JP2018186769A - ジョイント部材及び骨組構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】円形管材の差込長さを調節可能なジョイント部材と、既製品の円形管材を切断加工することなく複数の間口サイズに組立可能な、農業用ビニールハウスの骨組構造を提供する。【解決手段】ジョイント部材は、山形に屈曲した管材からなるジョイント本体10と、桁方向の円形管材を締結可能な締結具20とを備える。ジョイント本体10は、両端部に円形管材を内挿するための差込口11と、周面を長手直角方向に連通する複数の調節孔12とを有し、少なくとも一端において、調節孔12は長手方向に沿って所定間隔で並列する。骨組構造は、複数の頂部ジョイントが、それぞれ2本の垂木パイプの上端部同士を連結し、複数の肩部ジョイントが、それぞれ垂木パイプの下端部と支柱パイプの上端部を連結し、複数の頂部ジョイントが1本の棟パイプに連結し、複数の肩部ジョイントが1本の桁パイプに連結している。【選択図】図1

Description

本発明は、ジョイント部材及び骨組構造に関し、特に円形管材の差込長さを調節可能なジョイント部材と、当該ジョイント部材を用いてなり、既製品の円形管材を切断加工することなく複数の間口サイズに組立可能な、農業用ビニールハウスの骨組構造に関する。
従来の地中差し込み式のビニールハウスは、肩部において円形パイプを曲げ加工するため、間口サイズが固定され、部材の再利用や設計変更が難しかった。
これに対し、特許文献1〜3には、複数の円形鋼管をジョイント部材で接続してなるビニールハウスが開示されている。
特開2008−211969号公報 特開平11−210720号公報 特開平11−28027号公報
しかし、従来技術には、次のような欠点があった。
<1>農業用ハウスの間口サイズに応じて垂木の長さを計算し、これに合わせて規制品の円柱鋼管を切断して使用していた。このため、施工効率が悪く、無駄な端材が発生する。
<2>円形鋼管を切断して使用するため、供用後の資材の再利用ができない。
<3>支柱を地盤に立設した後、支柱の上方で切妻構造を組み立てるため、高所作業が必要となる。従って、作業効率が悪く、作業の安全性に懸念がある。
<4>支柱の地中部の腐食によって、支柱全体が再利用できなくなる。このため、不経済で環境負荷が大きい。
<5>部材の歪みや腐食が生じた場合、構造の大部分を解体しないと、対象の部材を交換できない。
本発明の目的は、これらの欠点を改善したジョイント部材及び骨組構造を提供することにある。
上記のような課題を解決するための、本発明のジョイント部材は、複数の円形管材を連結して構成する骨組構造において、切妻部分の棟部または桁部において複数の円形管材を連結するためのジョイント部材であって、山形に屈曲した管材からなるジョイント本体と、ジョイント本体に付設し、桁方向の円形管材を締結可能な締結具と、を備え、ジョイント本体は、ジョイント本体の両端部に設けられ、円形管材を内挿するための差込口と、ジョイント本体の周面を長手直角方向に連通する複数の調節孔と、を有し、ジョイント本体の少なくとも一端において、調節孔はジョイント本体の長手方向に沿って所定間隔で並列し、所定間隔で並列した調節孔のうち任意の調節孔に調節具を連通することで、円形管材の差込口への差込長さを調整可能に構成したことを特徴とする。
本発明のジョイント部材は、ジョイント本体が、周面に設けられ差込口と連通する複数の固定孔を備え、固定孔の外側から差込口内へ固定具を螺入することで、差込口内に円形管材を固定可能に構成してもよい。
本発明のジョイント部材は、締結具が、ジョイント本体の屈曲部の内側に位置し、基部と、一端を基部に軸支され他端を基部に対して開閉可能な蓋部と、蓋部の他端を基部に対して締結可能な締結部と、を備え、桁方向の円形管材を基部と蓋部との間に挟持可能なクランプ構造であってもよい。
本発明の骨組構造は、複数の円形管材が、支柱パイプと、垂木パイプと、棟パイプと、桁パイプと、を含み、ジョイント部材が、頂部ジョイントと、肩部ジョイントと、を含み、複数の頂部ジョイントが、それぞれ2本の垂木パイプの上端部同士を連結しており、複数の肩部ジョイントが、それぞれ垂木パイプの下端部と支柱パイプの上端部を連結しており、複数の頂部ジョイントが1本の棟パイプに連結しており、複数の肩部ジョイントが1本の桁パイプに連結していることを特徴とする。
本発明の骨組構造は、支柱パイプが、立設部と貫入部とを連結部で連結してなり、連結部は、立設部及び貫入部の内径より大径の係止部と、係止部の両面から突出し立設部と貫入部に内挿可能な内挿部と、を有することを特徴とする。
本発明の骨組構造は、立設部および貫入部が、端部周面を長手直角方向に連通する係止ピンをそれぞれ備え、連結部は、内挿部の端部周面に、立設部および貫入部への内挿時、係止ピンの侵入を許容し、立設部および貫入部への内挿後、立設部を第一方向に、貫入部を第一方向と反対の第二方向へ回転させた状態において、係止ピンの水平方向の移動を一部許容する形状の、一対の鉤状溝を備えることを特徴とする。
本発明のジョイント部材および骨組構造は以上説明した構成を有するため、次の効果の少なくともひとつを備える。
<1>ジョイント部材への差込長さを調整することで、円形鋼管を切断することなく複数の間口サイズの農業用ハウスを構築することができる。このため、設計が容易で施工効率が高い。
<2>安価で流通量の多い既製品の円形鋼管を切断せずに使用できる。このため、資材の汎用性が高く、供用後の資材の再利用が容易である。また、端材が生じないため資源の無駄がない。
<3>支柱パイプが分割構造であるため、地上構造を地盤上に寝かせた状態で組み立てることができる。このため、作業効率が非常に良く安全性が高い。
<4>支柱の地中部と地上部を連結構造としたため、供用後、腐食した地中部を取り外して、地上部を再利用することができる。
<5>調節孔から調節具を抜いてスライドさせることで、円形鋼管をジョイント部材から取り外すことができる(図6)。このため、円形鋼管を容易に修繕交換できる。
本発明に係るジョイント部材の説明図。 本発明に係るジョイント部材の差込長さ調節機能の説明図。 本発明に係るジョイント部材の説明図。 本発明に係る骨組構造の説明図。 実施例2の説明図。 本発明に係る骨組構造の部材交換の説明図。
以下、図面を参照しながら本発明のジョイント部材及び骨組構造について詳細に説明する。
なお、説明にあたり、骨組構造の「梁方向」とは妻面側から見た幅方向を、「桁方向」とは妻面側から見た奥行き方向を意味する。
[ジョイント部材]
<1>全体の構成(図1)。
本発明のジョイント部材1は、複数の円形管材を連結するための部材であり、複数の円形管材で構成される骨組構造Aにおいて、切妻部分の棟部または桁部の連結に用いる。
本例では、まず棟部に配置する頂部ジョイント1Aについて説明し、桁部に配置する肩部ジョイント1Bについては後述する。
頂部ジョイント1Aは、ジョイント本体10と、ジョイント本体10に付設され、桁方向の円形管材を締結可能な締結具20と、を備える。
<2>ジョイント本体。
ジョイント本体10は、2本の円形管材を所定角度屈曲して接続するための部材である。
本例では、ジョイント本体10は、山形に屈曲させた円形管材からなる。屈曲角度は、骨組構造Aの設計に応じて設定する。
ジョイント本体10は、両端部に、円形管材を内挿するための差込口11を備える。また、周面に、差込口11と連通する複数の調節孔12、および複数の固定孔13を備える。
<2.1>調節孔。
調節孔12は、円形管材の差込口11への差込長さを調整するための孔である。
本例では、ジョイント本体10の両端において、ジョイント本体10の周面を長手直角方向に連通する一対の調節孔12を、ジョイント本体10の長手方向に沿って所定間隔で並列する。
調節孔12にボルトなどの調節具12aを連通することで、円形管材の差込口11内への侵入を規制することができる。
<2.2>調節孔の差込長さ調整機能(図2)。
本発明のジョイント部材1は、任意の位置の調節孔12に調節具12aを連通することで、円形管材の差込口11への差込長さを調整可能な点に特徴がある。
本例では、ジョイント本体10の両端に、長手方向に沿って三対の調節孔12を設けた例について説明する。
ジョイント本体10の最も外側の調節孔12に調節具12aを連通すると、差込口11内に侵入した円形管材は、管内の調節具12aに突き当たる。従って、円形管材は第一差込長Dで止まり、差込口11から外部への突出長は第一突出長Pとなる(図2(a))。
中央の調節孔12に調節具12aを連通すると、円形管材の差込長さは第二差込長Dとなり、突出長は第二突出長Pとなる(図2(b))。
最も内側の調節孔12に調節具12aを連通すると、円形管材の差込長さは第三差込長Dとなり、突出長は第三突出長Pとなる(図2(c))。
同一長の円形管材を使用する場合、差込長さと突出長の関係は、D<D<Dかつ、P<P<Pである。
以上のように、調節孔12で円形管材の差込長さを調節することで、既製品の円形管材を切断や加工することなく設計上必要な突出長さを確保することができる。
<2.3>固定孔。
固定孔13は、差込口11に内挿した円形管材を差込口11内に固定するための孔である。
本例では、ジョイント本体10の両端に、ジョイント本体10の長手方向に沿ってそれぞれ2つの固定孔13を設ける。
本例では、固定孔13に螺入する固定具13aにボルトを採用し、固定孔13の外側には固定具13a螺入用のナットを溶着する。
固定孔13の外側から差込口11内へ固定具13aを螺入し、固定具13aの先端で円形管材の外周面を押圧することで、差込口11内に円形管材を固定し、引き抜きを防止することができる。
<3>締結具。
締結具20は、桁方向の円形管材を連結するための部材である。
本例では、締結具20として、ジョイント本体10の屈曲部の内側に接続する基部21と、一端を基部21に軸支され他端を基部21に対して開閉可能な蓋部22と、基部21に設けられ、蓋部22の他端を基部21に対して締結可能なボルトナット式の締結部23と、を備えたクランプ構造を採用する。
蓋部22を基部21に対して開放した状態で、両者の間に円形管材を差し入れて蓋部22を閉じ、基部21と蓋部22とを締結部23で締結することで、桁方向の円形管材を基部21と蓋部22の間に挟持して連結することができる。
なお、締結具20の構造はこれに限られず、その他の公知の締結構造を採用してもよい。
<4>肩部ジョイント(図3)。
以上、頂部ジョイント1Aについて説明したが、骨組構造Aの桁部に用いられる肩部ジョイント1Bも、頂部ジョイント1Aとほぼ同様の構造である。
本例の肩部ジョイント1Bにおける、頂部ジョイント1Aとの相違点の一つは、複数の調節孔12がジョイント本体10の一端にのみ設けられ、他端には一対の規制孔14が設けられる点である。
一対の規制孔14内には規制具14aが連通され、差込口11内における円形管材の奥行きを規制する。
なお、ジョイント本体10の一端を一対の規制孔14にした理由は、本例では支柱となる円形管材の差込長さを調節する必要がないからにすぎず、これに限定されるものではない。すなわち、肩部ジョイント1Bにおいても、ジョイント本体10の両端に複数の調節孔12を設けてもよい。
また、頂部ジョイント1Aと肩部ジョイント1Bとは、骨組構造Aの構造に応じて接続角度や締結具20の接続位置などを互いに異ならせてもよい。反対に、同一規格のジョイント部材を、頂部ジョイント1Aおよび肩部ジョイント1Bとして共用してもよい。
[骨組構造]
引き続き、図面を参照しながら本発明の骨組構造について詳細に説明する。
<1>全体の構成(図4)。
本発明の骨組構造Aは、農業用のビニールハウスなどの構築物の躯体構造であって、複数の円形管材を複数のジョイント部材1で接続してなる。骨組構造Aの全面に樹脂フィルム等のフィルム材を展張することで、ビニールハウスを構成することができる。
骨組構造Aにおいて、円形管材は、支柱パイプ2、垂木パイプ3、棟パイプ4、および桁パイプ5を含む。
本発明の骨組構造Aは、それぞれ、2本の支柱パイプ2、2本の垂木パイプ3、1つの頂部ジョイント1A、および2つの肩部ジョイント1Bで構成した複数のユニット体を、1本の棟パイプ4、および2本の桁パイプ5で桁方向に連結してなる。
具体的構成は以下の通りである。
(1)2本の垂木パイプ3の上部が、頂部ジョイント1Aのジョイント本体10で屈曲接続されている。
(2)地盤から立設した支柱パイプ2の上部と垂木パイプ3の下部が、肩部ジョイント1Bのジョイント本体10で屈曲接続されている。
(3)桁方向に延在する棟パイプ4が、桁方向に連続する複数の頂部ジョイント1Aの締結具20に締結されている。
(4)桁方向に延在する桁パイプ5が、桁方向に連続する複数の肩部ジョイント1Bの締結具20に締結されている。
以上のほか、補強を目的として平行する2本の桁パイプ5間をタイバー6で連結してもよい。なお、タイバー6は本願発明の必須の構成要素ではない。
<2>支柱パイプの分割構造。
本発明の骨組構造Aは、支柱パイプ2が、地盤付近から上方に立設した立設部2aと、一部が地盤に貫入した貫入部2bと、両者を連結可能な連結部2c、からなる分割構造を採用する。
連結部2cは、立設部2a及び貫入部2bの内径より大径の係止部2dと、係止部2dの両面から突出し立設部2aと貫入部2bに内挿可能な内挿部2eと、を備える。
支柱パイプ2は、地盤に貫入した貫入部2bの内部に、上方から連結部2cの一方の内挿部2eを内挿し、他方の内挿部2eに上方から立設部2aを外挿して連結することで組み立てることができる。
立設部2a、貫入部2b、および連結部2cは、ボルト締結等の方法で相互に連結する。
<2.1>分割構造の効果。
従来の骨組構造は、一本物の支柱パイプを直接地盤に建て込んでいたため、地中部が腐食した場合、支柱パイプ全体を引き抜いて交換する必要があった。
また、地中部の腐食により、支柱パイプ全体が再利用できなくなり、廃棄する必要があった。
これに対し、本発明の骨組構造Aは、支柱パイプ2の立設部2aを土中に貫入する貫入部2bと別部材とすることで、立設部2aを腐食させず、供用後、立設部2aを再利用することができる。
また、支柱パイプ2の全長を土中から引き抜くことなく、立設部2aや貫入部2bの交換を行うことができる。
<3>骨組構造の組立方法。
本発明の骨組構造Aの組立方法は次の通りである。
(1)頂部ジョイント1Aおよび肩部ジョイント1Bの所定位置の調節孔12に調節具12aを挿通してボルト締結する。
(2)肩部ジョイント1Bの規制孔14に規制具14aを挿通してボルト締結する。
(3)地盤に所定の間口とピッチで支柱パイプ2の貫入部2bを打ち込み、貫入部2bの上から連結部2cを内挿して固定する。
(4)頂部ジョイント1Aの両差込口11に垂木パイプ3を挿入し、固定具13aで固定する。なお、(4)(5)の作業は支柱パイプ2および垂木パイプ3を地盤に寝かせた状態で行うことができる。
(5)肩部ジョイント1Bの調節孔12側の差込口11に垂木パイプ3の下部を挿入し、規制孔14側の差込口11に支柱パイプ2の立設部2aの上部を挿入し、それぞれ固定具13aで固定する。
(6)複数の作業員で両支柱パイプ2を持ってユニット体を立ち上げ、地盤から突出している連結部2c上に下ろして、支柱パイプ2の下部を連結部2cに外挿して固定する。
(7)(4)〜(6)を繰り返して複数のユニット体を立設する。
(8)各ユニット体の対応する頂部ジョイント1Aの締結具20に棟パイプ4を締結し、棟部同士を連結する。
(9)各ユニット体の対応する肩部ジョイント1Bの締結具20に桁パイプ5を締結し、桁部同士を連結する。なお、(8)と(9)の前後は問わない。
<3.1>組立方法における効果。
本発明の骨組構造Aは、支柱パイプ2を立設部2aと貫入部2bの分割構造としているため、地上部を地盤に寝かせた状態で組み立てることができる。このため、高所での接続作業が少ないので、施工効率がよく安全性が高い。
また、締結具20が蓋部22を下方へ開放可能なクランプ構造であるため、ユニット体の組立後に、棟パイプ4や桁パイプ5を下方から後付けすることができる。このため、施工効率がよく安全性が高い。
<4>骨組構造の間口調整機能。
通常、農業用ハウスの設計にあたっては、農作業の作業性と栽培数の確保を両立させるため、栽培地と通路との割り付けを考慮して適切な間口のサイズを設定する。
従来の骨組構造は、所望の間口サイズに応じて垂木の長さを計算し、これに合わせて既製品の円柱管材を切断して使用していた。このため、施工効率が悪く、端材が無駄になっていた。
これに対し、本発明の骨組構造Aは、ジョイント部材1に複数の間口サイズに対応した調節孔12を設けることで、既製品の円形管材を切断加工することなく、複数の間口サイズに対応することができる。
このため、設計が容易で、施工効率が非常に高い。また、安価で流通量の多い既製品の円形管材を加工せず使用できるため、資材の汎用性が高く、供用後の再利用が可能である。さらに、切断による端材が生じないため、資源の無駄がなく、材料コストも安い。
[支柱パイプを回転係合構造とした例]
引き続き、支柱パイプを回転係合構造とした他の実施例について説明する(図5)。
本例では、内挿部2eの端部周面に一対の鉤状溝2fを形成し、立設部2aおよび貫入部2bに鉤状溝2fに対応する係止ピン2gを連通した構造を採用する。
鉤状溝2fは、立設部2aおよび貫入部2bへの内挿時、係止ピン2gの侵入を許容する縦溝と、立設部2aおよび貫入部2bへの内挿後、立設部2aを第一方向に、貫入部貫入部2bを第一方向と逆の第二方向へ回転させた状態において、係止ピン係止ピン2gの水平方向の移動を一部許容する横溝を備える。
立設部2aおよび貫入部2bに、連結部2cの内挿部2eを内挿し、連結部2cの鉤状溝2fに係止ピン2gを通過させた後、立設部2aを一方向に回転させる。すると、立設部2aの係止ピン2gが鉤状溝2fの水平方向の側壁に当接し、係止部2dが立設部2aと共回りし、続いて貫入部2b側の鉤状溝2fの側壁に貫入部2bの係止ピン2gが当接する。
これによって、鉤状溝2fが係止ピン2g垂直方向の移動を拘束するため、立設部2aの貫入部2bからの引き抜きを防ぐことができる。
また、支柱パイプ2に腐食や破損が生じて交換が必要となった場合、まず支柱パイプ2上部の肩部ジョイント1Bの規制具14aと固定具13aを外して支柱パイプ2の上下方向の固定を解き、支柱パイプ2の立設部2aを鉤状溝2fの開放方向に回転させることで、他の構造の連結を解くことなく、立設部2aのみを取り除くことができる。
さらに、貫入部2bを交換する場合には、立設部2aを取り外した後に、貫入部2bを地盤から引き抜けばよい。
1 ジョイント部材
1A 頂部ジョイント
1B 肩部ジョイント
10 ジョイント本体
11 差込口
12 調節孔
12a 調節具
13 固定孔
13a 固定具
14 規制孔
14a 規制具
20 締結具
21 基部
22 蓋部
23 締結部
2 支柱パイプ
2a 立設部
2b 貫入部
2c 連結部
2d 係止部
2e 内挿部
2f 鉤状溝
2g 係止ピン
3 垂木パイプ
4 棟パイプ
5 桁パイプ
6 タイバー
A 骨組構造
第一差込長
第二差込長
第三差込長
第一突出長
第二突出長
第三突出長

Claims (6)

  1. 複数の円形管材を連結して構成する骨組構造において、切妻部分の棟部または桁部において複数の円形管材を連結するためのジョイント部材であって、
    山形に屈曲した管材からなるジョイント本体と、前記ジョイント本体に付設し、桁方向の円形管材を締結可能な締結具と、を備え、
    前記ジョイント本体は、前記ジョイント本体の両端部に設けられ、円形管材を内挿するための差込口と、前記ジョイント本体の周面を長手直角方向に連通する複数の調節孔と、を有し、
    前記ジョイント本体の少なくとも一端において、前記調節孔は前記ジョイント本体の長手方向に沿って所定間隔で並列し、
    所定間隔で並列した前記調節孔のうち任意の前記調節孔に調節具を連通することで、円形管材の前記差込口への差込長さを調整可能に構成したことを特徴とする、
    ジョイント部材。
  2. 前記ジョイント本体は、周面に設けられ前記差込口と連通する複数の固定孔を備え、前記固定孔の外側から前記差込口内へ固定具を螺入することで、前記差込口内に円形管材を固定可能に構成したことを特徴とする、請求項1に記載のジョイント部材。
  3. 前記締結具は、前記ジョイント本体の屈曲部の内側に位置し、基部と、一端を前記基部に軸支され他端を前記基部に対して開閉可能な蓋部と、前記蓋部の他端を前記基部に対して締結可能な締結部と、を備え、桁方向の円形管材を前記基部と前記蓋部との間に挟持可能なクランプ構造であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のジョイント部材。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のジョイント部材を用いてなり、前記複数の円形管材が、支柱パイプと、垂木パイプと、棟パイプと、桁パイプと、を含み、前記ジョイント部材が、頂部ジョイントと、肩部ジョイントと、を含む骨組構造であって、
    複数の前記頂部ジョイントが、それぞれ2本の前記垂木パイプの上端部同士を連結しており、
    複数の前記肩部ジョイントが、それぞれ前記垂木パイプの下端部と前記支柱パイプの上端部を連結しており、
    複数の前記頂部ジョイントが1本の前記棟パイプに連結しており、
    複数の前記肩部ジョイントが1本の前記桁パイプに連結していることを特徴とする、
    骨組構造。
  5. 前記支柱パイプは、立設部と貫入部とを連結部で連結してなり、前記連結部は、前記立設部及び前記貫入部の内径より大径の係止部と、前記係止部の両面から突出し前記立設部と前記貫入部に内挿可能な内挿部と、を有することを特徴とする、請求項4に記載の骨組構造。
  6. 前記立設部および前記貫入部は、端部周面を長手直角方向に連通する係止ピンをそれぞれ備え、前記連結部は、前記内挿部の端部周面に、前記立設部および前記貫入部への内挿時、前記係止ピンの侵入を許容し、前記立設部および前記貫入部への内挿後、前記立設部を第一方向に、前記貫入部を第一方向と反対の第二方向へ回転させた状態において、前記係止ピンの水平方向の移動を一部許容する形状の、一対の鉤状溝を備えることを特徴とする、請求項5に記載の骨組構造。
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