JP2018193156A - パーツフィーダ - Google Patents
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Abstract
【課題】パーツ詰まりの発生を防止可能なパーツフィーダを提供する。【解決手段】有頭パーツPが上流域にてランダムな姿勢として投入され、有頭パーツPの頭部7が引掛かる内・外レールを有するリニアフィードレールにて下流側へ送り、最下流域にて、有頭パーツPの軸部5を垂下状とした垂下姿勢に整列させるパーツフィーダであって、リニアフィードレールの途中域において、上流側から非正常姿勢で送られてくる有頭パーツPを排除する排除ゾーンが設ける。排除ゾーンでは、リニアフィードレールの内レールを省略し、外レールRoにて有頭パーツPの頭部7が引掛かりを保つように構成され、有頭パーツPの軸部5の先端が内方向に振った傾斜状姿勢とするための傾斜誘導面10を有し、上流側から正常姿勢で送られてくる有頭パーツPを下流側へ送ると共に、上流側から非正常姿勢で送られてくる有頭パーツPを、内方向へ落下させるように構成した。【選択図】図6
Description
本発明は、パーツフィーダに関する。
従来から多種多様なパーツフィーダが種々のパーツ(小物部品)の整列のために使用されてきた。特に、頭付きのボルトや頭付きピン等の有頭パーツに振動を付与しつつ、送りを与えて、平行な2本のレールの間に、軸部を垂下状として、頭部を上記2本のレールの上端面に引掛け状態として、整列させるパーツフィーダに関しても、多くの機構・構造のものが公知である(例えば、特許文献1,2参照)。
解決しようとする課題は、有頭パーツを、ランダムな姿勢で投入してから、送りを与えつつ、最下流域において垂下姿勢に整列させる各種工程中に、パーツ詰まりを起こして、パーツ送りが不意に停止するトラブルが発生することである。
例えば、自動車のエンジン組立ラインに於いて、ボルト等の有頭パーツを整列させて供給するためのパーツフィーダが急に停止すると、組立ライン全体を一旦停止させねばならない。
例えば、自動車のエンジン組立ラインに於いて、ボルト等の有頭パーツを整列させて供給するためのパーツフィーダが急に停止すると、組立ライン全体を一旦停止させねばならない。
そこで、本発明は、パーツ詰まりの発生を防止可能なパーツフィーダの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のパーツフィーダは、有頭パーツが上流域にてランダムな姿勢として投入され、上記有頭パーツの頭部が引掛かる内・外レールを有するリニアフィードレールにて下流側へ送り、最下流域にて、上記有頭パーツの軸部を垂下状とした垂下姿勢に整列させるパーツフィーダに於いて、上記リニアフィードレールの途中域において、上流側から非正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツを排除する排除ゾーンが設けられ、上記排除ゾーンは、上記リニアフィードレールの上記内レールを省略すると共に、上記外レールにて上記有頭パーツの頭部が引掛かりを保つように構成され、さらに、上記外レールに上記頭部が引掛けられた上記有頭パーツを、該有頭パーツの軸部の先端が内方向に振った傾斜状姿勢とするための傾斜誘導面を有し、上記排除ゾーンにおいて、上流側から正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツを、上記外レールに上記頭部を引掛けて上記傾斜誘導面によって傾斜状姿勢として下流側へ送ると共に、上流側から非正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツを、内方向へ落下させるように構成したものである。
また、上記排除ゾーンよりも下流側に、該排除ゾーンを通過した上記傾斜状姿勢である上記有頭パーツがその自重によって垂下姿勢に切換えられる姿勢変更ゾーンを、設けたものである。
また、上記排除ゾーンには、上流側から正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツの上記軸部の先端面が摺接するストレート状ガイドレールを設けているものである。
また、上記排除ゾーンよりも下流側に、該排除ゾーンを通過した上記傾斜状姿勢である上記有頭パーツがその自重によって垂下姿勢に切換えられる姿勢変更ゾーンを、設けたものである。
また、上記排除ゾーンには、上流側から正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツの上記軸部の先端面が摺接するストレート状ガイドレールを設けているものである。
また、上記排除ゾーンの内方横位置に、非正常姿勢として排除されて落下してくる上記有頭パーツを受けるリターンフィーダを設け、さらに、上記上流域に配設されて上記リターンフィーダにて送られてくる上記有頭パーツを受け、間欠的に上昇して上記有頭パーツをランダムな姿勢で上記リニアフィードレールに投入するリフト装置が設けられ、上記排除ゾーンによって一旦排除された上記有頭パーツを、再び、上記リニアフィードレールに送り返して、上記排除ゾーンを通過するまで繰り返すように構成したものである。
また、上記リフト装置は、上下リニアガイド機構によって昇降案内されるリフト本体と、該リフト本体から水平状に突設された上昇力受けアームと、電気モータと、該電気モータの出力軸に固着された回転腕と、該回転腕の先端に付設されると共に上記上昇力受けアームの下面に接触する回転子とを、備えているものである。
また、上記リフト装置は、上下リニアガイド機構によって昇降案内されるリフト本体と、該リフト本体から水平状に突設された上昇力受けアームと、電気モータと、該電気モータの出力軸に固着された回転腕と、該回転腕の先端に付設されると共に上記上昇力受けアームの下面に接触する回転子とを、備えているものである。
本発明のパーツフィーダによれば、排除ゾーンにおいて、一度に多数本の有頭パーツがランダム姿勢(非正常姿勢)で堆積して送られてきた場合でも、内レールが省略された内方向に、多数本の有頭パーツをドサッと排除可能なため、パーツの詰りが発生しない。
しかも、正常姿勢を保ちつつ上流側から排除ゾーンに到着した有頭パーツは、その後、傾斜状態を保って一本の外レールの上面に沿って、確実に下流側へ渡り、正しい選別を巧妙に、かつ、その後の整列を能率よく行うことができる。
しかも、正常姿勢を保ちつつ上流側から排除ゾーンに到着した有頭パーツは、その後、傾斜状態を保って一本の外レールの上面に沿って、確実に下流側へ渡り、正しい選別を巧妙に、かつ、その後の整列を能率よく行うことができる。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明のパーツフィーダは、図5に示すような、フランジボルトや、その他の各種ボルト、あるいは、頭付きピン等の有頭パーツP(有頭棒状部材ということもある)が、ランダムな姿勢として、上流域1に設けた投入ゾーンZ1(図1〜図4参照)に投入される。そして、投入された有頭パーツPを、図10及び図11に示すように、最下流域2に設けた整列ゾーンZ5にて有頭パーツPの軸部5を垂下状とした垂下姿勢に整列させて、取出可能とするパーツフィーダ(装置)である。軸部5を垂下状とした垂下姿勢で整列しているので、その後、組み立てロボット等への有頭パーツPの供給を円滑に行うことができる。
本発明のパーツフィーダは、図5に示すような、フランジボルトや、その他の各種ボルト、あるいは、頭付きピン等の有頭パーツP(有頭棒状部材ということもある)が、ランダムな姿勢として、上流域1に設けた投入ゾーンZ1(図1〜図4参照)に投入される。そして、投入された有頭パーツPを、図10及び図11に示すように、最下流域2に設けた整列ゾーンZ5にて有頭パーツPの軸部5を垂下状とした垂下姿勢に整列させて、取出可能とするパーツフィーダ(装置)である。軸部5を垂下状とした垂下姿勢で整列しているので、その後、組み立てロボット等への有頭パーツPの供給を円滑に行うことができる。
図5に示すように、投入された有頭パーツPは,内レールRiと外レールRoを平行状に有する(振動が付与されている)リニアフィードレールRfにて下流側へ送られ(図1,図2に於ける矢印L1,L2,L3,L4,L5,L6参照)、最下流域2にて上述のように整列する。図2に於いて、3は、直進振動を発する直進加振機であり、リニアフィードレールRfの上流から下流の範囲の適宜位置に、複数個配設される。
そして、本発明に係るパーツフィーダでは、リニアフィードレールRfの途中域において、図6に示すように、上流側から非正常姿勢で送られてくる有頭パーツP(Py)を、内方向(矢印C参照)へ排除する排除ゾーンZ3を設けている。
この排除ゾーンZ3では、リニアフィードレールRfの内レールRi・外レールRoの内で、内レールRiを省略する。即ち、外レールRoのみが残留している。そして、上流側(投入ゾーンZ1)から正常姿勢で送られてくる有頭パーツPの頭部7が引掛かりを持つように外レールRoを設けている。さらに、有頭パーツPの軸部6の先端が内方向(矢印C参照)に振った傾斜状姿勢とするための傾斜誘導面10を設けている。排除ゾーンZ3における外レールRoの上面(係止面)は内方上傾状に形成している。
傾斜誘導面10は、内方下傾状であって、基準鉛直面Sに対して(関して)、外方側へ所定の傾斜角度θをもって傾斜している。
傾斜角度θは、30度以上60度以下に設定している。30度未満であると、有頭パーツPが鉛直姿勢に近づいて、上流側から正常状態で送られてきた有頭パーツPが、排除ゾーンZ3において外レールRoから脱落する虞が高くなって、下流側への送り数量が減少してしまう。また、60度を超えると水平に近づいて、倒れ過ぎ、外レールRoに係止している(上流側から正常状態で送られてきた)有頭パーツPxの上に、非正常姿勢の有頭パーツPyが堆積して、排除されなくなる虞や、後述の姿勢変換ゾーンZ4にて垂下姿勢への姿勢変更が困難になる。なお、傾斜角度θは、傾斜状姿勢の有頭パーツPの軸心傾倒角度ともいえる。
傾斜角度θは、30度以上60度以下に設定している。30度未満であると、有頭パーツPが鉛直姿勢に近づいて、上流側から正常状態で送られてきた有頭パーツPが、排除ゾーンZ3において外レールRoから脱落する虞が高くなって、下流側への送り数量が減少してしまう。また、60度を超えると水平に近づいて、倒れ過ぎ、外レールRoに係止している(上流側から正常状態で送られてきた)有頭パーツPxの上に、非正常姿勢の有頭パーツPyが堆積して、排除されなくなる虞や、後述の姿勢変換ゾーンZ4にて垂下姿勢への姿勢変更が困難になる。なお、傾斜角度θは、傾斜状姿勢の有頭パーツPの軸心傾倒角度ともいえる。
ここで、排除ゾーンZ3には、正常姿勢の有頭パーツP(Px)と、非正常姿勢の有頭パーツP(Py)と、が上流側から送られてくる。
正常姿勢の有頭パーツP(Px)とは、(図5に示すように、)頭部7が内・外レールRi,Roにて引掛状に保持され、軸部5が内・外レールRi,Roの間を挿通した吊り下げ状態となった有頭パーツPを言う。なお、図示の実施形態では、投入ゾーンZ1に傾斜誘導面10を設けて、軸部5の先端が内方向へ振った吊り下げ傾斜状姿勢となった有頭パーツPである。
正常姿勢の有頭パーツP(Px)とは、(図5に示すように、)頭部7が内・外レールRi,Roにて引掛状に保持され、軸部5が内・外レールRi,Roの間を挿通した吊り下げ状態となった有頭パーツPを言う。なお、図示の実施形態では、投入ゾーンZ1に傾斜誘導面10を設けて、軸部5の先端が内方向へ振った吊り下げ傾斜状姿勢となった有頭パーツPである。
このように、排除ゾーンZ3に送る前に、投入ゾーンZ1においてリニアフィードレールRfにて有頭パーツPを吊り下げ傾斜状姿勢とし、その吊り下げ傾斜状姿勢を正常姿勢として、排除ゾーンZ3へ送るように構成している。
このように構成することで、排除ゾーンZ3の開始近傍(内レールRiの省略開始端近傍)で、有頭パーツPを傾斜状姿勢にする必要がなく、構成の簡素化や姿勢変更によるパーツ詰まりを防止している。
つまり、投入ゾーンZ1の外レールRoの上面と、排除ゾーンZ3の外レールRoの上面と、を同一面状(上)とし、段差を無くして、投入ゾーンZ1から排除ゾーンZ3の下流端まで、スムーズに、正常姿勢の有頭パーツPxを送ることができる。
このように構成することで、排除ゾーンZ3の開始近傍(内レールRiの省略開始端近傍)で、有頭パーツPを傾斜状姿勢にする必要がなく、構成の簡素化や姿勢変更によるパーツ詰まりを防止している。
つまり、投入ゾーンZ1の外レールRoの上面と、排除ゾーンZ3の外レールRoの上面と、を同一面状(上)とし、段差を無くして、投入ゾーンZ1から排除ゾーンZ3の下流端まで、スムーズに、正常姿勢の有頭パーツPxを送ることができる。
なお、図示省略するが、投入ゾーンZ1において、リニアフィードレールRfによって吊り下げ垂下状姿勢(頭部7の下面が内・外レールRi,Roの上面にて引掛状に保持され、軸部5が内・外レールRi,Roの間を挿通し、軸部5が鉛直状となった姿勢)とし、その後、排除ゾーンZ3へ送るまでに、吊り下げ傾斜状姿勢に姿勢変更させて、排除ゾーンZ3に、吊り下げ傾斜状姿勢の有頭パーツPを、正常姿勢の有頭パーツPxとして送るように構成するも良い。
或いは、投入ゾーンZ1において、リニアフィードレールRfによって吊り下げ垂下状姿勢となった有頭パーツPを、正常姿勢の有頭パーツPxとして、そのまま、排除ゾーンZ3へ送るように構成し、排除ゾーンZ3に到着した際に、排除ゾーンZ3の外レールRoに係止されると共に排除ゾーンZ3の傾斜誘導面10にガイドされて、吊り下げ傾斜状姿勢となるように構成するも良い。
或いは、投入ゾーンZ1において、リニアフィードレールRfによって吊り下げ垂下状姿勢となった有頭パーツPを、正常姿勢の有頭パーツPxとして、そのまま、排除ゾーンZ3へ送るように構成し、排除ゾーンZ3に到着した際に、排除ゾーンZ3の外レールRoに係止されると共に排除ゾーンZ3の傾斜誘導面10にガイドされて、吊り下げ傾斜状姿勢となるように構成するも良い。
次に、非正常姿勢の有頭パーツP(Py)とは、リニアフィードレールRf(内・外レールRi,Ro)の上や、正常姿勢の有頭パーツPxの上に、ランダムな姿勢で堆積した有頭パーツPyである。
この非正常姿勢の有頭パーツPyは、内・外レールRi,Roや正常姿勢の有頭パーツPxの上に堆積したまま、振動により送りが付与されて前進すると、パーツ詰まりやセンサの誤作動を発生させ、パーツフィーダ自身の停止や、有頭パーツPの供給先装置や製造ライン全体の停止の原因となる。
この非正常姿勢の有頭パーツPyは、内・外レールRi,Roや正常姿勢の有頭パーツPxの上に堆積したまま、振動により送りが付与されて前進すると、パーツ詰まりやセンサの誤作動を発生させ、パーツフィーダ自身の停止や、有頭パーツPの供給先装置や製造ライン全体の停止の原因となる。
そこで、図6に示すように、排除ゾーンZ3では、上流側から非正常姿勢で送られてくる有頭パーツP(Py)を、内レールRiの省略によって、内方向へ落下させるように構成している。
また、上流側(投入ゾーンZ1)から正常姿勢で送られてくる有頭パーツPxを、外レールRoに頭部7を引掛けて傾斜誘導面10によって傾斜状姿勢として下流側へ送る(吊り下げ傾斜状姿勢で送られてきた有頭パーツPを、その姿勢を保持したまま、外レールRoによって下流側へ送る)。
また、上流側(投入ゾーンZ1)から正常姿勢で送られてくる有頭パーツPxを、外レールRoに頭部7を引掛けて傾斜誘導面10によって傾斜状姿勢として下流側へ送る(吊り下げ傾斜状姿勢で送られてきた有頭パーツPを、その姿勢を保持したまま、外レールRoによって下流側へ送る)。
さらに、排除ゾーンZ3には、非正常姿勢の有頭パーツPyを、内方向へ誘導するように落として下流側への進行を阻止するためのストッパ部材6を設けている。
ストッパ部材6は、上流側から下流側へ向かって内方向へ突出するように傾斜状に形成した排除誘導面6aを有している。
ストッパ部材6は、図1〜図4と図6に於いて、ブロック材にて構成しているが、図12(A)に示すように平面視V字状の板材や、図12(B)に示すように、平面視L字状の板材で構成するも良い。
また、ストッパ部材6は、外レールRoの上方位置に配設され、送られてきた正常姿勢の有頭パーツPxが外レールRoに引掛かりが保持されたまま、(ストッパ部材6の)下方を通過可能に設けている。
ストッパ部材6は、上流側から下流側へ向かって内方向へ突出するように傾斜状に形成した排除誘導面6aを有している。
ストッパ部材6は、図1〜図4と図6に於いて、ブロック材にて構成しているが、図12(A)に示すように平面視V字状の板材や、図12(B)に示すように、平面視L字状の板材で構成するも良い。
また、ストッパ部材6は、外レールRoの上方位置に配設され、送られてきた正常姿勢の有頭パーツPxが外レールRoに引掛かりが保持されたまま、(ストッパ部材6の)下方を通過可能に設けている。
さらに、排除ゾーンZ3には、上流側から正常姿勢で送られてくる有頭パーツPxの軸部5の先端面5bが、上面に摺接するストレート状ガイドレール11を設けている。
外レールRoにて(片)吊り下げされている有頭パーツPxの姿勢を安定させて、スムーズに下流側へ送ることができる。
外レールRoにて(片)吊り下げされている有頭パーツPxの姿勢を安定させて、スムーズに下流側へ送ることができる。
また、ガイドレール11の上面は、外レールRoの上面と平行状に設けられ、外レールRoの上面から所定寸法(搬送すべき有頭パーツPの軸部5の規定長さ寸法と同等)をもって、下方位置に配設されている。つまり、搬送すべき適正品の有頭パーツPの軸部5の規定長さ寸法よりも長い不具合品の有頭パーツPが混入していた場合に、不具合品の有頭パーツPの軸部5の先端部がガイドレール11によって内方向へ大きく傾くようになり、振動によってバランスを崩しやすくなって、落下(排除)するようにガイドレール11を設けている。
また、適正品の有頭パーツPの軸部5よりも短い不具合品の有頭パーツPが混入していた場合は、傾斜誘導面10に支持される軸部5の長さ(接地部)が小さくなるので、バランスを崩しやすくなって、落下する(排除される)。
また、適正品の有頭パーツPの軸部5よりも短い不具合品の有頭パーツPが混入していた場合は、傾斜誘導面10に支持される軸部5の長さ(接地部)が小さくなるので、バランスを崩しやすくなって、落下する(排除される)。
このように排除ゾーンZ3では、上流側から送られてくる非正常姿勢の有頭パーツP(Py)と、軸部5が規定長さ寸法と異なる不具合品の有頭パーツPとを、排除し、図7に示すように、排除ゾーンZ3の下流域では、上流側から送られてきた正常姿勢、かつ、適正品(軸部5が規定長さ寸法)の有頭パーツPxのみが、吊り下げ傾斜状姿勢のまま、付与される送り振動によって、(1本の)外レールRoによって下流側へ送られる。
そして、排除ゾーンZ3の下流側には、図8と図9に示すように、傾斜状姿勢である有頭パーツPがその自重によって垂下姿勢に切換えられる姿勢変更ゾーンZ4を、設けている。ここで、図9に示すように、排除ゾーンZ3における外レールRoを、排除用外レール部R31と呼ぶ。
姿勢変更ゾーンZ4は、排除用外レール部R31の上面と同一面状(上)に上面が連続形成された姿勢変更用上流側外レール部R41と、その姿勢変更用上流側外レール部R41から所定間隙寸法(外レール分離部E)をもって下流側に分離状に設けられた姿勢変更用下流側外レール部R42と、を有している。
姿勢変更用下流側外レール部R42(以下、下流外レール部R42と呼ぶ場合もある)の上面は、水平面状であって、姿勢変更用上流側外レール部R41(以下、上流外レール部R41と呼ぶ場合もある)の上面よりも、低位置に配設している。
姿勢変更ゾーンZ4は、排除用外レール部R31の上面と同一面状(上)に上面が連続形成された姿勢変更用上流側外レール部R41と、その姿勢変更用上流側外レール部R41から所定間隙寸法(外レール分離部E)をもって下流側に分離状に設けられた姿勢変更用下流側外レール部R42と、を有している。
姿勢変更用下流側外レール部R42(以下、下流外レール部R42と呼ぶ場合もある)の上面は、水平面状であって、姿勢変更用上流側外レール部R41(以下、上流外レール部R41と呼ぶ場合もある)の上面よりも、低位置に配設している。
また、姿勢変更ゾーンZ4は、上流外レール部R41に対応して、傾斜誘導面10を設けている。つまり、姿勢変更ゾーンZ4において傾斜誘導面10は、上流外レール部R41のみに対応している(傾斜誘導面10は、上流外レール部R41の終了位置と、同じ前後方向位置で終了している)。傾斜誘導面10は、外レール分離部E、及び、下流外レール部R42には対応していない。言い換えると、外レール分離部Eは、外レールRoを省略し、傾斜誘導面10を有していない空間部Eである。
さらに、姿勢変更ゾーンZ4は、上流外レール部R41と外レール分離部Eと下流外レール部R42に対応して配設される姿勢変更用内レール部R40を有している。
姿勢変更用内レール部R40の上面(係止面)の高さ位置は、下流外レール部R42の上面と同等(上流外レール部R41の上面よりも低位置)であって、水平面状である。
姿勢変更用内レール部R40の上面(係止面)の高さ位置は、下流外レール部R42の上面と同等(上流外レール部R41の上面よりも低位置)であって、水平面状である。
このように姿勢変更ゾーンZ4を構成することで、排除用外レール部R31から吊り下げ傾斜状姿勢で送られてくる有頭パーツPは、そのままの姿勢で、姿勢変更ゾーンZ4の上流外レール部R41を前進する。そして、空間部Eがあるため、上流外レール部R41の下流端から、下方へ落下する。この落下の際に、空間部Eには、外レールRoと傾斜誘導面10が無い(省略している)ので、有頭パーツPの自重によって、軸部5が鉛直状となって落下する。
そして、鉛直状姿勢となった有頭パーツPの頭部7の下面を、下流外レール部R42の上面、及び、姿勢変更用内レール部R40の上面、にて受けて、吊り下げ垂下状に保持(支持)し、垂下姿勢として最下流域2へ送ることを可能に構成している。なお、落下する際に、頭部7が内方向へ振っても、頭部7の下面が、姿勢変更用内レール部R40の上面に当接することで垂下状姿勢にガイドされる。
なお、空間部Eの所定間隙寸法は、軸部5の直径寸法よりも小さく設定している。また、上流外レール部R41と下流外レール部R42との高低差(段差)は、有頭パーツPが自重にて鉛直状に姿勢変更可能であればよく、例えば、有頭パーツPの頭部7の高さ(厚さ)寸法よりも小さい僅かな高低差が好ましい。
なお、空間部Eの所定間隙寸法は、軸部5の直径寸法よりも小さく設定している。また、上流外レール部R41と下流外レール部R42との高低差(段差)は、有頭パーツPが自重にて鉛直状に姿勢変更可能であればよく、例えば、有頭パーツPの頭部7の高さ(厚さ)寸法よりも小さい僅かな高低差が好ましい。
そして、有頭パーツPは、垂下姿勢のまま、姿勢変更ゾーンZ4から、図10及び図11に示すように、最下流域2(整列ゾーンZ5)に送られて整列される。
次に、排除ゾーンZ3にて排除された有頭パーツPについて説明する。
図1〜図4と図6に示すように、排除ゾーンZ3の内方横位置かつ下方位置に、非正常状態として排除されて落下してくる有頭パーツPを受けるリターンフィーダ30を設けている。リターンフィーダ30は(直進)加振機31(図2参照)によって、リニアフィードレールRfによる有頭パーツPの進行方向とは逆方向(矢印L7参照)へ、排除された有頭パーツPを送るように設けている。
リターンフィーダ30は、上方開口箱型の樋部材32にて有頭パーツPを受けて集積しつつ、リニアフィードレールRfの上流側へ送る。
図1〜図4と図6に示すように、排除ゾーンZ3の内方横位置かつ下方位置に、非正常状態として排除されて落下してくる有頭パーツPを受けるリターンフィーダ30を設けている。リターンフィーダ30は(直進)加振機31(図2参照)によって、リニアフィードレールRfによる有頭パーツPの進行方向とは逆方向(矢印L7参照)へ、排除された有頭パーツPを送るように設けている。
リターンフィーダ30は、上方開口箱型の樋部材32にて有頭パーツPを受けて集積しつつ、リニアフィードレールRfの上流側へ送る。
さらに、図1〜図5に示すように、上流域1(投入ゾーンZ1の内方横位置)に、リターンフィーダ30にて送られてくる排除された有頭パーツPを受け、間欠的に上昇して、有頭パーツPをランダムな姿勢でリニアフィードレールRfに投入するリフト装置20を設けている。
即ち、排除ゾーンZ3にて、一旦、排除された有頭パーツPを、リターンフィーダ30及びリフト装置20を介して、再び、リニアフィードレールRfに送り返し、排除ゾーンZ3を通過するまで、繰り返すように構成している。図1及び図2に示す矢印L1,L2,C,L7,L8のように有頭パーツPを循環(Uターンさせて上昇)させている。
図14〜図16に示すように、リフト装置20は、上下リニアガイド機構21によって昇降案内されるリフト本体22と、リフト本体22から水平状に突設された上昇力受けアーム23と、電気モータ24と、電気モータ24の出力軸24aにラジアル外方突出状に固着された回転腕25と、回転腕25の先端に付設されると共に上昇力受けアーム23の下面に接触する回転子26とを、備えている。回転子26は、出力軸24aの軸心と平行な軸心廻りに回転自在である。
上下リニアガイド機構21は、鉛直状に立設しているガイド柱21bと、ガイド柱21bに上下方向スライド自在に取着されているスライダ21aと、を備えている。リフト本体22は、上面(パーツ受け面)が、内方向(矢印C参照)に向かって上傾した内方上傾状(図3と図4参照)に形成されている。リフト本体22に、スライダ21aと上昇力受けアーム23の基端部が固着されている。リフト本体22や上昇力受けアーム23やスライダ21a等の自重(部材自重)によって、上昇力受けアーム23の下面と、回転子26とが、常時当接する。
リフト装置20は、リフト本体22が所定降下位置、かつ、回転腕25が垂下状姿勢のスタート状態から、電気モータ24の出力軸24aが180度回動すると、回転腕25の先端が出力軸24aの軸心廻りに円弧状の軌跡を描いて上昇し、回転腕25の先端に設けた回転子26が上昇力受けアーム23の下面に摺接しながら、上昇力受けアーム23を押し上げる。さらに、出力軸24aが180度を超えて回動すると、回転腕25の先端に設けた回転子26が円弧状の軌跡を描いて降下すると共に、上昇力受けアーム23の下面と回転子26の接触が保持されたまま、リフト本体22が自重によって降下する。
つまり、出力軸24aが一回転すると、リフト本体22が上下方向に一往復し、出力軸24aの回転にて、リフト本体22が間欠的に上昇する(上昇・降下を繰り返す)。
つまり、出力軸24aが一回転すると、リフト本体22が上下方向に一往復し、出力軸24aの回転にて、リフト本体22が間欠的に上昇する(上昇・降下を繰り返す)。
また、図2に示すように、上流域1において、リフト装置20の上方位置、及び/又は、リターンフィーダ30の上方位置に、有頭パーツPを補充するための供給ホッパー8の出口を配設している。供給ホッパー8は加振機37によって排出用振動が付与される。
また、図4に示すように、リフト本体22の上昇位置で、リフト本体22の上面に連続面状となるように配設され、有頭パーツPを、リニアフィードレールRfの投入ゾーンZ1
へ導くガイド斜面27を、リニアフィードレールRfとリフト本体22の間に設けている。
また、図4に示すように、リフト本体22の上昇位置で、リフト本体22の上面に連続面状となるように配設され、有頭パーツPを、リニアフィードレールRfの投入ゾーンZ1
へ導くガイド斜面27を、リニアフィードレールRfとリフト本体22の間に設けている。
また、図6〜図8及び図13に示すように、外レールRoの上方位置に、傾斜状態の有頭パーツPが振動によって、過大に(不必要に)浮き上がるのを防止するための跳ね上がり防止部材12を設けている。有頭パーツPが振動によって過大に(不必要に)跳ね上がろうとすると、頭部7の上面(フランジ部の上面を含む)に、跳ね上がり防止部材12に当接して、過大な(不必要な)はね上がりを防止する。特に、排除ゾーンZ3においては、上流側から正常姿勢で送られ、かつ、軸部5が規定長さ寸法である有頭パーツPが振動にて落下するのを防止する。所定の送り速度をもって前進させ、有頭パーツPの滞留を防止する。なお、跳ね上がり防止部材12は、図1〜図4と図9に於いて図示省略している。
ここで、傾斜誘導面10は、外レールRo自体に、又は、外レールRoの下方位置の部材(部位)に設ければ良い。
図1〜図10及び図13(A)に於いては、直進加振機3に所定の傾斜角度θをもって固着した傾斜状ベース部材9に、帯板状外レール部材を傾斜角度θをもって固着することで、投入用外レール部R11(図5参照)と、排除用外レール部R31と、姿勢変更用上流側外レール部R41とを、構成し、その帯板状外レール部材の内方側面をもって、傾斜誘導面10を構成した場合を実施例として図示している。つまり、傾斜誘導面10を外レールRo自体に設けている。また、この実施例において、ストッパ部材6、跳ね上がり防止部材12、ガイドレール11を、傾斜状ベース部材9に固着している。また、傾斜状ベース部材9において外レールRoよりも上方位置の傾斜面を、非正常姿勢の有頭パーツPが外方向へ溢れ出るのを防止する溢れ防止面13としている(図5参照)。
図1〜図10及び図13(A)に於いては、直進加振機3に所定の傾斜角度θをもって固着した傾斜状ベース部材9に、帯板状外レール部材を傾斜角度θをもって固着することで、投入用外レール部R11(図5参照)と、排除用外レール部R31と、姿勢変更用上流側外レール部R41とを、構成し、その帯板状外レール部材の内方側面をもって、傾斜誘導面10を構成した場合を実施例として図示している。つまり、傾斜誘導面10を外レールRo自体に設けている。また、この実施例において、ストッパ部材6、跳ね上がり防止部材12、ガイドレール11を、傾斜状ベース部材9に固着している。また、傾斜状ベース部材9において外レールRoよりも上方位置の傾斜面を、非正常姿勢の有頭パーツPが外方向へ溢れ出るのを防止する溢れ防止面13としている(図5参照)。
そして、図13(B)に示す第1変形例のように、直進加振機3に傾斜角度θをもって帯板状外レール部材を固着して外レールRoを構成し、外レールRo(外レール部材)の内方側面をもって傾斜誘導面10を構成しても良い。そして、外レールRo自体(傾斜誘導面10)にガイドレール11を固着するも良い。
また、図13(C)に示す第2変形例のように、直進加振機3に所定の傾斜角度θをもって固着した傾斜状ベース部材9と、傾斜状ベース部材9とは異なる図示省略の支持部材に、角棒状の外レール部材を固着して外レールRoを構成し、傾斜状ベース部材9において外レールRoよりも下方位置の傾斜面(部位)を、傾斜誘導面10とするも良い。
また、図13(C)に示す第2変形例のように、直進加振機3に所定の傾斜角度θをもって固着した傾斜状ベース部材9と、傾斜状ベース部材9とは異なる図示省略の支持部材に、角棒状の外レール部材を固着して外レールRoを構成し、傾斜状ベース部材9において外レールRoよりも下方位置の傾斜面(部位)を、傾斜誘導面10とするも良い。
また、加振機3,31,37は電動であって、リニアフィードレールRf、供給ホッパー8、リターンフィーダ30は、リフト装置20は、全て、電気にて作動可能であり、高圧エアー配管や油圧配管が不要である。
なお、本発明は設計変更可能であって、外レールRoや内レールRiを構成する部材の形状は自由である。傾斜誘導面10は、外レール部材や傾斜状ベース部材9とは異なる別の部材で構成するも良い。
また、内方向(矢印C方向)は、言い換えると、左右一方向とも呼べる。そして、内レールRiは、左右一方レールとも呼べる。外レールRoは、左右他方レールとも呼べる。また、上流域1を後方域、最下流域2を前方域、とも呼べる。
また、内方向(矢印C方向)は、言い換えると、左右一方向とも呼べる。そして、内レールRiは、左右一方レールとも呼べる。外レールRoは、左右他方レールとも呼べる。また、上流域1を後方域、最下流域2を前方域、とも呼べる。
以上のように、本発明のパーツフィーダは、有頭パーツPが上流域1にてランダムな姿勢として投入され、上記有頭パーツPの頭部7が引掛かる内・外レールRi,Roを有するリニアフィードレールRfにて下流へ送り、最下流域2にて、上記有頭パーツPの軸部5を垂下状とした垂下姿勢に整列させるパーツフィーダに於いて、上記リニアフィードレールRfの途中域において、上流側から非正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツPを排除する排除ゾーンZ3が設けられ、上記排除ゾーンZ3は、上記リニアフィードレールRfの上記内レールRiを省略すると共に、上記外レールRoにて上記有頭パーツPの頭部7が引掛かりを保つように構成され、さらに、上記外レールRoに上記頭部7が引掛けられた上記有頭パーツPを、該有頭パーツPの軸部5の先端が内方向に振った傾斜状姿勢とするための傾斜誘導面10を有し、上記排除ゾーンZ3において、上流側から正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツPを、上記外レールRoに上記頭部7を引掛けて上記傾斜誘導面10によって傾斜状姿勢として下流へ送ると共に、上流側から非正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツPを、内方向へ落下させるように構成したので、排除ゾーンZ3において、一度に多数本の有頭パーツPが非正常姿勢で堆積して送られてきた場合でも、内レールRiが省略された内方向に、多数本の有頭パーツPをドサッと排除可能なため、パーツの詰りが発生しない。しかも、正常姿勢を保ちつつ上流側から排除ゾーンに到着した有頭パーツPは、その後、傾斜状態を保って一本の外レールRoの上面に沿って、確実に下流側へ渡り、正しい選別を巧妙に、かつ、その後の整列を能率よく行うことができる。非正常姿勢の有頭パーツPが整列ゾーンZ5へ侵入せず、非正常姿勢の有頭パーツPによるセンサの誤作動やパーツ詰まり等の不具合を防止できる。
また、排除ゾーンZ3よりも下流側に、排除ゾーンZ3を通過した上記傾斜状姿勢である有頭パーツPがその自重によって垂下姿勢に切換えられる姿勢変更ゾーンZ4を、設けたので、有頭パーツPの自重を利用した簡素な構成で(ロボットや複雑な形状のレールを使用すること無く)、有頭パーツPを容易かつ迅速に垂下姿勢に切り替えることができる。
また、上記排除ゾーンZ3には、上流側から正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツPの上記軸部5の先端面5bが摺接するストレート状ガイドレール11を設けているので、外レールRoに係止されている有頭パーツPxの姿勢を安定させて、スムーズに下流側へ送ることができる。センサ等の電子機器を使用することなく、軸部5が適正品と異なる不具合品の有頭パーツPを排除でき、品質管理にも貢献できる。
また、上記排除ゾーンZ3の内方横位置に、非正常姿勢として排除されて落下してくる上記有頭パーツPを受けるリターンフィーダ30を設け、さらに、上記上流域1に配設されて上記リターンフィーダ30にて送られてくる上記有頭パーツPを受け、間欠的に上昇して上記有頭パーツPをランダムな姿勢で上記リニアフィードレールRfに投入するリフト装置20が設けられ、上記排除ゾーンZ3によって一旦排除された上記有頭パーツPを、再び、上記リニアフィードレールRfに送り返して、上記排除ゾーンZ3を通過するまで繰り返すように構成したので、有頭パーツPを補充する手間や、排除された有頭パーツPを集めて運ぶような手間を軽減でき、使用者の手間を大幅に削減できる。次々と大量の有頭パーツPを投入して、排除された有頭パーツPが戻ってくるので、供給不足にならず、時間当たりの所定パーツ搬送数(送り数)を確実に得ることができる。
また、上記リフト装置20は、上下リニアガイド機構21によって昇降案内されるリフト本体22と、該リフト本体22から水平状に突設された上昇力受けアーム23と、電気モータ24と、該電気モータ24の出力軸24aに固着された回転腕25と、該回転腕25の先端に付設されると共に上記上昇力受けアーム23の下面に接触する回転子26とを、備えているので、エアーシリンダや油圧シリンダ等を使用する必要がなく、圧縮エアーや作動油等の作動流体の供給装置や配管が不要で装置全体の小型化や簡素化に貢献できる。電気のみで作動させることができ、工場内の様々な箇所に容易かつ迅速に設置できる。
1 上流域
2 最下流域
5 軸部
5b 先端面
7 頭部
10 傾斜誘導面
11 ガイドレール
20 リフト装置
21 上下リニアガイド機構
22 リフト本体
23 上昇力受けアーム
24 電気モータ
24a 出力軸
25 回転腕
26 回転子
30 リターンフィーダ
P 有頭パーツ
Rf リニアフィードレール
Ri 内レール
Ro 外レール
Z3 排除ゾーン
Z4 姿勢変更ゾーン
2 最下流域
5 軸部
5b 先端面
7 頭部
10 傾斜誘導面
11 ガイドレール
20 リフト装置
21 上下リニアガイド機構
22 リフト本体
23 上昇力受けアーム
24 電気モータ
24a 出力軸
25 回転腕
26 回転子
30 リターンフィーダ
P 有頭パーツ
Rf リニアフィードレール
Ri 内レール
Ro 外レール
Z3 排除ゾーン
Z4 姿勢変更ゾーン
Claims (5)
- 有頭パーツ(P)が上流域(1)にてランダムな姿勢として投入され、上記有頭パーツ(P)の頭部(7)が引掛かる内・外レール(Ri)(Ro)を有するリニアフィードレール(Rf)にて下流側へ送り、最下流域(2)にて、上記有頭パーツ(P)の軸部(5)を垂下状とした垂下姿勢に整列させるパーツフィーダに於いて、
上記リニアフィードレール(Rf)の途中域において、上流側から非正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツ(P)を排除する排除ゾーン(Z3)が設けられ、
上記排除ゾーン(Z3)は、上記リニアフィードレール(Rf)の上記内レール(Ri)を省略すると共に、上記外レール(Ro)にて上記有頭パーツ(P)の頭部(7)が引掛かりを保つように構成され、さらに、上記外レール(Ro)に上記頭部(7)が引掛けられた上記有頭パーツ(P)を、該有頭パーツ(P)の軸部(5)の先端が内方向に振った傾斜状姿勢とするための傾斜誘導面(10)を有し、
上記排除ゾーン(Z3)において、上流側から正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツ(P)を、上記外レール(Ro)に上記頭部(7)を引掛けて上記傾斜誘導面(10)によって傾斜状姿勢として下流側へ送ると共に、上流側から非正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツ(P)を、内方向へ落下させるように構成したことを特徴とするパーツフィーダ。 - 上記排除ゾーン(Z3)よりも下流側に、該排除ゾーン(Z3)を通過した上記傾斜状姿勢である上記有頭パーツ(P)がその自重によって垂下姿勢に切換えられる姿勢変更ゾーン(Z4)を、設けた請求項1記載のパーツフィーダ。
- 上記排除ゾーン(Z3)には、上流側から正常姿勢で送られてくる上記有頭パーツ(P)の上記軸部(5)の先端面(5b)が摺接するストレート状ガイドレール(11)を設けている請求項1又は2記載のパーツフィーダ。
- 上記排除ゾーン(Z3)の内方横位置に、非正常姿勢として排除されて落下してくる上記有頭パーツ(P)を受けるリターンフィーダ(30)を設け、さらに、上記上流域(1)に配設されて上記リターンフィーダ(30)にて送られてくる上記有頭パーツ(P)を受け、間欠的に上昇して上記有頭パーツ(P)をランダムな姿勢で上記リニアフィードレール(Rf)に投入するリフト装置(20)が設けられ、
上記排除ゾーン(Z3)によって一旦排除された上記有頭パーツ(P)を、再び、上記リニアフィードレール(Rf)に送り返して、上記排除ゾーン(Z3)を通過するまで繰り返すように構成した請求項1,2又は3記載のパーツフィーダ。 - 上記リフト装置(20)は、上下リニアガイド機構(21)によって昇降案内されるリフト本体(22)と、該リフト本体(22)から水平状に突設された上昇力受けアーム(23)と、電気モータ(24)と、該電気モータ(24)の出力軸(24a)に固着された回転腕(25)と、該回転腕(25)の先端に付設されると共に上記上昇力受けアーム(23)の下面に接触する回転子(26)とを、備えている請求項4記載のパーツフィーダ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017096402A JP2018193156A (ja) | 2017-05-15 | 2017-05-15 | パーツフィーダ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109531092A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-03-29 | 安徽科达机电有限公司 | 一种底板支撑杆装卸机 |
JP2020132329A (ja) * | 2019-02-15 | 2020-08-31 | セントラル工業株式会社 | パーツフィーダー |
-
2017
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