JPWO2017168652A1 - 演算装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図面を参照して、本発明に係る演算装置10の一実施形態について説明する。この演算装置10は、作業支援システム1に備えられる。この作業支援システム1について、図を参照して説明する。
図1は、本実施形態の作業支援システム1の機能概要の一例を示す図である。作業支援システム1は、工場等における作業の支援を行うシステムである。この作業支援システム1は、生産計画、設備稼働状況、作業者動態等の情報に基づいて、設備と作業者との関係を示す画像P1をディスプレイ等に表示する。また、作業支援システム1は、設備と作業者との関係に基づいて、作業者に作業指示を出すことや、作業についての各種分析を行う。作業支援システム1は、このような機能を提供することにより、工場等における作業を支援する。
また、作業者OP1は、N1地区のセンサBc_1付近にいる。作業者OP2は、N2地区のセンサBc_2付近にいる。作業者OP3は、N3地区のセンサBc_3付近にいる。作業者OP4は、S2地区の事務室内のセンサBc_4付近にいる。
また、自動搬送車AGVは、センサBc_6の付近にいる。
予実乖離の原因には、例えば、「作業者OPが設備FCLの段取りに手間取っている」場合や、「作業者OPが他の作業に時間を取られ、設備FCLの段取りに着手できない」場合などがある。
これらの機能を実現する作業支援システム1の機能構成について図3を参照して説明する。
図3は、本実施形態の作業支援システム1の機能構成の一例を示す図である。作業支援システム1は、演算装置10と、設備情報記憶部20と、作業者動態取得部30と、スケジュール情報記憶部40と、設備稼働状況取得部50と、原因情報記憶部60と、通信部70と、表示部80とを備える。
設備情報記憶部20には、設備情報FCが記憶されている。この設備情報FCの一例について図4を参照して説明する。
なお、作業者動態取得部30は、センサBcを備えるものに限られず、カメラ、マイク、ビーコンなど、作業者OPの動態を取得できるものを備えていればよい。
図3に戻り、演算装置10は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備えており、状況情報生成部110と、予実乖離判定部120と、乖離原因判定部130と、作業者抽出部140と、出力制御部150とを、その機能部として備える。
この場合、状況情報生成部110は、設備FCLと作業者OPとの距離の遠近や、作業者OPが設備FCLの方向に向いているのか背を向けているのかなどの情報を、状況情報SIとして生成する。設備FCLが、操作盤、ワークが設置される加工室、などを有する場合、状況情報生成部110は、作業者OPが設備FCLの操作盤の位置にいるのか、加工室の位置にいるのかを示す情報を、状況情報SIとして生成する。
つまり、状況情報生成部110は、設備FCLと作業者OPとの相対位置を示す相対位置情報RPIを、状況情報SIとして生成する。
つまり、乖離原因判定部130は、相対位置情報RPIが、判定対象設備FCLと作業者OPとの距離が相対的に近いことを示す場合には、原因が当該判定対象設備FCLに対する当該作業者OPの作業に起因するものであると判定する。
つまり、乖離原因判定部130は、相対位置情報RPIが、判定対象設備FCLと作業者OPとの距離が相対的に遠いことを示す場合には、原因が、当該作業者OPによる作業のうち、当該判定対象設備FCLに対する作業以外の要因に起因するものであると判定する。この作業以外の要因には、当該判定対象設備FCLの故障などが含まれる。
表示部80は、液晶ディスプレイなどを備えており、出力制御部150が出力する画像を表示する。なお、作業支援システム1は、この表示部80に代えて又は加えて、音によって通知する音出力部、振動によって通知する振動部、光によって通知する発光部などを備えていてもよい。
次に、図7を参照して演算装置10の動作の一例について説明する。
図7は、本実施形態の演算装置10の動作の一例を示す図である。この一例においては、設備FCLが何らかの原因で停止し、作業スケジュールの予実に乖離が生じた場合について説明する。また、設備FCLの付近に作業者OPがいない場合において、演算装置10が設備FCLの稼働を再開させる作業の支援に適切な作業者OPを選択する場合を例にして説明する。なお、この一例では、適切な作業者OPとして、設備FCLの近くにいる作業者OPを選択する。
なお、出力制御部150は、工場の放送設備等に接続されていてもよい。この場合には、出力制御部150は、作業者OPに対して呼び出しを行う放送を行ってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Claims (9)
- 設備の状況を示す設備情報と、作業者の状況を示す作業者情報とに基づいて、前記設備の状況と前記作業者の状況との関係を示す状況情報を生成する状況情報生成部と、
前記状況情報を出力させる出力制御部と、
を備える演算装置。 - 前記状況情報には、前記設備と前記作業者との相対位置を示す相対位置情報が含まれ、
前記状況情報生成部は、
前記設備と前記作業者との相対位置を示す相対位置情報を、前記状況情報として生成し、
前記設備の稼働スケジュールと、当該設備の稼働状況とに基づいて、前記設備の稼働の予実の乖離度を判定する予実乖離判定部と、
複数の前記設備のうち、前記予実乖離判定部によって予実の乖離度が大きいと判定された判定対象設備の予実乖離の原因を、前記状況情報生成部が生成する前記相対位置情報に基づいて判定する乖離原因判定部と
を更に備える請求項1に記載の演算装置。 - 前記乖離原因判定部は、
前記相対位置情報が、前記判定対象設備と前記作業者との距離が相対的に近いことを示す場合には、前記原因が当該判定対象設備に対する当該作業者の作業に起因するものであると判定する
請求項2に記載の演算装置。 - 前記乖離原因判定部は、
前記相対位置情報が、前記判定対象設備と前記作業者との距離が相対的に遠いことを示す場合には、前記原因が、当該作業者による作業のうち、当該判定対象設備に対する作業以外の要因に起因するものであると判定する
請求項2又は請求項3に記載の演算装置。 - 設備の稼働スケジュールと、当該設備の稼働状況とに基づいて、設備の稼働の予実の乖離度を判定する予実乖離判定部と、
複数の前記設備のうち前記予実乖離判定部によって予実の乖離度が大きいと判定された設備である作業対象設備を担当する担当作業者を、前記設備の状況を示す設備情報と、作業者の状況を示す作業者情報とに基づいて、複数の作業者の中から抽出する作業者抽出部と
を備える請求項1に記載の演算装置。 - 前記予実乖離判定部は、
前記判定対象設備ごと、又は前記判定対象設備に対する作業ごとに重みづけされた判定基準に基づいて、設備の稼働の予実の乖離度を判定する
請求項5に記載の演算装置。 - 前記設備情報には、前記設備の位置を示す設備位置情報が含まれ、
前記作業者情報には、前記作業者の位置を示す作業者位置情報が含まれ、
前記作業者抽出部は、
前記設備位置情報と前記作業者位置情報とが示す、前記設備と前記作業者との相対位置に基づいて、前記担当作業者を抽出する
請求項5又は請求項6に記載の演算装置。 - 前記設備情報には、前記設備の稼働状態を示す稼働状態情報が含まれ、
前記作業者情報には、前記作業者の役割を示す役割情報が含まれ、
前記作業者抽出部は、前記稼働状態情報と前記役割情報とが示す、前記稼働状態と前記役割との対応関係に基づいて、前記担当作業者を抽出する
請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の演算装置。 - コンピュータに、
設備の状況を示す設備情報と、作業者の状況を示す作業者情報とに基づいて、前記設備の状況と前記作業者の状況との関係を示す状況情報を生成する状況情報生成ステップと、
前記状況情報を出力させる出力制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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