JP2000356087A - 土質サンプル採取ツール - Google Patents

土質サンプル採取ツール

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JP2000356087A
JP2000356087A JP11168960A JP16896099A JP2000356087A JP 2000356087 A JP2000356087 A JP 2000356087A JP 11168960 A JP11168960 A JP 11168960A JP 16896099 A JP16896099 A JP 16896099A JP 2000356087 A JP2000356087 A JP 2000356087A
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soil sample
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hole
tool
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稔 高橋
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】所望の深度における土質サンプルを確実に採取
し得る土質サンプル採取ツールの提供を目的とする。 【解決手段】本発明は、中空穴3aが先端に開口するよ
うに形成されたボディ3を有し、このボディ3の中空穴
3aに連通して外部に開口する排出孔5を形成して構成
されている。このボディ3をボーリングマシンを使って
地中に貫入すると、土砂は中空穴3aに進入して次々と
排出孔5から排出される。したがって、ボディ3内に常
に新しい土砂を蓄えることができ、よって所望深度にお
ける土質サンプルを確実に採取することができるのであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中の所望深度に
おける土質サンプルを得る際に用いられる土質サンプル
採取ツールに関する。
【0002】
【従来の技術】地中の土質サンプルを採取する時には、
従来から図5に示す地質調査用サンプラー50(以下、
サンプラー50という)が用いられている。このサンプ
ラー50は、特開平10−298969号によって周知
のものであり、円筒状の外管51と、この外管51の先
端に連結されたサンプラー先端部52と、このサンプラ
ー先端部52内に取り付けられたビニル袋53とを備え
ており、ボーリングマシン(図示せず)に支持されて回
転駆動されるボーリングロッドに連結されて地中に貫入
されるようになっている。このサンプラー50における
前記サンプラー先端部52は、先端に開口して外管に連
通する中空状を成しており、よって地中へ貫入した時に
サンプラー先端部52の先端開口から土砂が取り込ま
れ、これがビニル袋に包まれるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のサ
ンプラーでは、地中に貫入する初期の段階においてサン
プラー先端部に必要のない土砂が取り込まれてしまい、
所望深度に達した時には、その不要な土砂でビニル袋が
一杯になって必要な土質サンプルを採取できず、これに
よって間違った地層判定が行われてしまう等の問題が多
発していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
て創成されたものであり、所望の深度における土質サン
プルを確実に採取できる土質サンプル採取ツールの提供
を目的とする。この目的を達成するため、本発明は先端
に開口する中空穴が形成されたボディを有し、このボデ
ィの中空穴に挿通する排出孔を形成したことを特徴とす
る。なお、ボディには掘削爪が備えられていることが望
ましく、この掘削爪は、ボディを回転させて地中に貫入
した時、ボディ先端開口からボディ内部へ土砂を掻き込
む構成であることが望ましい。また、前記排出孔はボデ
ィ軸線に交差する方向に延びて設けられ、掘削爪はボデ
ィの回転にともなってボディと隙間ができる大きさの掘
削穴を形成し得るようボディ外周面から突出して配置さ
れていることが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図4において、1は土質
サンプル採取ツール(以下、単に採取ツールという)で
あり、一端にめねじ部2aが成形されたヘッド2と、こ
のヘッド2に連結されるボディ3とを備えている。
【0006】前記ボディ3は両端に開口した中空穴3a
を有する円筒形状であり、その先端には円周を4等分し
て掘削爪4,4・・が配置され、また後端側円周面には
中空穴3aに直交して連通する排出孔5,5が開口して
いる。掘削爪4,4・・は、ボディ3の外周面たる円周
面及び先端面から突出するように配置されており、ボデ
ィ3の先端から突出する部分には切欠4aが形成されて
いる。なお、掘削爪4,4・・の設置数及び形状は、こ
れに限定されるものではなく、土質サンプルを採取する
土地の特性などに合わせて適宜変更することができる。
【0007】ボディ3とヘッド2とは、ヘッド2の連結
軸部2bを前記ボディ3の中空穴3aに挿入し、テーパ
ピン6で連結する構造になっており、ボディ3とヘッド
2とを連結した状態において前記排出孔5,5の位置に
はヘッド2の連結軸部2b先端のテーパ部2cが位置す
るようになっている。
【0008】土質サンプルを採取する場合には、前記ヘ
ッド2のめねじ部2aに貫入ロッド20を螺合し、この
貫入ロッド20をボーリングマシン30のロッド保持部
31に保持する。ロッド保持部31は、昇降駆動源32
の駆動により支柱33に沿って昇降可能に配置された昇
降台34に設けられており、同じく昇降台34上に設け
られた回転駆動源35の駆動により回転するように構成
される。
【0009】このように採取ツール1をボーリングマシ
ン30にセットして後、昇降駆動源32の作動により昇
降台34を下降させるとともに、回転駆動源35の駆動
によりロッド保持部31及び貫入ロッド20を回転させ
て採取ツール1を地中の所望深度まで貫入する。なお、
採取ツール1の貫入量は、昇降台34の下降量を積算す
ることなどによって求められる。
【0010】採取ツール1が回転貫入される過程で、土
砂は次々とボディ3内に掻き込まれるが、このような所
望深度に達するまでにボディ3内に掻き込まれた不要な
土砂は、新たに掻き込まれる土砂に押されて順次ボディ
3上方へ移行し、最終的に排出穴5,5から排出され
る。つまり、採取ツール1によって掘削される掘削穴h
の直径は、掘削爪4,4・・がボディ3の円周面から突
出している関係でボディ3自身の直径よりも大きくなる
ため、これによって生じる隙間によって排出孔5,5か
ら不要な土砂を良好に排出し、ボディ3内に常に新しい
土砂を蓄積できるのである。したがって、所望の深度に
おいては、サンプルとなる土砂を確実にボディ3内に採
取することができる。なお、ボディ3から不要な土砂を
排出する時、土砂は円錐部2cに沿って円滑に排出孔
5,5へと導かれる。
【0011】その後、採取ツール1は地中から引き抜か
れ、貫入ロッド20との螺合を解かれる。そしてテーパ
ピン6を抜き取ることによりヘッド2とボディ3とが分
割され、ボディ3から土質サンプルが押し出される。こ
のようにして得られた土質サンプルは、別途実施される
スウェーデン式サウンディング試験の試験結果との照合
作業などに供され、地耐力の判断材料とされる。
【0012】以上の本発明の実施の形態では、地中に直
接採取ツールを貫入する例について説明したが、サンプ
ルを採取する深さ近傍まで予め下穴を形成しておき、そ
れから採取ツールを貫入するようにしてもよい。また、
ボーリングマシンとしては特開平8−284144号に
より周知の自動貫入試験機を用いることが望ましい。こ
の自動貫入試験機は元々貫入ロッドの先端にスウェーデ
ン式サウンディング試験(以下、SS試験という)用の
スクリューポイントを取り付け、これを地中に貫入して
SS試験に準じた試験を行う装置であり、これを用いれ
ば採取ツールの貫入量を正確に把握して、土質サンプル
の採取を行うことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の本発明の土質サンプル採取ツー
ルによれば、これを地中に貫入して土質サンプルを採取
する時、所定深度に達するまでにボディに掻き込まれた
不要な土砂を排出孔から排出することができ、地中の所
望深度における土質サンプルを確実に採取し、確実な地
質判定を行うことができる等の利点がある。また、掘削
爪によりボディ内に良好に土砂を掻き込むことができる
とともに、回転貫入を効率よく行い、より深い深度まで
採取ツールを速やかに貫入して土質サンプルを得ること
ができる等の利点がある。さらに、排出孔はボディ側面
に開口し、掘削爪はボディ側面に突出する構造であるた
め、構造簡単にしてコンパクトな構成で確実に不要な土
砂を排出できる土質サンプル採取ツールを提供すること
ができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土質サンプル採取ツールを示し、
(a)は正面図、(b)は拡大底面図である。
【図2】本発明に係る土質サンプル採取ツールを示し、
(a)は側面図、(b)はそのA−A線断面図である。
【図3】本発明に係る土質サンプル採取ツールの動作説
明用斜視図である。
【図4】本発明に係る土質サンプル採取ツールの動作説
明図である。
【図5】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 土質サンプル採取ツール 2 ヘッド 3 ボディ 3a 中空穴 4 掘削爪 4a 切欠 5 排出孔 6 テーパピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に開口する中空穴が形成されたボディ
    を有し、このボディの中空穴に挿通する排出孔を形成し
    たことを特徴とする土質サンプル採取ツール。
  2. 【請求項2】ボディには掘削爪が取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の土質サンプル採取ツー
    ル。
  3. 【請求項3】掘削爪は、ボディを回転させて地中に貫入
    した時、ボディ先端開口からボディ内部へ土砂を掻き込
    む構成であることを特徴とする請求項2に記載の土質サ
    ンプル採取ツール。
  4. 【請求項4】排出孔はボディ軸線に交差する方向に延び
    て設けられ、また掘削爪はボディの回転にともなってボ
    ディと隙間ができる大きさの掘削穴を形成し得るよう、
    ボディ外周面から突出して配置されていることを特徴と
    する請求項2又は請求項3に記載の土質サンプル採取ツ
    ール。
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