JP6558187B2 - 陳列装置、連続陳列装置 - Google Patents

陳列装置、連続陳列装置 Download PDF

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Description

本発明は、折り畳み可能な陳列装置、連続陳列装置に関するものである。
従来、輸送時等に平坦に折り畳み可能な商品陳列台があった(例えば特許文献1)。
しかし、従来の商品陳列台は、陳列状態での壁部等の強度が弱かった。このため、従来の商品陳列台は、全体の強度も弱かった。
特開2013−13593号公報
本発明の課題は、陳列状態における強度を向上した陳列装置、連続陳列装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、陳列状態、折り畳み状態の間で変形する陳列装置であって、棚部(10)と、前記棚部の手前側部分に回転可能に接続された側板部(20)と、前記棚部の奥側部分に対して回転可能に接続され、前記側板部の内側面にヒンジ(H30)によって回転可能に接続された内側板部(30)とを備え、陳列状態は、前記側板部が前記棚部に対して閉じた位置に配置され、前記側板部のうち前記ヒンジよりも奥側部分と、前記内側板部とが重なる位置に回転された状態であり、折り畳み状態は、前記側板部が前記棚部に対して開いた位置に配置され、前記側板部のうち前記ヒンジよりも手前側部分と、前記内側板部とが重なる配置に回転された状態であること、を特徴とする陳列装置である。
・第2の発明は、第1の発明の陳列装置において、陳列状態において、前記側板部(20)が前記棚部(10)に対して閉じた状態を保持する保持部(50)を備えること、を特徴とする陳列装置である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の陳列装置において、複数の板部(41〜43)が回転可能に接続され、両端部(H20)が左右の前記側板部(20)の奥側部分に接続された奥板部(40)を備え、前記奥板部は、陳列状態では、前記両端部が前記棚部(10)に近接し、前記棚部の奥側を覆うように折り畳まれることにより奥壁を形成し、折り畳み状態では、前記両端部が前記棚部から離間することにより、平らに展開されること、を特徴とする陳列装置である。
・第4の発明は、第3の発明の陳列装置において、左右の長さにおいて、前記棚部(10)の長さ(L11)及び2つの前記側板部(20)の長さ(2×L20)の和(L11+2×L20)と、前記奥板部(40)の長さ(L41+L42+L43)とが同じであり、折り畳み状態では、平らに形成されること、を特徴とする陳列装置である。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の陳列装置において、前記棚部(10)は、手前側に配置された棚前板部(11)と、奥側に配置された棚奥板部(14)とを備え、前記側板部(20)及び前記内側板部(30)間に設けられた棚板部(12,13)とを備え、前記棚前板部が前記側板部(12)に回転可能に接続されており、前記棚奥板部(13)が前記内側板部に回転可能に接続されており、陳列状態では、奥行方向において前記棚前板部及び前記棚奥板部が離間することにより、前記棚板部が展開し、折り畳み状態では、奥行方向において前記棚前板部及び前記棚奥板部が近接することにより、前記棚板部が折り畳まれること、を特徴とする陳列装置である。
・第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明の陳列装置を、鉛直方向に連続するように複数備える連続陳列装置(201)であって、鉛直方向に隣合う前記陳列装置(201A,201B)を2つ折りに折り畳み可能な装置間ヒンジ(H205)を備えること、を特徴とする連続陳列装置である。
本発明によれば、陳列状態における強度を向上した陳列装置、連続陳列装置を提供できる。
第1実施形態の陳列装置1を手前側Y1から見た斜視図である。 第1実施形態の陳列装置1を奥側Y2から見た斜視図である。 第1実施形態の棚部10が変形する過程を、左右方向Xから見た断面図である。 第1実施形態の陳列装置1の折り畳み状態の斜視図である。 第1実施形態の陳列装置1が変形する過程を上側Z2から見た状態を、模式的に示す図である。 第1実施形態の陳列装置1に組み立てられる板材2,3の斜視図である。 第2実施形態の連続陳列装置201を手前側Y1から見た斜視図である。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の陳列装置1を手前側Y1から見た斜視図である。
図2は、第1実施形態の陳列装置1を奥側Y2から見た斜視図である。
図3は、第1実施形態の棚部10が変形する過程を、左右方向Xから見た断面図である。
図1(A)、図2(A)、図3(A)は、陳列装置1が陳列状態である。
図1(B)、図2(B)、図3(B)は、陳列装置1が陳列状態及び折り畳み状態の間の変形途中の状態である。
図3(C)は、陳列装置1が折り畳み状態である。
図4は、第1実施形態の陳列装置1の折り畳み状態の斜視図である。
図4(A)は、手前側Y1から見た斜視図である。
図4(B)は、奥側Y2から見た斜視図である。
図5は、第1実施形態の陳列装置1が変形する過程を上側Z2から見た状態を、模式的に示す図である。
図5は、各板部を太線で図示し、また、ヒンジを円又は半円で図示した。
図6は、第1実施形態の陳列装置1に組み立てられる板材2,3の斜視図である。
実施形態、図面では、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系は、組み立て状態の陳列装置1の左右方向X(左側X1、右側X2)、奥行方向Y(手前側Y1、奥側Y2)、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。左右方向X、奥行方向Yは、水平方向の座標軸である。各図面は、棚部10の棚前板部11を左右方向Xに平行に配置した状態を図示した。
なお、各板部の板厚は、各板部の外形に比較すると十分に小さい。このため、実施形態、図面では、適宜、板厚の厚さを考慮しないものとする。また、図3、図5では、板厚、板部間の隙間を誇張したため、寸法の引出線が指示する部分は、若干のずれを有する。
陳列装置1は、例えば、商品の販売、販売促進の際に、店舗に設置される。陳列装置1には、商品、販売促進品等が陳列される。
陳列装置1は、陳列状態(図1(A)、図2(A)の状態)、折り畳み状態(図4の状態)の間で変形できる。陳列状態は、店舗で使用するために陳列装置1が立体的に組み立てられた状態であり、一方、折り畳み状態は、保管、輸送等のために陳列装置1が小さく折り畳まれた状態である。
(陳列装置1の構造)
陳列装置1は、2枚の板材2,3を貼り合わせることにより、作製できる(図6参照)。
各板材2,3は、例えば、それぞれ、ケント紙、段ボール材等の板材単体、又はこれらの板材を複数貼り合わせたりして形成される。実施形態は、板材2,3は、それぞれ板材単体により形成される例を説明する。
陳列装置1は、複数の板状の部分である板部を有する。隣合う板部間は、ヒンジH10〜H14,H20,H30,H41,H42によって回転可能に接続される。ヒンジH10〜H14,H20,H30,H41,H42は、例えば、ケント紙に設けられた押罫、ミシン目、スリット等によって形成される。これらの押罫等は、適宜二点鎖線で図示した。
ヒンジH11〜H13の回転軸は、左右方向Xに平行である。ヒンジH10,H14,H20,H30,H41,H42の回転軸は、鉛直方向Zに平行である。
(陳列装置1の構成)
陳列装置1の構成について説明する。各部材の構成、方向等は、陳列状態で説明する。
図1から図3に示すように、陳列装置1は、棚部10、側板部20、内側板部30、奥板部40を備える。
図1、図3に示すように、棚部10は、実際に商品等を載置する部分である。なお、下段側の棚部10の符号の図示は、適宜省略した。
陳列装置1は、鉛直方向Zに2段の棚部10を備える。各棚部10は、同様な構成である。
図1(A)、図3(A)に示すように、棚部10は、棚前板部11、前斜板部12(棚板部)、奥斜板部13(棚板部)、棚奥板部14を備える。
これらは、手前側Y1から奥側Y2に向けて、この順番で接続されている。これらの間は、ヒンジH11〜H13で接続されている。
棚前板部11の外形は、左右方向Xに細長い長方形である。棚前板部11は、陳列装置1及び棚部10の前壁を形成する。棚前板部11は、鉛直面に平行である。
前斜板部12は、棚前板部11の上端から、奥側Y2かつ下側Z1に向けて傾斜している。
前斜板部12の後端には、接着片12aがヒンジH12によって回転可能に接続されている。接着片12aは、奥斜板部13の下面に貼付される。このため、前斜板部12、奥斜板部13間が、ヒンジH12によって回転可能に接続される。
奥斜板部13は、前斜板部12の下端から、奥側Y2かつ上側Z2に向けて傾斜している。
棚奥板部14は、左右方向Xに細長い長方形の板部である。棚奥板部14は、棚部10の奥側部分を構成する。棚奥板部14は、鉛直面に平行である。
左右方向Xにおいて、棚前板部11の長さと、棚奥板部14の長さとは、等しい(図5(A)に示す長さL11,L14参照)。
以上の構成により、棚前板部11及び棚奥板部14間は、前斜板部12、奥斜板部13が下側Z1に凹みを構成するように、接続される。また、鉛直方向Zにおいて、棚奥板部14は、棚前板部11よりも上側Z2に位置する。
これにより、棚部10は、商品等を、前斜板部12及び奥斜板部13上に、手前側Y1から見えるように載置できる。
図1、図2に示すように、側板部20、内側板部30、奥板部40は、鉛直面に平行な板部である。
鉛直方向Zにおいて、これらの長さは、等しく、これらの上端の位置は、等しい。
さらに、鉛直方向Zにおいて、これらの下端の位置と、下段の棚部10の棚前板部11の下端の位置とは、等しい。このため、陳列装置1は、設置面に自立する。
側板部20は、陳列装置1の側壁を形成する部分である。側板部20は、棚部10の左右にそれぞれ設けられている。
側板部20の手前側端部と、棚部10の棚前板部11の左右端部(棚部10の手前側部分)とは、ヒンジH10で接続されている。
なお、側板部20自体は、陳列状態及び折り畳み状態において、折れ曲がることはない。
内側板部30は、側板部20の内側に配置される。
内側板部30の奥側端部と、棚部10の棚奥板部14の左右端部とは、ヒンジH14で接続されている。
内側板部30の手前側Y1には、接着片31がヒンジH30で接続されている。接着片31は、側板部20の内側面に貼付される。これにより、内側板部30は、側板部20の内側面に対して、ヒンジH30で回転可能に接続される。この回転軸は、奥行方向Yにおいて、側板部20の中央に位置する。
奥板部40は、棚部10よりも奥側Y2に配置されている。
奥板部40は、長板部41、短板部42,43を備える。
長板部41、短板部42,43は、左側X1から右側X2に、この順番で配置されている。左右方向Xにおいて、長板部41の長さは、短板部42,43の長さよりも長い。
長板部41、短板部42,43の間は、ヒンジH41,H42で接続されている。
奥板部40の両端部は、左右の側板部20の奥側端部(奥側部分)に、ヒンジH20で接続されている。
図2に示すように、保持部50は、保持片51、保持孔52を備える。
保持片51は、短板部42,43間を接続するヒンジH42に設けられている。保持片51は、短板部43に切り込み(図4(B)参照)を設けて、切り込みの内側を切り起こすようにして形成できる。
保持孔52は、保持片51の先端51aが挿入される孔である。保持孔52は、長板部41及び左側X1の側板部20間を接続するヒンジH20に設けられている。
(陳列状態)
陳列状態では、側板部20は、ヒンジH20で回転されることにより、棚部10に対して閉じた位置に配置される。
保持部50は、保持片51が保持孔52に挿入されることにより、奥板部40が折り畳まれた状態を保持し、その結果として、側板部20が棚部10に対して閉じた状態を保持できる。
なお、詳細な図示は省略するが、保持片51の先端51a(図2(A)の点線部分)は、左側X1の側板部20及び内側板部30間に挟まれるために、保持孔52から抜けにくい。このため、保持部50は、側板部20が棚部10に対して閉じた状態を、より確実に保持できる。
側板部20のうちヒンジH30よりも奥側Y2の奥側部分と、内側板部30及び接着片31とが密着するように重なって配置される。このため、陳列装置1の側壁の大部分は、2つの板材が重なって構成される。
また、側板部20が棚部10に対して閉じることにより、ヒンジH20(つまり奥板部40の両端部)が棚部10に近接する。このため、左右方向Xにおいて、奥板部40の両端部間の長さは、棚部10と同じ長さになる。これにより、奥板部40は、棚部10の奥側Y2を覆うように折り畳まれる。このため、陳列装置1の奥壁の大部分は、3つの板材が重なって構成される。
このように、陳列装置1は、閉じた側板部20が側壁を形成し、また、折り畳まれた奥板部40が奥壁を形成する。また、側壁、奥壁は、複数の板材が重なって形成されるので、強度が高い。これにより、陳列装置1の全体の強度が高い。
さらに、側壁が上記のように形成されることにより、奥行方向Yにおいて、ヒンジH10,H20が離間して配置される(図5(D)参照)。このため、奥行方向Yにおいて、棚部10の棚前板部11及び棚前板部11が、離間して配置される(図3(A)参照)。これにより、棚部10は、展開した状態となり、商品等を載置することができる。また、棚部10の棚前板部11が、陳列装置1の前壁部を形成する。
(折り畳み状態)
図4に示すように、折り畳み状態では、側板部20は、ヒンジH10で回転されることにより、棚部10に対して開いた位置に配置される。このため、棚部10の棚前板部11と側板部20とは、同一平面上に配置されるので、平らになる。
内側板部30及び接着片31は、ヒンジH30で2つ折りにされた状態で、側板部20のうちヒンジH30よりも棚前板部11側の部分(陳列状態において側板部20のうちヒンジH30よりも手前側Y1の部分)手前側Y1の部分に、重なるように配置される。これにより、陳列装置1のうち手前側Y1の板部である棚前板部11、側板部20、内側板部30、接着片31は、平らに変形する。
また、側板部20が棚部10に対して開くことにより、2つのヒンジH20(つまり奥壁部の両端部)が棚部10から離間するので、2つのヒンジH20間の長さは、陳列状態よりも長くなる。これにより、奥板部40が平らに展開される。
さらに、側壁が上記のように形成されることにより、奥行方向Yにおいて、ヒンジH10,H20が近接して配置される(図5(A)参照)。このため、奥行方向Yにおいて、棚部10の棚前板部11及び棚前板部11が、近接して配置される(図3(C)参照)。これにより、棚前板部11、前斜板部12がヒンジH12で回転し、折り畳まれる。
以上によって、陳列装置1は、折り畳み状態では、全体としても平らな形状であるので、コンパクトである。
(寸法設定)
陳列装置1は、陳列状態では外形がほぼ直方体に形成され、かつ、折り畳み状態では平らに畳めるように、各部の寸法が以下のように設定されている。
(1)棚部10と、側板部20との寸法の関係
図3(A)、図5(D)に示すように、陳列状態では、側板部20は、棚部10に対して閉じた状態である。そして、奥行方向Yにおいて、これらの長さは、等しい。
L10Y=L20・・・式(11)
また、図3(A)に示すように、棚部10の奥行方向Yの長さL10Yは、前斜板部12の長さL12の奥行方向Yの長さ成分、及び奥斜板部13の長さL13の奥行方向Yの長さ成分の和である。
L10Y=L12・sin(θ12)+L13・sin(θ13)…式(12)
θ12:棚前板部11及び前斜板部12がなす角
θ13:奥斜板部13及び棚奥板部14がなす角
式(11)、式(12)から、以下が成り立つ。
L20=L12・sin(θ12)+L13・sin(θ13)…式(13)
(2)陳列状態での外形を、直方体に形成するための寸法設定
図5(D)に示すように、陳列状態では、奥板部40は、棚部10の棚奥板部14に密着するように、平らに折り畳まれる。このため、棚部10の左右方向Xの長さL10Xと、長板部41の長さL41とは、等しい。また、棚部10の左右方向Xの長さL10Xは、棚前板部11の左右方向Xの長さL11、棚奥板部14の長さL14である。
L10X=L41(=L11=L14)…式(21)
また、短板部42,43の長さL42,L43は、等しい。
L42=L43…式(22)
(3)折り畳み状態で、平らに折り畳むための寸法設定
図5(A)に示すように、折り畳み状態では、左右方向Xにおいて、平らに変形した棚前板部11及び2つの側板部20の和である全長(L11+2×L20)と、展開した奥板部40の全長(L41+L42+L43)とが等しい。
L11+2×L20=L41+L42+L43…式(31)
式(21)の「L41=L11」の部分と、式(31)から、以下が成り立つ。
L20=L42=L43…式(32)
すなわち、短板部42,43の長さL42,L43と、側板部20の長さL20とは、等しい。
(4)側板部20、内側板部30の関係
ヒンジH30は、側板部20の中央に配置されている。そのため、内側板部30は、陳列状態では、側板部20の奥側半分の領域に重なり、一方、折り畳み状態では、側板部20の手前側半分の領域に重なる。このため、側板部20の長さL20は、内側板部30の長さの2倍である。
L20=2×L30…式(41)
(5)棚部10の棚前板部11及び棚奥板部14が、奥行方向Yに平行移動する構成
図3に示すように、奥行方向Yにおいて、棚部10の棚前板部11及び棚奥板部14は、陳列状態では離間しており、かつ、一方、折り畳み状態では近接している。この場合において、棚部10の棚前板部11及び棚奥板部14は、奥行方向Yに平行移動する。つまり、棚部10の棚前板部11及び棚奥板部14は、鉛直方向Zに移動しない。
また、折り畳み状態では、前斜板部12及び奥斜板部13は、2つ折りの状態となる。
図3(C)に示すように、このため、鉛直方向Zにおいて、前斜板部12が閉じたことにともなう下端(ヒンジH12)の移動量と、棚奥板部14が閉じたことにともなう下端(ヒンジH12)の移動量とは、等しい。
L12−L12・cos(θ12)=L13−L13・cos(θ13)…式(51)
(変形の動作)
折り畳み状態から陳列状態への変形について説明する。
作業者は、以下のように作業すればよい。
(1)図5(A)、図5(B)に示すように、側板部20を、ヒンジH10で奥側Y2に回転する。これに連動して、内側板部30が側板部20に対してヒンジH30で開くように回転し、また、奥板部40の長板部41、短板部43がそれぞれヒンジH20で回転することにより棚部10から離れるように開く。
(2)図5(C)に示すように、側板部20を棚部10の側部に密着させる。また、長板部41を棚部10の奥部に密着させる。この状態では、上記寸法設定であることにより、短板部42,43が2つ折りにされた状態となる。
(3)図5(D)に示すように、2つ折りにされた状態の短板部42,43を、一体でヒンジH41,H20で回転し、長板部41に密着させる。
(4)図2に示すように、保持片51の先端51aを保持孔52に挿入する。以上により、陳列状態への変形作業が終了する。
なお、陳列状態から折り畳み状態へ変形する場合には、上記とは逆の工程に従えばよい。
このように、陳列装置1を変形する作業は、容易である。
(板材の構成、板材の組み立て方法)
図6(A)に示すように、板材2は、左右の内側板部30及び接着片31と、棚部10の奥斜板部13及び棚奥板部14とを備える。
図6(B)に示すように、内側板部30は、ヒンジH14で回転することにより、手前側Y1に折った状態にする。また、棚部10の奥斜板部13は、ヒンジH13で回転することにより、手前側Y1に折った状態にする。
図5(C)に示すように、板材3は、左右の側板部20及び奥板部40と、棚部10の棚前板部11、前斜板部12及び接着片12aとを備える。板材3は、左右方向Xに細長い板材の両端を、短板部43の接続部44で接着することにより、筒状に加工される。なお、接続部44は、短板部43以外でもよい。
そして、板材2の左右の接着片31を、板材3の左右の側板部20に接着する。また、板材3の接着片12aを、板材2の奥斜板部13に接着する。これにより、板材2,3が一体化し、陳列装置1を製造できる。
以上説明したように、本実施形態の陳列装置1は、陳列状態での強度が高く、また、折り畳み状態ではコンパクトに折り畳むことができる。さらに、板材2,3を貼り合わせることにより、簡単に製造できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図7は、第2実施形態の連続陳列装置201を手前側Y1から見た斜視図である。
図7(A)は、連続陳列装置201が陳列状態である。
図7(B)は、連続陳列装置201が折り畳み状態である。
図7(C)は、連続陳列装置201が2つ折り状態である。
図7(A)、図7(B)に示すように、連続陳列装置201は、第1実施形態と同様な2つの上段陳列装置201A、下段陳列装置201Bを、鉛直方向Zに連続させたものである。
上段陳列装置201A、下段陳列装置201Bは、装置間ヒンジH205で接続されている。
図7(A)、図7(B)に二点鎖線で示すように、装置間ヒンジH205は、側板部20、内側板部30、奥板部40(長板部41、短板部42,43)に、設けられている。
装置間ヒンジH205は、ケント紙に設けられた押罫、ミシン目、スリット等によって形成される。このため、連続陳列装置201は、第1実施形態と同様に、2つの板材を貼り合わせて製造することができる。
つまり、連続陳列装置201を製造するための板材は、板材2,3(図6参照)を鉛直方向Zに延長し、かつ、装置間ヒンジH205を設けたものを用いることができる。
長板部41の上縁部は、吊り紐を通すための貫通孔41aを備える。短板部42,43の上縁部は、貫通孔41aを逃げるための切り欠き42a,43aを備える。
これにより、連続陳列装置201は、接地させて利用できるだけではなく、店舗の壁等のフックに吊り下げて利用できる。
図7(A)、図7(B)に示すように、連続陳列装置201は、上段陳列装置201A、下段陳列装置201Bが連動して変形することにより、第1実施形態と同様に、陳列状態及び折り畳み状態の間で変形できる。
図7(B)、図7(C)に示すように、上段陳列装置201A、下段陳列装置201Bを、装置間ヒンジH205で回転することにより、連続陳列装置201は、折り畳み状態から2つ折りにした2つ折り状態へと、折り畳むことができる。
このように、連続陳列装置201は、上段陳列装置201A、下段陳列装置201Bを連続させた形態であっても、コンパクトに折り畳むことができる。
なお、本実施形態では、連続陳列装置201は、2つの陳列装置を連続させた例を示したが、3つ以上の陳列装置を連続させてもよい。この場合には、隣合う陳列装置を、順次、山折り、谷折りになるように2つ折りすることにより、蛇腹状に折り畳めばよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
実施形態において、保持部は、保持片、保持孔を備える例を示したが、これに限定されない。保持部は、側板部が棚部に対して閉じた状態を保持できれば、その形態は、限定されない。保持部は、例えば、側板部の内側面及び内側板部の外側面に設けられ、これらが密着した状態を維持する面ファスナ等でもよい。なお、このように、側板部及び内側板部を面ファスナ等で直接接合する場合には、奥板部は、削除してもよい。
1…陳列装置
10…棚部
11…棚前板部
12…前斜板部
13…奥斜板部
14…棚奥板部
20…側板部
30…内側板部
40…奥板部
41…長板部
42,43…短板部
50…保持部
51…保持片
52…保持孔
201…連続陳列装置
201A…上段陳列装置
201B…下段陳列装置
H10〜H14,H20,H30,H41,H42…ヒンジ
H205…装置間ヒンジ

Claims (6)

  1. 陳列状態、折り畳み状態の間で変形する陳列装置であって、
    棚部と、
    前記棚部の手前側部分に回転可能に接続された側板部と、
    前記棚部の奥側部分に対して回転可能に接続され、前記側板部の内側面にヒンジによって回転可能に接続された内側板部とを備え、
    陳列状態は、
    前記側板部が前記棚部に対して閉じた位置に配置され、
    前記側板部のうち前記ヒンジよりも奥側部分と、前記内側板部とが重なる位置に回転された状態であり、
    折り畳み状態は、
    前記側板部が前記棚部に対して開いた位置に配置され、
    前記側板部のうち前記ヒンジよりも手前側部分と、前記内側板部とが重なる配置に回転された状態であること、
    を特徴とする陳列装置。
  2. 請求項1に記載の陳列装置において、
    陳列状態において、前記側板部が前記棚部に対して閉じた状態を保持する保持部を備えること、
    を特徴とする陳列装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の陳列装置において、
    複数の板部が回転可能に接続され、両端部が左右の前記側板部の奥側部分に接続された奥板部を備え、
    前記奥板部は、
    陳列状態では、前記両端部が前記棚部に近接し、前記棚部の奥側を覆うように折り畳まれることにより奥壁を形成し、
    折り畳み状態では、前記両端部が前記棚部から離間することにより、平らに展開されること、
    を特徴とする陳列装置。
  4. 請求項3に記載の陳列装置において、
    左右の長さにおいて、前記棚部の長さ及び2つの前記側板部の長さの和と、前記奥板部の長さとが同じであり、
    折り畳み状態では、平らに形成されること、
    を特徴とする陳列装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の陳列装置において、
    前記棚部は、
    手前側に配置された棚前板部と、
    奥側に配置された棚奥板部とを備え、
    前記側板部及び前記内側板部間に設けられた棚板部とを備え、
    前記棚前板部が前記側板部に回転可能に接続されており、
    前記棚奥板部が前記内側板部に回転可能に接続されており、
    陳列状態では、奥行方向において前記棚前板部及び前記棚奥板部が離間することにより、前記棚板部が展開し、
    折り畳み状態では、奥行方向において前記棚前板部及び前記棚奥板部が近接することにより、前記棚板部が折り畳まれること、
    を特徴とする陳列装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の陳列装置を、鉛直方向に連続するように複数備える連続陳列装置であって、
    鉛直方向に隣合う前記陳列装置を2つ折りに折り畳み可能な装置間ヒンジを備えること、
    を特徴とする連続陳列装置。
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