されない限り、気孔または空隙と記載されたものは1次気孔または空隙、及び2次気孔または空隙を総称することにする。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明は、リチウムチタン酸化物(LTO)を負極活物質として含むリチウム二次電池用負極、及び前記負極を含むリチウム二次電池に関し、前記負極中の長径が0.1μm以上であるメゾ気孔の体積が一定範囲を満足することを特徴とする。
本発明の具体的な一実施形態において、前記負極は集電体及び前記集電体の少なくとも一面上に形成される負極活物質層を含み、前記負極活物質層は負極活物質として下記化学式1で表されるリチウムチタン酸化物(LTO)を含む。
[化1]
LiTi
化学式1において、MはZr、B、Sn、S、Be、Ge及びZnからなる群より選択された1種または2種以上の混合物であり、ここで、0.5≦x≦3、1≦y≦5、2≦z≦12、0≦w<0.1である。
前記リチウムチタン酸化物は、例えばLi0.8Ti2.2、Li2.67Ti1.33、Li1.33Ti1.67、Li1.14Ti1.71、LiTi12、及びLiTiOなどであり得るが、これらに限定されることはない。より詳しくは、充放電時の結晶構造の変化が少なく、優れたスピネル構造であるLi1.33Ti1.67またはLiTiであり得る。
本発明において、前記負極活物質層はLTOの2次粒子を含み、前記LTOの2次粒子は複数のLTOの1次粒子が凝集して形成され得る。
本発明の具体的な一実施形態において、前記1次粒子は、体積基準粒度分布D50が0.01μm〜1μm、より望ましくは0.05μm〜0.8μmである。また、前記2次粒子は、体積基準粒度分布D50が2μm〜20μm、より望ましくは2μm〜15μmである。ここで、体積基準粒度分布D50は、粒径を測定して小さい粒子から体積を累積する場合、総体積の50%に該当する粒子の粒径を意味する。
本発明において、前記1次粒子及びまたは2次粒子は、球形または類似球形である。ここで、類似球形とは、楕円形を含む3次元的な体積を有するものであって、形態を特定できない不定形などすべての形態の粒子を含む。
また、本発明の一実施形態において、前記負極活物質層は多数の気孔が存在する多孔構造であって、このような多孔構造は、例えば後述する様々なLTO粒子の形状による特徴のうちの1つ以上から起因し得る。
前記LTOの2次粒子は、凝集した1次粒子同士の間に形成された多数の気孔によって2次粒子の表面及び粒子体の内部に複数の気孔が形成される多孔性構造を有する。本発明の一実施形態によれば、前記LTO粒子は、2次粒子がリチウムチタン酸化物(LTO)100重量%に対して50重量%以上、60%重量%以上、70重量%以上、80重量%以上、90重量%、95重量%以上、または99重量%以上である。LTOのうちの2次粒子の比率が増加するにつれてLTOの多孔性特性が高くなる傾向を見せる。前記LTO粒子には、凝集していない遊離1次粒子が少量含まれ得るが、望ましくは2次粒子である。
また、LTOの1次粒子は、表面及び内部である粒子体に複数の1次気孔が形成されている多孔性構造を有する。前記気孔は、1つ以上の隣接した他の気孔と互いに連結され、電解液の通路として機能することができる。したがって、粒子の内部に形成され、互いに連結されている気孔が、電解液の移動通路として機能することができる。最後に、LTOの2次粒子が他の2次粒子と、または、隣接した他の2次粒子に含まれた1次粒子と接触することで、接触された2つの粒子の間に形成される気孔が負極活物質層の多孔性特性に影響を及ぼすことができる。
LTOは、スピネル構造であって、3次元的なLiの拡散経路を有するため、急速充電及び高出力特性の具現に有利である。また、充放電時に本来の結晶構造を維持する特性があるため、構造的安定性に優れ、さらに、比較的高い反応電位(〜1.5V)を有するため、SEI(Solid Electrolyte Interface)が生成されず、SEIが分解されながら生じる発熱反応を避けることができ、熱的に安定している。これはLTO負極の長寿命特性と関連がある。LTOは、急速充電と長寿命特性など多くの長所にもかかわらず、従来の黒鉛を使用した電池に比べて放電電圧が1V以上低いため、黒鉛負極に比べて容量が40%程度小さく、イオン拡散速度が遅いという短所がある。このような問題点を解消するため、LTO粒子を1μm未満に小さくするが、この場合は比表面積が大きくなって多量の結着剤が必要となり分散し難い。そこで、1次粒子が凝集した2次粒子が提案されている。しかし、粒子内部の気孔の大きさと分布が不均一であるため、電解液の過不足または活物質の利用率に不均一が生じる。この故に、本発明では、LTO粒子の大きさ、気孔の大きさ及び比率を最適化することで、入出力特性が向上した負極を提供する。
このような側面を考慮して、本発明による負極は、負極活物質層に存在する全体気孔100体積%のうち気孔の長径が0.1μm以上であるメゾ気孔の体積が10体積%〜50体積%である。前記メゾ気孔の体積が上記の範囲に及ばない場合は、気孔の体積が小さ過ぎてイオン及び/または電子伝導が円滑ではなく、電解液の含浸効率性が低下する。また、LTO1次粒子周辺の解離したLiイオンの数が減少するため、活物質による容量対比出力特性が低下することがある。一方、上記の範囲を超える場合は、負極の空隙率が過度に高くなって負極面積に対する活物質のローディング量が不十分になるか、それとも、活物質粒子の間隔が広くてエネルギー密度が下がり出力特性が低下し、伝導度が低下することがある。
本発明において、前記メゾ気孔は1次気孔及び/または2次気孔であり、望ましくは2次気孔である。より望ましくは、前記メゾ気孔100体積%に対して2次気孔が50体積%以上、または75体積%以上である。
また、本発明において、前記LTOの1次粒子及び/または2次粒子は、気孔の体積が0.01cm/g〜1cm/g、望ましくは0.1cm/g〜1cm/g、より望ましくは0.5cm/g〜1cm/gである。
本発明の具体的な一実施形態によれば、前記LTOのX線回折測定による平均結晶子サイズは、500Å〜1500Å、望ましくは800Å〜1300Åである。前記平均結晶子サイズが500Åに及ばない場合は、電解液の副反応が増加する恐れがあり、1500Åを超過する場合は、電池の出力特性が低下することがある。
また、前記LTOの1次粒子及び/または2次粒子は、その製造副産物である炭酸リチウムの量がリチウムチタン酸化物(LTO)100重量%に対して2重量%以下、1重量%以下、0.5重量%以下、0.1重量%以下、または0.05重量%以下である。
本発明の具体的な一実施形態において、前記負極活物質層の気孔度は40%〜60%である。望ましくは、40%である。前記気孔度は、負極活物質層の体積に対して気孔が占める体積の比率を意味し、単位は%を使用する。
本発明において、負極活物質層及びLTO粒子の気孔の体積測定は、水銀圧入法のようなポロシメータ(porosimeter)やBETのようなガス吸着法などの気孔分布測定方法を使用できるが、特に限定されない。
前記リチウムチタン酸化物粒子は、液相合成法である共沈法(corprecipitation)、ゾルゲル法(sol−gel)、または水熱法(hydrothermal)のような方法で製造できるが、これらに限定されることはない。本発明の特性を有するリチウムチタン酸化物粒子の製造が可能であれば、特定の製造方法に制限されない。
本発明の具体的な一実施形態において、LTOの2次粒子は、LTOの1次粒子を製造し、別の造粒化工程によって製造するか、または、1つの工程を通して1次粒子を生成すると同時に前記1次粒子を凝集させる方法で2次粒子を製造することができる。
本発明の具体的な一実施形態によれば、前記LTOの2次粒子は、a)チタン(Ti)の供給源物質と、Zr、B、Sn、S、Be、Ge及びZnからなる群より選択された1種以上の元素とを含む物質を湿式ミリングし、1次粒子前駆体を形成する段階、b)前記1次粒子前駆体を噴霧乾燥して2次粒子前駆体を形成する段階、c)前記2次粒子前駆体にリチウム(Li)供給源物質を添加して乾式混合する段階、及びd)前記2次粒子前駆体を焼成する段階を含む方法によって得ることができる。
前記1次粒子前駆体から2次粒子前駆体を形成する段階は、噴霧乾燥装備に備えられたチャンバに1次粒子前駆体を供給し、これを噴霧乾燥することで2次粒子前駆体を形成することができる。前記1次粒子前駆体は、チャンバ内で高速回転するディスクを通じて噴霧でき、噴霧と乾燥は同一チャンバ内で行うことができる。さらに、負極活物質粒子の目的とする平均粒径及び内部孔隙率を具現するためには、噴霧乾燥条件、例えば、運搬気体の流量、反応器内の滞留時間及び内部圧力などを適切に制御することができる。例えば、乾燥温度調節を通じて2次粒子の内部孔隙率を制御できるが、2次粒子の高密度化のためにはできるだけ低温で行うことが有利である。前記噴霧乾燥装備としては、通常の噴霧乾燥装備を使用でき、例えば、超音波噴霧乾燥装置、空気ノズル噴霧乾燥装置、超音波ノズル噴霧乾燥装置、フィルター膨張エアロゾル発生装置または静電噴霧乾燥装置などが挙げられるが、これらに限定されることはない。前記焼成は、450℃〜600℃の温度で行うことができる。
本発明の具体的な一実施形態によれば、前記負極活物質層はバインダー樹脂及び導電材をさらに含むことができる。ここで、前記負極活物質層は、負極活物質:導電材:バインダー樹脂を80〜90:7〜13:3〜9の重量比で含むことができる。
また、前記負極活物質層は、負極活物質として、前記LTOの外に負極活物質として通常使用される炭素系物質、遷移金属酸化物、Si系及びSn系からなる群より選択されるいずれか1種または2種以上の活物質をさらに含むことができる。
前記バインダー樹脂の非制限的な例としては、ポリフッ化ビニリデン‐ヘキサフルオロプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリビニルピロリドン(PVP)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリアミドイミド、ポリイミドなどから選択された1種または2種以上を混合して使用できるが、これらに限定されることはない。
前記導電材としては、化学変化を起こさない電子伝導性材料であれば、特に制限されず、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、スーパーP(Super−P)カーボンブラック、炭素繊維、銅、ニッケル、アルミニウム、銀などの金属粉末または金属繊維などが使用可能である。
本発明の具体的な一実施形態において、負極は次のような方法で製造することができる。まず、負極活物質、バインダー樹脂及び導電材を、エタノール(EtOH)、アセトン、イソプロピルアルコール、N‐メチルピロリドン(NMP)、プロピレングリコール(PG)などの有機溶媒または水のような適切な溶媒に分散させて負極スラリーを製造し、それを圧着して電極形態にするか、前記スラリーを金属ホイルにコーティングして電極形態にするか、または、前記負極用組成物をローラーで押してシート状にし、金属ホイルに貼り付けて電極形態にして、電極形態の結果物を100℃〜350℃の温度で乾燥して負極を形成する。負極を形成する例をより具体的に説明すれば、負極スラリーをロールプレス成形機を用いて圧着して成形することができる。ロールプレス成形機は、圧延を通じた電極密度の向上及び電極の厚さ制御を目的にし、上部と下部のロール、ロールの厚さ及び加熱温度を制御するコントローラ、及び電極を巻き出し、巻き取ることができる巻き部から構成される。ロール状態の電極がロールプレスを通過しながら圧延され、これが再びロール状態に巻き取られて電極が完成される。このとき、プレスの加圧力は5〜20ton/cm、ロールの温度は0〜150℃にすることが望ましい。このようなプレス圧着工程を終えたスラリーは乾燥工程を経る。乾燥工程は、100℃〜350℃、望ましくは150℃〜300℃の温度で行われる。このとき、乾燥温度が100℃未満であれば、溶媒が蒸発し難くて望ましくなく、350℃を超過する高温乾燥では、導電材の酸化が起き得るため望ましくない。したがって、乾燥温度は100℃以上350℃未満であることが望ましい。そして、乾燥工程は上記のような温度で約10分〜6時間行われることが望ましい。このような乾燥工程は、成形された負極用組成物を乾燥(溶媒蒸発)させると同時に、粉末粒子を結束させて負極の強度を向上させる。
また、本発明は、上記のように製造された負極を含むリチウムイオン二次電池またはハイブリッドスーパーキャパシタを提供する。リチウムイオン二次電池は、通常、負極、正極、前記正極と負極との間に介在される分離膜、及び電解液を含む単位セルで構成される。また、本発明は、上記のように製造されたリチウムイオン電池の負極またはハイブリッドスーパーキャパシタの負極を提供する。
前記正極は、正極活物質リチウム含有遷移金属酸化物を含むことができる。例えば、LiCoO(0.5<x<1.3)、LiNiO(0.5<x<1.3)、LiMnO(0.5<x<1.3)、LiMn(0.5<x<1.3)、Li(NiCoMn)O(0.5<x<1.3、0<a<1、0<b<1、0<c<1、a+b+c=1)、LiNi1−yCo(0.5<x<1.3、0<y<1)、LiCo1−yMn(0.5<x<1.3、0≦y<1)、LiNi1−yMn(0.5<x<1.3、0≦y<1)、Li(NiCoMn)O(0.5<x<1.3、0<a<2、0<b<2、0<c<2、a+b+c=2)、LiMn2−zNi(0.5<x<1.3、0<z<2)、LiMn2−zCo(0.5<x<1.3、0<z<2)、LiCoPO(0.5<x<1.3)及びLiFePO(0.5<x<1.3)からなる群より選択される1種または2種以上の混合物を使用でき、前記リチウム含有遷移金属酸化物はアルミニウム(Al)などの金属や金属酸化物でコーティングされても良い。また、前記リチウム含有遷移金属酸化物の外に、硫化物(sulfide)、セレン化物(selenide)及びハロゲン化物(halide)なども使用できる。望ましくは、高電圧正極を使用することが望ましい。前記高電圧正極は、正極活物質として高電位酸化物であるスピネル構造を有するものである、リチウムニッケル−マンガン−コバルト複合酸化物、リチウムマンガン酸化物及びリチウムマンガン金属複合酸化物から選択された1種以上を含む。
前記分離膜は、通常、多数の気孔を有する多孔性膜の形態を有する。このような多孔性分離膜は、特に制限されず、当業界で周知された通常の方法によってフィルム、不織布または織布形態で製造することができる。前記分離膜の非制限的な例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアセタール、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリールエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリベンズイミダゾール、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンオキサイド、環状オレフィン共重合体、ポリフェニレンスルファイド及びポリエチレンナフタレートからなる群より選択された1種の高分子、またはこれらのうち2種以上の混合物で形成されたフィルム、不織布または織布形態であり得る。
また、前記多孔性分離膜は、当業界に周知されたように、無機物粒子及びバインダーを含む多孔性コーティング層をさらに含むことができる。前記無機物粒子は、誘電率定数が約5以上の無機物粒子、リチウムイオン伝達能力を有する無機物粒子、及びこれらの混合物からなる群より選択される。前記バインダーは、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリアクリル酸(PAA)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)、トルエンジイソシアネート(TDI)、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、エチレンビニルアセテート共重合体、ポリエチレンオキサイド、単位セルロースアセテート、単位セルロースアセテートブチレート、単位セルロースアセテートプロピオネート、シアノエチルプルラン、シアノエチルポリビニルアルコール、シアノエチル単位セルロース、シアノエチルスクロース、プルラン、カルボキシルメチル単位セルロース、アクリロニトリルスチレンブタジエン共重合体(acrylonitrile‐styrene‐butadiene copolymer)、ポリイミド及びスチレンブタジエンゴム(SBR)からなる群より選択された1種またはこれらのうち2種以上の混合物であり得るが、これらに限定されない。
本発明で使用できる電解液は、Aのような構造の塩を含む。ここで、Aは、Li、Na、Kのようなアルカリ金属陽イオンまたはこれらの組合せからなるイオン、望ましくはLiイオンを含む。Bは、F、Cl、Br、I、NO 、BF 、PF 、N(CN) 、SCN、ClO 、AsF 、CFSO 、(CFSO 、C(CFSO 、(CFPF 、(CFPF 、(CFPF、(CF、(CFCFSO、(CFSO、CFSO 、CFCF(CFCO、(CFSOCH、(CFSO、CF(CFSO 、CFCO 、CHCO のような陰イオンまたはこれらの組合せからなるイオンを含む。望ましくは、このようなA構造の塩はリチウム塩である。
このようなA構造の塩は、有機溶媒に溶解または解離される。有機溶媒の例としては、非制限的に、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジプロピルカーボネート(DPC)、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、N‐メチル‐2‐ピロリドン(NMP)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ‐ブチロラクトンまたはこれらの混合物が挙げられる。
また、本発明は、前記リチウムイオン二次電池を単位電池として含む電池モジュール及び前記電池モジュールを含む電池パックを提供する。前記電池パックは、高温安定性、長いサイクル特性及び高いレート特性などが要求される装置の電源として使用することができる。前記装置の具体的な例としては、電気モーターから動力の供給を受けて動くパワーツール(power tool);電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(Plug−in Hybrid Electric Vehicle、PHEV)などを含む電気車;電気自転車(E−bike)、電気スクーター(E−scooter)を含む電気二輪車;電気ゴルフカート;電力貯蔵用システムなどが挙げられるが、これらに限定されない。
以下、本発明を実施例を挙げて説明する。しかし、本発明は後述される実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で当分野で通常の知識を持つ者によって様々な変形が可能である。
実施例
2次粒子形態のLTO(LiTi12)を用意した。用意したLTO粒子の気孔体積は0.1cm/g、メゾ気孔の比率は25体積%であった。LTOの気孔体積とメゾ気孔の比率は水銀圧入ポロシメータを用いて測定した。用意したLTO、カーボンブラック(Super−P)及びPVdFを84:6:10の重量比で混合し、これらを溶媒であるN‐メチル‐2‐ピロリドンに混合してスラリーを製造した。製造されたスラリーを銅集電体の一面にコーティングし、乾燥及び圧延した後、一定の大きさに打ち抜いて負極を製造した。負極のローディング量は1.1mAh/cmにした。次いで、LiNi0.4Mn0.3Co0.3、デンカブラック及びPVdFを91:3.5:5.5の重量比で混合し、これをNMPに添加してスラリーを製造した。前記スラリーをアルミニウムホイル上にコーティングし、圧延及び乾燥して正極を製造した。電解液としては、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを30:70の体積比で混合し、LiPFを添加して1M LiPF非水電解液を製造した。前記負極と正極との間に多孔性ポリエチレン分離膜を介在し、前記電解液を注入してパウチ型モノセルを製造した。
比較例
2次粒子形態のLTO(LiTi12)を用意した。用意したLTO粒子の気孔体積は0.1cm/g、メゾ気孔の比率は8体積%であった。LTOの気孔体積とメゾ気孔の比率は水銀圧入ポロシメータを用いて測定した。用意したLTO粒子、カーボンブラック(Super−P)及びPVdFを84:6:10の重量比で混合し、これらを溶媒であるN‐メチル‐2‐ピロリドンに混合してスラリーを製造した。製造されたスラリーを銅集電体の一面にコーティングし、乾燥及び圧延した後、一定の大きさに打ち抜いて負極を製造した。次いで、LiNi0.4Mn0.3Co0.3、デンカブラック及びPVdFを91:3.5:5.5の重量比で混合し、これをNMPに添加してスラリーを製造した。前記スラリーをアルミニウムホイル上に1mAh/cmのローディング量でコーティングし、圧延及び乾燥して正極を製造した。電解液としては、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを30:70の体積比で混合し、LiPFを添加して1M LiPF非水電解液を製造した。前記負極と正極との間に多孔性ポリエチレン分離膜を介在し、前記電解液を注入してパウチ型モノセルを製造した。
充電及び放電時の抵抗測定
実施例及び比較例で製造した電池を、充電終止電圧を2.5V、放電終止電圧を1.0Vにして各SOC毎に10Cで10秒間放電抵抗を測定した。図2に示されたように、実施例2と比較例とは負極ローディング量が類似するが、実施例による電池が比較例に比べて出力に優れたことが確認できる。

Claims (13)

  1. 集電体及び前記集電体の少なくとも一面上に形成される負極活物質層を含むリチウム二次電池用負極において、
    前記負極活物質層が、負極活物質として下記化学式1で表されるリチウムチタン酸化物を含み、
    前記負極活物質が、リチウムチタン酸化物(LTO)の1次粒子が凝集した2次粒子を含み、
    前記負極活物質層には多数の気孔が存在し、
    前記負極活物質層に存在する全体気孔100体積%のうち気孔の長径が0.1μm以上であるメゾ気孔の体積が、10体積%〜50体積%である、リチウム二次電池用負極。
    [化1]
    LiTi
    化学式1において、MはZr、B、Sn、S、Be、Ge及びZnからなる群より選択された1種または2種以上の混合物であり、0.5≦x≦5、1≦y≦5、2≦z≦12、0≦w<0.1である。
  2. 前記メゾ気孔は、1次気孔及び/または2次気孔を含み、前記1次気孔は1次粒子の表面及び粒子体に形成された気孔であり、前記2次気孔は隣接した1次粒子及び/または2次粒子の間に形成された気孔である、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  3. 前記負極活物質層は、前記メゾ気孔100体積%に対して2次気孔が50体積%以上含まれる、請求項2に記載のリチウム二次電池用負極。
  4. 前記負極活物質層の気孔度が40%〜60%である、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  5. 前記化学式1で表されるリチウムチタン酸化物は、Li0.8Ti2.2、Li2.67Ti1.33、Li1.33Ti1.67、Li1.14Ti1.71、LiTi12、及びLiTiOからなる群より選択された1種以上である、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  6. 前記リチウムチタン酸化物の1次粒子は、粒径(D50)が0.01μm〜1μmである、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  7. 前記リチウムチタン酸化物の2次粒子は、粒径(D50)が2μm〜20μmである、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  8. 前記リチウムチタン酸化物の1次粒子は、粒子の表面及び粒子体に複数の気孔が形成された多孔性粒子である、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  9. 前記リチウムチタン酸化物の2次粒子は、粒子の表面及び粒子体に複数の気孔が形成された多孔性粒子である、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  10. 前記負極活物質層の気孔は、1次粒子の表面及び粒子体に形成された気孔、1次粒子同士の間に形成された気孔、1次粒子と2次粒子との間に形成された気孔、及び2次粒子同士の間に形成された気孔を含む、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  11. 前記負極活物質は、炭酸リチウムの量が総リチウムチタン酸化物100重量%に対して2重量%以下である、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  12. 前記リチウムチタン酸化物は、X線回折測定による平均結晶子サイズが800Å〜1300Åである、請求項1に記載のリチウム二次電池用負極。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の負極を含むリチウム二次電池。
JP2017555196A 2015-01-21 2016-01-21 出力特性が向上したリチウム二次電池 Active JP6622819B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2015-0010016 2015-01-21
KR20150010016 2015-01-21
PCT/KR2016/000674 WO2016117950A1 (ko) 2015-01-21 2016-01-21 출력특성이 향상된 리튬이차전지

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018504767A true JP2018504767A (ja) 2018-02-15
JP6622819B2 JP6622819B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=56417409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017555196A Active JP6622819B2 (ja) 2015-01-21 2016-01-21 出力特性が向上したリチウム二次電池

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10411249B2 (ja)
EP (1) EP3232497A4 (ja)
JP (1) JP6622819B2 (ja)
KR (1) KR101838368B1 (ja)
CN (1) CN107210429B (ja)
WO (1) WO2016117950A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030930A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 トヨタ自動車株式会社 ロールプレス装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018169290A2 (ko) * 2017-03-13 2018-09-20 주식회사 엘지화학 고출력 특성을 갖는 음극 활물질 및 이를 포함하는 리튬이차전지
CN109449373B (zh) * 2018-10-17 2020-09-11 宁德时代新能源科技股份有限公司 负极极片及电池
KR102671430B1 (ko) * 2019-02-22 2024-05-30 주식회사 엘지에너지솔루션 음극 활물질 및 이를 포함하는 리튬이차전지
KR102652332B1 (ko) * 2019-03-06 2024-03-27 주식회사 엘지에너지솔루션 음극 활물질 및 이를 포함하는 리튬이차전지

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001192208A (ja) * 1999-06-03 2001-07-17 Titan Kogyo Kk リチウムチタン複合酸化物及びその製造方法、並びにその用途
JP2008243729A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Toshiba Corp 非水電解質電池、電池パック及び自動車
WO2010137582A1 (ja) * 2009-05-26 2010-12-02 石原産業株式会社 チタン酸リチウム及びその製造方法並びにそれを用いた電極活物質及び蓄電デバイス
JP2012006816A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Hitachi Ltd チタン酸リチウム粒子およびその製造方法、リチウムイオン電池用負極、ならびにリチウム電池
JP2012109279A (ja) * 2012-03-09 2012-06-07 Toshiba Corp 負極活物質、非水電解質電池及び電池パック
WO2013137272A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 株式会社 東芝 非水電解質二次電池および電池パック
JP2014086164A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd リチウムイオン二次電池用負極材、該負極材の製造方法ならびに該負極材を用いた二次電池
JP2014524653A (ja) * 2012-07-13 2014-09-22 エルジー・ケム・リミテッド 高密度負極活物質及びこの製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3269396B2 (ja) 1996-08-27 2002-03-25 松下電器産業株式会社 非水電解質リチウム二次電池
JP2006278282A (ja) 2005-03-30 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 非水電解液二次電池
US20090104517A1 (en) 2007-10-17 2009-04-23 Toyotaka Yuasa Cathode active material and lithium ion secondary battery containing the same
US20100178556A1 (en) 2009-01-15 2010-07-15 Veselin Manev Negative electrode for lithium ion battery
WO2011108106A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 株式会社 東芝 非水電解質電池、電池パック及び自動車
KR20130085323A (ko) 2012-01-19 2013-07-29 삼성에스디아이 주식회사 복합음극활물질, 그 제조방법, 이를 포함하는 음극 및 리튬전지
KR101375611B1 (ko) 2012-03-20 2014-03-18 한국세라믹기술원 리튬티타늄산화물 음극 활물질의 제조방법
KR20140008957A (ko) 2012-07-13 2014-01-22 주식회사 엘지화학 접착력과 고율 특성이 향상된 음극 및 이를 포함하는 리튬 이차 전지

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001192208A (ja) * 1999-06-03 2001-07-17 Titan Kogyo Kk リチウムチタン複合酸化物及びその製造方法、並びにその用途
JP2008243729A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Toshiba Corp 非水電解質電池、電池パック及び自動車
WO2010137582A1 (ja) * 2009-05-26 2010-12-02 石原産業株式会社 チタン酸リチウム及びその製造方法並びにそれを用いた電極活物質及び蓄電デバイス
JP2012006816A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Hitachi Ltd チタン酸リチウム粒子およびその製造方法、リチウムイオン電池用負極、ならびにリチウム電池
JP2012109279A (ja) * 2012-03-09 2012-06-07 Toshiba Corp 負極活物質、非水電解質電池及び電池パック
WO2013137272A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 株式会社 東芝 非水電解質二次電池および電池パック
JP2014524653A (ja) * 2012-07-13 2014-09-22 エルジー・ケム・リミテッド 高密度負極活物質及びこの製造方法
JP2014086164A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd リチウムイオン二次電池用負極材、該負極材の製造方法ならびに該負極材を用いた二次電池

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020030930A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 トヨタ自動車株式会社 ロールプレス装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20160090267A (ko) 2016-07-29
EP3232497A1 (en) 2017-10-18
KR101838368B1 (ko) 2018-03-14
CN107210429A (zh) 2017-09-26
CN107210429B (zh) 2020-05-19
WO2016117950A1 (ko) 2016-07-28
US10411249B2 (en) 2019-09-10
JP6622819B2 (ja) 2019-12-18
US20180013128A1 (en) 2018-01-11
EP3232497A4 (en) 2018-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10700341B2 (en) Negative electrode for rechargeable lithium battery, method of preparing the same and rechargeable lithium battery including the same
CN108281658B (zh) 非水电解质电池和电池组
JP6722765B2 (ja) 出力特性が向上した負極活物質及びこれを含む電気化学素子用電極
JP6622819B2 (ja) 出力特性が向上したリチウム二次電池
JP7015447B2 (ja) 非水電解質二次電池
KR20140009921A (ko) 고밀도 음극 활물질 및 이의 제조방법
US9105904B2 (en) Composite anode active material, anode and lithium battery including the same, and method of preparing composite anode active material
WO2019003835A1 (ja) リチウムイオン二次電池
KR20190075945A (ko) 전력 장치 시동용 전지 모듈
JP7038956B2 (ja) 高出力特性を有する負極活物質及びそれを含むリチウム二次電池
KR20180038364A (ko) 리튬 코발트 산화물을 포함하는 코어 및 복합 금속 산화물을 포함하는 쉘을 포함하는 양극 활물질 입자 및 이의 제조 방법
TWI600195B (zh) 非水電解質二次電池及使用其之組電池
JP2021517885A (ja) 硫黄−炭素複合体及びそれを含むリチウム二次電池
JP7270833B2 (ja) 高ニッケル電極シートおよびその製造方法
KR20160030790A (ko) 출력특성이 향상된 리튬이차전지
KR101776281B1 (ko) 출력특성이 향상된 리튬이차전지
JP6613952B2 (ja) 正極活物質、及びそれを用いた正極ならびにリチウムイオン二次電池
KR20200033511A (ko) 리튬 이차전지용 음극 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
KR20150118374A (ko) 전자 전도도가 향상된 이차 전지용 양극
JP2020510281A (ja) 高出力特性を有する負極活物質及びそれを含むリチウム二次電池
KR101793726B1 (ko) 출력특성이 향상된 리튬이차전지
CN108242528B (zh) 锂离子二次电池用电极和锂离子二次电池
JP2024502482A (ja) リチウム二次電池
CN115249791A (zh) 包含附加金属的锂过渡金属氧化物电极及其制备方法
CN115692608A (zh) 包含附加金属的锂过渡金属氧化物电极及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6622819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250