JP2018186898A - 陳列棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】 棚板部やスライド体があってもコンパクトに折り畳むことができる陳列棚を提供する。
【解決手段】 本体の対向する側面に山折り部と谷折り部を設けて、本体を折り畳んだときに、その内側に棚板部とスライド体又は棚板部のみが収まる収容空間が形成され、その収容空間内に棚板部とスライド体又は棚板部のみが収まるようにした。収容空間は、例えば、右側面部の谷折り部と山折り部の間の面、右側面部の山折り部と右前コーナー部の間の面、右前コーナー部と左前コーナー部の間の面、左前コーナー部と左側面部の山折り部の間の面、及び左側面部の山折り部と谷折り部の間の面の内側に形成されるようにすることができる。山折り部と谷折り部は平行又は略平行に設けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧品や飲食物といった各種商品(物品)の陳列や展示に用いる折り畳み式の陳列棚に関する。
化粧品や飲食物といった各種商品の陳列や展示には、商品ディスプレイやPOPディスプレイと呼ばれる折り畳み式の陳列棚が用いられている。折り畳み式の陳列棚は、段ボールやボール紙(例えばコートボール紙。以下同じ。)、プラスチック段ボールといった折り曲げ(曲げ加工)可能な素材で構成される。
前記陳列棚は、使用時には立体的に組み立てて用いられるが、納品時など、不使用時にはできるだけコンパクトに折り畳めることが望まれている。これは、運搬料金は、搬送物の大きさに応じて設定されていることが多く、コンパクトに折り畳めるものの方が、低コストで多くの製品を搬送できるためである。
従来、折り畳み式の陳列棚として、本体の両側面部に縦方向の折り線を設けて、側面をその折り線から外向きに折り畳める外折り式のもの(特許文献1)や、内向きに折り畳める内折り式のもの(特許文献2)などが開発されている。
特開平9−308555号公報 実用新案登録第3195203号公報
前記特許文献1のような外折り式の陳列棚では、折り畳み時に横幅が広くなるため、持ち運びにくくなるとか、運搬コストが高くなるといった難点がある。特許文献2のような内折り式の陳列棚によれば前述のような問題は生じないが、折り畳み式の陳列棚の中には、折り畳み時に本体の内側に棚板部とスライド板が残るものがあり、内向きに折り畳んだ側面部が当該棚板部やスライド板と干渉して、コンパクトに折り畳めない場合がある。
本発明の解決課題は、内向きに折り畳んだ側面部が棚板部やスライド体に干渉せず、コンパクトに折り畳むことができる陳列棚を提供することにある。
本発明の陳列棚は、本体の対向する両側面に谷折り部と山折り部を設けることによって、本体を折り畳んだときに、その内側に棚板部やスライド体が収まる収容空間が形成されるようにしたものである。
本発明の陳列棚によれば、本体の内側に棚板部とスライド体又は棚板部のみが収まる収容空間が形成されるため、棚板部やスライド体があってもコンパクトに折り畳むことができ、保管や運搬が容易である。また、従来の陳列棚よりもコンパクトに折り畳めるため、持ち運びが容易であり、運搬コストを低額に抑えることができる。
本発明の陳列棚の一例を示すものであって、(a)は右前方斜視図、(b)は右後方斜視図。 (a)〜(d)は図1(a)(b)に示す陳列棚の折り畳み手順の説明図。 (a)〜(d)は図1(a)(b)に示す説明図の縦断面図。 図1(a)(b)の陳列棚の収容空間の説明図であって、(a)は展開状態にある陳列棚を平面から見た場合の説明図、(b)は折り畳み状態にある陳列棚を平面から見た場合の説明図。 図1(a)(b)に示す陳列棚の係止片及び係止孔の構造説明図であって、(a)は係止片を係止孔に差し込む前の状態を示すもの、(b)は係止片を係止孔に差し込んだ状態を示すもの。 本発明の陳列棚の他例を示すものであって、(a)は右前方斜視図、(b)は右後方斜視図。 (a)(b)は図6(a)(b)に示す陳列棚の折り畳み手順の説明図。 (a)(b)は図6(a)(b)に示す陳列棚の折り畳み手順の説明図。 (a)(b)は図7(a)(b)に示す説明図の縦断面図。 (a)(b)は図8(a)(b)に示す説明図の縦断面図。 図6(a)(b)に示す陳列棚の押込み片及び押込み口の構造説明図であって、(a)は押込み片を押込み口に押し込む前の状態を示すもの、(b)は押込み片を押込み口に押し込んだ状態を示すもの。 本発明の陳列棚の他例を示すものであって、(a)は右前方斜視図、(b)は(a)の棚板部の構造説明図。 収容空間が本体の背面部側に形成される場合の説明図であって、(a)は展開状態にある陳列棚を平面から見た場合の説明図、(b)は折り畳み状態にある陳列棚を平面から見た場合の説明図。
(実施形態1)
本発明の陳列棚の第一の実施形態を、図1(a)(b)〜図5(a)(b)を参照して説明する。本発明の陳列棚は、使用時には図2(a)に示すように展開して物品を展示することができ、不使用時には図2(d)のように折り畳むことができる折り畳み式の陳列棚である。
一例として図1(a)(b)に示す陳列棚は、中空状の本体1と、当該本体1の内側に配置され、上下方向にスライド可能なスライド体2を備えている。本体1は、正面部3、右側面部4、背面部5及び左側面部6を備えている。この本体1は、正面部3の一方側に右側面部4が、右側面部4の一側方に背面部5が、背面部5の一側方に左側面部6が、左側面部6の一側方に正面部3が設けられ、正面部3と背面部5が対向し、右側面部4と左側面部6が対向するようにしてある。本発明の陳列棚は、段ボールやボール紙、プラスチック段ボールのような折り曲げ可能な材料を複数枚貼りあわせて製作するものであり、各面部が一又は二以上の材料で構成される。
前記本体1の正面部3と右側面部4の間には右前コーナー部C1が、右側面部4と背面部5の間には右後コーナー部C2が、背面部5と左側面部6の間には左後コーナー部C3が、左側面部6と正面部3の間には左前コーナー部C4が設けられている(図4(a)(b))。
前記本体1の正面部3には、本体1の内側に折り返して棚板部7となる棚板片と、棚板部7に物品を出し入れするための開口部8と、棚板部7に載せた物品の落下を防止するこぼれ止め9が設けられている。
図1(a)(b)に示す三段の棚板部7のうち、上段及び中段の棚板部7は、前記棚板片を本体の内側に折り曲げることによって構成されている。図3(a)(b)に示すように、棚板片は後方に折り曲げて形成された載せ部7aと、当該載せ部7aの先方側を下側に折り曲げて形成された後貼付部7bを備えている。後貼付部7bは前記スライド体2に接着剤で固定され、スライド体2を上下方向へ移動させると、この動きに連動して棚板部7が立ち上がり或いは傾倒する(物品を載せられる状態に展開する)ようにしてある。この実施形態では、スライド体2を本体1に固定したときに、棚板部7の載せ部7aが水平又は略水平になるようにしてあるが、載せ部7aを傾斜させたい場合(例えば、正面部3側から背面部5側に向けて下り傾斜にしたい場合等)は、後貼付部7bのスライド体2への固定位置を変えることで対応することができる。
三段の棚板部7のうち、下段の棚板部7は本体1とは別の部材で構成されている(図3(a)(b)参照)。下段の棚板部7は、正面部3の内面側に貼付される前貼付部7cと、当該前貼付部7cの先方側を後方に折り曲げて形成された載せ部7aと、当該載せ部7aの先方側を下側に折り曲げて形成された後貼付部7bを備えている(図3(a)参照)。前貼付部7cは正面部1の内面側に、後貼付部7bはスライド体2に接着剤で固定され、スライド体2を上下方向へ移動させると、この動きに連動して棚板部7が立ち上がり或いは傾倒するようにしてある。なお、上段及び中段の棚板部7は、下段の棚板部7と同じ構造とすることもできる。同様に、下段の棚板部7は上段及び中段の棚板部7と同じ構造とすることもできる。
前記本体1の右側面部4には内向きに折り曲げ可能な谷折り部4a及び外向きに折り曲げ可能な山折り部4bが、左側面部6には内向きに折り曲げ可能な谷折り部6a及び外向きに折り曲げ可能な山折り部6bが設けられている。谷折り部4a、6aは両側面部4、6の幅方向中央付近に縦向きに設けられ、両山折り部4b、6bは両側面部4、6の幅方向正面部3寄りの位置に縦向きに設けられている。図4(a)(b)に示すように、右側面部4に設けられた谷折り部4aと左側面部6に設けられた谷折り部6aは対向する位置に、右側面部4に設けられた山折り部4bと左側面部6に設けられた山折り部6bは対向する位置に設けてある。
右側面部4に設けられた谷折り部4aと山折り部4bは平行又は略平行となるようにしてあり、左側面部6に設けられた谷折り部6aと山折り部6bは平行又は略平行となるようにしてある。また、谷折り部4a、山折り部4b、谷折り部6a、及び山折り部6bも平行又は略平行となるようにしてある。山折り部4b、谷折り部6a、及び山折り部6bは平行でなくてもよいが、これらを平行にしておくことで、本体1をコンパクトに折り畳むことができる。
この実施形態では、右側面部4及び左側面部6を両谷折り部4a、6aで谷折りし、山折り部4b、6bで山折りすることによって、本体1の内側に収容空間が形成される。具体的には、図4に示すように、谷折り部4aと山折り部4bの間の面(以下「収容空間第一面」という)P1、山折り部4bと右前コーナー部C1の間の面(以下「収容空間第二面」という)P2、右前コーナー部C1と左前コーナー部C4の間の面(以下「収容空間第三面」という)P3、左前コーナー部C4と山折り部6bの間の面(以下「収容空間第四面」という)P4、及び山折り部6bと谷折り部6aの間の面(以下「収容空間第五面」という)P5の内側に収容空間が形成される。
前記収容空間には、本体1の折り畳み時に、棚板部7と当該棚板部7の動きに連動して正面部3側に引き寄せられるスライド体2が収まるようにしてある。
前記本体1の背面部5は縦長方形状の平板であり、その下端寄りの位置には、スライド体2に設けられた係止片10(後述する)を係止可能な係止孔(本願において「背面係止孔」という)11が設けられている。
前記スライド体2は縦長方形状の一枚の平板であり、その前面側には、上段及び中段の棚板部7の後貼付部7b並びに下段の棚板部7の後貼付部7bが接着剤で固定されている。スライド体2は複数枚の平板を組み合わせたものを用いてもよい。後貼付部7bは接着剤以外の固定手段によってスライド体2に固定することもできる。本体1内でスライド体2を上下に移動させると、この動きに連動して棚板部7が立ち上がり或いは傾倒する。
図5(a)(b)に示すように、前記スライド体2の下端中央部には長方形状の係止片10が設けられている。係止片10にはその長手方向に交差する方向に二本の折曲げ部10a、10bが設けられている。折曲げ部10a、10bは係止片10の長手方向に間隔をあけて設けられている。スライド体2の下端寄りの位置には、前記係止片10を差し込み可能な形状の係止孔(本願において「スライド体係止孔」という)12が設けられている。スライド体係止孔12は、スライド体2の下端を背面部5の下端に合わせたときに、当該背面部5に設けられた背面係止孔11と重なる位置に設けられている。
図5(a)(b)に示すように、係止片10は、背面係止孔11とスライド体係止孔12が重なった状態で、背面部5の下側から背面部5の裏面側に折り返し、背面係止孔11及びスライド体係止孔12に差し込めるようにしてある。スライド体2は、係止片10を背面係止孔11及びスライド体係止孔12に係止することによって本体1に固定することができる。背面部5とスライド体2の下端位置には凹陥部13が設けられ、当該凹陥部13に係止片10が収まるようにしてある。
[陳列棚の折り畳み手順]
図2(a)及び図3(a)の展開状態にある陳列棚は、例えば、図2(a)〜(d)、図3(a)〜(d)及び図5(a)(b)に示す手順で折り畳むことができる。
(1)背面係止孔11及びスライド体係止孔12に差し込まれた係止片10を、当該背面係止孔11及びスライド体係止孔12から引き抜く(図2(b)、図3(b)、図5(a)(b))。
(2)スライド体2を上方へスライドさせ、棚板部7及びスライド体2を正面部3側へ引き寄せる(図2(c)、図3(c))。
(3)右側面部4及び左側面部6を本体1の内側へ押し込んで本体1を折り畳み、正面部3側に引き寄せられた棚板部7及びスライド体2を収容空間に収容する(図2(d)、図3(d))。
[陳列棚の展開手順]
図2(d)及び図3(d)の折り畳み状態にある陳列棚は、例えば、図2(a)〜(d)、図3(a)〜(d)及び図5(a)(b)に示す手順で展開することができる。
(1)正面部3及び背面部5を互いに離れる方向に移動させるとともに、谷折りされた右側面部4及び左側面部6を外側に押し広げる(図2(a)〜(c)、図3(a)〜(c))。
(2)スライド体2を下方へスライドさせ、背面係止孔11とスライド体係止孔12の位置を一致させる(図5(a))。
(3)スライド体2の係止片10を背面部5の下側を通して背面部5の裏面側に折り返し、背面部5の裏面側から背面係止孔11及びスライド体係止孔12に差し込む(図5(b))。
(実施形態2)
本発明の陳列棚の第二の実施形態を、図6〜図11を参照して説明する。この実施形態の基本構成は実施形態1と同様である。異なるのは、棚板部7の構造、こぼれ止め9の有無、スライド体2の係止構造である。以下では、実施形態1と異なる部分を中心に説明し、実施形態1と共通する部分については適宜その説明を省略する。
この実施形態の三段の棚板部7は、いずれも正面部3を構成する正面部材の一部である棚板片で構成されている。図9(a)(b)に示すように、棚板片は後方に折り曲げて形成された載せ部7aと、当該載せ部7aの先方側を下側に折り曲げて形成された後貼付部7bを備えている。後貼付部7bはスライド体2に接着剤で固定され、スライド体2を上下方向へ移動させると、この動きに連動して棚板部7が立ち上がり或いは傾倒するようにしてある。この実施形態では、スライド体2を本体1に固定したときに、棚板部7の載せ部7aが水平又は略水平になるようにしてあるが、載せ部7aを傾斜させたい場合(例えば、正面部3側から背面部5側に向けて下り傾斜にしたい場合等)は、後貼付部7bのスライド体2への固定位置を変えることで対応することができる。なお、この実施形態の陳列棚には、実施形態1のこぼれ止め9に相当するものは設けられていない。
前記本体1の右側面部4には内向きに折り曲げ可能な谷折り部4a及び外向きに折り曲げ可能な山折り部4bが、左側面部6には内向きに折り曲げ可能な谷折り部6a及び外向きに折り曲げ可能な山折り部6bが設けられている。谷折り部4a、6aは両側面部4、6の幅方向中央付近に縦向きに設けられ、両山折り部4b、6bは両側面部4、6の幅方向正面部3寄りの位置に縦向きに設けられている。
実施形態1と同様、この実施形態の陳列棚も、右側面部4及び左側面部6を両谷折り部4a、6aで谷折りし、山折り部4b、6bで山折りすることによって、中空状の本体1の内側に収容空間が形成されるようにしてある。具体的には、収容空間第一面P1、収容空間第二面P2、収容空間第三面P3、収容空間第四面P4、及び収容空間第五面P5の内側に収容空間が形成される。収容空間には、本体1の折り畳み時に、棚板部7及び棚板部7の動きに連動して正面部3側に引き寄せられるスライド体2が収まるようにしてある。
図6(a)(b)及び図11(a)(b)に示すように、右後コーナー部C2の下方及び左後コーナー部C3の下方には、スライド体2を固定するための押込み片14が設けられている。背面部5と右側面部4の間の押込み片(本願において「右押込み片」という)14aは、背面部5と右側面部4に連続して切り込まれた二本の平行な水平切込み線によって構成されている。同様に、背面部5と左側面部6の間の押込み片(本願において「左押込み片」という)14bは、背面部5と左側面部6に連続して切り込まれた二本の平行な水平切込み線によって構成されている。右押込み片14aと左押込み片14bには、縦向きの折曲げ部14xが設けられ、当該折曲げ部14xで直角に曲げられるようにしてある。
実施形態1と同様、本体1の内側には、上下方向にスライド可能なスライド体2が設けられている。スライド体2は縦長方形状の平板であり、その前面側には、棚板部7の後貼付部7bが接着剤で固定されている。後貼付部7bは接着剤以外の固定手段によって、スライド体2に固定することもできる。
前記スライド体2の幅方向両外側であって下端寄りの位置には、押込み片14を押込み可能な大きさ及び形状の押込み口15が設けられている。押込み口15は、両押込み片14に対応する位置、具体的には、スライド体2の下端を背面部5の下端に合わせたときに、右側面部4側の押込み口(本願において「右押込み口」という)15aに右押込み片14aを押し込み可能であり、左側面部6側の押込み口(本願において「左押込み口」という)15bに左押込み片14bを押し込み可能な位置に設けられている。
スライド体2の下端を背面部5の下端に合わせた状態で、右押込み片14aを右押込み口15aに押し込み、左押込み片14bを左押込み口15bに押し込むことによって、スライド体2を本体1に固定することができる。
[陳列棚の折り畳み手順]
図7(a)及び図9(a)の展開状態にある陳列棚は、例えば、図7(a)(b)〜図11(a)(b)に示す手順で折り畳むことができる。
(1)右押込み片14a及び左押込み片14bを外側へ押し出し、右押込み口15a及び左押込み口15bから外す(図7(b)、図11(a)(b))。
(2)スライド体2を上方へスライドさせ(図7(b)、図9(b))、棚板部7及びスライド体2を正面部3側へ引き寄せる(図8(a)、図10(a))。
(3)右側面部4及び左側面部6を本体1の内側へ押し込んで本体1を折り畳み、正面部3側に引き寄せられた棚板部7及びスライド体2を収容空間に収容する(図8(b)、図10(b))。
[陳列棚の展開手順]
図8(b)及び図10(b)の折り畳み状態にある陳列棚は、例えば、図7(a)(b)〜図11(a)(b)に示す手順で展開することができる。
(1)正面部3及び背面部5を互いに離れる方向に移動させるとともに、谷折りされた右側面部4及び左側面部6を外側に押し広げ、本体1を広げる(図8(a)、図10(a))。
(2)スライド体2を下方へスライドさせ(図7(b)、図9(b))、右押込み片14aと右押込み口15aの位置及び左押込み片14bと左押込み口15bの位置を一致させる。
(3)右押込み片14aを右押込み口15aに、左押込み片14bを左押込み口15bに押し込み、スライド体2を本体1に固定する(図7(a)、図11(a))。
(その他の実施形態)
前記実施形態1及び2では、棚板部7がスライド体2に固定され、スライド体2の上下動に連動してすべての棚板部7が動くように構成された場合を一例として説明しているが、陳列棚はスライド体2のないものであってもよい。この場合、図12(a)(b)に示すように、本体1の背面部5に棚板係止孔16を設け、その棚板係止孔16に棚板部7の一部(棚板係止片17)を係止して棚板部7を固定できるようにすることができる。
前記実施形態1及び2では、本体1が正面部3、右側面部4、背面部5及び左側面部6を備えた四角筒状の場合を一例としているが、本体1の形状は、谷折り部4a、6aを谷折りし、山折り部4b、6bを山折りすることによって、本体1の内側に収容空間が形成される形状であれば、四角筒状以外であってもよい。
前記実施形態1及び2では、谷折り部4a、6aと山折り部4b、6bが、それぞれの側面部4、6の上端から下端に到達する直線状である場合を一例としているが、谷折り部4a、6aと山折り部4b、6bは途中が途切れた(不連続の)直線状とすることもできる。また、谷折り部4a、6a及び山折り部4b、6bは一本の直線である必要はなく、複数本の直線で構成することもできる。本願における谷折り部4a、6aはその本数や形状にかかわらず、側面部4、6を谷折りするために形成された部分のことを意味する。同様に、山折り部4b、6bもその本数や形状にかかわらず、側面部4、6を山折りするために形成された部分のことを意味する。
前記実施形態1及び2では説明を省略しているが、本発明の陳列棚は、図示しない台座に載せられる構造としたり、本体1の一部(例えば、本体の上方部分)に図示しない広告パネルを装着できるような構造としたりすることもできる。なお、図1〜図12に示す例では、右後コーナー部C2と左後コーナー部C3の上部に縦長の切込み部18が形成してあり、広告パネルをセットできるようにしてある。
前記実施形態1及び2では、棚板部7が三段の場合を一例としているが、棚板部7は三段より多くても少なくてもよい。
前記実施形態1及び2では、本体1の正面部3側に収容空間が形成される場合を一例としているが、収容空間は本体1の背面部5側に形成することもできる。具体的には、図13に示すように、右側面部4の谷折り部4aと山折り部4bの間の面(以下「収容空間第一面」という)Q1、右側面部4の山折り部4bと右後コーナー部C2の間の面(以下「収容空間第二面」という)Q2、右後コーナー部C2と左後コーナー部C3の間の面(以下「収容空間第三面」という)Q3、左後コーナー部C3と左側面部6の山折り部6bの間の面(以下「収容空間第四面」という)Q4、及び左側面部6の山折り部6bと谷折り部6aの間の面(以下「収容空間第五面」という)Q5の内側に形成することができる。この場合、谷折り部4a、6aは、実施形態1及び2と同様、右側面部4又は左側面部6の幅方向中央寄りの位置に縦向きに設ければよく、両山折り部4b、6bは、両側面部4、6の幅方向背面部5寄りの位置に縦向きに設ければよい。
なお、収容空間を本体1の背面部5側に形成する場合、スライド体2が正面部1側に配置される点、棚板部7として載せ部7a、後貼付部7b及び前貼付部7cを備えた棚板部7を用いる点、棚板部7の前貼付部7cをスライド体2に固定する点、スライド体2に本体1の開口部8と連通する開口を設ける点など、実施形態1及び2とは異なる構成が必要となる。
本発明の陳列棚の構造は、段ボールやボール紙、プラスチック段ボールなどで製造される他の折り畳み式構造物にも応用することができる。
1 本体
2 スライド体
3 正面部
4 右側面部
4a 谷折り部
4b 山折り部
5 背面部
6 左側面部
6a 谷折り部
6b 山折り部
7 棚板部
7a 載せ部
7b 後貼付部
7c 前貼付部
8 開口部
9 こぼれ止め
10 係止片
10a、10b 折曲げ部
11 背面係止孔
12 スライド体係止孔
13 凹陥部
14 押込み片
14a 右押し込み片
14b 左押し込み片
14x 折曲げ部
15 押込み口
15a 右押込み口
15b 左押込み口
16 棚板係止孔
17 棚板係止片
18 切込み部
C1 右前コーナー部
C2 右後コーナー部
C3 左後コーナー部
C4 左前コーナー部
P1 収容空間第一面
P2 収容空間第二面
P3 収容空間第三面
P4 収容空間第四面
P5 収容空間第五面
Q1 収容空間第一面
Q2 収容空間第二面
Q3 収容空間第三面
Q4 収容空間第四面
Q5 収容空間第五面

Claims (5)

  1. 少なくとも正面部、右側面部、背面部及び左側面部を含む複数面で囲われて中空状に形成された本体に、一又は二以上の折り畳み可能な棚板部が設けられた陳列棚において、
    前記本体の対向する右側面部と左側面部の双方に谷折り部及び山折り部が設けられ、
    前記両側面部を谷折り部で谷折りし、山折り部で山折りすることによって、前記中空状の本体の内側に折り畳まれた状態の棚板部が収まる収容空間が形成される、
    ことを特徴とする陳列棚。
  2. 請求項1記載の陳列棚において、
    収容空間が、右側面部の谷折り部と山折り部の間の面、右側面部の山折り部と右前コーナー部の間の面、右前コーナー部と左前コーナー部の間の面、左前コーナー部と左側面部の山折り部の間の面、及び左側面部の山折り部と谷折り部の間の面の内側、又は、右側面部の谷折り部と山折り部の間の面、右側面部の山折り部と右後コーナー部の間の面、右後コーナー部と左後コーナー部の間の面、左後コーナー部と左側面部の山折り部の間の面、及び左側面部の山折り部と谷折り部の間の面の内側、に形成される、
    ことを特徴とする陳列棚。
  3. 請求項1又は請求項2記載の陳列棚において、
    右側面部に設けられた谷折り部と山折り部が平行又は略平行であり、
    左側面部に設けられた谷折り部と山折り部が平行又は略平行である、
    ことを特徴とする陳列棚。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の陳列棚において、
    中空状の本体の内側に上下方向にスライド可能なスライド体が配置され、
    前記スライド体は所定位置で前記本体に固定可能であり、
    棚板部の一部が前記スライド体に固定され、
    前記棚板部はスライド体を上下方向の一方にスライドさせることによって折り畳み可能であり、スライド体を他方にスライドさせることで物品を載置可能な状態に展開可能であり、
    前記折り畳まれた棚板部及び棚板部の動きに連動して移動するスライド体は、谷折り部を谷折りし、山折り部を山折りすることによって本体の内側に形成される収容空間に収まる、
    ことを特徴とする陳列棚。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の陳列棚において、
    本体の背面部に棚板係止孔が設けられ、
    棚板部は前記棚板係止孔に係止可能な棚板係止片を備え、
    前記棚板部は前記棚板係止孔に前記棚板係止片を係止することによって物品を載置可能な状態に展開可能であり、棚板係止片の棚板係止孔への係止を解除することによって折り畳み可能であり、
    前記折り畳まれた棚板部は、谷折り部を谷折りし、山折り部を山折りすることによって本体の内側に形成される収容空間に収まる、
    ことを特徴とする陳列棚。
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