JP6769093B2 - 携帯用切断機 - Google Patents

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Description

この発明は、切断時に発生する切粉の処理に特徴を有する携帯用切断機に関する。
この種の携帯用切断機として、切断時に発生した切粉を後方に排出する通常の丸鋸と、切断時に発生した切粉をダストボックス等で回収する集塵丸鋸と、が知られている。切粉を後方に排出する丸鋸では、作業者や被切断材の方向に切粉が堆積しないように、切粉を斜め後方に誘導して排出するものが主流となっている。しかしながら、このような構成においては、切粉の排出経路を曲折して設けたりして、切粉の排出方向を強制的に変える必要があるので、切粉を排出する勢いが落ちたり、切粉と排出経路との摩擦で静電気が発生し、切粉が排出経路に詰まったりといった問題があった。
このような問題に関し、特許文献1には、切粉をソーカバー内に排出するか、切粉排出流路に排出するかを切り替える切粉排出路変更手段を有する携帯用丸のこが開示されている。特許文献1記載の発明は、切粉排出路変更手段を設けたことによって、切断作業状況などに応じて任意に切粉の排出路を選択可能となり、切粉排出路内への切粉の流出を抑制した場合には、切粉は、ソーカバー内を排出流路として通過し切断方向後方から排出されるようになり、切断作業状況によって切粉がダストカバー内の切粉排出路に詰まるなどして作業性が低下してしまうことを抑制できるとされている。
特許第4715640号公報
しかし、上記した特許文献1記載の発明では、切粉排出路が上下左右を囲まれた形状であるため、切粉排出路に切粉が詰まりやすい形状となっていた。しかも切粉の詰まりを解消しづらい形状であり、メンテナンス性が悪いという問題があった。また、ソーカバー内に切粉を誘導した場合には、切粉がのこ刃の回転軸付近に降りかかるので、のこ刃を覆うロアガード等の摺動不良の原因となる可能性もあった。
そこで、本発明は、排出経路における切粉詰まりを予防するとともに、メンテナンス性に優れた携帯用切断機を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の発明は、モータと、前記モータによって回転して被切断材を切断するのこ刃と、前記のこ刃及び前記モータを覆うハウジングと、を備え、前記ハウジングによって、前記のこ刃が被切断材を切断したときに発生する切粉を誘導する切粉排出経路が形成され、前記のこ刃の外周に沿って形成された前記切粉排出経路の出口である切粉排出口は、前記のこ刃の回転軸よりも前記のこ刃の切断方向前方において開口しており、切粉の排出方向を切り替えるために前記切粉排出口の近傍に配置可能なアタッチメント部材を備え、前記アタッチメント部材は、少なくとも、前記切粉排出口の近傍の装着位置と、前記装着位置とは異なる収容位置と、に固定可能であり、前記装着位置に前記アタッチメント部材を配置したときには、前記切粉排出口から排出された切粉の排出方向が前記アタッチメント部材によって変化するように形成され、前記収容位置に前記アタッチメント部材を配置したときには、前記切粉排出口から排出された切粉の排出方向が前記アタッチメント部材によって変化しないように形成され、また、前記収容位置に前記アタッチメント部材を配置したときに、切粉を集めるためのダストボックスを前記切粉排出口の近傍に装着可能となることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上記した請求項に記載の発明の特徴点に加え、前記アタッチメント部材は、前記携帯用切断機から分離することなく前記装着位置と前記収容位置とを相互に移動可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、切粉排出経路の出口である切粉排出口の近傍に配置可能なアタッチメント部材を備え、アタッチメント部材によって切粉の排出方向を切り替え可能とした。このような構成によれば、携帯用切断機を使用する環境によって、切粉の排出方向を切り替えることができる。例えば、切粉が詰まり易い方向に向けて携帯用切断機を使用する場合には、アタッチメント部材によって切粉の排出方向をできるだけ変えないようにすれば、切粉詰まりを防止することができる。また、携帯用切断機や被切断材にできるだけ切粉が降りかからないようにしたい場合には、アタッチメント部材によって切粉の排出方向を変えることで、切粉の降りかかりを防止することができる。
また、粉排出口の近傍にアタッチメント部材を配置したときには、切粉排出口から排出された切粉の排出方向がアタッチメント部材によって変化するように形成され、切粉排出口の近傍にアタッチメント部材を配置しないときには、切粉排出口から排出された切粉の排出方向がアタッチメント部材によって変化しないように形成されている。このような構成によれば、切粉排出口の近傍にアタッチメント部材を配置した場合には、切粉の排出方向をアタッチメント部材によって変えることができる。よって、作業者や被切断材の方向に切粉が堆積しないように誘導することができる。一方、切粉排出口の近傍にアタッチメント部材を配置しない場合には、切粉排出口から切粉が直接的に排出されるので、切粉の排出方向がアタッチメント部材によって変化しない。よって、アタッチメント部材によって排出の勢いが落ちることがなく、切粉の堆積も生じにくくすることができる。
また、タッチメント部材は、少なくとも、切粉排出口の近傍の装着位置と、前記装着位置のとは異なる収容位置と、に固定可能である。このような構成によれば、アタッチメント部材を使用しない場合でも収容位置にアタッチメント部材を配置することができる。よって、使用していないアタッチメント部材を携帯用切断機に取り付けた状態とすることができるので、アタッチメント部材の紛失を防止することができる。また、アタッチメント部材を使用する場合には、収容位置にあるアタッチメント部材を移動して使用できるので、作業性が良い。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、アタッチメント部材は、携帯用切断機から分離することなく装着位置と収容位置とを相互に移動可能である。このような構成によれば、アタッチメント部材を移動させるときに携帯用切断機から分離しないので、アタッチメント部材の落下や紛失を防止することができる。
また、粉を集めるためのダストボックスを備え、ダストボックスは、アタッチメント部材の代わりに切粉排出口の近傍に装着可能である。すなわち、ダストボックスを取り付けずに使用した場合には、集塵機能のない通常の丸鋸として使用でき、ダストボックスを取り付けて使用した場合には、集塵丸鋸として使用できるようになっている。このような構成によれば、従来は別々の製品であった通常の丸鋸と集塵丸鋸との両方の機能を、1つの製品に併せ持たせることが可能となる。このとき、ダストボックスは、アタッチメント部材を取り外した状態で切粉排出口の近傍に配置されるため、切粉排出口に接続される切粉導入口の位置をアタッチメント部材の分だけ切断方向前方に配置することができる。よって、機械の全長をできるだけ小さくしつつも、ダストボックスの容量をできるだけ大きくすることができる。
第1の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を装着位置に配置した状態の携帯用切断機の外観図である。 第1の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を装着位置に配置した状態の携帯用切断機の平面図である。 第1の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を装着位置に配置した状態の携帯用切断機の断面図である。 第1の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を移動中の携帯用切断機の外観図である。 第1の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を収容位置に配置した状態の携帯用切断機の外観図である。 第1の実施形態に係る図であって、ダストボックスを装着した状態の携帯用切断機の外観図である。 第1の実施形態に係る図であって、ダストボックスを装着した状態の携帯用切断機の平面図である。 第1の実施形態に係る図であって、ダストボックスを装着した状態の携帯用切断機の断面図である。 第2の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を収容位置に配置した状態の携帯用切断機の外観図である。 第2の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を移動中の携帯用切断機を前方から見た外観図である。 第2の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を収容位置に配置した状態の携帯用切断機を前方から見た外観図である。 第3の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を装着位置に配置した状態の携帯用切断機の外観図である。 第3の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を移動中の携帯用切断機の外観図である。 第3の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を収容位置に配置した状態の携帯用切断機の外観図である。 第3の実施形態に係る図であって、アタッチメント部材を収容位置に配置した状態の携帯用切断機の断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1〜8を参照しながら説明する。
本実施形態に係る携帯用切断機10は、図1〜3に示すように、のこ刃17を回転可能に支持する切断機本体15と、切断機本体15の下部に取り付けられたベース11と、を備える。
ベース11は、被切断材に当接する金属製の板状部材であり、貫通形成された開口部11aからのこ刃17の一部を露出させることで、ベース11の下方において被切断材を切断できるように形成されている。
切断機本体15は、ハウジング20によって全体を覆われている。本実施形態に係るハウジング20は、複数の部材を組み合わせて形成されており、メインカバー21と、モータハウジング30と、ソーカバー31と、を備える。
メインカバー21は、歯車機構や制御基板等を内蔵するカバーである。このメインカバー21には、のこ刃17の切断方向に見て左側にモータハウジング30が固定され、右側にソーカバー31が固定されている。このメインカバー21は、グリップ部22と、ギアカバー部23と、バッテリ装着部28と、を備える。
グリップ部22は、作業者が把持するためにギアカバー部23の上方に設けられており、のこ刃17の切断方向と略平行に棒状に形成されている。このグリップ部22の内側には、切断動作を実行するためのトリガ18が操作可能に設けられている。このトリガ18は、作業者がグリップ部22を把持したときに人差し指がかかる位置に配置されており、作業者がこのトリガ18を引き操作したときに、後述するモータが回転してのこ刃17が回転するようになっている。
ギアカバー部23は、モータによって作動するギアを収容する部位であり、図2等に示すように、平面視でグリップ部22よりもソーカバー31寄りに設けられている。本実施形態においては、このギアカバー部23の上面に、後述するアタッチメント部材35を配置可能となっている。このギアカバー部23には、アタッチメント部材35の摺動をガイドするためのスライド溝23aと、アタッチメント部材35を収容するためのアタッチメント収容部24と、が設けられている。本実施形態に係るアタッチメント収容部24は、平面視でグリップ部22とソーカバー31との間に設けられており、ハウジング20の表面に凹設されている。
バッテリ装着部28は、グリップ部22の後方に設けられている。このバッテリ装着部28は、下面にバッテリ19を着脱可能となっている。バッテリ19は、二次電池を内蔵しており、モータや制御装置の駆動源として使用される。
モータハウジング30は、図示しないモータを内蔵する部位である。このモータハウジング30は、図2等に示すように、グリップ部22を挟んで、のこ刃17の反対側に突出して設けられている。このモータハウジング30に内蔵されたモータが回転すると、このモータの回転力がギアを介してのこ刃17の回転軸17aに伝達される。このようにモータによってのこ刃17が回転し、被切断材を切断可能となっている。
ソーカバー31は、メインカバー21と共にのこ刃17の上部を覆っている。本実施形態においては、このソーカバー31の上部にも、後述するアタッチメント部材35を配置可能となっている。このソーカバー31には、アタッチメント部材35の摺動をガイドするための摺動溝31aが設けられている。この摺動溝31aは、ギアカバー部23のスライド溝23aと連続するように形成されており、これにより、アタッチメント部材35がソーカバー31及びギアカバー部23の上を摺動自在となっている。
なお、ハウジング20の内側には、のこ刃17が被切断材を切断したときに発生する切粉を誘導する切粉排出経路20aが形成されている。具体的には、図3に示すように、ハウジング20(ソーカバー31及びメインカバー21)とのこ刃17との間には、切粉が通過可能な隙間が設けられており、この隙間によって切粉排出経路20aが形成されている。切粉排出経路20aは、のこ刃17の切断方向前方側に設けられており、のこ刃17の外周に沿って形成されている。このため、のこ刃17が回転して被切断材を切断したときに、発生した切粉がのこ刃17によって巻き上げられ、切粉排出経路20aへと勢いよく誘導されるようになっている。なお、この切粉排出経路20aは、のこ刃17側に壁を有しておらず(切粉排出経路20aの外周側の壁とのこ刃17との間には壁が存在しておらず)、のこ刃17側が開放されている。このため、切粉詰まりが起きにくい構造となっている。
この切粉排出経路20aの出口である切粉排出口20bは、のこ刃17よりも上方において開口している。また、この切粉排出口20bは、のこ刃17の回転軸17aよりも前方において開口している。切粉排出口20bをできるだけ前方において開口させることで、後述するダストボックス45を取り付けた場合に、切粉の排出勢いを最大限利用してダストボックス45に切粉を誘導できるので、集塵効果を高めることができる。また、ダストボックス45を前方寄りに配置できるので、ダストボックス45を後方に突出させずに機械の全長を小さくしつつ、ダストボックス45の容量を大きくすることができる。
本実施形態においては、この切粉排出口20bの延長線上にアタッチメント部材35を配置可能となっている。そして、切粉排出口20bの延長線上にアタッチメント部材35を配置するか否かによって、切粉の排出方向が切り替え可能となっている。
なお、本実施形態においては、切粉排出口20bの延長線上にアタッチメント部材35を配置可能としているが、アタッチメント部材35は、少なくとも切粉の排出方向を変えられる切粉排出口20bの近傍に配置可能であればよい。すなわち、アタッチメント部材35の切粉誘導部36が切粉排出口20bに臨み、切粉排出口20bから排出された切粉が切粉誘導部36へと連続的に誘導される位置にアタッチメント部材35を配置可能であればよい。
アタッチメント部材35は、ハウジング20の表面に移動自在に取り付けられた部材であり、図1及び図3に示すように、切粉排出口20bに連続するように配置可能な切粉誘導部36を備えている。この切粉誘導部36は、上壁36aと、下壁36bと、傾斜面36cと、を備えて3方向が囲まれている。言い換えると、反グリップ部22側(グリップ部22を把持したときの右側)が開放した形状となっており、この開放面から切粉を外部に排出するように形成されている。傾斜面36cは、のこ刃17の切断方向(前後方向)に対して傾斜して設けられており、切粉排出口20bに対して斜めに臨むように配置されている。傾斜面36cは、後方に行くに従って反グリップ部22側(グリップ部22を把持したときの右側)に傾斜しており、これにより、切粉排出口20bから排出された切粉が傾斜面36cに沿って右後方に誘導されるように形成されている。このように切粉が右後方に誘導されることで、右利きの作業者の体に切粉が降りかかりにくい構造となっている。なお、切粉誘導部36の先端(傾斜面36cの先端)は、のこ刃17の回転軸17aよりも後方に配置されている。このように傾斜面36cをできるだけ後方に配置することで、切粉をできる限り後方に誘導し、作業者や被切断材への切粉の降りかかりを防止している。
なお、本実施形態に係るアタッチメント部材35は、図4及び図5に示すように、ハウジング20の表面を摺動可能となっている。アタッチメント部材35の下部には、前後方向に突出した一対の摺動突起38が形成されており、この摺動突起38が、ギアカバー部23のスライド溝23a及びソーカバー31の摺動溝31aに摺動自在に係合することで、アタッチメント部材35の摺動がガイドされている。アタッチメント部材35は、図4に示すように、のこ刃17の回転軸17aと平行に摺動可能となっている。アタッチメント部材35をグリップ部22の方向へと摺動させてから下方に移動させると、図5に示すように、アタッチメント部材35がギアカバー部23のアタッチメント収容部24に嵌入して固定されるようになっている。なお、アタッチメント部材35の上面には、摘み37が突出形成されている。この摘み37は、アタッチメント収容部24に収容したアタッチメント部材35を引き上げやすくするためのものであり、作業者が摘み37を手で持って操作できるように形成されている。
このように、アタッチメント部材35は、図1に示すような切粉排出口20bの延長線上の装着位置と、図5に示すような切粉排出口20bの延長線上ではない収容位置と、に固定可能となっている。よって、アタッチメント部材35は、使用時には装着位置に配置され、不使用時には収容位置に配置される。なお、アタッチメント部材35は摺動可能に取り付けられているので、携帯用切断機10から分離することなく装着位置と収容位置とを相互に移動可能となっている。このように構成することで、アタッチメント部材35の落下や紛失が防止される。
ところで、本実施形態に係る携帯用切断機10は、ダストボックス45を取り付けて使用することも可能である。すなわち、アタッチメント部材35を収容位置に固定した状態で、図6〜8に示すように、アタッチメント部材35の代わりに切粉排出口20bの延長線上にダストボックス45を装着可能となっている。ダストボックス45は、切粉を集めるためにハウジング20の外側に装着される部材である。このダストボックス45は、図8に示すように、切粉排出口20bに連続するように配置される切粉導入口45aと、切粉を収容するための空間である切粉収容部45bと、切粉導入口45aから入ってきた切粉を切粉収容部45bの奥へと誘導するための誘導板45cと、を備える。このダストボックス45を取り付けて携帯用切断機10を使用すると、切粉排出経路20aを通過した切粉が、切粉導入口45aからダストボックス45の内部に入り、切粉収容部45bに収容されるようになっている。なお、ダストボックス45内を密閉するとダストボックス45内の空気圧が高まり十分な集塵効果を得られない可能性があるため、切粉収容部45bに外部と連通する空気孔を設けてもよい。空気孔は、例えば誘導板45cの裏側に設けることができる。誘導板45cの裏側に空気孔を設ければ、切粉収容部45b内の切粉が外部にこぼれることを防止しつつ、空気を逃すことができる。
なお、アタッチメント部材35の収容位置は、ダストボックス45の取り付けの妨げとならない位置となっている。すなわち、アタッチメント収容部24が切粉排出口20bよりもグリップ部22側に設けられているため、アタッチメント部材35の収容位置がダストボックス45よりもグリップ部22側となっており、切粉排出口20bの延長線上にダストボックス45を取り付けた場合でも、アタッチメント部材35がダストボックス45に干渉しないように形成されている。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図9〜11を参照しながら説明する。なお、本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と相違しないため、重複する記載を避けて、相違する箇所のみを説明する。
本実施形態に係るアタッチメント部材35は、第1の実施形態とは異なる構造でハウジング20に対して移動可能に形成されている。すなわち、本実施形態に係るアタッチメント部材35は、図9に示すように、装着位置からのこ刃17の回転軸17aと平行に、グリップ部22の方向へと摺動した後に、切断方向前方へと摺動可能となっている。すなわち、図10に示すように、装着位置のアタッチメント部材35よりも切断方向前方にアタッチメント収容部25が設けられている。このアタッチメント収容部25は、ハウジング20の表面に形成されており、アタッチメント部材35を係止可能となっている。図11に示すように、アタッチメント収容部25にアタッチメント部材35を係止することで、アタッチメント部材35を収容状態とすることができる。
なお、特に図示しないが、この第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、アタッチメント部材35を収容位置に配置した状態でダストボックス45を装着することが可能となっている。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図12〜15を参照しながら説明する。なお、本実施形態の基本的構成は第1の実施形態と相違しないため、重複する記載を避けて、相違する箇所のみを説明する。
本実施形態に係るアタッチメント部材35は、第1の実施形態とは異なる構造でハウジング20に対して移動可能に形成されている。すなわち、本実施形態に係るアタッチメント部材35は、ハウジング20に対して回動することで、装着位置と収容位置とを相互に移動可能となっている。
本実施形態においては、図15に示すように、アタッチメント部材35には前後方向に突出した回動軸39が設けられている。また、ギアカバー部23のアタッチメント収容部26の近傍には、回動軸39を回動可能に支持する軸支持部26aが設けられている。
このアタッチメント部材35は、図12に示すような装着位置から、図13に示すように回動軸39を軸に回動する。回動したアタッチメント部材35は、図14に示すように、アタッチメント収容部26に収納されて収容位置となる。
なお、特に図示しないが、この第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、アタッチメント部材35を収容位置に配置した状態でダストボックス45を装着することが可能となっている。
(まとめ)
上記したように、本実施形態では、切粉排出経路20aの出口である切粉排出口20bの延長線上にアタッチメント部材35を配置するか否かによって、切粉の排出方向を切り替え可能とした。すなわち、切粉排出口20bの延長線上にアタッチメント部材35を配置しない場合には、切粉排出口20bから切粉が直接的に排出されるので、切粉の排出方向がアタッチメント部材35によって変化しない。よって、アタッチメント部材35によって排出の勢いが落ちることがなく、切粉の堆積も生じにくい。一方、切粉排出口20bの延長線上にアタッチメント部材35を配置した場合には、切粉の排出方向をアタッチメント部材35によって変えることができる。よって、作業者や被切断材の方向に切粉が堆積しないように誘導することができる。このような構成によれば、携帯用切断機10を使用する環境によって、切粉の排出方向を切り替えることができる。例えば、切粉が詰まり易い方向に向けて携帯用切断機10を使用する場合には、切粉排出口20bの延長線上にアタッチメント部材35を配置しないようにすることで、切粉詰まりを防止することができる。また、携帯用切断機10や被切断材にできるだけ切粉が降りかからないようにしたい場合には、切粉排出口20bの延長線上にアタッチメント部材35を配置することで、切粉の降りかかりを防止することができる。
また、アタッチメント部材35は、少なくとも、切粉排出口20bの延長線上の装着位置と、切粉排出口20bの延長線上ではない収容位置と、に固定可能である。このような構成によれば、アタッチメント部材35を使用しない場合でも、収容位置にアタッチメント部材35を配置することができる。よって、使用していないアタッチメント部材35を携帯用切断機10に取り付けた状態とすることができるので、アタッチメント部材35の紛失を防止することができる。また、アタッチメント部材35を使用する場合には、収容位置にあるアタッチメント部材35を移動して使用できるので、作業性が良い。
また、アタッチメント部材35は、携帯用切断機10から分離することなく装着位置と収容位置とを相互に移動可能である。このような構成によれば、アタッチメント部材35を移動させるときに携帯用切断機10から分離しないので、アタッチメント部材35の落下や紛失を防止することができる。
また、切粉を集めるためのダストボックス45を備え、ダストボックス45は、アタッチメント部材35の代わりに切粉排出口20bの延長線上に装着可能である。すなわち、ダストボックス45を取り付けずに使用した場合には、集塵機能のない通常の丸鋸として使用でき、ダストボックス45を取り付けて使用した場合には、集塵丸鋸として使用できるようになっている。このような構成によれば、従来は別々の製品であった通常の丸鋸と集塵丸鋸との両方の機能を、1つの製品に併せ持たせることが可能となる。このとき、ダストボックス45は、アタッチメント部材35を取り外した状態で切粉排出口20bの延長線上に配置されるため、切粉排出口20bに接続される切粉導入口45aの位置をアタッチメント部材35の分だけ切断方向前方に配置することができる。よって、機械の全長をできるだけ小さくしつつも、ダストボックス45の容量をできるだけ大きくすることができる。
なお、上記した実施形態においては、アタッチメント部材35は、携帯用切断機10から分離することなく装着位置と収容位置とを相互に移動可能としたが、これに限らず、アタッチメント部材35を携帯用切断機10から取り外せるようにしてもよい。また、取り外したアタッチメント部材35を収容位置に取り付けられるようにしてもよい。
なお、アタッチメント部材35を切粉排出口20bの近傍に配置した状態でアタッチメント部材35を回動可能に構成し、切粉の排出方向を、切粉排出口20bの延長方向、または切粉排出口20bの延長方向とは異なる方向に、切り替え可能な機構としてもよい。
10 携帯用切断機
11 ベース
11a 開口部
15 切断機本体
17 のこ刃
17a 回転軸
18 トリガ
19 バッテリ
20 ハウジング
20a 切粉排出経路
20b 切粉排出口
21 メインカバー
22 グリップ部
23 ギアカバー部
23a スライド溝
24 アタッチメント収容部(第1の実施形態)
25 アタッチメント収容部(第2の実施形態)
26 アタッチメント収容部(第3の実施形態)
26a 軸支持部
28 バッテリ装着部
30 モータハウジング
31 ソーカバー
31a 摺動溝
35 アタッチメント部材
36 切粉誘導部
36a 上壁
36b 下壁
36c 傾斜面
37 摘み
38 摺動突起
39 回動軸
45 ダストボックス
45a 切粉導入口
45b 切粉収容部
45c 誘導板

Claims (2)

  1. モータと、
    前記モータによって回転して被切断材を切断するのこ刃と、
    前記のこ刃及び前記モータを覆うハウジングと、
    を備え、
    前記ハウジングによって、前記のこ刃が被切断材を切断したときに発生する切粉を誘導する切粉排出経路が形成され、
    前記のこ刃の外周に沿って形成された前記切粉排出経路の出口である切粉排出口は、前記のこ刃の回転軸よりも前記のこ刃の切断方向前方において開口しており、
    切粉の排出方向を切り替えるために前記切粉排出口の近傍に配置可能なアタッチメント部材を備え
    前記アタッチメント部材は、少なくとも、前記切粉排出口の近傍の装着位置と、前記装着位置とは異なる収容位置と、に固定可能であり、
    前記装着位置に前記アタッチメント部材を配置したときには、前記切粉排出口から排出された切粉の排出方向が前記アタッチメント部材によって変化するように形成され、
    前記収容位置に前記アタッチメント部材を配置したときには、前記切粉排出口から排出された切粉の排出方向が前記アタッチメント部材によって変化しないように形成され、
    また、前記収容位置に前記アタッチメント部材を配置したときに、切粉を集めるためのダストボックスを前記切粉排出口の近傍に装着可能となることを特徴とする、携帯用切断機。
  2. 前記アタッチメント部材は、前記携帯用切断機から分離することなく前記装着位置と前記収容位置とを相互に移動可能であることを特徴とする、請求項記載の携帯用切断機。
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