JP2018179680A - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査対象物の表面状態を判定し、さらに、当該検査対象物の反りも検知する場合でも、装置が大型化することを防止することができる検査装置および検査方法を提供すること。【解決手段】検査対象物WFの表面WF1の情報を取り入れる情報取り入れ手段20と、情報取り入れ手段20が取り入れた情報を基にして、検査対象物WFの表面状態を判定する制御手段30とを有し、情報取り入れ手段20は、検査対象物WFの表面WF1に焦点を合わせる測距手段21を備え、制御手段30は、測距手段21の測距結果を基にして、検査対象物WFの反りWPを検知可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置および検査方法に関する。
従来、検査対象物の表面状態を判定する検査装置において、当該検査対象物の反りも検知する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1に記載された検査装置では、検査対象物の外縁位置を特定するとともに、当該検査対象物の反りも検知する構成となっている。
特開2007−189211号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の検査装置では、ウェーハ500(検査対象物)の表面の情報を取り入れる表面検査装置551(情報取り入れ手段)と、検査対象物の反り量(反り)を検知するセンサヘッド546a、546b(測距手段)とが別体で構成されているため、装置が大型化するという不都合がある。
一方、特許文献1で開示された反り検出部540(検査装置)では、ウェーハ500(検査対象物)の表面の情報を取り入れるセンサ549(情報取り入れ手段)と、検査対象物の反り量(反り)を検知するセンサヘッド546a、546b(測距手段)とが別体で構成されているため、装置が大型化するという不都合がある。
本発明の目的は、検査対象物の表面状態を判定し、さらに、当該検査対象物の反りも検知する場合でも、装置が大型化することを防止することができる検査装置および検査方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、検査対象物の外縁位置を特定し、さらに、当該検査対象物の反りも検知する場合でも、装置が大型化することを防止することができる検査装置および検査方法を提供することにある。
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
本発明によれば、情報取り入れ手段が備えている測距手段の測距結果を基にして、検査対象物の反りを検知するので、検査対象物の表面状態を判定し、さらに、当該検査対象物の反りも検知する場合でも、装置が大型化することを防止することができる。
また、本発明によれば、情報取り入れ手段が備えている測距手段の測距結果を基にして、検査対象物の反りを検知するので、検査対象物の外縁位置を特定し、さらに、当該検査対象物の反りも検知する場合でも、装置が大型化することを防止することができる。
さらに、検査対象物の反り量を計測可能にすれば、当該検査対象物の反りの様子を詳しく調べることができる。
また、検査対象物の反り位置を特定可能にすれば、当該検査対象物の反りの様子をより詳しく調べることができる。
さらに、検査対象物の反りの検知結果と、検査対象物の反り量の計測結果と、反り位置の特定結果との少なくとも1つをデータ化し、当該データを他の装置に出力する構成とすれば、検査対象物の反りに応じた取り扱い方を他の装置で選択して所定の処理を施すことができる。
(A)は、本発明の第1実施形態に係る検査装置の側面図。(B)は、(A)の部分平面図。 本発明の第2実施形態に係る検査装置の側面図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1(A)を紙面手前方向から観た場合を基準とし、基準となる図を挙げることなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
[第1実施形態]
本発明の検査装置10は、検査対象物としての半導体ウエハ(以下、「ウエハ」ともいう)WFの表面WF1の情報を取り入れる情報取り入れ手段20と、情報取り入れ手段20が取り入れた情報を基にして、ウエハWFの表面状態(表面WF1の状態)を判定する制御手段30とを備え、ウエハWFを支持する支持手段40の上方であって、搬送手段50の近傍に配置されている。
なお、ウエハWFは、V字状のノッチVNがその外縁WF2に形成されている。
情報取り入れ手段20は、カメラや投影機等の撮像手段、光学センサや音波センサ等の各種センサ等からなり、ウエハWFの表面WF1の情報を取り入れるために、当該表面WF1に焦点を合わせる測距手段21を備え、表面WF1を撮像したりセンシングしたりして、当該表面WF1の画像データやセンシングデータ等の情報を取り入れることが可能に構成されている。測距手段21は、三角測距方式やタイム・オブ・フライト方式等によって、自動でウエハWFの表面WF1の任意の位置に焦点を合わせることができるものであればよく、当該測距手段21の測距基準位置21Aから焦点を合わせた位置までの離間距離SDを測距結果として取り入れることが可能に構成されている。
制御手段30は、パーソナルコンピュータ、シーケンサ、本発明の検査装置10の周辺機器も含めた設備全体または当該設備の一部を制御するホストコンピュータ等からなり、上述したウエハWFの表面状態の判定の他、測距手段21の測距結果を基にしたウエハWFの反りWPの検知と、測距手段21の測距結果を基にしたウエハWFの反り量の計測と、測距手段21の測距結果を基にしたウエハWFの反り位置の特定とが可能になっており、ウエハWFの表面状態の判定結果と、ウエハWFの反りWPの検知結果と、ウエハWFの反り量の計測結果と、ウエハWFの反り位置の特定結果と、その他の情報とをデータ化し、当該データを他の装置としての支持手段40および搬送手段50に出力する出力手段31を備えている。
支持手段40は、本体部41Aに対して出力テーブル41BをX軸方向およびY軸方向へ移動可能な駆動機器としてのXYテーブル41と、出力テーブル41B上に支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によってウエハWFを吸着保持可能な支持面42Aを有する支持テーブル42とを備えている。
搬送手段50は、第1〜第6アーム51A〜51Fによって構成された駆動機器としての多関節ロボット51と、当該多関節ロボット51の作業部である第6アーム51Fに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によってウエハWFを吸着保持可能な支持面52Aを有する搬送アーム52とを備えている。多関節ロボット51は、その作業範囲内において、搬送アーム52を介して第6アーム51Fで支持したものを何れの位置、何れの角度にでも変位可能な所謂6軸ロボット等が例示できる。
以上の検査装置10の動作を説明する。
先ず、各部材が図1中実線で示す初期位置で待機している検査装置10に対し、当該検査装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。その後、搬送手段50が多関節ロボット51を駆動し、図示しないウエハ配置位置に配置されているウエハWFの表面WF1に搬送アーム52の支持面52Aを当接させた後、図示しない減圧手段を駆動し、ウエハWFを吸着保持し、当該ウエハWFを支持テーブル42の支持面42A上に載置する。次いで、支持手段40が図示しない減圧手段を駆動し、ウエハWFの吸着保持を開始すると、搬送手段50が図示しない減圧手段の駆動を停止した後、多関節ロボット51を駆動し、搬送アーム52を初期位置に復帰させる。
そして、情報取り入れ手段20がカメラ等に備わっている測距手段21を駆動し、ウエハWFの表面WF1に焦点を合わせ、当該表面WF1を一括で撮像またはセンシングし、当該表面WF1の情報を取り入れる。情報取り入れ手段20がウエハWFの表面WF1の情報を取り入れると、制御手段30が当該情報を読み取り、それを基にして、例えば、表面WF1に形成された傷や割れ、表面WF1に付着した異物の存在、表面WF1に形成または印刷された造形物の不良等を不具合として表面状態を判定する。このとき、制御手段30は、情報取り入れ手段20が取り入れた情報を基にして、ウエハWFの中心WFCの位置を特定して当該中心WFCを基準位置として設定するとともに、ノッチVNの位置も特定する。次いで、制御手段30が出力手段31を駆動し、ウエハWFの中心WFCの位置情報を支持手段40に出力すると、支持手段40がXYテーブル41を駆動し、Z軸方向上方から見下ろした平面視において、測距手段21の測距基準位置21Aと、ウエハWFの中心WFCとが重なるように支持テーブル42を移動させる。
その後、支持手段40が図示しない減圧手段の駆動を停止すると、ウエハWFに反りWPがある場合、図1(A)中二点鎖線で示すように、反りWP部が支持面42Aから浮き上がる。次いで、情報取り入れ手段20がカメラ等に備わっている測距手段21を駆動し、ウエハWFの外縁WF2に焦点を合わせ、測距基準位置21Aから外縁WF2までの離間距離SDを測距結果として取り入れる。情報取り入れ手段20が測距結果を取り入れると、制御手段30が当該測距結果を読み取り、当該測距結果を基にして、ウエハWFの反り量の計測と反り位置の特定とを行う。
なお、本実施形態の測距方法の場合、測距基準位置21Aから外縁WF2までの離間距離SDは、ウエハWFに反りWPがない場合、一定の距離である基準長さとなるが、ウエハWFに反りWPがある場合、基準長さよりも短くなるので、制御手段30は、基準長さよりも短くなった離間距離SDから、反り量の計測と、反り位置の特定とができるようになっている。また、制御手段30は、離間距離SDの長さが基準長さに対して短くなった場合、反りWPがあると認識し、離間距離SDの長さが基準長さに対して短くならなかった場合、反りWPがないと認識することで、ウエハWFの反りWPの検知を行う。
本実施形態の場合、制御手段30は、ウエハWFの中心WFCを基準位置とし、ウエハWFのどの位置に、どのような反りWPがあるのかを特定する。すなわち、制御手段30は、例えば、図1(B)に示すように、ウエハWFの中心WFCからノッチVNの底点VN1に延びる線分LSから、中心WFCを中心として、角度α1から角度α2までの間であって、角度α3の位置に最大反り量H1の反りWP1と、角度β1から角度β2までの間であって、角度β3の位置に最大反り量H2の反りWP2とが存在することを特定する。その後、制御手段30が出力手段31を駆動し、ウエハWFの表面状態の判定結果と、ウエハWFの反りWPの検知結果と、ウエハWFの反り量の計測結果と、ウエハWFの反り位置の特定結果と、その他の情報としてのウエハWFの中心WFCの位置情報およびノッチVNの位置情報とをデータ化し、当該データを搬送手段50に出力する。
制御手段30が出力したデータが入力されると、搬送手段50が多関節ロボット51を駆動し、ウエハWFの中心WFCの位置とノッチVNの方向とが、搬送アーム52に対して所定の位置、所定の方向となるようにして、支持面52AをウエハWFの表面WF1に当接させた後、図示しない減圧手段を駆動し、ウエハWFの吸着保持を開始する。次いで、搬送手段50が多関節ロボット51を駆動し、支持面52Aで支持したウエハWFを次工程に搬送する。
ここで、制御手段30が出力したデータが入力されている搬送手段50は、例えば、制御手段30によって表面WF1に不具合がないと判定され、かつ、制御手段30によって反りWPがないと検知されたウエハWFや、制御手段30によって表面WF1に不具合がないと判定され、かつ、自らが反り量や、反りWPの領域の広さが規定値以下と判断したウエハWFや、制御手段30によって表面WF1の不具合が規定値以下と判定され、かつ、制御手段30によって反りWPがないと検知されたウエハWFや、制御手段30によって表面WF1の不具合が規定値以下と判定され、かつ、自らが反り量や、反りWPの領域の広さが規定値以下と判断したウエハWFを良品ウエハとし、当該良品ウエハを正規の次工程(例えば、ウエハWFを研削したり、個片化したりする工程等)に搬送する。
一方、搬送手段50は、例えば、前記良品ウエハ以外のウエハWFを不良ウエハとし、当該不良ウエハを、正規の次工程ではなく、別の工程(例えば、ウエハWFを回収したり、不具合箇所や反りWPを補修、修理、除去したりする工程等)に搬送する。その後、搬送手段50が多関節ロボット51を駆動し、搬送アーム52を初期位置に復帰させ、以降上述と同様の動作が繰り返される。
以上のような検査装置10によれば、情報取り入れ手段20が備えている測距手段21の測距結果を基にして、ウエハWFの反りWPを検知するので、ウエハWFの表面状態を判定し、さらに、当該ウエハWFの反りWPも検知する場合でも、装置が大型化することを防止することができる。
[第2実施形態]
本発明の検査装置10Aは、情報取り入れ手段20と、情報取り入れ手段20が取り入れた情報を基にして、ウエハWFの外縁位置(外縁WF2の位置)を特定する制御手段30Aとを備え、支持手段40Aの上方であって、搬送手段50の近傍に配置されている。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同等の構成で同等の機能を有するものは、当該第1実施形態と同じ番号を付してその構成説明は省略し、動作説明は簡略化する。
制御手段30Aは、制御手段30と同等のものからなり、上述したウエハWFの外縁位置の特定の他、ウエハWFの反りWPの検知と、ウエハWFの反り量の計測と、ウエハWFの反り位置の特定とが可能になっており、ウエハWFの外縁位置の特定結果と、ウエハWFの反りWPの検知結果と、ウエハWFの反り量の計測結果と、ウエハWFの反り位置の特定結果と、その他の情報とをデータ化し、当該データを他の装置としての支持手段40Aおよび搬送手段50に出力する出力手段31Aを備えている。
支持手段40Aは、出力軸43Aで支持テーブル42を支持する駆動機器としての回動モータ43を備えている。
以上の検査装置10Aの動作を説明する。
先ず、検査装置10と同様にして支持面42AでウエハWFの吸着保持を開始すると、支持手段40Aが回動モータ43を駆動し、Z軸を中心として支持テーブル42を回転させる。支持テーブル42の回転が始まると、情報取り入れ手段20がカメラ等に備わっている測距手段21を駆動し、ウエハWFの表面WF1に焦点を合わせ、外縁WF2を部分的に撮像またはセンシングし、当該外縁WF2を含む表面WF1の情報を取り入れる。情報取り入れ手段20がウエハWFの表面WF1の情報を取り入れると、制御手段30Aが当該情報を読み取り、それを基にして、ウエハWFの外縁位置を特定するとともに、ウエハWFの中心WFCの位置を特定して当該中心WFCを基準位置として設定し、ノッチVNの位置も特定する。
その後、支持手段40Aが図示しない減圧手段の駆動を停止すると、ウエハWFに反りWPがある場合、反りWPが支持面42Aから浮き上がり、その後も支持テーブル42の回転が継続され、情報取り入れ手段20が測距基準位置21Aから外縁WF2までの離間距離SDを測距結果として取り入れる。情報取り入れ手段20が測距結果を取り入れると、制御手段30AがウエハWFの反りWPの検知と、反り量の計測と、反り位置の特定とを行い、出力手段31Aを駆動し、ウエハWFの反りWPの検知結果と、ウエハWFの反り量の計測結果と、ウエハWFの反り位置の特定結果と、その他の情報としてのウエハWFの中心WFCの位置情報およびノッチVNの位置情報とをデータ化し、当該データを支持手段40Aおよび搬送手段50に出力する。
その後、支持手段40Aが回動モータ43の駆動を停止し、支持テーブル42を初期位置で停止させる。このとき、支持手段40Aおよび搬送手段50には、出力手段31Aから出力されたデータが入力されているので、搬送手段50は、初期位置で停止している支持テーブル42上のウエハWFの中心WFCの位置およびノッチVNの位置が解っている。次いで、搬送手段50が多関節ロボット51を駆動し、ウエハWFの中心WFCの位置とノッチVNの方向とが、搬送アーム52に対して所定の位置、所定の方向となるようにして、支持面52AをウエハWFの表面WF1に当接させた後、図示しない減圧手段を駆動し、ウエハWFの吸着保持を開始する。そして、搬送手段50が多関節ロボット51を駆動し、第1実施形態と同様にしてウエハWFを正規の次工程と別の工程に振り分け搬送し、その後、搬送アーム52を初期位置に復帰させ、以降上述と同様の動作が繰り返される。
以上のような検査装置10Aによれば、情報取り入れ手段20が備えている測距手段21の測距結果を基にして、ウエハWFの反りWPを検知するので、ウエハWFの外縁位置を特定し、さらに、当該ウエハWFの反りWPも検知する場合でも、装置が大型化することを防止することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、情報取り入れ手段は、検査対象物の表面の情報を取り入れ可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(その他の手段および工程も同じ)。
情報取り入れ手段20は、表面WF1を撮像またはセンシングする前に、測距手段21によって離間距離SDを測距するようにしてもよいし、アクティブ方式やパッシブ方式等で測距する測距手段21が備わっていてもよいし、レーザやエコー等で測距する測距手段21が備わっていてもよく、検査対象物までの距離を測距できる機能を有するものであれば、どのような測距手段21が備わっていてもよい。
情報取り入れ手段20は、制御手段30でウエハWFの表面状態を判定する際、ウエハWFの表面WF1を部分的に撮像またはセンシングし、当該ウエハWFの情報を取り入れてもよいし、制御手段30AでウエハWFの外縁位置を特定する際、ウエハWFの表面WF1を一括で撮像またはセンシングし、当該ウエハWFの情報を取り入れてもよい。
測距手段21は、鏡やプリズム等でレーザ光や赤外線光等の光線を反射させたり屈折させたりして測距を行ってもよく、上記の実施形態で示した測距方法以外の方法で測距を行ってもよい。
第1実施形態の測距手段21は、測距を行う際、カメラ等を移動させたり、カメラ等と支持テーブル42との両方を移動させたりして、平面視において測距基準位置21Aと中心WFCとが重なるように構成してもよいし、平面視において測距基準位置21Aと中心WFCとが重ならない位置から測距を行ってもよい。
第2実施形態の測距手段21は、ウエハWFの外縁位置を特定する際や、測距を行う際、カメラ等を回転移動させたり、カメラ等と支持テーブル42との両方を回転移動させたりしてもよい。
制御手段30、30Aは、ウエハWFの中心WFCを基準位置として、例えば、0.1度間隔、1度間隔、3度間隔等、どのような角度間隔で反り位置を特定してもよいし、ノッチVNの底点VN1の位置や、ノッチVNとウエハWFの円周部とが交わる位置や、ウエハWFに形成されたオリエンテーションフラットとウエハWFの円周部とが交わる位置や、ウエハWFに記されたり刻まれたりしている文字や記号等の他の位置をウエハWFの基準位置としてもよいし、ウエハWFの表面WF1や外縁WF2を格子状または采の目状に区分けして、ウエハWFのどの位置(区域)に、どのような反りWPがあるのかを特定してもよいし、反りWPとして、ウエハWFの中央部が支持面42Aから離間するように凸状となる逆反りを検知したり、当該逆反りの反り量を計測したり、当該逆反りの反り位置を特定したりすることができるし、測距結果を読み取る際、情報取り入れ手段20が測距結果を出力してもよいし、当該制御手段30、30Aが読み取りに行くようにしてもよいし、出力手段31、31Aが出力する先の他の装置は、ウエハWFを研削したり、個片化したりする装置や、不具合箇所や反りWPを補修、修理、除去したりする装置や、その他、ウエハWFに印字や積層等を行う装置、ウエハWFを洗浄したり収納したりする装置等、何ら限定されるものではない。
制御手段30は、少なくともウエハWFの表面状態の判定と、ウエハWFの反りWPの検知とが可能であればよく、中心WFCの位置の特定と、ノッチVNの位置の特定と、反り量の計測と、反り位置の特定のうち少なくとも1つが不可能であってもよい。
出力手段31は、ウエハWFの表面状態の判定結果と、反りWPの検知結果と、反り量の計測結果と、反り位置の特定結果と、その他の情報のうち少なくとも1つをデータ化し、当該データを他の装置に出力できればよいし、本発明の検査装置10に備わっていなくてもよい。
制御手段30Aは、少なくともウエハWFの外縁位置の特定と、ウエハWFの反りWPの検知とが可能であればよく、中心WFCの位置の特定と、ノッチVNの位置の特定と、反り量の計測と、反り位置の特定のうち少なくとも1つが不可能であってもよい。
出力手段31Aは、ウエハWFの外縁位置の特定結果と、反りWPの検知結果と、反り量の計測結果と、反り位置の特定結果と、その他の情報のうち少なくとも1つをデータ化し、当該データを他の装置に出力できればよいし、本発明の検査装置10Aに備わっていなくてもよい。
支持手段40、40Aは、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等でウエハWFを支持する支持テーブル42を採用してもよいし、それらウエハWFを支持するものの支持が解除されても、反りWPが支持面42Aから浮き上がらない場合、ウエハWFが支持面42Aに密着している場合があるので、加圧ポンプやタービン等の図示しない加圧手段によって支持面42Aから気体を吹き出す構成とし、ウエハWFを支持面42Aから強制的に離間させるようにしてもよいし、接着シートが貼付されたウエハWFを支持してもよいし、接着シートが貼付されたウエハWFを当該接着シート側から支持してもよいし、接着シートが貼付されたウエハWFを当該ウエハWF側から支持してもよいし、本発明の検査装置10、10Aに備わっていなくてもよい。
搬送手段50は、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等でウエハWFを支持する搬送アーム52を採用してもよいし、制御手段30、30AがウエハWFに反りWPがないことを検知した場合、当該ウエハWFを表裏反転させて支持面42A上に載置し、情報取り入れ手段20が再度ウエハWFの表面WF1の情報を取り入れるようにしてもよいし、本発明の検査装置10、10Aに備わっていなくてもよいし、良品ウエハのみならず不良ウエハも正規の次工程に搬送してもよく、この場合、正規の次工程側に出力手段31、31Aがデータを出力し、当該正規の次工程側で良品ウエハと不良ウエハとの取り扱いを区別するようにすればよい。
検査装置10、10Aは、天地反転して配置したり横向きに配置したりして、ウエハWFを検査してもよい。
搬送手段50が検査対象物を搬送する正規の次工程は、検査対象物を取り扱う上でどのような工程でもよく、例えば、検査対象物が接着シートであれば、接着シートの貼付工程や箱詰め工程等であってもよいし、検査対象物が食品であれば、加熱工程や袋詰め工程等であってもよい。
搬送手段50が検査対象物を搬送する正規の次工程ではない別の工程は、どのような工程でもよく、例えば、検査対象物を廃棄する工程や、検査対象物を破壊する工程等であってもよい。
本発明における検査対象物の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、検査対象物は、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよい。検査対象物が接着シートの場合、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよい。また、このような接着シートは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層とだけで構成されたもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、接着剤層の間に中間層を有するもの等、1層または2層以上のものであってよい。また、検査対象物としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板、紙、ゴムまたは樹脂等の単体物であってもよいし、それら2つ以上で形成された複合物であってもよく、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体に貼付することができる。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
10、10A…検査装置
20…情報取り入れ手段
21…測距手段
30、30A…制御手段
31、31A…出力手段
40…支持手段(他の装置)
40A…支持手段(他の装置)
50…搬送手段(他の装置)
WF…ウエハ(検査対象物)
WF1…表面
WP…反り

Claims (7)

  1. 検査対象物の表面の情報を取り入れる情報取り入れ手段と、
    前記情報取り入れ手段が取り入れた前記情報を基にして、前記検査対象物の表面状態を判定する制御手段とを有し、
    前記情報取り入れ手段は、前記検査対象物の表面に焦点を合わせる測距手段を備え、
    前記制御手段は、前記測距手段の測距結果を基にして、前記検査対象物の反りを検知可能に構成されていることを特徴とする検査装置。
  2. 検査対象物の表面の情報を取り入れる情報取り入れ手段と、
    前記情報取り入れ手段が取り入れた前記情報を基にして、前記検査対象物の外縁位置を特定する制御手段とを有し、
    前記情報取り入れ手段は、前記検査対象物の表面に焦点を合わせる測距手段を備え、
    前記制御手段は、前記測距手段の測距結果を基にして、前記検査対象物の反りを検知可能に構成されていることを特徴とする検査装置。
  3. 前記制御手段は、前記測距手段の測距結果を基にした前記検査対象物の反り量の計測が可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記制御手段は、前記測距手段の測距結果を基にした前記検査対象物の反り位置の特定が可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の検査装置。
  5. 前記制御手段は、前記検査対象物の反りの検知結果と、前記検査対象物の反り量の計測結果と、前記検査対象物の反り位置の特定結果との少なくとも1つをデータ化し、当該データを他の装置に出力する出力手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の検査装置。
  6. 検査対象物の表面の情報を情報取り入れ手段で取り入れる情報取り入れ工程と、
    前記情報取り入れ工程で取り入れた前記情報を基にして、前記検査対象物の表面状態を判定する制御工程と、
    前記情報取り入れ手段に備わっている測距手段で前記検査対象物の表面までの距離を測距する測距工程と、
    前記測距工程の測距結果を基にして、前記検査対象物の反りを検知する反り検知工程とを有することを特徴とする検査方法。
  7. 検査対象物の表面の情報を情報取り入れ手段で取り入れる情報取り入れ工程と、
    前記情報取り入れ工程で取り入れた前記情報を基にして、前記検査対象物の外縁位置を特定する制御工程と、
    前記情報取り入れ手段に備わっている測距手段で前記検査対象物の表面までの距離を測距する測距工程と、
    前記測距工程の測距結果を基にして、前記検査対象物の反りを検知する反り検知工程とを有することを特徴とする検査方法。
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