JP2018194517A - 管理装置、位置情報収集システム、および位置情報収集方法 - Google Patents
管理装置、位置情報収集システム、および位置情報収集方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】測位用の端末を複数のユーザで共用する場合に、ユーザが自分の個人識別子を端末に入力する操作を行うことなく、ユーザの位置情報を収集できるようにする。
【解決手段】ユーザ識別装置において、ユーザが対象エリアに入室する際に入室登録の操作を行わせるとともに、ユーザが対象エリアから退室する際に退室登録の操作を行わせ、サーバにおいて、入室登録の操作に応じてユーザ識別装置から送信される入室通知(端末識別子、個人識別子および入室時刻を含む)を受信し、端末から送信される測位結果通知(位置情報、測位時刻および端末識別子を含む)を受信し、退室登録の操作に応じてユーザ識別装置から送信される退室通知(端末識別子、個人識別子および退室時刻を含む)を受信し、入室時刻および退室時刻に基づいて、測位時刻に端末を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの位置情報にユーザを紐付ける。
【選択図】図3
【解決手段】ユーザ識別装置において、ユーザが対象エリアに入室する際に入室登録の操作を行わせるとともに、ユーザが対象エリアから退室する際に退室登録の操作を行わせ、サーバにおいて、入室登録の操作に応じてユーザ識別装置から送信される入室通知(端末識別子、個人識別子および入室時刻を含む)を受信し、端末から送信される測位結果通知(位置情報、測位時刻および端末識別子を含む)を受信し、退室登録の操作に応じてユーザ識別装置から送信される退室通知(端末識別子、個人識別子および退室時刻を含む)を受信し、入室時刻および退室時刻に基づいて、測位時刻に端末を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの位置情報にユーザを紐付ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する管理装置、位置情報収集システム、および位置情報収集方法に関するものである。
人物が所持する端末の位置情報を収集して、その端末の位置情報を利用した種々のサービスを提供するシステムが普及している。このようなシステムでは、不特定多数の人物の行動を把握する他に、工場などの施設で個人の行動を把握したいという要望がある。この場合、端末を所持する人物を特定することで、個人の位置情報を収集することができる。
このような個人の位置情報を収集する技術として、従来、端末で各時刻の位置情報を取得して、その各時刻の位置情報と端末IDとをサーバに送信し、サーバにおいて、ユーザIDと端末IDとを対応付ける情報に基づいて、ユーザの位置情報を収集するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。また、端末で取得した各時刻の位置情報を端末からサーバに送信するとともに、ユーザが自分のユーザIDを端末に入力して、そのユーザIDを端末からサーバに送信することで、サーバがユーザの位置情報を収集するようにした技術が知られている(特許文献2参照)。
さて、工場などの施設で個人の位置情報を収集する場合、ユーザに1台ずつ端末を貸し出すようにすると、特許文献1に開示された技術のように、ユーザIDと端末IDとを対応付ける情報をサーバに保持させればよいが、ユーザ数が多くなると、端末のコストが嵩むという問題があった。
一方、交代制の工場などでは、同時に勤務するユーザの人数分だけ端末を用意して、端末を複数のユーザで共用するようにすると、端末のコストを削減することができる。この場合、特許文献2に開示された技術のように、ユーザが、自分が所持する端末に自分のユーザIDを入力すればよいが、ユーザの操作が面倒になるなどの問題があった。
そこで、本発明は、測位用の端末装置を複数のユーザで共用する場合に、ユーザが自分の個人識別子を端末装置に入力する操作を行うことなく、ユーザの位置情報を収集することができる管理装置、位置情報収集システム、位置情報収集方法を提供することを主な目的とする。
本発明の管理装置は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する管理装置であって、前記端末装置、およびユーザを識別するユーザ識別装置と通信を行う通信部と、制御部と、を備え、前記通信部は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記制御部は、前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する構成とする。
また、本発明の位置情報収集システムは、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集システムであって、前記端末装置と、ユーザ識別装置と、管理装置と、を備え、前記ユーザ識別装置は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を取得する制御部と、入室時に取得した端末識別子、個人識別子および入室時刻を前記管理装置に送信する通信部と、を備え、前記管理装置は、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信する通信部と、前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する制御部と、を備える構成とする。
また、本発明の位置情報収集方法は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集方法であって、ユーザ識別装置において、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を管理装置に送信し、前記管理装置において、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付ける構成とする。
本発明によれば、測位時刻ごとの位置情報にユーザを紐付けることで、ユーザの位置情報を取得することができる。これにより、測位用の端末装置を複数のユーザで共用する場合に、ユーザが自分の個人識別子を端末装置に入力する操作を行うことなく、ユーザの位置情報を収集することができる。
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する管理装置であって、前記端末装置、およびユーザを識別するユーザ識別装置と通信を行う通信部と、制御部と、を備え、前記通信部は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記制御部は、前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する構成とする。
これによると、測位時刻ごとの位置情報にユーザを紐付けることで、ユーザの位置情報を取得することができる。これにより、測位用の端末装置を複数のユーザで共用する場合に、ユーザが自分の個人識別子を端末装置に入力する操作を行うことなく、ユーザの位置情報を収集することができる。
また、第2の発明は、前記通信部は、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記制御部は、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する構成とする。
これによると、位置情報に対するユーザの紐付けをより的確に行うことができる。
また、第3の発明は、前記制御部は、入室時刻を受信した際に、同一の前記端末装置を使用した前回のユーザの退室時刻が未受信である場合には、今回のユーザの入室時刻より前に前回のユーザが退室したものとみなして、前回のユーザの退室時刻を設定する構成とする。
これによると、同一の端末装置を前回使用したユーザの退室時刻が不明な場合でも、今回のユーザの入室を受け付けることができる。
また、第4の発明は、前記制御部は、退室時刻を受信した際に、その退室時刻の端末識別子および個人識別子と、記憶済みの入室時刻の端末識別子および個人識別子と、が整合しない場合には、前記ユーザ識別装置に異常情報を送信する構成とする。
これによると、ユーザが入室した際に異常があったことをユーザに通知することができる。
また、第5の発明は、ユーザの測位時刻ごとの位置情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に蓄積されたユーザの位置情報および測位時刻に基づいて、ユーザの軌跡や、所定エリアの滞在頻度を分析する分析処理部と、を備える構成とする。
これによると、ユーザの軌跡や所定エリアの滞在頻度を管理者が把握することができる。
また、第6の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集システムであって、前記端末装置と、ユーザ識別装置と、管理装置と、を備え、前記ユーザ識別装置は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を取得する制御部と、入室時に取得した端末識別子、個人識別子および入室時刻を前記管理装置に送信する通信部と、を備え、前記管理装置は、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信する通信部と、前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する制御部と、を備える構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、測位用の端末装置を複数のユーザで共用する場合に、ユーザが自分の個人識別子を端末装置に入力する操作を行うことなく、ユーザの位置情報を収集することができる。
また、第7の発明は、前記ユーザ識別装置の前記制御部は、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、端末識別子、個人識別子および退室時刻を取得し、前記ユーザ識別装置の前記通信部は、退室時に取得した端末識別子、個人識別子および退室時刻を前記管理装置に送信し、前記管理装置の通信部は、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記管理装置の前記制御部は、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する構成とする。
これによると、位置情報に対するユーザの紐付けをより的確に行うことができる。
また、第8の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集方法であって、ユーザ識別装置において、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を管理装置に送信し、前記管理装置において、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付ける構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、測位用の端末装置を複数のユーザで共用する場合に、ユーザが自分の個人識別子を端末装置に入力する操作を行うことなく、ユーザの位置情報を収集することができる。
また、第9の発明は、前記ユーザ識別装置において、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、端末識別子、個人識別子および退室時刻を前記管理装置に送信し、前記管理装置において、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付ける構成とする。
これによると、位置情報に対するユーザの紐付けをより的確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る位置情報収集システムの全体構成図である。
この位置情報収集システムは、工場などの施設の建物内(対象エリア)に滞在する人物の位置情報を収集するものであり、端末1(端末装置)と、ユーザ識別装置2(入退室管理装置)と、ビーコン発信機3と、アクセスポイント4と、サーバ5(管理装置)と、閲覧装置6と、を備えている。
端末1は、アクセスポイント4を介してサーバ5と通信を行い、端末ID(端末識別子)、位置情報および測位時刻を含む測位結果通知をサーバ5に送信する。なお、端末1は、位置情報収集専用の装置として構成する他に、スマートフォンなどの携帯端末に位置情報収集用のアプリケーションプログラムをインストールするようにしてもよい。
この端末1は、1人のユーザが所持する。この端末1は、交代で勤務する複数のユーザで共用され、ユーザが入室する際にユーザに端末1を貸し出し、ユーザが退室する際に端末1を返却する。
ユーザ識別装置2は、建物内(対象エリア)の出入り口近傍に配置され、対象エリアに入室または退室するユーザを識別する。ここでは、入退室登録画面(図10参照)を表示して、ユーザが入室することを登録する入室登録(入場登録)の操作と、ユーザが退室することを登録する退室登録(退場登録)の操作とを、ユーザに行わせるものとして説明する。このユーザ識別装置2は、PCで構成され、ウェブブラウザのアプリケーションプログラムがインストールされ、サーバ5から提供される表示情報に基づいて、ウェブブラウザで入退室登録画面を表示する。
また、ユーザ識別装置2は、入退室登録画面でユーザが入室登録の操作を行うと、端末IDおよびユーザID(個人識別子)と入室時刻とを含む入室通知をサーバ5に送信し、入退室登録画面でユーザが退室登録の操作を行うと、端末IDおよびユーザIDと退室時刻とを含む退室通知をサーバ5に送信する。
ビーコン発信機3は、建物内に設置され、Bluetooth(登録商標)などによる測位用のビーコン信号を送信する。このビーコン信号は端末1で受信し、ビーコン信号に基づく測位が端末1で行われる。
アクセスポイント4は、建物内に設置され、端末1とサーバ5との間の通信を中継する。
サーバ5は、建物内に滞在するユーザの位置情報を収集する。このサーバ5は、ネットワークおよびアクセスポイント4を介して、端末1と通信を行い、端末1から送信される測位結果通知を受信する。また、ネットワークを介して、ユーザ識別装置2と通信を行い、ユーザ識別装置2から送信される入室通知および退室通知を受信する。
また、サーバ5は、端末1から測位結果通知を受信すると、その測位結果通知に含まれる端末ID、位置情報および測位時刻を端末位置管理テーブルに登録する。また、サーバ5は、ユーザ識別装置2から入室通知を受信すると、その入室通知に含まれる端末ID、ユーザIDおよび入室時刻を入退室管理テーブル(図13参照)に登録し、ユーザ識別装置2から退室通知を受信すると、その退室通知に含まれる端末ID、ユーザIDおよび退室時刻を入退室管理テーブルに登録する。また、サーバ5は、入退室管理テーブルの登録内容に基づいて、端末位置管理テーブルの位置情報にユーザIDを紐付けて、ユーザの位置情報を取得する。
また、サーバ5は、取得したユーザの位置情報に基づいて、ユーザの行動に関する分析処理を行う。
閲覧装置6は、PCやタブレット端末などであり、サーバ5から提供される分析結果を管理者が閲覧する。
次に、ユーザ識別装置2、ビーコン発信機3およびアクセスポイント4の設置状況、およびユーザの入室時の行動について説明する。図2は、工場の建物内の作業室を、位置情報収集の対象エリアとした例を示す説明図である。
工場の建物内には、ユーザが作業を行う作業室(対象エリア)が設けられている。この作業室内には、ビーコン発信機3およびアクセスポイント4が設置されている。ビーコン発信機3は、作業室のどの位置でも端末1がビーコン信号を受信できるように所要の間隔をおいて複数設置されている。アクセスポイント4は、設置数がビーコン発信機3より少なく、端末1がアクセスポイント4に接続できない場合がある。
ユーザは、作業室に入室する際に、作業室の出入口の近傍に設置された端末収納棚11に載置された端末1を所持して、作業室の出入口の近傍に設置されたユーザ識別装置2で、各自のユーザIDと自分が所持する端末1の端末IDを入力する入室登録の操作を行う。また、ユーザは端末1をサーバ5にログインする操作を行う。
また、ユーザは、作業室から退室した際に、端末1をサーバ5からログアウトする操作を行い、ユーザ識別装置2で退室登録の操作を行い、端末1を端末収納棚11に返却する。
次に、本システムで行われる処理の概要について説明する。図3は、本システムで行われる処理の概要を示すシーケンス図である。
本システムでは、まず、ユーザが作業室に入室する際に、ユーザ識別装置2に入退室登録画面(図10参照)を表示して、この入退室登録画面でユーザに入室登録の操作を行わせる。そして、入室登録の操作で取得した端末IDおよびユーザIDと入室時刻とを含む入室通知が、ユーザ識別装置2からサーバ5に送信される。サーバ5では、入室通知を受信すると、その入室通知の情報を入退室管理テーブル(図13参照)に登録する処理が行われる。
次に、ユーザが端末1でログインの操作を行うと、端末IDを含むログイン要求が端末1からサーバ5に送信され、許可通知がサーバ5から端末1に送信される。そして、ユーザが作業室内に滞在している間、端末1から測位結果通知(位置情報を含む)をサーバ5に送信する処理が定期的に繰り返され、サーバ5では、測位結果通知を受信する度に、測位結果通知の情報を端末位置管理テーブル(図8参照)に登録する処理が繰り返される。
次に、ユーザが作業室から退室する際に、ユーザ識別装置2に入退室登録画面を表示して、この入退室登録画面でユーザに退室登録の操作を行わせる。そして、退室登録の操作で取得した端末IDおよびユーザIDと退室時刻とを含む退室通知が、ユーザ識別装置2からサーバ5に送信される。サーバ5では、退室通知を受信すると、その退室通知の情報を入退室管理テーブルに登録する処理が行われる。
次に、サーバ5では紐付け処理が行われる。この紐付け処理では、ユーザの滞在期間(入室時刻から退室時刻までの期間)と測位時刻とを比較して、端末IDに対応するユーザIDを特定して、端末位置管理テーブルに登録された位置情報にユーザIDを紐付ける。
具体的には、図13の入退室管理テーブルを参照すると、入室時刻と退室時刻の間の期間において、Terminal001の端末IDの端末を、User001のユーザIDのユーザが使用したことがわかるので、図8の端末位置管理テーブルの測位時刻が上記の入室時刻と退室時刻の間の期間に含まれるTerminal001の端末の使用者をUser001のユーザに紐付け、Terminal001の端末IDをUser001のユーザIDに置換する。そして、ユーザIDに置換した場合は、端末位置管理テーブルの置換情報を示す「置換」を「済」に変更する。なお、端末位置管理テーブルに、「端末ID」と「ユーザID」の両方を設けて、紐付けがされたユーザIDを登録するようにしてもよい。この場合は、置換情報は不要となる。
以上の処理は、システムの終了要求があるまで繰り返される。なお、図3では、1人のユーザに関する処理を示しているが、作業室には複数のユーザが入室するため、各ユーザに関する処理が並行して行われる。
次に、端末1の概略構成について説明する。図4は、端末1の概略構成を示すブロック図である。
端末1は、ビーコン受信部21と、通信部22と、制御部23と、記憶部24と、操作入力部25と、を備えている。
ビーコン受信部21は、ビーコン発信機3から送信されるビーコン信号を受信する。
通信部22は、アクセスポイント4およびネットワークを介して、サーバ5と通信を行う。
記憶部24は、制御部23を構成するプロセッサで実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部24は、端末IDや、制御部23で取得した位置情報および測位時刻を記憶する。
制御部23は、測位部31と、ログイン処理部32と、通知制御部33と、を備えている。この制御部23は、プロセッサで構成され、制御部23の各部は、記憶部24に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
測位部31は、ビーコン受信部21で受信したビーコン信号の電波強度に基づいて、自装置の位置情報を取得する。
ログイン処理部32は、ユーザによる操作入力部25の操作に応じて、端末1をサーバ5にログインさせる処理を行い、端末IDを含むログイン要求を通信部22からサーバ5に送信し、許可通知をサーバ5から通信部22で受信する。
通知制御部33は、端末1がサーバ5と通信できる状態では、測位部31で取得した位置情報を含む測位結果通知を通信部22からサーバ5に送信する。一方、端末1がサーバ5と通信を行うことができない状態では、測位部31で取得した各時刻の位置情報を記憶部24に蓄積する。そして、端末1がサーバ5と通信を行うことができる状態になると、記憶部24に蓄積された各時刻の位置情報を含む測位結果通知を通信部22からサーバ5に送信する。
次に、ユーザ識別装置2の概略構成について説明する。図5は、ユーザ識別装置2の概略構成を示すブロック図である。
ユーザ識別装置2は、通信部41と、制御部42と、記憶部43と、表示部44と、操作入力部45と、を備えている。
通信部41は、ネットワークを介して、サーバ5と通信を行う。
記憶部43は、制御部42を構成するプロセッサで実行されるプログラムを記憶する。
表示部44は、入退室登録画面(図10(A)参照)を表示する。操作入力部45は、ユーザが入退室登録画面で入室登録および退室登録の操作を行う。なお、表示部44としての表示パネルと操作入力部45としてのタッチパネルとを組み合わせたタッチパネルディスプレイとしてもよい。
制御部42は、登録制御部51と、通知制御部52と、を備えている。この制御部42は、プロセッサで構成され、制御部42の各部は、記憶部43に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
登録制御部51は、通信部41でサーバ5から受信した端末リスト情報(ユーザに貸し出しされる端末の端末IDのリスト)およびユーザリスト情報(端末を貸与されるユーザのユーザIDのリスト)を取得して、その端末リスト情報およびユーザリスト情報に基づいて、入退室登録画面(図10(A)参照)を表示部44に表示する。
また、登録制御部51は、操作入力部45を用いてユーザが入退室登録画面で入室登録および退室登録の操作を行うと、端末リストおよびユーザリストの選択情報、すなわち、ユーザが選択した端末IDおよびユーザIDを取得し、また、入退室の選択情報、すなわち、入室および退室の別を表す情報を取得する。
通知制御部52は、登録制御部51で入室の選択情報を取得すると、登録制御部51で取得した端末IDおよびユーザIDと、現在時刻(入室時刻)とを含む入室通知を通信部41からサーバ5に送信する。また、登録制御部51で退室の選択情報を取得すると、登録制御部51で取得した端末ID、ユーザID、および現在時刻(入室時刻)を含む退室通知を通信部41からサーバ5に送信する。
次に、サーバ5の概略構成について説明する。図6は、サーバ5の概略構成を示すブロック図である。
サーバ5は、通信部61と、制御部62と、記憶部63と、を備えている。
通信部61は、ネットワークを介して、端末1、ユーザ識別装置2、および閲覧装置6と通信を行う。
記憶部63は、制御部62を構成するプロセッサで実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部63は、システムに登録された端末1を列挙した端末リスト情報、およびシステムに登録されたユーザ(例えば従業員)を列挙したユーザリストに関するユーザリスト情報を記憶する。また、記憶部63は、端末位置管理テーブル(図8参照)、および入退室管理テーブル(図13参照)を記憶する。
制御部62は、リスト提供部71と、入退室管理部72と、ログイン制御部73と、端末位置管理部74と、紐付け部75と、分析処理部76と、を備えている。この制御部62は、プロセッサで構成され、制御部62の各部は、記憶部63に記憶されたプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
リスト提供部71は、記憶部63から取得した端末リスト情報およびユーザリスト情報を通信部61からユーザ識別装置2に送信する。
入退室管理部72は、通信部61でユーザ識別装置2から受信した入室通知に含まれる端末ID、ユーザID、および入室時刻を入退室管理テーブルに登録する。また、通信部61でユーザ識別装置2から受信した退室通知に含まれる端末ID、ユーザID、および退室時刻を入退室管理テーブルに登録する。
ログイン制御部73は、端末1のシステムへのログインを制御し、通信部61で端末1から受信したログイン要求に含まれる端末IDが端末リスト情報に含まれるか否かに基づいてログインの可否を判定し、ログインを許可する場合には、許可通知を通信部61から端末1に送信する。
端末位置管理部74は、通信部61で端末1から受信した測位結果通知(図7(A)、(B))に含まれる端末ID、測位時刻、および位置情報(緯度、経度)を端末位置管理テーブルに登録する。
紐付け部75は、入退室管理テーブル(図13参照)のユーザの滞在期間(入室時刻から退室時刻までの期間)と端末位置管理テーブル(図8参照)の測位時刻とを比較して、滞在期間内に測位時刻が得られた端末1の端末IDに対応するユーザIDを特定して、各時刻の位置情報にユーザIDを紐付けて端末位置管理テーブルに登録する。紐付け方法としては、端末位置管理テーブルにユーザIDを登録するようにすればよい。
分析処理部76は、ユーザの軌跡(動線)や、作業室内の対象エリアの滞在頻度などに関する分析処理を行い、分析処理の条件を設定する画面や分析結果を表示する画面に関する表示情報を閲覧装置6に送信する。これにより、条件設定画面や分析結果画面が閲覧装置6に表示される。
次に、端末1からサーバ5に送信される測位結果通知について説明する。図7は、測位結果通知の内容を示す説明図である。
端末1では、測位部31において自装置の位置情報を取得して、その位置情報を含む測位結果通知をサーバ5に送信する。
このとき、端末1の近くにアクセスポイント4があり、そのアクセスポイント4を経由してサーバ5と通信を行うことができる場合には、随時、すなわち、測位の度に、測位結果通知をサーバ5に送信する。このときの測位結果通知には、図7(A)に示すように、端末IDと、1回分の測位に係る測位時刻および位置情報(緯度および経度)とが含まれる。
一方、端末1の近くにアクセスポイント4がなく、サーバ5と通信を行うことができない場合には、測位部31で取得した各時刻の位置情報を一時的に記憶部24に蓄積する。そして、端末1がアクセスポイント4の近くに移動して、そのアクセスポイント4を経由してサーバ5と通信を行うことができる状態になると、記憶部24に蓄積した各時刻の位置情報を一括してサーバ5に送信する。このときの測位結果通知には、図7(B)に示すように、端末IDと、複数回の測位に係る測位時刻および位置情報(緯度および経度)とが含まれる。
なお、本実施形態では、位置情報を絶対座標(緯度および経度)としたが、施設内に設定した基準点を基準にした相対座標としてもよい。
次に、サーバ5で管理される端末位置管理テーブルについて説明する。図8は、端末位置管理テーブルの内容を示す説明図である。
サーバ5では、端末1から送信される測位結果通知を受信するのに応じて、測位結果通知に含まれる端末ID、測位時刻、および位置情報を、端末位置管理テーブルに登録する。端末位置管理テーブルには、ID、測位時刻、位置情報(緯度および経度)、データ取得時刻、置換情報などが登録されている。なお、端末位置管理テーブルでは、端末1から測位結果通知を受信する度に、その測位結果通知に対応する1つの測位結果レコードが順次追加される。
IDの項目には、初期状態として、測位結果通知に含まれる端末IDが登録され、ユーザIDの紐付け処理が行われると、端末IDがユーザIDに置き換えられる(図18参照)。データ取得時刻は、サーバ5が測位結果通知を受信した時刻を表す。置換情報は、端末IDをユーザIDに置換する処理(紐付け処理)が終了しているか否かを表し、置換が終了している場合には「済」となり、置換が終了していない場合には「未」となる。
次に、位置情報送受信時における端末1およびサーバ5の処理手順について説明する。図9は、位置情報送受信時の処理手順を示すフロー図である。
端末1では、まず、測位部31において自装置の位置情報を取得する(ST101)。そして、通知制御部33において、サーバ5と通信を行うことができるか否かを判定する(ST102)。
ここで、サーバ5と通信を行うことができる場合には(ST102でYes)、端末IDと、位置情報および測位時刻とを含む測位結果通知を、通信部22からサーバ5に送信する(ST104)。
一方、サーバ5と通信を行うことができない場合には(ST102でNo)、位置情報および測位時刻を記憶部24に蓄積する(ST103)。そして、サーバ5と通信を行うことができる状態になると(ST102でYes)、端末IDと、記憶部24に蓄積した各時刻の位置情報および測位時刻とを含む測位結果通知を、通信部22からサーバ5に送信する(ST104)。
サーバ5では、端末1から送信される測位結果通知を受信すると(ST201)、その測位結果通知に含まれる端末ID、位置情報および測位時刻を、端末位置管理テーブルに登録する(ST202)。
次に、ユーザ識別装置2でユーザが行う入室登録および退室登録の操作について説明する。図10は、ユーザ識別装置2に表示される入退室登録画面を示す説明図である。図11は、ユーザ識別装置2に表示されるメッセージボックスを示す説明図である。
ユーザ識別装置2では、図10(A)に示す入退室登録画面が表示部44に表示される。この入退室登録画面で、ユーザが入室する際に入室登録の操作を行い、また、ユーザが退室する際に退室登録の操作を行う。
この入退室登録画面には、端末選択部81と、ユーザ選択部82と、が設けられている。端末選択部81では、図10(B)に示すように、サーバ5から取得した端末リスト情報に基づいて、端末IDを列挙した端末リスト86がプルダウンメニューで表示され、この端末リスト86で、自分が使用する端末1の端末IDをユーザが選択する。ユーザ選択部82では、図10(C)に示すように、サーバ5から取得したユーザリスト情報に基づいて、ユーザID(人物識別情報)を列挙したユーザリスト87がプルダウンメニューで表示され、このユーザリスト87で、自分のユーザIDをユーザが選択する。
また、入退室登録画面には、「入室」のボタン83と、「退室」のボタン84と、が設けられている。入室登録の際には、「入室」のボタン83を操作し、退室登録の際には、「退室」のボタン84を操作する。
なお、本実施形態では、人物識別情報としてのユーザIDを表示するようにしたが、ユーザの氏名を表示するようにしてもよい。また、端末リストおよびユーザリストをプルダウンメニューで表示するようにしたが、このような表示形態に限定されるものではない。
入室登録の際に、ユーザが、端末選択部81で端末IDを選択するとともにユーザ選択部82でユーザIDを選択した上で、「入室」のボタン83を操作すると、選択した端末IDおよびユーザIDと入室の選択情報と入室時刻とを含む入室通知がサーバ5に送信される。
サーバ5では、入室通知を受信すると、入室通知に含まれる端末IDおよびユーザIDと入室時刻とを入退室管理テーブルに登録する処理が行われる。この処理が正常に終了すると、サーバ5から入室完了通知がユーザ識別装置2に送信され、ユーザ識別装置2では、図11(A)に示すように、入室登録を受け付ける処理が正常に終了したことを表すメッセージボックス91が、入退室登録画面(図10(A)参照)上に表示される。
また、退室登録の際に、ユーザが、端末選択部81で端末IDを選択するとともにユーザ選択部82でユーザIDを選択した上で、「退室」のボタン84を操作すると、選択した端末IDおよびユーザIDと退室の選択情報とを含む退室通知がサーバ5に送信される。
サーバ5では、退室通知を受信すると、退室通知に含まれる端末IDおよびユーザIDと退室時刻とを入退室管理テーブルに登録する処理が行われる。この処理が正常に終了すると、サーバ5から退室完了通知がユーザ識別装置2に送信され、ユーザ識別装置2では、図11(B)に示すように、退室登録を受け付ける処理が正常に終了したことを表すメッセージボックス92が、入退室登録画面上に表示される。
メッセージボックス91,92には、ユーザが選択した端末IDおよびユーザIDと、入室時刻または退室時刻と、が表示される。これにより、入室登録および退室登録の内容をユーザが確認することができる。
次に、ユーザ識別装置2からサーバ5に送信される入室通知および退室通知について説明する。図12は、入室通知および退室通知の内容を示す説明図である。
ユーザ識別装置2でユーザが入室登録の操作を行うと、入室通知がユーザ識別装置2からサーバ5に送信される。この入室通知には、図12(A)に示すように、端末ID、ユーザID、状況情報、および時刻情報が含まれる。また、ユーザ識別装置2でユーザが退室登録の操作を行うと、退室通知がユーザ識別装置2からサーバ5に送信される。この退室通知には、図12(B)に示すように、入室通知と同様に、端末ID、ユーザID、状況情報、および時刻情報が含まれる。
ここで、状況情報は、入室および退室の別を表す情報であり、入室通知では「入室」となり、退室通知では「退室」となり、これにより、サーバ5が、入室および退室のいずれであるかを判別することができる。時刻情報は、入室通知では入室時刻となり、退室通知では退室時刻となる。
次に、サーバ5に記憶される入退室管理テーブルについて説明する。図13は、入退室管理テーブルの内容を示す説明図である。
サーバ5では、入退室管理テーブルを用いて、ユーザが使用する端末1およびユーザの入退室状況を管理する。この入退室情報テーブルには、ユーザ識別装置2から受信した入室通知の情報および退室通知の情報に基づいて、端末ID、ユーザID、入室時刻および退室時刻が登録される。
具体的には、ユーザ識別装置2から入室通知を受信すると、その入室通知に含まれる端末ID、ユーザID、および入室時刻を入退室管理テーブルに登録する。また、ユーザ識別装置2から退室通知を受信すると、その退室通知に含まれる端末IDおよびユーザIDと一致する入退室レコードに、退室通知に含まれる退室時刻を登録する。
次に、サーバ5で行われる退室みなし処理について説明する。図14は、退室みなし処理前の入退室管理テーブル、入室通知、および退室みなし処理後の入退室管理テーブルの内容を示す説明図である。
本実施形態では、ユーザが退室する際にユーザ識別装置2でユーザに退室登録の操作を行わせるが、ユーザが、端末1を返却したものの、ユーザ識別装置2で退室登録の操作を行わないまま退室することが考えられる。この場合、端末1が返却されているため、その端末1で別のユーザが入室登録の操作を行うことがあり、このとき、前回のユーザの退室時刻が未定であり、前回のユーザが端末1を使用している状態が継続しているため、1台の端末1を2人のユーザが使用する状態となる。
そこで、本実施形態では、サーバ5において、ユーザが入室登録の操作を行った際に送信される入室通知に含まれる端末IDを入退室管理テーブルと照合することで、前回のユーザの退室登録が正常に行われたか否か、すなわち、今回のユーザが入室登録の操作で選択した端末1を前回使用したユーザが適切に退室登録の操作を行ったか否かを判定する。そして、前回のユーザの退室登録が正常に行われていない場合には、前回のユーザについて退室みなし処理を行う。この退室みなし処理では、今回のユーザの入室時刻の直前の時刻に前回のユーザが退室したものとみなして、前回のユーザの退室時刻を入退室管理テーブルに登録する。
図14に示す例は、Terminal002の端末1を使用したUser007のユーザが退室登録の操作を行わずに退室した場合である。
図14(A)に示すように、退室みなし処理前の入退室管理テーブルでは、Terminal002の端末1を使用したUser007のユーザの退室時刻が登録されていない状態となっている。ここで、ユーザ識別装置2において、User008のユーザがTerminal002の端末1で入室登録の操作を行うと、図14(B)に示す入室通知がユーザ識別装置2からサーバ5に送信される。
サーバ5では、入室通知に含まれるTerminal002の端末IDを、図14(A)に示す入退室管理テーブルと照合することで、Terminal002の端末1を使用したUser007の人物が退室登録の操作を行わずに退室したものと判定し、User007の人物について退室みなし処理を行う。すなわち、図14(C)に示すように、User008の人物の入室時刻(16:42:23)の直前(1秒前)の時刻(16:42:22)を、User007の人物の退室時刻として登録する。
次に、入室時におけるユーザ識別装置2およびサーバ5の処理手順について説明する。図15は、入室時におけるユーザ識別装置2およびサーバ5の処理手順を示すフロー図である。
ユーザ識別装置2では、まず、登録制御部51において、サーバ5から端末リスト情報およびユーザリスト情報を通信部41で受信して(ST111)、入退室登録画面(図10(A)参照)に端末リスト86およびユーザリスト87を表示する(ST112)。
次に、入退室登録画面に表示された端末リスト86およびユーザリスト87からユーザが端末IDおよびユーザIDを選択するのに応じて、端末リスト86およびユーザリスト87の選択情報、すなわち、ユーザが選択した端末IDおよびユーザIDを取得し(ST113)、また、ユーザが「入室」のボタンを操作するのに応じて、入室の選択情報を取得する(ST114)。そして、通知制御部52において、端末ID、ユーザID、入室の選択情報、および時刻情報を含む入室通知を、通信部41からサーバ5に送信する(ST115)。
そして、サーバ5から送信される入室完了通知を通信部41で受信すると(ST116)、処理を終了する。
サーバ5では、まず、リスト提供部71において、端末リスト情報およびユーザリスト情報を通信部61からユーザ識別装置2に送信する(ST211)。
次に、ユーザ識別装置2から送信される入室通知を通信部61で受信すると(ST212)、入退室管理部72において、入室通知に含まれる端末IDを入退室管理テーブルと照合して、前回のユーザの退室登録が正常に行われたか否か、すなわち、今回のユーザが入室登録の操作で選択した端末IDを前回使用したユーザが適切に退室登録の操作を行ったか否かを判定する(ST213)。
ここで、前回のユーザの退室登録が正常に行われている場合には(ST213でYes)、入室通知に含まれる端末ID、ユーザID、および入室時刻を入退室管理テーブルに登録する(ST215)。そして、入室完了通知を通信部61からユーザ識別装置2に送信する(ST216)。
一方、前回のユーザの退室登録が正常に行われていない場合には(ST213でNo)、前回のユーザの退室みなし処理を行う(ST214)。すなわち、今回のユーザの入室時刻の直前の時刻(例えば1秒前)を前回のユーザの退室時刻として入退室管理テーブルに登録する。そして、入室完了通知を通信部61からユーザ識別装置2に送信する(ST216)。
次に、サーバ5で行われる入室修正処理について説明する。図16は、入室修正処理の際にユーザ識別装置2に表示されるメッセージボックスおよび入力ボックスを示す説明図である。
本実施形態では、ユーザが入室する際にユーザ識別装置2でユーザに入室登録の操作を行わせるが、ユーザが、ユーザ識別装置2で入室登録の操作を行わないまま、端末1を所持して入室する場合が考えられる。また、ユーザが入室登録の操作で端末IDやユーザIDの選択を間違えることで、入室登録の内容に誤りがある場合が考えられる。
この場合、ユーザが退室する際に、退室登録の操作に応じて送信される退室通知の情報と入退室管理テーブルの登録内容とが整合しない、すなわち、入室登録で入退室管理テーブルに登録された入退室レコードの中に、退室通知に含まれる端末IDおよびユーザIDと一致する入退室レコードが存在しないため、そのままでは退室登録を受け付けることができない。そこで、入室登録を過去に遡ってやり直す必要がある。
また、入室登録の操作で正しい端末IDおよびユーザIDを選択したが、退室登録の操作で端末IDまたはユーザIDの選択を間違えた場合にも、退室登録の操作で選択した端末IDおよびユーザIDと入退室管理テーブルの登録内容とが整合しない状態となる。この場合、ユーザに退室登録の操作をやり直させる必要がある。
そこで、本実施形態では、退室登録の操作に応じて送信される退室通知をユーザ識別装置2から受信すると、その退室通知の情報と入退室管理テーブルの登録内容とが整合するか否か、すなわち、退室通知に含まれる端末IDおよびユーザIDと一致する入退室レコードが入退室管理テーブルにあるかを判定する。そして、退室通知の情報と入退室管理テーブルの登録内容とが整合しない場合には、図16(A)に示すように、入退室登録画面(図10(A)参照)上に、入室登録または退室登録に異常があることを表すメッセージボックス101が表示される。
このメッセージボックス101には、ユーザが退室登録の操作で選択した端末IDおよびユーザIDが表示される。ここで、ユーザが端末IDおよびユーザIDの選択を間違えたことに気付くと、「キャンセル」のボタン103を操作する。これにより、入退室登録画面(図10(A)参照)に戻り、ユーザが端末IDおよびユーザIDの選択をやり直す。
一方、退室登録の操作で端末IDまたはユーザIDの選択を間違えていない場合には、入室登録に異常がある、すなわち、入室登録の操作で端末IDまたはユーザIDの選択を間違えたか、入室登録の操作を行わないまま入室したかである。この場合、「入室修正」のボタン102を操作する。これにより、図16(B)に示すように、入力ボックス104が表示される。
この入力ボックス104には、入室時刻入力部105が設けられている。この入室時刻入力部105に入室時刻(日時)をユーザが入力して、「入室」のボタン106を操作すると、ユーザが入力した入室時刻がサーバ5に送信され、サーバ5で入室修正処理が実行される。この入室修正処理では、ユーザが入力ボックス104で入力した入室時刻と、退室登録の際にユーザが入退室登録画面で選択した端末IDおよびユーザIDとを、入退室管理テーブルに登録する。
なお、入力ボックス104で「キャンセル」のボタン107を操作すると、入退室登録画面に戻る。
このようにしてサーバ5で入退室管理テーブルに正しい入室情報を登録する入室修正処理が行われると、図16(C)に示すように、入室修正処理が終了したことを表すメッセージボックス108が表示される。
次に、退室時におけるユーザ識別装置2およびサーバ5の処理手順について説明する。図17は、退室時におけるユーザ識別装置2およびサーバ5の処理手順を示す説明図である。
ユーザ識別装置2では、まず、登録制御部51において、サーバ5から端末リスト情報およびユーザリスト情報を通信部41で受信して(ST121)、入退室登録画面(図10(A)参照)に端末リスト86およびユーザリスト87を表示する(ST122)。
次に、入退室登録画面に表示された端末リスト86およびユーザリスト87からユーザが端末IDおよびユーザIDを選択するのに応じて、端末リスト86およびユーザリスト87の選択情報、すなわち、ユーザが選択した端末IDおよびユーザIDを取得し(ST123)、また、ユーザが「退室」のボタン84を操作するのに応じて、退室の選択情報を取得する(ST124)。そして、通知制御部52において、端末ID、ユーザID、退室の選択情報、および時刻情報を含む退室通知を、通信部41からサーバ5に送信する(ST125)。
次に、サーバ5から退室不可通知を通信部41で受信すると(ST126でYes)、登録制御部51において、入室登録または退室登録に異常があることを表すメッセージボックス101(図16(A)参照)を表示部44に表示する(ST127)。
次に、このメッセージボックス101でユーザが入室修正を選択する、すなわち、「入室修正」のボタン102を操作したことを検知すると(ST128でYes)、入力ボックス104(図16(B)参照)を表示する(ST129)。そして、入力ボックス104でユーザが入室時刻を入力することで、入室時刻を取得すると、通知制御部52において、入室時刻を含む入室修正通知を通信部41からサーバ5に送信する(ST130)。
そして、サーバ5から退室完了通知を通信部41で受信すると(ST131)、処理を終了する。
一方、サーバ5から退室不可通知を受信しない場合には(ST126でNo)、サーバ5から退室完了通知を受信して(ST131)、処理を終了する。
また、メッセージボックス101でユーザが入室修正を選択しない場合、すなわち、「キャンセル」のボタン103を操作した場合には(ST128でNo)、入退室登録画面の表示(ST122)に戻り、端末IDおよびユーザIDの選択をやり直す。
サーバ5では、まず、リスト提供部71において、端末リスト情報およびユーザリスト情報を通信部61からユーザ識別装置2に送信する(ST221)。
次に、ユーザ識別装置2から送信される退室通知を通信部61で受信すると(ST222)、入退室管理部72において、退室通知の情報と入退室管理テーブルの登録内容とが整合するか否か、すなわち、退室通知の情報(端末IDおよびユーザID)と整合する入退室レコードが入退室管理テーブルにあるか否かを判定する(ST223)。
ここで、退室通知の情報と入退室管理テーブルの登録内容とが整合しない場合には(ST223でNo)、退室登録を受け付けることができないことを表す退室不可通知を通信部61からユーザ識別装置2に送信する(ST224)。そして、入室時刻を含む入室修正通知を通信部61で受信すると(ST225でYes)、入室時刻を入退室管理テーブルに登録する入室修正処理を行う(ST226)。
次に、退室通知の情報を入退室管理テーブルに登録する処理を行う(ST227)。そして、退室完了通知を通信部61からユーザ識別装置2に送信する(ST228)。
一方、入室時刻を含む入室修正通知を受信しない場合には(ST225でNo)、退室通知の受信(ST222)に戻る。
また、退室通知の情報と入退室管理テーブルの登録内容とが整合する場合には(ST223でYes)、退室通知の情報を入退室管理テーブルに登録する処理を行う(ST227)。そして、退室完了通知を通信部61からユーザ識別装置2に送信する(ST228)。
次に、サーバ5の紐付け部75で行われる紐付け処理について説明する。図18は、紐付け処理後の端末位置管理テーブルを示す説明図である。
サーバ5では、端末1から送信される測位結果通知を受信すると、その測位結果通知に含まれる端末ID、測位時刻、および位置情報を、1つの測位結果レコードとして端末位置管理テーブル(図8参照)に登録するが、この端末位置管理テーブルではユーザの位置は不明である。
そこで、本実施形態では、サーバ5の紐付け部75において、入退室管理テーブル(図13参照)の登録内容に基づいて、端末位置管理テーブルの測位結果レコードの各々にユーザIDを紐付ける紐付け処理が行われる。
この紐付け処理では、端末位置管理テーブルの注目する測位結果レコードの端末IDおよび測位時刻と、入退室管理テーブルの入退室レコードの端末IDおよび滞在期間(入室時刻から退室時刻までの期間)とを比較して、注目する測位結果レコードと整合する入退室レコードがあるか否かを判定する。このとき、測位結果レコードと入退室レコードとで端末IDが一致し、かつ、測位結果レコードの測位時刻が、入退室レコードの滞在期間に含まれる場合に、測位結果レコードと入退室レコードとが整合するものと判定する。
そして、注目する測位結果レコードと整合する入退室レコードがある場合には、その入退室レコードのユーザIDを、注目する測位結果レコードに対応するものとして取得して、端末位置管理テーブルにおいて注目する測位結果レコードの端末IDを、取得したユーザIDに置き換える。
図18に示す例は、Terminal001の端末1にUser001のユーザが紐付けられた場合である。図8に示すように、紐付け処理前の端末位置管理テーブルでは、IDの項目が全て端末IDとなっているが、図18に示すように、紐付け処理後の端末位置情報テーブルでは、Terminal001の端末IDがUser001のユーザIDに置き換えられている。なお、Terminal002の端末1はユーザIDの紐付けが未了であるため、IDの項目は端末IDのままである。
次に、サーバ5の紐付け部75で行われる紐付け処理の手順について説明する。図19は、紐付け処理の手順を示すフロー図である。
サーバ5では、まず、端末位置管理テーブル(図8参照)の注目する測位結果レコードの端末IDおよび測位時刻と、入退室管理テーブル(図13参照)の入退室レコードの端末IDおよび滞在期間(入室時刻から退室時刻までの期間)とを比較して、注目する測位結果レコードと整合する入退室レコードがあるか否か、つまり、測位結果レコードの測位時刻を含む滞在期間を有する入退室レコードがあるか否かを判定する(ST231)。
ここで、注目する測位結果レコードと整合する入退室レコードがある場合には、その入退室レコードのユーザIDを、注目する測位結果レコードに対応するものとして取得する(ST232)。そして、端末位置管理テーブルにおいて注目する測位結果レコードの端末IDを、取得したユーザIDに置き換える(ST233)。
次に、対象とする全ての測位結果レコードの処理が終了したか否かを判定し(ST234)、全ての測位結果レコードの処理が終了していない場合には(ST234でNo)、次の測位結果レコードの処理に進み、ST231以降の処理が繰り返され、全ての測位結果レコードの処理が終了すると(ST234でYes)、紐付け処理を終了する。
一方、注目する測位結果レコードと整合する入退室レコードがない場合には(ST231でNo)、全ての測位結果レコードの終了判定(ST234)に進む。
ここで、ユーザ識別装置2でユーザが入室登録の操作を行わないまま端末1を所持して入室した場合、端末1からサーバ5に測位結果通知が送信されて、その測位結果通知に対応する測位結果レコードが端末位置管理テーブルに登録されるが、そのユーザに対応する入退室レコードが入退室管理テーブルにはないため、整合判定(ST231)で、測位結果レコードと整合する入退室レコードがないと判定される。
この場合、端末位置管理テーブルの測位結果レコードに対するユーザIDの紐付けは行われないが、本実施形態では、入室修正処理を行うことで、入室登録の操作を行わなかったユーザに関する入退室レコードが入退室管理テーブルに登録されるため、その後に行われる紐付け処理では、整合判定(ST231)で、測位結果レコードと整合する入退室レコードがあると判定される。
また、入室登録の操作で端末IDまたはユーザIDの選択を間違えた場合には、誤った紐付け処理が行われるが、入室修正処理の後に紐付け処理をやり直すようにすれば、正しいユーザIDを端末位置管理テーブルに登録することができる。
なお、本実施形態では、端末位置管理テーブルの端末IDをユーザIDに置き換えるようにしたが、端末IDを残して、ユーザIDを追加するようにしてもよい。この場合は、置換情報を不要としてもよい。
また、本実施形態では、端末位置管理テーブルに登録された複数の測位結果レコードに対する紐付け処理を、適宜なタイミングで一括して行うようにしたが、退室登録でユーザの滞在期間が確定したタイミングで、そのユーザに関する紐付け処理を実施するようにしてもよい。
次に、サーバ5の分析処理部76で行われる分析処理について説明する。図20および図21は、閲覧装置6に表示される画面を示す説明図である。
サーバ5の分析処理部76では、作業室内でのユーザの行動を管理者が確認するために、記憶部63に蓄積されたユーザの位置情報および測位時刻に基づいて、ユーザの軌跡(動線)や、作業室内に設定された分析エリアの滞在頻度などに関する分析処理を行う。また、分析処理部76では、分析処理に関する画面の表示情報を生成して閲覧装置6に送信する。これにより、分析処理に関する画面が閲覧装置6に表示される。
分析処理部76では、まず、図20(A)に示すように、分析条件を設定する分析条件設定画面を閲覧装置6に表示する。
この分析条件設定画面には、建物名選択部111と、階数選択部112と、ユーザID選択部113と、が設けられている。建物名選択部111では、プルダウンメニューで建物名を管理者が選択する。階数選択部112では、プルダウンメニューで階数を管理者が選択する。ユーザID選択部113では、プルダウンメニューでユーザIDを管理者が選択する。また、分析条件設定画面には、ユーザID選択部113で複数のユーザを選択できるようにするためのチェックボックス114が設けられている。
また、分析条件設定画面には、分析期間の開始日時および終了日時を入力する日時入力部115が設けられている。
また、分析条件設定画面には、「軌跡表示」のボタン116と、「エリア設定」のボタン117と、「分析結果表示」のボタン118と、が設けられている。「軌跡表示」のボタン116を操作すると、図20(B)に示す軌跡表示画面に遷移する。「エリア設定」のボタン117を操作すると、図21(A)に示すエリア設定画面に遷移する。「分析結果表示」のボタン118を操作すると、図21(B)に示すエリア分析画面に遷移する。
図20(B)に示すように、軌跡表示画面では、作業室のレイアウトを表すマップ121上にユーザの軌跡122(動線)が表示される。このとき、サーバ5の分析処理部76では、分析対象に設定されたユーザIDの各時刻の位置情報を端末位置管理テーブルから抽出して、その各時刻の位置情報に基づいて、マップ121上に軌跡122を描画する。また、軌跡表示画面には再生操作部123が設けられており、この再生操作部123を操作することで、時間の経過に応じて軌跡122が徐々に延びる動画の再生、停止、および一時停止などの操作を行うことができる。
図21(A)に示すように、エリア設定画面には、作業室のレイアウトを表すマップ121が表示され、管理者が閲覧装置6の操作入力部(マウスやタッチパネル)を操作して、マップ121上に分析エリア131を設定する。図21(A)に示す例では、分析エリア131の端点を表すピン132(マーカ)が表示されており、操作入力部の操作で、このピン132を適宜な位置に配置することで、分析エリア131を設定することができる。
図21(B)に示すように、エリア分析画面には、分析条件表示部141が設けられている。この分析条件表示部141には、分析条件設定画面で設定した建物名、階数、ユーザID、および分析期間が表示される。また、エリア分析画面には、分析結果表示部142が設けられている。この分析結果表示部142には、分析結果として、全体および各分析エリアA〜Dの滞在頻度、すなわち、ユーザがどの分析エリアにどの程度滞在していたかを表すグラフが表示される。このとき、サーバ5の分析処理部76では、分析対象に設定されたユーザIDの各時刻の位置情報を端末位置管理テーブルから抽出して、その各時刻の位置情報に基づいて、各分析エリアにおけるユーザの滞在頻度(滞在時間)を取得して、滞在頻度のグラフを描画する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
例えば、前記の実施形態では、工場などの建物内の部屋に滞在する人物の位置情報を収集する例について説明したが、対象とする場所はこれに限定されるものではなく、例えばテーマパークなどの施設を対象として、施設内に滞在する人物の位置情報を収集するようにしてもよい。
また、前記の実施形態では、ユーザが行う入室登録および退室登録の操作で、端末IDおよびユーザIDを入力するようにしたが、端末1から端末リーダで端末IDを読み取るとともに、社員証などのICカードからカードリーダでユーザIDを読み取るようにしてもよい。
また、前記の実施形態では、端末1において、ビーコン発信機3のビーコン信号に基づいて位置情報を取得する測位が行われるようにしたが、このような屋外測位に限定されるものではなく、GPS(Global Positioning System)などの衛星測位システムを利用したものであってもよい。
本発明に係る管理装置、位置情報収集システム、および位置情報収集方法は、測位用の端末装置を複数のユーザで共用する場合に、ユーザが自分の個人識別子を端末装置に入力する操作を行うことなく、ユーザの位置情報を収集することができる効果を有し、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する管理装置、位置情報収集システム、および位置情報収集方法などとして有用である。
1 端末
2 ユーザ識別装置
3 ビーコン発信機
4 アクセスポイント
5 サーバ
41 通信部
42 制御部
43 記憶部
44 表示部
45 操作入力部
61 通信部
62 制御部
63 記憶部
2 ユーザ識別装置
3 ビーコン発信機
4 アクセスポイント
5 サーバ
41 通信部
42 制御部
43 記憶部
44 表示部
45 操作入力部
61 通信部
62 制御部
63 記憶部
本発明の管理装置は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する管理装置であって、前記端末装置、およびユーザを識別するユーザ識別装置と通信を行う通信部と、制御部と、を備え、前記通信部は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記制御部は、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する構成とする。
また、本発明の位置情報収集システムは、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集システムであって、前記端末装置と、ユーザ識別装置と、管理装置と、を備え、前記ユーザ識別装置は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を取得し、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、端末識別子、個人識別子および退室時刻を取得する制御部と、入室時に取得した端末識別子、個人識別子および入室時刻と、退室時に取得した端末識別子、個人識別子および退室時刻を前記管理装置に送信する通信部と、を備え、前記管理装置は、前記ユーザ識別装置から送信される入室時の端末識別子、個人識別子および入室時刻と、退室時の端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信する通信部と、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する制御部と、を備える構成とする。
また、本発明の位置情報収集方法は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集方法であって、ユーザ識別装置において、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を管理装置に送信し、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、端末識別子、個人識別子および退室時刻を前記管理装置に送信し、前記管理装置において、前記ユーザ識別装置から送信される入室時の端末識別子、個人識別子および入室時刻と、退室時の端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付ける構成とする。
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する管理装置であって、前記端末装置、およびユーザを識別するユーザ識別装置と通信を行う通信部と、制御部と、を備え、前記通信部は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記制御部は、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する構成とする。
また、第2の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する管理装置であって、前記端末装置、およびユーザを識別するユーザ識別装置と通信を行う通信部と、制御部と、を備え、前記通信部は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記制御部は、入室時刻を受信した際に、同一の前記端末装置を使用した前回のユーザの退室時刻が未受信である場合には、今回のユーザの入室時刻より前に前回のユーザが退室したものとみなして、前回のユーザの退室時刻を設定し、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する構成とする。
また、第3の発明は、前記制御部は、退室時刻を受信した際に、その退室時刻の端末識別子および個人識別子と、記憶済みの入室時刻の端末識別子および個人識別子と、が整合しない場合には、前記ユーザ識別装置に異常情報を送信する構成とする。
また、第4の発明は、ユーザの測位時刻ごとの位置情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に蓄積されたユーザの位置情報および測位時刻に基づいて、ユーザの軌跡や、所定エリアの滞在頻度を分析する分析処理部と、を備える構成とする。
また、第5の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集システムであって、前記端末装置と、ユーザ識別装置と、管理装置と、を備え、前記ユーザ識別装置は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を取得し、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、端末識別子、個人識別子および退室時刻を取得する制御部と、入室時に取得した端末識別子、個人識別子および入室時刻と、退室時に取得した端末識別子、個人識別子および退室時刻を前記管理装置に送信する通信部と、を備え、前記管理装置は、前記ユーザ識別装置から送信される入室時の端末識別子、個人識別子および入室時刻と、退室時の端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信する通信部と、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する制御部と、を備える構成とする。
また、第6の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集システムであって、前記端末装置と、ユーザ識別装置と、管理装置と、を備え、前記ユーザ識別装置は、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を取得する制御部と、入室時に取得した端末識別子、個人識別子および入室時刻を前記管理装置に送信する通信部と、を備え、前記管理装置は、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信する通信部と、入室時刻を受信した際に、同一の前記端末装置を使用した前回のユーザの退室時刻が未受信である場合には、今回のユーザの入室時刻より前に前回のユーザが退室したものとみなして、前回のユーザの退室時刻を設定し、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する制御部と、を備える構成とする。
これによると、同一の端末装置を前回使用したユーザの退室時刻が不明な場合でも、今回のユーザの入室を受け付けることができる。
また、第7の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集方法であって、ユーザ識別装置において、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を管理装置に送信し、ユーザが前記対象エリアから退室する際に、端末識別子、個人識別子および退室時刻を前記管理装置に送信し、前記管理装置において、前記ユーザ識別装置から送信される入室時の端末識別子、個人識別子および入室時刻と、退室時の端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付ける構成とする。
また、第8の発明は、測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集方法であって、ユーザ識別装置において、ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を管理装置に送信し、前記管理装置において、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、入室時刻を受信した際に、同一の前記端末装置を使用した前回のユーザの退室時刻が未受信である場合には、今回のユーザの入室時刻より前に前回のユーザが退室したものとみなして、前回のユーザの退室時刻を設定し、前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付ける構成とする。
これによると、同一の端末装置を前回使用したユーザの退室時刻が不明な場合でも、今回のユーザの入室を受け付けることができる。
Claims (9)
- 測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する管理装置であって、
前記端末装置、およびユーザを識別するユーザ識別装置と通信を行う通信部と、
制御部と、
を備え、
前記通信部は、
ユーザが前記対象エリアに入室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、
前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、
前記制御部は、
前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理することを特徴とする管理装置。 - 前記通信部は、
ユーザが前記対象エリアから退室する際に、前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、
前記制御部は、
前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。 - 前記制御部は、
入室時刻を受信した際に、同一の前記端末装置を使用した前回のユーザの退室時刻が未受信である場合には、今回のユーザの入室時刻より前に前回のユーザが退室したものとみなして、前回のユーザの退室時刻を設定することを特徴とする請求項2に記載の管理装置。 - 前記制御部は、
退室時刻を受信した際に、その退室時刻の端末識別子および個人識別子と、記憶済みの入室時刻の端末識別子および個人識別子と、が整合しない場合には、前記ユーザ識別装置に異常情報を送信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の管理装置。 - ユーザの測位時刻ごとの位置情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に蓄積されたユーザの位置情報および測位時刻に基づいて、ユーザの軌跡や、所定エリアの滞在頻度を分析する分析処理部と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の管理装置。 - 測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集システムであって、
前記端末装置と、ユーザ識別装置と、管理装置と、を備え、
前記ユーザ識別装置は、
ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を取得する制御部と、
入室時に取得した端末識別子、個人識別子および入室時刻を前記管理装置に送信する通信部と、
を備え、
前記管理装置は、
前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、
前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信する通信部と、
前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理する制御部と、
を備えることを特徴とする位置情報収集システム。 - 前記ユーザ識別装置の前記制御部は、
ユーザが前記対象エリアから退室する際に、端末識別子、個人識別子および退室時刻を取得し、
前記ユーザ識別装置の前記通信部は、
退室時に取得した端末識別子、個人識別子および退室時刻を前記管理装置に送信し、
前記管理装置の通信部は、
前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、
前記管理装置の前記制御部は、
前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けて管理することを特徴とする請求項6に記載の位置情報収集システム。 - 測位を行う端末装置をユーザに所持させて、対象エリアにおけるユーザの位置情報を収集する位置情報収集方法であって、
ユーザ識別装置において、
ユーザが前記対象エリアに入室する際に、端末識別子、個人識別子および入室時刻を管理装置に送信し、
前記管理装置において、
前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および入室時刻を受信し、
前記端末装置から送信される位置情報、測位時刻および端末識別子を受信し、
前記入室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けることを特徴とする位置情報収集方法。 - 前記ユーザ識別装置において、
ユーザが前記対象エリアから退室する際に、端末識別子、個人識別子および退室時刻を前記管理装置に送信し、
前記管理装置において、
前記ユーザ識別装置から送信される端末識別子、個人識別子および退室時刻を受信し、
前記入室時刻および前記退室時刻に基づいて、前記測位時刻において前記端末装置を所持するユーザを特定して、測位時刻ごとの前記位置情報にユーザを紐付けることを特徴とする請求項8に記載の位置情報収集方法。
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Citations (3)
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2017
- 2017-05-22 JP JP2017100695A patent/JP6418279B1/ja active Active
-
2018
- 2018-02-27 WO PCT/JP2018/007352 patent/WO2018216289A1/ja active Application Filing
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