JP2018185197A - 打ち込み機 - Google Patents

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【課題】効率よく、かつ、安全に表層土壌を採取するための単管パイプを土壌中に貫入できるとともに、作業者の負担を軽減できる打ち込み機を提供する。【解決手段】打ち込み機1は、単管パイプ56を土壌中に貫入することができるものであり、開口する凹部が形成された基台2と、基台2を移動するための可動ホイール21、固定ホイール22と、基台2の上面に固定されたガイド支柱3と、ガイド支柱3にスライド可能に設けられたスライド台4と、単管パイプ56に篏合する雄篏合部54を有しスライド台4に固定されたバイブレータ5と、バイブレータ5を上昇させる上昇装置を備えている。また、平面視で、雄篏合部54は、開口する凹部に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、土壌を採取するための採取管を土壌中に貫入する打ち込み機に関する。
有害物質使用特定施設の廃止時や3000m以上の土地の形質変更時には、法律等によって、地表面から50cmの深さの表層土壌を調査することが義務づけられている。調査に用いる表層土壌を採取するために、一般的に手動式の土壌採取器、または手動式の土壌採取器の上部に電動モータ等の駆動源を取り付けた土壌採取器が用いられる。
特許文献1では、土壌を採取する際の掘進作業が容易で、採取した土壌も地質検査が容易である手動式および手動式の上部に電動モータ等の駆動源が取り付けられている土壌採取器が開示されている。開示されている土壌採取器は、円筒形状の一端に鋸刃形状の掘削刃を有する円筒体と筒部に回転力を伝達する伝動部とを備え、掘削刃を先頭に筒部を回転させながら土壌内へ押し込むとともに筒部の内部に土壌を収納する土壌採取器において筒部の内周面に送りねじを設けたものである。
しかしながら、手動式の土壌採取器を使用する場合、人力で表層土壌の採取作業を行うため電動モータ等の駆動源を取り付けた装置を使用する場合に比べ作業効率が悪くなる。また、固い砂利等を多く含む土壌では、さらに作業効率の低下を招き、採取不可能な状態に陥ることもある。
電動の駆動源を取り付けた装置を使用する場合、作業効率は良くなる半面、重量のある電動の駆動源が土壌採取器の上部に取り付けられているため、操作性が悪く、作業者の負担が増大し、安全面での不安が残る。さらに、作業者は振動する土壌採取器に触り続ける必要があり、安全衛生面の配慮から、作業時間の制約を受ける可能性がある。
特開2002−286593号公報
本発明の課題は、上記課題を考慮したものであり、効率よく、かつ、安全に採取管を土壌中に貫入できるとともに、作業者の負担を軽減できる打ち込み機を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、採取管を土壌中に貫入することができる打ち込み機であって、開口する凹部が形成された基台と、前記基台を移動するための走行手段と、前記基台の上面に固定されたガイド支柱と、前記ガイド支柱にスライド可能に設けられたスライド台と、前記採取管の一端と脱着自在に篏合する篏合部を先端に有し前記スライド台に固定された振動体と、前記振動体を上昇させる上昇手段とを備え、前記篏合部は、平面視で、前記開口する凹部に位置することを特徴とする。
この構成によれば、スライド台に固定された振動体によって採取管を貫入するので、手動式の土壌採取器を使用する場合に比べて、作業効率が向上する。
また、作業者は貫入作業中に打ち込み機に手を触れることなく作業することができるので、作業者の負担を軽減することができ、作業者の安全衛生面の配慮から、作業時間の制約を受けることもない。
また、この構成によれば振動体を上昇させる上昇手段を備えているので、振動体を作業者が直接手で持ち上げる必要はない。これにより、貫入作業終了後、効率よく振動体を上昇できるとともに、作業者の負担を軽減することができる。
また、作業場内で打ち込み機を移動するとき、走行手段を使って移動できるので、作業者が直接打ち込み機を持ち運ぶ必要はない。これによって、作業者の負担を軽減することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載する打ち込み機において、前記基台は、平面視で、外縁形状が、等脚台形の底辺の中央部に前記開口する凹部が形成され、下底の両端に位置する頂点の近傍部分の辺を削除し削除後の辺の端点同士を直線で接続した形状であることを特徴とする。
平面形状が矩形のものを打ち込み機の基台として用いた場合、機能上必ずしも必要と言えない部分を含むこととなり、軽量化を阻害する要因となる。この構成によれば、基台は、作業時の安定性、走行安定性等の機能上必要不可欠な形状となっているため、基台の軽量化を図ることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の打ち込み機において、前記走行手段は、前記基台の下面側に固定された少なくとも3つの車輪であり、前記少なくとも3つの車輪は平面視で前記打ち込み機の重心を取り囲む位置に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、少なくとも3つの車輪が基台の下方面に固定されており、その固定された位置は打ち込み機の重心を取り囲む位置となっている。これによって、打ち込み機は転倒することなく安定して移動することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の打ち込み機において、前記基台は、前記車輪に隣接する位置にジャッキを有することを特徴とする。
振動機が駆動した状態では、その振動で車輪が動き、基台が横揺れを起こす可能性がある。この構成によれば、車輪に隣接する位置にジャッキが設けられているので、ジャッキを下降させて車輪を地表面上に浮き上がらせることによって、基台の荷重をジャッキで負担することができる。これにより、振動機を駆動させたときの振動で基台が動くことを防止することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の打ち込み機において、前記走行手段は、前記基台に固定されたクローラ型走行装置であることを特徴とする。
この構成によれば、走行手段は地表面との接地面積を広くとれるクローラ型走行装置であるので、地盤の悪い場所でも走行が可能となる。
請求項6に係る発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の打ち込み機において、前記振動体の上方および下方への移動を制限するための移動制限手段をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、振動体の下方への移動を制限するための移動制限手段を備えているので、採取管の過度の貫入を防止することができ、所定の深さまで確実に貫入することができる。また、振動体の上方への移動を制限するための移動制限手段を備えているので、上昇している振動体を目標とする位置で停止することができる。
請求項7に係る発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の打ち込み機において、前記基台、前記ガイド支柱、および前記スライド台はアルミからなることを特徴とする。
この構成によれば、基台、ガイド支柱、およびスライド台は、鋼材に比べ単位体積重量が軽いアルミ材であるので、打ち込み機の軽量化を図ることができる。これにより作業場内までの運搬、および作業場内での移動が効率よくできる。
(a)は本実施形態の背面図であり、(b)はバイブレータが上下する状態を示す同右側面図である。 本実施形態の上面図である。 図1(a)のA−Aに沿って切断したエアシリンダを省略した図である。 本実施形態のガイド支柱周辺部分を拡大した左側面図である。 雄篏合部と単管パイプの篏合状態を示す断面図である。 クローラ型走行装置が用いられた実施形態の側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。
本実施形態による打ち込み機1と、これを利用した表層土壌の採取方法について図1〜5を参照しながら説明する。
図1に示すように、打ち込み機1は、基台2、ガイド支柱3、スライド台4、バイブレータ5などで構成されている。
図2に示すように、上面側から下面側を視た基台2の外縁形状は、等脚台形の底辺の中央部に開口空間29a(開口する凹部)が形成され、下底の両端に位置する頂点の近傍部分の辺を削除し削除後の辺の端点同士を直線で接続した形状であり、外縁線L1〜6で構成されている。外縁線L1、L1は、等脚台形の等辺を構成する線であり、外縁線L2、L2は下底の一部を構成する線であり、外縁線L3は上底を構成する線であり、外縁線L4、L4は下底の両端に位置する頂点の近傍部分の辺を削除し削除後の辺の端点同士を直線で接続した線である。また、L5、L6、L6は、開口空間29aを形成する線である。
基台2は角筒体の骨組材25、26、27、および平板状の固定板2a、2b、2c、2dで構成されている。
骨組材25、25は、外縁線L1に沿って配設されている。外縁線L3近傍に位置する端部同士は、外縁線L3に沿って上面側および下面側に配設された一対の固定板2a、2aを介して接合されている。
骨組材27、27は、外縁線L2、L2に沿って配設されている。外縁線L4、L4近傍に位置する骨組材25、27の端部は、外縁線L4、L4に沿って上面側および下面側に配設された二組の一対の固定板2b、2bを介して接合されている。
骨組材26、26は、外縁線L6、L6に沿って配設されている。外縁線L2、L2と外縁線L6、L6との交点近傍に位置する骨組材26、27の端部は、外縁線L2、L6に沿って上面側および下面側に配設された二組の一対の固定板2c、2cを介して接合されている。
骨組材26、26の外縁線L5近傍に位置する端部と骨組材25、25の中間部は、外縁線L5に沿って上面側および下面側に配設された一対の固定板2d、2dを介して接合されている。一対の固定板2d、2dには、4つの貫通孔28が穿孔されている。
このような構成にすることによって、基台2は軽量であるとともに、高い剛性を具備する構造とすることができる。また、開口空間29aを設けることで、作業性を向上させることができる。
基台2の下面側の固定板2aに、基台2の進行方向を変えることが可能な可動ホイール21(車輪)が取り付けられており、固定板2bに進行方向が一定方向となる固定ホイール22(車輪)が取り付けられている。これにより基台2を直進、および旋回させることができる。
なお、平面視で、打ち込み機1の重心Gの位置は、可動ホイール21および固定ホイール22の固定点を結んだ仮想三角形の内側にあることが好ましい。また、より好ましくは、仮想三角形の図心の位置に一致していることである。これにより、打ち込み機1は転倒することなく、可動ホイール21および固定ホイール22に安定して支持される。
固定板2b近傍の骨組材25、25に、スクリュージャッキ24、24が固定されている。スクリュージャッキ24はハンドル24aを旋回することで、支持シャフト24bを、上下に移動することができる構造となっている。
ハンドル24aを回転し、支持シャフト24bを下方に移動することにより、固定ホイール22を地表面GL上に浮き上がらせ、支持シャフト24bで基台2の荷重を負担することができる。これにより、バイブレータ5を駆動させたときの振動で基台2が動くことを防止することができる。
本実施形態では、スクリュージャッキ24は、固定板2b近傍の骨組材25、25に合計2つ固定されているが、固定板2a近傍に追加してもよいことはもちろんである。
なお、平面視による基台2の外縁形状を、矩形の1辺に開口空間を形成した形状とするとともに、4つの頂点近傍にホイールを取付け、さらにその近傍にスクリュージャッキを固定してもよい。これによって、基台2の安定性は向上する。
本実施形態では、走行手段を基台下面に取り付けた可動ホイールおよび固定ホイールとしていたが、図6に示すように、基台2の両側に取り付けられた無限軌道91を有するクローラ型走行装置90としてもよい。接地面積を広くとれるので、軟弱な地盤上を走行する場合に有利となる。
クローラ型走行装置90に駆動源を設けてもよい。また、遠隔操作ができるコントローラを設けてもよい。これにより、人力による移動が不要となり作業の省力化を図ることができる。
ガイド支柱3は支柱本体31と、支柱本体31の下端に固定されている定着板34で構成されている。図3に示すように、支柱本体31は、断面が工字状の上下方向に長尺な部材であり、ウェブ33と、ウェブ33の両端から両側に直角に伸びるフランジ32a、bで構成されている。定着板34は、一対の固定板2d、2dに穿孔された貫通孔28に対応する貫通孔36が穿孔されている。貫通孔28、36にボルト(図示略)を挿通し、ナット(図示略)で締め付けることによりガイド支柱3は基台2に固定される。
ガイド支柱3はアルミ材であることが好ましい。これによりガイド支柱3を軽量化することができる。
スライド台4は矩形の平板状部材であるスライド板42とプーリー44で構成される。スライド板42のフランジ32a側の面に、両端に2つずつ設けられている合計4つのプーリー44が固定されている。また、プーリー44に形成された溝44eは、フランジ32aを挟持している。これにより、プーリー44はフランジ32aから逸脱することはなく、スライド台4はガイド支柱3に沿って上下方向にスライドすることができる。
スライド台4はアルミ材であることが好ましい。これによりスライド台4を軽量化することができる。
スライド板42のフランジ32aと反対側の面に、空気で振動するバイブレータ5がU字状の締め付け金具52で固定されている。バイブレータ5の先端には、単管パイプ56(採取管)に雄篏合する雄篏合部54(篏合部)が設けられている。雄篏合部54は円柱テーパ状で先細りに形成されており、単管パイプ56は雄篏合部54と篏合することで、バイブレータ5の振動によって雄篏合部54からはずれることなく確実に地中に貫入していく。また、単管パイプ56を地中に貫入した後に、雄篏合部54を単管パイプ56から脱抜することが極めて容易となっている。
スイッチ84をオンにすると、コンプレッサ(図示略)から圧送される圧縮空気がエアホース83a、b、cを経由して供給され空気弁88を開放する。圧縮空気は、開放された空気弁88、エアホース82を経由してバイブレータ5に供給される。これによって、バイブレータ5は振動する。
なお、本実施形態では採取管として単管パイプを使用しているが、これより大きな、または小さな直径の円管でもよく、角筒管でもよい。
フランジ32aの外面の下端部の位置に、スライド台4の下方への移動を制限するためのゴム製のストッパ58(移動制限手段)が設けられている。これによりバイブレータ5の下方への移動を制限することができるので、単管パイプ56の過度の貫入を防止することができ、所定の深さまで確実に貫入させることができる。
支柱本体の上端に、フランジ32aの外面方向に突出して平板状のストップ板39(移動制限装置)が設けられている。
バイブレータ5を上昇させるための上昇装置7(上昇手段)は、空気で駆動するエアシリンダ72、ベルト74および滑車7a、7bで構成されている。
エアシリンダ72は、空気の圧力でシャフト76が上昇・下降する機構となっており、ウェブ33の空間37a側に固定されている。滑車7aはシャフト76の端部に取り付けられており、滑車7bはフランジ32aの上端の空間37a側に取り付けられている。ベルト74の一方の端は、フランジ32bの上端の空間37a側に係止されており、他方の端は、スライド台4の上端に係止されており、さらに滑車7a、7bに係合している。これらの部品のほとんどが空間37aに収容されているため、作業中に衣服等引っかかることがほとんどなく、作業の安全性を高めることができる。
スイッチ86をオンにすると、コンプレッサから圧送される圧縮空気がエアホース83a、dを経由してエアシリンダ72内部に供給されシャフト76が下降する。同時に、ベルト74は内部空間37a内に引き込まれスライド台4を上昇させる。これにより、スライド台4に固定されたバイブレータ5は、上昇する。スライド台4が、ストップ板39に接触した時点で上昇は停止する。
本実施形態の打ち込み機を使用して表層土壌を採取する方法について説明する。
採取地点が雄篏合部54の直下に来るように打ち込み機1を配置する。このとき、スライド台4の下端は、ストッパ58に接触した状態になっている。すなわち、バイブレータ5は、上下方向に移動することなく、ガイド支柱3の下端近傍の一定の位置にとどまっている。スイッチ86をオンにして、バイブレータ5を上昇させる。スライド台4は、ガイド支柱3の上端に設けられているストップ板39に接触することによって上昇が停止する。単管パイプ56の端部を開口空間29aを通過させながら、採取地点まで移動する。スイッチ86をオフにし、バイブレータ5を下降させ、バイブレータ5の端部に設けられている雄篏合部54に篏合させる。このように、基台2に開口空間29aが形成されていることによって、基台2の上面を通過させる必要がなくなり取り付け作業が簡単となる。
スクリュージャッキ24のハンドル24aを旋回し支持シャフト24bを押し下げ、固定ホイール22を地表面GL上に浮き上がらせる。これによって、支持シャフト24bが基台2を支持する状態となり、バイブレータ5が駆動することに起因する振動で移動することはない。
スイッチ84をオンにして、バイブレータ5を駆動させる。バイブレータ5の振動によって打撃力が与えられ、単管パイプ56は地中に貫入する。スライド台4の下端がストッパ58に接触したことを確認し、スイッチ84をオフにする。これによって、バイブレータ5の振動は停止し、単管パイプ56がこれ以上地中に貫入することはない。
単管パイプ56の貫入状態を確認した後、スイッチ86をオンにして、スライド台4に固定されているバイブレータ5を上昇させ、バイブレータ5の先端に設けられた雄篏合部54と単管パイプ56の篏合を解く。
スライド台4の上端が、ガイド支柱3の上端に設けられているストップ板39に接触することによって上昇が停止する。すなわち、バイブレータ5の上昇が停止する。
打ち込み機1を採取地点から移動し、スイッチ86をオフにする。これにより、エアシリンダ72は開放状態となり、シャフト76の端部は滑車7aに係合されているベルト74に作用している張力により上昇する。スライド台4に固定されているバイブレータ5は、自重で自然降下し、スライド台4の下端がストッパ58に接触したとき、バイブレータ5の下降は停止する。
地中に貫入している単管パイプ56を引き抜き、中の土壌を抜き取り採取する。
打ち込み機1を用いて土壌を採取する方法を説明したが、地中に砂利や大きな石等が存在する場合、単管パイプ56を所定の深さまで貫入できず、地中から突出した状態となる事態が想定される。本実施形態の打ち込み機1は、このような場合でも、突出した単管パイプ56を効率よく抜き取ることができる。この方法について説明する。
スイッチ84をオフにして、バイブレータ5の振動を停止する。スイッチ86をオンにして、スライド台4に固定されているバイブレータ5を上昇させ、バイブレータ5の端部に設けられた雄篏合部54と単管パイプ56の篏合を解く。単管パイプ56を、開口空間29a内の空間に通過させながら、打ち込み機1を、油圧ジャッキがセット可能な位置まで移動する。油圧ジャッキをセットし、単管パイプ56を引き抜く。これにより、高止まりした単管パイプ56を簡単に引き抜くことができる。
以上、本実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で本発明を適宜変更、追加等した様々な態様を実施できることは当然である。打ち込み機1を使用して、単管パイプ56を土壌中に貫入して表層土壌を採取する実施態様について説明したが、単管パイプ56に替えて複数の鋼管を採取管として使用し、順次接続しながら地中に打ち込んでもよい。これによって、打ち込み機1を使用して、地中深さ10m程度の土壌についても採取可能となる。
1 打ち込み機
2 基台
2a〜2d 固定板
3 ガイド支柱
4 スライド台
5 バイブレータ(振動体)
7 上昇装置(上昇手段)
7a,7b 滑車
21 可動ホイール(走行手段)
22 固定ホイール(走行手段)
24 スクリュージャッキ(ジャッキ)
24a ハンドル
24b 支持シャフト
25〜27 骨組材
28 貫通孔
29a 開口空間(開口する凹部)
31 支柱本体
32a,32b フランジ
33 ウェブ
34 定着板
36 貫通孔
37a 空間
39 ストップ板(移動制限手段)
42 スライド板
44 プーリー
44e 溝
52 締め付け金具
54 雄篏合部(篏合部)
56 単管パイプ(採取管)
58 ストッパ(移動制限手段)
72 エアシリンダ
74 ベルト
76 シャフト
82,83a〜83d エアホース
84,86 スイッチ
88 空気弁
90 クローラ型走行装置(走行手段)
91 無限軌道
G 重心
GL 地表面
L1〜L6 外縁線

Claims (7)

  1. 採取管を土壌中に貫入することができる打ち込み機であって、
    開口する凹部が形成された基台と、
    前記基台を移動するための走行手段と、
    前記基台の上面に固定されたガイド支柱と、
    前記ガイド支柱にスライド可能に設けられたスライド台と、
    前記採取管の一端と脱着自在に篏合する篏合部を先端に有し前記スライド台に固定された振動体と、
    前記振動体を上昇させる上昇手段と、
    を備え、
    前記篏合部は、平面視で、前記開口する凹部に位置することを特徴とする打ち込み機。
  2. 前記基台は、平面視で、外縁形状が等脚台形の底辺の中央部に前記開口する凹部が形成され、下底の両端に位置する頂点の近傍部分の辺を削除し削除後の辺の端点同士を直線で接続した形状であることを特徴とする請求項1に記載の打ち込み機。
  3. 前記走行手段は、前記基台の下面側に固定された少なくとも3つの車輪であり、前記少なくとも3つの車輪は、平面視で、前記打ち込み機の重心を取り囲む位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の打ち込み機。
  4. 前記基台は、前記車輪に隣接する位置にジャッキを有することを特徴とする請求項3に記載の打ち込み機。
  5. 前記走行手段は、前記基台に固定されたクローラ型走行装置であることを特徴とする請求項1に記載の打ち込み機。
  6. 前記振動体の上方および下方への移動を制限するための移動制限手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の打ち込み機。
  7. 前記基台、前記ガイド支柱、および前記スライド台はアルミからなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の打ち込み機。
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