JP2018196955A - 農業シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シート固定ピン孔を起点とするシートの裂けを防ぐピン刺し耐久性、収穫物の着色促進や地温の抑制等に必要な光反射性を両立する農業シートの提供。【解決手段】ポリオレフィン系樹脂および無機充填剤を含有するポリオレフィンシート1と、補強シート2と、を有し、ポリオレフィンシート1の厚みは150μm以下であり、JISA6930における強度(つづり針保持強さ)が35N以上である、農業シート。無機充填剤が、炭酸カルシウム及び酸化チタンの少なくとも一方を含み、その含有量が、ポリオレフィン系樹脂に対して、50〜80質量%であり、ポリオレフィン系樹脂が高密度ポリエチレン又は直鎖状低密度ポリエチレンであることが好ましい、農業シート。【選択図】図1

Description

本開示は、農業シートに関する。
農業シートは、例えば、土壌や農作物を被覆する部材、および、農業ハウスの部材等に用いられる。光反射性を付与した農業シートは、例えば、ハウス内の光線不足の解消、収穫物の着色促進、地温の抑制、雑草の対策等に用いることができる。
特許文献1には、シート基材と、そのシート基材の一方の面に設けられた光反射層とを備えた農業シートであって、さらに、そのシート基材が、平均径が1μm〜50μmの範囲にある空隙を有し、空隙率が35%〜60%の範囲にあり、かつ、厚さが30μm〜90μmの範囲にある多孔性熱可塑性樹脂シートであり、さらに、その光反射層の厚みが0.5μm〜4μmの範囲にある、農業シートが開示されている。
特開2014−233206号公報
農業シートを土壌や農作物に被覆する部材として用いる場合、農業シートを固定する方法としては、例えば図4に示すように、ピン20を農業シート10に刺して土壌に固定する方法が挙げられる。しかしながら、農業シートにピンを刺すと、当該ピンが貫通してできた孔を起点として、農業シートが裂けてしまう場合がある。このような農業シートの破損は、屋外で農業シートを用いた際に、農業シートが風に煽られることで顕著となる。したがって、耐久性が良好な農業シートが求められている。
ところで、農業シートは、所望の光反射性を付与することで、例えばハウス内の光線不足の解消、収穫物の着色促進、地温の抑制、雑草の対策等の用途として農業シートを用いることが可能となる。農業シートの光反射性は、例えばポリオレフィンシートに無機充填剤が含有することで付与することができる。ここで、農業シートの光反射性は、ポリオレフィンシートに含まれる無機充填剤の含有量により制御することができ、無機充填剤の含有量を増やす程、光反射性を高めることができる。しかしながら、ポリオレフィンシートに含まれる無機充填剤の含有量が増えすぎると、農業シートの耐久性が低下する傾向にある。したがって、農業シートにおいて、耐久性を維持しつつ所望の光反射性を得ることは困難であるという問題がある。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、農業シートの耐久性と光反射性の両立が可能な農業シートを提供することを主目的とする。
本開示においては、ポリオレフィン系樹脂および無機充填剤を含有するポリオレフィンシートと、補強シートと、を有し、上記ポリオレフィンシートの厚みは150μm以下であり、JIS A6930における強度(つづり針保持強さ)が35N以上である、農業シートを提供する。
本開示の農業シートは、耐久性および光反射性を両立することができるという効果を奏する。
本開示の農業シートの一例を示す概略断面図である。 本開示の農業シートの他の例を示す概略断面図である。 本開示の農業シートの製造方法の一例を示す概略工程図である。 本開示の農業シートを説明するための説明図である。
以下、本開示の農業シートについて、詳細に説明する。
図1は、本開示の農業シートの一例を示す概略断面図である。図1における農業シート10は、ポリオレフィンシート1と、補強シート2とを有する。また、ポリオレフィンシート1の厚みは150μm以下であり、JIS A6930における強度(つづり保持強さ)が35N以上である。なお、ポリオレフィンシートの厚みは、例えば、図1の符号tで示す距離である。
農業シートの光反射性は、例えばポリオレフィンシートに無機充填剤が含有することで付与することができる。ここで、農業シートの光反射性は、ポリオレフィンシートに含まれる無機充填剤の含有量により制御することができ、無機充填剤の含有量を増やす程、光反射性を高めることができる。一方、ポリオレフィンシートに含まれる無機充填剤の含有量が増えすぎると、農業シートの耐久性が低くなる傾向にある。したがって、農業シートにおいて、耐久性を維持しつつ所望の光反射性を得ることは困難であるという問題がある。なお、ここでいう耐久性とは、例えば、図4に示すように、農業シート10にピン20を刺して固定した際に、当該ピンが貫通してできた孔を起点として、農業シートが裂けるのを抑制することができる性質を指す。また、本開示でいう農業シートの耐久性は、JIS A6930における強度(つづり針保持)により評価することができる。
本開示によれば、ポリオレフィンシートに補強シートを備え、JIS A6930における強度(つづり針保持強さ)を35N以上とすることで、耐久性および光反射性を両立することができる。
ここで、本開示における農業シートのJIS A6930における強度(つづり針保持強さ)とは、農業シートにつづり針を刺した際に、つづり針が貫通してできた孔の周囲の強度であり、例えばポリオレフィンシートの厚みが150μm以下、温度23℃の条件下にて測定することができる。また、本開示において「JIS A6930における強度(つづり針保持強さ)が35N以上」とは、農業シートの長手方向および幅方向のいずれの方向においても、JIS A6930における強度(つづり針保持強さ)が35N以上であることを指す。
また、本開示においては、農業シートのJIS A6930における強度(つづり針保持強さ)が35N以上であれば良い。本開示においては、中でも、ポリオレフィンシートの厚み150μm以下のときに、農業シートのJIS A6930における強度(つづり針保持強さ)が40N以上であることが好ましい。
以下、本開示の農業シートについて、構成ごとに説明する。
1.ポリオレフィンシート
本開示におけるポリオレフィンシートは、ポリオレフィン系樹脂および無機充填剤を含有する白色シートであり、光反射性を示す。ポリオレフィンシートは、単層構造であってもよく、複層構造であってもよい。ポリオレフィンシートが複層構造である場合、各層に含まれる樹脂成分は、同一であってもよく、異なっていてもよい。複層構造のポリオレフィンシートの一例としては、内層と、上記内層の両面に位置する2つの外層とを有し、2つの外層に含まれる樹脂成分が同一であり、外層に含まれる樹脂成分と内装に含まれる樹脂成分とが異なるポリオレフィンシートが挙げられる。
ポリオレフィンシートは、無延伸シートであってもよく、延伸シート(一軸延伸シート、二軸延伸シート等)であってもよい。
ポリオレフィンシートは、内部に空隙を有するシート(多孔質ポリオレフィンシート)であってもよく、内部に空隙を有しないシートであってもよい。
ポリオレフィンシートの厚さは、例えば150μm以下であり、100μm以下であってもよく、80μm以下であってもよい。ポリオレフィンシートの厚さが大きすぎると、農業シートの質量が増え、ハンドリング性が低下する可能性がある。一方、ポリオレフィンシートの厚さは、例えば25μm以上であり、30μm以上であってもよく、40μm以上であってもよい。ポリオレフィンシートの厚さが小さすぎると、強度が低くなる可能性がある。また、使用樹脂量も多くなるため、農業シートの製造コストも大きくなる。
ポリオレフィンシートは、可視光反射率が高いことが好ましい。可視光(波長380nm以上780nm以下)の平均反射率は、例えば、70%以上であり、80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。なお、可視光の平均反射率の測定条件については、実施例において詳述する。ポリオレフィンシートは、波長600nmでの全反射率が、例えば70%以上であり、80%以上であってもよく、90%以上であってもよい。
ポリオレフィンシートは、平滑性が高いことが好ましい。具体的に、ポリオレフィンシート表面の算術平均高さSaは、例えば、1μm以下であり、0.7μm以下であることが好ましく、0.5μm以下であることがより好ましい。また、ポリオレフィンシートは、防汚性が高いことが好ましい。具体的に、ポリオレフィンシート表面の汚染等級(JIS−L−1919)は、3等級以上であることが好ましい。
(1)ポリオレフィン系樹脂
ポリオレフィンシートは、ポリオレフィン系樹脂を含有する。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、オレフィンの単独重合体、2種類以上のオレフィンの共重合体、1種類以上のオレフィンと、オレフィンと重合可能な1種類以上の重合性モノマーとの共重合体等が挙げられる。上記オレフィン(モノマー単位)としては、例えば、エチレン、プロピレン、ブテン、ヘキセン等が挙げられる。また、共重合体は、2元系でも3元系でも4元系でもよい。また、共重合体は、ランダム共重合体でもブロック共重合体であってもよい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。ポリエチレン系樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
これらのなかでは、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく、高密度ポリエチレンがより好ましい。高密度ポリエチレンは、耐候性及び引張強度に優れ、さらに高密度ポリエチレンを含有するシートは、長尺の巻物にしても弛みがなく折り曲げ加工時に白化による外観不良が発生しにくいからである。
ポリエチレン系樹脂は、JIS K 7210に準拠して測定されたメルトフローレート(温度230℃、荷重2.16kg)が、0.1g/10min以上、4.0g/10min以下であることが好ましく、0.4g/10min以上、2.0g/10min以下であることがより好ましい。メルトフローレート(MFR)が上記範囲にあると、カレンダー加工によるシート成形に特に適している。
ポリオレフィンシートは、ポリエチレン系樹脂を樹脂成分の主成分として含有していてもよい。樹脂成分の合計量に対するポリエチレン系樹脂の割合は、例えば50質量%以上であり、70質量%以上であってもよい。
一方、ポリプロピレン系樹脂としては、例えば、単独重合ポリプロピレン(h−PP)、ランダム共重合ポリプロピレン(r−PP)、ブロック共重合ポリプロピレン(b−PP)、メタロセンポリプロピレン等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。これらのなかでは、ランダム共重合ポリプロピレンが好ましい。ランダム共重合ポリプロピレンは、単独重合ポリプロピレンやブロック共重合体ポリプロピレンに比べて、フレキシビリティがあるからである。
ポリプロピレン系樹脂は、プロピレンと、他のαオレフィンとの共重合体であってもよい。他のαオレフィンとしては、例えば、エチレン、ブテン−1、ヘキセン −1、ヘプテン−1,4−メチルペンテン−1の少なくとも一種等が挙げられる。ポリプロピレン系樹脂は、プロピレンをモノマー単位の主成分とすることが好ましい。
ポリプロピレン系樹脂は、JIS K 7210に準拠して測定されたメルトフローレート(温度230℃、荷重2.16kg)が、0.1g/10min以上、4.0g/10min以下であることが好ましく、0.4g/10min以上、2.0g/10min以下であることがより好ましい。メルトフローレート(MFR)が上記範囲にあると、カレンダー加工によるシート成形に特に適している。
ポリオレフィンシートは、ポリプロピレン系樹脂を樹脂成分の主成分として含有していてもよい。樹脂成分の合計量に対するポリプロピレン系樹脂の割合は、例えば50質量%以上であり、70質量%以上であってもよい。ポリオレフィンシートは、樹脂成分として、ポリプロピレン系樹脂およびポリエチレン系樹脂の両方を含有していてもよい。
他のポリオレフィン系樹脂としては、例えば、エチレン−プロピレン共重合体成分およびポリブチレン成分の少なくとも一方と、ポリプロピレン成分とを有する共重合体(所謂、リアクターTPO)等が挙げられる。
(2)無機充填材
ポリオレフィンシートは、白色度および光反射性を高めるために、炭酸カルシウムおよび酸化チタンの少なくとも一方である無機充填剤を含有する。ポリオレフィンシートは、さらに必要に応じて、タルク、酸化チタン、酸化チタン・酸化アンチモン・酸化ニッケル固溶体等の無機充填剤を含有していてもよい。
ポリオレフィンシートにおける無機充填剤の含有量は、ポリエチレン系樹脂に対して、例えば30質量%以上であり、40質量%以上であってもよく、50質量%以上であってもよい。無機充填剤の含有量が少なすぎると、ポリオレフィンシートの白色度および光反射性が低くなる可能性がある。一方、無機充填剤の含有量は、ポリエチレン系樹脂に対して、例えば80質量%以下であり、75質量%以下であってもよく、70質量%以下であってもよい。無機充填剤の含有量が多すぎると、ポリオレフィンシートの可とう性が低くなる可能性がある。
(3)光安定剤
ポリオレフィンシートは、必要に応じて光安定剤を含有していてもよい。光安定剤としては、例えば、ヒンダードアミン系光安定剤が挙げられ、中でも、NOR型ヒンダードアミン光安定剤が好ましい。農業シートは、例えば、酸性雨、農薬散布、硫黄燻蒸等の酸性環境に曝される場合があるが、NOR型ヒンダードアミン系光安定剤は耐酸性が良好であり、耐候性が大幅に向上する。
NOR型ヒンダードアミン系光安定剤は、耐酸性に優れた光安定剤である。NOR型ヒンダードアミン系光安定剤の一例としては、一般式(1)で表される基を含む化合物が挙げられる。
Figure 2018196955
一般式(1)において、Rは置換または非置換の炭化水素基またはアシル基である。Rとしては、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキレン基、シクロアルキル基、ビシクロアルキル基、フェニル基、ナフチル基、フェニルアルキル基、アルキル基置換フェニル基、水酸基置換アルキル基、アシル基、アルコキシ置換アルキル基、チオアルコキシ基置換アルキル基等が挙げられる。なお、一般式(1)における*および**は、他の元素と結合可能な状態を示している。
NOR型ヒンダードアミン系光安定剤の他の例としては、一般式(2)または一般式(3)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2018196955
一般式(2)において、RおよびRは、それぞれ独立に、上述した一般式(1)におけるRと同様に、置換または非置換の炭化水素基またはアシル基である。中でも、RおよびRは、それぞれ独立に、炭素数4以上20以下のアルキル基であることが好ましい。
一般式(3)において、RおよびRは、それぞれ独立に、上述した一般式(1)におけるRと同様に、置換または非置換の炭化水素基またはアシル基である。中でも、RおよびRは、それぞれ独立に、炭素数4以上20以下のアルキル基であることが好ましい。また、Rは、炭素数1以上8以下のアルキレン基である。
NOR型ヒンダードアミン系光安定剤の具体例としては、例えば、アデカ社製アデカスタブLA−81、BASF社製チヌビン123(デカン二酸ビス(2,2,6,6−テトラメチル−1−(オクチルオキシ)−4−ピペリジニル)エステル)等が挙げられる。
ポリオレフィンシートにおける光安定剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対して、例えば0.05質量%以上であり、0.1質量%以上であってもよく、0.15質量%以上であってもよい。光安定剤の含有量が少なすぎると、ポリオレフィンシートの耐候性が向上しない可能性がある。一方、ポリオレフィンシートにおける光安定剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対して、例えば10.0質量%以下であり、9.0質量%以下であってもよく、8.0質量%以下であってもよい。光安定剤の含有量が多すぎると、製造単価が高くなる可能性がある。
(4)添加材
ポリオレフィンシートは、酸化防止剤および紫外線吸収剤の少なくとも一種を含有していてもよい。酸化防止剤および紫外線吸収剤の劣化は、酸性溶液中のプロトンとの反応により生じると推測されるため、酸化防止剤および紫外線吸収剤は、耐酸性の高い材料であることが好ましい。
(a)酸化防止剤
酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤が挙げられる。フェノール系酸化防止剤としては、例えば、ペンタエリスリトールテトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピネート〕、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4’−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチル)フェノール、4,4’−ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−3−メチル)フェノール、2,2−メチレン−ビス(6−t−ブチル−3−メチル)フェノール、2,2−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチル)フェノール、4,4’−チオビス(2−メチル−6−t−ブチル)フェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−2−t−ブチル)フェノール、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−α−ヒドロキシベンゼン、n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート等が挙げられる。
一方、リン系酸化防止剤としては、例えば、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2−第三ブチル−4−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、トリデシルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−トリ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、トリス(2−〔(2,4,8,10−テトラキス第三ブチルジベンゾ〔d,f〕〔1,3,2〕ジオキサホスフェピン−6−イル)オキシ〕エチル)アミン等が挙げられる。
ポリオレフィンシートにおける酸化防止剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対して、例えば0.05質量%以上であり、0.1質量%以上であってもよく、0.4質量%以上であってもよい。酸化防止剤の含有量が少なすぎると、ポリオレフィンシートの耐候性が向上しない可能性がある。一方、ポリオレフィンシートにおける酸化防止剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対して、例えば5.0質量%以下であり、3.0質量%以下であってもよく、1.0質量%以下であってもよい。酸化防止剤の含有量が多すぎると、ブリードアウトによる外観不良につながる可能性がある。
(b)紫外線吸収剤
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、サリチレート系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤等が挙げられる。さらに、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−カルボオクトキシエチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリルフェノール)等の2−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール化合物等が挙げられる。
ポリオレフィンシートにおける紫外線吸収剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対して、例えば0.05質量%以上であり、0.1質量%以上であってもよく、0.4質量%以上であってもよい。紫外線吸収剤の含有量が少なすぎると、ポリオレフィンシートの耐候性が向上しない可能性がある。一方、ポリオレフィンシートにおける紫外線吸収剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対して、例えば5.0質量%以下であり、3.0質量%以下であってもよく、1.0質量%以下であってもよい。紫外線吸収剤の含有量が多すぎると、ブリードアウトによる外観不良、紫外線吸収剤の種類によっては着色による外観不良につながる可能性がある。
(c)重金属不活性剤
ポリオレフィンシートは、重金属不活性剤を含有していてもよい。ポリオレフィンシートが、例えば鉄パイプ等に接した場合、鉄パイプに含まれる重金属元素(例えばFe元素)の影響により、ポリオレフィン系樹脂が分解される可能性がある。具体的には、重金属元素が酸化物を形成し、その酸化物の触媒作用により、ポリオレフィン系樹脂が分解される可能性がある。重金属元素としては、例えば、Fe元素、Cu元素、Mn元素、Zn元素等が挙げられる。
重金属不活性剤は銅害防止剤として知られている。重金属不活性剤は、特に限定されないが、例えば、シュウ酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒドラジド誘導体等が挙げられ、より具体的には、商品名Eastman InhibitorOAB H(イーストマンコダック社製)、アデカスタブ CDA−1,CDA−6(以上アデカ社製)、Chel−180、Inganox MD 1024(以上BASF社製)等が例示できる。また、特公昭37−14484号公報、特公昭39−9072号公報、特公昭39−12454号公報、特公昭39−19541号公報、特公昭40−12293号公報、特公昭40−18852号公報、特公昭42−4356号公報、特公昭42−4596号公報、特公昭42−13247号公報、特公昭43−6538号公報、特公昭43−18606号公報、特公昭47−27624号公報、特公昭48−36837号公報、特公昭49−15466号公報、特公昭52−22834号公報、特公昭54−43537号公報、特公昭54−90143号公報、米国特許第3357944号明細書、米国特許第3367907号明細書、仏国特許第1481105号明細書、仏国特許第1495830号明細書等に例示されているものでもよい。
ポリオレフィンシートにおける重金属不活性剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対して、例えば0.05質量%以上であり、0.1質量%以上であってもよく、0.4質量%以上であってもよい。重金属不活性剤の含有量が少なすぎると、銅害を十分に抑制できない可能性がある。一方、ポリオレフィンシートにおける重金属不活性剤の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対して、例えば5.0質量%以下であり、3.0質量%以下であってもよく、1.0質量%以下であってもよい。重金属不活性剤の含有量が多すぎると、分散不良による外観不良につながる可能性がある。
(d)その他の添加材
ポリオレフィンシートは、他の滑剤、熱安定剤、顔料、改質剤、難燃剤、帯電防止剤、補強剤、防カビ剤等の公知の添加剤を適量含有していてもよい。
(5)ポリオレフィンシートの製造方法
ポリオレフィンシートの製造方法は、目的とするポリオレフィンシートが得られる方法であれば特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂と、光安定剤と、無機充填剤と、を含有する樹脂組成物を作製する工程と、上記樹脂組成物をシート化(フィルム化)し、ポリオレフィンシートを作製する工程とを有する製造方法が挙げられる。
樹脂組成物の作製方法は、特に限定されないが、所定量の各原料を溶融混練して樹脂組成物を作製する方法が好ましい。溶融混練に用いられる装置としては、例えば、連続混練機、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機等が挙げられる。溶融混練する際の加熱温度は、例えば、150℃以上200℃以下である。
樹脂組成物をシート化する方法としては、例えば、押出延伸加工、カレンダー加工、押出成形等の公知の成形方法が挙げられる。例えば、ポリオレフィンシートが内部に空隙を有するシート(多孔質ポリオレフィンシート)を製造する場合には、押出延伸加工にて、縦延伸、横延伸を組み合わせた2軸延伸延伸加工が好ましい。一方、例えば、ポリオレフィンシートが内部に空隙を有するシート(多孔質ポリオレフィンシート)の場合、特にポリオレフィンシートの厚さが薄い場合には、厚さの均一なシートを製造するに適しているカレンダー加工が好ましい。カレンダー加工は、成形機の構造上、サイズ、樹脂の種類に対応し易く、小ロットにも対応し易い点でも好適である。また、例えば、無機充填剤の含有量が高い樹脂組成物を用いる場合には、カレンダー加工により成形することが好ましい。無機充填剤を多量に含有させる場合、例えば、押出成形によって成形すると、得られるシートの表面が荒れ、シートが裂け易くなるが、カレンダー加工による成形ではこのような不都合が発生せず、表面の平滑なシートを製造することができる。また、無機充填剤の含有量が高い樹脂組成物を用いる場合のカレンダー加工の優位性は、ポリオレフィンシートの厚さが、例えば30μm以上70μm以下程度と薄い場合に特に顕著に認められる。
2.補強シート
本開示における補強シートは、ポリオレフィンシートの一方の面に配置される部材である。補強シートは、ポリオレフィンシートを補強するシートである。農業シートは、ポリオレフィンシートおよび補強シートの間に他の層を有していてもよく、他の層を有さず接触していてもよい。
本開示における補強シートは、農業シートの裂けを防止する所定の強度を付与することができる部材であればよく、例えば、不織布および織布等が挙げられる。
不織布または織布の材料は、熱可塑性樹脂の中でも、ポリオレフィン系樹脂、エステル系樹脂またはアミド系樹脂であることが好ましい。また、不織布としては、例えば、繊維直交不織布、長繊維不織布、短繊維不織布、湿式不織布、乾式不織布、エアレイド不織布、カード式不織布、パラレル式不織布、クロス式不織布、ランダム不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、フラッシュ紡糸不織布、ケミカルボンド不織布、水流交絡不織布、ニードルパンチ不織布、ステッチボンド不織布、サーマルボンド不織布、バーストファイバー不織布、トウ開繊不織布、スプリットファイバー不織布、複合不織布、積層不織布、コーテッド不織布、ラミネート不織布等が挙げられる。
繊維直交不織布は、2枚以上の延伸フィルムを、延伸方向が直交するように積層した不織布であり、例えば、JX ANCI株式会社製ワリフ(登録商標)等が挙げられる。繊維直交不織布の目付は、5g/m以上100g/m以下であることが好ましく、中でも20g/m以上50g/m以下であることが好ましい。繊維直交不織布の目付が上記下限を有することにより、十分な強度を有する補強シートとすることができる。また、長繊維不織布の繊維径は、例えば3μm以上20μm以下であることが好ましい。一方、短繊維不織布の繊維径は、例えば3μm未満であることが好ましい。
一方、補強シートの他の例としては、クロス式不織布として、例えば特開2007−259734号公報に開示されたポリオレフィンメッシュクロスが挙げられる。ポリオレフィンメッシュクロスはポリエチレン製が押出し成形での接着性を考慮して好適に使用される。ポリオレフィンメッシュクロスについては、上記公報に記載された内容と同様とすることができるため、ここでの記載は省略する。クロス式不織布は、厚さが30μm以上100μm以下であることが好ましく、中でも50μm以上80μm以下であることが好ましい。
補強シートは、樹脂を含有することが好ましい。上記樹脂は、熱可塑性樹脂であってもよく、熱硬化性樹脂であってもよいが、前者が好ましい。特に、補強シートに使用される樹脂は、ポリオレフィン系樹脂が好ましい。すなわち、本開示においては、補強シートは、ポリオレフィン系樹脂を含有する繊維直交不織布であることが好ましい。補強シートがポリオレフィン系樹脂を含有することで、耐熱性、耐水性、耐薬品性、コスト面が優れるからである。ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、中でも、ポリエチレン系樹脂が好ましい。
ポリエチレン系樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。これらの中では、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく、高密度ポリエチレンがより好ましい。高密度ポリエチレンは、耐候性および引張強度に優れ、さらに高密度ポリエチレンを含有するシートは、長尺の巻物にしても弛みがなく折り曲げ加工時に白化による外観不良が発生しにくいからである。特に、補強シートの樹脂成分がポリエチレン系樹脂のみである場合は、高密度ポリエチレンおよび直鎖状低密度ポリエチレンの少なくとも一方を用いることが好ましい。
また、ポリエチレン系樹脂は、JIS K 7210に準拠して測定されたメルトフローレート(温度230℃、荷重2.16kg)が、0.1g/10分以上4.0g/10分以下であることが好ましく、0.4g/10分以上2.0g/10分以下であることがより好ましい。
また、熱可塑性樹脂として、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、フッ化ビニル系樹脂、アミド系樹脂、エステル系樹脂等を用いることができる。アクリル系樹脂としては、例えば、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、エチレン−エチルアクリレート共重合体等が挙げられる。スチレン系樹脂としては、例えば、ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体等が挙げられる。フッ化ビニル系樹脂としては、例えば、塩化ビニル系樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる。アミド系樹脂としては、例えば、6−ナイロン、6,6−ナイロン、12−ナイロン等が挙げられる。エステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプリブチレンテレフタレート等が挙げられる。また、熱可塑性樹脂として、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド、ポリアセタール、ポリフェニレンスルフィド、シリコーン樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、熱可塑性エラストマー等を用いてもよい。
補強シートに含まれる熱可塑性樹脂と、上述したポリオレフィンシートに含まれる熱可塑性樹脂とは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
補強シートの厚みは、特に限定されないが、例えば5μm以上150μm以下であり、50μm以上100μm以下であることが好ましい。
本開示における補強シートは、単層構造であってもよく、複層構造であってもよい。単層構造の補強シートを有する農業シートとしては、例えば図2(a)に示すように、ポリオレフィンシート1と、接着層3と、単層構造の補強シート2と、をこの順に有する農業シート10が挙げられる。
一方、複層構造の補強シートを有する農業シートとしては、例えば図2(b)に示すように、ポリオレフィンシート1と、接着層3と、複層構造の補強シート2と、をこの順に有する農業シート10が挙げられる。複層構造の補強シート2は、第一の補強シート2aと、補強シート用接着層4と、第二の補強シート2bと、をこの順に有する。なお、図示しないが、複数の補強シートは、接着層を介さずに接触(例えば融着)していてもよい。また、補強シート用接着層の種類は特に限定されず、後述する「3.接着層」の項に記載の内容と同様であってもよい。
補強シートの厚みは、特に限定されないが、例えば10μm以上200μm以下であり、20μm以上180μm以下であることが好ましい。なお、補強シートが複層構造である場合、補強シートを構成する各層の厚みが、上述した範囲内であることが好ましい。また、農業シートは、補強シートを最表面に有していてもよく、内部に有していてもよい。
3.接着層
農業シートは、ポリオレフィンシートおよび補強シートが、接着層を介して積層されていてもよく、接着層を介さずに直接積層されていてもよい。接着層は、接着材や押出しコーティングにより構成される。接着層は、特に限定されないが、押出しコーティングであることが好ましい。
押出しコーティングでは、熱によって溶融し相互に融着し得る樹脂を使用することができる。具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等の樹脂を使用することができる。
これらは単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。これらのなかでは、ポリエチレン系樹脂が適し、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく、低密度ポリエチレンがより好ましい。低密度ポリエチレンは、加工適性に優れ、ポリエチレン製不織布への接着性に優れており、安価である。
ポリエチレン系樹脂は、JIS K 7210に準拠して測定されたメルトフローレート(温度230℃、荷重2.16kg)が、0.1g/10min以上、4.0g/10min以下であることが好ましく、0.4g/10min以上、2.0g/10min以下であることがより好ましい。メルトフローレート(MFR)が上記範囲にあると、押出しコーティングに特に適している。
また、ポリオレフィンシート接着を強化するため、ポリオレフィンシート上にアンカーコーティング剤をコーティングしてアンカーコート剤層を設けても良い。アンカーコート剤層を形成するアンカーコート剤としては、例えば、アルキルチタネート等の有機チタン系アンカーコート剤、イソシアネート系アンカーコート剤、ポリエチレンイミン系アンカーコート剤、ポリブタジエン系アンカーコート剤、その他等が挙げられる。本開示においては、上記と同様に、アンカーコート剤を、例えば、ロールコート、グラビアコート、ナイフコート、ディップコート、スプレーコート、その他のコーティング法でコーティングし、溶剤、希釈剤等を乾燥させることで、アンカーコート剤層を形成することができる。上記において、アンカーコート剤の塗布量としては、0.1g/m以上5g/m以下(乾燥状態)とすることが好ましい。
本開示において、アンカーコート剤を形成するラミネート用接着剤としては、例えば、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアナート等の芳香族ポリイソシアナート、あるいは、ヘキサメチレンジイソシアナート、キシリレンジイソシアナート等の脂肪族ポリイソシアナート等の多官能イソシアネートと、ポリエーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリオール、ポリアクリレートポリオール等のヒドロキシル基含有化合物との反応により得られるポリエーテルポリウレタン系樹脂、ポリエステル系ポリウレタン系樹脂、または、ポリアクリレートポリウレタン系樹脂を主成分とするラミネート用接着剤を用いることが好ましい。
アンカーコート剤層は、柔らかく、柔軟性に富み、かつ、屈曲性に富む薄膜を形成することができ、その引っ張り伸長度を向上させることができる。また、ポリオレフィンシートに対し柔軟性、屈曲性等を有する被膜として作用し、ラミネート加工時におけるポリオレフィンシート加工適性を向上させ、利用時剥離不良等を防止することができる。
なお、本開示におけるアンカーコート剤層は、JIS規格K7113に基づいて、100%以上300%以下の引張伸度を有することが好ましい。アンカーコート剤層の引張伸度により、ポリオレフィンシートと、補強シートとの密接着性を向上させることができる。したがって、ポリオレフィンシートと、補強シートとのラミネート強度等を高めることができる。
押出しコーティングにより構成される接着層の厚みは、特に限定されないが、農業シートのハンドリング性の観点から、より薄いことが好ましい。接着層の厚みは、10μm以上20μm以下であることが好ましい。
4.農業シート
農業シートは、上述したポリオレフィンシートおよび補強シートを有する。農業シートは、ポリオレフィンシートを最表面に有することが好ましい。農業シートは、エルメンドルフ引裂法による引裂強度が1.4N以上であることが好ましい。エルメンドルフ引裂法による農業シートの引裂強度は、例えば、1.4N以上であり、2.5N以上であることが好ましい。一方、農業シートの引裂強度は、例えば25N以下であり、20N以下であってもよい。
また、農業シートは、可視光反射率が高い。可視光(波長380nm以上780nm以下)の平均反射率は、例えば、70%以上であり、80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。なお、可視光の平均反射率の測定条件については、実施例において詳述する。
農業シートは、光反射層を有していてもよく、有していなくてもよい。光反射層を設ける場合、可視光反射率をより高くでき、果実の着色を促進したり、地温の上昇を抑制したりすることができる。光反射層は、例えば、白色粉末および樹脂成分を含有する。白色粉末としては、例えば、アナターゼ型またはルチル型の酸化チタン、これらの表面をAl、Si等の金属酸化物で処理した酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が挙げられる。樹脂成分としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。また、ポリウレタン系樹脂としては、例えば、ポリエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウレタン、ポリエーテルポリエステルポリウレタン、ポリカーボネートポリウレタン、ポリカプロラクタムポリウレタン等が挙げられる。光反射層の場所は、特に限定されず、農業シートの最表面であってもよく、内部であってもよい。また、光反射層は、多孔質基板シートを基準として、補強シートとは反対側に設けられていることが好ましい。光反射層の厚みは、例えば、0.5μm以上4μm以下である。
農業シートは、紫外線反射率が高いことが好ましい。害虫忌避効果を発揮することができるからである。農業シートの補強シート側の面における紫外線(波長300nm以上380nm以下)の平均反射率は、例えば、35%以上であることが好ましく、60%以上であることが好ましく、80%以上であることがさらに好ましい。なお、「農業シートの補強シート側の面」とは、補強シートを基準として、ポリオレフィンシート側とは反対側の面をいう。
農業シートの厚みは、特に限定されないが、例えば50μm以上200μm以下であり、80μm以上150μm以下であることが好ましい。農業シートは、一方の面から他方の面を貫通する貫通孔を複数有していてもよい。貫通孔の割合は、例えば、1万個/m以上100万個/m以下であり、10万個/m以上70万個/m以下であることが好ましい。
5.農業シートの製造方法
農業シートの製造方法は、目的とする農業シートが得られる方法であれば特に限定されないが、例えば、ポリオレフィンシートおよび補強シートを熱融着する方法、ポリオレフィンシートおよび補強シートを、接着層を介して積層する方法、ポリオレフィンシートおよび補強シートを、押出しコーティングにより構成される接着層を介して積層する方法が挙げられる。本開示の農業シートにおいては、補強シートとして不織布が好適であるため、農業シートの製造方法としては、押出しコーティングにより構成される接着層を介して積層する方法が好適である。
図3は、農業シートの製造方法の一例を示す概略断面図であり、具体的には、押出しコーティングによる農業シートの製造方法を示している。図3においては、ポリオレフィンシート1の表面に、アンカーコート剤を塗工してアンカーコート剤層5を形成する(図3(a))。次に、アンカーコート剤層5の表面に、接着材組成物3xを塗工する(図3(b))。次に、接着材組成物3xを乾燥すること接着層3を形成する(図3(c))。次に、ポリオレフィンシート1および補強シート2を、接着層3を介して積層する(図3(d))。これにより、ポリオレフィンシート1、アンカーコート剤層5、接着層3および補強シート2をこの順に有する農業シート10が得られる(図3(e))。
接着材組成物は、接着材に加えて、さらに溶媒を含有していてもよい。接着材については、上述した通りである。一方、溶媒としては、例えば、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール等のアルコール、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、乳酸エチル、エチレングリコールアセテート等のエステル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン、ジエチレングリコールメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル、トルエン、キシレン等の芳香族、ハロゲン化炭化水素等が挙げられる。
接着材組成物の塗工方法としては、例えば、ロールコート、グラビアコート、キスコート、ナイフコート、ディップコート、スプレーコート等の一般的なコート法が挙げられる。接着材組成物を乾燥する温度は、ポリオレフィンシートおよび溶媒の種類によっても異なるが、例えば、90℃以下であり、70℃以下であることが好ましい。また、真空乾燥等の減圧乾燥を行ってもよい。また、乾燥時間は、接着材の種類に応じて適宜選択する。
押出しコーティングにより、ポリオレフィンシート1および補強シート2を貼合わせる場合、張力により圧力管理することが好ましい。この場合、第1給紙のポリオレフィンシートを、例えば、100N以上300N以下で管理することが好ましく、150N以上250N以下で管理することがより好ましい。第2給紙の補強シートについては、シート全体のカール防止のため、例えば、100N以上180N以下で管理することが好ましく、120N以上150N以下で管理することがより好ましい。
さらに、農業シートは、ドライラミネート法を用いて製造してもよい。例えば、ドライラミネート法では、ポリオレフィンシートが熱変形しない温度環境で積層を行うことが好ましい。なお、例えばドライラミネート法では、積層時に加熱を行う必要はないが、ポリオレフィンシートが熱変形しない温度であれば、加熱を行ってもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
[実施例1]
(ポリオレフィンシートの作製)
ポリオレフィン系樹脂としてHDPEフィルム(高密度ポリエチレン(HDPE、融点130℃、MFR(190℃、2160g):0.5g/10min)100質量部、紫外線吸収剤として2(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール0.1質量部、NOR型ヒンダードアミン系光安定剤(アデカ社製、アデカスタブLA−81)(ビス(1−ウンデカンオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)カーボネート)0.4質量部、フェノール系酸化防止剤として、ペンタエリスリトールテトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピネート〕0.1質量部、無機充填剤1として炭酸カルシウム20質量部(重質炭酸カルシウム(充填率60%のPEマスターバッチ):PEの含有量8質量部)、無機充填剤2としてチタン顔料40質量部(充填率80%のPEマスターバッチ:PEの含有量8質量部)を混合し、バンバリーミキサーを用いて、180℃で溶融混練した。
なお、得られた混練物中に含まれるポリオレフィン系樹脂の合計量は116質量部であり、ポリオレフィン系樹脂に対する、NOR型ヒンダードアミン系光安定剤の含有量は0.34質量%である。また、ポリオレフィン系樹脂に対する、無機充填剤1、2の含有量は51.7質量%である。
次に、得られた混錬物を、直径12インチ×30Lコモンヘッド型ミキシングロール(回転速度:18rpm)に供給し、ロール温度165℃以上190℃以下で圧延し、厚さ30μmのポリオレフィンシートを製造した。
(農業シートの作製)
ポリオレフィンシートおよび補強シートを準備した。補強シートとして、ポリエチレン樹脂製のポリエチレンクロス(厚み65μm)を用意し、ポリオレフィンシート上にウレタン系のアンカーコーティング剤をコーティングして、厚さ0.5g/m(乾燥状態)のアンカーコート剤層を形成した。さらに、上記のアンカーコート剤層の上に、低密度ポリエチレン(LDPE、MI=8.0、密度=0.92)を、オゾン処理を施しながら厚さ15μmで押出しコーティングして、補強シートと貼り合せ、農業シートを作製した。LDPEの溶融樹脂温度は320℃であった。
[実施例2]
ポリオレフィン系樹脂として直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE、融点125℃、MFR(190℃、2160g):2.0g/10min)を使用した以外は、実施例1と同様にして農業シートを製造した。
[実施例3]
(多孔質ポリプロピレンシートの作製)
シートの内層を構成する樹脂組成物として、プロピレン単独重合体(日本ポリケム(株)製、商品名「ノバテックPP:MA−8」、融点164℃)を65.5質量%、高密度ポリエチレン(日本ポリケム(株)製、商品名「ノバテックHD:HJ580」、融点134℃、密度0.960g/cm)を6.5質量%、および、平均粒子径が1.5μmの炭酸カルシウム粉末を28質量%よりなる樹脂組成物を、押出機を用いて無延伸シートを得た。次いで、この無延伸シートを縦方向に4倍延伸して、一軸延伸シートを得た。
一方、シートの外層を構成する樹脂組成物として、上記と同様の材料にて、プロピレン単独重合体を51.5質量%、高密度ポリエチレンを3.5質量%、平均粒子径が1.5μmの炭酸カルシウム粉末を42質量%、平均粒子径が0.8μmの酸化チタン粉末を3質量%、紫外線吸収剤として2(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール0.1質量部、NOR型ヒンダードアミン系光安定剤(アデカ社製、アデカスタブLA−81)(ビス(1−ウンデカンオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)カーボネート)0.3質量部、フェノール系酸化防止剤として、ペンタエリスリトールテトラキス〔3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピネート〕0.1質量部よりなる樹脂組成物を、別の押出機を用いて溶融混練し、上記の一軸延伸シートの表面の両側にダイより押出し、外層、内層、外層の層構成を有する積層シートを得た。
次いで、この積層シートを横方向に7倍延伸し耳部をスリットすることにより、厚みが70μmであり、外層(15μm)、内層(40μm)、外層(15μm)の層構成を有し、微細な空隙を含有する多孔質ポリプロピレンシートを得た。
(農業シートの作製)
ポリオレフィンシートとして、得られた多孔質ポリプロピレンシートを用いたこと以外は、実施例1と同様にして農業シートを作製した。
[比較例1]
(多孔質ポリプロピレンシートの作製)
実施例3と同様にして多孔質ポリプロピレンシートを得た。
(農業シートの作製)
補強シートとして、L−LDPEフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、厚み30μm、TUX TC−S、三井化学東セロ社製)を用意し、得られた多孔質ポリプロピレンシートと上記補強シートを実施例1と同様の方法により貼り合わせて農業シートを製造した。
[比較例2]
実施例3と同様にして得られた多孔質ポリプロピレンシート単体を、農業シートとした。
[評価]
(つづり針保持強度(N))
実施例1〜3および比較例1〜2で得られた農業シートに対して、JIS A6930における強度(つづり針保持強さ)を測定した。その結果を、表1に示す。
(可視光反射率測定)
実施例1〜3および比較例1〜2で得られた農業シートに対して、可視光反射率測定を行った。可視光反射率測定では、紫外・可視・近赤外分光光度計(島津製作所UV−3600)および積分球付属装置(ISR−3100)を用いて、入射角8°で可視領域380nm以上780nm以下での反射率(全反射率)を測定し、その平均反射率を求めた。なお、標準板として、米国ラブスフェア社製スペクトラロン(テフロン(登録商標)製)を用いた。また、測定面は、農業シートのポリエチレンシート側の面とした。その結果を表1に示す。
(敷布後6カ月後の農業シートの破損の有無)
実施例1〜3および比較例1〜2で得られた農業シートに対して、敷布後6カ月後の農業シートの破損の有無を確認した。農業シートに破損がない場合を○と評価し、破損がある場合を×とした。
Figure 2018196955
1 …ポリオレフィンシート
2 …補強シート
3、4 …接着層
5 …アンカーコート剤層
10 …農業シート
20 …ピン

Claims (4)

  1. ポリオレフィン系樹脂および無機充填剤を含有するポリオレフィンシートと、
    補強シートと、
    を有し、
    前記ポリオレフィンシートの厚みは150μm以下であり、
    JIS A6930における強度(つづり針保持強さ)が35N以上である、農業シート。
  2. 前記無機充填剤は、炭酸カルシウムおよび酸化チタンの少なくとも一方を含み、
    前記ポリオレフィンシートにおける前記無機充填剤の含有量が、前記ポリオレフィン系樹脂に対して、50質量%以上80質量%以下である、請求項1に記載の農業シート。
  3. 前記ポリオレフィン系樹脂が、高密度ポリエチレンまたは直鎖状低密度ポリエチレンである、請求項1または請求項2に記載の農業シート。
  4. 前記補強シートが、ポリエチレン系樹脂を含有する、請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の農業シート。
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