JP6565227B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
また特許文献2に記載の画像形成装置では、給紙トレイに積載された用紙束にエアーを吹き付けて紙粉を除去するエアー吹き付け装置を備えている。
また特許文献2に記載の画像形成装置では、装置構成が複雑となり、同様に装置の小型化を図れない上に、顕著なコストアップをも招くこととなる。
そして本願発明者は、記録面と接する拍車(スターホイール)が、回転に際して用紙に対し振動を与え、それが原因となって用紙エッジに付着した紙粉が飛翔することを見出した。
本態様によれば、前記リブは、前記エッジの周辺に設けられているので、前記エッジに近い位置でより効果的に、上記振動の伝播を防止でき、或いはその程度を緩和することができる。
本態様によれば、前記リブの上部に弾性層が設けられているので、当該弾性層と被記録媒体との接触によって、前記基準位置において生じる振動の被記録媒体エッジへの伝播をより効果的に防止でき、或いは、より効果的にその程度を緩和することができる。
スキャナユニット3において上部のカバー4は開閉可能なカバーであり、当該カバー4を開放することにより、スキャナユニット3の原稿台3a(図2、図3)が表れる様になっている。
図2及び図3においては、下段側トレイ40に収容される用紙を符号P1で、上段側トレイ45に収容される用紙を符号P2で、それぞれ示している(以下、特に区別する必要がない場合は「用紙P」と言う)。
また上段側トレイ45が突き当たり位置(給送可能位置:図2)にあるとき、給送ローラー9は上段側トレイ45に収容された用紙P2の最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙P2を上段側トレイ45から送り出す。
記録ヘッド30と対向可能な位置には支持部材28が設けられ、当該支持部材28によって用紙Pは支持され、用紙Pと記録ヘッド30との間隔が規定される。
図示しないモーターによって回転駆動される排出駆動ローラー31と、用紙Pの記録面に接して従動回転する排出従動ローラー32とによって、記録の行われた用紙Pは、上述した排紙受けトレイ8へ向けて排出される。
尚、符号36は、用紙Pの浮きを規制する規制ローラーである。
図6に示す様に、排出駆動ローラー31は回転軸32の軸線方向に沿って適宜の間隔で複数設けられており、本実施例では弾性材料(例えばゴムローラー)により構成されている。
ローラー本体部35は、弾性を有するばね軸34によって支持され、これにより排出従動ローラー33が排出駆動ローラー31(用紙P)に対して弾性的に接する様になっている。
尚、排出従動ローラー33の上流側に設けられた規制ローラー36も排出従動ローラー33と同様に外周に沿って複数の歯が所定ピッチで形成された、所謂スターホイールである。
尚、図6において位置X0は、全てのサイズの用紙側端が通過する位置であり、即ち給送基準位置である。また、位置X1、X2、X3、X4、X5、は、用紙サイズに応じて各サイズの用紙の反対側の用紙側端が通過する位置である。各サイズの用紙側端は溝穴28eを通過し、これにより余白無し印刷が可能となる。
上述したように排出従動ローラー33には外周に沿って複数の歯33aがピッチ角αで形成されており、回転に際し用紙Pに対して振動を与える。その振動の周期は、排出従動ローラー33の外周、ピッチ角α、回転数に依存する。この振動により、用紙Pのエッジに付着した紙粉等の異物が飛翔し、記録ヘッド30のノズル面30a(図7)に形成されたノズル開口に紙粉が付着し、ドット抜けを招く虞がある。
尚、位置T3は用紙エッジPdにおいてノズルプレート30aの最上流位置と対向する位置(x−y平面における位置)、位置T4は、用紙エッジPdにおいてノズルプレート30aの最下流位置と対向する位置(x−y平面における位置)である。
本実施例では更に、用紙エッジPdにおける位置T1と位置T2との間の全ての位置と基準位置T0とを結ぶライン(不図示)を跨がって、リブ37aが位置している。
本実施例では更に、用紙エッジPdにおける位置T1と位置T2との間の全ての位置と基準位置T0とを結ぶライン(不図示)を跨がって、リブ37bが位置している。
本実施例では更に、用紙エッジPdにおける位置T1と位置T2との間の全ての位置と基準位置T0とを結ぶライン(不図示)を跨がって、リブ37cが位置している。
本実施例では更に、用紙エッジPdにおける第1位置T1と第2位置T2との間の全ての位置と基準位置T0とを結ぶライン(不図示)を跨がって、リブ37dが位置している。
尚、用紙エッジPdから離れるに従って、図から明かなように振動抑制リブの長さは短くて済む。換言すれば、記録ヘッド30の移動方向に沿って複数配置された振動抑制リブの用紙搬送方向の長さは、記録ヘッド30の移動方向に沿って複数配置される排出従動ローラー33の位置に応じた長さに設定されている。
その様に構成することで、より広範囲で上記振動の伝播を防止でき、或いは、その程度を緩和することができる。換言すれば、記録ヘッド30のノズル面に対してより広範囲に、紙粉等の異物の付着抑制効果を得ることができる。
またその際、位置T3と位置T4との間の全ての位置と基準位置T0とを結ぶライン(不図示)を跨がる様に振動抑制リブが位置するように構成することで、位置T3と位置T4との間の全領域に対して上記振動の伝播を防止でき、或いは、その程度を緩和することができる。
また、図13において符号37fで示す様に用紙エッジPdの周辺に設けても良い。これにより、用紙エッジPdに近い位置でより効果的に、振動抑制効果を得ることができる。また、リブ37fを全ての排出従動ローラー33からの振動を抑制する形状、大きさに形成することで、一つのリブ37fのみで全ての排出従動ローラー33からの振動を抑制できる。図13の例では、平面視略L字状にリブを形成している。
Claims (11)
- 被記録媒体と対向するヘッド面に、被記録媒体の搬送方向に沿って複数のインク吐出ノズルを備え、前記搬送方向と交差する方向に移動しながら被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
前記記録ヘッドと対向可能な位置に設けられた、被記録媒体を支持する支持部材と、
被記録媒体の搬送方向において前記記録ヘッドより下流側に設けられ、被記録媒体の記録面と接する第1ローラーおよび当該第1ローラーと対向配置される第2ローラーとを備えて成る、前記記録ヘッドの移動方向に沿って複数配置されるローラー対と、を備え、
前記支持部材は、被記録媒体の記録面に対し反対側の面と接する複数のリブを備え、
被記録媒体と前記第1ローラーとが接する位置を基準位置とし、前記記録ヘッドの移動方向における被記録媒体のエッジにおいて、前記搬送方向最上流に位置するインク吐出ノズルと対向する位置を上流エッジ位置とし、前記エッジにおいて、前記搬送方向最下流に位置するインク吐出ノズルと対向する位置を下流エッジ位置とした際に、前記支持部材の平面視において前記基準位置と前記上流エッジ位置とを結ぶ上流ライン、および前記基準位置と前記下流エッジ位置とを結ぶ下流ラインを跨がって、前記リブが位置しており、
前記複数のリブの前記搬送方向の長さは、前記記録ヘッドの移動方向に沿って複数配置される前記ローラー対の位置に応じてそれぞれが異なる長さに設定されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体と対向するヘッド面に、被記録媒体の搬送方向に沿って複数のインク吐出ノズルを備え、前記搬送方向と交差する方向に移動しながら被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
前記記録ヘッドと対向可能な位置に設けられた、被記録媒体を支持する支持部材と、
被記録媒体の搬送方向において前記記録ヘッドより下流側に設けられ、被記録媒体の記録面と接する第1ローラーおよび当該第1ローラーと対向配置される第2ローラーとを備えて成る、前記記録ヘッドの移動方向に沿って複数配置されるローラー対と、を備え、
前記支持部材は、被記録媒体の記録面に対し反対側の面と接するリブを備え、
被記録媒体と前記第1ローラーとが接する位置を基準位置とし、前記記録ヘッドの移動方向における被記録媒体のエッジにおいて、前記搬送方向最上流に位置するインク吐出ノズルと対向する位置を上流エッジ位置とし、前記エッジにおいて、前記搬送方向最下流に位置するインク吐出ノズルと対向する位置を下流エッジ位置とした際に、前記支持部材の平面視において前記基準位置と前記上流エッジ位置とを結ぶ上流ライン、および前記基準位置と前記下流エッジ位置とを結ぶ下流ラインを跨がって、前記リブが位置しており、
前記リブは平面視において略L字状に設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項2のいずれか一項に記載の記録装置において、前記支持部材の平面視において前記エッジにおける前記上流エッジ位置と前記下流エッジ位置との間の全ての位置と前記基準位置とを結ぶラインを跨がって、前記リブが位置している、
ことを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体と対向するヘッド面に、被記録媒体の搬送方向に沿って複数のインク吐出ノズルを備え、前記搬送方向と交差する方向に移動しながら被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
前記記録ヘッドと対向可能な位置に設けられた、被記録媒体を支持する支持部材と、
被記録媒体の搬送方向において前記記録ヘッドより下流側に設けられ、被記録媒体の記録面と接する第1ローラーおよび当該第1ローラーと対向配置される第2ローラーとを備えて成る、前記記録ヘッドの移動方向に沿って複数配置されるローラー対と、を備え、
前記支持部材は、被記録媒体の記録面に対し反対側の面と接する複数のリブを備え、
被記録媒体と前記第1ローラーとが接する位置を基準位置とし、前記記録ヘッドの移動方向における被記録媒体のエッジにおいて、前記ヘッド面の前記搬送方向最上流位置と対向する位置を上流エッジ位置とし、前記エッジにおいて前記ヘッド面の前記搬送方向最下流位置と対向する位置を下流エッジ位置とした際に、前記支持部材の平面視において前記基準位置と前記上流エッジ位置とを結ぶ上流ライン、および前記基準位置と前記下流エッジ位置とを結ぶ下流ラインを跨がって、前記リブが位置しており、
前記複数のリブの前記搬送方向の長さは、前記記録ヘッドの移動方向に沿って複数配置される前記ローラー対の位置に応じてそれぞれが異なる長さに設定されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項4に記載の記録装置において、前記支持部材の平面視において前記エッジにおける前記上流エッジ位置と前記下流エッジ位置との間の全ての位置と前記基準位置とを結ぶラインを跨がって、前記リブが位置している、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1または請求項4に記載の記録装置において、
前記複数のリブの前記搬送方向の長さは、前記記録ヘッドの移動方向における被記録媒体のエッジから離れるにつれて短くなる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記リブは、前記エッジの周辺に設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記リブの頂部は、前記記録ヘッドの移動方向における角部が面取りされている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の記録装置において、前記リブの上部に弾性層が設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の記録装置において、前記リブは、前記記録ヘッドの移動方向における一方側のエッジと他方側のエッジとの双方に対して設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第1ローラーは、外周に沿って複数の歯を有するスターホイールである、
ことを特徴とする記録装置。
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