JP6544651B2 - 構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧品や飲食物といった各種商品(物品)の陳列や展示に用いることのできる構造体に関する。
化粧品や飲食物といった各種商品の陳列や展示には、商品ディスプレイやPOPディスプレイと呼ばれる、段ボールやボール紙(例えばコートボール紙。以下同じ。)、プラスチック段ボールといった折り曲げ(曲げ加工)可能な素材で構成された構造体が用いられている。構造体の表面には、顧客の目を惹くように、展示する商品の広告等が印刷される。
商品ディスプレイやPOPディスプレイとして使用される構造体は、使用時には立体的に組み立てて用いられるが、納品時など、不使用時にはできるだけコンパクトに折り畳めることが望まれている。これは、搬送コストは大きさに応じた金額が設定されていることが多く、コンパクトに折り畳めるものの方が、低コストで多くの製品を搬送できるためである。
従来、折畳み式の構造体として、正面、右側面、背面及び左側面を備えた販売台(特許文献1)が知られている。この販売台は、両側面の夫々に一本ずつ補助折れ線が設けられ、その補助折れ線を谷折りすることによって、正面と背面の内側が近接する方向に折り畳めるように構成されている。
特開2006−255283号公報
記特許文献1の販売台のような構造では、台形状の面を備えた構造体をコンパクトに折り畳むことはできない。
本発明の解決課題は、台形状の面を備えた構造体でもコンパクトに折り畳むことができる構造体を提供することにある。
本発明の構造体は、台形状の面を備えた構造体の任意面に二本の補助折れ線が設けられたものである。二本の補助折れ線は、台形状の面にハの字状に設けたり、長方形状の面に平行に設けたりすることができる。二本の補助折れ線は、それらの一方を山折りにし、他方を谷折りにして構造体を折り畳んだときに、二本の補助折れ線が設けられた面の幅方向の中心線と当該面に対向する面の幅方向の中心線が重なる位置に設けることもできる。二本の補助折れ線を背面に設け、当該背面を除く他の面に所望情報を印刷することもできる。必要な場合、構造体に折り畳み式又は取外し式の棚板を一段又は二段以上設けることもできる。
本発明の構造体は、台形状の面を備えた構造体の台形状の面に平行な二本の補助折れ線が設けられている、或いは台形状の面と長方形状の面を備えた構造体の長方形状の面にハの字状の二本の補助折れ線が設けられているので、従来折り畳むことができなかった台形状の面を備えた構造体もコンパクトに折り畳むことができる。補助折れ線を背面に設け、それ以外の面に印刷をした場合、折り線がなく見栄えの良い印刷面とすることができる。
本発明の構造体の第一の実施形態を示すものであって、(a)は右前方側から見た場合の斜視図、(b)は右後方側から見た場合の斜視図。 (a)〜(d)は一方の補助折れ線の位置の決め方の説明図。 (a)〜(d)は他方の補助折れ線の位置の決め方の説明図、(e)は図2(d)の一部と図3(d)の一部を組み合わせた展開図。 (a)〜(d)は図1(a)(b)に示す構造体の折畳み手順の説明図。 本発明の構造体の第二の実施形態を示すものであって、(a)は右前方側から見た場合の斜視図、(b)は右後方側から見た場合の斜視図。 (a)〜(d)は図5(a)(b)に示す構造体の折畳み手順の説明図。 本発明の構造体の第一の実施形態を示すものであって、(a)は右前方側から見た場合の斜視図、(b)は右後方側から見た場合の斜視図。 (a)〜(d)は図1(a)(b)に示す構造体の折畳み手順の説明図。 本発明の構造体の他の実施形態を示すものであって、(a)は右前方側から見た場合の斜視図、(b)は(a)の棚板部の構造説明図。 本発明の構造体の他の実施形態を示すものであって、(a)は右前方側から見た場合の斜視図、(b)は(a)の棚板部の構造説明図。 本発明の構造体の他の実施形態を示すものであって、(a)は右前方側から見た場合の斜視図、(b)は(a)の棚板の構造説明図。
(実施形態1)
本発明の構造体の第一の実施形態を、図面を参照して説明する。一例として図1(a)(b)に示す構造体は、四方を囲う正面1、右側面2、背面3、左側面4の四面を備えた上下開口の筒状体である。四面は、正面1の一方の側方に右側面2が、右側面2の一方の側方に背面3が、背面3の一方の側方に左側面4が、左側面4の一方の側方に正面1が位置して、正面1と背面3が対向し、右側面2と左側面4が対向するような位置関係にある。四面はすべて連続しており、正面1と右側面2の間、右側面2と背面3の間、背面3と左側面4の間、左側面4と正面1の間に山折り可能な山折り部Mが設けられている。
正面1は正面視長方形状であり、背面3は背面視長方形状であり、右側面2及び左側面4は側面視台形状である。本願において長方形状とは、四つの角がすべて直角の四辺形をいい、長方形のほか正方形も含まれる。単に長方形とするのではなく、長方形状としたのは、厳密な意味での長方形に限らず、角部が曲線状にされたようなものや四辺の途中に切欠きが設けられたようなものをも含む趣旨である。また、本願において台形状とは、一組の対辺が平行な四辺形をいい、上下が平行な場合のほか、左右が平行な場合も含まれる。単に台形とするのではなく、台形状としたのは、厳密な意味での台形に限らず、角部が曲線状にされたようなものや四辺の途中に切欠きが設けられたようなものをも含む趣旨である。
正面1、右側面2、背面3、左側面4の夫々の上端側には、フラップ1a〜4aが設けられている。背面3のフラップ(背面フラップ)3aの上端には係止凸部5が、正面1のフラップ(正面フラップ)1aの上辺には前記係止凸部5が係止可能な係止凹部6が設けられている。背面フラップ3aと正面フラップ1aは内向きに折り曲げ可能であり、両者を内向きに折り曲げて背面フラップ3aの係止凸部5を正面フラップ1aの係止凹部6に係止することで、上方の開口部7を閉塞できるようにしてある。右側面2と左側面4に設けられたフラップ(右フラップ2a及び左フラップ4a)は、折り曲げられないようにしてある。上方に図示しない別の構造体を重ねる場合には、右フラップ2aと左フラップ4aを、当該別の構造体の差込み孔に差し込み可能な差込み片として利用することができる。
前記背面3及び背面フラップ3aには、二本の補助折れ線8a、8bが設けられている。二本の補助折れ線8a、8bは、上端が背面フラップ3aの上辺に到達し、下端が背面3の底辺に到達する長さとしてある。二本の補助折れ線8a、8bは、背面3から見た際に、上端側の間隔L1が下端側の間隔L2よりも狭くなるように、ハの字状に形成してある。両補助折れ線8a、8bは、山折りすることも谷折りすることもできるようにしてある。説明の便宜上、以下では、背面3及び背面フラップ3aのうち、一方の補助折れ線(本願において「第一補助折れ線」という)8aの外側の領域を第一外側部3xと、他方の補助折れ線(本願において「第二補助折れ線」という)8bの外側の領域を第二外側部3yと、両補助折れ線8a、8bの間の領域を中間部3zとして説明する。
この実施形態では、二本の補助折れ線8a、8bを設ける位置を、次のように決定している。図2(a)は図1(a)(b)に示す構造体の右側面2及び夫々の面に設けられたフラップ1a〜4aを省略した展開図である。図中C1線は正面1の幅方向の中心線(本願において「正面中心線」という)であり、C2線は背面3の幅方向の中心線(本願において「背面中心線」という)である。
図2(a)の展開状態にある素材を正面1と左側面4の間の山折り部M(X1−X1線)から図2(b)のように折り畳み、この状態から、図2(c)に示すように、正面1の上側に位置する背面3を、背面中心線C2と正面中心線C1が重なるように折り畳む。このときに背面3の折れ曲がる部分(線Y1の位置)が第一補助折れ線8aの設置位置である。
この反対、すなわち、図3(a)の展開状態にある素材を正面1と右側面2の山折り部M(X2−X2)から図3(b)のように折り畳み、この状態から、図3(c)に示すように、正面1の上側に位置する背面3を、背面中心線C2と正面中心線C1が重なるように折り畳む。このときに背面3の折れ曲がる部分(線Y2の位置)が第二補助折れ線8bの設置位置である。
図2(d)は前記要領で背面3に第一補助折れ線8aを設けた場合の展開図、図3(d)は前記要領で背面3に第二補助折れ線8bを設けた場合の展開図である。図2(d)の正面中心線C1と背面中心線C2の間の部分と、図3(d)の正面中心線C1と背面中心線C2の間の部分とを切り出して、正面中心線C1同士を突き合わせると、図3(e)のような展開図が完成し、この展開図の背面中心線C2同士を突き合わせるようにして組み立てると、図1(a)(b)のような背面3に二本の補助折れ線8a、8bを備えた構造体が完成する。
以上のような位置関係で二本の補助折れ線8a、8bを設けた図1(a)(b)の構造体は、図4(a)〜(d)の手順で折り畳むことができる。図4(a)は正面1を床に着けて構造体を寝かせた状態を示したものである。この状態から、図4(b)のように、左側面4を正面1の内面側に向けて押し込むと、第一補助折れ線8aが谷折りされるとともに、第二補助折れ線8bが山折りされる。次いで図4(c)のように、右側面2を左側面4及び第一外側部3xの上側(外側)に被さるように倒すと、図4(d)のように、中間部3zが左側面4と第一外側部3xの上側に被さるようにして構造体が折り畳まれる。
他方、図4(d)の折畳み状態から、図4(c)のように、右側面2及び第二外側部3yを立ち上げると、この動きに伴って、中間部3zが左側面4及び第一外側部3xから離れる方向に立ち上がる。中間部3zが図4(b)の状態まで立ち上がったところで左側面4を立ち上げると、この動きに伴って、第一外側部3xが引き上げられ、図4(a)のような立体形状(筒状)に組み立てることができる。
なお、図4(a)〜(d)の例では、左側面4を正面1の内面側に向けて押し込んだのち、右側面2を左側面4及び第一外側部3xの上側に被さるように倒して構造体を折り畳む場合を一例としているが、右側面2を正面1の内面側に向けて押し込んだのち、左側面4を右側面2及び第二外側部3yの上側に被さるように倒して構造体を折り畳むこともできる。この場合、左側面4及び第一外側部3xを立ち上げたのち、右側面2を立ち上げることによって、図4(a)のような立体形状に組み立てることができる。
(実施形態2)
本発明の構造体の第二の実施形態を、図面を参照して説明する。この実施形態の構造体の基本構造は実施形態1と同様である。以下では、実施形態1と異なる部分を中心に説明し、実施形態1と同様の部分は説明を省略又は簡略化する。また、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付する。
実施形態1と同様、この実施形態の構造体も、図5(a)(b)のように、正面1、右側面2、背面3及び左側面4を備えているが、これら四面は実施形態1のようにすべてが連続しているわけではなく、正面1とそれ以外の面とが別々に構成されている。具体的には、連続した右側面2と背面3と左側面4がコ字状に形成され、右側面2と左側面4の前方側(背面3とは反対側)にこれとは別体の正面1が取り付けられている。連続する右側面2と背面3の間、背面3と左側面4の間には山折り可能な山折り部Mが設けられている。前記四面には、実施形態1のようなフラップ1a〜4aは設けられていない。正面1は右側面2と背面3と左側面4よりも低くしてあり、上方に図示しない別の構造体を重ねるときは、右側面2と背面3と左側面4のうち、正面1の上辺よりも上側に突き出る部分を、当該別の構造体の差込み孔に差し込み可能な差込み片として利用することができる。
実施形態1と同様、この実施形態の構造体も背面3に二本の補助折れ線8a、8bが設けられている。二本の補助折れ線8a、8bは、上端が背面3の上辺に到達し、下端が背面3の底辺に到達する長さとしてある。二本の補助折れ線8a、8bは、背面3をその外側から見た際に、上端側の間隔L1が下端側の間隔L2よりも狭くなるように、ハの字状に形成してある。両補助折れ線8a、8bは、山折りすることも谷折りすることもできる。この実施形態の二本の補助折れ線8a、8bも、実施形態1と同様の方法で設けることができる。
図5(a)(b)に示す構造体は、図6(a)〜(d)手順で折り畳むことができる。図6(a)は正面1を床に着けて構造体を寝かせた状態を示したものである。この状態から、図6(b)のように、左側面4を正面1の内面側に向けて押し込むと、第一補助折れ線8aが谷折りされるとともに、第二補助折れ線8bが山折りされる。次いで図6(c)のように、右側面2を左側面4及び第一外側部3xの上側に被さるように倒すと、図6(d)のように、中間部3zが左側面4と第一外側部3xの上側に被さるようにして構造体が折り畳まれる。
他方、図6(d)の折畳み状態から、図6(c)のように、右側面2及び第二外側部3yを立ち上げると、この動きに伴って、中間部3zが左側面4及び第一外側部3xから離れる方向に立ち上がる。中間部3zが図6(b)の状態まで立ち上がったところで左側面4を立ち上げると、この動きに伴って、第一外側部3xが引き上げられ、図6(a)のような立体形状に組み立てることができる。
実施形態1と同様、この実施形態の構造体も、右側面2を正面1の内面側に向けて押し込んだのち、左側面4を右側面2及び第二外側部3yの上側に被さるように倒して構造体を折り畳むこともできる。この場合、左側面4及び第一外側部3xを立ち上げたのち、右側面2を立ち上げることによって、図6(a)のような立体形状に組み立てることができる。
(実施形態3)
本発明の構造体の第三の実施形態を、図面を参照して説明する。この実施形態の構造体の基本構造は実施形態1と同様である。以下では、実施形態1と異なる部分を中心に説明し、実施形態1と同様の部分は説明を省略又は簡略化する。また、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付する。
実施形態1と同様、この実施形態の構造体も、図7(a)(b)に示すように、四方を囲う正面1、右側面2、背面3、左側面4の四面を備えた上下開口の筒状体である。四面は、正面1の一方の側方に右側面2が、右側面2の一方の側方に背面3が、背面3の一方の側方に左側面4が、左側面4の一方の側方に正面1が位置して、正面1と背面3が対向し、右側面2と左側面4が対向するような位置関係にある。四面はすべて連続しており、正面1と右側面2の間、右側面2と背面3の間、背面3と左側面4の間、左側面4と正面1の間に山折り可能な山折り部Mが設けられている。実施形態1と異なり、この実施形態の構造体は、正面1が正面視台形状であり、背面3が背面視台形状であり、右側面2及び左側面4が側面視縦長の長方形状である。いずれの面にも、実施形態1のようなフラップ1a〜4aは設けられていない。
実施形態1と同様、この実施形態の構造体の背面3にも、二本の補助折れ線8a、8bが設けられている。二本の補助折れ線8a、8bは、上端が背面3の上辺に到達し、下端が背面3の底辺に到達する長さとしてある。実施形態1と異なり、この実施形態の二本の補助折れ線8a、8bは、間隔をあけて平行に設けられている。両補助折れ線8a、8bは、山折りすることも谷折りすることもできるようにしてある。この実施形態の二本の補助折れ線8a、8bも、実施形態1と同様の方法で設けることができる。
図7(a)(b)に示す構造体は、図8(a)〜(d)の手順で折り畳むことができる。図8(a)は正面1を床に着けて構造体を寝かせた状態を示したものである。この状態から、図8(b)のように、左側面4を正面1の内面側に向けて押し込むと、第一補助折れ線8aが谷折りされるとともに、第二補助折れ線8bが山折りされる。次いで図8(c)のように、右側面2を左側面4及び第一外側部3xの上側に被さるように倒すと、図8(d)のように、中間部3zが左側面4と第一外側部3xの上側に被さるようにして構造体が折り畳まれる。
他方、図8(d)の折畳み状態から、図8(c)のように、右側面2及び第二外側部3yを立ち上げると、この動きに伴って、中間部3zが左側面4及び第一外側部3xから離れる方向に立ち上がる。中間部3zが図8(b)の状態まで立ち上がったところで左側面4を立ち上げると、この動きに伴って、第一外側部3xが引き上げられ、図8(a)のような立体形状に組み立てることができる。
実施形態1と同様、この実施形態の構造体も、右側面2を正面1の内面側に向けて押し込んだのち、左側面4を右側面2及び第一外側部3xの上側に被さるように倒して構造体を折り畳むこともできる。この場合、左側面4及び第二外側部3yを立ち上げたのち、右側面2を立ち上げることによって、図8(a)のような筒状に展開することができる。
(実施形態4)
本発明の構造体の第四の実施形態について、図面を参照して説明する。本発明の構造体は、図9〜図11に示すような棚付きの商品ディスプレイとして用いることもできる。図9〜図11に示す構造体の基本構造は実施形態1と同様である。以下では、実施形態1と異なる部分を中心に説明し、実施形態1と同様の部分は説明を省略又は簡略化する。また、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付する。
図9(a)(b)に示す構造体は、正面1と、右側面2と、背面3と、左側面4の四面を備えている。実施形態1と同様、正面1の一方の側方に右側面2が、右側面2の一方の側方に背面3が、背面3の一方の側方に左側面4が、左側面4の一方の側方に正面1が位置して、正面1と背面3が対向し、右側面2と左側面4が対向するような位置関係にある。四面はすべて連続しており、正面1と右側面2の間、右側面2と背面3の間、背面3と左側面4の間、左側面4と正面1の間に山折り可能な山折り部Mが設けられている。正面1の四角を結ぶ仮想外郭線の形状、及び背面3は正面視縦長の長方形状であり、右側面2及び左側面4は夫々の面の四角を結ぶ仮想外郭線の形状が側面視台形状である。
正面1には図9(b)のように内向きに折り返すことによって、図9(a)のような棚板となる棚板フラップ10が設けられている。図9(a)(b)の棚板フラップ10は構造体の内側に収まる大きさとしてある。夫々の棚板フラップ10は横長の長方形状であり、四辺のうちの三辺が正面1から切り離され、残りの一辺が正面1につながっている。棚板フラップ10の切り離された三辺の外側には、折り返し可能な外フラップ10a〜10cが設けられている。内向きに折り返したときに背面側に位置する外フラップ10bは、背面3に設けられた係止片11に係止され、棚板フラップ10が下に抜けないように固定される。棚板フラップ10を折り返した後の空間は、商品を出し入れするための開口部となる。
前記背面3には、実施形態1と同様の二本の補助折れ線8a、8bが設けられている。この二本の補助折れ線8a、8bも実施形態1と同様の方法で設けることができる。図示は省略するが、この実施形態の構造体も、実施形態1と同様の手順で折り畳むことができる。ただし、この実施形態の構造体は、実施形態1とは異なり、棚板(棚板フラップ10)を備えているため、構造体を折り畳む前に棚板フラップ10を図9(b)の矢印と反対方向に回転させて棚板フラップ10を正面1側に復帰させておく必要がある。
図10(a)(b)に示す構造体は図9(a)(b)と同様の棚付きの商品ディスプレイであり、その基本構造は、図9(a)(b)に示す構造体と同様である。異なるのは、図9(a)(b)の場合とは反対に、棚板フラップ10を内向きに折り返す際に、図10(b)のように上向きに回転させて背面3に設けられた係止片11に係止するようにしたことである。その他、右側面2や左側面4の形状などに違いはあるが、背面3に二本の補助折れ線8a、8bがあること、当該二本の補助折れ線8a、8bは実施形態1と同様の方法で設けられること、当該二本の補助折れ線8a、8bを利用して実施形態1と同様に折り畳めること、折畳み前に棚板フラップ10を正面側に復帰させておく必要があることなどは、図9(a)(b)の場合と同様である。
図11(a)(b)に示す構造体は図9(a)(b)と同様の棚付きの商品ディスプレイであり、その基本構造は、図9(a)(b)に示す構造体と同様である。異なるのは、棚板フラップ10に代えて別体の棚板12を備えていること、正面1に内向きに折り返し可能な棚受け部13を設けたことである。
この実施形態の棚板12は、図11(b)に示すように、横長長方形状の載せ面12aの三方に下向きに折り返し可能な外フラップ12b〜12dを備えたものである。この棚板12の正面1側は、正面1から内向きに90度折り曲げられた棚受け部13の上に載り、背面3側が背面3に設けられた係止片11に係止されて固定される。このとき、右側面2側の外フラップ12bは右側面2と棚受け部13の間に、左側面4側の外フラップ12dは左側面4と棚受け部13の間に収まる。
前記のほか、右側面2や左側面4の形状などに違いはあるが、背面3に二本の補助折れ線8a、8bがあること、当該二本の補助折れ線8a、8bは実施形態1と同様の方法で設けられること、当該二本の補助折れ線8a、8bを利用して実施形態1と同様に折り畳めることなどは、図9(a)(b)や図10(a)(b)の場合と同様である。なお、この実施形態では、折畳み前に棚板12を棚受け部13の上から取り外し、その棚受け部13を正面1側に復帰させておく必要がある。
前記実施形態1〜4に示す構造体は、段ボールやボール紙、プラスチック段ボールのような折り曲げ可能な素材で製造することができる。前記実施形態1〜4に示す構造体は、本発明の一例であり、その構造はこれらに限定されるわけではない。また、本発明の構造体には、床に直接置いて使用可能なフロアタイプのもののほか、テーブルやカウンター等に置いて使用するカウンタータイプのもの、フックなどに吊り下げるハンガータイプのものなどが含まれる。また、前記実施形態では図示を省略しているが、構造体の表面には、文字、図形、イラスト、写真などを用いた商品広告や、その他の所望情報を印刷することができる。所望情報はすべての面に印刷することもできるが、補助折れ線8a、8bのない面、前記実施形態1〜4では背面3を除く面に印刷するのが好ましい。このようにすることで、印刷面に補助折れ線8a、8bが現れず、体裁のよい構造体となる。
本発明の構造体は、商品ディスプレイをはじめ、段ボールやボール紙、プラスチック段ボールなどで製造されるテーブルや容器等としても利用することができる。
1 正面
1a (正面の)フラップ
2 右側面
2a (右側面の)フラップ
3 背面
3a (背面の)フラップ
3x 第一外側部
3y 第二外側部
3z 中間部
4 左側面
4a (左側面の)フラップ
5 係止凸部
6 係止凹部
7 開口部
8a 補助折れ線(第一補助折れ線)
8b 補助折れ線(第二補助折れ線)
10 棚板フラップ
10a (左側面側の)外フラップ
10b (背面側の)外フラップ
10c (右側面側の)外フラップ
11 係止片
12 棚板
12a 載せ面
12b (右側面側の)外フラップ
12c (背面側の)外フラップ
12d (左側面側の)外フラップ
13 棚受け部
M 山折り部

Claims (5)

  1. 物品の展示に用いる物品展示用の構造体において、
    前記構造体は、少なくとも第一面、第二面、第三面及び第四面の四面を備えた筒状であり、
    前記四面は、第一面と第三面が対向し、第二面と第四面が対向する位置関係にあり、
    前記四面のうち少なくとも対向する二面が台形状であり、
    前記台形状の二面のいずれか一方の面に二本の補助折れ線が設けられ、
    前記二本の補助折れ線は、それらの一端側の間隔と他端側の間隔が等距離となるように平行に設けられ、
    前記二本の補助折れ線は山折りすることも谷折りすることも可能であり、
    前記二本の補助折れ線のうち一方を山折りにし、他方を谷折りにすることによって、当該補助折れ線が設けられた面に隣接する二面を、二本の補助折れ線が設けられた面に対向する面の裏面側に重なるように折り畳むことができ、
    前記二本の補助折れ線を元に戻して当該補助折れ線が設けられた面を平面状にすることによって、四方が四面で囲われた立体形状に組み立てることができる、
    ことを特徴とする構造体。
  2. 物品の展示に用いる物品展示用の構造体において、
    前記構造体は、少なくとも第一面、第二面、第三面及び第四面の四面を備えた筒状であり、
    前記四面は、第一面と第三面が対向し、第二面と第四面が対向する位置関係にあり、
    前記四面のうち少なくとも対向する二面が長方形状であり、他の対向する二面が台形状であり、
    前記長方形状の二面のいずれか一方の面に二本の補助折れ線が設けられ、
    前記二本の補助折れ線は、それらの一端側の間隔が他端側の間隔よりも狭くなるようにハ字状に設けられ、
    前記二本の補助折れ線は山折りすることも谷折りすることも可能であり、
    前記二本の補助折れ線のうち一方を山折りにし、他方を谷折りにすることによって、当該補助折れ線が設けられた面に隣接する二面を、二本の補助折れ線が設けられた面に対向する面の裏面側に重なるように折り畳むことができ、
    前記二本の補助折れ線を元に戻して当該補助折れ線が設けられた面を平面状にすることによって、四方が四面で囲われた立体形状に組み立てることができる、
    ことを特徴とする構造体。
  3. 請求項1又は請求項2記載の構造体において、
    二本の補助折れ線のうち一方を山折りにし、他方を谷折りにして、当該補助折れ線が設けられた面に隣接する二面を、二本の補助折れ線が設けられた面に対向する面の裏面側に重なるように折り畳んだときに、二本の補助折れ線が設けられた面の幅方向の中心線と当該面に対向する面の幅方向の中心線が重なる、
    ことを特徴とする構造体。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の構造体において、
    二本の補助折れ線が背面に設けられた、
    ことを特徴とする構造体。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の構造体において、
    構造体に折り畳み式又は取外し式の棚板が一段又は二段以上設けられ、
    正面のうち前記棚板に対応する位置に開口部が設けられた、
    ことを特徴とする構造体。
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