JP5283269B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

この発明は、菓子類など各種物品を収納する包装箱に関するものである。
一般に、化粧品や医薬品、各種飲料、あるいは菓子類などの物品を収納する包装箱は、紙等のシートからなるブランクを折り曲げて直方体状に形成されたものが多い。
一般的な直方体状の包装箱としては、例えば、四方を囲む側面板によって筒状部材が形成され、その筒状部材の筒軸方向両端面が端面板で塞がれて直方体状に構成されたものがある。
この種の直方体状の包装箱は、各面が、それぞれ長方形で構成され、すべての稜線が直線状に形成される。このため、外観が単調になりがちである。
また、その稜線を境にフラットな二面が90度の角度で連設しているので、需要者に対し、その外観が平面的に映るという欠点がある。単調で平面的な包装箱は、多種類の商品が並べて陳列される陳列棚において目立たない。
包装箱をより立体感あるものとするために、包装箱の外周に付属物を取り付ける手法も考えられる。しかし、包装箱に付属物を取り付けることは、ブランクの複雑化や、あるいは、部品の増加を伴い、また、組立工程が複雑になる原因となるので好ましくない。
そこで、稜線を形成するための罫線を曲線状に形成したり(例えば特許文献1参照)、あるいは、二本の罫線を並列させることにより稜線の形状に変化を持たせ、外観の単調さを解消したものがある(例えば特許文献2参照)。
特開2001−130543号公報 特開2006−96405号公報
上記の包装箱によると、稜線の形状のバリエーションにより、外観の単調さをある程度解消することができる。しかし、商品によっては、さらにデザイン性を高めた、外観に特徴のある包装箱が求められる場合もある。
そこで、この発明は、ブランクの複雑化や組立工程の複雑化を伴うことなく、外観に特徴のある包装箱とすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、向かい合う底面板と上面板及びその底面板と上面板との間を結ぶ側面板とで構成される筒状部材を備え、その筒状部材の筒軸方向両端をそれぞれ端面板で閉じた包装箱において、前記上面板の前記筒軸方向一端部に第一折目線を介して主折込片を連設し、前記側面板の前記筒軸方向一端部に第一折目線を介して補助折込片を連設し、前記主折込片と前記補助折込片とは第二折目線を介して接続されており、前記筒状部材は、前記主折込片と前記補助折込片とが前記第一折目線を介して内側に折り込まれて前記底面板と前記上面板との間で突っ張ることにより、前記上面板の前記筒軸方向一端部を前記底面板から遠ざかる方向へ持ち上げて突出させていることを特徴とする包装箱の構成を採用した。
この構成によれば、折り曲げられた主折込片と補助折込片とが、底面板と上面板との間で突っ張ることによりその上面板を持ち上げて突出させるので、ブランクの複雑化や組立工程の複雑化を伴うことなく、外観に特徴のある包装箱とすることができる。
なお、このような上面板に対する持ち上げ機能を有する主折込片と補助折込片は、包装箱の前記筒軸方向一方の端面に設けてもよいし、両方の端面に設けても良い。また、そのいずれかの端面において、向かい合う左右の側面板に対して左右両方の側に主折込片と補助折込片とを設けてもよいし、左右いずれか一方の側の側面板の側にのみ主折込片と補助折込片とを設けてもよい。
また、この構成において、前記側面板と前記上面板とは折目線を介して接続されており、その側面板と上面板との間の折目線は、前記主折込片と前記補助折込片との間の前記第二折目線と同一直線上にある構成を採用することができる。
側面板と上面板との間の折目線が、主折込片と補助折込片との間の第二折目線と同一直線上にあれば、その主折込片と補助折込片とを折り込む前の状態、すなわち、底面板、上面板、及び側面板とで筒状部材に形成される際に、その底面板、上面板、及び側面板との相互間の折り目形成を、主折込片と補助折込片の存在が阻害することがない。
これは、主折込片と補助折込片との間に第二折目線が介在することによって、その底面板、上面板、及び側面板との相互間の折り目形成と同時に、第二折目線も折り込まれるからである。このため、筒状部材を形成するための作業が容易になり、包装箱の組立工程の複雑化を回避する上で有利である。
これらの各構成において、前記補助折込片の前記底面板側の端縁は直線状であり、その直線状の端縁が前記底面板に線接触して前記突っ張りの支えとしている構成を採用することができる。
補助折込片の端縁が底面板に線接触していれば、上面板の持ち上げがスムーズであり、また包装箱を組み立てた後においても、その形状が安定するという効果が期待できる。
なお、これらの各構成において、前記端面板は、前記上面板に折目線を介して連設されており、その端面板と上面板との間の折目線は、前記主折込片と前記上面板との間の前記第一折目線と同一直線上にある構成とすることもできるし、あるいは、両者が同一直線上にない構成とすることもできる。
端面板と上面板との間の折目線が、主折込片と上面板との間の第一折目線と同一直線上にあれば、主折込片と補助折込片とを折り込んだ後、端面板で筒軸方向端部を閉じれば、その端面板の面方向が、前記筒軸方向に対してほぼ直角となり得る。底面板と上面板の筒軸方向端縁がほぼ同じ位置になるからである。ただし、前記持ち上げによる上面板の突出によって、端面板の面方向が、前記筒軸直角方向に対して多少傾く場合は想定される。
また、端面板と上面板との間の折目線と、前記主折込片と前記上面板との間の前記第一折目線とが同一直線上にない場合で、両折目線あるいはその延長線同士が交差する位置関係にある場合は、折り込んだ後の前記端面板の面方向を、前記筒軸直角方向に対して傾けることができる。
さらに、これらの各構成において、前記側面板と前記上面板との間の折目線の途中から分岐して、前記補助折込片と前記側面板との間の前記第一折目線へと至る第三折目線を設けた構成を採用することができる。この第三折目線は、特に、前記補助折込片と前記側面板との間の前記第一折目線における前記底面板側の端部へと至る構成とすることができるが、前記補助折込片と前記側面板との間の前記第一折目線上に至るものであれば、前記側面板と上面板との間の折目線及び前記第二折目線と重ならない限りその終点位置は自由である。
あるいは、その第三折目線に加えて、あるいは代えて、前記側面板と前記上面板との間の折目線の途中から分岐して、前記主折込片と前記上面板との間の前記第一折目線と至る第四折目線を設けた構成を採用することができる。この第四折目線は、特に、前記主折込片と前記上面板との間の前記第一折目線における対側の前記側面板側の端部へと至る構成とすることができるが、前記主折込片と前記上面板との間の前記第一折目線上に至るものであれば、前記側面板と上面板との間の折目線及び前記第二折目線と重ならない限りその終点位置は自由である。
さらに、前記第三折目線、第四折目線のいずれか、または両方を備えた構成、あるいは、どちらも備えない構成において、前記上面板の前記第一折目線よりも前記筒軸方向中央部寄りに、前記側面板間を結ぶ方向に伸びる第五折目線を設けた構成を採用することができる。
さらに、前記第三折目線、第四折目線、第五折目線から選択される単一の又は複数の折目線を備えた構成、あるいは、前記第三折目線、第四折目線、第五折目線の全てを備えない構成において、前記上面板に、前記筒軸方向に沿って伸びる第六折目線を設けた構成を採用することができる。
さらに、前記第三折目線、第四折目線、第五折目線、第六折目線から選択される単一の又は複数の折目線を備えた構成、あるいは、前記第三折目線、第四折目線、第五折目線、第六折目線の全てを備えない構成において、前記側面板と前記上面板との間の折目線の途中から分岐して、対側の前記側面板側における前記主折込片と前記上面板との間の前記第一折目線に至る第七折目線を設けた構成を採用することができる。
これらの各折目線(第三、第四、第五、第六、第七折目線)は、折り曲げられた主折込片と補助折込片とが、底面板と上面板との間で突っ張ることにより上面板を持ち上げた際に、その各折目線で上面板や側面板が屈曲あるいは湾曲して、起伏に富んだ包装箱の外観を呈することができる。
この発明は、折り曲げられた主折込片と補助折込片とが、底面板と上面板との間で突っ張ることによりその上面板を持ち上げて突出させるので、ブランクの複雑化や組立工程の複雑化を伴うことなく、外観に特徴のある包装箱とすることができる。
第1の実施形態のブランクの展開図 (a)は図1のブランクを折り曲げることにより、筒状部材を形成した状態を示す斜視図、(b)はその正面図 (a)は図2(a)の折込片を曲げた状態を示す斜視図、(b)はその正面図 同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第2の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第3の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第4の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第5の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第6の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第7の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第8の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第9の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第10の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第11の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図 (a)は第12の実施形態のブランクの展開図、(b)は同実施形態の包装箱の斜視図
(第一の実施形態)
第一の実施形態を図1乃至図4に示す。図1は、この第一の実施形態の包装箱10を構成する紙製のブランク1の展開図であり、図4は、そのブランク1によって形成した包装箱10の斜視図である。また、図2(a)(b)及び図3(a)(b)は、ブランク1から包装箱10を組み立てる際の手順を示す説明図である。
ブランク1は、図1に示すように、底面板2の一方の端縁に、折目線rを介して側面板4が連設されている、また、その側面板4に、折目線rを介して上面板3、側面板5が順に連設されている。さらに、底面板2の他方の端縁には、折目線rを介して接着片2aが連設されている。
底面板2の上端縁(ブランク1を折り曲げて筒状部材を形成した際における筒軸方向一端部)には、折目線rを介して副端面板6が連設されており、同じく、上面板3の上端縁には、折目線rを介して端面板7が連設されている。
さらに、底面板2の下端縁(ブランク1を折り曲げて筒状部材を形成した際における筒軸方向他端部)にも、折目線rを介して副端面板6が連設されており、同じく、上面板3の下端縁にも、折目線rを介して端面板7が連設されている。
また、前記上面板3の前記上端縁及び前記下端縁に、それぞれ第一折目線r1を介して主折込片8aが連設されている。この実施形態では、前記上端縁側及び前記下端縁側ともに、端面板7を夾んで左右両側に主折込片8aがそれぞれ設けられている。
この実施形態では、端面板7は等脚台形状であり、その端面板7の幅が、上面板3への取付部分(折目線rの部分)において、その上面板3の幅に対してやや狭くなっているので、その上面板3の前記上端縁及び前記下端縁に、それぞれ、主折込片8a、端面板7、主折込片8aを並列して連設することができる。
また、左右の側面板4,5の前記上端縁及び前記下端縁に、それぞれ第一折目線r1を介して補助折込片8bが連設されている。
前記主折込片8aと前記補助折込片8bとは第二折目線r2を介して接続されている。この第二折目線r2は、左右の側面板4,5と上面板3との間の折目線rと同一直線上に位置している。
また、前記端面板7と前記上面板3との間の折目線rは、前記主折込片8aと前記上面板3との間の前記第一折目線r1と同一直線上に位置している。また、前記補助折込片8bと左右の前記側面板4,5との間の各第一折目線r1とも同一直線上である。
さらに、左右の前記側面板4,5と前記上面板3との間の各折目線rの途中から分岐して、前記補助折込片8bと前記側面板4,5との間の前記第一折目線r1における前記底面板2側の端部へと至る第三折目線r3が設けられている。この実施形態では、第三折目線r3は、途中で湾曲することなく直線状に形成されている。
また、左右の前記側面板4,5と前記上面板3との間の折目線rの途中から分岐して、前記主折込片8aと前記上面板3との間の前記第一折目線r1における対側の前記側面板5,4側(端面板7側)の端部へと至る第四折目線r4が設けられている。すなわち、左右の前記側面板4,5と前記上面板3との間の各折目線rの途中から分岐する第四折目線r4は、それぞれ、前記主折込片8aと前記上面板3との間の第一折目線r1の端面板7側の端部へと通じている。
この実施形態では、第四折目線r4は、途中で湾曲することなく直線状に形成されている。また、この実施形態では、第三折目線r3と第四折目線r4とは、その起点が、前記側面板4,5と上面板3との間の折目線r上の同一点となっている。
また、前記上面板3の前記第一折目線r1よりも筒軸方向中央部寄りに、前記側面板4,5間を結ぶ方向に伸びる第五折目線r5が設けられている。この実施形態では、第五折目線r5は、筒軸方向両端にそれぞれ設けられており、前記第一折目線r1、及び端面板7と上面板3との間の折目線rと並行である。
さらに、この実施形態では、前記上面板3に、前記筒軸方向に沿って伸びる第六折目線r6が設けられている。第六折目線r6は2本設けられており、前記第五折目線r5,r5間では筒軸方向に沿って並行に伸び、前記第五折目線r5を超えるとその向きを変え、端面板7と上面板との間の折目線rの両端へそれぞれ伸びている。
この図1に示すブランク1から包装箱10を組み立てる際には、例えば、まず、前記折目線rに沿って、接着片2a、底面板2、側面板4、上面板3、側面板5を順次折り曲げていき、接着片2aを側面板5の内面又は外面に接着して、図2に示すように、筒状部材にする。この状態で、向かい合う底面板2と上面板3、及びその底面板2と上面板3との間を結ぶ側面板4,5とで筒状部材が構成されている。
このとき、左右の前記側面板4,5と上面板3との間の各折目線rは、前記主折込片8aと前記補助折込片8bとの間の前記第二折目線r2と同一直線上にあるから、前記筒状部材を形成する際に、両折目線r,r2とが同時に容易に折り曲げできる。
次に、内部に物品を収容した後、前記筒状部材の筒軸方向両端において、それぞれ、前記主折込片8aと前記補助折込片8bとを前記第一折目線r1を介して内側に折り込む。前記主折込片8aと前記補助折込片8bとを折り込んだ状態を図3に示す。
図3(b)に示すように、前記主折込片8aと前記補助折込片8bとが、前記底面板2と前記上面板3との間で突っ張ることにより、前記上面板3の前記筒軸方向端部を前記底面板2から遠ざかる方向(図中の矢印の方向)へ持ち上げて、その上面板3を突出させている。
このとき、前記補助折込片8bの前記底面板2側の端縁8cは直線状であり、その直線状の端縁8cが前記底面板2に線接触しているから、前記底面板2と前記上面板3との間で突っ張りが安定している。
また、上面板3及び側面板4,5に、各種方向への折目線r3,r4,r5,r6が形成されているので、上面板3が持ち上げられる際に、折目線r3,r4,r5,r6が山折りあるいは谷折りされて、その上面板3が面方向の異なる分割面31,32,33や、その各分割面31,32,33から端面板7側の端縁へと至り、同じく面方向がそれぞれ異なる取付面3a,3b,3cを形成することができる。また、側面板4,5にも、面方向の異なる取付面4aを形成することができる。このため、変化に富んだ包装箱10の外見を呈することができる。
最後に、筒状部材の筒軸方向両端において、それぞれ副端面板6、端面板7を折目線rを介して折り曲げて接着することで、前記筒状部材の筒軸方向両端部が閉じられ、図4に示す包装箱10が完成する。
なお、この実施形態では、第三折目線r3の起点を第四折目線r4の起点と同一とし、また、第三折目線r3の終点を、前記側面板4と前記補助折込片8bとの間の前記第一折目線r1の底面板2側の端部としているが、その起点、終点は、前記側面板4,5と前記上面板3との間の折目線r上、あるいは、前記補助折込片8bと前記側面板4,5との間の前記第一折目線r1上にあれば、自由に設定できる。これは、以下の各実施形態においても同様である。
また、この実施形態では、第四折目線r4の起点を第三折目線r3の起点と同一とし、また、第四折目線r4の終点を、前記上面板3と前記主折込片8aとの間の前記第一折目線r1の端面板7側の端部としているが、その起点、終点は、前記側面板4,5と前記上面板3との間の折目線r上、あるいは、前記主折込片8aと前記上面板3との間の前記第一折目線r1上にあれば、自由に設定できる。ただし、上面板3と側面板4,5との間の折目線rや、前記第二折目線r2に重ならないことが望ましい。これは、以下の各実施形態においても同様である。
(第二の実施形態)
第二の実施形態を図5に示す。この第二の実施形態は、主たる構成は第一の実施形態と同様であり、上面板3及び側面板4,5に形成される各種方向への折目線の位置、形状を異ならせたものである。
その差異点について説明すると、この実施形態では、第一の実施形態と同様に、左右の前記側面板4,5と前記上面板3との間の各折目線rの途中から分岐して、前記補助折込片8bと前記側面板4,5との間の前記第一折目線r1における前記底面板2側の端部へと至る第三折目線r3が設けられているが、この実施形態の第三折目線r3は、途中で湾曲して円弧状に形成されている。
また、第一の実施形態と同様、左右の前記側面板4,5と前記上面板3との間の折目線rの途中から分岐して、前記主折込片8aと前記上面板3との間の前記第一折目線r1における対側の前記側面板5,4側の端部へと至る第四折目線r4が設けられているが、この第四の折目線r4も途中で湾曲して円弧状に形成されている。
さらに、この実施形態では、前記第五折目線r5は省略されており、二本の第六折目線r6が、上面板3の筒軸方向両端縁間をまっすぐに並行に伸びている。
また、前記第四折目線r4の起点(左右の前記側面板4,5と前記上面板3との間の折目線rからの分岐点)から、前記第六折目線r6の端部へと至る補助第四折目線r4’も設けられている。
上面板3及び側面板4,5に、各種方向への折目線r3,r4,r4’,r6が形成されているので、上面板3が持ち上げられる際に、その上面板3が面方向の異なる分割面31,32,33や、その各分割面31,32,33から端面板7側の端縁へと至り、同じく面方向がそれぞれ異なる取付面3b,3c,4aを形成することができる。このため、変化に富んだ包装箱10の外見を呈することができる。
また、第三の折目線r3,第四折目線r4、補助第四折目線r4’が曲線であるから、さらに変化に富んだ外観を実現できる。
その他の主たる構成については、前述の実施形態と同様であるので、説明を省略する(以下の各実施形態においても同じ)。
(第三の実施形態)
第三の実施形態を図6に示す。この第三の実施形態は、主たる構成は第二の実施形態と同様であり、その第二の実施形態において上面板3に形成されていた第六折目線r6を一本にしたものである。
(第四の実施形態)
第四の実施形態を図7に示す。この第四の実施形態は、上面板3の上端縁側と下端縁側とにおいて、折目線の形状を異ならせたものである。すなわち、折目線の形状が、筒軸方向中央部を夾んで両側が非対称となっている。
第二の実施形態、第三の実施形態との差異点は、上面板3に形成される前記第六折目線r6と補助第四折目線r4’である。
すなわち、第六折目線r6は、図中の下方に位置する上面板3の下端縁上の1点から上方へ向かって、左右に別れて2本伸びている。また、その2本の第六折目線r6が、図中の上方に位置する上面板3の上端縁において、端面板7と上面板3との間の折目線rの両端に至っている。
また、補助第四折目線r4’は、上面板3の下端縁側にのみ設けられ、上端縁側は省略されている。
(第五の実施形態)
第五の実施形態を図8に示す。この第五の実施形態は、第三折目線r3及び第四折目線r4を上面板3の上端縁側及び下端縁側にそれぞれ左右に形成し、且つ、それらを直線状にするとともに、その第三折目線r3及び第四折目線r4の起点を、側面板4,5と上面板3との間の折目線rの筒軸方向中央としたものである。すなわち、折目線の形状が、筒軸方向中央部を夾んで両側が対称となっている。
また、上面板3には、2本の第六折目線r6を互いに中央でクロスさせて設けるとともに、その第六折目線r6同士の交点を通り、前記第三折目線r3及び第四折目線r4の起点間を結ぶ第七折目線r7を設けている。
(第六の実施形態)
第六の実施形態を図9に示す。この第六の実施形態は、第三折目線r3を省略し、直線状の第四折目線r4を、上面板3の下端縁側において左右に形成するとともに、その第四折目線r4の起点間を結ぶ第五折目線r5を形成したものである。
(第七の実施形態)
第七の実施形態を図10に示す。この第七の実施形態は、第三折目線r3及び第四折目線r4を、上面板3の上端縁側及び下端縁側においてそれぞれ左右に形成し、且つ、それらを直線状にするとともに、第三折目線r3及び第四折目線r4の折目線r上の起点の位置(筒軸方向位置)を左右で等しくしたものである。
また、上面板3の上端縁側及び下端縁側において、それぞれ第三折目線r3及び第四折目線r4の起点間を結ぶ2本の第五折目線r5を形成している。
(第八の実施形態)
第八の実施形態を図11に示す。この第八の実施形態は、前述の実施形態で説明した第三折目線r3、第四折目線r4、第五折目線r5等を省略し、上面板3に二本の第六折目線r6を形成したものである。
前記主折込片8aと前記補助折込片8bとは、図11(a)に示すように、下端縁側にのみ設けられ、上端縁側には、各側面板4,5に、対側折込片9がそれぞれ連設されている。
第二折目線r2は、側面板4,5と上面板3との間の折目線rを一部兼ねており、図11(b)に示すように、前記主折込片8aと前記補助折込片8bとを前記第一折目線r1を介して内側に折り込むと、側面板4,5及び分割面31,33がそれぞれ、上端縁側から下端縁側に向かって徐々に狭まる方向に絞られた形状を呈することができる。
(第九の実施形態)
第九の実施形態を図12に示す。この第九の実施形態は、前述の第八の実施形態における第六折目線r6を、前記主折込片8aと前記補助折込片8bとを備えていない上端縁側の端面板7の折目線rの両端を起点とし、前記主折込片8aと前記補助折込片8bとを備えた下端縁側の端面板7の折目線rの両端に至るように形成したものである。
第二折目線r2は、側面板4,5と上面板3との間の折目線rを一部兼ねており、図12(b)に示すように、前記主折込片8aと前記補助折込片8bとを前記第一折目線r1を介して内側に折り込むと、側面板4,5及び分割面31,33がそれぞれ、一端部側から他端部側に向かって徐々に狭まる方向に絞られた形状を呈することができる点は同様である。
(第十の実施形態)
第十の実施形態を図13に示す。この第十の実施形態は、図1に示す第一の実施形態における第六折目線r6を1本とするとともに、その第六折目線r6を、二本の第五折目線r5間とする。
そして、下端縁側と上端縁側の両方において、それぞれ、第六折目線r6と第五折目線r5の交点から、端面板7と上面板3との間の折目線rの両端に至る2本の補助第四折目線r4”を設けたものである。
(第十一の実施形態)
第十一の実施形態を図14に示す。この第十一の実施形態は、図14(a)に示すように、上面板3と側面板5に亘って連続する切目線c2を形成し、その切目線c2の側面板5側に円弧状の切目線c1を形成している。
第三折目線r3及び第四折目線r4は、下端縁側と上端縁側の両方において、それぞれ側面板5側にのみ形成され、側面板4側には形成されていない。
なお、前記側面板5と前記上面板3との間の折目線rの途中(第四折目線r4の起点と同一点)から分岐して、対側の前記側面板4側における前記主折込片8aと前記上面板3との間の前記第一折目線r1に至る第七折目線r7が設けられている。
この実施形態では、第七折目線r7の起点を第四折目線r4の起点と同一とし、第七折目線r7の終点を、対側の前記側面板4側における前記主折込片8aと前記上面板3との間の前記第一折目線r1の端面板7側の端部としているが、その起点、終点は、前記側面板5と前記上面板3との間の折目線r上、あるいは、前記側面板4側における前記主折込片8aと前記上面板3との間の前記第一折目線r1上にあれば、自由に設定できる。
切目線c1の内側部分に形成された押込片35を、包装箱10内に向かって押して、切目線c2の内側に形成された切取片34を上方へ持ち上げることにより、その切取片34が包装箱10から切り離されて、包装箱10の内部の収容物が取り出し可能となる。
このため、収容物を取り出す際に、接着された端面板6,7を開封する必要がなく便利である。
なお、一旦、開封した後は、切取片34の先端の前記押込片35を、接着片2aに形成された切目線c3に差し込むことで、再度、包装箱10を閉じることができる。
(第十二の実施形態)
第十二の実施形態を図15に示す。この第十二の実施形態は、切取片34を形成するために切目線c1を上面板3のみに形成するとともに、底面板2に連設した側面板11,12を介して蓋体36を設けたものである。
この実施形態では、前記主折込片8aと前記補助折込片8bとは、側面板4と上面板3の筒軸方向両端と、側面板11,12の筒軸方向両端にそれぞれ設けられている。
蓋体36は上面板3の上面において、切目線c1の内側に形成された切取片34に接着され、蓋体36を持ち上げると、その蓋体36とともに切取片34が切目線c1に沿って切り取られ、包装箱10が開封される。
なお、一旦、開封した後は、切取片34の先端に形成された切目線c3の縁を、切目線c1の縁に係止することで、再度、包装箱10を閉じることができる。
1 ブランク
2 底面板
3 上面板
3a,3b,3c,4a 取付面
4,5 側面板
6 副端面板
7 端面板
8 折込片
8a 主折込片
8b 補助折込片
8c 端縁
9 対側折込片
10 包装箱
c1,c2,c3 切目線
r 折目線
r1 第一折目線
r2 第二折目線
r3 第三折目線
r4 第四折目線
r5 第五折目線
r6 第六折目線
r7 第七折目線
31,32,33 分割面
34 切取片
35 押込片

Claims (8)

  1. 向かい合う底面板(2)と上面板(3)、及びその底面板(2)と上面板(3)との間を結ぶ側面板(4,5)とで構成される筒状部材を備え、その筒状部材の筒軸方向両端をそれぞれ端面板(6,7)で閉じた包装箱において、
    前記上面板(3)の前記筒軸方向一端部に第一折目線(r1)を介して主折込片(8a)を連設し、前記側面板(4,5)の前記筒軸方向一端部に第一折目線(r1)を介して補助折込片(8b)を連設し、前記主折込片(8a)と前記補助折込片(8b)とは第二折目線(r2)を介して接続されており、前記筒状部材は、前記主折込片(8a)と前記補助折込片(8b)とが前記第一折目線(r1)を介して内側に折り込まれて前記底面板(2)と前記上面板(3)との間で突っ張ることにより、前記上面板(3)の前記筒軸方向一端部を前記底面板(2)から遠ざかる方向へ持ち上げて突出させていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記側面板(4,5)と前記上面板(3)とは折目線(r)を介して接続されており、その側面板(4,5)と上面板(3)との間の折目線(r)は、前記主折込片(8a)と前記補助折込片(8b)との間の前記第二折目線(r2)と同一直線上にあることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記補助折込片(8b)の前記底面板(2)側の端縁(8c)は直線状であり、その直線状の端縁(8c)が前記底面板(2)に線接触して前記突っ張りの支えとしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 前記側面板(4,5)と前記上面板(3)との間の折目線(r)の途中から分岐して、前記補助折込片(8b)と前記側面板(4,5)との間の前記第一折目線(r1)へと至る第三折目線(r3)を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の包装箱。
  5. 前記側面板(4,5)と前記上面板(3)との間の折目線(r)の途中から分岐して、前記主折込片(8a)と前記上面板(3)との間の前記第一折目線(r1)へと至る第四折目線(r4)を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の包装箱。
  6. 前記上面板(3)の前記第一折目線(r1)よりも前記筒軸方向中央部寄りに、前記側面板(4,5)間を結ぶ方向に伸びる第五折目線(r5)を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の包装箱。
  7. 前記上面板(3)に、前記筒軸方向に沿って伸びる第六折目線(r6)を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の包装箱。
  8. 前記側面板(4)と前記上面板(3)との間の折目線(r)の途中から分岐して、対側の前記側面板(5)側における前記主折込片(8a)と前記上面板(3)との間の前記第一折目線(r1)に至る第七折目線(r7)を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の包装箱。
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