JP5644205B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
従来、紙や布などの基材に画像を記録するインクジェット記録装置は、搬送装置によって基材を順次搬送しつつ、記録ヘッドから基材にインクを吐出することにより、各基材の表面に画像を記録するようになっている。
近年、このようなインクジェット記録装置においては、空気中に浮遊する微小液滴が記録ヘッドのノズル面に付着してしまうのを防止する観点から、記録ヘッドに空気吸引装置を搭載し、記録ヘッドと基材との間隙に気流を生じさせる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−62064号公報
しかしながら、特許文献1記載のインクジェット記録装置では、記録ヘッドから吐出された飛翔インクが吸引気流の影響を受ける結果、インクの着弾精度が低下してしまう。また、このような空気吸引装置を具備しない一般的なインクジェット記録装置であっても、基材の搬送時には基材と記録ヘッドとの間隙に流入するよう気流が生じるため、インクの着弾精度を狂わせる場合がある。
本発明の課題は、従来よりもインクの着弾精度を向上させることのできるインクジェット記録装置を提供することである。
請求項1記載の発明は、インクジェット記録装置において、
基材を搬送方向に搬送する搬送装置と、
前記搬送装置により搬送される基材にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記搬送装置により搬送される基材側に向かって空気を噴出するか、或いは当該基材側から空気を吸引する気流生成部と、
を備え、
前記気流生成部は、
前記記録ヘッドよりも前記搬送方向における少なくとも上流側の所定位置に配設され、
前記記録ヘッドと、全ての前記気流生成部とは、
互いに別個の支持部材によって支持されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記気流生成部は、
前記記録ヘッドよりも前記搬送方向における上流側の所定位置と、前記記録ヘッドよりも前記搬送方向における下流側の所定位置とにそれぞれ配設されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のインクジェット記録装置において、
前記気流生成部と基材との間隔は、前記記録ヘッドと基材との間隔よりも小さいことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記気流生成部は、
記搬送方向において前記記録ヘッドとは反対の側に向かって空気を噴出するか、或いは当該反対の側から空気を吸引することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記気流生成部は、
前記搬送方向の交差方向に複数配列されるとともに、全体として当該交差方向における基材の両端に亘って延在しており、
これら複数の気流生成部のうち、前記交差方向における両端の2つの気流生成部と、残りの気流生成部とは、噴出または吸引の強さが異なることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記気流生成部よりも前記搬送方向における上流側に配設されるとともに、基材の搬送に伴い前記記録ヘッドと基材との間隙に向かって発生する気流を遮る遮風機構を備えることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記気流生成部は、空気を噴出または吸引するポンプを備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記記録ヘッドの支持部材と、前記気流生成部の支持部材とは、空間を隔てて互いに離間して配置されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、搬送される基材側に向かって空気を噴出するか、或いは基材側から空気を吸引する気流生成部が記録ヘッドよりも搬送方向における少なくとも上流側の所定位置に配設されているので、基材の搬送時等に基材と記録ヘッドとの間隙に流入するよう生じる気流を、記録ヘッドの上流側で低減させることができる。従って、従来よりもインクの着弾精度を向上させることができる。
また、記録ヘッドと全ての気流生成部とは互いに別個の支持部材によって支持されているので、基材の搬送に伴って生じる気流が気流生成部に当たって気流生成部を振動させる場合であっても、この振動が記録ヘッドに伝わる度合いを減少させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、気流生成部は記録ヘッドよりも搬送方向における上流側の所定位置と、記録ヘッドよりも搬送方向における下流側の所定位置とにそれぞれ配設されているので、基材の搬送時等に基材と記録ヘッドとの間隙から流出するよう気流が生じる場合であっても、この気流を下流側の気流生成部によって低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、気流生成部と基材との間隔は記録ヘッドと基材との間隔よりも小さいので、基材と記録ヘッドとの間隙に流入する気流を確実に低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、気流生成部は送方向において記録ヘッドとは反対の側に向かって空気を噴出するか、或いは当該反対の側から空気を吸引するので、搬送方向において記録ヘッドの側に向かって空気を噴出する場合や、記録ヘッドの側から空気を吸引する場合と比較して、基材と記録ヘッドとの間隙に流入する気流を確実に低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、気流生成部は搬送方向の交差方向に複数配列されるとともに、全体として当該交差方向における基材の両端に亘って延在しており、これら複数の気流生成部のうち、前記交差方向における両端の2つの気流生成部と、残りの気流生成部とは噴出または吸引の強さが異なるので、基材と記録ヘッドとの間隙に流入する気流によってインクの流される度合いが前記交差方向における基材の中央側領域と端側領域とで異なる場合であっても、各領域で気流からインクへの悪影響を低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
請求項6記載の発明によれば、基材の搬送に伴い記録ヘッドと基材との間隙に向かって発生する気流を遮る遮風機構が気流生成部よりも搬送方向における上流側に配設されるので、基材と記録ヘッドとの間隙に流入する気流を遮風機構によって遮り、気流生成部によって確実に低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
本発明に係るインクジェット記録装置を示す斜視図である。 本発明に係るインクジェット記録装置を示す側面図である。 気流生成部の概略構成を示す斜視図である。 気流生成部の変形例を示す側面図である。 搬送装置の変形例を示す斜視図である。 遮風機構を示す側面図である。 遮風機構を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
以下、本発明に係るインクジェット記録装置について説明する。
図1は本実施の形態におけるインクジェット記録装置1の概略構成を示す斜視図である。
この図に示すように、インクジェット記録装置1は、図示しないパソコンから送信される画像データに基づいて基材(記録媒体)Kに画像を記録するものであり、図1,図2に示すように、互いに対向して配設された搬送装置2及びプリントユニット3を備えている。
このうち、搬送装置2は、基材Kを搬送方向Xに搬送するものであり、ベース部材20と、動作ガイド21と、基材保持ステージ22とを有している。
ベース部材20は、平板状の部材であり、本実施の形態においては水平に配設されている。動作ガイド21は、搬送方向Xに延在したレール状の部材であり、ベース部材20の上面に配設されている。基材保持ステージ22は、平板状の部材であり、動作ガイド21の上部に配設されて搬送方向Xに往復移動可能となっている。また、この基材保持ステージ22は、基材Kを下方から支持するプラテンとして機能するようになっている。本実施の形態においては、基材保持ステージ22の厚みは20mm程度となっている。
以上の搬送装置2においては、基材保持ステージ22が基材Kを支持しつつ動作ガイド21上で移動することにより、当該基材Kを搬送方向Xに搬送するようになっている。なお、本実施の形態においては、基材Kの搬送速度は3m/s程度となっている。
一方、プリントユニット3は、記録ヘッド30と、気流生成部31とを有している。なお、本実施の形態においては、プリントユニット3は搬送装置2の直上に配設されている。
記録ヘッド30は、搬送装置2によって搬送される基材Kに向かってインクを吐出するものである。本実施の形態においては、記録ヘッド30は基材Kに垂直にインクを吐出するようになっており、記録ヘッド30と搬送装置2との間隔は1.5mm程度となっている。ここで、本実施の形態においては、記録ヘッド30はライン型となっており、搬送方向Xの直交方向(以下、主走査方向Yとする)における基材Kの両端に亘って延在した状態で固定されている。但し、記録ヘッド30の延在方向は、搬送方向Xと交差する限りにおいて、搬送方向Xの直交方向でなくても良い。なお、本実施の形態においては記録ヘッド30が1つのみ配設されることとして説明するが、インクの色数に応じて複数配設されることとしても良い。以上のような記録ヘッド30やインクとしては、従来より公知のものを用いることができる。
気流生成部31は、搬送装置2により搬送される基材側から空気を吸引するものであり、図3(a)に示すように、箱部材310と、チューブ311と、ポンプ312とを備えている。ここで、基材側から空気を吸引するとは、当該気流生成部31よりも基材Kに近い位置から空気を吸引することを意味する。なお、上述の図1においては、図示の簡略化のため、チューブ311及びポンプ312を省略している。
箱部材310は、主走査方向Yおける基材Kの両端に亘って延在する中空かつ直方体状の部材であり、底面にスリット310Aを有している。このスリット310Aは、本実施の形態においては、主走査方向Yに延在している。
チューブ311は、一端部が箱部材310の内部に挿通される一方、他端部がポンプ312に接続されている。
ポンプ312は、本実施の形態においては吸引ポンプとなっており、チューブ311を介して箱部材310のスリット310Aから空気を吸引するようになっている。
以上の気流生成部31は、図2に示すように、記録ヘッド30よりも搬送方向Xにおける上流側(図中の右側)と、下流側(図中の左側)との各所定位置にそれぞれ1つ配設されており、各気流生成部31における箱部材310と基材Kとの間隔は記録ヘッド30と基材Kとの間隔よりも小さくなっている。また、本実施の形態においては、記録ヘッド30と気流生成部31との間隔は15〜20cm程度となっている。また、本実施の形態においては、各気流生成部31は、箱部材310の底面を基材Kに垂直、或いは、基材側かつ搬送方向Xにおける記録ヘッド30とは反対の側に向けており、基材Kに対して垂直に空気を吸引するか、或いは搬送方向Xにおいて記録ヘッド30とは反対の側(図中、右側の気流生成部31にあっては右側、左側の気流生成部31にあっては左側)から空気を吸引するようになっている。
以上のプリントユニット3において、記録ヘッド30と、各気流生成部31における箱部材310とは、図1に示すように、互いに別個の支持部材Sによって支持されており、気流生成部31から記録ヘッド30に対して振動が直接伝わらないようになっている。なお、記録ヘッド30や気流生成部31を支持可能であり、かつ記録ヘッド30と気流生成部との間で振動を直接伝達させない限りにおいて、このような支持部材Sとしては任意の形状,材料のものを用いることができる。
続いて、基材Kについて説明する。
本実施の形態においては、基材Kとして、紙や布帛のほか、インク吸収性の無いプラスチックフィルムや金属類等を用いることが可能であり、特に限定されない。なお、ここでの紙とは、インク吸収性を有するインクジェットプリンタ専用紙は勿論のこと、インク吸収性の弱いコート紙やアート紙、及び普通紙を含むものである。本実施の形態においては、基材Kの厚みは200μm程度となっている。
続いて、以上のインクジェット記録装置1の動作について、図2を参照しながら説明する。
まず、搬送装置2が基材Kを搬送方向Xに搬送する。
次に、基材Kが記録ヘッド30の直下に搬送されたら、記録ヘッド30はインクを吐出する。
一方、記録ヘッド30がインクを吐出するときには、気流生成部31が当該気流生成部31よりも基材側の位置から空気を吸引する。これにより、基材Kの搬送時に基材Kと記録ヘッド30との間隙に流入するよう気流が生じる場合であっても、この気流が気流生成部31に吸引されて低減することとなる。なお、基材Kと記録ヘッド30との間隙に流入するよう気流が生じる場合には、基材Kへ向かって飛翔するインクが気流の影響を受けて飛翔方向を変化させてしまうために、搬送方向Xにおける着弾インクのドットの位置が、気流の生じない場合のドットの位置、つまり画像データから想定されるドット位置よりも搬送方向Xの下流側にずれてしまう。例えば、基材K上の着弾インクによるドットサイズを異ならせることを意図して、飛翔するインク滴の大きさを異ならせた場合は、インク滴の大きさによって気流から受ける力が異なるため、個々のインク滴の飛翔経路が異なってしまい、着弾した個々のインク滴が基材K上に形成するドットの位置が所定のドットピッチからずれてしまう。また、気流に乱れのある場合にも同様に、個々のインク滴が飛翔中に気流から受ける力が異なってしまうために個々のインク滴の着弾位置がずれてしまう結果、画像全体としてドット位置の乱れた画像となってしまう。そのため、気流生成部31による吸引の強さは、この着弾インクのドットの位置の変化量が小さくなるよう、予め設定されることが好ましい。
また、このとき、基材Kの搬送に伴って生じる気流が気流生成部31に当たって気流生成部31を振動させる場合であっても、記録ヘッド30と気流生成部31とは互いに別個の支持部材Sによって支持されているので、この振動が記録ヘッド30に伝わる度合いが減少する。
以上により、記録ヘッド30からのインクが基材K上に正確に着弾して画像が形成される。
以上のインクジェット記録装置1によれば、搬送される基材側から空気を吸引する気流生成部31が記録ヘッド30よりも搬送方向Xにおける上流側の所定位置に配設されているので、基材Kの搬送時等に基材Kと記録ヘッド30との間隙に流入するよう生じる気流を、記録ヘッド30の上流側で低減させることができる。従って、従来よりもインクの着弾精度を向上させることができる。
また、記録ヘッド30と気流生成部31とは互いに別個の支持部材Sによって支持されているので、基材Kの搬送に伴って生じる気流が気流生成部31に当たって気流生成部31を振動させる場合であっても、この振動が記録ヘッド30に伝わる度合いを減少させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
また、気流生成部31は記録ヘッド30よりも搬送方向Xにおける上流側の所定位置と、記録ヘッド30よりも搬送方向Xにおける下流側の所定位置とにそれぞれ配設されているので、基材Kの搬送時等に基材Kと記録ヘッド30との間隙から流出するよう気流が生じる場合であっても、この気流を下流側の気流生成部31によって低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
また、気流生成部31と基材Kとの間隔は記録ヘッド30と基材Kとの間隔よりも小さいので、基材Kと記録ヘッド30との間隙に流入する気流を確実に低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
また、気流生成部31は基材Kに対して垂直に空気を吸引するか、或いは搬送方向Xにおいて記録ヘッド30とは反対の側から空気を吸引するので、搬送方向Xにおいて記録ヘッド30の側に向かって空気を噴出する場合や、記録ヘッド30の側から空気を吸引する場合と比較して、基材Kと記録ヘッド30との間隙に流入する気流を確実に低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態においては、1つの記録ヘッド30が主走査方向Yにおける基材Kの両端に亘って延在することとして説明したが、短尺な記録ヘッド30が主走査方向Yに複数配列されることで、全体として主走査方向Yにおける基材Kの両端に亘り延在することとしても良い。更に、この場合には、複数の記録ヘッド30は直線状に配列されていても良いし、例えば千鳥状など、他の形態に配設されることとしても良い。
同様に、1つの気流生成部31における箱部材310が主走査方向Yにおける基材Kの両端に亘って延在することとして説明したが、図3(b)に示すように、短尺な箱部材310の気流生成部31が主走査方向Yに複数配列されることで、全体として主走査方向Yにおける基材Kの両端に亘り延在することとしても良い。この場合には、複数の気流生成部31のうち、主走査方向Yにおける両端の2つの気流生成部31,31と、これらの間の気流生成部31とは、噴出または吸引の強さが異なることが好ましい。これにより、基材Kと記録ヘッド30との間隙に流入する気流によってインクの流される度合いが主走査方向Yにおける基材Kの中央側領域と端側領域とで異なる場合であっても、各領域で気流からインクへの悪影響を低減させることができる。従って、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。ここで、吐出されたインクの流される度合いが主走査方向Yにおける基材Kの中央側領域と端側領域とで異なる場合としては、例えば、記録ヘッド30が主走査方向Yにおける中央部で撓む場合がある。この場合には、端側よりも中央側でインクが大きく流されることとなるため、中央側の気流生成部31による噴出または吸引を強くすることが好ましい。
また、気流生成部31が記録ヘッド30に対して搬送方向Xの上流側及び下流側に配設されることして説明したが、上流側のみに配設されることとしても良い。
また、気流生成部31は基材側から空気を吸引することとして説明したが、基材側に向かって空気を噴出することとしても良い。ここで、基材側に向かって空気を噴出するとは、当該気流生成部31よりも基材Kに近い位置に向かって空気を噴出することを意味する。この場合には、気流生成部31は、基材Kに対して垂直に空気を噴出するか、或いは搬送方向Xにおいて記録ヘッド30とは反対の側に向かって空気を噴出することが好ましい。更に、気流生成部31が記録ヘッド30に対して搬送方向Xの上流側及び下流側に配設される場合には、図4に示すように、一方の気流生成部31については基材側から空気を吸引し、他方の気流生成部31については基材側に空気を噴出することとしても良い。ここで、この図では、搬送方向Xにおける上流側の気流生成部31では、基材側、かつ搬送方向Xにおいて記録ヘッド30とは反対の側(上流側)に空気を噴出し、下流側の気流生成部31では、基材側、かつ搬送方向Xにおいて記録ヘッド30とは反対の側(下流側)から空気を吸引する状態を図示している。
また、各気流生成部31がそれぞれポンプ312を有することとして説明したが、1つのポンプ312を共用することとしても良い。
また、搬送装置2は基材保持ステージ22を動作ガイド21上で移動させることで基材Kを搬送することとして説明したが、図5に示すように、主走査方向Yに延在するローラ25の周面に基材Kを貼っておき、このローラ25を回転させることで基材Kを搬送方向Xに搬送することとしても良い。
また、記録ヘッド30をライン型として説明したが、いわゆるシリアル型(シャトル型)としても良い。
また、プリントユニット3は記録ヘッド30と気流生成部31とを備えることとして説明したが、図6または図7に示すように、基材Kの搬送に伴い記録ヘッド30と基材Kとの間隙に向かって発生する気流を遮る遮風機構35を更に備えることとしても良い。この遮風機構35は、気流生成部31よりも搬送方向Xにおける上流側に配設され、記録ヘッド30と基材Kとの間隙に向かって発生する気流を、当該間隙から離れる方向に受け流すようになっている。ここで、図6の遮風機構35は、一方の面が搬送方向Xにおける上流側かつ上方に向くよう配設された板状の部材であり、気流を基材Kから離れる側、つまり上方に受け流すようになっている。また、図7の遮風機構35は、2つの板状部材35a,35bを有している。このうち、板状部材35aは、ホームベース状の部材を中心線に沿ってV字状に屈曲させたものであり、ホームベース形状における鋭角な頂点部分が搬送方向Xにおける上流側に向き、かつ、屈曲による稜線部分が搬送方向Xにおける上流側かつ上方に向くよう配設されている。また、板状部材35bは、矩形板状の部材であり、一方の面が搬送方向Xにおける上流側かつ上方に向き、かつ板状部材35aの下縁部に沿うよう配設されている。この遮風機構35においては、板状部材35bが気流を基材Kから離れる側、つまり上方に受け流すとともに、この気流を板状部材35aが搬送方向Xに向かって左右方向にそれぞれ受け流すようになっている。これら図6,図7に示す遮風機構35は、気流生成部31から2cm程度離れて配置されることが好ましい。これらの遮風機構35を配設した場合には、基材Kと記録ヘッド30との間隙に流入する気流を遮風機構35によって遮り、気流生成部31によって確実に低減させることができるため、より確実にインクの着弾精度を向上させることができる。
1 インクジェット記録装置
2 搬送装置
30 記録ヘッド
31 気流生成部
K 基材
X 搬送方向

Claims (8)

  1. 基材を搬送方向に搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送される基材にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記搬送装置により搬送される基材側に向かって空気を噴出するか、或いは当該基材側から空気を吸引する気流生成部と、
    を備え、
    前記気流生成部は、
    前記記録ヘッドよりも前記搬送方向における少なくとも上流側の所定位置に配設され、
    前記記録ヘッドと、全ての前記気流生成部とは、
    互いに別個の支持部材によって支持されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 請求項1記載のインクジェット記録装置において、
    前記気流生成部は、
    前記記録ヘッドよりも前記搬送方向における上流側の所定位置と、前記記録ヘッドよりも前記搬送方向における下流側の所定位置とにそれぞれ配設されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 請求項1または2記載のインクジェット記録装置において、
    前記気流生成部と基材との間隔は、前記記録ヘッドと基材との間隔よりも小さいことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記気流生成部は、
    記搬送方向において前記記録ヘッドとは反対の側に向かって空気を噴出するか、或いは当該反対の側から空気を吸引することを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記気流生成部は、
    前記搬送方向の交差方向に複数配列されるとともに、全体として当該交差方向における基材の両端に亘って延在しており、
    これら複数の気流生成部のうち、前記交差方向における両端の2つの気流生成部と、残りの気流生成部とは、噴出または吸引の強さが異なることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記気流生成部よりも前記搬送方向における上流側に配設されるとともに、基材の搬送に伴い前記記録ヘッドと基材との間隙に向かって発生する気流を遮る遮風機構を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記気流生成部は、空気を噴出または吸引するポンプを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドの支持部材と、前記気流生成部の支持部材とは、空間を隔てて互いに離間して配置されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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