JP5156868B2 - クリーニング装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、インクジェット記録装置のインク吐出面をクリーニングするクリーニング装置と、上記クリーニング装置を備えるインクジェット記録装置とに関する。
インクヘッドから用紙等の記録媒体にインクを吐出するインクジェット記録装置では、インクヘッドのうちインクを吐出するノズルが形成されたインク吐出面のインクによる汚染は、吐出不良の原因となる。そこで従来、インク吐出面を清掃するブレードを有するワイピング手段を備えるインクジェット記録装置が提案されている。このブレードは例えば弾性材料で作られ、記録ヘッドのインク吐出面を擦りながらインク吐出面に対して相対的に移動することで、インク吐出面に付着したインク及び異物等を除去するようになっている。
特許文献1には、ブレードをノズル列方向に移動させながらワイピング動作を行う方式のクリーニング装置において、ブレードが、角度を有する2枚の板状の部分からなるくの字状をしており、くの字の頂点が移動方向の先端となっている。
また、特許文献2には、シリコンゴム等の弾性部材で形成された複数枚のワイパーブレードにてインク吐出面を清掃するクリーニング手段が記載されている。
特開2004‐167928号公報(2004年6月17日公開) 特開2005‐224975号公報(2005年8月25日公開)
しかしながら、従来の技術ではクリーニングブレードによってインク吐出面の全面を清掃しても、吐出面の端部にはインク及びその他の異物が付着したまま残りやすい。その結果、これらのインク等によって紙が汚れたり、さらにインクが付着しやすくなったりする。
本発明は、このような問題点に鑑み、インク吐出面の端部の汚れをより残さず取り除くことのできるクリーニング装置及びこのクリーニング装置を備えるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るクリーニング装置は、インクを吐出するインク吐出面を有するインクジェットプリンタのヘッドをクリーニングするクリーニング装置であって、一方向における上記インク吐出面の幅以上の長さを有する平らなエッジを備える第一ブレードと、上記インク吐出面に非平行な傾斜領域を少なくとも2箇所備える第二ブレードと、第一ブレードを、上記第一ブレードの上記エッジが上記一方向に平行になるように、かつ上記エッジが上記インク吐出面に接触するように保持しつつ、上記一方向に非平行な方向に移動させると共に、上記第二ブレードを、上記第二ブレードの上記傾斜領域が上記インク吐出面の上記一方向における両縁にそれぞれ接触するように保持しつつ、上記第一ブレードの後に続けて移動させるブレード駆動部と、を備える。
上記構成によると、第一ブレードにてインク吐出面が清掃され、第二ブレードにてインク吐出面の端部が清掃される。よって、端部にもインク等が残りにくい。
また、本発明に係るクリーニング装置は、前記クリーニング装置において、上記第二ブレードは、インク吐出面の上記両縁と接触する部分にインクを吸収可能な素材を備えることが好ましい。
上記構成によると、上記素材によって、インク吐出面の端部にインクがより残留しにくい。
また、本発明の範囲には、インクを吐出するインク吐出面を備え、上記インク吐出面からのインクによって記録媒体に画像を記録するヘッドと、一方向における上記インク吐出面の幅以上の長さを有する平らなエッジを備える第一ブレード、上記インク吐出面に非平行な傾斜領域を少なくとも2箇所備える第二ブレード、及び、第一ブレードを、上記第一ブレードの上記エッジが上記一方向に平行になるように、かつ上記エッジが上記インク吐出面に接触するように保持しつつ、上記一方向に非平行な方向に移動させると共に、上記第二ブレードを、上記第二ブレードの上記傾斜領域が上記インク吐出面の上記一方向における両縁にそれぞれ接触するように保持しつつ、上記第一ブレードの後に続けて移動させるブレード駆動部と、を備えるインクジェット記録装置も、含まれる。
本発明のクリーニング装置は、第一ブレードにてインク吐出面を清掃すると共に、第二ブレードにてインク吐出面の端部を清掃するので、端部にインク等が残りにくいという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るクリーニング装置1、特にブレードユニット10の要部構成を示す斜視図である。 クリーニング装置1、特にブレードユニット10の要部構成を示す平面図である。 ブレードユニット10を他の方向から見た平面図である。 図2の一部を拡大した図面である。 端部用ブレード15を備えるクリーニング装置1の要部構成を示す平面図である。 端部用ブレード16及び17を備えるクリーニング装置1の要部構成を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るプリンタ100の要部構成を示す正面図である。 プリンタ100の要部構成を示すブロック図である。 ヘッド清掃時のインクジェットヘッド20周辺を示す正面図である。
まず本発明の実施の一形態であるクリーニング装置について、続いてさらにインクジェット記録装置について、以下、図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<1.クリーニング装置1>
クリーニング装置1について、図1〜図3を参照して説明する。インクを吐出するインク吐出面21を備えるインクジェットヘッド20を清掃するための装置である。特に、本形態ではインクジェットヘッド20は略直方体であり、インク吐出面21はその一面を構成している。すなわち、インク吐出面21は矩形状である。
図1〜図3はそれぞれ、本実施形態のクリーニング装置1の要部構成を示す図面であって、図1は斜視図、図2はインク吐出面21に垂直かつインク吐出面21の短手方向に平行な方向Hに平行な面における平面図、図3はインクジェットヘッド20のインク吐出面21に平行な面における平面図である。
図1〜図3に示すように、クリーニング装置1は、第一及び第二ブレードの一例として、面用ブレード11及び端部用ブレード12をそれぞれ備える。クリーニング装置1はさらに、面用ブレード11及び端部用ブレード12を方向Hに平行に、かつインクジェットヘッド20のインク吐出面21に垂直に支持する支持部13と、後述のブレード駆動部14(図8)とを備える。面用ブレード11、端部用ブレード12、及び支持部13を合わせてブレードユニット10と称する。
面用ブレード11はそのエッジ11aによって、方向Hにおけるインク吐出面21の2つの端部(211、212)のうち、一方の端部211から他方の端部212に渡って、インク吐出面21に接するように形成されている。すなわち、エッジ11aは、方向Hにおけるインク吐出面21の長さ以上、好ましくはこの長さより長く、インク吐出面21に沿うように直線状に形成されている。
端部用ブレード12は、方向Hにおけるインク吐出面21の2つの端部(端縁、つまりインクジェットヘッド20におけるインク吐出面21と側面との角)211及び212に、そのエッジによって接触するように形成されている。具体的には、端部用ブレード12のインク吐出面21側のエッジは、外側(インク吐出面21に近い側)から内側へと凹む形状である。そして、このエッジの凹形状は、インク吐出面21に近い方が広い台形状に形成されている。
より具体的には、端部用ブレード12のインク吐出面21側のエッジは、方向Hに平行に延びる平行部分12aと、この平行部分12aと約135度の角度をなす2つの直線部分21b及び21cと、を備える。すなわち、平行部分12aの方向Hにおける長さは方向Hにおける上記インク吐出面21の長さより短く形成されている。そして、上記直線部分21bと21cとは、互いの間の距離が、平行部分12aから離れるほど大きくなるように形成されている。
そして、端部用ブレード12は、直線部分12b及び12cが、インク吐出面21の端部211及び212にそれぞれ接触するように配される。このように構成されることで、端部用ブレード12は、端部211及び212に対して直線部分21b及び21cによって接触する以外は、インク吐出面21と接触を持たないようになっている。
図1及び図3に点線矢印で移動方向を示すように、面用ブレード11及び端部用ブレード12は、ブレード駆動部14によってインク吐出面21の長手方向に平行な方向Lに沿って移動されるようになっている。なお、インク吐出面21の清掃時には、移動方向において面用ブレード11が端部用ブレード12より先になるように移動される。
まず、面用ブレード11が駆動部14によって移動することでインク吐出面21全体を擦り、インク吐出面21に付着したインク等を除去する。面用ブレード11だけでは、端部211及び212にインク等の汚れが残る。クリーニング装置1は、端部用ブレード12によって端部211及び212に付着したインク等を除くことができる。
具体的には図4を参照して説明する。図4は、端部211と直線部分12bとの接触部分を拡大した図面である。図4に示すように、端部211に直線部分12bが接触することで、端部211に付着したインク等は直線部分12bによって除かれるか、又はインクジェットヘッド20の側面22に移動する。同様の現象は端部212においても起こる。こうして、面用ブレード11だけでは端部211及び212に付着したまま取り除くことのできないインク等の汚れが、端部用ブレード12によって端部211及び212から除かれる。
ブレード駆動部14は、各ブレード11及び12が上述したようにインク吐出面21を清掃するよう、ブレード11及び12を移動させればよく、具体的な構成等については限定されない。ブレード駆動部14としては、例えばモータ、ギア、及びブレードユニット10を導くレール等を備える駆動機構が挙げられる。
また、本形態では2つのブレード11及び12は1つの支持部13に共に固定されているが、別々に支持され、駆動されるようになっていてもよい。
面用ブレード11及び端部用ブレード12は、従来のクリーニングブレードに用いられてきた弾性部材、例えばゴム及び樹脂等の素材、より具体的にはシリコンゴム及びウレタンゴム等を用いることができる。
さらに、端部用ブレード12は、少なくとも直線部分12b及び12cのうち端部211及び212に接する領域、及びその周辺に、インクを吸収することのできる吸収素材が用いられることが好ましい。
また、端部用ブレード12のうち少なくとも端部211及び212に接する領域が、インク吐出面21を含むインクジェットヘッド20よりもぬれ性が高くなるように構成されていることが好ましい。例えばインクジェットヘッド20がステンレスで構成されていれば、端部用ブレード12はシリコンゴム等によって構成されていることが好ましい。なお、ブレードの硬度はJIS−K−6301で規定される硬度で40度以上、60度以下であることが望ましい。また、面用ブレード11及び端部用ブレード12はインクジェットヘッド20に当接した際に、若干たわむような位置関係になるように配置されていることが望ましい。
また、端部用ブレード12のインク吐出面21側のエッジの形状は、上述したように端部211及び212の特にインク吐出面21側に付着したインク等を除去することができればよく、上述の台形に限定されるものではない。
例えば、図5に示すようにエッジがくの字形であるブレード15を、上述の端部ブレード12に代えて用いることができる。この場合、くの字の2つの直線部分が、上述の直線部分12b及び12cとして機能し、端部211及び212に接触する。つまり、ブレード15は、平行部分12aがない点以外は上述の端部ブレード12と同様の構成となっている。
また、図6に示すように、端部ブレード12に代えて、直線部分12bと12cとをそれぞれ有する2枚のブレード16及び17が設けられていてもよい。図6では2枚のブレード16及び17を三角形とし、各三角形の一辺が直線部分12b及び12cとして機能するものとしたが、もちろんこれらのブレードは三角形以外の形状とすることも可能である。
また、少なくとも面用ブレードと各端部を清掃する端部用ブレードとが一枚ずつ設けられていればよいのであって、面用ブレード及び端部用ブレードの少なくとも一方を複数枚、進行方向(図1等に点線矢印で示す)に並べてもよい。
<2.インクジェット記録装置100>
以下に、上記クリーニング装置1を備えるインクジェット記録装置の具体例であるプリンタ100について説明する。図7はプリンタ100の要部構成を示す正面図、図8はプリンタ100の要部構成を示すブロック図、図9はインクジェットヘッド20のクリーニング実行時の吐出面21付近を拡大した正面図である。
図7に示すように、プリンタ100は、印刷用紙(記録媒体)Pの搬送方向に沿って並べられた4つのインクジェットヘッド20を有するラインヘッド型カラーインクジェットプリンタである。各インクジェットヘッド20は、同図において、用紙Pの搬送方向と直交する方向(図の紙面に直行する方向)に細長い矩形の外形を有している。プリンタ100には、設置姿勢において下方に給紙装置114が、上方に紙受け部116が、その中間に搬送ユニット120がそれぞれ設けられている。搬送ユニット120と紙受け部116との間には、複数の送りローラ121が配置されている。
また、図8に示すように、プリンタ100は、インクジェットヘッド20を駆動するヘッド駆動部31、ブレード駆動部14、搬送ユニット120、送りローラ121、給紙装置114等を駆動して用紙Pを搬送させる搬送駆動部33、後述の搬送ベルト111を移動させることで、吐出面21と搬送ベルト111との距離を変化させるベルト移動部38、プリンタ100全体の制御を担うCPU34、CPU34の作業領域として機能すると共に情報を一時的に記憶するRAM35、CPU34で実行されるプログラム等を格納するROM36等を備えると共に、これらがデータバス等のバス37を介して接続している。
より具体的には、給紙装置114は、積層された複数の矩形の用紙Pを収容可能な用紙収容部115と、用紙収容部115内において最も上にある用紙Pを1枚ずつ搬送ユニット120に向けて送り出す給紙ローラ145とを有している。用紙収容部115内には、用紙Pがその長辺と平行な方向に給紙されるように収容されている。用紙収容部115と搬送ユニット120との間には、搬送経路に沿って複数の送りローラ118が適宜配置されている。給紙装置114から排出された印刷用紙Pは、その一方の短辺を先端として、送りローラ118によって搬送ユニット120へと送られる。
搬送ユニット120は、エンドレスの搬送ベルト111と、搬送ベルト111が巻き掛けられた複数のベルトローラ106とを備えている。個々のベルトローラ106間に巻き掛けられた搬送ベルト111には所定の張力が発生するようになっている。また、搬送ベルト111の一方の面(搬送面127)には、粘着性のシリコンゴムによる処理が施されており、印刷用紙Pは搬送面127に確実に粘着させられる。また、搬送面127はインクジェットヘッド20と対向するように配される。給紙装置114から送り出された印刷用紙Pは、その上面(印刷面)にインクジェットヘッド20によって印刷が施されつつ搬送ベルト111により搬送されて、紙受け部116に到達する。紙受け部116では、印刷が施された複数の印刷用紙Pが重なり合うように載置される。
4つのインクジェットヘッド20は、用紙搬送方向に沿って、互いに近接して配置されている。4つのインクジェットヘッド20の各底面(インク吐出面21)には、微小径を有する多数のノズルが設けられている(図示せず)。ノズルから吐出されるインク色は、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかであって、同じインクジェットヘッド20に属する多数のノズル8から吐出されるインク色は同じである。なおかつ、4つのインクジェットヘッド20に属する多数のインク吐出口からは、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの4色から選択された互いに異なる色のインクが吐出される。
図7に示すように、画像形成時には、インク吐出面21と搬送ベルト111の搬送面127との間の隙間は極小さくなっている。印刷用紙Pは、この隙間を矢印で示す搬送方向に沿って搬送される。インク吐出面21の下方を印刷用紙Pが順次通過する際、印刷用紙Pの上面に向けてノズルからインクが画像データに応じて吐出されることで、印刷用紙P上に所望のカラー画像が形成される。
用紙搬送方向における搬送ユニット120の下流には、剥離プレート140が設けられている。剥離プレート140は、その搬送ユニット120側端部が印刷用紙Pと搬送ベルト111との間に入り込むことによって、搬送ベルト111の搬送面127に粘着させられている印刷用紙Pを搬送面127から剥離する。
搬送ユニット120から排出された印刷用紙Pは、送りローラ121によって紙受け部116へ送られる。
搬送方向において最も上流側にあるインクジェットヘッド20の上流には、搬送ベルト111上における印刷用紙Pの先端位置を検出するために、発光素子と受光素子とから構成される光学センサである紙面センサ133が配置されている。紙面センサ133からの出力信号によって印字用紙Pの先端が検出位置に到達したことが分かるので、それに合わせてCPU43からヘッド駆動部31を介してインクジェットヘッド20に吐出信号が供給される。
また、プリンタ100は、インク吐出面21と対向する位置に、インクジェットヘッド20に一つずつブレードユニット10を備える。インクジェットヘッド20がインクを吐出している時には、ブレードユニット10は、インク滴の進行を妨げないように、吐出面21と搬送面127との間からは外れた位置にて待機するようになっている。
インクジェットヘッド20がインクを吐出した後、ベルト移動部38は搬送ベルト111の位置を、吐出面21から離れるように移動させる(図9)。本形態では、ベルト移動部38は搬送ベルト111をベルトローラ106と一緒に、つまり搬送ユニット120ごと、図7及び図9における下方向に移動させる。
ベルト移動部38によって搬送面127と吐出面21との間隔が充分に開かれると、ブレード駆動部14は、吐出面21と搬送面127との間にブレードユニット10を移動させる。ブレード駆動部14はさらに、面用ブレードのエッジ11a及び端部用ブレードのエッジ12b及び12cをインクジェットヘッド20に摺接させつつ、ブレードユニット10をインクジェットヘッド20の長手方向に平行に移動させる。こうしてインク吐出面21の長手方向端部まで移動させることで、インク吐出面21全体を清掃する。
インク吐出面21全体の清掃が完了すると、ブレード駆動部14は、面用ブレードのエッジ11a及び端部用ブレードのエッジ12b及び12cをインク吐出面21から離間させて、今度は逆方向にブレードユニット10を移動させて、元の待機位置に戻す。
なお、ブレード駆動部14は、待機位置からインク吐出面21の長手方向における端部までブレードユニット10を移動させた後、面用ブレードのエッジ11a及び端部用ブレードのエッジ12b及び12cをインク吐出面21から離間させず、接触させたままで元の待機位置に戻すことで、再度クリーニングを行ってもよい。
また、ブレードユニット10は、インク非吐出時にインクジェットヘッド20を保護するための図示しないヘッドキャップの内部(吐出面21に対向する位置)に設けられてもよい。
以上の実施形態に従来公知の技術を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 クリーニング装置
10 ブレードユニット
11 面用ブレード
11a エッジ
12、15〜17 端部用ブレード
12a 平行部分
12b、12c 直線部分
13 支持部
14 ブレード駆動部
20 インクジェットヘッド
21 インク吐出面
211、212 インク吐出面の端部

Claims (5)

  1. インクを吐出するインク吐出面を有するインクジェットプリンタのヘッドクリーニングするクリーニング装置であって、
    一方向における上記インク吐出面の幅以上の長さを有する平らなエッジを備える第一ブレードと、
    上記インク吐出面に非平行な傾斜領域を少なくとも2箇所備え、上記傾斜領域が上記インク吐出面の上記一方向における両縁と接触する部分にインクを吸収可能な素材を備えると共に、上記インクジェットプリンタのヘッドよりも濡れ性が高くなるように構成された第二ブレードと、
    第一ブレードを、上記第一ブレードの上記エッジが上記一方向に平行になるように、かつ上記エッジが上記インク吐出面に接触するように保持しつつ、上記一方向に非平行な方向に移動させると共に、上記第二ブレードを、上記第二ブレードの上記傾斜領域が上記インク吐出面の上記一方向における両縁にそれぞれ接触するように保持しつつ、上記第一ブレードの後に続けて移動させるブレード駆動部と、
    を備えるクリーニング装置。
  2. 上記第二ブレードの上記2箇所の傾斜領域それぞれは、上記傾斜領域が上記インク吐出面の上記一方向における両縁に接触するように保持した場合に、上記インク吐出面の上記一方向における両縁に接触するように傾斜して直線状に延びており、上記第二ブレードの上記一方向の中央側でくの字形となるように構成されている
    請求項1に記載のクリーニング装置
  3. 上記第二ブレードは、上記一方向に離間して配置される2つのブレード部分を有しており、
    上記第二ブレードの上記2箇所の傾斜領域それぞれは、前記2つのブレード部分それぞれに形成されており、上記傾斜領域が上記インク吐出面の上記一方向における両縁に接触するように保持した場合に、上記インク吐出面の上記一方向における両縁に接触するように傾斜して直線状に延びている
    請求項1に記載のクリーニング装置
  4. 上記第二ブレードは、JIS−K−6301で規定される硬度において40度以上、60度以下である
    請求項1から3のいずれかに記載のクリーニング装置。
  5. 請求項1からのいずれかに記載のクリーニング装置を備えるインクジェット記録装置。
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