JP2018203533A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録前の媒体に形成された波形状の緩和と維持を、記録後に前記媒体が搬送される搬送先に応じて構成簡単且つ容易に選択可能な記録装置を提供する。【解決手段】プリンター1は、ラインヘッド10の上流側に設けられ、用紙Pに、山部T及び谷部Vを媒体搬送方向と交差する幅方向に沿って交互に形成する波形状形成部30と、ラインヘッド10の下流側において搬送経路が分岐する分岐位置S2までの間において、用紙Pに対し、波形状形成部30によって形成された波形状を緩和する緩和状態と、前記波形状を維持する維持状態と、を切り換え可能な緩和部40と、緩和部40の前記緩和状態と前記維持状態との切り替えを制御する制御部27と、を備え、制御部27は、記録後の用紙Pの搬送先に応じて緩和部40の状態を切り替える。【選択図】図2

Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
インクジェットプリンターに代表される記録装置においては、媒体としての用紙に記録を行う記録手段と対向する位置に媒体支持部材(プラテンとも言う)を備え、前記媒体支持部材によって用紙を支持することにより、前記記録手段と用紙との間の距離(プラテンギャップとも言う)が規定されるように構成される。
また、このような記録装置において、前記媒体支持部材上における用紙の浮き上がりを抑制するため、前記記録手段による記録前の用紙に対し、媒体搬送方向と交差する方向への波形状であるコルゲーション(コックリングとも言う)を形成する様に構成されるものがある。
コルゲーションが形成された用紙は剛性が高まり、前記媒体支持部材上における用紙の姿勢が安定する。以って、前記記録手段による良好な記録画質が得られる。また、用紙が前記記録手段に擦れることによる記録結果の乱れを防止できる。
ところで前記記録装置は、前記記録手段による記録後の搬送経路として、直線状に形成されたストレート経路と、例えば両面記録を行う際に記録面を反転させるための湾曲経路と、を備える場合がある。
前記湾曲経路にコルゲーションが形成された用紙が搬送されると、波形状によって増した剛性の強さのため、湾曲した経路に引っ掛かり易くなり、前記湾曲経路において紙詰まりが発生する虞がある。
前記湾曲経路における紙詰まりの虞を回避するため、特許文献1には、記録手段による記録前に用紙に波打ち(コルゲーション)を形成する当接部83と、記録後の用紙が送られる湾曲経路(特許文献1における反転搬送路67)の上流側に設けられ、用紙の波打ちを解消するための突出部34と、を備えた記録装置が開示されている。
尚、特許文献1において、記録後の用紙が反転搬送路67に送られない場合には、用紙は記録ヘッド39による記録領域から真っ直ぐ送られて、排紙トレイ20に排出される。記録ヘッド39による記録領域から排紙トレイ20までの搬送経路には、突出部34が設けられていないので、記録前に形成された前記波打ちは維持されたまま排紙トレイ20に排出される。
特開2013−111838号公報
ここで、記録装置には、記録後の用紙が送られる前記湾曲経路として、特許文献1のように、両面記録を行う際に用いられる反転搬送路67の他、記録後の用紙の記録面を下にする、所謂フェイスダウンで排出するための湾曲反転経路を備えるものがある。
特許文献1において、波打ち解消部としての突出部34は、反転搬送路67内に設けられている。したがって、例えば、記録装置が湾曲経路を複数備える場合には、それぞれの湾曲経路に前記波打ち解消部(突出部34)を設ける必要があり、部品点数が増し、構造が複雑化する。
また、記録装置が記録後の用紙の搬送経路として、直線経路と湾曲経路とを備える場合においては、搬送経路に応じて波打ちの状態を変更した方が良い場合がある。例えば、直線経路である場合は、波打ち形状を維持して波打ち形状による剛性を保って搬送する方が好ましい。一方、湾曲経路である場合は、波打ち形状を緩和して剛性を弱めて搬送する方が好ましい。
上記問題に鑑み、本発明の目的は、記録前の媒体に形成された波形状の緩和と維持を、記録後に前記媒体が搬送される搬送先に応じて構成簡単且つ容易に選択可能な記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、搬送される媒体に対して液体を吐出して記録を行う記録部と、前記記録部の媒体搬送方向上流側に設けられ、前記媒体に、山部及び谷部を媒体搬送方向と交差する幅方向に沿って交互に形成する波形状形成部と、前記下流側搬送部の下流側において分岐して設けられ、記録後の前記媒体の搬送先が異なる複数の記録後搬送経路と、媒体搬送方向において前記記録部から前記複数の記録後搬送経路の分岐位置までの間において、前記媒体に対し、前記波形状形成部によって形成された波形状を緩和する緩和状態と、前記波形状を維持する維持状態と、を切り換え可能な緩和部と、前記緩和部の前記緩和状態と前記維持状態との切り替えを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、記録後の前記媒体が前記複数の記録後搬送経路のうちのいずれの記録後搬送経路に搬送されるかに応じて前記緩和部の状態を切り替える、ことを特徴とする。
本態様によれば、媒体搬送方向において前記記録部から前記複数の記録後搬送経路の分岐位置までの間において、前記媒体に対して前記波形状を緩和する緩和状態と、前記波形状を維持する維持状態と、を切り換え可能な緩和部を備え、前記制御部が、記録後の前記媒体がいずれの記録後搬送経路に搬送されるかに応じて前記緩和部の状態を切り替えるので、記録後の前記媒体がいずれの記録後搬送経路に搬送されるかに応じて、前記媒体の波形状を緩和するか残すかを選択することができる。
すなわち、前記緩和部は、複数の記録後搬送経路に対して一つで足り、構成簡単且つ容易にして、各記録後搬送経路の形状や搬送先に応じた前記媒体の波打ち状態とすることができる。
尚、前記緩和部が「波形状を緩和する様に作用する」とは、前記波形状の前記山部と前記谷部の差を小さくして緩やかにすることに限られず、前記波形状を完全に解消する場合や、結果的には全く波形状は変わらなくても少なくとも前記媒体に対して緩和作用を付与することを意味するものである。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記制御部は、記録後の前記媒体が搬送される前記記録後搬送経路が、前記媒体を湾曲させて搬送する湾曲経路を含む場合に、前記緩和部を前記緩和状態にする、ことを特徴とする。
前記波形状を有する媒体は、前記湾曲経路を搬送される際に搬送経路内において引っ掛かり易く、紙詰まり(ジャム)が生じる場合がある。
本態様によれば、前記制御部は、記録後の前記媒体が搬送される前記記録後搬送経路が、前記媒体を湾曲させて搬送する湾曲経路を含む場合に、前記緩和部を前記緩和状態にするので、前記湾曲経路を含む前記記録後搬送経路において、前記媒体の波形状に起因する詰まりが発生することを抑制できる。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記緩和部は、前記幅方向に間隔を空けて複数設けられる緩和部駆動ローラーと、複数の前記緩和部駆動ローラーに対応して設けられ、前記緩和部駆動ローラーに接触して従動回転する複数の緩和部従動ローラーと、を備え、前記制御部は、前記緩和部を前記維持状態とする際に、複数の前記緩和部従動ローラーを複数の前記緩和部駆動ローラーに接触させた状態とし、前記緩和部を前記緩和状態とする際に、複数の前記緩和部従動ローラーのうち、前記幅方向の中央部の前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーに接触させ、前記幅方向の端部側の前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーから離間させた状態とする、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記幅方向に間隔を空けて複数設けられる緩和部駆動ローラーと、複数の前記緩和部駆動ローラーに対応して設けられ、前記緩和部駆動ローラーに接触して従動回転する複数の緩和部従動ローラーと、を備えて構成される前記緩和部を用い、媒体の波形状を解消あるいは維持する構成とすることができる。
前記制御部は、前記緩和部を前記維持状態とするときに、複数の前記緩和部従動ローラーを複数の前記緩和部駆動ローラーに接触させた状態にして、媒体の波形状を維持することができる。また、前記緩和部を前記緩和状態とするときには、複数の前記緩和部従動ローラーのうち、前記幅方向の中央部の前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーに接触させ、前記幅方向の端部側の前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーから離間させた状態にする。これにより、前記緩和部としてのローラー対による前記媒体の端部側のニップが解除されて、当該媒体の波形状が端部側に逃げ易くなり、媒体の波形状が緩和される。
本発明の第4の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記緩和部は、緩和部駆動ローラーと前記緩和部駆動ローラーに接触して従動回転する緩和部従動ローラーとを備えて構成される緩和部ローラー対が、前記幅方向に間隔を空けて複数設けられるとともに、前記間隔の幅を変更可能に構成されており、前記制御部は、前記緩和部を前記維持状態から前記緩和状態にする際、前記媒体をニップした複数の前記緩和部ローラー対の前記間隔の幅を広げる様に制御する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部が、前記緩和部を前記維持状態から前記緩和状態にする際、前記媒体をニップした複数の前記緩和部ローラー対の前記間隔の幅を広げる様に制御することにより、前記媒体の波形状が前記幅方向に延ばされ、これを解消することができる。
本発明の第5の態様は、第3の態様または第4の態様において、前記記録部の媒体搬送方向下流側に設けられ、前記媒体を搬送する下流側搬送部を有し、前記緩和部は、前記下流側搬送部を兼ねている、ことを特徴とする記録装置。
本態様によれば、前記緩和部は、前記下流側搬送部を兼ねているので、部品点数を減らし、低コスト化、省スペース化を実現できる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記制御部による前記緩和部の前記維持状態から前記緩和状態への切り替えは、前記記録部による前記媒体に対する記録が完了した後に実行される、ことを特徴とする。
前記下流側搬送部を兼ねる前記緩和部が、前記媒体への記録中に前記維持状態から前記緩和状態になると、前記媒体への記録画質に影響を及ぼす場合がある。
本態様によれば、前記制御部による前記緩和部の前記維持状態から前記緩和状態への切り替えは、前記記録部による前記媒体に対する記録が完了した後に実行されるので、前記下流側搬送部を兼ねる前記緩和部が、前記緩和状態になることによる、前記媒体の記録画質への影響を小さくすることができる。
本発明の第7の態様は、第3の態様から第6の態様のいずれか一つにおいて、前記緩和部駆動ローラーは、前記緩和部の前記維持状態において、前記波形状形成部によって前記媒体に形成された波形状の前記山部に対応する位置に配置される、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記緩和部駆動ローラーは、前記緩和部の前記維持状態において、前記波形状形成部によって前記媒体に形成された波形状の前記山部に対応する位置に配置されるので、前記緩和部が前記維持状態の時に、前記媒体の前記波形状をより確実に残す構成とすることができる。
本発明の第8の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記緩和部は、緩和部駆動ローラーと前記緩和部駆動ローラーに接触して従動回転する緩和部従動ローラーとを備えて構成される緩和部ローラー対が、前記幅方向に間隔を空けて複数配置されて構成され、複数の前記緩和部ローラー対は、前記幅方向の端部側に近い位置に配置されている程、回転軸が前記幅方向の外側に向くように傾けて設けられており、前記制御部は、前記緩和部を前記維持状態とする際に、前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーから離間させた状態とし、前記緩和部を前記緩和状態とする際に、前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーに接触させた状態とする、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記緩和部を構成する複数の前記緩和部ローラー対は、前記幅方向の端部側に近い位置に配置されている程、回転軸が前記幅方向の外側に向くように傾けて設けられているので、前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーに接触させたときに、前記媒体が前記幅方向の外側に延ばされるように搬送されるので、前記媒体に形成された波形状を緩和することができる。
前記制御部は、前記緩和部を前記維持状態とする際に、前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーから離間させた状態とし、前記緩和部を前記緩和状態とする際に、前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーに接触させた状態とすることにより、各記録後搬送経路の形状や搬送先に応じた前記媒体の波打ち状態とすることができる。
本発明の第9の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記緩和部は、前記緩和状態の際、前記媒体の記録面の反対側から搬送経路に突出して前記媒体に接触し、前記維持状態の際、前記搬送経路から退避する構成である、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記緩和部が前記緩和状態の際に、前記媒体の記録面の反対側から搬送経路に突出して前記媒体に接触することにより、波形状のある媒体が、高さ方向の幅が狭められた搬送経路を搬送される。これにより、前記媒体の前記波形状を緩和することができる。
また、前記緩和部の前記維持状態と前記緩和状態とを容易に切り替えることができる。
本発明の第10の態様は、第9の態様において、前記緩和部は、媒体搬送方向上流側に揺動軸を備える揺動部材であり、前記揺動部材は、前記揺動軸側から媒体搬送方向下流側に向けて前記幅方向に広がり、且つ、前記幅方向の中央部が媒体搬送方向下流側に向けて高くなる形状を有する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記緩和部を前記緩和状態としたときに、効果的に媒体の波形状を緩和することができる。
本発明の第11の態様は、第10の態様において、前記緩和部は、前記揺動部材が、前記媒体の波形状の山部に対応する位置に間隔をあけて複数配置されて構成される、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記緩和部を前記緩和状態としたときに、一層効果的に媒体の波形状を緩和することができる。
本発明の第12の態様は、第11の態様において、前記緩和部を構成する複数の前記揺動部材のうち、前記幅方向の中央部寄りの前記揺動部材が媒体搬送方向上流側に配置され、前記幅方向の端部側寄りの前記揺動部材が媒体搬送方向下流側に配置されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記緩和部を前記緩和状態としたときに、一層効果的に媒体の波形状を緩和することができる。
実施例1に係るプリンターにおける用紙搬送経路を示す概略図。 記録部周辺の概略側面図。 記録部周辺の概略平面図。 実施例1に係る波形状形成部のZX平面の断面図。 実施例1に係る緩和部のZX平面の断面図。 実施例1に係る緩和部の変更例を示す図。 実施例2に係る緩和部のZX平面の断面図。 実施例3に係る緩和部を設けた記録部周辺の概略平面図。 実施例3に係る緩和部の変更例について説明する図。 実施例4に係る緩和部を設けた記録部周辺の概略平面図。 実施例4に係る緩和部の斜視図。 実施例4に係る緩和部のYZ平面の断面図。 実施例4に係る緩和部の変更例の斜視図。 実施例4に係る緩和部の変更例のYZ平面の断面図。
[実施例1]
まず、本発明の一実施例に係る記録装置の概略について説明する。本実施例の記録装置の一例として、インクジェットプリンター1(以下、単にプリンター1という場合がある)を例に挙げる。
図1は、実施例1に係るプリンターにおける用紙搬送経路を示す概略図である。図2は、記録部周辺の概略側面図である。図3は、記録部周辺の概略平面図である。図4は、実施例1に係る波形状形成部のZX平面の断面図である。図5は、実施例1に係る緩和部のZX平面の断面図である。図6は、実施例1に係る緩和部の変更例を示す図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX軸方向が用紙の幅方向であり、装置奥行き方向を示し、Y軸方向が記録装置内の搬送経路における用紙の搬送方向(媒体搬送方向)であり、装置幅方向を示し、Z軸方向が装置高さ方向を示している。また、用紙が搬送されていく方向を下流といい、その反対を上流と言う。
■■■プリンターの概要■■■
図1に示すプリンター1は、装置本体2の内部に設けられ、「媒体」の一例としての用紙に液体を吐出して記録を行う「記録部」の一例としてのラインヘッド10を備えている。本実施形態において、前記液体は水性インク等の水系インクである。
プリンター1は、用紙の第1面(おもて面とも言う)への記録後に、用紙を反転して第2面(裏面とも言う)への記録を行う両面記録が可能に構成されている。
プリンター1の装置下部には、複数の用紙収容カセット7が設けられている。用紙収容カセット7に収容された用紙がラインヘッド10に向けて送られて、記録動作が行われる。ラインヘッド10による記録後の用紙は、ラインヘッド10の上方に設けられる第1媒体載置部3に用紙をスタックするための第1排出部8か、+Y軸方向側の側面に設けられる第2媒体載置部4に用紙をスタックするための第2排出部9かのいずれかに排出されるように構成されている。
■■■プリンターの搬送経路について■■■
次に、図1を参照して、プリンター1における用紙の搬送経路について説明する。以下において、第1面への記録後にそのまま用紙を排出する搬送経路について説明した後、両面記録を行う際の搬送経路について説明する。
用紙収容カセット7には複数枚の用紙が収容可能であり、最上位の用紙が媒体搬送方向下流側の給送経路14(図1において太い実線で示す)に搬送される。
給送経路14には、媒体搬送方向に沿って順に給送ローラー17と、複数枚の用紙を1枚に分離する分離ローラー対18が設けられている。
給送ローラー17は、図示しない駆動源により回転駆動する様に構成されている。また、分離ローラー対18はリタードローラーとも呼ばれ、後述するストレート経路12(図1において破線で示す)に向けて用紙を送る駆動ローラー18bと、駆動ローラー18bとの間で用紙をニップして分離する従動ローラー18aと、を備えて構成されている。
用紙収容カセット7に収容された最上位の用紙は、給送ローラー17によりピックアップされて下流側に搬送される。この際、最上位の用紙とともに次位以降の用紙も搬送される場合があるが、分離ローラー対18により最上位の用紙と次位以降の用紙とが分離され、最上位の用紙のみが給送経路14に送られる。
分離ローラー対18の搬送方向下流側には、レジストローラー対19が設けられている。
本実施例ではレジストローラー対19の位置で、給送経路14とストレート経路12とが接続されている。
ストレート経路12は略直線状に延びる経路として構成され、レジストローラー対19の下流側に、上流側搬送ローラー対20、ラインヘッド10、及び下流側搬送ローラー対21が設けられている。ストレート経路12には、ラインヘッド10による記録領域K(図2)が含まれる。
上流側搬送ローラー対20は、ラインヘッド10の媒体搬送方向上流側に設けられる上流側搬送部である。下流側搬送ローラー対21は、ラインヘッド10の媒体搬送方向下流側に設けられる「下流側搬送部」である。
また、ラインヘッド10のヘッド面と対向する領域には、媒体支持部22が配置されている。媒体支持部22は用紙を記録面の反対側から支持する。
ラインヘッド10の上流側であって、上流側搬送ローラー対20の上流側には、用紙の幅方向(X軸方向)に後述する波形状を形成する波形状形成部30が設けられている。
また、下流側搬送ローラー対21のすぐ下流側には、本発明の特徴部分である緩和部40が設けられている。緩和部40は、波形状形成部30によって形成された用紙の波形状を緩和する構成部である。
波形状形成部30と緩和部40の具体的な構成については、後で詳しく説明する。
ラインヘッド10は、媒体支持部22上のラインヘッド10と対向する記録領域K(図2)に用紙が搬送された際、用紙の記録面にインク(液体)を噴射して記録を実行するように構成されている。ラインヘッド10は、インクを噴射するノズルが用紙の全幅をカバーする様に設けられた記録ヘッドであり、媒体幅方向への移動を伴わないで媒体幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
尚、本実施例のプリンター1はラインヘッド10を備えているが、キャリッジに搭載されて媒体搬送方向と交差する方向に往復移動しながら媒体に液体を噴射して記録を行うシリアル型記録ヘッドを備えていてもよい。
尚、プリンター1は、用紙収容カセット7に収容された用紙を給送して記録を行う場合の他、手差しトレイ5からの給紙が可能に構成されている。図1において点線Rは、手差しトレイ5から給紙した場合の搬送経路を示している。
手差しトレイ5から給紙された用紙は、搬送ローラー対6により送られてストレート経路12に合流し、用紙収容カセット7から給紙された用紙と同様に、ラインヘッド10による記録が行われる。
続いて、ラインヘッド10による記録が行われた用紙は、記録後の用紙の排出先に応じて、ストレート経路12から、第1排出用経路13か第2排出用経路24かのいずれかへ送られる。
第1排出用経路13は、ラインヘッド10の下流側においてストレート経路12と接続される湾曲を有する「湾曲経路」であって、用紙の記録面を下にして第1排出部8から排出されるように送る経路である。
第2排出用経路24は、ラインヘッド10の下流側においてストレート経路12からそのまま直線状に延びる経路であり、用紙の記録面を上にして第2排出部9から排出されるように送る経路である。
第1排出用経路13及び第2排出用経路24は、下流側搬送ローラー対21の下流側においてストレート経路12から分岐して設けられ、搬送先が異なる複数の「記録後搬送経路」である。
ストレート経路12と第1排出用経路13及び第2排出用経路24との分岐位置S1には、記録後の用紙の搬送先を切り替える案内フラップ等の切替部26が設けられている。切替部26は、制御部27によってその動作が制御されている。尚、制御部27は、プリンター1における用紙の搬送動作の他、切替部26の動作を含む記録に係わる動作を制御するものである。
切替部26によって振り分けられて、ストレート経路12から第1排出用経路13に送られた用紙は、搬送ローラー対群23により搬送され、第1排出部8から排出され、記録面を下にして第1媒体載置部3に載置される。
また、ストレート経路12から第2排出用経路24に送られた用紙は、搬送ローラー対25によって搬送され、第2排出部9から排出されて、記録面を上にして第2媒体載置部4に載置される。
続いて、両面記録時の搬送経路について説明する。
プリンター1(図1)は、ラインヘッド10の下流側であって第1排出用経路13よりも上流側(本実施形態においては図1における搬送ローラー対群23の上流側)においてストレート経路12から分岐するスイッチバック経路15と、スイッチバック経路15に接続され、用紙の表裏(第1面と第2面)を反転させてストレート経路12に戻す反転経路16と、を備えている。スイッチバック経路15も湾曲を有する「湾曲経路」である。尚、ストレート経路12とスイッチバック経路15の分岐位置S2、及びスイッチバック経路15と反転経路16の接続部には、それぞれ案内フラップ36、37が設けられており、これらの切り替えによって用紙が送られる経路が切り替えられるようになっている。尚、案内フラップ36、37の動作は制御部27によって制御される。
プリンター1において両面記録を実行する場合、第1面への記録後の用紙はスイッチバック経路15に送られた後、反転経路16に送られる。反転経路16は、ストレート経路12の上流側に接続されており、反転経路16を通って反転された用紙は、第2面をラインヘッド10側にしてストレート経路12に送られる。そして、第2面への記録が実行される。
第2面への記録が行われた用紙は、切替部26によって振り分けられ、第1排出用経路13を経て第1排出部8から排出されるか、第2排出用経路24を経て第2排出部9から排出される。
尚、本実施形態において、第1面への記録後の用紙が送られるスイッチバック経路15も「記録後搬送経路」の一例である。
■■■波形状形成部について■■■
図2〜図4を参照して波形状形成部30について説明する。波形状形成部30は、図3に示すように、用紙Pに、山部T(図3において一点鎖線で示す)及び谷部V(図3において破線で示す)を媒体搬送方向と交差する幅方向(X軸方向)に沿って交互に形成する構成部材である。波形状形成部30によって形成される、媒体搬送方向(Y軸方向)に延在する山部T及び谷部Vが、媒体搬送方向と交差する幅方向(X軸方向)に沿って交互に位置する形状を、以下において波形状と言う。
波形状形成部30は、図2に示すように、上流側搬送ローラー対20の媒体搬送方向上流側において、用紙Pを第2面側から支持するリブ31と、リブ31の上方に設けられ、用紙Pの第1面に接触する押さえ部32と、を備えて構成されている。
図3及び図4に示すように、複数のリブ31は、前記幅方向(X軸方向)に間隔を空けて複数設けられている。押さえ部32は、軸部32aに軸支された複数のローラー32bを備えて構成されており、ローラー32bが、リブ31とリブ31の間に位置するように設けられている。言い換えると、用紙の幅方向において、ローラー32bとリブ31が交互に配置されている。
また、ローラー32bとリブ31は、図2に示すように高さ方向(Z軸方向)において一部が重なるように設けられている。図4に示すように用紙Pがローラー32bとリブ31との間を通る際、用紙Pは、下方からリブ31によって支持されつつ、リブ31とリブ31の間に置いてローラー32bによって上方から押し込まれる。これにより、用紙Pに山部T及び谷部Vが前記幅方向に交互に形成され、以って波形状が形成される。
前記波形状が形成された用紙Pは剛性が高まり、媒体支持部22上における用紙Pの姿勢が安定する。したがって、ラインヘッド10による記録において、良好な記録画質が得られる。
本実施形態の波形状形成部30は、前記幅方向の両端にローラー32bが位置するように構成されており、用紙Pに形成される波形状は、前記幅方向の端部が谷部Vに形成されるようになっている。このことにより、用紙Pの端部がラインヘッド10側に向くことを抑制し、以って、用紙Pのヘッド擦れの虞を低減できる。
また、本実施形態において上流側搬送ローラー対20及び下流側搬送ローラー対21は、それぞれ、複数のローラーが媒体搬送方向と交差する幅方向(X軸方向)に間隔を空けて配置されて構成されている(図3)。この構成により、上流側搬送ローラー対20及び下流側搬送ローラー対21として、例えば幅方向に寸胴のローラーを用いる場合よりも、波形状形成部30によって用紙Pに形成された波形状が維持され易くなっている。
尚、本実施形態において波形状形成部30は、上流側搬送ローラー対20の体搬送方向上流側に設けられているが、ラインヘッド10と上流側搬送ローラー対20との間に設けることも可能である。
また、本実施形態では、波形状形成部30において、用紙Pを第2面側から支持する部材がリブ31であり、用紙Pの第1面側から押さえる押さえ部32はローラーであるが、押さえ部32をリブによって構成し、用紙Pの上下にリブを配置した構成とすることができる。また、用紙Pを第2面側から支持する部材をローラーにして、用紙Pの上下にローラーを配置した構成とすることもできる。
■■■緩和部について■■■
図2、図3及び図5を参照して緩和部40について説明する。
緩和部40は、図2に示すように、ラインヘッド10と、ストレート経路12から第1排出用経路13と第2排出用経路24とに分岐する分岐位置S1との間に設けられる。本実施形態においては、分岐位置S1の上流側に、両面記録を行う際に用いるスイッチバック経路15とストレート経路12の分岐位置S2もあるため、緩和部40は、分岐位置S2とラインヘッド10との間に設けられている。より具体的には、緩和部40は、下流側搬送ローラー対21のすぐ下流側に設けられている。
緩和部40は、用紙Pに対して波形状形成部30によって付けられた波形状を緩和する緩和状態(図5の下図)と、前記波形状を維持する維持状態(図5の上図)と、を切り換え可能に構成されている。
緩和部40の前記緩和状態と前記維持状態との切り替えは、制御部27(図1)によって行われる。
制御部27は、記録後の用紙Pがいずれの「記録後搬送経路」に搬送されるかに応じて、すなわち、用紙Pが、第1排出用経路13、第2排出用経路24、及びスイッチバック経路15のいずれに搬送されるかに応じて、緩和部40の状態を切り替える。この点が、本発明の特徴部分である。
以下において、緩和部40の具体的な構成について説明した後に、制御部27による緩和状態(図5の下図)と維持状態(図5の上図)の切り替えについて説明する。
<<<緩和部の構成について>>>
緩和部40(図3及び図5)は、前記幅方向(X軸方向)に間隔を空けて複数設けられる緩和部駆動ローラー41と、複数の緩和部駆動ローラー41に対応して設けられ、緩和部駆動ローラー41に接触して従動回転する複数の緩和部従動ローラー42と、を備えている。緩和部駆動ローラー41は、回転軸43(図5)に軸支され、不図示の駆動源により駆動される。複数の緩和部従動ローラー42は、ローラー毎に個別の回転軸44に軸支されている。
前述したように、緩和部40は、緩和状態と、維持状態と、を切り換え可能になっている。緩和状態は、図5の下図に示すように、複数の緩和部従動ローラー42のうち、前記幅方向の中央部の緩和部従動ローラー42aを緩和部駆動ローラー41に接触させ、前記幅方向の端部側の緩和部従動ローラー42bを緩和部駆動ローラー41から離間させた状態である。
一方、維持状態は、図5の上図に示すように、複数の緩和部従動ローラー42を複数の緩和部駆動ローラー41に接触させた状態である。
すなわち、緩和部40の前記緩和状態と前記維持状態とを切り替える制御部27は、緩和部40を前記維持状態とする際に、複数の緩和部従動ローラー42を複数の緩和部駆動ローラー41に接触させた状態(図5の上図)とすることで波形状を維持し、緩和部40を前記緩和状態とする際に、複数の緩和部従動ローラー42のうち、前記幅方向の中央部の緩和部従動ローラー42aを緩和部駆動ローラー41に接触させ、前記幅方向の端部側の緩和部従動ローラー42bを前記緩和部駆動ローラーから離間させた状態(図5の下図)とすることで波形状を緩和する。
緩和部40の維持状態(図5の上図)においては、すべての緩和部駆動ローラー41及び緩和部従動ローラー42により用紙Pがニップされる。
本実施形態において、緩和部40の前記維持状態における緩和部駆動ローラー41は、幅方向において、波形状形成部30を構成するリブ31に対応する位置に配置されている。言い換えると、緩和部駆動ローラー41は、緩和部40の前記維持状態において、波形状形成部30によって用紙Pに形成された波形状の山部Tに対応する位置に配置されている。
すなわち、緩和部駆動ローラー41及び緩和部従動ローラー42が、用紙Pの山部Tの部分をニップする様に構成されている。このとき、用紙Pの谷部Vは、緩和部駆動ローラー41及び緩和部従動ローラー42によるニップ部の間を通る。したがって、緩和部40の前記維持状態で、用紙Pの山部Tと谷部Vが維持され易い状態で搬送することができる。
緩和部40の緩和状態(図5の下図)においては、用紙幅方向の中央部の緩和部従動ローラー42aと緩和部駆動ローラー41との間でのみ用紙Pをニップし、前記幅方向の端部側に位置する他の緩和部従動ローラー42bは緩和部駆動ローラー41から離間させるので、用紙Pの波打ちが前記幅方向の外側(図5の下図の白抜き矢印方向)に逃げることが可能となる。すなわち、用紙Pに対して波形状形成部30によって付けられた波形状を緩和する様に用紙Pが移動可能な状態となる。そして、用紙Pが波形状をつける前の状態に戻ろうとする復元力により、用紙Pの波形状が緩和される。
■■■制御部による緩和部の制御について■■■
制御部27による緩和部40の状態切替の制御について説明する。
前述したように、制御部27は、記録後の用紙Pが、第1排出用経路13、第2排出用経路24、及びスイッチバック経路15(それぞれ図1及び図2を参照)のいずれに搬送されるかに応じて、緩和部40の状態を切り替える。
具体的には、制御部27は、記録後の用紙が搬送される「記録後搬送経路」が、用紙Pを湾曲させて搬送する湾曲経路を含む場合に、緩和部40を前記緩和状態にする。
本実施例においては、第1排出用経路13及びスイッチバック経路15が湾曲経路を含む経路である(図1及び図2)。
すなわち、制御部27は、用紙Pが第1排出用経路13或いはスイッチバック経路15に搬送される際に、緩和部40を前記緩和状態(図5の下図)にする。
湾曲がある第1排出用経路13やスイッチバック経路15を搬送される場合、前記波形状が付けられた用紙Pは経路内において引っ掛かり易く、紙詰まり(ジャム)が生じる場合がある。
したがって、記録後の用紙Pが湾曲経路を含む第1排出用経路13或いはスイッチバック経路15に搬送される場合に、緩和部40を前記緩和状態にして用紙Pの波形状を緩和する様にすることにより、湾曲した経路内において、用紙Pの波形状に起因する詰まりが発生することを抑制できる。
また、用紙Pが第2排出用経路24に搬送される際には、緩和部40を前記維持状態(図5の上図)にする。
用紙Pに波形状が形成されていると、排出後の排出トレイ(第2媒体載置部4)における用紙の整列性が良好になる。したがって、ほぼ直線状に形成され、用紙Pの波形状に起因する詰まりは発生し難い第2排出用経路24に用紙Pが送られる場合には、緩和部40を前記維持状態にして用紙Pの波形状を残したまま、第2排出部9から排出されるようにする。このことにより、第2媒体載置部4にスタックされる用紙Pの整列性を高めることができる。
以上のように、ラインヘッド10と、「記録後搬送経路」の分岐位置S1、分岐位置S2との間に緩和部40が設けられ、制御部27が、記録後の用紙の搬送先に応じて緩和部40の状態を切り替えることにより、以下の作用効果が得られる。
緩和部40は、複数の「記録後搬送経路」(第1排出用経路13、スイッチバック経路15、及び第2排出用経路24)に対して一つで足り、構成簡単且つ容易にして、各「記録後搬送経路」の形状や搬送先に応じた用紙Pの波打ち状態とすることができる。
◆◆◆実施例1の緩和部の変更例◆◆◆
図2における緩和部40は、下流側搬送ローラー対21と兼用することができる。
図6に示す緩和部40Aは、図2における下流側搬送ローラー対21(下流側搬送部)を兼ねた「緩和部」の一例である。緩和部40Aは、緩和部40(図2、図5)と同様の構成を有しており、「下流側搬送部(図2における下流側搬送ローラー対21)」として機能する場合には、前記維持状態をとる。
すなわち、すべての緩和部従動ローラー42(42a、42b)が緩和部駆動ローラー41に接触する状態をとる。
「緩和部」と「下流側搬送部」とを兼ねる緩和部40Aを設けることにより、部品点数を減らし、低コスト化、省スペース化を実現できる。
「緩和部」と「下流側搬送部」とを兼ねる緩和部40Aを設ける場合、制御部27による緩和部40Aの前記維持状態から前記緩和状態への切り替えは、ラインヘッド10による用紙Pに対する記録が完了した後に実行される。
緩和部40A(図6)が、用紙Pへの記録中に前記維持状態から前記緩和状態になると、記録領域Kにある用紙Pの波形状が変わり、用紙Pへの記録画質に影響を及ぼす場合がある。
制御部27による緩和部40Aの前記維持状態から前記緩和状態への切り替えを、記録完了後に行うことにより、「下流側搬送部」を兼ねる緩和部40Aが前記緩和状態になることによる、記録画質への影響を小さくすることができる。
[実施例2]
実施例2では図7に基づき、「緩和部」の他の例について説明する。図7は、実施例2に係る緩和部のZX平面の断面図である。
尚、本実施例を含む後述の実施例において、実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成の説明は省略する。
実施例2に係る緩和部50(図7)は、緩和部駆動ローラー51と、緩和部駆動ローラー51に接触して従動回転する緩和部従動ローラー52と、を備えて構成される緩和部ローラー対55が、前記幅方向(X軸方向)に間隔を空けて複数設けられて構成されている。
本実施形態において複数の緩和部駆動ローラー51は、個別の回転軸53に軸支されている。また、複数の緩和部従動ローラー52も同様に、個別の回転軸54に軸支されている。
更に、緩和部50は、緩和部ローラー対55同士の間隔の幅を変更可能に構成されている。
図7の上図は、緩和部50の維持状態であり、図7の下図は緩和状態である。緩和部50の維持状態における緩和部ローラー対55同士の間隔はA1であり、この間隔を更に広い間隔A2に広げられる様に構成されている。
緩和部ローラー対55の間隔の変更は、制御部27によって行われる。
そして、制御部27は、緩和部50を前記維持状態(図7の上図)から前記緩和状態(図7の下図)にする際、用紙Pをニップした緩和部ローラー対55の前記間隔の幅をA1からA2に広げる様に制御する。
尚、中央部の緩和部ローラー対55aは固定されており、その両側の緩和部ローラー対55b、55bと、更に外側の緩和部ローラー対55c、55cが幅方向の外側(図7の下図において白抜き矢印方向)に移動することにより、緩和部ローラー対55の前記間隔が広げられる様になっている。
また、本実施形態においても、緩和部50の前記維持状態(図7の上図)における緩和部駆動ローラー51は、波形状形成部30(図3)によって用紙Pに形成された波形状の山部Tに対応する位置に配置されている。すなわち、緩和部ローラー対55が、用紙Pの山部Tの部分をニップする様に構成されている。
緩和部ローラー対55によって用紙Pの山部Tがニップされた状態で、前記維持状態(図7の上図)から前記緩和状態(図7の下図)にすると、用紙Pの谷部Vが前記幅方向に延ばされるので、結果として用紙Pの波形状を緩和することができる。
尚、緩和部50は、実施例1の変更例と同様、下流側搬送ローラー対21(図2)と兼ねる構成とすることも可能である。その場合、下流側搬送ローラー対21を兼ねる緩和部50の前記維持状態から前記緩和状態への切り替えは、ラインヘッド10による用紙Pに対する記録が完了した後に実行されることが望ましい。
[実施例3]
実施例3では主として図8に基づき、「緩和部」の更に他の例について説明する。図8は、実施例3に係る緩和部を設けた記録部周辺の概略平面図である。
実施例3に係る緩和部60(図8)は、緩和部駆動ローラー61と、緩和部駆動ローラー61に接触して従動回転する緩和部従動ローラー62と、を備えて構成される緩和部ローラー対65が、前記幅方向(X軸方向)に間隔を空けて複数設けられて構成されている。そして、複数の緩和部ローラー対65は、図8に示すように、前記幅方向の端部側に近い位置に配置されている程、回転軸が前記幅方向の外側に向くように傾けて設けられている。
本実施形態において複数の緩和部従動ローラー62は、図8において上に凸となるように湾曲した回転軸63に軸支されている。複数の緩和部駆動ローラー61も同様に、湾曲した回転軸(図8においては回転軸63と重なって見えていない)に軸支されている。
緩和部従動ローラー62は、緩和部駆動ローラー61に接触する状態と、緩和部駆動ローラー61から離間した状態をとり得る構成であり、緩和部60の前記緩和状態と前記維持状態とを切り替える制御部27(図1)は、緩和部60を前記維持状態とする際に、緩和部従動ローラー62を緩和部駆動ローラー61から離間させた状態とし、緩和部60を前記緩和状態とする際に、緩和部従動ローラー62を緩和部駆動ローラー61に接触させた状態とする。図8は、緩和部従動ローラー62と緩和部駆動ローラー61とが接触している状態、すなわち、緩和部60の緩和状態を示している。
緩和部60を構成する複数の緩和部ローラー対65において、前記幅方向の端部側に近い位置に配置されている程、回転軸が前記幅方向の外側に向くように傾けて設けられていると、緩和部従動ローラー62を緩和部駆動ローラー61に接触させた緩和状態のときに、用紙Pが前記幅方向の外側に延ばされるように搬送される(図8において白抜き矢印の方向)。したがって、用紙Pに形成された波形状を緩和することができる。
緩和部60を前記維持状態とする際には、緩和部従動ローラー62を緩和部駆動ローラー61から離間させた状態とすることにより、用紙Pに緩和作用を与えず、波打ちを残すようにすることができる。
◆◆◆実施例3の緩和部の変更例◆◆◆
図8に示す緩和部60に変えて、図9に示す緩和部70のように構成することもできる。図9は、実施例3に係る緩和部の変更例について説明する図である。
図9に示す緩和部70において、複数の緩和部従動ローラー72は、個別の回転軸73に軸支されている。複数の緩和部駆動ローラー71は、1本の湾曲した回転軸74に軸支されている。
緩和部従動ローラー72が個別の回転軸73に軸支されていることにより、緩和部70の維持状態において、緩和部従動ローラー72を緩和部駆動ローラー71から離間させる距離を各緩和部ローラー対75において変えることができる。例えば、前記幅方向の中央部よりも端部側の緩和部従動ローラー72を大きく離間させることができる。これにより、用紙Pの波形状が前記幅方向の端部側に逃げ易い構成とすることができる。
尚、複数の緩和部駆動ローラー71も個別の回転軸に軸支する構成としてもよい。
[実施例4]
実施例4では主として図10〜図12に基づき。「緩和部」の更に他の例について説明する。図10は、実施例4に係る緩和部を設けた記録部周辺の概略平面図である。図11は、実施例4に係る緩和部の斜視図である。図12は、実施例4に係る緩和部のYZ平面の断面図である。
実施例4に係る緩和部80は、図12に示すように、前記緩和状態の際、用紙Pの記録面の反対側(図12において下方)からストレート経路12(搬送経路)に突出して用紙Pに接触し(図12の下図)、前記維持状態の際、ストレート経路12から退避する構成(図12の上図)である。以下、緩和部80の具体的な構成について説明する。
本実施形態において緩和部80(図12)は、媒体搬送方向上流側に揺動軸82を備える揺動部材81であり、揺動部材81は、図11に示すように、揺動軸82側から媒体搬送方向下流側に向けて前記幅方向に広がり、且つ、前記幅方向の中央部が媒体搬送方向下流側に向けて高くなる形状を有している。図11においては、揺動部材81は、前記幅方向の中央部に頂点を有する山形状をしているが、頂点の無い滑らかな山形状とすることもできる。
また緩和部80は、図10に示すように、揺動部材81が、用紙Pの波形状の山部Tに対応する位置に間隔をあけて複数配置されて構成されている。これらのことにより、緩和部80を前記緩和状態(図12の下図)としたときに、一層効果的に媒体の波形状を緩和することができる。
図12において、ストレート経路12の上側の面を上側経路形成面12a、下側の面を下側経路形成面12bとする。
緩和部80が維持状態(図12の上図)の際は、揺動部材81が経路内に突出していない状態のストレート経路12、つまり広い経路を用紙Pが搬送されるので、用紙Pの波形状は、そのまま残った状態(例えば、図12の上図において山部Tから谷部Vまでの幅がD1の状態)で搬送される。
一方、緩和部80が緩和状態(図12の下図)の際には、下方からストレート経路12に突出して用紙Pに接触する。波形状のある用紙Pは、上側経路形成面12aと揺動部材81との間、すなわち、高さ方向の幅が狭められた経路を搬送される。高さ方向の幅の狭い経路を用紙Pが搬送されることにより、山部Tから谷部Vまでの幅がD1よりも狭いD2の状態となる。以って、用紙Pの波形状を緩和することができる。
また、前記維持状態と前記緩和状態との切り替えは、揺動部材81を揺動させるだけであり、構成簡単に緩和部80を設けることができる。
緩和部80を構成する複数の揺動部材81のうち、前記幅方向の中央部寄りの揺動部材81が媒体搬送方向上流側に配置され、前記幅方向の端部側寄りの揺動部材81が媒体搬送方向下流側に配置することが望ましい。五つの揺動部材81が並ぶ本実施例では、中央の揺動部材81aが最も上流側に位置し、その両側の揺動部材81b、81bが揺動部材81aよりも下流側に位置し、揺動部材81b、81bの外側(端部側)の揺動部材81c、81cが更に下流側に配置されている。このように複数の揺動部材81を配置することにより、用紙Pの波形状の波が中央部寄りから端部側に向かって逃がされるので、一層効果的である。
勿論、複数の揺動部材81(81a、81b、81b、81c、81c)が媒体搬送方向において同じ位置に配置することも可能である。
◆◆◆実施例4の緩和部の変更例◆◆◆
図10に示す緩和部80は、小さな揺動部材81を幅方向に複数配置したが、揺動部材を一部材で構成することも可能である(図13及び図14)。図13は、実施例4に係る緩和部の変更例の斜視図である。図14は、実施例4に係る緩和部の変更例のYZ平面の断面図である。
図13及び図14に示す緩和部90は、媒体搬送方向上流側に揺動軸92を備える揺動部材91を備えている。揺動部材91は、ストレート経路12の経路内から退避した維持状態(図14の上図)と、ストレート経路12に突出する緩和状態(図14の下図)とをとり得る。揺動部材91(図13)は、上方からの平面視で略矩形状をしており、その上面側に、揺動軸92側から媒体搬送方向下流側に向けて前記幅方向に広がり、且つ、前記幅方向の中央部が媒体搬送方向下流側に向けて高くなる山高形状部93を有している。
山高形状部93は、上方からの平面視で円形或いは楕円形の一部を切り取った様な弓形状(半円形状も含む)をしており、前記弓形状の弦の中央部(図13において符号Eで示す部分)に向かって高く形成されている。
一枚の板状の揺動部材91が、このような山高形状部93を有することにより、揺動部材91が緩和状態(図14の下図)をとる際に、用紙Pが中央部から山高形状部93に当たるので、波形状の波が中央部から端部側に向かって逃がされ、前記波形状が緩和される効果が得られる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…インクジェットプリンター(記録装置)、2…装置本体、
3…第1媒体載置部、4…第2媒体載置部、5…手差しトレイ、
6…搬送ローラー対、7…用紙収容カセット、8…第1排出部、
9…第2排出部、10…ラインヘッド、12…ストレート経路、
13…第1排出用経路(記録後搬送経路)、14…給送経路、
15…スイッチバック経路(記録後搬送経路)、16…反転経路、
17…給送ローラー、18…分離ローラー対、19…レジストローラー対、
20…上流側搬送ローラー対、21…下流側搬送ローラー対(下流側搬送部)、
22…媒体支持部、23…搬送ローラー対群、
24…第2排出用経路(記録後搬送経路)、25…搬送ローラー対、
26…切替部、27…制御部、28…搬送ローラー対、29…搬送ローラー対群、
30…波形状形成部、31…リブ、32…押さえ部、32a…軸部、
32b…ローラー、36…案内フラップ、37…案内フラップ、40…緩和部、
41…緩和部駆動ローラー、42、42a、42b…緩和部従動ローラー、
43…回転軸、44…回転軸、50…緩和部、51…緩和部駆動ローラー、
52…緩和部従動ローラー、53…回転軸、54…回転軸、
55…緩和部ローラー対、60…緩和部、61…緩和部駆動ローラー、
62…緩和部従動ローラー、63…回転軸、65…緩和部ローラー対、
70…緩和部、71…緩和部駆動ローラー、72…緩和部従動ローラー、
73…回転軸、74…回転軸、75…緩和部ローラー対、80…緩和部、
81…揺動部材、82…揺動軸、90…緩和部、91…揺動部材、92…揺動軸、
93…山高形状部、P…用紙(媒体)、T…山部、V…谷部

Claims (12)

  1. 搬送される媒体に対して液体を吐出して記録を行う記録部と、
    前記記録部の媒体搬送方向上流側に設けられ、前記媒体に、山部及び谷部を媒体搬送方向と交差する幅方向に沿って交互に形成する波形状形成部と、
    前記記録部の下流側において分岐して設けられ、記録後の前記媒体の搬送先が異なる複数の記録後搬送経路と、
    媒体搬送方向において前記記録部から前記複数の記録後搬送経路の分岐位置までの間において、前記媒体に対し、前記波形状形成部によって形成された波形状を緩和する緩和状態と、前記波形状を維持する維持状態と、を切り換え可能な緩和部と、
    前記緩和部の前記緩和状態と前記維持状態との切り替えを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、記録後の前記媒体が前記複数の記録後搬送経路のうちのいずれの記録後搬送経路に搬送されるかに応じて前記緩和部の状態を切り替える、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記制御部は、記録後の前記媒体が搬送される前記記録後搬送経路が、前記媒体を湾曲させて搬送する湾曲経路を含む場合に、前記緩和部を前記緩和状態にする、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記緩和部は、前記幅方向に間隔を空けて複数設けられる緩和部駆動ローラーと、複数の前記緩和部駆動ローラーに対応して設けられ、前記緩和部駆動ローラーに接触して従動回転する複数の緩和部従動ローラーと、を備え、
    前記制御部は、
    前記緩和部を前記維持状態とする際に、複数の前記緩和部従動ローラーを複数の前記緩和部駆動ローラーに接触させた状態とし、
    前記緩和部を前記緩和状態とする際に、複数の前記緩和部従動ローラーのうち、前記幅方向の中央部の前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーに接触させ、前記幅方向の端部側の前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーから離間させた状態とする、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記緩和部は、緩和部駆動ローラーと前記緩和部駆動ローラーに接触して従動回転する緩和部従動ローラーとを備えて構成される緩和部ローラー対が、前記幅方向に間隔を空けて複数設けられるとともに、前記間隔の幅を変更可能に構成されており、
    前記制御部は、
    前記緩和部を前記維持状態から前記緩和状態にする際、前記媒体をニップした複数の前記緩和部ローラー対の前記間隔の幅を広げる様に制御する、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の記録装置において、前記記録部の媒体搬送方向下流側に設けられ、前記媒体を搬送する下流側搬送部を有し、前記緩和部は、前記下流側搬送部を兼ねている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、
    前記制御部による前記緩和部の前記維持状態から前記緩和状態への切り替えは、前記記録部による前記媒体に対する記録が完了した後に実行される、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記緩和部駆動ローラーは、前記緩和部の前記維持状態において、前記波形状形成部によって前記媒体に形成された波形状の前記山部に対応する位置に配置される、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記緩和部は、緩和部駆動ローラーと前記緩和部駆動ローラーに接触して従動回転する緩和部従動ローラーとを備えて構成される緩和部ローラー対が、前記幅方向に間隔を空けて複数配置されて構成され、
    複数の前記緩和部ローラー対は、前記幅方向の端部側に近い位置に配置されている程、回転軸が前記幅方向の外側に向くように傾けて設けられており、
    前記制御部は、
    前記緩和部を前記維持状態とする際に、前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーから離間させた状態とし、
    前記緩和部を前記緩和状態とする際に、前記緩和部従動ローラーを前記緩和部駆動ローラーに接触させた状態とする、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記緩和部は、前記緩和状態の際、前記媒体の記録面の反対側から搬送経路に突出して前記媒体に接触し、前記維持状態の際、前記搬送経路から退避する構成である、ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項9に記載の記録装置において、
    前記緩和部は、媒体搬送方向上流側に揺動軸を備える揺動部材であり、
    前記揺動部材は、前記揺動軸側から媒体搬送方向下流側に向けて前記幅方向に広がり、且つ、前記幅方向の中央部が媒体搬送方向下流側に向けて高くなる形状を有する、ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項10に記載の記録装置において、
    前記緩和部は、前記揺動部材が、前記媒体の波形状の山部に対応する位置に間隔をあけて複数配置されて構成される、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項11に記載の記録装置において、
    前記緩和部を構成する複数の前記揺動部材のうち、前記幅方向の中央部寄りの前記揺動部材が媒体搬送方向上流側に配置され、前記幅方向の端部側寄りの前記揺動部材が媒体搬送方向下流側に配置されている、
    ことを特徴とする記録装置。
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