JP6614865B2 - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents
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Description
また、繰出方向と当該被着体の対角線方向とが一致するように変位角度を算出することにより、接着シートに生じる復元力が切断溝WAの大きさに作用することを極力防止することができる。
さらに、繰出方向が被着体の対角線方向となっているか否かを検査することにより、繰出方向を被着体の対角線方向に確実にすることができる。
なお、実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、当該所定平面に直交する軸とする。さらに、実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」が紙面に直交する手前方向であってY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
なお、本実施形態における被着体WKは、複数のチップCPおよびリングフレームRFで構成されている。チップCPは、上面が四角形状を成し、切断溝WAがノッチVNを有するウエハを区画することで形成され(図2参照)、被着面の反対側の面(下面)に支持シートAS2が貼付されている。
先ず、図1中実線で示すシート貼付装置10に対し、作業者が原反RSを同図のようにセットした後、入力手段70にチップCPの2辺の寸法aa、bb(図2参照)を入力する。その後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の送信手段を介して自動運転開始の信号をシート貼付装置10に送信すると、繰出手段20が回動モータ24Aを駆動し、原反RSを繰り出し、接着シートAS1が所定位置に達したことがカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検出手段に検出されると、繰出手段20が回動モータ24Aの駆動を停止し、スタンバイ状態となる。
剥離板23は、丸棒や回転可能または回転不能な剥離用ローラで構成してもよい。
押圧手段は、被着体WKを移動させずに押圧部材を被着体WKに向けて移動させて押圧してもよいし、押圧部材と被着体WKとの両方を互いに移動させて押圧してもよい。
保持手段30は、複数のチップCPとリングフレームRFとを別々の部材で保持してもよい。
他の装置で被着体WKを搬送する場合、本願発明において保持手段30および移動手段はなくてもよい。
変位手段40は、被着体WKを固定した状態で繰出手段20および押圧ローラ60を回転させる構成を採用してもよいし、被着体WKと繰出手段20および押圧ローラ60とを相対回転させてもよい。
変位手段40は、繰出方向BBが被着体WKの2辺の寸法aa、bbおよび対角線方向ccと一致しない変位角度で被着体WKを変位させてもよい。
移動手段は、複数のチップCPとリングフレームRFとを別々に移動させてもよい。
移動手段は、多関節ロボットや適宜な駆動機器を組み合わせたものでもよい。
繰出手段20に対して他の装置で被着体WKを相対移動させる場合、本願発明において移動手段はなくてもよい。
入力手段70は、変位角度θ1、θ2のいずれか一方を算出するものでもよい。
入力手段70は、自動運転開始の信号を入力する装置と共通の構成としてもよいし、リモートコントロール装置やスマートフォン等の携帯機器で変位手段40に対して遠隔操作信号を送信する装置でもよい。
入力手段70にチップCPの寸法を入力するタイミングは使用者が任意に決定することができる。例えば、テーブル31に被着体WKが載置されてからチップCPの寸法が入力されてもよい。
入力手段70は、検査手段80によりチップCPの整列方向(図2に示すAA1またはAA2の状態)が検査された後に、整列方向を表示した上で縦横方向の寸法を入力可能としてもよい。
検査手段80は、テーブル31の回転後に変位角度θ1、θ2に応じた位置にノッチVNがない場合には、エラー表示、警告ブザーなどで検査結果がエラー判別である旨を報知してもよい。
検査手段80は、チップCPの縦横寸法が間違えて入力された場合を考慮して、一度、テーブル31を回転させた位置でエラー判別がなされた場合に、変位手段40が回転モータ42を駆動し、テーブル31をさらに90度回転させてから再度、検査してもよい。この場合において、二度目の検査でもエラー判別がなされた場合にその旨を表示等で報知してもよい。
シート貼付装置10は、被着体WKを移動させずに、または、被着体WKを移動させつつ、繰出手段20、押圧ローラ60等の他の手段を適宜な方向に移動させて上記と同様の貼付動作を行ってもよい。
シート貼付装置10は、複数のチップCPにのみ接着シートASを貼付するものであってもよく、この場合、保持手段30は複数のチップCPのみを保持する構成を採用し、変位手段40は複数のチップCPのみを回転させる構成を採用してもよい。
チップCPの形状は、台形、平行四辺形、菱形等の四角形状、円形状、楕円形状、三角形状、五角形以上の多角形状でよく、それらが部分的に組み合わさった形状等何でもよい。
複数のチップCPは、支持シートAS2が貼付されていなくてもよい。
リングフレームRFは、環状のフレーム部材でもよいし、非環状のフレーム部材であってもよいし、複数の部材で構成されたものであってもよい。
20・・・繰出手段
40・・・変位手段
60・・・押圧ローラ(押圧手段)
70・・・入力手段
80・・・検査手段
AS1・・・接着シート
BB・・・繰出方向
cc・・・対角線方向
WK・・・被着体
θ1、θ2・・・変位角度
Claims (4)
- 被着体の被着面に接着シートを貼付するシート貼付装置であって、
前記接着シートを所定の繰出方向に繰り出す繰出手段と、
前記被着体を前記被着面内で回転させ、前記繰出方向に対する当該被着体の変位角度が所定の角度となるように変位させる変位手段と、
前記被着体に接着シートを押圧して貼付する押圧手段と、
チップの寸法を入力する入力手段とを備え、
前記変位手段は、前記入力手段に入力された前記チップの寸法から前記変位角度を算出することを特徴とするシート貼付装置。 - 前記チップは四角形状を成し、前記変位手段は、前記繰出方向と当該チップの対角線方向とが一致するように前記変位角度を算出することを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
- 前記繰出方向が前記チップの対角線方向となっているか否かを検査する検査手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載のシート貼付装置。
- 被着体の被着面に接着シートを貼付するシート貼付方法であって、
前記接着シートを所定の繰出方向に繰り出す繰出工程と、
前記被着体を前記被着面内で回転させ、前記繰出方向に対する当該被着体の変位角度が所定の角度となるように変位させる変位工程と、
前記被着体に接着シートを押圧して貼付する押圧工程と、
チップの寸法を入力する入力工程を有し、
前記変位工程において、入力された前記チップの寸法から変位角度を算出することを特徴とするシート貼付方法。
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JP2015171798A JP6614865B2 (ja) | 2015-09-01 | 2015-09-01 | シート貼付装置およびシート貼付方法 |
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