JP2018187704A - 携帯用切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダストボックスを小型化した場合でも、切粉の勢いを十分に低下させることができ、かつ、ダストボックス内に乱流が生じない携帯用切断機を提供する。【解決手段】のこ刃12が被切断材を切断したときの切粉の排出勢いを利用して切粉を集めるダストボックス30を備え、前記ダストボックス30は、切粉を内部に導入するための導入口35と、空気を外部に逃がすための排気口36と、前記導入口35から前記排気口36へと一方通行の切粉流路37を形成するために前記ダストボックス30の内部を仕切る仕切板40と、を備える。【選択図】図5

Description

この発明は、のこ刃を回転させて被切断材を切断する携帯用切断機に関し、特に、ダストボックスを備えた携帯用切断機に関する。
ダストボックスを備えた携帯用切断機は、のこ刃が被切断材を切断したときの切粉の排出勢いを利用して、切断時に発生した切粉をダストボックスで回収できるようになっている。切粉をダストボックスで回収することで切粉の拡散が抑制されるため、作業者は切粉を気にすることなく作業することができる。
ところで、この種の携帯用切断機においては、取り回しのしやすさも重要であるため、機械を小型化して、機械全長を短縮することが求められている。このため、ダストボックスもできるだけ小型化する必要がある。
しかしながら、ダストボックスを小型化した場合、集塵した切粉の勢いをダストボックス内で十分に減速させることができず、空気の流れと一緒に切粉がダストボックスの外部へと流れ出してしまうという問題があった。特に、コンクリートなどの比重の軽い切粉は外部に流れやすいという問題があった。
こうした問題を解決する方法として、例えば特許文献1には、ダストボックス内に複数の仕切板を設け、この仕切板で切粉の流路を変更するようにした構造が開示されている。この構造によれば、仕切板に当てることで切粉の勢いを低下させることができ、切粉が外部に流れることを防止できるとされている。
特許3214295号公報
しかし、上記した特許文献1記載の構成では、空気流を複数の仕切板に当てて分流する構造であるため、分流した空気流が逆流したりぶつかったりして気流が安定しない。このような構造では、ダストボックスの内部に流入した切粉が乱流に巻き込まれて外部に流出するおそれがあった。
そこで、本発明は、ダストボックスを小型化した場合でも、切粉の勢いを十分に低下させることができ、かつ、ダストボックス内の気流を安定させることができる携帯用切断機を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、モータと、前記モータによって回転して被切断材を切断するのこ刃と、前記のこ刃が被切断材を切断したときの切粉の排出勢いを利用して切粉を集めるダストボックスと、を備え、前記ダストボックスは、切粉を内部に導入するための導入口と、空気を外部に逃がすための排気口と、前記導入口から前記排気口へと一方通行の切粉流路を形成するために前記ダストボックスの内部を仕切る仕切板と、を備えることを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、導入口から排気口へと一方通行の切粉流路を形成するために、ダストボックスの内部を仕切る仕切板を備えている。このような構成によれば、ダストボックスを小型化した場合でも、導入口から排気口への経路を長くすることができるので、ダストボックスの内部に流入した切粉の勢いを十分に低下させることができる。すなわち、切粉の勢いを低下させることで、ダストボックス外への切粉の流出を抑制することができる。
また、切粉の流れが導入口から排気口への一方通行であるため、空気流が逆流したりぶつかったりすることが防止され、ダストボックス内の気流を安定させることができる。よって、ダストボックスの内部に流入した切粉が乱流に巻き込まれて外部に流出する問題を抑制することができる。
携帯用切断機の外観図である。 携帯用切断機の右側面図である。 携帯用切断機の正面図である。 携帯用切断機のA−A線断面図である。 携帯用切断機のB部拡大図である。 携帯用切断機の平面図であって、(a)ダストボックスを取り付けた状態の図、(b)ダストボックスを取り外した状態の図である。 携帯用切断機の外観図であって、ダストボックスを取り外した状態の図である。 ダストボックスの(a)右側面図、(b)底面図、(c)左側面図である。 ダストボックスの斜視図である。 ダストボックスを構成する左分割片の(a)右側面図、(b)斜視図である。 ダストボックスを構成する右分割片の(a)左側面図、(b)斜視図である。 切粉流路を説明する図であって、(a)ダストボックスの右側面図、(b)C−C線断面図である。 切粉流路を説明する図であって、(a)ダストボックスの右側面図、(b)D−D線断面図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、切断方向に見て前方を「前」、後方を「後」とする。また、携帯用切断機10を持った作業者から見て右側を「右」、左側を「左」とする。また、ベース55を被切断材に載置したときの上方を「上」、下方を「下」とする。
本実施形態に係る携帯用切断機10は、図1〜3に示すように、切断機本体11と、切断機本体11の下部に取り付けられたベース55と、を備える。
切断機本体11は、モータ16aを内蔵しており、また、回転可能に支持されたのこ刃12を備えている。のこ刃12は、モータ16aによって駆動され、回転軸12aを中心に回転する。この携帯用切断機10は、回転するのこ刃12を被切断材に押し当てることで、被切断材を切断するものである。
ベース55は、被切断材に当接する金属製の板状部材であり、貫通形成された開口部55aからのこ刃12の一部を露出させるようになっている。このようにベース55の下方において露出したのこ刃12を使用して、被切断材が切断される。
上記した切断機本体11は、ハウジング15によって全体を覆われている。本実施形態に係るハウジング15は、複数の部材を組み合わせて形成されており、モータハウジング部16と、グリップ部17と、ソーカバー部20と、を備える。
モータハウジング部16は、前述したモータ16aを内蔵する部位である。本実施形態においては、グリップ部17の左側にモータハウジング部16が配置されている。
グリップ部17は、作業者が把持するために上方に突出して設けられた部位である。本実施形態に係るグリップ部17は、前後方向に延びる棒状に形成されている。このグリップ部17の内側には、切断動作を実行するためのトリガ18が操作可能に設けられている。このトリガ18は、作業者がグリップ部17を把持したときに人差し指がかかる位置に配置されており、作業者がこのトリガ18を引き操作したときに、モータが回転してのこ刃12が回転するようになっている。
ソーカバー部20は、のこ刃12の上部を覆う部位である。このソーカバー部20の内側には、のこ刃12が被切断材を切断したときに発生する切粉を誘導する誘導経路21が形成されている。具体的には、図4及び図5に示すように、上壁21aと、下壁21bと、左右一対の側壁21eとで、四方を囲まれた通路がソーカバー部20の内部に形成されており、この通路によって誘導経路21が形成されている。この誘導経路21の入口である流入口21cは、のこ刃12の前端に臨むように開口している。また、誘導経路21の出口である流出口21dは、のこ刃12の上方において、後方に向けて開口している。本実施形態においては、この誘導経路21に連続するようにダストボックス30が設けられている。
ダストボックス30は、のこ刃12が被切断材を切断したときの切粉の排出勢いを利用して切粉を集めるものである。本実施形態に係るダストボックス30は、図6に示すように、ハウジング15に対して着脱可能となっている。
このダストボックス30を装着するために、ハウジング15には、被係合部22と、位置決め部23と、凸部24と、排出口25と、が設けられている。
被係合部22は、後述するダストボックス30の係合部材48に係合する部位である。この被係合部22は、図7に示すように、ダストボックス30の着脱方向に対して直交する方向に突出して形成されている。この被係合部22に係合部材48を係合させることで、ダストボックス30がハウジング15から脱落しないようにロックされるようになっている。
位置決め部23は、ダストボックス30の前方の端部50を受ける部位である。この位置決め部23は、図7に示すように、略V字形の溝形状である。この位置決め部23に係合するダストボックス30の端部50は、位置決め部23に嵌まるように略V字形に突出形成されている。ダストボックス30をハウジング15に装着するときには、この位置決め部23にダストボックス30の端部50を突き当てることで、位置決めができるようになっている。
凸部24は、後述するダストボックス30の凹部33gに係合する突起である。この凸部24は、図7に示すように、上方に向けて突出して形成されている。この凸部24にダストボックス30の凹部33gを係合させることで、ハウジング15に装着したダストボックス30が前後にずれないようになっている。
排出口25は、後述するダストボックス30の排気口36と連通する開口部である。この排出口25は、図5及び図7に示すように、上方に向けて開口しており、ダストボックス30を取り付けたときに排気口36と係合して連通するようになっている。排出口25の下部は、のこ刃12の収容部となっている。このため、ダストボックス30の内部は、排出口25を介して外気と連通するようになっている。
一方、ダストボックス30は、内部に切粉を収容可能な容器である。本実施形態に係るダストボックス30は、図8に示すように、内部空間を形成する左右の分割片(モータ16aから遠い側の部材である右分割片32およびモータ16a側の部材である左分割片33)と、蓋部31と、係合部材48と、を備える。
右分割片32は、ダストボックス30の右側の内部空間を形成する部材である。この右分割片32は、図11に示すように、ダストボックス30の右側の壁を形成する右側壁部32eの外周に周壁を立ち上げた形状となっている。なお、右分割片32の周壁は、前上壁部32aと、後上壁部32bと、後壁部32cと、下壁部32dと、からなる。
前上壁部32aは、ダストボックス30の前方かつ上側の壁を形成する部位である。この前上壁部32aは、後方に行くに従って次第に上方へと傾斜するように形成されている。なお、この前上壁部32aの内側には、ダストボックス30からの切粉の流出を防止するための流出防止部45が設けられている。本実施形態においては、流出防止部45として複数のリブを設けており、すなわち、第1リブ45aと、第2リブ45bと、第3リブ45cとが設けられている。
後上壁部32bは、ダストボックス30の後方かつ上側の壁を形成する部位である。この後上壁部32bは、後方に行くに従って次第に下方へと傾斜するように形成されている。このため、前上壁部32aと後上壁部32bとによって、ダストボックス30の上面は山形に傾斜するようになっている。
後壁部32cは、ダストボックス30の後方の壁を形成する部位である。この後壁部32cにはコ字形の切欠き形状が設けられており、左分割片33と組み合わせたときに廃棄口34を開口形成できるようになっている。廃棄口34は、ダストボックス30内の切粉を捨てるときに、切粉を外部へ排出するための開口部である。
下壁部32dは、ダストボックス30の下側の壁を形成する部位である。なお、この下壁部32dは、ダストボックス30をハウジング15に装着したときに、のこ刃12の側面に臨む位置まで延出している。すなわち、図9に示すように、ダストボックス30の右側の内部空間を、ダストボックス30の左側の内部空間よりも下方にまで延出させることで、ダストボックス30の容量を大きく確保するとともに、後述する切粉流路37を長くとれるようにしている。
左分割片33は、ダストボックス30の左側の内部空間を形成する部材である。この左分割片33は、図10に示すように、ダストボックス30の左側の壁を形成する左側壁部33eの外周に周壁を立ち上げ、下部をフランジ状に延出させた形状となっている。なお、左分割片33の周壁は、前上壁部33aと、後上壁部33bと、後壁部33cと、下壁部33dと、からなる。また、フランジ状に延出した部分は遮蔽部33fである。
このうち、前上壁部33aと、後上壁部33bと、後壁部33cと、は、右分割片32の前上壁部32a、後上壁部32b、および後壁部32cと同様の形状である。すなわち、左右対称形状となっている。
下壁部33dは、ダストボックス30の下側の壁を形成する部位であるが、右分割片32の下壁部32dよりも上方で壁を形成している。この下壁部33dは、図5に示すように、ダストボックス30をハウジング15に装着したときに、ソーカバー部20の上面に接触するようになっている。
また、下壁部33dには、空気を外部に逃がすための排気口36が開口形成されている。本実施形態に係る排気口36は、第1排気口36aと第2排気口36bとの2つの開口である。これらの排気口36は、ダストボックス30をハウジング15に装着したときに、ソーカバー部20の上面に開口する排出口25と接続されるようになっている。なお、これらの排気口36には、排出口25の内周に係合する突起36cが設けられている。
遮蔽部33fは、下壁部33dの端部から下方に延出するフランジ状の部位であり、周壁と同じ高さで形成されている。この遮蔽部33fは、左右の分割片を組み合わせたときに、右分割片32の下壁部32dと左分割片33の下壁部33dとの間のギャップを埋めて、右分割片32の下方の空間に蓋をするためのものである。
なお、この遮蔽部33fは、後述する仕切板40に接続されている。このため、左分割片33の内部空間のうち、仕切板40よりも下方の空間は、遮蔽部33fによって前後に分割されている。言い換えると、左分割片33の仕切板40よりも下方の空間において、前後に空気流が移動しようとすると、右分割片32の内部空間を経由しなければならないようになっている。このため、空気流が排気口36へと至るためには、右分割片32の内部空間を経由して迂回しなければならないようになっている。このように流路を迂回させることで、切粉の勢いを減速させるとともに、切粉が排気口36まで到達しにくい構造となっている。このため、切粉が排気口36から外部に漏れにくい構造になっている。
また、この左分割片33の前方には、切粉をダストボックス30の内部に導入するための導入口35が開口形成されている。この導入口35は、図5に示すように、ソーカバー部20の流出口21dに接続されることで、ソーカバー部20の誘導経路21と、ダストボックス30の内部空間とを連通させるためのものである。
蓋部31は、ダストボックス30の廃棄口34を塞ぐための部材である。この蓋部31は、ダストボックス30の廃棄口34に着脱可能に形成されている。ダストボックス30内に切粉が溜まったら、この蓋部31を取り外して、廃棄口34から切粉を捨てることができる。
係合部材48は、ダストボックス30をハウジング15に着脱するための部材である。この係合部材48は、図12に示すように、ダストボックス30を左右に貫通するように配置されている。この係合部材48は、操作部48aと、貫通部48bと、係合部48cと、を備える。
貫通部48bは、ダストボックス30を左右に貫通する棒状の部位である。この貫通部48bの一方の端部には操作部48aが設けられ、他方の端部には係合部48cが設けられている。
操作部48aは、後述する係合部48cの係合を解除するために操作可能に設けられた部位である。この操作部48aは、ダストボックス30の側面に押しこみ操作可能に露出して設けられている。この操作部48aは、係合部材48に取り付けられたバネ49によって、常に突出する方向に付勢されている。
係合部48cは、ハウジング15の被係合部22に係合可能な部位である。この係合部48cは、貫通部48bの端部から下方に略L字形に突出して形成されており、先端部に係合爪48dを備えている。この係合爪48dが被係合部22に係合することで、ダストボックス30がハウジング15から脱落しないようになっている。
ダストボックス30をハウジング15に取り付けるときには、まず、ハウジング30の位置決め部23にダストボックス30の端部50を係合させる。そして、ハウジング15に対してダストボックス30を上から押しつけ、位置決め部23を支点にダストボックス30を回転させる。この操作により、係合部48cの先端のテーパが被係合部22に押され、バネ49の付勢力に抗して係合部48cが外側に移動する。そして、係合爪48dが被係合部22を乗り越えると、バネ49の付勢力によって係合爪48dと被係合部22とが係合した状態となり、ダストボックス30の取り付けが完了する。この状態では、ダストボックス30をハウジング15から引き抜こうとする力が働いても、ダストボックス30を外すことはできない。
ダストボックス30をハウジング15から取り外すときには、バネ49の付勢力に抗して操作部48aを押しこみ操作し、係合部48cを外側(すなわち解除方向)に移動させる。この操作により、係合爪48dと被係合部22との係合が解除されるので、この状態でダストボックス30を上方に持ち上げれば、ダストボックス30をハウジング15から外すことができる。
ところで、本実施形態に係るダストボックス30は、図5に示すように、ダストボックス30の内部を仕切る仕切板40を備えている。そして、この仕切板40を備えることにより、導入口35から排気口36へと一方通行の切粉流路37が形成されている。本実施形態に係る仕切板40は、導入口35から導入された切粉をダストボックス30の内部の外周方向へ誘導する第1の仕切り部41と、第1の仕切り部41とは異なる方向へ延設されて切粉をダストボックス30の内部の外周方向へ誘導する第2の仕切り部42と、を備える。
第1の仕切り部41は、図5に示すように、導入口35から切粉の流入方向に沿って後方(導入口35の開口方向に見て奥方向)へと延設されている。この第1の仕切り部41は、やや湾曲しつつ、斜め上方(導入口35の開口方向に見て奥方向、かつ、排気口の開口方向に見て奥方向)へと延設されており、これにより、切粉をダストボックス30の内部の上方(排気口の開口方向に見て奥方向)へ誘導して切粉流路37を長くとれるようにしている。この第1の仕切り部41は、ダストボックス30の内部を前後(導入口35から見て手前側と奥側)に仕切るようになっており、前後の空間で相互に空気が流れないように遮断している。
第2の仕切り部42は、図5に示すように、第1の仕切り部41に連続するように、後方へと延設されている。この第2の仕切り部42の前端は、第1の仕切り部41の終端部のやや手前において、第1の仕切り部41の後面に臨んでいる。また、この第2の仕切り部42の後端部は、やや斜め下方へと延設されており、これにより、切粉を下方へ誘導して切粉流路37を長くとれるようにしている。なお、この第2の仕切り部42は、ダストボックス30の内部を上下(排気口から見て手前側と奥側)に仕切るようになっており、上下の空間で相互に空気が流れないように遮断している。
このように仕切板40を設けることで、本実施形態に係る切粉流路37は、前流路37aと、上流路37bと、後流路37cと、下流路37dと、の4つの区画に仕切られている。すなわち、前流路37aは、図5及び図13に示すように、ダストボックス30の上壁(前上壁部32a、33a)と第1の仕切り部41とで挟まれた流路である。また、上流路37bは、図5及び図12に示すように、ダストボックス30の上壁(後上壁部32b、33b)と第2の仕切り部42とで挟まれた流路である。また、後流路37cは、図5及び図13に示すように、ダストボックス30の下壁(下壁部32d、33d)と第2の仕切り部42とで挟まれた流路であり、左右両方の分割片の内側に形成される流路である。また、下流路37dは、図12に示すように、右分割片32の内部空間を左分割片33の遮蔽部33fで塞いで形成した流路である。この下流路37dは、下流側において排気口36へとつながっている。
このような切粉流路37によれば、図4に示すように、導入口35から流れ込んだ空気流は、ダストボックス30の周壁に沿って円を描くように流れ、最終的に排気口36から外部へと流れる。言い換えると、導入口35から流れ込んだ空気流は、前流路37a(導入口35から見て手前側、かつ、排気口から見て奥側)、上流路37b(導入口35から見て奥側、かつ、排気口から見て奥側)、後流路37c(導入口35から見て奥側、かつ、排気口から見て手前側)、下流路37d(導入口35から見て手前側、かつ、排気口から見て手前側)の順に流れていき、最終的に排気口36から外部へと流れる。このため、ダストボックス30の全体を使用して切粉流路37を長く取ることができ、空気流の勢いを十分に減速することができる。また、切粉流路37が一方通行(導入口35からダストボックス30の内部の外周を経由し、導入口35側に配置した排気口36へ誘導)となるので、安定した空気の流れを実現できる。
しかも、導入口35から排気口36へと空気流が流れるためには、右分割片32(モータ16aから遠い側)に形成された下流路37dを経由して、左分割片33(モータ16a側)に形成された排気口36へとたどり着かなければならない。すなわち、空気流が左右方向に迂回する形状となっているため、更に空気流の勢いを減速することができる。
また、後流路37cは、図5に示すように、もっとも下方に配置されているため、この後流路37cに切粉が堆積していくことになる。しかも、下流路37dが、図12に示すように、後流路37cよりも幅が狭く切粉流路37が絞られているため、後流路37cから下流路37dへは切粉が流れにくくなっている。このため、排気口36から切粉が外部に流れ出しにくい構造となっている。
なお、図5に示すように、第1の仕切り部41と第2の仕切り部42とは略T字形に接続されている。そして、このように略T字形に接続した入隅部43には、切粉流路37の上流側と下流側とを連通させる開口部44が設けられている。この開口部44は、切粉流路37が塞がれた場合でも排気を可能にして、ダストボックス30内の気圧が高くなりすぎるのを防止するためのものである。この開口部44を設けることで、後流路37cに切粉が堆積して、後流路37cが塞がれてしまった場合でも、開口部44を経由して排気口36から排気することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、導入口35から排気口36へと一方通行の切粉流路37を形成するために、ダストボックス30の内部を仕切る仕切板40を備えている。このような構成によれば、ダストボックス30を小型化した場合でも、導入口35から排気口36への経路を長くすることができるので、ダストボックス30の内部に流入した切粉の勢いを十分に低下させることができる。すなわち、切粉の勢いを低下させることで、ダストボックス30外への切粉の流出を抑制することができる。
また、切粉の流れが導入口35から排気口36への一方通行であるため、空気流が逆流したりぶつかったりすることが防止され、ダストボックス30内の気流を安定させることができる。よって、ダストボックス30の内部に流入した切粉が乱流に巻き込まれて外部に流出する問題を抑制することができる。
また、仕切板40は、導入口35から導入された切粉を外周方向へ誘導する第1の仕切り部41と、第1の仕切り部41とは異なる方向へ延設されて切粉を外周方向へ誘導する第2の仕切り部42と、を備える。このような構成によれば、ダストボックス30の全周を利用して導入口35から排気口36への経路を長くすることができる。例えば、第1の仕切り部41を斜め上方へ延出させ、第2の仕切り部42を斜め下方へ延出させれば、前後方向だけではなく、上下方向にも切粉流路37を長くとることができる。
また、第1の仕切り部41と第2の仕切り部42とが略T字形に接続されている。このような構成によれば、異なる方向に延びる仕切板40で切粉流路37を長くとることができる。
また、仕切板40に、切粉流路37の上流側と下流側とを連通させる開口部44を設けた。このような構成によれば、切粉流路37が塞がれた場合でも排気することができるので、ダストボックス30の集塵可能な容量を大きくすることができる。すなわち、本実施形態に係る切粉流路37は一方通行であるため、切粉流路37が塞がれると空気の逃げ道がなくなり、ダストボックス30内の気圧が高まり過ぎて集塵ができなくなるおそれがあるが、開口部44を設けることで、切粉流路37が塞がれた場合でも空気の逃げ道ができるので、集塵を続けることができる。よって、切粉の蓄積量が多くなっても集塵を続けることができる。言い換えると、切粉を捨てる作業の回数が減らすことができるので、作業性を向上させることができる。
また、上記した開口部44を、第1の仕切り部41と第2の仕切り部42とを接続した入隅部43に設けている。このような構成によれば、開口部44が第1の仕切り部41の裏側にあるので、開口部44に切粉が堆積しにくい。すなわち、切粉によって開口部44が塞がれることを防止できる。
10 携帯用切断機
11 切断機本体
12 のこ刃
12a 回転軸
15 ハウジング
16a モータ
16 モータハウジング部
17 グリップ部
18 トリガ
20 ソーカバー部
21 誘導経路
21a 上壁
21b 下壁
21c 流入口
21d 流出口
21e 側壁
22 被係合部
23 位置決め部
24 凸部
25 排出口
30 ダストボックス
31 蓋部
32 右分割片
32a 前上壁部
32b 後上壁部
32c 後壁部
32d 下壁部
32e 右側壁部
33 左分割片
33a 前上壁部
33b 後上壁部
33c 後壁部
33d 下壁部
33e 左側壁部
33f 遮蔽部
33g 凹部
34 廃棄口
35 導入口
36 排気口
36a 第1排気口
36b 第2排気口
36c 突起
37 切粉流路
37a 前流路
37b 上流路
37c 後流路
37d 下流路
40 仕切板
41 第1の仕切り部
42 第2の仕切り部
43 入隅部
44 開口部
45 流出防止部
45a 第1リブ
45b 第2リブ
45c 第3リブ
48 係合部材
48a 操作部
48b 貫通部
48c 係合部
48d 係合爪
49 バネ
50 端部
55 ベース
55a 開口部

Claims (8)

  1. モータと、
    前記モータによって回転して被切断材を切断するのこ刃と、
    前記のこ刃が被切断材を切断したときの切粉の排出勢いを利用して切粉を集めるダストボックスと、
    を備え、
    前記ダストボックスは、切粉を内部に導入するための導入口と、空気を外部に逃がすための排気口と、前記導入口から前記排気口へと一方通行の切粉流路を形成するために前記ダストボックスの内部を仕切る仕切板と、を備えることを特徴とする、携帯用切断機。
  2. 前記仕切板は、前記導入口から導入された切粉を前記ダストボックス内部の外周方向へ誘導する第1の仕切り部と、前記第1の仕切り部とは異なる方向へ延設されて切粉を前記ダストボックス内部の外周方向へ誘導する第2の仕切り部と、を備えることを特徴とする、請求項1記載の携帯用切断機。
  3. 前記仕切板は、前記ダストボックスの内部を前記導入口から見て手前側と奥側とに仕切る第1の仕切り部と、前記ダストボックスの内部を前記排気口から見て手前側と奥側とに仕切る第2の仕切り部と、を備えることを特徴とする、請求項1記載の携帯用切断機。
  4. 前記第1の仕切り部と前記第2の仕切り部とが略T字形に接続されていることを特徴とする、請求項2または3記載の携帯用切断機。
  5. 前記仕切板に、前記切粉流路の上流側と下流側とを連通させる開口部を設けたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯用切断機。
  6. 前記第1の仕切り部と前記第2の仕切り部とを接続した入隅部に、前記切粉流路の上流側と下流側とを連通させる開口部を設けたことを特徴とする、請求項4記載の携帯用切断機。
  7. 前記第1の仕切り部は、前記導入口の開口方向に見て奥方向へと延設されていることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の携帯用切断機。
  8. 前記ダストボックスは、前記ダストボックスの右側の内部空間を形成する分割片と、前記ダストボックスの左側の内部空間を形成する分割片と、を備え、
    前記排気口は左右の一方の分割片に形成されており、前記導入口から前記排気口へと空気流が流れるためには、他方の分割片に形成された下流路を経由しなければならないことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯用切断機。
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