JP2018180588A - 作業時間計測システム及びそれを用いた作業指示システム - Google Patents

作業時間計測システム及びそれを用いた作業指示システム Download PDF

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Abstract

【課題】より適切な作業時間を計測することができる作業時間計測システムを提供する。【解決手段】作業時間計測システム2は、作業者Aが処理機械MC2に関する作業を行うための作業エリア22a内に、作業者Aが位置することを検出するエリアセンサ22と、作業者Aによって入力される作業の開始情報、作業の終了情報、作業の中断情報、及び、作業の再開情報の少なくとも何れか一つ、又は、処理機械MC2の稼働状況を取得する複合情報取得部16と、エリアセンサ22による検出情報、及び、複合情報取得部16により取得される情報に基づいて、作業者Aによる作業時間を計測する作業時間計測部17とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、作業時間計測システム及びそれを用いた作業指示システムに関するものである。
特許文献1には、作業者が作業ステーション近傍に位置する時間を検出することにより、作業者の作業時間を収集する装置が記載されている。すなわち、当該収集装置は、作業者に携帯させるIDタグと、作業ステーションに設けてIDタグの受信可能領域内への入出を検出する受信部材と、IDタグが受信部材の受信可能領域内に入っていた時間を作業者の作業時間として収集する制御機とを備える。
特許文献2には、作業者によって入力操作される作業の開始ボタン、終了ボタン、一時停止ボタンを用いて、入力された情報に基づいて作業者の作業時間を検出することが記載されている。
特開2005−115722号公報 特開2005−56272号公報
作業者が作業ステーション近傍に位置することをもって作業時間を計測する場合には、例えば、作業者が作業ステーション近傍に位置するとしても、作業者が作業を行っていない状況が存在すると、適切な作業時間を計測できない。一方、作業者が作業の開始ボタン、終了ボタン、一時停止ボタンなどを入力したことをもって作業時間を計測する場合には、作業者が入力し忘れた場合、適切な作業時間を計測できない。
本発明は、より適切な作業時間を計測することができる作業時間計測システムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、上記作業時間計測システムを用いた作業指示システムを提供することを目的とする。
(1.作業時間計測システム)
本発明に係る作業時間計測システムは、作業者が処理機械に関する作業を行うための作業エリア内に、前記作業者が位置することを検出するエリアセンサと、前記作業者によって入力される前記作業の開始情報、前記作業の終了情報、前記作業の中断情報、及び、前記作業の再開情報の少なくとも何れか一つ、又は、前記処理機械の稼働状況を取得する複合情報取得部と、前記エリアセンサによる検出情報、及び、前記複合情報取得部により取得される情報に基づいて、前記作業者による作業時間を計測する作業時間計測部とを備える。
作業時間計測部は、エリアセンサによる検出情報と複合情報取得部により取得される情報と複合的に用いて、作業時間を計測している。従って、エリアセンサによる検出情報のみを用いた場合に比べて、より適切な作業時間の計測が可能となる。
(2.作業指示システム)
本発明に係る作業指示システムは、複数の処理機械を備える設備を対象とし、前記複数の処理機械に対する複数の作業者のそれぞれへの作業指示を行うシステムである。作業指示システムは、上述した作業時間計測システムにより計測された前記作業時間に基づいて決定された前記作業者の作業能力を記憶する能力データベースと、前記複数の処理機械による処理と前記複数の処理機械に対する作業者による作業とに関する実行順序が規定された工程計画を記憶する工程計画記憶部と、前記複数の処理機械の現在状態及び前記工程計画に基づいて、前記作業者が行う次作業候補を抽出する次作業候補抽出部と、前記能力データベースに記憶される前記作業能力に基づいて、前記次作業候補の中から所定の作業者に対する次作業を決定する次作業決定部とを備える。
能力データベースには、より適切に計測された作業時間に基づいて決定された作業能力を記憶する。次作業決定部が、当該作業能力に基づいて次作業を決定する。このように、次作業が作業者の適切に評価された作業能力に基づいて決定されているため、工程計画どおりの実行が期待できる。
作業指示システム1の構成を示す配置図である。 作業指示システム1の構成を示す機能ブロック図である。 工程計画を示す図である。 能力データベース12を示す図である。 表示指示部15による処理を示すフローチャートである。 携帯デバイス23を示し、初期画面が表示されている状態を示す。 携帯デバイス23を示し、次作業指示画面が表示されている状態を示す。 携帯デバイス23を示し、再通知待ち画面が表示されている状態を示す。 携帯デバイス23を示し、作業中画面が表示されている状態を示す。 携帯デバイス23を示し、中断中画面が表示されている状態を示す。 第一実施形態におけるエリアセンサ22、携帯デバイス23、処理機械MC2の各状態のタイムチャートを示し、作業時間及び中断時間を合わせて表示する。 作業時間計測部17による作業開始時刻決定処理を示すフローチャートである。 作業時間計測部17による作業終了時刻決定処理を示すフローチャートである。 作業時間計測部17による中断時間算出処理を示すフローチャートである。 第二実施形態におけるエリアセンサ22、携帯デバイス23、処理機械MC2の各状態のタイムチャートを示し、作業時間及び中断時間を合わせて表示する。 作業時間計測部17による作業開始時刻決定処理を示すフローチャートである。 作業時間計測部17による作業終了時刻決定処理を示すフローチャートである。
(1.第一実施形態)
(1−1.作業指示システム1の構成)
作業指示システム1の構成について、図1−図4を参照して説明する。作業指示システム1は、複数の処理機械MC1−MC3を備える設備を対象とし、複数の処理機械MC1−MC3に対する複数の作業者のそれぞれへの作業指示を行う。また、作業指示システム1には、各作業者A,B,Cによる作業種別毎の作業時間を計測する作業時間計測システム2を含む。
複数の処理機械MC1−MC3は、例えば、種々の対象物の生産を行う生産機械、対象物の搬送を行う物流機械などである。生産機械としての処理機械MC1−MC3は、例えば、マシニングセンタ、旋盤、研削盤などの工作機械であり、ライン状に配列されている。
作業指示システム1は、処理機械MC1−MC3のそれぞれに設けられた稼働状況取得装置21を備える。稼働状況取得装置21は、処理機械MC1−MC3のそれぞれが停止状態、自動運転状態、運転準備状態、異常停止状態などの状況を取得する。
停止状態とは、処理機械MC1−MC3の電源がOFFの状態である。自動運転状態とは、処理機械MC1−MC3がCNC(Computerized Numerical Control)機械の場合にNCプログラムに従って自動運転が行われている状態である。なお、処理機械MC1−MC3が汎用機の場合には、自動運転状態が存在しない。運転準備状態とは、電源がONの状態で、自動運転状態ではない状態である。異常停止状態とは、異常により停止している状態である。一般に、処理機械MC1−MC3に搭載されているシグナルタワーにより、作業者は、各状態を視認することができる。
作業指示システム1は、さらにエリアセンサ22を備える。エリアセンサ22は、処理機械MC1−MC3のそれぞれに設けられており、作業者A−Cが対応する処理機械MC1−MC3の近傍(作業エリア22a内(図1に示す))に位置しているか否かを検出する。作業エリア22aは、作業者A−Cが当該処理機械MC1−MC3に関する作業を行うために設定されたエリアである。エリアセンサ22は、後述する携帯デバイス23に搭載されている通信機器のID情報を取得する。つまり、エリアセンサ22は、携帯デバイス23の位置を検出することにより、対応する作業エリア22a内に当該通信機器が存在しているか否かを検出する。このようにして、エリアセンサ22は、携帯デバイス23を携帯している作業者A−Cが作業エリア22a内に位置しているか否かを検出する。
なお、エリアセンサ22は、上記構成に限られず、作業者A−Cが作業エリア22a内に位置することを検出できればよい。例えば、エリアセンサ22は、携帯デバイス23に搭載されたGPS機器などの位置情報を取得することによって、当該機器が作業エリア22a内に位置しているか否かを検出するようにしてもよい。
作業指示システム1は、さらに、携帯デバイス23を備える。携帯デバイス23は、作業者A−Cのそれぞれにより携帯可能である。携帯デバイス23は、作業指示及び入力ボタンを表示する表示装置23a、表示装置23aに表示されている入力ボタンに対応する情報を入力可能な入力装置23b、通信機器23cを備える。表示装置23aにおける表示内容は、後述する。
入力装置23bが入力可能な情報は、作業者A−Cの入力に基づいて作業の開始情報、作業の終了情報、作業の中断情報、作業の再開情報、及び、作業の開始の再通知情報である。各情報の詳細は、後述する。通信機器23cは、上述したエリアセンサ22により通信可能であって、エリアセンサ22が取得可能なID情報を有している。さらに、通信機器23cは、入力装置23bに入力された各種情報を通信可能である。
作業指示システム1は、さらに、管理装置10を備える。管理装置10は、稼働状況取得装置21、エリアセンサ22、及び、携帯デバイス23から取得した情報に基づいて、作業者A−Cに対する次作業指示を行う。さらに、管理装置10は、稼働状況取得装置21、エリアセンサ22、及び、携帯デバイス23から取得した情報に基づいて、作業者A−Cが行った作業時間の計測を行う。
管理装置10は、工程計画記憶部11、能力データベース12、次作業候補抽出部13、次作業決定部14、及び、表示指示部15を備える。工程計画記憶部11は、図3に示すように、複数の処理機械MC1−MC3による処理と複数の処理機械MC1−MC3に対する作業者A−Cによる作業とに関する実行順序が規定された工程計画を記憶する例えば、工程計画記憶部11は、1日分の工程計画を記憶する。
図3において、白抜き枠が、作業者A−Cによる作業であり、ハッチング枠が、処理機械MC1−MC3による処理である。図3には、処理機械MC1−MC3による処理の前に、作業者A−Cによる段取り作業を行う場合が例示されている。例えば、部品aは、処理機械MC1、MC2、MC3の順で、加工を必要とし、処理機械MC1−MC3のそれぞれの前段階に作業者A−Cによる段取り作業が行われる。
ここで、工程計画は、例えば、対象物の生産計画に基づいて、管理者によって予め決定される。さらに、工程計画において、作業者による作業は、上述した標準作業時間に基づき設定されている。つまり、各作業が標準作業時間で行われた場合に、工程計画どおりに実行されることとなる。
能力データベース(DB)12は、図4に示すように、複数の作業者A−C及び複数の作業種別に関して、作業者A−C毎に作業種別毎の作業能力の高さを示す指標値Lv(上段)と、指標値Lvを導出するための作業時間(中段)と、1回の作業に行った平均中断時間(下段)とを記憶する。ここで、作業種別は、生産対象の部品a−d、且つ、使用する処理機械MC1−MC3により、分類されている。例えば、部品aの場合は、3つの処理機械MC1−MC3を使用するため、処理機械MC1−MC3のそれぞれが、各作業種別として分類されている。
作業時間とは、過去において、対象の作業種別の作業1回に要した最短時間である。この他に、作業時間は、対象の作業種別の作業を最近行ったときの作業1回に要した最新時間としてもよい。また、当該作業種別の作業が頻繁に行われる場合には、作業時間は、最短時間とし、当該作業種別の作業が例えば年に2回のように僅かな回数だけ行われる場合には、作業時間は、最新時間としてもよい。作業時間は、後述する作業時間計測部17により計測された作業時間に対応し、適宜更新される。
作業能力の高さを示す指標値Lvは、作業時間計測部17により計測された作業時間に基づいて決定される。例えば、指標値Lvは、作業時間が短いほど、高い値となり、作業時間が長いほど、低い値となる。本実施形態においては、指標値Lvは、0〜4の5段階を例示する。指標値Lv.0は、未経験者又はそれに近い者の作業能力に相当する。指標値Lv.4は、熟練者の作業能力に相当する。そして、指標値Lv.1〜Lv.3は、Lv.4に近いほど、作業能力が高いことを示す。
また、各作業種別の作業について、標準作業時間が設定されている。標準作業時間は、指標値Lv.3〜Lv.4の作業者による平均的な単位作業時間としている。例えば、単位作業時間が標準作業時間以下になれば、当該作業者の作業能力を示す指標値Lvは、Lv.4とする。さらに、指標値Lv.1〜Lv.3についても、標準作業時間に基づいて境界時間が設定されている。そして、標準作業時間についても、作業時間計測部17により計測された作業時間に基づいて決定される。
また、平均中断時間は、過去に作業中に中断した合計時間を作業の回数で除した値である。平均中断時間は、作業者A−Cの作業能力を直接的に示す指標ではないが、作業者A−Cの作業状況の指標の一つとして用いられる。
次作業候補抽出部13は、稼働状況取得装置21により取得された複数の処理機械MC1−MC3の現在状態、及び、工程計画記憶部11に記憶されている工程計画を取得する。そして、次作業候補抽出部13は、処理機械MC1−MC3の現在状態及び工程計画に基づいて、作業者A−Cが行う次作業候補を抽出する。次作業候補は、設備全体として、現在、作業者A−Cによる作業を必要とする作業である。
次作業決定部14は、次作業候補抽出部13により抽出された次作業候補を取得すると共に、当該次作業候補に対応する作業者A−Cの作業能力を能力データベース12から取得する。そして、次作業決定部14は、次作業候補と当該次作業候補に対応する作業者A−Cの作業能力とに基づいて、作業者A−Cに対する次作業を決定する。例えば、次作業決定部14は、工程の進捗度、作業者の作業能力、他の作業者の作業状況などを考慮して、次作業候補を行うべき作業者を決定する。
表示指示部15は、作業者A−Cが携帯している携帯デバイス23に対して、次作業決定部14によって決定された作業の指示を送信する。表示指示部15は、携帯デバイス23の表示装置23aに、作業指示の内容を表示させる。
管理装置10は、さらに、複合情報取得部16、及び、作業時間計測部17を備える。複合情報取得部16は、作業者A−Cによって携帯デバイス23により入力される作業の開始情報、作業の終了情報、作業の中断情報、作業の再開情報、及び、作業の開始の再通知情報を取得する。つまり、複合情報取得部16は、携帯デバイス23の入力装置23bにて作業者A−Cが入力した場合に、入力された情報を取得する。
さらに、複合情報取得部16は、稼働状況取得装置21により取得された処理機械MC1−MC3の稼働状況を取得する。つまり、複合情報取得部16は、処理機械MC1−MC3のそれぞれについて、停止状態、自動運転状態、運転準備状態、異常停止状態などの状況を取得する。特に、複合情報取得部16は、稼働状況としての自動運転開始情報を取得する。
作業時間計測部17は、エリアセンサ22による検出情報、及び、複合情報取得部16により取得される情報に基づいて、作業者A−Cによる作業時間を計測する。さらに、作業時間計測部17は、作業時間の計測と共に、作業開始から作業終了するまでの間に中断した場合に中断時間を計測する。そして、作業時間計測部17が計測した1回の作業に関する作業時間及び中断時間は、能力データベース12に記憶される。
さらに、作業時間計測部17が計測した作業時間は、工程計画の作成の基準として、且つ、作業能力を示す指標値の基準として用いられる標準作業時間の決定に利用される。例えば、所定の作業能力を有する複数の作業者A−Cによる作業時間を考慮して、標準作業時間が決定される。
ここで、作業指示システム1を構成する、稼働状況取得装置21、エリアセンサ22、携帯デバイス23、複合情報取得部16及び作業時間計測部17が、作業時間計測システムを構成する。
(1−2.表示指示部15による処理及び表示装置23aの表示内容)
次に、表示指示部15による処理及び表示装置23aの表示内容について、図5−図10を参照して説明する。ここでは、作業者Aの携帯デバイス23を例にあげて説明する。表示指示部15は、図6に示すように、携帯デバイス23の表示装置23aに、初期画面の内容を表示させる(S1)。初期画面では、メッセージエリア31に「作業指示はありません。」とのメッセージが表示される。続いて、表示指示部15は、次作業決定部14によって決定された作業者A−Cに対する作業指示が有るか否かを判定する(S2)。作業指示がなければ(S2:N)、表示指示部15は、初期画面の表示を継続する。
一方、作業指示が有れば(S2:Y)、表示指示部15は、図7に示すように、携帯デバイス23の表示装置23aに、次作業指示画面の内容を表示させる(S3)。次作業指示画面では、メッセージエリア31に、生産対象の部品「a」及び使用する処理機械「MC2」が表示されると共に、「作業に向かってください。」とのメッセージが表示される。つまり、作業者Aが受け取った次作業指示は、対象の処理機械MC2の場所に移動して、部品aに関する準備作業に取り掛かるという内容である。さらに、次作業指示画面には、「再通知」ボタン32と、「作業開始」ボタン33が表示されている。
作業者Aは、直ちに当該作業に取り掛かる場合には、「作業開始」ボタン33を入力する。しかし、作業者Aは、例えば、別の作業を行っているため、直ちに当該作業に取り掛かることができない場合には、「再通知」ボタン32を入力する。
そこで、表示指示部15は、次作業指示画面において、作業者Aが「再通知」ボタン32による入力を行ったか、「作業開始」ボタン33による入力を行ったかを判定する(S4)。「再通知」ボタン32による入力が行われた場合には、表示指示部15は、通知タイマを起動させる(S5)。続いて、表示指示部15は、図8に示すように、携帯デバイス23の表示装置23aに、通知待ち画面の内容を表示させる(S6)。通知待ち画面では、メッセージエリア31に、生産対象の部品「a」及び使用する処理機械「MC2」が表示されると共に、「再通知待ちです。」とのメッセージが表示される。この状態では、作業者Aは、携帯デバイス23に対して何ら入力することができず、再通知を待つことのみとなる。
そして、再通知タイマが起動してから所定時間が経過するまでは(S7:N)、表示指示部15は、表示装置23aに、再通知待ち画面の表示を継続する。一方、再通知タイマが起動してから所定時間が経過した場合に(S7:Y)、表示指示部15は、表示装置23aに、図7に示す次作業指示画面の内容を再び表示させる(S3)。つまり、作業者Aは、図7に示すように、「再通知」ボタン32と「作業開始」ボタン33の何れかの入力が可能となる。
次に、表示装置23aに図7に示す次作業指示画面が表示されている状態において、作業者Aが「作業開始」ボタン33を入力した場合(S4)、表示指示部15は、図9に示すように、表示装置23aに、作業中画面の内容を表示させる(S8)。作業中画面では、メッセージエリア31に、生産対象の部品「a」及び使用する処理機械「MC2」が表示されると共に、「作業中です。」とのメッセージが表示される。さらに、作業中画面には、「中断」ボタン34と、「作業終了」ボタン35が表示されている。
作業者Aは、現在行っている作業が終了すれば「作業終了」ボタン35を入力する。場合によっては、作業者Aは、現在行っている作業を中断して、他事を行いたい場合がある。例えば、作業者Aが、例えば、休憩をしたい場合や、メンテナンス作業が必要となった場合などである。このような時間は、作業時間に含めるべきではないため、作業者Aは、「中断」ボタン34を入力する。
そこで、表示指示部15は、作業中画面において、作業者Aが「中断」ボタン34による入力を行ったか、「作業終了」ボタン35による入力を行ったかを判定する(S9)。「中断」ボタン34による入力が行われた場合には、表示指示部15は、図10に示すように、表示装置23aに、中断中画面の内容を表示させる(S10)。中断中画面では、メッセージエリア31に、生産対象の部品「a」及び使用する処理機械「MC2」が表示されると共に、「中断中です。」とのメッセージが表示される。さらに、中断中画面には、「再開」ボタン36が表示されている。作業者Aは、中断状態を終了して、作業を再開する場合に、「再開」ボタン36を入力することになる。
続いて、表示指示部15は、中断中画面において、作業者Aが「再開」ボタン36による入力を行ったか否かを判定する(S11)。「再開」ボタン36による入力がなければ(S11:N)、表示指示部15は、中断中画面の表示を継続する。一方、「再開」ボタン36による入力が有れば(S11:Y)、表示指示部15は、表示装置23aに図9に示す作業中画面の内容を再び表示させる(S8)。つまり、作業者Aは、図9に示すように、「中断」ボタン34と「作業終了」ボタン35の何れかの入力が可能となる。
次に、表示装置23aに図9に示す作業中画面が表示されている状態において、作業者Aが「作業終了」ボタン35を入力した場合(S9)、表示指示部15は、表示装置23aに図1に示す初期画面の内容を表示させる(S1)。つまり、作業者Aは、次作業の指示を待つことになる。
(1−3.作業時間計測部17による処理)
次に、作業時間計測部17による処理について図11−図14を参照して説明する。まず、エリアセンサ22の検出情報、携帯デバイス23の入力装置23bの入力情報、処理機械MC2の稼働状況について、図11に示すように変化するものとする。
図11に示すように、初期状態として、エリアセンサ22が非検出状態で、携帯デバイス23の入力装置23bは初期状態(図6に示す初期画面)であり、処理機械MC2は運転準備中である。時刻t0のときに、次作業指示が出され、表示装置23aに図7に示す次作業指示画面が表示される。続いて、時刻t1のときに、作業者Aが「再通知」ボタン32の入力を行い、表示装置23aに図8に示す再通知待ち画面が表示される。時刻t2のときに、再通知タイマが起動してから所定時間が経過して、表示装置23aに再び図7に示す次作業指示画面が表示される。
続いて、時刻t3のときに、作業者Aが「作業開始」ボタン33の入力を行い、表示装置23aに図9に示す作業中画面が表示される。続いて、時刻t4のときに、エリアセンサ22が、作業者Aが携帯している携帯デバイス23が処理機械MC2の作業エリア22a内に進入したことを検出する。続いて、時刻t5のときに、作業者Aが作業エリア22a外に一旦退出したが、時間T1を経過する前に、時刻t6のときに、作業者Aが作業エリア22a内に再び進入した。
続いて、時刻t7のときに、作業者Aが「中断」ボタン34の入力を行い、時刻t8のときに、作業者Aが「再開」ボタン36の入力を行った。時刻t9のときに、作業者Aが処理機械MC2の自動運転を開始することにより、処理機械MC2の稼働状態が運転準備中から自動運転状態となる。続いて、時刻t10のときに、作業者Aが作業エリア22a外へ退出して、時刻t11のときに、作業者Aが「作業終了」ボタン35の入力を行った。
作業時間計測部17による作業開始時刻決定処理は、図12に示すとおりである。すなわち、作業時間計測部17は、携帯デバイス23の作業エリア22a内への進入を取得したか否かを判定する(S21)。作業時間計測部17は、作業エリア22a内への進入を取得するまで、当該取得処理を繰り返す(S21:N)。
作業時間計測部17は、作業エリア22a内への進入を取得すると(S21:Y)、今回作業エリア22aへの進入時刻から時間T1前までに、当該携帯デバイス23の作業エリア22a外への退出を取得していたか否かを判定する(S22)。時間T1前までに作業エリア22a外への退出を取得していた場合には(S22:Y)、今回の作業エリア22a内への進入は作業の開始時刻とはせずに、次の作業エリア22a内への進入の取得処理を繰り返す(S21)。一方、時間T1前までに作業エリア22a外への退出を取得していなければ(S22:N)、今回の作業エリア22a内への進入時刻を作業の開始時刻とする(S23)。図11に示すように、時刻t4が作業の開始時刻となる。一方、時刻t6は、作業の開始時刻とはならない。これにより、作業の開始時刻がより適切な時刻とすることができる。
次に、作業時間計測部17による作業終了時刻決定処理は、図13に示すとおりである。すなわち、作業時間計測部17は、自動運転開始情報を取得したか否かを判定する(S31)。自動運転開始情報を取得した場合には(S31:Y)、作業時間計測部17は、自動運転開始情報の取得時刻を作業の終了時刻とする(S32)。
自動運転開始情報が取得されていない場合には(S31:N)、作業時間計測部17は、携帯デバイス23の作業エリア22a外への退出を取得したか否かを判定する(S33)。作業エリア22a外への退出を取得していなければ(S33:N)、再び自動運転開始情報が取得されたか否かの判定を行う(S31)。
一方、携帯デバイス23の作業エリア22a外への退出を取得した場合には(S33:Y)、作業エリア22a外への退出時刻から時間T1経過前までに、当該携帯デバイス23の作業エリア22a内への進入を取得したか否かを判定する(S34)。時間T1経過前までに作業エリア22a内への進入を取得した場合には(S34:Y)、今回の作業エリア22a外への退出は作業の終了時刻とはせずに、再び自動運転開始情報が取得されたか否かの判定を行う(S31)。時間T1経過前までに作業エリア22a内への進入を取得しなければ(S34:N)、今回の作業エリア22a外への退出時刻を作業の終了時刻とする(S35)。
つまり、自動運転開始情報の取得時刻が作業エリア22a外への退出時刻より前である場合に、自動運転開始情報の取得時刻を優先して、作業の終了時刻が決定されている。自動運転が開始されれば、作業者Aが作業エリア22a内にいたとしても、当該作業は終了しているとみなすことができる。図11においては、自動運転開始情報の取得時刻t9が退出時刻t10よりも早いため、時刻t9が作業の終了時刻とされている。これにより、より適切に作業時間を計測することができる。なお、作業者Aによる「作業終了」ボタン35の入力は、作業の終了時刻の決定に無関係とされている。
作業時間計測部17による中断時間算出処理は、図14に示すとおりである。すなわち、作業時間計測部17は、中断情報が取得されるまで判定を継続する(S41:N)。中断情報が取得されると(S41:Y)、作業時間計測部17は、中断時間のカウントを開始する(S42)。続いて、作業時間計測部17は、再開情報が取得されたか否かを判定し(S43)、再開情報が取得されれば(S43:Y)、中断時間のカウントを終了して、中断情報の取得時刻から再開情報の取得時刻までを中断時間として算出する(S44)。ここで、中段情報の取得時刻から再開情報の取得時刻までの時間が、著しく短い場合(例えば、1secなど)には、誤入力又は誤操作であると判断して、中間時間として算出しないようにしてもよい。
中断時間のカウントを開始した後に、再開情報が取得されずに(S43:N)、作業時間計測部17は、携帯デバイス23の作業エリア22a外への退出又は自動運転開始情報を取得した場合には(S45)、中断はないものとして中断時間のカウントを終了する(S46)。また、作業エリア22a外への退出も、自動運転開始情報も取得されなければ、作業時間計測部17は、再び、再開情報が取得されたか否かの判定を行う(S43)。
図11においては、時刻t7のときに「中断」ボタン34の入力がなされ、時刻t8のときに「再開」ボタン36の入力がなされている。従って、中断情報の取得時刻t7から再開情報の取得時刻t8までの時間が、中断時間となる。
そして、作業時間計測部17は、上述したように、作業の開始時刻t4、作業の終了時刻t9、及び、中断時間(t7−t8)に基づいて、作業時間を算出する。詳細には、作業時間計測部17は、作業の開始時刻t4から作業の終了時刻t9までの時間から、中断時間(t7−t8)を除くことにより、作業時間を得る。従って、より適切な作業時間が得られる。
そして、このようにして得られた作業時間は、能力データベース12に記憶される。さらに、作業時間計測部17は、中断時間を算出している。算出した中断時間についても、能力データベース12に記憶される。
また、作業時間計測部17は、中断情報を取得した後に、再開情報を取得することなく、エリアセンサ22によって作業者Aが作業エリア22a外へ退出したことを検出した場合には、作業の中断がないものとして作業時間を計測する。作業者Aが「再開」ボタン36の入力を忘れた場合に、このようなことになる。この場合、いつ作業が再開されたのかを把握することができない。そこで、再開情報を取得できずに、作業が終了した場合には、中断がないものとすることで、作業時間が短くカウントされることを防止する。
(2.第二実施形態)
第二実施形態の作業時間計測部17による処理について、図15−図17を参照して説明する。まず、エリアセンサ22の検出情報、携帯デバイス23の入力装置23bの入力情報、処理機械MC2の稼働状況について、図15に示すように変化するものとする。
図15に示すように、初期状態として、エリアセンサ22が非検出状態で、携帯デバイス23の入力装置23bは初期状態(図6に示す初期画面)であり、処理機械MC2は運転準備中である。時刻t20のときに、次作業指示が出され、表示装置23aに図7に示す次作業指示画面が表示される。続いて、時刻t21のときに、作業者Aが「再通知」ボタン32の入力を行い、表示装置23aに図8に示す再通知待ち画面が表示される。時刻t22のときに、再通知タイマが起動してから所定時間が経過して、表示装置23aに再び図7に示す次作業指示画面が表示される。
続いて、時刻t23のときに、エリアセンサ22が、作業者Aが携帯している携帯デバイス23が処理機械MC2の作業エリア22a内に進入したことを検出する。その直後である時刻t24のときに、作業者Aが「作業開始」ボタン33の入力を行い、表示装置23aに図9に示す作業中画面が表示される。続いて、時刻t25のときに、作業者Aが作業エリア22a外に一旦退出したが、時間T1を経過する前に、時刻t26のときに、作業者Aが作業エリア22a内に再び進入した。
続いて、時刻t27のときに、作業者Aが「中断」ボタン34の入力を行い、時刻t28のときに、作業者Aが「再開」ボタン36の入力を行った。続いて、時刻t29のときに、作業者Aが「作業終了」ボタン35の入力を行った。その直後の時刻t30のときに、作業者Aが処理機械MC2の自動運転を開始することにより、処理機械MC2の稼働状態が運転準備中から自動運転状態となる。続いて、時刻t31のときに、作業者Aが作業エリア22a外へ退出した。
作業時間計測部17による作業開始時刻決定処理は、図16に示すとおりである。すなわち、作業時間計測部17は、携帯デバイス23の作業エリア22a内への進入を取得したか否かを判定する(S51)。作業時間計測部17は、作業エリア22a内への進入を取得するまで、当該取得処理を繰り返す(S51:N)。
作業時間計測部17は、作業エリア22a内への進入を取得すると(S51:Y)、今回作業エリア22aへの進入時刻から時間T1前までに、当該携帯デバイス23の作業エリア22a外への退出を取得していたか否かを判定する(S52)。時間T1前までに作業エリア22a外への退出を取得していた場合には(S52:Y)、今回の作業エリア22a内への進入は作業の開始時刻とはせずに、次の作業エリア22a内への進入の取得処理を繰り返す(S51)。
一方、時間T1前までに作業エリア22a外への退出を取得していなければ(S52:N)、作業時間計測部17は、次に、作業エリア22a内への進入時刻から時間T2を経過する前に、作業者Aの入力によって作業の開始情報を取得したか否かを判定する(S53)。この時間T2は、非常に短い時間に設定される。
そして、時間T2経過前に作業の開始情報を取得していなければ(S53:N)、今回の作業エリア22a内への進入時刻が作業の開始時刻と決定される(S54)。時間T2経過前に作業の開始情報を取得している場合(S53:Y)とは、すなわち、作業の開始情報の取得時刻が進入時刻より後であって、作業の開始情報の取得時刻と進入時刻との差が時間T2以内である場合に相当する。この場合、作業者Aの入力による作業の開始情報の取得時刻が作業の開始時刻として決定される(S55)。
図15に示すように、時刻t23と時刻t24との差が、時間T2以内である。そのため、作業者Aの入力による作業の開始情報の取得時刻t24が作業の開始時刻となる。作業エリア22a内への進入時刻が基本となるが、進入時刻の直後に、作業者Aが「作業開始」ボタン33の入力を行うことがある。このような場合には、進入時刻よりも、「作業開始」ボタン33の入力を行ったときの方が、作業の開始時刻としては適切である。そこで、上記のようにすることで、作業の開始時刻がより適切な時刻とすることができる。
次に、作業時間計測部17による作業終了時刻決定処理は、図17に示すとおりである。すなわち、作業時間計測部17は、自動運転開始情報を取得したか否かを判定する(S61)。自動運転開始情報を取得した場合には(S61:Y)、作業時間計測部17は、次に、自動運転開始情報の取得時刻よりも時間T3前までに、作業者Aの入力によって作業の終了情報を取得したか否かを判定する(S62)。この時間T3は、非常に短い時間に設定される。
そして、時間T3前までに作業の終了情報を取得していなければ(S62:N)、自動運転開始情報の取得時刻が作業の終了時刻と決定される(S63)。時間T3前までに作業の終了情報を取得している場合(S62:Y)とは、すなわち、作業の終了情報の取得時刻が自動運転開始時刻より前であって、作業の終了情報の取得時刻と自動運転開始時刻との差が時間T3以内である場合に相当する。この場合、作業者Aの入力による作業の終了情報の取得時刻が作業の開始時刻として決定される(S64)。
自動運転開始情報が取得されていない場合には(S61:N)、作業時間計測部17は、携帯デバイス23の作業エリア22a外への退出を取得したか否かを判定する(S65)。作業エリア22a外への退出を取得していなければ(S65:N)、再び自動運転開始情報が取得されたか否かの判定を行う(S61)。
一方、携帯デバイス23の作業エリア22a外への退出を取得した場合には(S33:Y)、作業エリア22a外への退出時刻から時間T1経過前までに、当該携帯デバイス23の作業エリア22a内への進入を取得したか否かを判定する(S66)。時間T1経過前までに作業エリア22a内への進入を取得した場合には(S66:Y)、今回の作業エリア22a外への退出は作業の終了時刻とはせずに、再び自動運転開始情報が取得されたか否かの判定を行う(S61)。
時間T1経過前までに作業エリア22a内への進入を取得しなければ(S66:N)、作業時間計測部17は、次に、作業エリア22a外への退出時刻よりも時間T3前までに、作業者Aの入力によって作業の終了情報を取得したか否かを判定する(S67)。この時間T3は、非常に短い時間に設定される。
そして、時間T3前までに作業の終了情報を取得していなければ(S67:N)、作業エリア22a外への退出時刻が作業の終了時刻と決定される(S68)。時間T3前までに作業の終了情報を取得している場合(S67:Y)とは、すなわち、作業の終了情報の取得時刻が退出時刻より前であって、作業の終了情報の取得時刻と退出時刻との差が時間T3以内である場合に相当する。この場合、作業者Aの入力による作業の終了情報の取得時刻が作業の開始時刻として決定される(S69)。
図15においては、作業者Aの入力による作業の終了情報の取得時刻t29が、自動運転開始情報の取得時刻t30及び退出時刻t31のうち早い時刻よりも早い。さらに、時刻t29と、時刻t30及びt31の早い時刻との差が、時間T3以内である。そのため、作業者Aの入力による作業の終了情報の取得時刻t29が作業の終了時刻となる。自動運転開始時刻又は作業エリア22a外への退出時刻が基本となるが、これらの時刻の直前に、作業者Aが「作業終了」ボタン35の入力を行うことがある。このような場合には、自動運転開始時刻及び退出時刻よりも、「作業終了」ボタン35の入力を行ったときの方が、作業の終了時刻としては適切である。そこで、上記のようにすることで、作業の終了時刻がより適切な時刻とすることができる。
ここで、処理機械MC1−MC3が汎用機の場合には、自動運転状態が存在しない。この場合、退出時刻と作業者Aの入力による作業の終了情報の取得時刻との差が時間T3以内である場合に、作業の終了情報の取得時刻が作業の終了時刻として決定される。
そして、作業時間計測部17は、上述したように、作業の開始時刻t24、作業の終了時刻t29、及び、中断時間(t27−t28)に基づいて、作業時間を算出する。詳細には、作業時間計測部17は、作業の開始時刻t24から作業の終了時刻t29までの時間から、中断時間(t27−t28)を除くことにより、作業時間を得る。従って、より適切な作業時間が得られる。
1:作業指示システム、 2:作業時間計測システム、 10:管理装置、 11:工程計画記憶部、 12:能力データベース、 13:次作業候補抽出部、 14:次作業決定部、 15:表示指示部、 16:複合情報取得部、 17:作業時間計測部、 21:稼働状況取得装置、 22:エリアセンサ、 22a:作業エリア、 23:携帯デバイス、 A,B,C:作業者、 MC1、MC2,MC3:処理機械

Claims (9)

  1. 作業者が処理機械に関する作業を行うための作業エリア内に、前記作業者が位置することを検出するエリアセンサと、
    前記作業者によって入力される前記作業の開始情報、前記作業の終了情報、前記作業の中断情報、及び、前記作業の再開情報の少なくとも何れか一つ、又は、前記処理機械の稼働状況を取得する複合情報取得部と、
    前記エリアセンサによる検出情報、及び、前記複合情報取得部により取得される情報に基づいて、前記作業者による作業時間を計測する作業時間計測部と、
    を備える、作業時間計測システム。
  2. 前記複合情報取得部は、前記作業者によって入力される前記作業の前記中断情報及び前記作業の前記再開情報を取得し、
    前記作業時間計測部は、
    前記作業者の前記作業エリア内への進入時刻に基づいて前記作業の開始時刻を決定し、
    前記作業者の前記作業エリア外への退出時刻に基づいて前記作業の終了時刻を決定し、
    前記開始時刻から前記終了時刻までの時間から、前記中断情報の取得時刻から前記再開情報の取得時刻までを除いた時間に基づいて、前記作業時間を計測する、請求項1に記載の作業時間計測システム。
  3. 前記作業時間計測部は、前記中断情報を取得した後に、前記再開情報を取得することなく、前記エリアセンサによって前記作業者が前記作業エリア外へ退出したことを検出した場合には、前記作業の中断がないものとして前記作業時間を計測する、請求項2に記載の作業時間計測システム。
  4. 前記複合情報取得部は、前記処理機械の稼働状況としての自動運転開始情報を取得し、
    前記作業時間計測部は、前記自動運転開始情報の取得時刻が前記作業者の前記作業エリア外への退出時刻より前である場合に、前記自動運転開始情報の取得時刻に基づいて前記作業の終了時刻を決定する、請求項1−3の何れか一項に記載の作業時間計測システム。
  5. 前記複合情報取得部は、前記作業者によって入力される前記作業の前記終了情報を取得し、
    前記終了情報の取得時刻が前記退出時刻及び前記自動運転開始情報の取得時刻より前であり、前記終了情報の取得時刻と前記退出時刻及び前記自動運転開始情報の取得時刻のうちの早い時刻との差が所定時間以内である場合に、前記終了情報の取得時刻に基づいて前記終了時刻を決定する、請求項4に記載の作業時間計測システム。
  6. 前記複合情報取得部は、前記作業者によって入力される前記作業の前記終了情報を取得し、
    前記作業時間計測部は、前記終了情報の取得時刻が前記作業者の前記作業エリア外への退出時刻より前であって前記終了情報の取得時刻と前記退出時刻との差が所定時間以内である場合に、前記終了情報の取得時刻に基づいて前記作業の終了時刻を決定する、請求項1−3の何れか一項に記載の作業時間計測システム。
  7. 前記複合情報取得部は、前記作業者によって入力される前記作業の前記開始情報を取得し、
    前記作業時間計測部は、前記開始情報の取得時刻が前記作業者の前記作業エリア内への進入時刻より後であって前記開始情報の取得時刻と前記進入時刻との差が所定時間以内である場合に、前記開始情報の取得時刻に基づいて前記作業の開始時刻を決定する、請求項1−6の何れか一項に記載の作業時間計測システム。
  8. 前記作業時間計測システムは、前記作業者により携帯可能な携帯デバイスをさらに備え、
    前記携帯デバイスは、前記作業の前記開始情報、前記作業の前記終了情報、前記作業の前記中断情報、及び、前記作業の前記再開情報の少なくとも何れか一つを前記作業者が入力可能であり、
    前記エリアセンサは、前記携帯デバイスの位置を検出することにより、前記作業者が前記作業エリア内に位置するか否かを検出し、
    前記複合情報取得部は、前記携帯デバイスにより入力された情報を取得する、請求項1−7の何れか一項に記載の作業時間計測システム。
  9. 複数の処理機械を備える設備を対象とし、前記複数の処理機械に対する複数の作業者のそれぞれへの作業指示を行う作業指示システムであって、
    請求項1−8の何れか一項に記載の作業時間計測システムにより計測された前記作業時間に基づいて決定された前記作業者の作業能力を記憶する能力データベースと、
    前記複数の処理機械による処理と前記複数の処理機械に対する作業者による作業とに関する実行順序が規定された工程計画を記憶する工程計画記憶部と、
    前記複数の処理機械の現在状態及び前記工程計画に基づいて、前記作業者が行う次作業候補を抽出する次作業候補抽出部と、
    前記能力データベースに記憶される前記作業能力に基づいて、前記次作業候補の中から所定の作業者に対する次作業を決定する次作業決定部と、
    を備える、作業指示システム。
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