JP7061916B2 - 丸鋸 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第一の実施形態にかかる丸鋸を説明する。図1~図17に本実施形態の丸鋸を示している。本実施形態の丸鋸は、携帯用の丸鋸である。丸鋸は、図示しない被切断物を切断するための工具である。丸鋸は、回転刃10によって、被切断物を切断する。丸鋸が被切断物を切断する際に、ユーザは、丸鋸を手で押す。以下、丸鋸を被切断物の上面に当てる場合について説明する。
丸鋸は、ベース12を備えている。ベース12は、被切断物の上面に当てられる。ベース12は、平面視矩形状の板状である。ベース12は、平面視において長方形状である。ベース12の長辺の方向は、前後方向に沿っている。ベース12は、平坦な下面を有している。丸鋸が被切断物を切断する際に、ベース12の下面は、被切断物の上面を摺動する。ベース12の下面は、丸鋸を被切断物の上面に沿って案内するための案内面である。回転刃10の下部はベース12の下面から下方に突出している。
丸鋸は、本体14を備えている。本体14は、ベース12の上側に取り付けられている。本体14は、前後方向に延びる図示しない縦ピンを中心として、ベース12に対して左右に回動可能である。本体14は、左右方向に延びる横ピン16を中心として、ベース12に対して上下に回動可能である。横ピン16は、本体14の前端部を支持している。
本体14は、回転刃10を備えている。回転刃10は、平面視において、ベース12の左右方向の中心よりも右側に位置している。回転刃10は、本体14に回転可能に支持されている。回転刃10は、左右方向に沿った回転軸線10Aを有している。回転刃10の回転軸線10Aは、平面視において、ベース12の前後方向の中心の近傍に位置している。回転刃10の第一の面は左側を向き、第一の面とは反対側の第二の面は右側を向いている。回転刃10の第一の面は左面であり、回転刃10の第二の面は右面である。図2のように回転刃10を右側から見たとき、回転刃10は反時計回りに回転する。以下、回転刃の回転方向の上流側を単に上流側といい、回転刃の回転方向の下流側を単に下流側という。回転刃10の下側には保護カバー18が設けられている。
本体14は、回転刃10を駆動するためのモータ20を備えている。モータ20は、ブラシレスモータである。モータ20は、ステータとロータとを備えている。ステータはコイルであり、ロータは永久磁石である。モータ20は、左右方向に沿った回転軸線20Aを有している。モータ20の回転軸線20Aは、回転刃10の回転軸線10Aよりも前側に位置し、且つ、回転刃10の回転軸線10Aよりも上側に位置している。モータ20は、回転刃10に対して左側に位置している。モータ20の第一端部である左端部は、回転刃10から遠い。モータ20の第二端部である右端部は、回転刃10に近い。モータ20の左側の略半分は、ベース12よりも左側にはみ出している。モータ20は、回転軸線20A上にモータシャフト22を備えている。ロータは、モータシャフト22と一体に回転する。
本体14は、モータ20の回転を回転刃10に伝達するための伝達機構であるギヤ24を備えている。ギヤ24の個数は、一つであっても複数であってもよい。ギヤ24は、モータシャフト22の右端部の近傍に位置する。モータシャフト22の右端部には、図示しないピニオンギヤが形成されている。ギヤ24は、ピニオンギヤと噛み合っている。
本体14は、モータ20を駆動制御するための回路基板26を備えている。回路基板26は、薄い板状である。回路基板26の厚さ方向は、左右方向に沿っている。回路基板26の厚さ方向は、回路基板26の実装面の法線方向である。回路基板26は、長方形状である。回路基板26の長辺の方向は、前後方向に沿っている。回路基板26は、モータ20の後側に位置している。回路基板26は、モータ20の左端部の近傍に位置する。回路基板26の前端部はモータ20に近く、回路基板26の後端部はモータ20から遠い。
丸鋸は、コードレスである。丸鋸は、バッテリパック28を備えている。バッテリパック28は、直方体である。バッテリパック28は、長方形状の上面を有している。バッテリパック28の上面に、図示しない端子が設けられている。バッテリパック28は、本体14に前側に向けて取り付けられ、本体14から後側に向けて取り外される。バッテリパック28は本体14に対して水平面と平行にスライド可能である。バッテリパック28は、上面が上側を向いた状態で本体14に取り付けられる。バッテリパック28の上面の左右両側には、各々、図示しないスライドレールが形成されている。バッテリパック28のスライドレールは、バッテリパック28の上面の長辺の方向に沿って延びている。バッテリパック28は、本体14に、吊り下げられた状態で保持される。バッテリパック28は、モータ20の後側に位置している。バッテリパック28は、回路基板26と回転刃10との間に位置している。バッテリパック28は、モータ20の後側の近傍に位置し、且つ、回路基板26の右側の近傍に位置している。
本体14は、中空状のハウジング30を備えている。ハウジング30は、モータ収容部32と、ギヤ収容部34と、ソーカバー部36と、バッテリ装着部38と、基板収容部40と、ハンドル部42とを有している。モータ収容部32は、モータ20を収容している。ギヤ収容部34は、モータ収容部32の右側に位置している。ギヤ収容部34は、ギヤ24を収容している。ソーカバー部36は、ギヤ収容部34の右側に位置している。ソーカバー部36は、回転刃10の外周部の全周のうちの上部を覆っている。
バッテリ装着部38にバッテリパック28が装着される。バッテリ装着部38は、モータ収容部32の後側に位置している。バッテリ装着部38は、モータ収容部32の上部から後側に向けて延びている。バッテリ装着部38の下面にバッテリパック28が吊り下げられる。バッテリ装着部38の下面に図示しない本体14側の端子が設けられている。バッテリ装着部38の端子にバッテリパック28の端子が接続される。バッテリ装着部38の下面に、図示しないスライドレールが形成されている。バッテリ装着部38のスライドレールは、前後方向に延びている。バッテリ装着部38のスライドレールにバッテリパック28のスライドレールが係合する。バッテリ装着部38のスライドレールは左右一対形成されている。
基板収容部40は、回路基板26を収容している。基板収容部40は、モータ収容部32の後側に位置している。基板収容部40は、バッテリ装着部38の左側に位置し、バッテリ装着部38の左端部から下方に向けて延びている。基板収容部40の右側面は、バッテリパック28の左側面と対向する。
ハンドル部42は、ユーザーが把持する部分である。図2,4,5,6,7,8,10,11においては、ハンドル部42の概略を二点鎖線で示している。切断作業時に、ユーザーは、ハンドル部42を把持して丸鋸を前進させる。ハンドル部42は、筒状である。ハンドル部42は、回転刃10から左側に離れて位置し、ソーカバー部36から左側に離れて位置している。平面視において、ハンドル部42は、前後方向に延びていて、ソーカバー部36及び回転刃10と平行である。ハンドル部42は、モータ収容部32の上面の右端部とバッテリ装着部38の上面の後端部との間をつないでいる。ハンドル部42は前端部と後端部を有している。ハンドル部42の前端部は、モータ収容部32の上面の右端部につながっている。ハンドル部42の後端部は、バッテリ装着部38の上面の後端部につながっている。
回転刃10が被切断物を切断することにより、切り粉が発生する。回転刃10は被切断物を下側から上側に向けて切断する。回転刃10は、切り粉を上側に移動させ、ソーカバー部36の内側に送り込む。ソーカバー部36の内側には、切り粉が通る通路50が形成されている。ソーカバー部36の内面と回転刃10の外周部との間には空間があいている。この空間が、切り粉が通る通路50となる。切り粉は、通路50を回転刃10の回転方向に沿って上流側から下流側に向けて移動する。ソーカバー部36の内面が通路50の壁面となる。図4に、通路50を移動する切り粉の流れを矢印で示している。
丸鋸は、切り粉を溜めるためのダストボックス74を備えている。ダストボックス74は、本体14に取り付けられる。具体的には、ダストボックス74は、ハウジング30に取り付けられる。ユーザは、本体14にダストボックス74を取り付けた状態で丸鋸を使用することができ、本体14からダストボックス74を外した状態でも丸鋸を使用することができる。
ダストボックス74をソーカバー部36に装着する際には、蓋60を第三の位置まで回動させて蓋60を全開の状態とする。ダストボックス74の前端部を第二の排出口54に差し込むようにして導入口76を第二の排出口54に接続する。ダストボックス74の前端部の係止凹部86とソーカバー部36の係止凸部88とを互いに係合させる。ソーカバー部36の係止凸部88を支点としてダストボックス74を下側に若干回動させる。フックの90の斜面104がソーカバー部36の斜面108に上側から当接することにより、フック90はバネ100の付勢力に抗して左側に移動する。フック90の係止部102は、ソーカバー部36の係止部106を乗り越えて下側に移動して、ソーカバー部36の下側に係止する。バネ100がフック90を右側に付勢しているので、フック90の係止部102とソーカバー部36の係止部106との間の係止状態が維持される。
次に、本発明の第二の実施形態にかかる丸鋸について説明する。但し、第一の実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。第二の実施形態の丸鋸を図18から図20に示している。図18と図19は、蓋60が第一の位置に位置した状態であって、第二の排出口54が閉じている状態を示している。図20は、蓋60が第二の位置に位置した状態であって、第二の排出口54にダストボックス74が接続された状態を示している。蓋60は、第一の位置と第二の位置との間を移動できる。本実施形態の丸鋸は、バッテリパック28を備えていない。
次に、本発明の第三の実施形態にかかる丸鋸について説明する。但し、上記実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。第三の実施形態の丸鋸を図21から図23に示している。図21は、蓋60が第一の位置に位置した状態であって、第二の排出口54が閉じた状態を示している。図22及び図23は、蓋60が第二の位置に位置した状態であって、第二の排出口54が開いた状態を示している。蓋60は、第一の位置と第二の位置との間を移動できる。図21はダストボックス74が取り付けられていない状態を示しており、図22及び図23はダストボックス74が取り付けられた状態を示している。
10A 回転軸線
12 ベース
14 本体
16 横ピン
18 保護カバー
20 モータ
20A 回転軸線
22 モータシャフト
24 ギヤ
26 回路基板
28 バッテリパック
30 ハウジング
32 モータ収容部
34 ギヤ収容部
36 ソーカバー部
36B 外面
38 バッテリ装着部
40 基板収容部
42 ハンドル部
50 通路
52 第一の排出口
54 第二の排出口
56 パイプ
60 蓋
60A 回動軸線
60B 外面
62 支軸部
64 支持凹部
66 係止爪(第一係止部)
66A 斜面
68 バネ
70 操作具
72 係止凹部(第二係止部)
74 ダストボックス
74B 外面
76 導入口
78 貯留部
80 内部通路
82 廃棄口
84 後蓋
84A 延長部
84B 係止爪
86 係止凹部
88 係止凸部
90 フック
92 軸部
94 腕部
96 キャップ
98 フランジ部
100 バネ
102 フックの係止部
104 斜面
106 ソーカバー部の係止部
108 斜面
110 凹部
112 係止凹部(第三係止部)
120 ノズル
122 前側のリンク
124 後側のリンク
130 バネ
132 押圧部
Claims (4)
- 回転刃と、前記回転刃の外周部を覆うソーカバー部を有するハウジングと、切り粉を溜めるためのダストボックスと、を備え、
前記ソーカバー部は、前記切り粉が上流側から下流側に向けて移動する通路と、前記切り粉を前記通路から排出するための第一の排出口及び第二の排出口と、を有し、
前記通路に沿って、前記第二の排出口は前記第一の排出口よりも上流側に位置し、
前記ダストボックスは、前記第二の排出口に着脱可能に接続され、
前記ハウジングは、前記第二の排出口を覆うための蓋を備え、
前記蓋は、前記第二の排出口を閉じる第一の位置と、前記第二の排出口を開く第二の位置との間を移動できるように、前記ソーカバー部に取り付けられており、
前記第二の位置において、前記蓋は、前記第二の排出口に接続された前記ダストボックスに当接することにより、前記第二の排出口と前記ダストボックスとの接続を補助する、丸鋸。 - 前記第一の排出口は、前記回転刃の切断進行方向の後ろ側に向かって開口している、請求項1記載の丸鋸。
- 前記回転刃は、回転軸線を有し、
前記蓋は、前記回転刃の前記回転軸線に沿った回動軸線を中心として回動し、
前記蓋の前記回動軸線は、前記第二の排出口よりも、前記回転刃の回転方向の上流側に位置している、請求項1記載の丸鋸。 - 回転刃と、前記回転刃の外周部を覆うソーカバー部を有するハウジングと、切り粉を溜めるためのダストボックスと、を備え、
前記ソーカバー部は、前記切り粉が通る通路と、前記切り粉を前記通路から排出するための排出口と、を有し、
前記ダストボックスは、前記排出口に着脱可能に接続され、
前記ハウジングは、前記排出口を覆うための蓋を備え、
前記蓋は、前記排出口を閉じる第一の位置と、前記排出口を開く第二の位置との間を移動できるように、前記ソーカバー部に取り付けられており、
前記第二の位置において、前記蓋は、前記排出口に接続された前記ダストボックスに当接することにより、前記排出口と前記ダストボックスとの接続を補助し、
前記ソーカバー部は、外面を有しており、
前記蓋は、外面を有しており、前記蓋の前記外面は、前記第一の位置において前記ソーカバー部の前記外面と略面一となり、
前記ダストボックスは、外面を有しており、前記ダストボックスは、前記ダストボックスの前記外面に、前記第二の位置において前記蓋が入り込む凹部を有しており、
前記蓋の前記外面は、前記第二の位置において、前記凹部の近傍における前記ダストボックスの前記外面と略面一となる、丸鋸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018080488A JP7061916B2 (ja) | 2018-04-19 | 2018-04-19 | 丸鋸 |
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Publications (2)
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JP2019188490A JP2019188490A (ja) | 2019-10-31 |
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Citations (2)
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---|---|---|---|---|
JP2001047406A (ja) | 1999-07-30 | 2001-02-20 | Sb Power Tool Co | ノコギリ用のダスト収集ポート |
JP2017200709A (ja) | 2016-05-02 | 2017-11-09 | マックス株式会社 | 携帯用切断機 |
-
2018
- 2018-04-19 JP JP2018080488A patent/JP7061916B2/ja active Active
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JP2001047406A (ja) | 1999-07-30 | 2001-02-20 | Sb Power Tool Co | ノコギリ用のダスト収集ポート |
JP2017200709A (ja) | 2016-05-02 | 2017-11-09 | マックス株式会社 | 携帯用切断機 |
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