JP2018187708A - 部品組付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の第1部品を一方向に並べて保持した第1キャリアと、複数の第2部品を一方向に並べて保持した第2キャリアとを用い、第2キャリアから切り離した第2部品を第1部品に組み付ける部品組付装置において、組付後に第2部品が外れることを防止する。【解決手段】部品組付位置において、第1部品12を保持した第1キャリア13の下方に配されて、第2キャリア16に保持された第2部品14を押下部材と共に挟持し、挟持した状態で押下部材に押されて下降する受け部材20を設ける。そして、下降した受け部材20を第1キャリア13より下の位置で保持し、部品組付終了後第1キャリア13および第2キャリア16が送られると受け部材20の保持を解除し、受け部材20を上昇させる受け部材保持手段を設ける。受け部材保持手段は、受け部材20の上昇を阻止する上昇阻止バー22等から構成する。【選択図】図2

Description

本発明は部品組付装置、より詳細には、一つの部品に対して別の部品を組み付けて一体化する装置に関するものである。
電気部品や機械部品等の部品を製造する際に、一つの部品に対して、別の部品をカシメ等により組み付けて一体化することが広く行われている。そのような部品組付を行う装置として、従来、一つの部品(以下、第1部品という)を搬送装置により所定の部品組付位置に順次搬送する一方、別の部品(以下、第2部品という)を1個ずつロボットハンド等のハンドリング手段により把持して、部品組付位置に停止している第1部品に押し付け、両部品を組み付けるようにした装置が知られている。
その種の部品組付装置においては、例えばパーツフィーダによって順次部品供給位置に送られて来た第2部品をハンドリング手段により把持してから、それを第1部品に押し付けて組付完了するまでの時間が、1回の部品組付の所要時間となる。しかし、上記ハンドリング手段は、部品供給位置と部品組付位置との間を高精度で移動することが求められ、また第2部品を把持したり、把持解除したりする精密な動作が求められるので、その動作速度には自ずと限界が有る。そこで、このようなハンドリング手段を用いる部品組付装置においては、組付所要時間が長くなりがちで、組付処理能力を向上させるのは困難となっている。
他方、例えば特許文献1に示されているように、複数の部品を一方向に並べて保持するキャリアを用いる部品組付装置も公知となっている。この部品組付装置は、複数の第1部品を一方向に並べて第1キャリアに保持させると共に、複数の第2部品を一方向に並べて第2キャリア保持させ、それら両キャリアを、所定の部品組付位置において第1部品と第2部品とが互いに上下に位置するように配した上で、第2部品を第1部品に向かって押し込み、その押込みの途中で第2部品を第2キャリアから切り離し、切り離された第2部品を第1部品に組み付けるように構成されている。
上記のキャリアを用いる部品組付装置において、第2部品を第1部品に向かって押し込む手段としては、一般的なプレス加工装置における、高速動作可能な上型駆動機構等を適用することができる。そこで、この種の部品組付装置においては、前述のハンドリング手段を用いる部品組付装置と比べれば、組付処理能力を著しく高めることが可能となっている。
特開平2−155523号公報
しかし、上述のキャリアを用いる部品組付装置においては、以下のような問題が認められる。この部品組付装置においては、キャリアから切り離される方の部品(上の説明では第2部品)を、別の部品(上の説明では第1部品)に向かって押し込む際に、通常、第2部品を上下から挟持した状態で押し込むようにしている。そして、この挟持をより確実にするために、挟持を弾力的に行うことが望まれる。すなわち、第2部品を上から下方の第1部品に向かって押し込む場合を例に挙げて説明すれば、第2部品を上から押し下げる部材に対して、第2部品を下から受け止める受け部材は縮装バネ等によって上向きに付勢しておくことが望まれる。このような構造が適用される場合、第2部品を上から押し下げる押下部材は、両部品を組み付けた後、第2部品から上に離れて、押し下げを開始する位置まで戻る。
この場合、受け部材が上述のように付勢されていると、押下部材が第2部品から上に離れたとき、付勢されている受け部材が、受け止めている第2部品を上に押し上げてしまう。すると、せっかく第1部品に組み付けられた第2部品が、第1部品から外れたり、外れないにしても正規の位置からずれたりし易くなる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、上述のキャリアを用いる部品組付装置において、組付後の第2部品が第1部品から外れたり、あるいは正規の位置からずれたりすることを防止することを目的とする。
本発明による一つの部品組付装置は、
複数の第1部品を所定の第1ピッチで一方向に並べて保持した第1キャリアの上方に、複数の第2部品を所定の第2ピッチで一方向に並べて保持した第2キャリアを配し、第1キャリアと第2キャリアとをそれぞれの部品並び方向にピッチ送りしながら、第2キャリアから第2部品を切り離して第1キャリアの第1部品に組み付ける部品組付装置であって、
第1キャリアを第1部品の並び方向に第1ピッチでピッチ送りする第1搬送手段と、
第2キャリアを第2部品の並び方向に第2ピッチでピッチ送りする第2搬送手段と、
部品組付位置において第2キャリアの上方に配され、下降して部品組付位置に位置している第2部品を押し下げ第2キャリアから切り離すと共に、第1キャリアの第1部品に上から押し付けて該第1部品に組み付け、組付終了後第1キャリアの上方位置まで上昇する押下部材と、
部品組付位置において第1キャリアの下方に配され、上昇下降可能でかつ上方に付勢された、該付勢により上昇して押下部材と共に第2部品を挟持し、挟持した状態で押下部材の下降により該押下部材に押されて下降する受け部材と、
下降した受け部材を第1キャリアより下の位置で保持し、組付終了後第1キャリアおよび第2キャリアが1ピッチ送られた後に保持を解除し、受け部材を付勢により上昇させる受け部材保持手段と、
を有するものである。
上述した本発明による一つの部品組付装置は、より具体的な形態においては、
複数の第1部品を所定の第1ピッチで一方向に並べて保持した第1キャリアと、
複数の第2部品を所定の第2ピッチで一方向に並べて保持した第2キャリアと、
第1キャリアを第1部品の並び方向に第1ピッチでピッチ送りする第1搬送手段と、
第2キャリアを第2部品の並び方向に第2ピッチでピッチ送りする第2搬送手段と、
所定の部品組付位置において、第1部品の上方に第2部品が存在し、かつ上記ピッチ送りが停止した際に該第1部品および第2部品が上下方向に交わる面内で所定の相対位置関係となるように第1キャリアおよび第2キャリアを案内するキャリア案内手段と、
部品組付位置にある第2部品と第1部品との間に配設されて、下降する第2部品を第2キャリアから切断するダイと、
上昇下降可能でかつ下から上に向かう付勢力が与えられ、この付勢力により、部品組付位置にある第2部品を下から受け止める位置まで上昇し得る受け部材と、
部品組付位置にある第2部品よりも上の初期位置から下降を開始して、受け部材との間に挟んだ第2部品を上記付勢力に抗しながら下方に押し下げ、押し下げた該第2部品を上記ダイによって第2キャリアから切り離し、切り離された該第2部品をさらに押し下げて第1部品に組み付け、その後に第2部品から上方に離れて初期位置まで戻る押下部材と、
第1部品に組み付く位置まで下降した第2部品に下から接している受け部材に作用して、該受け部材の上記付勢力による上昇を阻止する上昇阻止手段と、
上昇阻止手段によって受け部材の上昇が阻止されている間に第1キャリアをピッチ送りするように第1搬送手段を制御し、押下部材が第2キャリアより上方まで上昇した後に第2キャリアをピッチ送りするように第2搬送手段を制御する搬送手段制御部と、
上昇阻止手段と共に受け部材保持手段を構成し、第1キャリアのピッチ送りが終了した後、上昇阻止手段によるせる上昇阻止解除手段と、
を有するものとされる。
ここで、上記記載における「上」および「下」とは、鉛直方向についての上と下とを意味するだけでなく、鉛直方向に対して90°未満の角度をなす方向についての上と下とであってもよい。この点は、後述する本発明による別の部品組付装置においても同様である。
また、上記「所定の相対位置関係」とは、第1部品と第2部品とが互いに近づくように上下方向に相対移動すると、両部品がそのまま組み付くようになる相対位置関係を意味する。この点は、後述する本発明による別の部品組付装置においても同様である。
また、上昇阻止手段に関する「第2部品に下から接している受け部材に作用」との記載における作用とは、それにより上昇阻止手段が受け部材の上昇阻止を実現できるあらゆる作用を指すものであり、代表的なものとして具体的には、例えば機械的な作用や、電磁的な作用等が挙げられる。この点は、後述する本発明による別の部品組付装置における下降阻止手段の「作用」についても同様である。
また、上記「搬送手段制御部」は特に構成が限定されるものではなく、搬送手段の動作を機械的に制御するものや、電気的に制御するもの等を適宜採用することができる。例えば搬送手段として、前述したプレス加工装置における上型駆動機構と連動する手段が用いられるような場合は、その連動のタイミングを機械的に制御する手段から構成することができる。他方、搬送手段として、モータ等の電気的手段を駆動源とする手段が用いられる場合は、その電気的手段の作動を制御する制御回路等から構成することができる。
なお、本発明による一つの部品組付装置においては、
第1キャリアが、一部に上下に貫通する貫通孔が設けられたものであり、
受け部材が、上記貫通孔を下から上に通過して第2部品を下から受け止めるように構成されている、
ことが望ましい。
ここで、上述の「一部に上下に貫通する貫通孔が設けられた」とは、第1キャリアそのものの一部に貫通孔が設けられていることを意味するのは勿論のこと、この第1キャリアに保持された第1部品の一部に貫通孔が設けられていることも意味するものとする。この点は、後述する本発明による別の部品組付装置においても同様である。
また、本発明による一つの部品組付装置においては、
上昇阻止手段が、受け部材の一部に形成された上向きの面に上方から当接する下向きの面を有し、上記当接により受け部材の上昇を阻止する当接位置と、該当接が外れる当接外位置との間で横移動する部材から構成され、
上昇阻止解除手段が、上下方向に移動して上昇阻止手段と干渉し、この干渉により該上昇阻止手段を当接位置から当接外位置に横移動させる部材から構成されている、
ことが望ましい。
他方、本発明による別の部品組付装置は、上述した一つの部品組付装置と対比すると、第2部品の押し付け方向を上下逆にする構成が適用されたものである。すなわち、本発明による別の部品組付装置は、
複数の第1部品を所定の第1ピッチで一方向に並べて保持した第1キャリアの下方に、複数の第2部品を所定の第2ピッチで一方向に並べて保持した第2キャリアを配し、第1キャリアと第2キャリアとをそれぞれの部品並び方向にピッチ送りしながら、第2キャリアから第2部品を切り離して第1キャリアの第1部品に組み付ける部品組付装置であって、
第1キャリアを第1部品の並び方向に第1ピッチでピッチ送りする第1搬送手段と、
第2キャリアを第2部品の並び方向に第2ピッチでピッチ送りする第2搬送手段と、
部品組付位置において第2キャリアの下方に配され、上昇して部品組付位置に位置している第2部品を押し上げ第2キャリアから切り離すと共に、第1キャリアの第1部品に下から押し付けて該第1部品に組み付け、組付終了後第1キャリアの下方位置まで下降する押上部材と、
部品組付位置において第1キャリアの上方に配され、上昇下降可能でかつ下方に付勢された、該付勢により下降して押上部材と共に第2部品を挟持し、挟持した状態で押上部材の上昇により該押上部材に押されて上昇する受け部材と、
上昇した受け部材を第1キャリアより上の位置で保持し、組付終了後第1キャリアおよび第2キャリアが1ピッチ送られた後に保持を解除し、受け部材を付勢により下降させる受け部材保持手段と、
を有するものである。
上述した本発明による別の部品組付装置は、より具体的な形態においては、
複数の第1部品を所定の第1ピッチで一方向に並べて保持した第1キャリアと、
複数の第2部品を所定の第2ピッチで一方向に並べて保持した第2キャリアと、
第1キャリアを第1部品の並び方向に第1ピッチでピッチ送りする第1搬送手段と、
第2キャリアを第2部品の並び方向に第2ピッチでピッチ送りする第2搬送手段と、
所定の部品組付位置において、第1部品の下方に第2部品が存在し、かつピッチ送りが停止した際に該第1部品および第2部品が上下方向に交わる面内で所定の相対位置関係となるように第1キャリアおよび第2キャリアを案内するキャリア案内手段と、
部品組付位置にある第2部品と第1部品との間に配設されて、上昇する第2部品を第2キャリアから切断するダイと、
上昇下降可能でかつ上から下に向かう付勢力が与えられ、この付勢力により、部品組付位置にある第2部品を上から受け止める位置まで下降し得る受け部材と、
部品組付位置にある第2部品よりも下の初期位置から上昇を開始して、受け部材との間に挟んだ第2部品を付勢力に抗しながら上方に押し上げ、押し上げた該第2部品をダイによって第2キャリアから切り離し、切り離された該第2部品をさらに押し上げて第1部品に組み付け、その後に第2部品から下方に離れて初期位置まで戻る押上部材と、
第1部品に組み付く位置まで上昇した第2部品に上から接している受け部材に作用して、該受け部材の付勢力による下降を阻止する下降阻止手段と、
下降阻止手段によって受け部材の下降が阻止されている間に第1キャリアをピッチ送りするように第1搬送手段を制御し、押上部材が第2キャリアより下方まで下降した後に第2キャリアをピッチ送りするように第2搬送手段を制御する搬送手段制御部と、
下降阻止手段と共に受け部材保持手段を構成し、第1キャリアのピッチ送りが終了した後、下降阻止手段による受け部材の下降阻止を解除させる下降阻止解除手段と、
を有するものとされる。
なお、本発明による別の部品組付装置においては、
第1キャリアが、一部に上下に貫通する貫通孔が設けられたものであり、
受け部材が、上記貫通孔を上から下に通過して第2部品を上から受け止めるように構成されている、
ことが望ましい。
また、本発明による別の部品組付装置においては、
下降阻止手段が、受け部材の一部に形成された下向きの面に下方から当接する上向きの面を有し、当接により受け部材の下降を阻止する当接位置と、該当接が外れる当接外位置との間で横移動する部材から構成され、
下降阻止解除手段が、上下方向に移動して下降阻止手段と干渉し、この干渉により該下降阻止手段を当接位置から当接外位置に横移動させる部材から構成されている、
ことが望ましい。
さらに、本発明による別の部品組付装置においては、
押上部材が、
略水平方向に延びる軸の周りを回動する回動部材であって、受け部材を下降させる下向きの力を一端部で受けて回動し、この回動により他端部を上昇させる回動部材と、
上記一端部の上に配置されて、受け部材を下降させる手段から下向きの力を一端部に伝える上下動部材と、
上記他端部の上に配置されて、この他端部の上昇により上方に移動する押上作動部と、
を備えてなることが望ましい。
本発明による一つの部品組付装置においては、下降した受け部材を第1キャリアより下の位置で保持し、組付終了後第1キャリアおよび第2キャリアが1ピッチ送られた後に保持を解除し、受け部材を付勢により上昇させる受け部材保持手段が設けられている。したがって、組付終了後に押下部材が第2部品から上に離れても、受け部材が付勢によって上昇してしまうことがない。そこで、第2部品を下から受けていた受け部材が、組付後の第2部品を押し上げてしまうことがなくなるので、この第2部品が第1部品から外れたり、あるいは正規の位置からずれたりすることが防止される。
他方、本発明による別の部品組付装置においては、上昇した受け部材を第1キャリアより上の位置で保持し、組付終了後第1キャリアおよび第2キャリアが1ピッチ送られた後に保持を解除し、受け部材を付勢により下降させる受け部材保持手段が設けられている。したがって、組付終了後に押上部材が第2部品から下に離れても、受け部材が付勢によって下降してしまうことがない。そこで、第2部品を上から受けていた受け部材が、組付後の第2部品を押し下げてしまうことがなくなるので、この第2部品が第1部品から外れたり、あるいは正規の位置からずれたりすることが防止される。
本発明の第1実施形態による部品組付装置の下型を示す斜視図 本発明の第1実施形態による部品組付装置の下型を示す平面図 本発明の第1実施形態による部品組付装置の上型を示す平面図 本発明の第1実施形態による部品組付装置を示す側面図 図4の部品組付装置が、異なる動作状態にあるところを示す側面図 図4の部品組付装置が、さらに異なる動作状態にあるところを示す側面図 図4の部品組付装置が、さらに異なる動作状態にあるところを示す側面図 上記部品組付装置の要部を示す側面図 上記部品組付装置の要部を示す側面図 上記部品組付装置の要部を拡大して示す側面図 本発明の第2実施形態による部品組付装置の下型を示す平面図 本発明の第2実施形態による部品組付装置の上型を示す平面図 本発明の第2実施形態による部品組付装置における第1キャリアと第2キャリアとの位置関係を示す平面図 本発明の第2実施形態による部品組付装置を示す側面図 図14の部品組付装置が、異なる動作状態にあるところを示す側面図 図14の部品組付装置が、さらに異なる動作状態にあるところを示す側面図 図14の部品組付装置が、さらに異なる動作状態にあるところを示す側面図 本発明の第2実施形態による部品組付装置の要部を示す側面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1〜図10を参照して、本発明の第1実施形態による部品組付装置1について説明する。図1および図2はそれぞれ、本実施形態の部品組付装置1を構成する下型10の斜視形状および、上側から見た平面形状を示すものである。また図3は、本実施形態の部品組付装置1を構成する上型50を、下側から見た平面形状を示すものである。図4〜図7は、この部品組付装置1がそれぞれ異なる状態にあるところを示す側面図である。図8および図9は、この部品組付装置1の一部がそれぞれ異なる状態にあるところを示す側面図である。なお下型10および上型50としては、例えば一般的なプレス加工装置におけるものが適用可能である。
まず図1、2および4を参照して、下型10について説明する。下型10は、例えば工場の床等の載置面30上に載置される。下型10は、図1中で左右方向に貫通した第1キャリア通路11を有している。この第1キャリア通路11には、複数の第1部品12を一方向に並べて保持した第1キャリア13が挿通される。第1キャリア13は、第1部品12のほぼ全周に亘って貫通孔Kが有る状態にして、各第1部品12を例えば細い2箇所で保持している。第1部品12は例えば電気部品等であり、この第1部品12には、後述するようにして第2部品14が組み付けられる。第1部品12に第2部品14が組み付けられた後、第1キャリア13の上記細い2箇所が切断されることにより、第1部品12は第1キャリア13から切り離されて個別の部品とされる。
下型10の上面には、例えば上に向かって開いた凹溝状の第2キャリア通路15が形成されている。この第2キャリア通路15には、複数の第2部品14を一方向に並べて保持した第2キャリア16が配置される。第2部品14は一例として、上記第1部品12を覆うカバー状の部品である。この第2部品14は、第2キャリア16から切り離し可能にして該第2キャリア16に保持されている。下型10の上面で、上記第2キャリア通路15の底面に当たる部分には、開口17が設けられている。この開口17は、第1キャリア13に保持されている第1部品12の上まで第2部品14を下降させるためのものである。
第2キャリア通路15および第1キャリア通路11は、本発明におけるキャリア案内手段を構成する。なお、下型10の上面には、後述する上型50の底面に設けられる凹部と組み合う凸部が設けられてもよいが、図1ではその種の凸部は省略している。また、第2キャリア通路15は、上述のような凹溝状のものに限らず、第1キャリア通路11と同様にトンネル状に形成されてもよい。ただしその場合は、トンネルの上壁に、後述する押下部材54が第2部品14の上面まで達することを可能にする開口が形成される。
図1に明示される通り第1キャリア13は、第2キャリア16よりも鉛直方向(矢印V方向)下方に位置するように配されている。第1キャリア13は、図示外の第1搬送手段により、その長手方向(矢印a方向)に、第1部品12の保持ピッチ(第1ピッチ)P1と同じ長さずつピッチ送りされる。それにより各第1部品12は、第1ピッチP1ずつ矢印a方向に順次移動しては停止することになる。また第2キャリア16も同様に、図示外の第2搬送手段により、その長手方向(矢印b方向)に、第2部品14の保持ピッチ(第2ピッチ)P2と同じ長さずつピッチ送りされる。それにより各第2部品14は、第2ピッチP2ずつ矢印b方向に順次移動しては停止することになる。なお、第1キャリア13および第2キャリア16をピッチ送りさせる搬送手段としては、例えば前述したプレス加工装置における上型の駆動装置と連動する手段等が適用可能である。
第1キャリア13と第2キャリア16が上記のように停止したとき、それぞれが保持している第1部品12と第2部品14とは、上記開口17を挟んで、水平面内で所定の相対位置関係を保って整合する。この所定の相対位置関係とは、その位置のまま第2部品14が真下に向けて押し下げられると、第1部品12に組み付けられるようになる位置を意味する。
下型10の内部には、開口17の下方において、1対の受け部材20が設けられている。これらの受け部材20は、一例として板状に形成されたもので、第1キャリア13のピッチ送り方向(矢印a方向)に互いに離した状態に配設されている。各受け部材20は、例えば下型10の内部に形成された上下方向に延びる溝内に収められて、上昇および下降可能となっている。そして各受け部材20には、例えば縮装バネ21によって上向きの付勢力が与えられている。
さらに下型10の内部には、上記受け部材20の各々の外側において、矢印b方向に延びる1対の上昇阻止バー22が設けられている。これらの上昇阻止バー22は、本発明における上昇阻止手段を構成するものである。これら1対の上昇阻止バー22は、互いに接近、離間する方向(矢印a方向)に移動可能とされている。各上昇阻止バー22の先端部22aはL字状の形状とされた上で、下型10の側面の外側に突出している。この突出した各上昇阻止バー22の先端部22aには、例えばバネ保持部23内に保持された縮装バネ24が接している。それにより1対の上昇阻止バー22は、互いに近付く方向に付勢されている。なお図1では、上昇阻止バー22の先端部22aおよびバネ保持部23を、一方の上昇阻止バー22のみについて示している。
次に図3および図4を参照して、上型50について説明する。上型50は、例えば前述したプレス加工装置におけるものと同様の上型本体51と、この上型本体51の下に連結された被着部52とから構成されている。上型本体51は、図示外の上型駆動手段によって上下方向に往復動可能とされている。被着部52は、上型本体51に固定された案内ロッド56に沿って上下方向に移動可能とされている。また被着部52は、縮装バネ53により、上型本体51から下方に向けて付勢されている。上型本体51は、例えばプレス加工装置における上型駆動手段により、図4に示す上死点の位置から下死点まで下降し、下死点に達すると上昇に転じ、上死点まで上昇するという動作を繰り返す。
上型本体51には、第2部品14を押し下げるための1対の押下部材54の上端部が固定されている。この押下部材54は、被着部52において上下方向に延びるように形成された部材通過孔52a内を通過して、被着部52に対して相対的に上下動可能とされている。
また、上型本体51には、上昇阻止解除手段としての上昇阻止解除ロッド55が4本固定されている。これらの上昇阻止解除ロッド55は、上型本体51の2つの側外面において各々2本ずつ固定されている。各上昇阻止解除ロッド55は、その先端部55aが前述した上昇阻止バー22の先端部22aと接触可能にして、上下方向に延びるように配設されている。上昇阻止解除ロッド55は上昇阻止バー22と共に、本発明における受け部材保持手段を構成する。
次に、上記構成を有する部品組付装置1の動作について、図4〜図9を参照して説明する。図4〜図7は、この部品組付装置1によって第2部品14が第1部品12に組み付けられる様子を、時間を追って示している。なお、これらの図4〜図7では、上型本体51の1つの側面に2個ずつ配設される上昇阻止解除ロッド55のうち、左右方向の中心より左側の上昇阻止解除ロッド55だけを図示して、右側の上昇阻止解除ロッド55は省略している。同様に受け部材20および上昇阻止バー22の先端部22aも、左右方向の中心より左側のものだけを図示している。
部品組付が開始されるとき、部品組付装置1は図4の状態となっている。このとき上型50の上型本体51は、最上位置つまり上死点にある。なお図4において、第1キャリア13は面Aの上を、そして第2キャリア16は面Bの上を移動可能とされている。この図4においては、受け部材20の上下方向位置を明確化するために、この受け部材20にハッチングを付してある。また、図4に示す状態にある受け部材20およびその周辺の構造を、図10に拡大して示す。ここで、第1キャリア13、第2キャリア16を搬送する際には、それぞれ面A、Bの上から若干浮かした状態にしてから搬送し、搬送が終了した後にそれぞれ面A、Bの上に戻すようにしてもよい。なお、面Aと面Bの高さの差は、限定されるものではないが、一例として5mm〜8mm程度とされる。
図10に明示されるように受け部材20には、上昇阻止バー22の長さ方向中央部の方を向く、上面20aを有する凸部20bが設けられている。また上昇阻止バー22の長さ方向(図2中の矢印b方向)中央部には、下面22cを有する係合部22bが形成されている。もし、上昇阻止バー22が図10中でもっと右側、つまり、もっと受け部材20に近い位置にある場合は、係合部22bの下面22cが上記凸部20bの上面20aに当接するので、受け部材20は図4に示す位置まで上昇するのは不可能となる。図5〜図7においては全て、そのようにして受け部材20の上昇が阻止された状態となっている。上記当接がなされる場合の上昇阻止バー22の横方向、つまり水平方向の位置を「当接位置」という。また、上記当接が不可能となる場合の上昇阻止バー22の横方向、つまり水平方向の位置を「当接外位置」という。
しかし図4の状態のときは、上型50が最上位置にあって上昇阻止解除ロッド55も最上位置にあり、上昇阻止解除ロッド55の先端部55aが上昇阻止バー22の先端部22aを最も外側、つまり図10で最も左側に移動させる。それにより、上昇阻止バー22全体も最も外側の位置、すなわち当接外位置まで移動しているので、上記の当接が不可能となっている。そこで、受け部材20の上昇阻止は解除され、受け部材20は図4に示す位置まで上昇することが可能となる。なお、この位置まで上昇する受け部材20は、第1キャリア13に設けられた貫通孔Kを下から上に通過する。このような貫通孔Kは、第1キャリア13に保持される第1部品12の中に形成されてもよい。そのような場合も、本発明においては「第1キャリアに貫通孔が形成されている」と定義する。
図4に示す状態下では、後述するようにして、既に第1キャリア13および第2キャリア16の1ピッチ送りがなされている。すなわちこの状態下では、既に第1部品12と第2部品14とが部品組付位置において、前述した所定の相対位置関係にある。そこで、次に図5に示すように、上型50の上型本体51が、最下位置つまり下死点まで下降される。こうして上型本体51が最下位置まで移動する際に、1つの第2部品14が第2キャリア16から切り離され、切り離された第2部品14が、第1キャリア13に保持されている第1部品12に組み付けられる。以下、この組付までの各工程を、図8および図9も参照して詳しく説明する。
図4の状態から上型本体51が下降すると、この上型本体51に保持されている押下部材54の下面が第2部品14の上面に接して、第2部品14の押し下げを開始する。このとき、図4に示されるように受け部材20の上面はB面のすぐ下の位置にあるから、第2部品14の押し下げが開始すると、第2部品14は直ぐに押下部材54の下面と受け部材20の上面とに挟持される。そして受け部材20は縮装バネ21によって上向きの付勢力が与えられているから、第2部品14の挟持は弾力的に、より確実になされ得る。
押下部材54および受け部材20が、第2部品14を挟持した後に若干下降すると、図8に示すように第2キャリア16にダイ60が下から接する。そこで、そのまま第2部品14が押下部材54によって押し下げられると、ダイ60によって第2部品14が第2キャリア16から切り離される。このダイ60は、前述した部品組付位置にある第2部品14と第1部品12との間に配置されている。図8では、この切り離しがなされる部分を、第2キャリア16中に破線で示している。なお、この切り離しがなされる第2キャリア16の部分は、該第2キャリア16の全厚よりも薄く形成し、あるいは細く形成しておいて、切り離しが容易になされるようにしてもよい。またダイ60は、切断部となるその上面が、第2キャリア16が載る下型10の上面と整合する高さ位置に配されてもよいし、あるいはその高さ位置よりも若干下に離れた位置に配されてもよい。
第2部品14が切り離されてからさらに押下部材54および受け部材20が下降すると、図9に示すように、切り離されている第2部品14が第1部品12に押し付けられて、この第1部品12に組み付けられる。本実施形態においてこの組付は、第2部品14の下部に形成された突起14aが弾性変形しつつ第1部品12を上から下に乗り越え、その後、第1部品12の下部に弾力的に係合することによってなされる。ただし、本発明における第1部品と第2部品との組付は、上述のような係合に限らず、それ以外の組付構造、例えばカシメや弾力的な挟持等によってなされても構わない。なお、押下部材54の下降は、ちょうど図9に示す上下方向位置まで達したところで終了してもよいし、あるいは、それよりもさらに極めて短い距離だけ下の位置まで達したところで終了してもよい。その下降が終了した後、後述するように押下部材54は上昇に転じるが、上記のいずれの場合でも、押下部材54と、上方に付勢されている受け部材20とによって第2部品14が弾力的に確実に保持される。そして、図9の状態、つまり第2部品14が第1部品12に組み付けられた状態になると、後述するようにして受け部材20の上昇が阻止される。
なお、図4の状態から上型本体51が下降すると、この上型本体51に保持されている上昇阻止解除ロッド55も一緒に下降する。上昇阻止解除ロッド55が僅かの長さ下降すると、その先端部55aが、上昇阻止バー22の先端部22aから下方に離れる。すると上昇阻止バー22の先端部22aは、縮装バネ24の付勢力により内側に(図4、図10に示す先端部22aならば図中右方に)に移動し、上昇阻止バー22全体も同様に移動する。
このように上昇阻止バー22が移動すると、図10から分かるように、上昇阻止バー22の係合部22bが、受け部材20の凸部20bと干渉し合う位置に来る。つまり上昇阻止バー22は、受け部材20の上昇を阻止し得る位置に来る。その後さらに上型本体51が下降すると、それと共に下降する受け部材20の凸部20bは、上昇阻止バー22の係合部22bに上方から干渉する。しかし、凸部20bの下面20cは図10に示すような斜面とされているので、凸部20bは、同図中右方に付勢されている係合部22bを左方に押しながら、この係合部22bを円滑に乗り越える。
上述したように第2部品14が第1部品12に組み付けられたとき、上型本体51は最下位置つまり下死点にある。図5はこの状態を示している。この状態のとき、被着部52は、縮装バネ53の付勢力に抗しつつ、上型本体51に対して相対的に上方に移動し、上型本体51に接する状態となる。なお、この状態下では、一例として被着部52および下型10の互いに向かい合う面に設けられた凹部と凸部とが組み合って、被着部52と下型10との水平面内の相対位置が所定位置に保たれる。そして図5に示す状態下では、上方に付勢されている受け部材20の凸部20bの上面20a(図10参照)が、上昇阻止バー22の係合部22bの下面22cに当接する。それにより、受け部材20の上昇が阻止される。
図5の状態になると、次に上型本体51は最上位置つまり上死点に向けて上昇する。図6は、この上型本体51の上昇が少しなされたときの状態を示している。上型本体51が上昇すると、それに伴って押下部材54も上昇し、それまで押していた第2部品14の上面から離れる。こうして押下部材54が第2部品14の上面から離れても、上昇阻止バー22によって受け部材20の上昇が阻止されているので、第2部品14が下から受け部材20に突き上げられることはない。そこで、第1部品12に組み付けられている第2部品14が、第1部品12から外れたり、あるいは外れないにしても不正な位置に動いてしまうことが確実に防止される。
また、この図5の状態下では、上昇が阻止されている受け部材20は、第1キャリア13の貫通孔K(図1参照)よりも下に位置して、この貫通孔K内に入り込んでいない。したがって、第1キャリア13のピッチ送りが可能となっている。また、押下部材54も第2部品14の上面から離れているので、第2キャリア16のピッチ送りも可能となっている。そこで、適宜のタイミングで、第1キャリア13並びに第2キャリア16が1回ピッチ送りされる。これらのピッチ送りは同時になされてもよいし、あるいは互いに少しの時間間隔を置いてなされてもよい。
ただし、第1キャリア13のピッチ送りは、受け部材20の上昇が阻止されている間のタイミングで行う必要がある。また、第2キャリア16のピッチ送りは、押下部材54が第2キャリア16より上方に上昇した後のタイミングで行う必要がある。そのようなタイミングで第1キャリア13、第1キャリア16の各ピッチ送りをするには、両キャリアを搬送する搬送手段の駆動を、制御部によって制御すればよい。そのような制御部としては、例えば前述したプレス加工装置における上型の駆動装置と連動する手段が搬送手段として用いられる場合は、上記連動のタイミングを機械的に制御する手段を適用することができる。また、押下部材54の上下動と機械的に連動しない、例えばモータ等によって電気的に駆動される手段によって搬送手段が構成される場合は、押下部材54や受け部材20の上下方向位置を検出するセンサの検出信号に基づいて、電気的手段の作動を制御する制御回路等を用いることができる。
図6の状態からさらに上型本体51の上昇が続行すると、上型本体51が上死点に到達する少し前に、図7の状態となる。この図7の状態では、上昇阻止解除ロッド55の先端部55aが、上昇阻止バー22の先端部22aに下から接している。したがって、この状態から少しの時間が経過した時点では、上昇阻止解除ロッド55の先端部55aと上昇阻止バー22の先端部22aとの関係が、図4における関係と同じとなる。つまりその時点で、上昇阻止バー22による受け部材20の上昇阻止が解除される。したがって第1キャリア13のピッチ送りのタイミングは、その時点よりも前であることが必要である。
ただし、押下部材54と受け部材20による第2部品14の挟持高さ位置次第では、受け部材20が最上位置に達した状態で、第1キャリア13と干渉しない場合もあり得る。そのような場合は、第1キャリア13のピッチ送りのタイミングを、上述のように限定する必要はない。
図7の状態から上型本体51がさらに上昇して最上位置つまり上死点に達すると、図4の状態に戻る。そこで図4の状態から上記と同様にして、第1部品12に対する第2部品14の組付がなされる。以上の操作が繰り返されることにより、この部品組付が次々となされ得る。
なお、図7の状態から図4の状態に移行する際には、図10に示す上昇阻止解除ロッド55の先端部55aの上面55dが、上昇阻止バー22の先端部22aの下面22dを下から上に乗り越える。図10中で先端部22aを右方に押す縮装バネ24(図2および4参照)の付勢力は、上記乗り越えに対して抵抗となる。しかし、上記先端部55aの上面55dおよび先端部22aの下面22dは図示のように面取りされて斜面となっているので、上記乗り越えは円滑になされ得る。また、図4の状態から図5の状態に移行する際にも、上記斜面の作用により、上昇阻止バー22の先端部22aの内方(図10中で右方)への移動が円滑になされ得る。
以上説明した実施形態では、図1に示す通り、第1キャリア13の搬送方向と第2キャリア16の搬送方向とが、平面視状態で互いに90の角度をなすように設定されている。しかし本発明では、これらの搬送方向は上記に限られるものではない。例えば、第1キャリア13と第2キャリア16とを互いに平行で上下に離れるように配置して、それらの搬送方向を同じ方向に設定したり、互いに逆方向に設定したりしてもよい。さらには、1つのキャリアに保持した部品に対して、2つ以上のキャリアに各々保持した部品を組み付けるようにしてもよい。そのようにする場合でも、ある2つの部品の組付用の構成に着目したとき、本発明と同じ構成となっていれば、その構成は本発明に含まれるものとする。以上述べたキャリアの搬送方向および数に関することは、以下で述べる第2の実施形態に関しても同様に言えることである。
次に図11〜図18を参照して、本発明の第2実施形態による部品組付装置100について説明する。なおこれらの図11〜図18において、図1〜図10に示したものと同等の要素には同じ参照番号を付してあり、それらについては特に必要の無い限り説明を省略する。図11は、本実施形態の部品組付装置100を構成する下型10を上側から見た平面形状を示している。図12は、本実施形態の部品組付装置100を構成する上型50を、下側から見た平面形状を示している。図13は、この部品組付装置100が用いる第1キャリア13と第2キャリア16との、平面視での相対位置関係を概略的に示している。図14〜図17は、本実施形態の部品組付装置100がそれぞれ異なる状態にあるところを示す側面図である。
まず図11および図14を参照して、下型10について説明する。下型10は、図11および図14中で左右方向に延びる第1キャリア通路11を有している。この第1キャリア通路11は、図1に示した第2キャリア通路15のように上に向かって開いた凹溝状の通路であってもよいし、あるいは図1に示した第1キャリア通路11のようにトンネル状の通路であってもよい。トンネル状の通路とされる場合は、トンネルの上壁に、後述する受け部材20が第1部品12の上面まで達することを可能にする開口が形成される。この第1キャリア通路11には、複数の第1部品12を一方向に並べて保持した第1キャリア13が配置される。第1部品12は、一例として概略四角形の外形を有する部品である。第1キャリア13は各第1部品12を、例えば細い2箇所(図11中で第1部品12の上下に有る部分)で保持している。
図11において、第1キャリア13および第1部品12は、下型10に対する相対位置を示すために概略的に示したものであり、他の部材との上下関係については無視している。これは、以下に述べる第2キャリア16および第2部品14に関しても同様である。
第1部品12は、中央部に丸い貫通孔Kを有している。なお前述した通り、このように第1部品12に貫通孔Kが形成されている場合も、第1部品12を保持している「第1キャリアに貫通孔が形成されている」と定義する。この第1部品12には、後述するようにして第2部品14が組み付けられる。第1部品12に第2部品14が組み付けられた後、第1キャリア13の上記細い2箇所が切断されることにより、第1部品12は第1キャリア13から切り離されて個別の部品とされる。
下型10の第1キャリア通路11よりも下の位置には、トンネル状の第2キャリア通路15が形成されている。この第2キャリア通路15には、複数の第2部品14を一方向に並べて保持した第2キャリア16が配置される。第2部品14は一例として、上記第1部品12を覆うカバー状の部品であり、概略円形の外形を有する。この第2部品14は、例えば細い2箇所(図11中で第2部品14の左右に有る部分)で第2キャリア16に保持され、この細い箇所で第2キャリア16から切り離し可能とされている。
図13に示すように第1キャリア13は、図示外の第1搬送手段により、その長手方向(矢印a方向)に、第1部品12の保持ピッチ(第1ピッチ)P1と同じ長さずつピッチ送りされる。それにより各第1部品12は、第1ピッチP1ずつ矢印a方向に順次移動しては停止することになる。また第2キャリア16も同様に、図示外の第2搬送手段により、その長手方向(矢印b方向)に、第2部品14の保持ピッチ(第2ピッチ)P2と同じ長さずつピッチ送りされる。それにより各第2部品14は、第2ピッチP2ずつ矢印b方向に順次移動しては停止することになる。なお本実施形態でも、第1キャリア13および第2キャリア16をピッチ送りさせる搬送手段としては、例えば前述したプレス加工装置における上型の駆動装置と連動する手段等が適用可能である。
第1キャリア13と第2キャリア16が上記のように停止したとき、それぞれが保持している第1部品12と第2部品14とは、水平面内で所定の相対位置関係を保って整合する。この所定の相対位置関係とは、その位置のまま第2部品14が真上に向けて押し上げられると、第1部品12に組み付けられるようになる位置を意味する。
下型10には、例えば円柱ピン状とされた下側上下動部材102と、シーソー型の回動部材103と、略水平方向に延びる軸104と、押上作動部154とが収められている。下側上下動部材102は、後述する上型50に設けられた上側上下動部材101と、鉛直方向に同軸に揃って延びるように配置されている。回動部材103は、上記軸104の周りを回動するように形成されている。下側上下動部材102は、回動部材103の一端部の上に配設されている。押上作動部154は、回動部材103の他端部の上に配設されている。そこで、下側上下動部材102が下向きに移動すると、回動部材103の一端部にその下向きの力が伝えられる。すると回動部材10は図14中で時計方向に回動し、その他端部が上昇するので、押上作動部154が上向きに移動する。ここで、上述した上側上下動部材101、下側上下動部材102、回動部材103、軸104および押上作動部154は、本発明における押上手段を構成している。
また、下型10には、下降阻止解除手段としての下降阻止解除ロッド155が2本固定されている。各下降阻止解除ロッド155は、上方を向く先端部155aが、後述する下降阻止バー122の先端部122aと接触可能にして、上下方向に延びるように配設されている。下降阻止解除ロッド155は下降阻止バー122と共に、本発明における受け部材保持手段を構成する。なお、下降阻止解除ロッド155の先端部155aとは、図14において、下降阻止解除ロッド155の上下方向中央近辺の狭幅部分よりも上の、幅広になっている部分を指す。
次に図12および図14を参照して、上型50について説明する。上型50は、例えば前述したプレス加工装置におけるものと同様の上型本体51と、この上型本体51の下に連結された被着部52とから構成されている。これらの上型本体51および被着部52はそれぞれ、第1の実施形態におけるものと基本的に同様である。
上型本体51の内部には、一例として先端部(下端部)が円柱状とされた受け部材20が取り付けられている。この受け部材20は、例えば上型本体51および被着部52の内部に形成された上下方向に延びる溝内に収められて、上昇および下降可能となっている。受け部材20には、例えば縮装バネ21によって下向きの付勢力が与えられている。また上型本体51には、前述した上側上下動部材101の上端が固定されている。この上側上下動部材101は、被着部52の内部に形成された上下方向に延びる溝内に収められて、被着部52に対して相対的に上下動可能となっている。
さらに上型50の内部、より具体的に被着部52の内部には、下降阻止バー122が設けられている。この下降阻止バー122は、本発明における下降阻止手段を構成するものである。下降阻止バー122の2つの先端部122aはL字状の形状とされた上で、上型50の側面の外側に突出している。この突出した先端部122aには、例えばバネ保持部23内に保持された縮装バネ24が接している。それにより下降阻止バー122は、受け部材20に近付く方向に付勢されている。
次に、上記構成を有する部品組付装置100の動作について、図14〜図18を参照して説明する。図14〜図17は、この部品組付装置100によって第2部品14が第1部品12に組み付けられる様子を、時間を追って示している。部品組付が開始されるとき、部品組付装置100は図14の状態となっている。このとき上型50の上型本体51は、最上位置つまり上死点にある。なお図14において、第1キャリア13は面Aの上を、そして第2キャリア16は面Bの上を移動可能とされている。この図14においては、受け部材20の上下方向位置を明確化するために、受け部材20にハッチングを付してある。
ここで、図14に示す状態にある受け部材20およびその周辺の構造を、図18に拡大して示す。図18に明示されるように受け部材20には、下降阻止バー122の長さ方向(図18の紙面に直角な方向)中央部の方を向く部分に、下面20mを有する段部が設けられている。また下降阻止バー122の長さ方向中央部には、上面122pを有する段部が形成されている。もし、上記下面20mが上記上面122pより上に位置するまで受け部材20が上昇した後に、下降阻止バー122が図18中でもっと右側、つまり、もっと受け部材20に近い位置に来た場合は、受け部材20の下降が、所定の高さ位置で阻止される。つまり、上記下面20mが上面122pに上から当接すると、受け部材20はそれ以上下降するのは不可能となる。図15および図16においては、そのようにして受け部材20の下降が阻止された状態となっている。本実施形態でも、上記当接がなされる場合の下降阻止バー122の横方向、つまり水平方向の位置を「当接位置」という。また、上記当接が不可能となる場合の下降阻止バー122の横方向位置を「当接外位置」という。
図14の状態のときは、上型50が最上位置にあって、下降阻止解除ロッド155は上型50に対する相対位置が最も低い位置にある。この状態下では、下降阻止解除ロッド155の先端部155aが、下降阻止バー122の先端部122aを最も外側、つまり図14および図18で最も左側に移動させる。それにより、下降阻止バー122全体も最も外側の位置、すなわち当接外位置まで移動する。図14に示す状態下では、後述するようにして、既に第1キャリア13および第2キャリア16の1ピッチ送りがなされている。すなわちこの状態下では、既に第1部品12と第2部品14とが部品組付位置において、前述した所定の相対位置関係にある。
図14の状態から次に、上型本体51および被着部52が一体的にして下降される。それにより上側上下動部材101も下降して、下型10の下側上下動部材102に近接して行く。そして、上側上下動部材101が下側上下動部材102に接する少し前に、下降阻止バー122の先端部122aが、下降阻止解除ロッド155の先端部155aを下方に乗り越える。それにより下降阻止バー122は、縮装バネ24から図14中で右向きの付勢力を受け、受け部材20に圧接する状態となる。
引き続き上型本体51および被着部52が下降されると、受け部材20が第2部品14(図11参照)の上面に接し、それと略同時に上側上下動部材101が下側上下動部材102に接する。なお受け部材20は、第1部品12に設けられた貫通孔Kを上から下に通過して、第2部品14に接する位置まで下降する。そこからさらに上型本体51および被着部52が下降されると、まず被着部52が下型10に接して停止し、次いで上型本体51が被着部52に接するまで該被着部52に対して相対的に下降する。このとき上型本体51が下降する力は、上側上下動部材101および下側上下動部材102を介して回動部材103の一端部に伝えられる。
こうして、回動部材103の一端部に下向きの力が作用すると、回動部材は軸104の周りを回動して、その他端部の上に配されている押上作動部154に上向きの力を加える。そこで、第2キャリア16に保持されている第2部品14は、上述のように上から接している受け部材20と、この押上作動部154とにより挟持されながら、上方に押し上げられる。なお受け部材20には、縮装バネ21によって下向きの付勢力が与えられているから、第2部品14の挟持は弾力的に、より確実になされ得る。このように挟持された第2部品14が押上作動部154により上方に押し上げられると、第2部品14を保持していた第2キャリア16の細い2箇所(図11および図13参照)が切断され、第2部品14は第2キャリア16から切り離される。なお、上記細い2箇所の切断は、例えば図8に示したダイ60のような手段を用いてなされ得る。
図15は、上記のように下降した上型本体51が最下位置に到達して、被着部52を下型10に接触させ、そして上型本体51自身も被着部52に接した時点の部品組付装置100の状態を示している。この時点では、B面上に存在していた第2部品14が、受け部材20と押上作動部154とにより挟持された状態で、A面近傍の高さ位置まで押し上げられている。こうして押し上げられた第2部品14は、A面上の第1キャリア13に保持されている第1部品12に組み付けられる。この組付も、前述したカシメ等の適宜の手法によってなされ得る。
また、この第2部品14の押し上げに伴って、受け部材20が縮装バネ21の付勢力に抗しながら上昇する。受け部材20が、その下面20mが下降阻止バー122の上面122pより上に位置するところまで上昇すると(図18参照)、縮装バネ24によって受け部材20側に付勢されていた下降阻止バー122は、その上面122pが受け部材20の下面20mと接するように横移動する。下降阻止バー122がこのように横移動すると、受け部材20の下降が下降阻止バー122によって阻止される。こうして受け部材20の下降が阻止されていれば、第2部品14が上から受け部材20によって突かれることはない。そこで、第1部品12に組み付けられている第2部品14が、第1部品12から外れたり、外れないにしても不正な位置に動いてしまうことが確実に防止される。
上型本体51は、図15に示される最下位置に到達すると、そこから上昇に転じる。図16は、上型本体51が上昇して、下降阻止バー122の先端部122aが下降阻止解除ロッド155の先端部155aと干渉し合う直前の状態になったところを示している。この図16の状態下では、被着部52の下面がA面よりも例えば9mm程度上に離れる。また、図16の状態下では、押上作動部154が自重により下降して、B面上に有る第2キャリア16に保持されている第2部品14から下方に離れる。したがって、図16の状態になると、A面上に位置する第1キャリア13および、B面上に位置する第2キャリア16をピッチ送りすることが可能になり、各キャリアが1回ピッチ送りされる。
なお、第1キャリア13および第2キャリア16のピッチ送りは、図16の状態になるよりも前になされてもよい。すなわち、受け部材20が、A面上に位置する第1キャリア13から上に離れたならば、第1キャリア13のピッチ送りを行うことができる。また、押上作動部154が、B面上に位置する第2キャリア16から下に離れたならば、第2キャリア16のピッチ送りを行うことができる。なお、押上作動部154は、上述したように自重で下降するようにする他、バネ等の付勢手段によって下降するように構成してもよい。
上型本体51は、図16の状態からさらに、図14に示した最上位置に至るまで上昇される。図17は、上型本体51がその最上位置に至る途中の位置に有る状態を示している。この図17の状態においては、下降阻止解除ロッド155の先端部155aが、下降阻止バー122の先端部122aを図中で左方に移動させて、図14の状態と同じ状態にしている。すなわちこの状態下では、下降阻止バー122による受け部材20の下降阻止は解除される。この図17の状態から、上型本体51がさらに上昇して最上位置に達すると、先に説明した図14の状態に戻る。
なお、図16の状態から図17の状態に移行する際、下降阻止バー122の先端部122aは、下降阻止解除ロッド155の先端部155aの下側から上昇してこの先端部155aに乗り上げ、それにより、上述の通り図中で左方に移動する。ここで、図18に示すように、下降阻止解除ロッド155の先端部155aには斜面155qが形成され、下降阻止バー122の先端部122aには斜面122qが形成されているので、上記の乗り上げは円滑になされ得る。また、図14の状態から図15の状態に移行する際には、下降阻止解除ロッド155の先端部155aに乗り上げている下降阻止バー122の先端部122aが、該先端部155aの下側に来て乗り上げ状態から外れるが、その際の先端部122aの動作も、上記両斜面155qおよび122qの作用により円滑になされ得る。
以下、以上説明した動作が繰り返されて、第1キャリア13に保持されている複数の第1部品12の各々に対して、第2部品14が1個ずつ順次組み付けられる。
1 部品組付装置
10 下型
11 第1キャリア通路
12 第1部品
13 第1キャリア
14 第2部品
15 第2キャリア通路
16 第2キャリア
17 開口
20 受け部材
22 上昇阻止バー
22a 上昇阻止バーの先端部
50 上型
51 上型本体
52 被着部
54 押下部材
55 上昇阻止解除ロッド
55a 上昇阻止解除ロッドの先端部
60 ダイ
100 部品組付装置
101 上側上下動部材
102 下側上下動部材
103 回動部材
122 下降阻止バー
122a 下降阻止バーの先端部
154 押上作動部
155 下降阻止解除ロッド
155a 下降阻止解除ロッドの先端部

Claims (9)

  1. 複数の第1部品を所定の第1ピッチで一方向に並べて保持した第1キャリアの上方に、複数の第2部品を所定の第2ピッチで一方向に並べて保持した第2キャリアを配し、前記第1キャリアと前記第2キャリアとをそれぞれの部品並び方向にピッチ送りしながら、前記第2キャリアから前記第2部品を切り離して前記第1キャリアの第1部品に組み付ける部品組付装置であって、
    前記第1キャリアを前記第1部品の並び方向に前記第1ピッチでピッチ送りする第1搬送手段と、
    前記第2キャリアを前記第2部品の並び方向に前記第2ピッチでピッチ送りする第2搬送手段と、
    部品組付位置において前記第2キャリアの上方に配され、下降して前記部品組付位置に位置している第2部品を押し下げ前記第2キャリアから切り離すと共に、前記第1キャリアの第1部品に上から押し付けて該第1部品に組み付け、組付終了後前記第1キャリアの上方位置まで上昇する押下部材と、
    部品組付位置において前記第1キャリアの下方に配され、上昇下降可能でかつ上方に付勢された、該付勢により上昇して前記押下部材と共に前記第2部品を挟持し、挟持した状態で前記押下部材の下降により該押下部材に押されて下降する受け部材と、
    前記下降した受け部材を前記第1キャリアより下の位置で保持し、前記組付終了後前記第1キャリアおよび第2キャリアが1ピッチ送られた後に前記保持を解除し、前記受け部材を前記付勢により上昇させる受け部材保持手段と、
    を有する部品組付装置。
  2. 第1部品に第2部品を組み付ける部品組付装置であって、
    複数の第1部品を所定の第1ピッチで一方向に並べて保持した第1キャリアと、
    複数の第2部品を所定の第2ピッチで一方向に並べて保持した第2キャリアと、
    前記第1キャリアを前記第1部品の並び方向に前記第1ピッチでピッチ送りする第1搬送手段と、
    前記第2キャリアを前記第2部品の並び方向に前記第2ピッチでピッチ送りする第2搬送手段と、
    所定の部品組付位置において、前記第1部品の上方に前記第2部品が存在し、かつ前記ピッチ送りが停止した際に該第1部品および第2部品が上下方向に交わる面内で所定の相対位置関係となるように前記第1キャリアおよび第2キャリアを案内するキャリア案内手段と、
    前記部品組付位置にある前記第2部品と前記第1部品との間に配設されて、下降する第2部品を前記第2キャリアから切断するダイと、
    上昇下降可能でかつ下から上に向かう付勢力が与えられ、この付勢力により、前記部品組付位置にある前記第2部品を下から受け止める位置まで上昇し得る受け部材と、
    前記部品組付位置にある前記第2部品よりも上の初期位置から下降を開始して、前記受け部材との間に挟んだ前記第2部品を前記付勢力に抗しながら下方に押し下げ、押し下げた該第2部品を前記ダイによって第2キャリアから切り離し、切り離された該第2部品をさらに押し下げて前記第1部品に組み付け、その後に第2部品から上方に離れて前記初期位置まで戻る押下部材と、
    前記第1部品に組み付く位置まで下降した前記第2部品に下から接している前記受け部材に作用して、該受け部材の前記付勢力による上昇を阻止する上昇阻止手段と、
    前記上昇阻止手段によって前記受け部材の上昇が阻止されている間に前記第1キャリアをピッチ送りするように第1搬送手段を制御し、前記押下部材が前記第2キャリアより上方まで上昇した後に前記第2キャリアをピッチ送りするように第2搬送手段を制御する搬送手段制御部と、
    前記上昇阻止手段と共に前記受け部材保持手段を構成し、前記第1キャリアのピッチ送りが終了した後、前記上昇阻止手段による前記受け部材の上昇阻止を解除させる上昇阻止解除手段と、
    を有する請求項1に記載の部品組付装置。
  3. 前記第1キャリアが、一部に上下に貫通する貫通孔が設けられたものであり、
    前記受け部材が、前記貫通孔を下から上に通過して前記第2部品を下から受け止めるように構成されている、
    請求項2に記載の部品組付装置。
  4. 前記上昇阻止手段が、前記受け部材の一部に形成された上向きの面に上方から当接する下向きの面を有し、前記当接により受け部材の上昇を阻止する当接位置と、該当接が外れる当接外位置との間で横移動する部材から構成され、
    前記上昇阻止解除手段が、上下方向に移動して前記上昇阻止手段と干渉し、この干渉により該上昇阻止手段を前記当接位置から前記当接外位置に横移動させる部材から構成されている、
    請求項2または3に記載の部品組付装置。
  5. 複数の第1部品を所定の第1ピッチで一方向に並べて保持した第1キャリアの下方に、複数の第2部品を所定の第2ピッチで一方向に並べて保持した第2キャリアを配し、前記第1キャリアと前記第2キャリアとをそれぞれの部品並び方向にピッチ送りしながら、前記第2キャリアから前記第2部品を切り離して前記第1キャリアの第1部品に組み付ける部品組付装置であって、
    前記第1キャリアを前記第1部品の並び方向に前記第1ピッチでピッチ送りする第1搬送手段と、
    前記第2キャリアを前記第2部品の並び方向に前記第2ピッチでピッチ送りする第2搬送手段と、
    部品組付位置において前記第2キャリアの下方に配され、上昇して前記部品組付位置に位置している第2部品を押し上げ前記第2キャリアから切り離すと共に、前記第1キャリアの第1部品に下から押し付けて該第1部品に組み付け、組付終了後前記第1キャリアの下方位置まで下降する押上部材と、
    部品組付位置において前記第1キャリアの上方に配され、上昇下降可能でかつ下方に付勢された、該付勢により下降して前記押上部材と共に前記第2部品を挟持し、挟持した状態で前記押上部材の上昇により該押上部材に押されて上昇する受け部材と、
    前記上昇した受け部材を前記第1キャリアより上の位置で保持し、前記組付終了後前記第1キャリアおよび第2キャリアが1ピッチ送られた後に前記保持を解除し、前記受け部材を前記付勢により下降させる受け部材保持手段と、
    を有する部品組付装置。
  6. 第1部品に第2部品を組み付ける部品組付装置であって、
    複数の第1部品を所定の第1ピッチで一方向に並べて保持した第1キャリアと、
    複数の第2部品を所定の第2ピッチで一方向に並べて保持した第2キャリアと、
    前記第1キャリアを前記第1部品の並び方向に前記第1ピッチでピッチ送りする第1搬送手段と、
    前記第2キャリアを前記第2部品の並び方向に前記第2ピッチでピッチ送りする第2搬送手段と、
    所定の部品組付位置において、前記第1部品の下方に前記第2部品が存在し、かつ前記ピッチ送りが停止した際に該第1部品および第2部品が上下方向に交わる面内で所定の相対位置関係となるように前記第1キャリアおよび第2キャリアを案内するキャリア案内手段と、
    前記部品組付位置にある前記第2部品と前記第1部品との間に配設されて、上昇する第2部品を前記第2キャリアから切断するダイと、
    上昇下降可能でかつ上から下に向かう付勢力が与えられ、この付勢力により、前記部品組付位置にある前記第2部品を上から受け止める位置まで下降し得る受け部材と、
    前記部品組付位置にある前記第2部品よりも下の初期位置から上昇を開始して、前記受け部材との間に挟んだ前記第2部品を前記付勢力に抗しながら上方に押し上げ、押し上げた該第2部品を前記ダイによって第2キャリアから切り離し、切り離された該第2部品をさらに押し上げて前記第1部品に組み付け、その後に第2部品から下方に離れて前記初期位置まで戻る押上部材と、
    前記第1部品に組み付く位置まで上昇した前記第2部品に上から接している前記受け部材に作用して、該受け部材の前記付勢力による下降を阻止する下降阻止手段と、
    前記下降阻止手段によって前記受け部材の下降が阻止されている間に前記第1キャリアをピッチ送りするように第1搬送手段を制御し、前記押上部材が前記第2キャリアより下方まで下降した後に前記第2キャリアをピッチ送りするように第2搬送手段を制御する搬送手段制御部と、
    前記下降阻止手段と共に前記受け部材保持手段を構成し、前記第1キャリアのピッチ送りが終了した後、前記下降阻止手段による前記受け部材の下降阻止を解除させる下降阻止解除手段と、
    を有する請求項5に記載の部品組付装置。
  7. 前記第1キャリアが、一部に上下に貫通する貫通孔が設けられたものであり、
    前記受け部材が、前記貫通孔を上から下に通過して前記第2部品を上から受け止めるように構成されている、
    請求項6に記載の部品組付装置。
  8. 前記下降阻止手段が、前記受け部材の一部に形成された下向きの面に下方から当接する上向きの面を有し、前記当接により受け部材の下降を阻止する当接位置と、該当接が外れる当接外位置との間で横移動する部材から構成され、
    前記下降阻止解除手段が、上下方向に移動して前記下降阻止手段と干渉し、この干渉により該下降阻止手段を前記当接位置から前記当接外位置に横移動させる部材から構成されている、
    請求項6または7に記載の部品組付装置。
  9. 前記押上部材が、
    略水平方向に延びる軸の周りを回動する回動部材であって、前記受け部材を下降させる下向きの力を一端部で受けて回動し、この回動により他端部を上昇させる回動部材と、
    前記一端部の上に配置されて、前記受け部材を下降させる手段から下向きの力を前記一端部に伝える上下動部材と、
    前記他端部の上に配置されて、この他端部の前記上昇により上方に移動する押上作動部と、
    を備えてなる請求項6から8いずれか1項に記載の部品組付装置。
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