JP5462519B2 - 組立式展示用ユニット、展示用ユニット組み立てキット - Google Patents

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Description

本発明は、物品の展示のために前記物品を載置する展示台として用いられる組立式展示用ユニットに係り、特に、紙製又はプラスチック製の段ボールシート、あるいは板紙からなる組立式展示用ユニット、この組立式展示用ユニットを組み立てるための展示用ユニット組み立てキットに関する。
小売店の店内や店頭等にて物品(商品)の展示のために使用される展示台としては、段ボール(紙製段ボールシート)を用いて構成されたものが多用されている。
このような段ボール製の展示台としては様々な形態のものがあるが、展示する物品(商品。以下、展示物とも言う)の形状や数等に幅広く対応できる形態のものとして、図14に示すように、床上に立設される四角枠状の展示台本体110と、この展示台本体110の奥部から上方へ延出するように立設されたパネル部120とを具備し、展示台本体110の上部開口部を塞ぐように設けられた台板111上に展示物を載置して使用する構成のもの(展示台100)が広く用いられている。前記パネル部120には、展示物に係る商品情報等の広告表示が印刷などによって設けられる。
但し、従来、図14に例示したような展示台100を用いて展示する展示物は、日用品小物等の比較的小型で軽量のものが多く、例えば、引き出し式のプラスチック製衣装ケース(例えば特許文献1)等の比較的サイズが大きい物品(但し軽量のもの)の展示には殆ど使用されていない。
特許第4038461号公報
図14に例示した展示台100は、上述のように展示物が載置される展示台本体110が四角枠状であるため、店舗における商品陳列のレイアウトに影響を与えやすい(あるいは、側面板113に設けられた広告表示を有効に活用できない)といった問題があった。
すなわち、上記展示台100は、パネル部120以外に、展示台本体110の前面板112及び一対の側面板113にも広告表示が設けられることが一般的であるが、特に側面板113に設けられた広告表示を店舗内の通路を通行する消費者から視認可能とするには、側板部113の付近に前記広告表示の視認を妨げる障害物が無いように空きスペースが確保される必要がある。このため、前記側面板113の広告表示が有効に活用されるようにするには、展示台本体110の設置スペース以外に、側面板113の広告表示の視認のための空きスペースが確保される必要があり、商品陳列のレイアウトに影響を与えやすい。また、側面板113の広告表示の視認のための空きスペースが確保されなければ、側面板113の広告表示を有効に活用できないこととなる。
また、上述の引き出し式のプラスチック製衣装ケース(以下、単に衣装ケースとも言う)は、奥行き方向の寸法(衣類収納用の引き出しを収納する外枠における前記引き出しの前後動方向に一致する方向寸法)が長い外観直方体箱形であることが一般的である。このため、上述の図14に例示した展示台100を用いて前記衣装ケースを載せて展示するには、展示台本体110上に載せる衣装ケースの載置状態の安定化のために、展示台本体110の奥行き寸法(図14中符号D)が比較的大きいものを使用する必要があるが、このように奥行き寸法が大きい展示台本体110を採用した場合、店舗の通路の消費者から展示台100のパネル部120までの距離がかなり遠くなり、パネル部120の広告表示が有効に機能しなくなることが発生しがちとなる。また、既述のように、店舗における商品陳列のレイアウトに影響を与えやすい(あるいは、側面板113に設けられた広告表示を有効に活用できない)といった問題も存在することも言うまでも無い。また、店舗の通路側への突出寸法が大きくなるため、通路に充分な広さが確保されていない場合は、通路の消費者が前面板112に設けられている広告表示を視認しにくくなり、前面板112の広告表示も有効に機能しないケースが発生しがちである。
上述のように、衣装ケース等の比較的サイズが大きい物品について、図14に例示したような展示台100を展示に使用することは、展示台に設けた広告表示を有効に機能させるための条件、制約が多いことから、使用例が殆ど無いのが実情であった。
また、この種の展示台は、展示物を展示する現場に解体した状態で搬入して現場にて組み立てて使用することが一般的である。上述の図14に例示した展示台100のように、四角枠状の展示台本体110を具備する展示台の場合は、4枚の面板(前面板112、一対の側面板113、背面板114)が一列に繋がった一枚の帯板を折り畳んだ状態、あるいは、4枚の面板のうちの3枚が一列に繋がった帯板を折り畳んだものと1枚の面板とに分離した状態、などの形態で現場に搬入して組み立てる。台板111、パネル部120は、展示台本体110の4枚の面板のいずれかに繋がっている場合と、別体になっている場合とがある。そして、展示台本体110は現場にて4枚の面板が無端状に繋がった四角枠状に組み立てる。しかしながら、四角枠状の展示台本体110は、形状安定化のために、その内側に支持材130(図14参照)を複数設けることが一般的であり、組み立て作業に手間が掛かるといった問題があった。また、衣装ケース等の比較的サイズが大きい展示物の展示のため、サイズが大きい展示台本体110を使用するとなると、サイズが大きい支持台130を使用することになり、支持材130の使用数が増大するケースも多いため、展示台の組み立ての手間は一層増大することとなる。
本発明は、前記課題に鑑みて、店舗における商品陳列のレイアウトに与える影響の抑制と、展示物載せ台(特に側板部)に設けた広告表示を有効に機能させることとを実現でき、しかも、簡単に組み立てることができる組立式展示用ユニット、展示用ユニット組み立てキットの提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明では以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、物品の展示に用いられる組立式展示用ユニットであって、物品の展示に用いられる組立式展示用ユニットであって、紙製又はプラスチック製の段ボールシート、あるいは板紙からなり、折り線部によって二つ折り可能に構成された背板部と該背板部の前記折り線部を介して両側の端部である背板部側端部から延びる一対の側板部とからなる筒状体である展示物載せ台と、この展示物載せ台の前記背板部の前記折り線部を介して両側の部分である翼板部にそれぞれ固定されることで前記翼板部同士を連結する連結部材とを具備し、前記翼板部同士を前記連結部材によって連結して、前記展示物載せ台が、前記一対の側板部間に設けられている折り線部である前端側折り線部、及び各側板部と前記背板部との間に設けられている折り線部である後端側折り線部がそれぞれエッジ部とされた筒状に構成され、設置床上に立設された前記展示物載せ台上に、該展示物載せ台上に設置した台板を介してあるいは直接、前記物品が載置され、前記翼板部を一対の側板部の間に入り込むように折り込んだ状態で組み立て可能となっており、前記物品は、前記背板部の前記折り線部を介して両側の端部上に突設された突部の間、及び前記側板部の後端部上にそれぞれ突設された突部の間に嵌め込むようにして前記展示物載せ台上に載置されることを特徴とする組立式展示用ユニットを提供する。
請求項2に係る発明は、前記背板部は、該背板部に設けられている折り線部である背板折り線部を介して両側に、前記背板折り線部に平行に延在する背板端部折り線部を有し、前記背板部の前記背板側部折り線部を介して一対の前記背板折り線部とは反対側に位置する部分である一対の背板側端部を、その前記展示物載せ台内側とは反対の外側面が同一平面に位置する状態で、前記連結部材を用いて連結可能とされていることを特徴とする請求項1記載の組立式展示用ユニットを提供する。
請求項3に係る発明は、前記連結部材は、前記展示物載せ台の前記背板部の前記折り線部を介して両側の前記翼板部にそれぞれ固定されることで前記翼板部同士を連結する細長板状あるいは棒状の連結材部と、この連結材部の両端から延出する一対の支柱部と、この一対の支柱部によって前記展示物載せ台の上方に支持されるパネル部とを具備し、前記展示物載せ台の前記背板部とその上方の前記パネル部と前記一対の支柱部とによって囲まれる内側に、前記物品を設置可能な物品設置空間が確保されていることを特徴とする請求項1又は2記載の組立式展示用ユニットを提供する。
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の組立式展示用ユニットにおける前記背板部の一対の前記翼板部同士を重ね合わせて折り畳んだ前記展示物載せ台と前記連結部材とを包装材あるいは結束部材によってひと纏めにしてなることを特徴とする展示用ユニット組み立てキットを提供する。
本発明によれば、物品(展示物)が載置される展示物載せ台が、折り線部によって二つ折り可能に構成された背板部と該背板部の前記折り線部を介して両側の端部である背板部側端部から延びる一対の側板部とからなる筒状体であり、展示物載せ台の背板部の翼板部同士を連結部材によって連結することにより、前記展示物載せ台が、一対の側板部間に設けられている折り線部である前端側折り線部、及び各側板部と前記背板部との間に設けられている折り線部である後端側折り線部がそれぞれエッジ部とされた筒状に構成されていることから、前記側板部(側板部の外面)に広告表示が設けられている場合、この側板部の広告表示を消費者が視認するための空きスペースの確保を、店舗における商品陳列のレイアウトに与える影響を抑えつつ実現できる。
例えば、図14に例示した四角枠状の展示台本体を具備する展示台の場合は、展示台本体の側面板に接する位置に存在する陳列商品は、側面板113に設けられている広告表示の消費者からの視認の障害になるため、側面板の広告表示を視認可能にするためには側面板に接する位置に存在する陳列商品を移動あるいは撤去して空きスペースを確保する必要がある。しかしながら、本発明に係る組立式展示用ユニットにあっては、一対の側板部は、開角(図2(a)の角度θ)を以て、前端側折り線部から後端側(後端側折り線部の側)に行くにしたがって互いの離隔距離が次第に増大するように配置されている。換言すれば、一対の側板部の互いの離隔距離は、展示物載せ台の後端の後端側折り線部から前端側折り線部の側に行くにしたがって縮小する。このため、仮に、この展示物載せ台の一対の後端側折り線部間の距離が、既述の図14に例示した四角枠状の展示台本体110の一対の側面板113間の距離と同じである場合、前端側折り線部に近い側ほど、側板部に設けられている広告表示の視認のための空きスペースの確保が容易であることは明らかである。側板部の視認に必要な空きスペースの確保のための陳列商品の移動距離が図14に例示した展示台100の場合に比べて縮小するか、あるいは、陳列商品の移動が不要となる。
上述のように、本発明に係る組立式展示用ユニットにあっては、側板部の広告表示を消費者が視認するための空きスペースの確保に有利であり、また、側板部の広告表示を有効に機能させることを容易に実現できる。
また、本発明に係る組立式展示用ユニットの展示物載せ台は、展示物載せ台の背板部の翼板部同士を連結部材によって連結するだけで、一対の側板部間に設けられている折り線部である前端側折り線部、及び各側板部と前記背板部との間に設けられている折り線部である後端側折り線部がそれぞれエッジ部とされた筒状の状態を簡単に得ることができ、しかも前記連結部材による連結のみによって高い形状安定性を確保できる。すなわち、前記展示物載せ台は、背板部の一対の翼板部を連結部材によって連結することで、展示物載せ台の一対の後端側折り線部間の距離を固定すると、一対の後端側折り線部に対する前端側折り線部の位置も固定されるため、連結部材による連結のみによって高い形状安定性を確保できる。このため、既述の図14に例示した展示台110のように四角枠状の展示台本体110を具備するものに比べて、形状安定性の確保のための労力を大幅に軽減することができる。展示物載せ台のサイズが大きくても、短時間で楽に組み立てることができる。
本発明の第1実施形態の組立式展示用ユニットを示す斜視図である。 図1の組立式展示用ユニットを示す図であって、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は背面図、(e)は下面図である。 図1の組立式展示用ユニットを示す分解斜視図である。 図1の組立式展示用ユニットの使用状態の一例を説明する図であって、物品(展示物)として収納ケースを展示物載せ台上に設置した状態を示す斜視図である。 本発明に係る展示用ユニット組み立てキットを説明する分解斜視図である。 (a)は図1の組立式展示用ユニットの展示物載せ台の折り畳み状態を説明する図、(b)は比較例として四角枠状の展示台本体の折り畳み状態を説明する図である。 (a)は展示物載せ台に対する奥側立設パネルの固定に用いられるリベット部品(樹脂リベット)の一例を示す図、(b)は前記リベット部品を用いて展示物載せ台に奥側立設パネルを固定した組立式展示用ユニットを示す背面図である。 図1の展示物載せ台の背板部の一対の翼板部を一対の側板部の間に入り込むように若干折り込んで組み立てた組立式展示用ユニットの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態の組立式展示用ユニットを示す分解斜視図である。 図9の組立式展示用ユニットの構成を説明する平面図である。 本発明に係る展示物載せ台の別態様を示す斜視図である。 図11の組立式展示用ユニットの構成を説明する平面図である。 図11の組立式展示用ユニットの展示物載せ台の位置ずれ防止用突起と収納ケースの底面の凹所との関係を説明する部分拡大透視図である。 従来例の展示台を示す斜視図である。
以下、本発明に係る組立式展示用ユニット、展示台組み立て用キットの1実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図1〜図4に示すように、組立式展示用ユニット10(以下、単に、展示用ユニットとも言う)は、展示する物品1(以下、展示物とも言う)を載置するための筒状の展示物載せ台20と、この展示物載せ台20の背板部21に固定して背板部21から上方へ延出するように立設された奥側立設パネル30とを具備して構成されている。
なお、図1、図2(b)〜(d)、図3、図4において上側を上、下側を下として説明する。また、展示用ユニット10について、後述する前端側折り線部23の側を前、後端側折り線部24の側を後、として説明する。
展示物載せ台20及び奥側立設パネル30は、その全体が紙製段ボールシート(いわゆる紙製段ボール)によって形成されている。
なお、本発明に係る展示用ユニット10の展示物載せ台20、奥側立設パネル30としては、プラスチック製の段ボールシートで形成されたものや、板紙で形成されたものも採用可能である。
図1〜図3に示すように、前記展示物載せ台20は、折り線部21aによって二つ折り可能(図5参照)に構成された背板部21と、該背板部21の前記折り線部21a(以下、背板折り線部とも言う)を介して両側の端部である背板部側端部から延びる一対の側板部22とからなる筒状体である。
この展示用ユニット10は、前記展示物載せ台20を、その中心軸線が上下方向に延在するようにして、建物の床等の設置床上に立設状態に設置して使用される。
図3に示すように、前記奥側立設パネル30は、前記展示物載せ台20の前記背板部21の前記背板折り線部21aを介して両側の前記翼板部21bにそれぞれ固定されて前記翼板部21b同士を連結する細長板状の連結材部31と、この連結材部31の両端から延出する一対の支柱部32と、この一対の支柱部32によって前記展示物載せ台20の上方に支持されるパネル部33とを具備して構成されている。
そして、この展示用ユニット10は、図3に示すように、展示物載せ台20の背板部21をその一対の翼板部21bが背板折り線部21aを介して両側に真っ直ぐに延在する状態(一枚の平板状にした状態)で、この背板部21の上端部の外面側(背板部21において筒状の展示物載せ台20の内側空間とは反対の面)に前記奥側立設パネル30の連結材部31を固定手段を用いて固定することで、前記奥側立設パネル30を展示物載せ台20に取り付け、背板部21から上方へ延出するように立設して組み立てられている。
なお、図示例では、展示物載せ台20の一対の後端側折り線部24間の距離(幅方向寸法)と略一致する長手方向寸法を有する連結材部31の両端部と中央部とに設けた両面粘着テープ41によって連結材部31を展示物載せ台20の背板部21に貼着固定する構成を例示したが、両面粘着テープ41の設置数はさらに多くしても良い。また、両面粘着テープ41は展示物載せ台20の背板部21に設けても良い。
固定手段としては、図示例では両面粘着テープ41を使用しているが、これに限定されず、例えば接着剤や、クリップ(図7(a)参照)等の機械的固定を実現する固定部品を用いることも可能である。
クリップとしては、例えば図7(a)に示すようなプラスチック製のリベット部品42(いわゆる樹脂リベット)を採用できる。図示例のリベット部品42は、リング状の頭部421aに複数本の弾性爪421bを突設した構成の爪リング421と、この爪リング421の内側に圧入されることで前記爪リング421の弾性爪421bを外側に押し拡げる打ち込みピン422とを具備する構成であり、例えば図7(a)、(b)に示すように、奥側立設パネル30の連結材部31と、展示物載せ台20の背板部21の翼板部21bとを連通するように形成した連通孔14に連結材部31の後側(連結材部31を介して翼板部21bとは反対の側)から弾性爪421bを挿入した爪リング421への打ち込みピン422の打ち込みによって前記爪リング421の弾性爪421bを外側に押し拡げて弾性爪421bを翼板部21bに係合させることで、奥側立設パネル30の連結材部31と展示物載せ台20の翼板部21bとを締結固定できる。図7(b)では、連結材部31の長手方向両端をリベット部品42を用いて背板部21の翼板部21bに固定している。
但し、クリップ(樹脂リベット)としては、図7(a)に例示した構成のものに限定されず、紙製段ボールシート同士の締結固定に使用される周知のものを適宜選択使用できる。また、クリップ(樹脂リベット)は本発明に係る他の実施形態においても、展示物載せ台の背板部に対する連結部材、奥側立設パネルの固定に利用することが可能である。
図2(a)〜(e)に示すように、展示物載せ台20は、一対の側板部22間に設けられている折り線部である前端側折り線部23と、各側板部22と前記背板部21との間に設けられている折り線部である後端側折り線部24とを有している。背板折り線部21a、前端側折り線部23、後端側折り線部24は、いずれも、展示物載せ台20を構成する段ボールシートを局所的に薄肉に形成した部分である。この展示物載せ台20は、奥側立設パネル30を取り付けておらず、各折り線部21a、23、24が自由に屈曲できる状態では、例えば図5、図6(a)に示すように、背板部21の一対の翼板部21bを一対の側板部22の間に挟み込むようにして折り込んで折り畳むことが可能である。
なお、展示物載せ台20において、背板折り線部21a、前端側折り線部23、後端側折り線部24は互いに平行に延在するように形成されている。
また、本明細書にて説明する展示物載せ台、奥側立設パネルの折り線部は、すべて、段ボールシートを局所的に薄肉に形成した部分を指す。
図1等に示すように、図示例の展示物載せ台20は、詳細には、前端側折り線部23を介して一対の側板部22が互いに繋がった構成の前板28の両端(前記前端側折り線部23を介して両側の端部)に、前記背板部21を構成する後部板29の背板折り線部21aを介して両側の端部に突設された張出片29aをそれぞれ固定した構成になっている。この固定手段としては、展示物載せ台20の連結材部31を背板部21の翼板部21bに固定するための固定手段と同様のものを採用できる。
両側の張出片29aはそれぞれ後部板29の両端に形成された折り線部(後端側折り線部24)を介して、この一対の折り線部の間に位置する部分である背板部21(詳細には背板部21の翼板部21b)に対して折り曲げ自在になっており、前板28の前記前端側折り線部23を介して両側の端部に重ね合わせるようにして固定されている。
前記後端側折り線部24は具体的には後部板29に形成されている。
また、本発明に係る展示物載せ台は、上述のように前板28と後部板29とによって組み立てられた構成のものに限定されず、例えば、背板部21と一対の側板部22とが一列に繋がった構成の一枚の帯板の両端の固定によって無端状に組み立てられたもの、3枚の紙製段ボールシートを互いに接合して無端状に組み立てられたもの等も採用可能である。
図5は、展示用ユニット組み立てキット50の一例を示す。
この展示用ユニット組み立てキット50は、前記背板部21の一対の前記翼板部21b同士を一対の側板部22の間にて互いに重ね合わせるようにして折り畳んだ展示物載せ台20と、奥側立設パネル30とを、包装箱51(包装材)に収納してひと纏めにしたものである。折り畳んで板状にした展示物載せ台20は奥側立設パネル30と重ね合わせるようにして包装箱51に収納される。
また、本発明に係る展示用ユニット組み立てキットとしては、これに限定されず、上述のように折り畳んだ展示物載せ台20と奥側立設パネル30とを紐等の結束部材によってひと纏めにしたものであっても良い。
なお、図5中、符号41aは、奥側立設パネル30の連結材部31に貼付された両面粘着テープ41を覆うように取り付けた易剥離性の剥離紙である。
図6(b)は、比較例として四角枠状の展示台載せ台90を示す。この展示台載せ台90の場合、4つの面板91、92、93、94が無端状に繋がったままの状態では、四角枠状(四角筒状)の状態から折り畳んだときに、隣り合う2枚の面板91、92(あるいは面板93、94)に相当する面積の板状になる。このため、本発明に係る展示用ユニット10の展示物載せ台20(図6(a)参照)に比べて折り畳みによるコンパクト化の点で不利である。折り畳んだ状態で包装箱に収納するとすれば、本発明に係る展示用ユニット10の展示物載せ台20に比べて大型の包装箱が必要となり、搬送の手間も掛かる。
一方、図6(a)に示すように、本発明に係る展示用ユニット10の展示物載せ台20は、既述のように、前記背板部21の一対の前記翼板部21b同士を一対の側板部22の間にて互いに重ね合わせるようにして折り畳むことが可能であるから、図6(b)に例示した展示台載せ台90に比べて折り畳んだときのコンパクト化に有利であり、包装箱51に収納する場合、包装箱51が小型のもので済む。
展示物載せ台20を折り畳んで板状にしたものは、側板部22の1枚分の面積の板状体となる。
図4は、この展示用ユニット10の展示物載せ台20上に、物品1(展示物)として、衣装ケース等として用いられる引き出し式の収納ケースを載置した状態を示す。以下、物品が収納ケースを指す場合は、符号1を用いて収納ケースと称して説明する場合がある。
前記収納ケース1は、四角枠状の外枠2内に衣類を収納するための引き出し3(内ケース部)を引き出し操作(及び引き出した状態からの押し込み操作)可能に収納している構成のものである。前記外枠2は、その奥行き寸法L(引き出し3の移動方向に沿う方向の寸法。細長板状の天板部2aの長さ寸法と一致)が幅寸法(天板部2aの幅方向寸法Wと一致)よりも大きい細長形状に形成されている。外枠2の奥行き方向(長手方向)片端には、この外枠2に対して引き出し3を挿脱するための挿脱口2bが開口されている。以下、この収納ケース1の外枠2について、その長手方向(奥行き方向)において、挿脱口2bの側を前、反対の側を後として説明する。
展示物載せ台20の前後方向寸法L1は、収納ケース1の外枠2の奥行き寸法Lよりも小さい。収納ケース1は、その外枠2の前端が三角形筒状の展示物載せ台20の前端部上となるようにして、展示物載せ台20上に載置されており、その長手方向中央部が、前記展示物載せ台20の前記背板部21とその上方の奥側立設パネル30の前記パネル部33と前記一対の支柱部32とによって囲まれる内側に確保された物品設置空間11に通されている。外枠2の後端部は展示物載せ台20から後側に突出されている。
なお、展示物載せ台20の前後方向寸法L1は、収納ケース1の外枠2の奥行き寸法Lの半分よりも大きいため、収納ケース1の重心は展示物載せ台20上(具体的には筒状の展示物載せ台20の内側空間上)に位置する。
また、図3等に示すように、収納ケース1は、展示物載せ台20の一対の後端側折り線部24の付近にて、背板部21の背板折り線部21aを介して両側の端部上に突設された突部25の間、及び側板部22の後端部上にそれぞれ突設された突部26の間に嵌め込むようにして展示物載せ台20上に載置されており、これら突部25、26によって展示物載せ台20に対するがたつきが防止されている。
図1に示すように、奥側立設パネル30においてパネル部33は、一対の支柱部32上に支持されたパネル部本体33aとこのパネル部本体33aの下端から下方に延出して一対の支柱部32の間に設けられたフラップ部33bとを具備しており、前記物品設置空間11は、前記フラップ部33bを前記連結材部31と平行に延在する折り線部33c(パネル部折り線部)によってパネル部本体33aに対して折り曲げて、前記パネル部本体33aから前側へ傾斜するように引き出したことにより、収納ケース1の外枠2を通せる大きさで確保されている。
また、フラップ部33bは、収納ケース1を下方に押圧する弾性を確保して折り曲げるか、あるいは収納ケース1に接する部分を粘着テープ等を用いて収納ケース1に取り付けることが好ましい。これにより、フラップ部33bを奥側立設パネル30の倒れ(特に前側への倒れ)を防止する支持材として機能させることができる。
この展示用ユニット10の展示物載せ台20の一対の側板部22の外面、奥側立設パネル30のパネル部33の両面には、展示物(物品1)に関する広告表示(図示略)が設けられている。この展示用ユニット10は、奥側立設パネル30よりも後側においても消費者による収納ケース1の観察が容易であり、奥側立設パネル30のパネル部33の広告表示(後側の面の広告表示)も有効に機能させることができる。
この展示用ユニット10によれば、奥側立設パネル30の連結材部31及び奥側立設パネル30全体が、展示物載せ台20の背板部21の翼板部21b同士を連結する連結部材として機能する。奥側立設パネル30の連結材部31によって前記背板部21の翼板部21b同士を連結することにより、前記展示物載せ台20が、一対の側板部22間の前端側折り線部23、及び各側板部22と前記背板部21との間の後端側折り線部24がそれぞれエッジ部とされた筒状に構成されており、一対の側板部22は、180度未満の開角(図2(a)の角度θ。好ましくは45〜100度、より好ましくは60〜80度)を以て、前端側折り線部23から後端側(後端側折り線部24の側)に行くにしたがって互いの離隔距離が次第に増大するように配置されている。換言すれば、一対の側板部22の互いの離隔距離は、展示物載せ台20の後側から前側に行くにしたがって縮小する。このため、この展示用ユニット10にあっては、例えば小売店等の店舗の店頭や店内に設置したときに、側板部22の広告表示を消費者が視認するための空きスペースの確保を、店舗における商品陳列のレイアウトに与える影響を抑えつつ容易に実現でき、また、側板部22の広告表示を消費者への提供情報として有効に機能させることができる。
また、この展示用ユニット10にあっては、展示物載せ台20の背板部21の翼板部21b同士を連結部材(奥側立設パネル30あるいはその連結材部31)によって連結するだけで、展示物載せ台20が、一対の側板部22間の前端側折り線部23、及び各側板部22と前記背板部21との間の後端側折り線部24がそれぞれエッジ部とされた筒状の状態を安定に保つことができ、高い形状安定性を確保できる。すなわち、背板折り線部21aによって二つ折り可能に構成された背板部21と該背板部21の背板折り線部21aを介して両側の端部である背板部側端部から延びる一対の側板部22とからなる筒状体である構成の展示物載せ台20であれば、背板部21の一対の翼板部21bを連結部材によって連結することで展示物載せ台20の一対の後端側折り線部24間の距離を固定すると、一対の後端側折り線部24に対する前端側折り線部23の位置も固定されるため、連結部材による連結のみによって高い形状安定性を確保できる。このため、既述の図14に例示した展示台110のように四角枠状の展示台本体110を具備するものに比べて、形状安定性の確保のための労力を大幅に軽減することができ、短時間で楽に組み立てることができる。展示台本体のサイズが大きくても、短時間で楽に組み立てることができる。
また、この展示用ユニット10にあっては、奥側立設パネル30のパネル部33のパネル本体33aが、物品設置空間11に貫通設置した収納ケース1の長手方向中央部上に立設状態に設置された状態となっている。
このため、この展示用ユニット10を、前側が店舗の通路側、後側が通路から遠い側の向きで店舗に設置したとき、奥側立設パネル30のパネル部33のパネル本体33aは、図14に例示した展示台100のパネル120に比べて、通路の消費者からの距離を短縮でき、パネル本体33aに設けられている広告表示を、消費者への情報提供、販売促進に有効に機能させることができる。
図3では、前記展示物載せ台20の背板部21を一枚の平板状にした状態で、この背板部21の外面側(背板部21において筒状の展示物載せ台20の内側とは反対側の面)に前記奥側立設パネル30の連結材部31を固定手段を用いて固定することで展示物載せ台20を三角形筒状にしているが、この展示用ユニット10は、図8に示すように、展示物載せ台20の背板部21の一対の翼板部21bを一対の側板部22の間に入り込むように若干折り込んだ状態、すなわち図1の場合に比べて背板折り線部21aと前側折り線部23との間の距離が若干短い状態で、背板部21の一対の翼板部21bに対して奥側立設パネル30を固定しても良い。
図8では、両面粘着テープ(図示略)等の固定手段を用いて、展示物載せ台20に奥側立設パネル30をスペーサ36を介して固定した構成を例示している。
このように、展示用ユニット10は、展示物載せ台20の背板部21の翼板部21bを一対の側板部22の間に入り込むように若干折り込んだ状態で組み立てることで、展示物載せ台20上に設置する展示物のサイズ(例えば収納ケース1の幅寸法)に対応して、収納ケース1の幅方向寸法に対して展示物載せ台20の幅方向寸法が無用に広い状態を解消することができる。つまり、展示用ユニット10の展示物載せ台20上に載置して展示する物品1(展示物)の寸法に応じて、展示物載せ台20の幅方向寸法を必要最小限に縮小することができ、その結果、展示用ユニット10の設置スペースの省スペース化を図ることができる。
図4では、展示物載せ台20上に直接、展示物1(収納ケース)を設置した構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、展示物載せ台20上に台板を設置し、この台板上に展示物を設置することも可能である。展示物載せ台20上に台板を設置した場合は、例えば、小型の発光形広告表示器具や電気製品(例えばドライヤー、小型ファン等の比較的軽量のもの)等の小型、軽量の展示物の設置、展示も可能となる。
なお、図1に示すように、奥側立設パネル30のフラップ部33bはパネル部33の一部であり、この展示用ユニット10は、前記フラップ部33bが一対の支柱部32の間に位置するときには、展示物載せ台20の背板部21及び該背板部21に重ね合わせるように固定された奥側立設パネル30の連結材部31とパネル部33の下端(フラップ部33bの下端)との間に隙間11aが確保されるため、この隙間11aを展示物である電気製品の電源コードを引き出すためのコード引き出し口として利用可能である。これにより、電源コード等が展示用ユニット10前側から見えにくくなり美観確保の点で好適である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図9、図10に示すように、この実施形態の展示用ユニット10Aは、既述の展示物載せ台20の背板部21の背板折り線部21aを介して両側の端部から背板折り線部21a側に若干ずれた位置に背板折り線部21aと平行に延在する背板端部折り線部21cを追加した構成の展示物載せ台20Aと、第1実施形態と同様の構成の奥側立設パネル30とを具備し、奥側立設パネル30の連結材部31を、展示物載せ台20Aの背板部21の翼板部21bにそれぞれ固定して組み立てたものである。
前記背板折り線部21aは、前記背板部21の一対の後端側折り線部24間における延在長の中間位置に形成されているが、前記背板端部折り線部21cは、前記背板折り線部21aから背板部21の端部にずれた位置に形成されている。
この実施形態においても、展示物載せ台20Aの背板部21が屈曲されていない平板状の状態として、奥側立設パネル30を一対の翼板部21bに固定して連結部材として機能させることが可能であるが、この実施形態では、図9、図10に示すように、展示物載せ台20の背板部21の翼板部21bを一対の側板部22の間に入り込むように若干折り込んだ状態、すなわち図1の場合に比べて背板折り線部21aと前側折り線部23との間の距離が若干短い状態で、背板部21の背板端部折り線部21cを両側の端部(換言すれば、各翼板部21bの背板端部折り線部21cとは反対側の端部。すなわち後端折り線部24側の端部。以下、背板幅方向端部とも言う。符号21d)が同一平面上(背板幅方向端部21dの外面側が同一平面上)に配置された状態にして、各背板幅方向端部21dに奥側立設パネル30の連結材部31を両面粘着テープ等を用いて固定することができる。
つまり、この実施形態の展示物載せ台20Aは、図9、図10に例示したように、展示物載せ台20の背板部21の翼板部21bを一対の側板部22の間に入り込むように若干折り込んだ状態にしたときに、背板部21の背板幅方向端部21dを背板部21の一対の端部側折り線部21cの間に位置する部分に対して屈曲させることで、一対の背板幅方向端部21dを同一平面上に配置できるため、真っ直ぐに延在する形状の奥側立設パネル30の連結材部31を一対の背板幅方向端部21dに固定することができる。一対の背板幅方向端部21dに対する連結材部31の上下方向の固定位置は適宜選択可能であるが、ここでは一対の背板幅方向端部21dの上端部に固定する構成を例示している。
また、この実施形態においても、展示物載せ台20A上に載置して展示する展示物1の寸法に応じて、展示物載せ台20Aの幅方向寸法を必要最小限に縮小することが可能であるため、展示用ユニット10Aの設置スペースの省スペース化を図ることができる。
また、この展示用ユニット10Aも、展示物載せ台20Aの背板部21をその一対の翼板部21bが背板折り線部21aを介して両側に真っ直ぐに延在する向きとした状態(一枚の平板状にした状態)で前記奥側立設パネル30の連結材部31を固定手段を用いて固定して組み立てることも可能であることは言うまでも無い。
また、連結部材を取り付けておらず一対の翼板部21bの互いの相対角度が可変である状態において、一対の側板部22の間に折り込んだ一対の翼板部21b同士を重ね合わせるようにして折り畳むことも可能である。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
(1)本発明に係る展示用ユニットは、奥側立設パネルの一部又は全部を、背板部21の一対の翼板部21b同士を連結して後端側折り線部23間の距離を固定するための連結部材として機能させる構成に限定されず、パネル部、支柱部を具備していない連結部材を用いて組み立てることも可能である。
すなわち、本発明は、パネル部、支柱部を具備していない展示用ユニットを含む。
(2)本発明に係る展示用ユニット組み立てキットは、本発明に係る展示物載せ台と連結部材(連結部材として機能する奥側立設パネルを含む)とを、包装材あるいは結束部材によってひと纏めにした構成であれば良く、展示物載せ台、連結部材としては、第1実施形態にて説明した展示物載せ台20、連結部材(奥側立設パネル30)に限定されず、本発明に係る展示物載せ台、連結部材をいずれも採用可能である。
(3)奥側立設パネルの展示物載せ台の背板部に対する上下方向の固定位置は背板部の上端部であるが、上端部よりも下方にずらしても構わない。また、奥側立設パネルの展示物載せ台に対する固定力の確保の点では、背板部の上端部の他、その下方においても固定することが好ましいことは言うまでも無い。
(4)本発明に係る展示用ユニットの展示物載せ台は、展示用ユニットの設置現場等にて前板28に後部板29を固定して無端状に組み立てられるもの、背板部21と一対の側板部22とが一列に繋がった構成の一枚の帯板の両端を固定して無端状に組み立てられるもの、3枚の紙製段ボールシートを互いに接合して無端状に組み立てられるもの等も含む。
(5)図11〜図13に示すように、展示物載せ台としては、その前端側上部に、収納ケース1の外枠2の前端部の底面に形成されている凹所2cに挿入して前記外枠2に係合させるための位置ずれ防止用突起27を突設した構成のもの(展示物載せ台20B)としても良い。図11〜図13に例示した展示物載せ台20Bは、第1実施形態の展示用ユニット10の展示物載せ台20の前端側に位置ずれ防止用突起27を突設したものであるが、この構成は第2実施形態に係る展示物載せ台20Aについても同様に適用できる。
収納ケース1の外枠2の底面には、その縦横に延在するリブ2dが突設されており、この縦横のリブ2dによって凹所2cが画成されている。そして、展示物載せ台20B上に収納ケース1を載置する際に、展示物載せ台20Bの位置ずれ防止用突起27を前記凹所2cに入り込ませることで、収納ケース1の位置ずれを防止できる。収納ケース1の引き出し3の外枠2に対する引き出し操作、引き出した状態からの押し込み操作を行った場合の展示物載せ台20Bに対する収納ケース1の位置ずれを防止できる。
図示例の位置ずれ防止用突起27は、展示物載せ台20Bの一対の側板部22の前側端部上にそれぞれ突設されている。但し、この位置ずれ防止用突起の突設位置は、展示物の凹所の位置に応じて適宜変更可能である。また、位置ずれ防止用突起の形状も、展示物の凹所の形状、サイズに応じて適宜変更可能である。
1…物品(展示物、収納ケース)、10、10A…組立式展示用ユニット、11…物品設置空間、11a…隙間、20、20A、20B…展示物載せ台、21…背板部、21a…背板折り線部、21b…翼板部、21c…背板端部折り線部、21d…背板幅方向端部、22…側板部、23…前端側折り線部、24…後端側折り線部、25、26…突部、27…位置ずれ防止用突起、30…連結部材、奥側立設パネル、31…連結材部、32…支柱部、33…パネル部、50…展示用ユニット組み立てキット、51…包装材(包装箱)。

Claims (4)

  1. 物品の展示に用いられる組立式展示用ユニットであって、
    紙製又はプラスチック製の段ボールシート、あるいは板紙からなり、折り線部によって二つ折り可能に構成された背板部と該背板部の前記折り線部を介して両側の端部である背板部側端部から延びる一対の側板部とからなる筒状体である展示物載せ台と、この展示物載せ台の前記背板部の前記折り線部を介して両側の部分である翼板部にそれぞれ固定されることで前記翼板部同士を連結する連結部材とを具備し、
    前記翼板部同士を前記連結部材によって連結して、前記展示物載せ台が、前記一対の側板部間に設けられている折り線部である前端側折り線部、及び各側板部と前記背板部との間に設けられている折り線部である後端側折り線部がそれぞれエッジ部とされた筒状に構成され、設置床上に立設された前記展示物載せ台上に、該展示物載せ台上に設置した台板を介してあるいは直接、前記物品が載置され
    前記翼板部を一対の側板部の間に入り込むように折り込んだ状態で組み立て可能となっており、
    前記物品は、前記背板部の前記折り線部を介して両側の端部上に突設された突部の間、及び前記側板部の後端部上にそれぞれ突設された突部の間に嵌め込むようにして前記展示物載せ台上に載置されることを特徴とする組立式展示用ユニット。
  2. 前記背板部は、該背板部に設けられている折り線部である背板折り線部を介して両側に、前記背板折り線部に平行に延在する背板端部折り線部を有し、
    前記背板部の前記背板側部折り線部を介して一対の前記背板折り線部とは反対側に位置する部分である一対の背板側端部を、その前記展示物載せ台内側とは反対の外側面が同一平面に位置する状態で、前記連結部材を用いて連結可能とされていることを特徴とする請求項1記載の組立式展示用ユニット。
  3. 前記連結部材は、前記展示物載せ台の前記背板部の前記折り線部を介して両側の前記翼板部にそれぞれ固定されることで前記翼板部同士を連結する細長板状あるいは棒状の連結材部と、この連結材部の両端から延出する一対の支柱部と、この一対の支柱部によって前記展示物載せ台の上方に支持されるパネル部とを具備し、
    前記展示物載せ台の前記背板部とその上方の前記パネル部と前記一対の支柱部とによって囲まれる内側に、前記物品を設置可能な物品設置空間が確保されていることを特徴とする請求項1又は2記載の組立式展示用ユニット。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の組立式展示用ユニットにおける前記背板部の一対の前記翼板部同士を重ね合わせて折り畳んだ前記展示物載せ台と前記連結部材とを包装材あるいは結束部材によってひと纏めにしてなることを特徴とする展示用ユニット組み立てキット。
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