JP2019079098A - 受付処理システム及び受付処理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】店舗のサービスを開始する前であっても、店舗で顧客の情報を取得することができる受付処理システムを提供する。【解決手段】所定の店舗Ｓに対応付けられ、かつ所定の時間ごとに内容が変更されるキーコードを発行し、発行したキーコードを、店舗Ｓにある店舗ディスプレイＤに表示させ、携帯端末４の電話番号及びキーコードを受信した場合に、受信したキーコードに基づいて、店舗Ｓを特定し、受信した電話番号に基づいて、店舗Ｓに訪れた顧客を特定し、特定した顧客に対し、特定した店舗Ｓのサービスを開始する前に行う受付処理を実行し、特定した店舗Ｓに対し、特定した顧客に関する情報を提供する。【選択図】図１

Description

本発明は、受付処理システム及び受付処理方法に関する。

従来、店舗に来店した顧客にサービスを提供する際に、順番待ち用の整理券を発行する等して、順番にサービスを提供することが行われている。下記特許文献１には、現金自動取引機の運用システムが開示されている。この運用システムでは、顧客が現金自動取引機を利用する際に、並んで順番を待つことがないように、到着順を示す番号札を来店した顧客に対して発券し、番号順に顧客を案内している。

特開平５−１５１２４３号公報

特許文献１に記載の運用システムでは、来店した顧客に対し、その顧客を特定することなく、番号札を順次発券している。したがって、顧客が現金自動取引機の使用を開始するまでは、店舗で顧客の情報を取得することができない。すなわち、店舗は、サービスを開始する前に、顧客の情報を取得することができない。

本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、店舗のサービスを開始する前であっても、店舗で顧客の情報を取得することができる受付処理システム及び受付処理方法を提供することを目的の一つとする。

本発明の一態様である受付処理システムは、所定の店舗に対応付けられ、かつ所定の時間ごとに内容が変更される識別コードを発行する発行部と、前記発行された前記識別コードを、前記店舗にあるディスプレイに表示させる表示制御部と、携帯端末を特定する情報及び前記識別コードを受信した場合に、当該受信した前記識別コードに基づいて、前記店舗を特定し、前記受信した前記携帯端末を特定する情報に基づいて、前記店舗に訪れた顧客を特定する特定部と、前記特定された前記顧客に対し、前記特定された前記店舗のサービスを開始する前に行う受付処理を実行する受付処理部と、前記特定された前記店舗に対し、前記特定された前記顧客に関する情報を提供する顧客情報提供部と、を備える。

上記態様において、前記受付処理は、順番待ち処理、申込書記入処理、応対処理、申請処理又は審査処理のいずれかであることとしてもよい。

上記態様において、前記携帯端末を特定する情報は、前記携帯端末の電話番号であることとしてもよい。

本発明の他の態様である受付処理方法は、プロセッサにより制御される方法であって、所定の店舗に対応付けられ、かつ所定の時間ごとに内容が変更される識別コードを発行する発行ステップと、前記発行された前記識別コードを、前記店舗にあるディスプレイに表示させる表示制御ステップと、携帯端末を特定する情報及び前記識別コードを受信した場合に、当該受信した前記識別コードに基づいて、前記店舗を特定し、前記受信した前記携帯端末を特定する情報に基づいて、前記店舗に訪れた顧客を特定する特定ステップと、前記特定された前記顧客に対し、前記特定された前記店舗のサービスを開始する前に行う受付処理を実行する受付処理ステップと、前記特定された前記店舗に対し、前記特定された前記顧客に関する情報を提供する顧客情報提供ステップと、を含む。

本発明によれば、店舗のサービスを開始する前であっても、店舗で顧客の情報を取得することが可能となる。

実施形態における受付処理システムの構成を例示する図である。 図１に示すサーバの構成を例示する図である。 図１に示す店舗ディスプレイに表示される画面の一例である。 図１に示す携帯端末に表示される画面の一例である。 図１に示す携帯端末に表示される画面の一例である。 図１に示す携帯端末に表示される画面の一例である。 図１に示す携帯端末に表示される画面の一例である。 図１に示す受付処理システムにおいて、店舗に来店した顧客を順番待ちに参加させ、その顧客の情報を店舗に提供する際の手順を例示するシーケンスチャートである。

以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。

図１は、本発明の一実施形態に係る受付処理システムの概略構成図である。受付処理は、店舗のサービスを開始する前に、顧客に対して行う受け付けに関連する処理である。例えば、受付処理には、順番待ち処理、申込書記入処理、応対処理、申請処理又は審査処理等が含まれる。

図１に示すように、本実施形態における受付処理システム１は、例えば、サーバ２と、会員データベース３と、各店舗Ｓａ、Ｓｂ、Ｓｃに配置される店舗ディスプレイＤａ、Ｄｂ、Ｄｃ及び店舗端末Ｔａ、Ｔｂ、Ｔｃと、一つ以上の携帯端末４とを含む。店舗Ｓａ、Ｓｂ、Ｓｃ、店舗ディスプレイＤａ、Ｄｂ、Ｄｃ及び店舗端末Ｔａ、Ｔｂ、Ｔｃは、以下において特に区別して説明する必要がない場合には、店舗Ｓ、店舗ディスプレイＤ及び店舗端末Ｔと記載する。

サーバ２は、会員データベース３、店舗ディスプレイＤ、店舗端末Ｔ及び携帯端末４とネットワークＮを介して通信できるように構成される。

ネットワークＮは、例えば、インターネット、ＬＡＮ、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース（登録商標）、ＷｉＦｉ（Wireless Fidelity）、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。

ネットワークＮには、一つ以上のＷｉＦｉのアクセスポイント（無線ＬＡＮの中継機器）Ｎａが含まれる。アクセスポイントＮａは、自アクセスポイントの通信可能範囲（以下、「ＷｉＦｉエリア」ともいう。）Ｒに在圏する店舗ディスプレイＤ、店舗端末Ｔ及び携帯端末４と、サーバ２との間の通信を中継する。

携帯端末４は、受け付け処理の実行を申請する顧客が使用する携帯可能な端末装置である。本実施形態では、携帯端末４として、スマートフォンを用いて説明するが、これに限定されず、電話番号を割り当て可能な可搬型端末全般を携帯端末４として用いることができる。

会員データベース３は、顧客に関する会員情報を記憶する。会員情報は、データ項目として、例えば、電話番号項目、氏名項目、住所項目及びメールアドレス項目等を含む。電話番号項目は、顧客を特定するための識別情報として、顧客が使用する携帯端末４に割り当てられた電話番号を格納する。

図２に示すように、サーバ２は、例えば、プロセッサ２０と、通信インタフェース２１と、記憶資源２２とを備える。

プロセッサ２０は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット及び各種レジスタから構成され、記憶資源２２に格納されているコンピュータプログラム２２０を実行することで、後述する各種機能を実現する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。

通信インタフェース２１は、ネットワークＮに接続し、ネットワークＮ上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース２１は、例えば、ＩＳＤＮモデム、ＡＤＳＬモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。

記憶資源２２は、例えば、物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。物理デバイスは、例えば、ディスクドライブ又は半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。記憶資源２２は、複数の物理デバイスを１つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、１つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。記憶資源２２には、コンピュータプログラム２２０が記憶される。

コンピュータプログラム２２０は、所定の処理を行うためのプログラムであり、サーバ２のメインプログラムの動作中に適宜呼び出されて実行される複数のソフトウェアモジュールを備える。このソフトウェアモジュールは、それぞれ特定の処理を実行するためにモジュール化されたサブプログラムであり、例えば、プロシージャ、サブルーチン、メソッド、関数及びデータ構造等を用いて作成される。

コンピュータプログラム２２０は、例示的に、受付処理モジュール２２１を有する。受付処理モジュール２２１を実行することで実現する機能については後述する。

記憶資源２２には、コンピュータプログラム２２０のほか、サーバ２の処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等が格納される。ドライバプログラムとして、例えば、通信インタフェース２１を制御するための通信インタフェースドライバプログラム等がある。

記憶資源２２に格納される各種データとして、例えば、キーコードデータベース２２２に登録されるキーコード情報、及び顧客情報データベース２２３に登録される顧客情報がある。

キーコード情報は、データ項目として、例えば、ＷｉＦｉエリアＩＤ項目、店舗ＩＤ項目、店舗ディスプレイＩＤ項目、キーコード項目及びキーコード表示日時項目等を含む。

ＷｉＦｉエリアＩＤ項目は、ＷｉＦｉエリアを特定するための識別情報を格納する。店舗ＩＤ項目は、店舗を特定するための識別情報を格納する。店舗ディスプレイＩＤ項目は、店舗ディスプレイを特定するための識別情報を格納する。キーコード項目及び表示日時項目は、キーコードが発行されるたびに追加されるデータ項目である。キーコード項目は、発行されたキーコードを格納し、キーコード表示日時項目は、発行されたキーコードが店舗ディスプレイに表示された日時を格納する。

顧客情報は、店舗単位に管理される顧客の情報であり、データ項目として、例えば、店舗ＩＤ項目、電話番号項目、氏名項目、住所項目及びメールアドレス項目等を含む。電話番号項目、氏名項目、住所項目及びメールアドレス項目は、会員データベース３に格納されている会員情報と同様であり、受付処理を実行することで店舗用の顧客情報として登録される。

なお、前述したキーコード情報及び顧客情報を格納するデータベースの構成、並びにキーコード情報及び顧客情報に含まれるデータ項目の組み合わせは例示に過ぎず、データベースの構成やデータ項目の組み合わせについては、運用するシステムに合わせて適宜変更することができる。

図２に示すサーバ２の受付処理モジュール２２１を実行することで実現する機能について、以下に説明する。本実施形態では、例示的に、受付処理として、順番待ち処理を実行する場合について説明する。

受付処理モジュール２２１は、一つのアクセスポイントＮａが形成するＷｉＦｉエリアＲ内の店舗Ｓ単位に、キーコード（識別コード）を発行する。受付処理モジュール２２１は、キーコードの内容を、所定の時間ごとに変更して発行する。所定の時間は、例えば顧客の自宅等のように、店舗以外の場所からキーコードが入力され、誤って受付処理が実行されることのない範囲で適宜設定することが好ましい。

なお、キーコードは、店舗Ｓ単位に発行する必要はなく、アクセスポイントＮａ単位に発行することとしてもよい。この場合、キーコードに対して店舗Ｓが一意に定まるようにキーコードを発行することとすればよい。例えば、ＷｉＦｉエリアＲ内のそれぞれの店舗Ｓに対し、同じ時間帯に、同じキーコードが発行されないようにキーコードを発行する。これにより、キーコード及び時間に基づいて店舗Ｓを特定することが可能となる。

受付処理モジュール２２１は、発行したキーコードを、店舗Ｓに配置された店舗ディスプレイＤに表示させる。例えば、図１のＡ店舗Ｓａにある店舗ディスプレイＤａに、図３に例示するようなキーコード提示画面を表示させ、来店した顧客にキーコードを提示することとしてもよい。同図は、Ａ店舗Ｓａでは、現在、順番待ちの受け付けを申請するためのキーワードとして、“３２５”が提示されていることを示す。

受付処理モジュール２２１は、発行したキーコードに関するキーコード情報を、キーコードデータベース２２２に登録する。キーコード情報には、前述したように、例えば、ＷｉＦｉエリアＩＤ、店舗ＩＤ、店舗ディスプレイＩＤ、キーコード及びキーコード表示日時等が含まれる。

受付処理モジュール２２１は、キーコード及び携帯端末４の電話番号を、その携帯端末４が在圏するアクセスポイントＮａを介して受信する。

ここで、図４及び図５を参照し、携帯端末４を所持する顧客が、店舗Ｓに来店し、キーコード及び電話番号を携帯端末４に入力してサーバ２に送信する際の手順の一例について説明する。

最初に、顧客がＡ店舗Ｓａに来店し、携帯端末４を操作してアクセスポイントＮａによるＷｉＦｉスポットに接続する。続いて、顧客がブラウザを起動すると、携帯端末４のディスプレイに、図４に例示する順番待ち受付申請画面が表示される。

続いて、顧客が、Ａ店舗Ｓａにある店舗ディスプレイＤａを確認し、その時点で店舗ディスプレイＤａに表示されている“３２５”を、キーコード入力欄４１に入力する（図５参照）。続いて、顧客が、携帯端末４の電話番号を、電話番号入力欄４２に入力し、“ｓｕｂｍｉｔ”ボタン４３をタップする（図５参照）。これにより、携帯端末４が、キーコード及び電話番号をサーバ２に送信することになる。

図２の説明に戻る。受付処理モジュール２２１は、携帯端末４から受信したキーコードに基づいて、キーコードデータベース２２２のキーコード情報を参照し、顧客が来店した店舗を特定する。このとき、受付処理モジュール２２１は、キーコードの送信を中継したアクセスポイントＮａに対応する設定情報に基づいて、ＷｉＦｉエリアを特定し、その特定したＷｉＦｉエリアの店舗に対して発行したキーコードと、携帯端末４から受信したキーコードとを比較して、店舗を特定する。

受付処理モジュール２２１は、店舗を特定する際に、携帯端末４からキーコードを受信した日時と、キーコード情報のキーコード表示日時とを比較して、キーコードがその店舗内で入力されたと判定できる場合に、店舗を特定することとしてもよい。これにより、店舗以外の場所からキーコードが入力され、誤って受付処理が実行される事態を減らすことが可能となる。

受付処理モジュール２２１は、店舗が特定できない場合には、エラーメッセージを携帯端末４に送信する。

受付処理モジュール２２１は、携帯端末４から受信した電話番号に基づいて、会員データベース３の会員情報を参照し、店舗に来店した顧客を特定する。

受付処理モジュール２２１は、特定した顧客に対し、特定した店舗の順番待ち受付処理を実行する。

ここで、図６及び図７を参照し、店舗に来店した顧客に対し、順番待ち受付処理を実行する際の手順の一例について説明する。

最初に、サーバ２において、来店した顧客が特定され、その顧客がＡ店舗Ｓａに来店したことが特定されると、携帯端末４のディスプレイに、図６に例示する順番待ち開始ガイド画面が表示される。この順番待ち開始ガイド画面には、例えば、順番待ちを開始するためのＵＲＬ（Uniform Resource Locator）４４と、Ａ店舗Ｓａにおける現在の待ち人数及び待ち時間とが表示される。

続いて、顧客が、携帯端末４のディスプレイに表示されたＵＲＬ４４を選択して接続を指示すると、順番待ち開始要求メッセージがサーバ２に送信され、携帯端末４のディスプレイに、図７に例示する順番待ち確認画面が表示される。この順番待ち確認画面には、例えば、顧客にサービスが提供されるまでの順番が６番目であり、その待ち時間が約３０分であることが表示される。

図２の説明に戻る。受付処理モジュール２２１は、特定した顧客に対応する会員情報を用い、特定した店舗の顧客情報を更新する。これにより、受付処理モジュール２２１は、特定した店舗に対し、特定した顧客の顧客情報を提供することができる。それゆえ、店舗は、本来のサービスを開始する前に、来店した顧客の情報を取得することが可能となる。

次に、図８を参照して、店舗Ｓに来店した顧客を順番待ちに参加させ、その顧客の情報を店舗に提供する際の一連の手順について説明する。

最初に、サーバ２の受付処理モジュール２２１は、定期的に、各店舗Ｓのキーコードを発行し、発行したキーコードを、対応する店舗Ｓの店舗ディスプレイＤに表示させる（ステップＳ１０１）。このステップＳ１０１の処理は、この後も継続して実行される。

続いて、店舗Ｓに来店した顧客の操作指示に従って、携帯端末４は、店舗Ｓに設けられたＷｉＦｉスポットに接続する（ステップＳ１０２）。

続いて、携帯端末４は、顧客の操作指示に従ってブラウザを起動し、図４に示す順番待ち受付申請画面を表示する（ステップＳ１０３）。顧客は、店舗ディスプレイＤに表示されているキーコードと、携帯端末４の電話番号とを、順番待ち受付申請画面に入力する。

続いて、携帯端末４は、順番待ち受付申請画面の“ｓｕｂｍｉｔ”ボタン４３に対するタップ操作を検知する（ステップＳ１０４）と、順番待ち受付申請画面に入力されたキーコード及び電話番号をサーバ２に送信する（ステップＳ１０５）。

続いて、サーバ２の受付処理モジュール２２１は、携帯端末４から受信したキーコードに基づいて、キーコードデータベース２２２のキーコード情報を参照し、顧客が来店した店舗Ｓを特定する（ステップＳ１０６）。

続いて、サーバ２の受付処理モジュール２２１は、携帯端末４から受信した電話番号に基づいて、会員データベース３の会員情報を参照し、店舗Ｓに来店した顧客を特定する（ステップＳ１０７）。

続いて、サーバ２の受付処理モジュール２２１は、上記ステップＳ１０７で特定した顧客に対し、上記ステップＳ１０６で特定した店舗Ｓの順番待ちを開始するためのＵＲＬ情報を携帯端末４に送信する（ステップＳ１０８）。

続いて、携帯端末４は、図６に示す順番待ち開始ガイド画面を表示する（ステップＳ１０９）。

続いて、携帯端末４は、ＵＲＬ４４への接続指示を検知する（ステップＳ１１０）と、順番待ち開始要求メッセージをサーバ２に送信する（ステップＳ１１１）。

続いて、サーバ２の受付処理モジュール２２１は、携帯端末４の顧客を、店舗Ｓの順番待ちに組み込み、順番待ちに参加させる（ステップＳ１１２）。

続いて、サーバ２の受付処理モジュール２２１は、順番待ちに関する情報を携帯端末４に送信する（ステップＳ１１３）一方、上記ステップＳ１０６で特定した店舗Ｓに対し、上記ステップＳ１０７で特定した顧客の顧客情報を提供する（ステップＳ１１４）。

続いて、携帯端末４は、図７に示す順番待ち確認画面を表示する（ステップＳ１１５）。

前述したように、実施形態における受付処理システム１によれば、所定の店舗Ｓに対応付けられ、かつ所定の時間ごとに内容が変更されるキーコードを発行し、その発行したキーコードを、店舗Ｓにある店舗ディスプレイＤに表示させ、携帯端末４の電話番号及びキーコードを受信した場合に、その受信したキーコードに基づいて店舗Ｓを特定し、受信した電話番号に基づいて店舗Ｓに来店した顧客を特定することができる。さらに、その特定した顧客に対して、順番待ちの受付処理を実行することができる一方、特定した店舗Ｓに対して、来店した顧客の顧客情報を提供することができる。

すなわち、実施形態における受付処理システム１によれば、店舗に来店した顧客が、その店舗に表示されているキーコードと自身の携帯端末の電話番号とを携帯端末から入力して送信することで、訪問した店舗の順番待ちに参加することができる一方、店舗では、顧客が順番待ちに参加した段階で、その顧客の情報を取得することができる。

それゆえ、実施形態における受付処理システム１によれば、店舗のサービスを開始する前であっても、店舗で顧客の情報を取得することが可能となる。

[変形例]
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、前述した各処理（ステップ）は処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、又は並列に実行することができる。

また、前述した実施形態では、受付処理として、順番待ち処理を実行する場合について説明したが、受付処理として、申込書記入処理、応対処理、申請処理又は審査処理を実行する場合についても、本発明を適用することができる。申込書記入処理、応対処理、申請処理又は審査処理に本発明を適用した場合には、前述した順番待ち処理で得られる、店舗のサービスを開始する前に、店舗で顧客の情報を取得することができる、という効果に加え、以下の効果をさらに奏する。

それぞれの処理において、申込書類、応対書類、申請書類又は審査書類等の各種受付書類を顧客に提示する際に、各書類に設けられた顧客に関する情報を記入する欄に、会員情報に基づく顧客情報の該当するデータを出力した状態で提示することが可能となる。この場合、顧客がサービスを受けるために受付書類に記入する労力を低減することが可能となる。なお、出力するデータは、顧客が会員情報を登録する際に、各種受付書類への出力を承諾したデータに限定することとしてもよい。

１…受付処理システム、２…サーバ、３…会員データベース、４…携帯端末、２０…プロセッサ、２１…通信インタフェース、２２…記憶資源、２２０…コンピュータプログラム、２２１…受付処理モジュール、２２２…キーコードデータベース、２２３…顧客情報データベース、Ｎ…ネットワーク、Ｎａ…アクセスポイント、Ｒ…ＷｉＦｉエリア、Ｓ…店舗、Ｄ…店舗ディスプレイ、Ｔ…店舗端末。

Claims (4)

1. 所定の店舗に対応付けられ、かつ所定の時間ごとに内容が変更される識別コードを発行する発行部と、
   前記発行された前記識別コードを、前記店舗にあるディスプレイに表示させる表示制御部と、
   携帯端末を特定する情報及び前記識別コードを受信した場合に、当該受信した前記識別コードに基づいて、前記店舗を特定し、前記受信した前記携帯端末を特定する情報に基づいて、前記店舗に訪れた顧客を特定する特定部と、
   前記特定された前記顧客に対し、前記特定された前記店舗のサービスを開始する前に行う受付処理を実行する受付処理部と、
   前記特定された前記店舗に対し、前記特定された前記顧客に関する情報を提供する顧客情報提供部と、
   を備える受付処理システム。
2. 前記受付処理は、順番待ち処理、申込書記入処理、応対処理、申請処理又は審査処理のいずれかである、請求項１記載の受付処理システム。
3. 前記携帯端末を特定する情報は、前記携帯端末の電話番号である、請求項１又は２記載の受付処理システム。
4. プロセッサにより制御される方法であって、
   所定の店舗に対応付けられ、かつ所定の時間ごとに内容が変更される識別コードを発行する発行ステップと、
   前記発行された前記識別コードを、前記店舗にあるディスプレイに表示させる表示制御ステップと、
   携帯端末を特定する情報及び前記識別コードを受信した場合に、当該受信した前記識別コードに基づいて、前記店舗を特定し、前記受信した前記携帯端末を特定する情報に基づいて、前記店舗に訪れた顧客を特定する特定ステップと、
   前記特定された前記顧客に対し、前記特定された前記店舗のサービスを開始する前に行う受付処理を実行する受付処理ステップと、
   前記特定された前記店舗に対し、前記特定された前記顧客に関する情報を提供する顧客情報提供ステップと、
   を含む受付処理方法。