JP2018178628A - 免震支持システムおよび免震装置の交換方法 - Google Patents

免震支持システムおよび免震装置の交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】免震装置の交換作業中でも、免震機能を維持しつつ、その作業を簡易に実施でき、作業コストを低減できるシステムや方法を提供する。【解決手段】上部構造物11と下部構造物10との間に設置される免震装置12を交換する際に上部構造物11を免震支持する免震支持システムであり、下部構造物10が備え、免震装置12を支持するための上部構造物11へ向けて突出する免震装置支持部23上に、かつ免震装置12の周囲に配置され、上部構造物11を持ち上げるための複数の持上装置40と、複数の持上装置40の各々と、免震装置支持部23および上部構造物11との間に設けられ、各持上装置40を滑動可能にさせる複数の滑動部材41とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、上部構造物と下部構造物との間に設置された免震装置を交換する際に該上部構造物を免震支持する免震支持システムおよび該免震支持システムを用いた免震装置の交換方法に関する。
建築物は、地震時に倒壊しないように、耐震構造、制震構造、免震構造をもつ構造物として構築される。耐震構造は、壁の厚さを厚くしたり、柱を太くしたり、補強材を入れたりして構造物の強度を高め、振動に対抗する構造である。制震構造は、構造物内にダンパーと呼ばれる振動軽減装置を設置し、地震エネルギーを吸収することで振動を抑制する構造である。免震構造は、建築物の下部構造物と上部構造物との間に免震装置を設置し、上部構造物を地盤から絶縁して、上部構造物へは振動を伝えない構造である。
この免震構造において採用される免震装置は、一般的にアイソレータとダンパーとから構成される。アイソレータは、上部構造物の固有周期を長くするとともに、上部構造物を支持する装置である。アイソレータとしては、積層ゴムや、弾性滑り支承としての滑動部材(滑り材)等を挙げることができる。ダンパーは、地震時の上部構造物の揺れ幅を少なくし、その揺れを早く抑えるための装置である。ダンパーとしては、高減衰ゴム、鋼製の棒、鉛プラグ、上記の滑り材とともに用いられる、摩擦抵抗が小さい表面を有する板材(滑り板)等を挙げることができる。
免震装置は、積層ゴム等の寿命の場合や、大地震、火災等が発生した場合、新しい免震装置に交換する必要がある。その交換方法として種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。これらの方法では、ジャッキアップ装置を、上部構造物の梁を補強し、その補強した梁と下部構造物との間、または免震装置支持部を補強、拡張し、その拡張した部分と上部構造物または下部構造物との間に入れる。そして、ジャッキアップ装置と、上部構造物の補強した梁もしくは下部構造物または上記の拡張した部分との間に、上記の滑り材および滑り板を介在させて、免震機能を維持することができるようにしている。
特開2008−163636号公報 特開2017−014853号公報 特許第6031626号公報
しかしながら、従来の方法では、ジャッキアップ装置の設置予定箇所上の梁を補強し、その梁を隣り合う梁間に筋交いを架渡して補強し、また、免震装置支持部を補強し、拡張する等、ジャッキアップ装置を設置するための特別な補強が必要となる。これでは、免震装置の交換作業を簡易に実施することはできず、作業コストもかかるという問題があった。
そこで、免震装置の交換作業中でも、免震機能を維持しつつ、その作業を簡易に実施することができ、作業コストを低減することができる装置や方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、上部構造物と下部構造物との間に設置された免震装置を交換する際に該上部構造物を免震支持する免震支持システムであって、
下部構造物が備え、免震装置を支持するための上部構造物へ向けて突出する免震装置支持部上に、かつ該免震装置の周囲に配置され、該上部構造物を持ち上げるための複数の持上装置と、
複数の持上装置の各々と、免震装置支持部および上部構造物との間に設けられ、各持上装置を滑動可能にさせる複数の滑動部材とを含む、免震支持システムが提供される。
本発明によれば、免震装置の交換作業中でも、免震機能を維持しつつ、その作業を簡易に実施することができ、作業コストを低減することができる。
免震構造および免震装置について説明する図。 免震支持システムの構成例を示した図。 免震装置支持部上に配置された滑り板およびコンパクトジャッキの配置例を示した図。 免震装置を交換する作業の流れを示したフローチャート。 新しい免震装置の搬入から交換前までの作業について説明する図。 新しい免震装置の交換から交換後の全体小ジャッキダウンまでの作業について説明する図。 免震装置支持部および免震装置の位置、免震装置を交換する方向を例示した図。 二次全体ジャッキアップから既存の免震装置の搬出までの作業について説明する図。 滑り材および滑り板の第1の例を示した図。 滑り材および滑り板の第2の例を示した図。 滑り材および滑り板の第3の例を示した図。 滑り材が回転しているところを例示した図。 滑り板の第4の例を示した図。
本発明の上部構造物を免震支持する免震支持システムおよびその免震支持システムを用いた免震装置の交換方法について説明する前に、図1を参照して、免震構造および免震装置について説明する。免震構造は、地盤に構築される下部構造物10と、下部構造物10の上部に構築される上部構造物11との間に、免震装置12を設け、上部構造物11を地盤から絶縁して、上部構造物11へは振動を伝えないようにした構造である。
下部構造物10は、例えば、基礎杭の頂部や地盤上に設けられた基礎フーチング20と、近隣する2つの基礎フーチング20を連結し、水平方向に延びる地中梁21とを備える。また、下部構造物10は、地中梁21の上端部間に設けられ、基礎フーチング20と地中梁21と一体化し、地盤表面を被覆する基礎スラブ22を備える。さらに、下部構造物10は、基礎スラブ22の上面から上部構造物11に向けて突出する免震装置支持部23を備えている。免震装置支持部23は、基礎フーチング20上に構築され、基礎フーチング20と一体化している。
上部構造物11は、地面に対して垂直方向(鉛直方向)に延びる建物の柱と、近隣する2つの柱を連結し、地面に平行な方向(水平方向)に延びる梁30と、柱と梁30とを接合する柱梁接合部31とを備えている。柱梁接合部31は、免震装置支持部23と対向する位置に設けられている。
免震装置12は、下部構造物10の免震装置支持部23と、上部構造物11の柱梁接合部31との間に設置される。ここでは、免震装置12を積層ゴムアイソレータとして説明する。
免震装置12は、ゴム板と、鋼板とを交互に重ねて接着したもので、上端に柱梁接合部31にボルト等の締結手段を使用して連結するためのフランジを備え、下端に免震装置支持部23にボルト等の締結手段を使用して連結するためのフランジを備えている。この免震装置12は、積層ゴムの部分が変形することで、上部構造物11を支持しつつ、地震で地盤が振動しても、その振動が上部構造物11へ伝わらないようにする。
免震装置12は、このようにゴム板を使用するため、ゴムの劣化等による寿命や、大地震、火災等が発生した場合、既存の免震装置では所望する効果を得ることができなくなる。このため、定期的に検査を行い、必要に応じて新しい免震装置に交換しなければならない。この免震装置12の交換の際には、上部構造物11を少し持ち上げておき、その間に、既存の免震装置12を引き出し、新しい免震装置を挿入する。このときに用いられる上部構造物11を免震支持する免震支持システムについて、図2を参照して説明する。
免震支持システムは、免震装置支持部23上に、かつ免震装置12の周囲に配置される複数の持上装置と、複数の持上装置の各々と、免震装置支持部23および上部構造物11の柱梁接合部31との間に設けられ、各持上装置を滑動可能にさせる複数の滑動部材とを含む。
ここでは、持上装置として、従来の持ち上げる力(揚力)が約5000kNで内部油圧が70MPa程度といった大型のジャッキではなく、揚力が750kN〜1000kN程度で内部油圧が200MPa程度と超高圧で小型のコンパクトジャッキ40を使用する。また、滑動部材として、コンパクトジャッキ40の頂部および底部に取り付けられる滑り材、その滑り材と当接してコンパクトジャッキ40を滑動可能にさせる滑り板41を使用する。
免震装置支持部23の上面は、免震装置12を設置するスペースを除くと、従来の免震装置12の交換に使用する大型のジャッキは配置するだけのスペースがないため、免震装置支持部23の周囲に、梁30を補強する等して、その大型のジャッキを配置している。
本発明では、従来の大型のジャッキを配置するスペースはないが、小型のコンパクトジャッキ40を配置するスペースは存在するため、コンパクトジャッキ40を複数設置することで、上部構造物11を持ち上げ、免震装置12の交換を行うようにしている。このように、柱梁接合部31の下部に複数のコンパクトジャッキ40を配置し、柱梁接合部31を持ち上げるだけであるため、特別な補強が不要であり、免震装置12の交換作業が簡易となり、作業コストを低減させることができる。
免震装置支持部23上の免震装置12の周囲に複数のコンパクトジャッキ40を配置するが、単に配置するのみでは、免震装置12の交換作業中に地震が発生すると、コンパクトジャッキ40が傾く等して、上部構造物11を支持することができなくなる。
そこで、地震が発生しても、複数のコンパクトジャッキ40により上部構造物11を支持することができるように、各コンパクトジャッキ40と免震装置支持部23との間に滑り材、滑り板41を設ける。滑り材は、各コンパクトジャッキ40の底部に取り付けられ、滑り板41は、免震装置支持部23上の免震装置12の周囲の空いたスペースに設置される。
滑り材は、一定値以下の摩擦係数を有する材料、例えば四フッ化エチレン樹脂(PTFE)板とし、滑り板41も、一定値以下の摩擦係数を有する材料、例えばステンレス鋼板やステンレス鋼板の表面にPTFEをコーティングしたものを用いることができる。ここでは、一定値以下の摩擦係数(低摩擦係数)を有する材料として、PTFE、ステンレス鋼を一例として挙げたが、これに限られるものではなく、低摩擦係数を有するものであれば、その他のフッ素樹脂等、いかなる材質のものであってもよい。
滑り材と滑り板41の互いに当接する部分を両方とも、同じPTFEを採用する場合、すなわち、滑り材にPTFE板を採用し、滑り板にステンレス鋼の表面にPTFEをコーティングしたものを用いる場合、当接するPTFEの表面の摩擦係数は、約0.04である。ちなみに、ポリエチレンを使用した場合は0.1〜0.2、ポリカーボネートを使用した場合は0.2〜0.3、ポリ塩化ビニルを使用した場合は0.4〜0.5、ポリアミドを使用した場合は0.3〜0.5で、PTFEは、これらの材料に比較して極めて小さい摩擦係数を有する。
ステンレス鋼、すなわち鉄は、摩擦係数が約0.5である。当接する材料が異なる材料になると、摩擦係数が変わる。ちなみに、鉄とPTFEが当接する場合のPTFEの摩擦係数は、0.05〜0.1で、ポリエチレンは0.08〜0.2、ポリカーボネートは約0.3、ポリ塩化ビニルは0.4〜0.5、ポリアミドは0.3〜0.4となる。これらのことから、摩擦係数が0.5以下のものであれば好ましいが、地震時の速い振動に対応して滑動するようにするためには0.1以下であることがより好ましい。
滑り材、滑り板41は、平坦な面を有する板状のものに限られるものではなく、一定の曲率を有する、断面が円弧状の面をもつもの等であってもよい。滑り材、滑り板41のほか、転がり軸受(例えば、ボールベアリング)等を滑動部材として採用してもよい。
このような滑り材、滑り板41を介在させることにより、各コンパクトジャッキ40を滑らかに移動可能にさせる。これにより、地震時の震動エネルギーがコンパクトジャッキ40に伝達されるのを抑制することができるので、コンパクトジャッキ40が傾くこともなく、上部構造物11を適切に支持することが可能となる。
しかしながら、免震装置支持部23上のスペースには限りがあるため、滑動部材としての滑り板41の面積を広く確保することはできない。滑り板41が、免震装置支持部23から水平方向にはみ出して設置されると、そのはみ出した位置にコンパクトジャッキ40が移動した場合、上部構造物11の荷重がそのはみ出した位置にかかり、支持することができなくなってしまうからである。これでは、上部構造物11への震動エネルギーの伝達を充分に抑制することはできず、上部構造物11が損傷する可能性がある。
そこで、地盤に対して平行な水平方向への上部構造物11の変位量を充分に確保するべく、各コンパクトジャッキ40と、柱梁接合部31との間にも、同様の滑動部材を設ける。このように上下の両方に滑動部材を設けることで、水平方向へ2倍の変位量を確保することができ、小さな免震装置支持部23上に免震機能を維持したままでジャッキの配置が可能となる。
図2に示す例では、既存の免震装置12がボルトにより上下の免震装置支持部23と柱梁接合部31とに接続され、既存の免震装置12の周囲の、免震装置支持部23と柱梁接合部31との間に複数のコンパクトジャッキ40が配置されている。コンパクトジャッキ40は、頂部と底部の両方に滑り材が取り付けられ、免震装置支持部23と柱梁接合部31の両方に滑り板41が設けられる。滑り板41は、例えばモルタル42を免震装置支持部23や柱梁接合部31上に充填し、そのモルタル42上に配置して免震装置支持部23や柱梁接合部31と一体化される。
複数のコンパクトジャッキ40を使用し、上部構造物11を持ち上げ、既存の免震装置12を引き出し、新しい免震装置を挿入して設置する場合、持ち上げ過ぎると、上部構造物11の梁30にひび割れ等が発生し、上部構造物11を損傷する可能性がある。このため、持ち上げる量(変位量)を計測しながら持ち上げる必要がある。そこで、上部構造物11に変位計測装置43を取り付け、その変位量を計測することができる。
変位計測装置43は、定規(スケール)を用いた装置であってもよいし、レーザ光を免震装置支持部23の免震装置12が設置される上面に対して照射し、その反射光により距離を計測する装置であってもよい。反射光により距離を計測する方法としては、三角測量の原理を使用して計測する方法や、照射したレーザ光とその反射光の位相差により計測する方法を用いることができる。これらの方法はよく知られた方法であるため、ここでは詳述しない。なお、変位量を計測することができれば、ひずみ式変位計やダイヤルゲージ等のその他の方法を採用した装置であってもよい。
図3を参照して、免震装置支持部23上に設置する滑り板41およびコンパクトジャッキ40を配置する位置について説明する。図3は、免震装置12が設置された免震装置支持部23を上部から見た図で、免震装置12は、略円形で、免震装置支持部23の矩形の頂部の中央位置に設置されている。免震装置12の周囲には、6つの矩形の滑り板41が設置され、各滑り板41上にコンパクトジャッキ40を2つずつ載せた、略矩形の滑り材44が配置されている。このため、1つの滑り材44上の2つのコンパクトジャッキ40は、その滑り材44の移動に伴い、2つのコンパクトジャッキ40が同時に、その滑り材44の移動方向と同じ方向に移動する。
なお、各滑り板41は、上部から見た矩形の周囲を取り囲むように、その中に配置される滑り材44が滑り板41上から該滑り板41の外部へ移動し、免震装置支持部23から落下しないように、滑り板41の外周に設けられ、上部構造物11に向けて突出する枠(ストッパー)45を備えることができる。また、免震装置支持部23上に配置される各滑り板41に対向して柱梁接合部31に設置される各滑り板41も同様に、その外周に、下部構造物10に向けて突出するストッパー45を備えることができる。
図3に示す例では、免震装置支持部23の頂部が、柱下の基礎を繋ぐ基礎梁24a、24bの方向に長い矩形とされており、基礎梁24a、24b側に空いたスペースが存在するため、そのスペースに複数の滑り板41および複数のコンパクトジャッキ40を設置している。このため、免震装置12の基礎梁24a、24b側が複数のコンパクトジャッキ40により閉鎖された状態となっている。
一方、基礎梁24c側およびその反対側には、コンパクトジャッキ40が設置されないため、その部分が開放された状態となっている。このため、基礎梁24c側へ既存の免震装置12を引き出し、新しい免震装置を挿入して設置することができる。
図4〜図8を参照して、免震装置12の交換作業について詳細に説明する。免震装置12の交換作業は、ステップ400から開始し、ステップ405では、資機材を搬入する。資機材は、複数のコンパクトジャッキ40、複数の滑り材44、複数の滑り板41、変位計測装置43、新しい免震装置等である。資機材は、例えばクレーン車等により吊り下げ、所定の場所に搬入することができる。そして、所定の場所から目的の既存の免震装置12に近隣する位置までは、図5(a)に示すように搬送車両50により搬入することができる。図5(a)に示す例では、搬送車両50により新しい免震装置13を搬入している。
ステップ410では、図5(b)に示すように免震装置支持部23上の既存の免震装置12の周囲に、モルタル42を充填し、滑り板41を設置した後、滑り材44が取り付けられたコンパクトジャッキ40を設置する。そして、変位計測装置43を、柱梁接合部31の所定の位置に取り付け、設置する。
コンパクトジャッキ40は、複数設置した合計で柱荷重の約1.5倍程度の能力を有するジャッキとし、変位計測装置43は、変位量(ジャッキアップ量)を0.1mm単位で計測することができる装置を使用することが望ましい。
ステップ415では、図5(c)に示すように、免震装置12の交換に必要な高さまで上部構造物11をジャッキアップする。このとき、ボルトを締めている場合、ボルトを緩め、ジャッキアップする。
ジャッキアップは、1つの免震装置12上の柱梁接合部31についてのみ行うのではなく、上部構造物11を支持する全部の免震装置12上の柱梁接合部31について少しずつ行うことが好ましい。1箇所のみを大きくジャッキアップすると、上部構造物11の梁30等が大きく曲がり、損傷する可能性があるからである。したがって、1回のジャッキアップ量は小さいほど、上部構造物11が損傷しにくいことから小さいほど好ましい。
ステップ420では、図7(a)に示すように、既存の免震装置12を取り出す。既存の免震装置12の取り出しは、免震装置12の上下のフランジを介して免震装置支持部23および柱梁接合部31に固定していたボルトを外す。そして、免震装置12の下側フランジの下に、免震装置12を引き出すための断面が円形の棒状物であるコロ棒等を挿入する。なお、免震装置12を引き出すことを可能にするものであれば、コロ棒に限定されるものではなく、テフロン(登録商標)シート等を使用してもよい。
免震装置12の取り出しは、チェーンブロックやナイロンスリング等の紐状物を使用して横引きすることにより行われる。横引きすると、免震装置12の下のコロ棒が回転し、免震装置12が、図7(a)の矢線で示すように免震装置支持部23上から基礎梁24の方向の免震装置支持部23外へ移動する。免震装置12に追従して、柱梁接合部31を支持するためのカーボンサンドル等の仮支柱46を、免震装置12がそれまでに存在していた免震装置支持部23と柱梁接合部31との間に挿入する。
仮支柱46の高さは、現在の免震装置支持部23と柱梁接合部31との間の間隔と同じものとすることができる。仮支柱46は、免震装置12を引き出したときにできる空間に挿入し、配置することができる。引き出した既存の免震装置12は、人の手で引く力を利用して荷物を引き寄せる機械であるレバーブロック(登録商標)を備える搬送車両50、例えばハンドパレットトラックにより搬出することができる。
新しい免震装置13は、既存の免震装置12とはその高さが異なる場合があり、異なる場合には、高さ調整用のフィラープレートを新しい免震装置13の頂部または底部のいずれかに取り付け、高さを調整することができる。ステップ425では、新しい免震装置13を、図7(b)に示すように搬送車両50により搬入し、上記のレバーブロック(登録商標)を備える引込架台等を利用し、免震装置支持部23上に引き込み、免震装置支持部23上に設置する。このとき、新しい免震装置13の引き込みに合わせ、仮支柱46を移動し、新しい免震装置13をさらに引き込むことにより、既存の免震装置12が設置されていた位置に設置する。設置後、新しい免震装置13の下に配置されたコロ棒を撤去する。新しい免震装置13は、ボルトを締めることにより免震装置支持部23上に固定される。
ステップ430では、交換すべき既存の免震装置12を全て交換したかを確認する。交換すべき既存の免震装置12は、全ての既存の免震装置12であってもよいし、一部の既存の免震装置12であってもよい。全て交換していない場合は、ステップ415へ戻り、次の免震装置12に対して同様の作業を行い、新しい免震装置13に交換する。
ステップ430で交換すべき既存の免震装置12を全て交換したことを確認した後、ステップ435において、ステップ415とは反対の方法で、図8(a)に示すように全体をジャッキダウンし、作業前の状態に戻す。なお、高さ調整が必要な場合は、調整すべき高さに相当する厚さのフィラープレートを挿入し、高さを調整する。高さ調整は、変位計測装置43により変位量を監視しながら行うことができる。調整が終了し、全体をジャッキダウンした後、緩めたボルトの本締めを行う。
ステップ440では、図8(b)に示すように、免震装置13の周囲に配置した複数のコンパクトジャッキ40と、変位計測装置43とを撤去する。このとき、コンパクトジャッキ40の上下に設置された滑り板41も撤去し、充填したモルタル42も撤去する。
ステップ445では、図8(c)に示すように、既存の免震装置12、複数のコンパクトジャッキ40、変位計測装置43等の資機材を、所定の場所まで図8(c)に示す搬送車両50により搬送し、所定の場所から外部へとクレーン車等により吊り出す。資機材を搬出した後、補修が必要な箇所は補修し、片付け、清掃する等して、元の状態に復旧する。この搬出作業が終了したところで、ステップ450において既存の免震装置12から新しい免震装置13への交換作業を終了する。
次に、図9〜図13を参照して、コンパクトジャッキ40と、免震装置支持部23および柱梁接合部31との間に設けられる滑り材44および滑り板41について説明する。図9(a)は、滑り材44および滑り板41の第1の例を示した平面図で、図9(b)は、切断線A−Aで切断した断面図である。滑り材44は、コンパクトジャッキ40の底部に取り付けられる略円形のベアリングホルダー60と、ベアリングホルダー60の滑り板41に対向する面に取り付けられる略円形のベアリング61とを含んで構成される。ベアリングホルダー60は、炭素鋼等の鋼製のもので、ベアリング61は、PTFE等の低摩擦係数を有する材料から作製された板状物である。
滑り板41は、モルタル42上に設置される板状で、略正方形のソールプレート62と、ソールプレート62のコンパクトジャッキ40に対向する面に取り付けられ、ステンレス鋼等の低摩擦係数を有する材料から作製された板状物である、略正方形のスライドプレート63とを含んで構成される。ソールプレート62は、その周囲を包囲するように上部へ向けて突出し、ベアリングホルダー60がソールプレート62外へ移動しないように、その移動を制限するストッパー45が設けられている。ソールプレート62およびストッパー45は、ベアリングホルダー60と同様の鋼製のものとすることができる。
図9に示したベアリングホルダー60は、1つのコンパクトジャッキ40が取り付けられ、その1つのコンパクトジャッキ40を支持する。ベアリング61は、スライドプレート63とともに使用され、ベアリングホルダー60に取り付けられた1つのコンパクトジャッキ40を、水平方向である二次元方向へ滑動可能にさせる。しかしながら、ソールプレート62には、外周にストッパー45が設けられているため、コンパクトジャッキ40は、ソールプレート62外への移動を制限することができる。
図10および図11は、滑り材44および滑り板41の第2および第3の例を示した平面図、並びに切断線B−Bおよび切断線C−Cで切断した断面図である。滑り材44および滑り板41の構成は、図9に示した第1の例と同じであるが、その形状が異なっている。図10は、ベアリングホルダー60、ベアリング61、ソールプレート62、スライドプレート63がいずれも、コンパクトジャッキ40の取り付けられる面が略長方形とされている。
図10に示す例では、ベアリングホルダー60が有するコンパクトジャッキ40の取り付け面が略長方形で、長辺の長さが短辺の長さのほぼ2倍とされている。このため、ベアリングホルダー60を、2つのコンパクトジャッキ40の底部に取り付け、これら2つのコンパクトジャッキ40を同時に同じ方向へ滑動させるように構成されている。
このような構成では、図12に示すように、ソールプレート62に対してベアリングホルダー60が回転した場合にも、移動量を確保するため、短辺方向の形状がベアリングホルダー60の重心を中心として、長辺方向の半分の長さを半径とした円弧状としている。長辺方向については、ベアリングホルダー60の角部がソールプレート62の縁である、紙面に向かって左右のストッパー45に接触し、最終的に左右のストッパー45と平行な位置に戻るため、充分に移動距離を確保することができる。このため、長辺方向の形状については直線状のままとしている。
しかしながら、短辺方向については、直線状のままとし、ベアリングホルダー60の上記面を長方形とすると、ベアリングホルダー60の角部が左右のストッパー45に接触した後、回転を戻そうとするモーメントが小さく、最終的に短辺方向の上下のストッパー45と平行な位置に戻らない可能性がある。このため、平行な位置に戻らなくても移動量が確保できるように、短辺方向の形状を上記のような円弧状としている。
説明の順序が入れ替わったが、図11に示す例も、図9や図10に示した例と同様の構成である。ただし、図11に示す例は、ベアリングホルダー60が略長方形で、長辺の長さが短辺の長さのほぼ4倍とされている。このため、ベアリングホルダー60を、4つのコンパクトジャッキ40の底部に取り付け、これら4つのコンパクトジャッキ40を同時に同じ方向へ滑動させるように構成されている。
なお、長辺の長さと短辺の長さの比は、図10に示す2:1、図11に示す4:1に限定されるものではなく、3:1や6:1等のそれ以外の比であってもよい。複数のコンパクトジャッキ40は、地震時に上部構造物11を適切に支持するために、当該複数のコンパクトジャッキ40の全てが同時に同じ方向へ滑動することが望ましい。そのためには、上記の比を大きくし、1つのベアリングホルダー60に出来るだけ多くのコンパクトジャッキ40を取り付けた構成にすることが望ましい。
図13は、滑り板41の別の構成を例示した図である。図13に示す滑り板41は、図9に示した滑り板41と同様の構成であるが、スライドプレート63の摩擦係数が中心位置からの距離に応じて、一点鎖線で示す第1の領域65、同じく一点鎖線で示す第2の領域66、第3の領域67の順に大きくなっている。このように、スライドプレート63上の位置に応じて摩擦係数を変えることで、中心位置では滑りやすく、外周方向へ移動するにつれて止まりやすくなり、ストッパー45への過度な衝突を回避してストッパー45の損傷を防止するとともに、ダンパーとして作用を付与して、地震時の上部構造物11の揺れを早く抑えることができる。
図13に示す例では、3段階に摩擦係数を変えているが、2段階でも、4段階以上に摩擦係数を変えてもよい。また、中心位置からの距離に応じて滑らかに摩擦係数を変えたスライドプレート63を用いてもよい。また、ベアリングホルダー60、ベアリング61、ソールプレート62、スライドプレート63の形状は、略円形、略正方形、略長方形に限られるものではなく、楕円形、略三角形、五角形以上の多角形等であってもよい。摩擦係数は、例えば研磨材を変えたり、スライドプレート63の材質を変えたりすることで変えることができる。
また、コンパクトジャッキ40の頂部と底部との上下に取り付ける滑り材44またはそれに当設する滑り板41の摩擦係数を、その頂部側と底部側とで変えてもよい。例えば、底部側に設ける滑り材44および滑り板41の摩擦係数を小さくし、頂部側に設ける滑り材44および滑り板41の摩擦係数を底部側のものより大きくすることができる。このように頂部側と底部側とで摩擦係数を変え、さらに、図13に示したように、滑り板41の摩擦係数を中心位置からの距離に応じて複数段階で変えてもよい。
これまで本発明の支持装置および免震装置の交換方法について図面に示した実施形態を参照しながら詳細に説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態や、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…下部構造物、11…上部構造物、12、13…免震装置、20…基礎フーチング、21…地中梁、22…基礎スラブ、23…免震装置支持部、24、24a、24b、24c…基礎梁、30…梁、31…柱梁接合部、40…コンパクトジャッキ、41…滑り板、42…モルタル、43…変位計測装置、44…滑り材、45…ストッパー、46…仮支柱、50…搬送車両、60…ベアリングホルダー、61…ベアリング、62…ソールプレート、63…スライドプレート、65…第1の領域、66…第2の領域、67…第3の領域

Claims (10)

  1. 上部構造物と下部構造物との間に設置された免震装置を交換する際に該上部構造物を免震支持する免震支持システムであって、
    前記下部構造物が備え、前記免震装置を支持するための前記上部構造物へ向けて突出する免震装置支持部上に、かつ該免震装置の周囲に配置され、該上部構造物を持ち上げるための複数の持上装置と、
    前記複数の持上装置の各々と、前記免震装置支持部および前記上部構造物との間に設けられ、前記各持上装置を滑動可能にさせる複数の滑動部材とを含む、免震支持システム。
  2. 前記滑動部材は、前記各持上装置の頂部と底部とに取り付けられ、第1の表面を有し、該第1の表面が一定値以下の摩擦係数を有する滑り材と、前記免震装置支持部と前記上部構造物とに設けられ、前記第1の表面に当接する第2の表面を有し、該第2の表面が一定値以下の摩擦係数を有する滑り板とから構成される、請求項1に記載の免震支持システム。
  3. 前記各滑り材には、2以上の前記持上装置が取り付けられる、請求項2に記載の免震支持システム。
  4. 前記各滑り材は、前記2以上の持上装置が取り付けられる面の短辺方向の形状が円弧状とされる、請求項3に記載の免震支持システム。
  5. 前記各滑り板は、前記上部構造物または前記下部構造物へ向けて延び、前記第2の表面の周囲を取り囲む枠を備え、前記枠により前記滑り材による前記持上装置の移動を制限する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の免震支持システム。
  6. 前記各滑り板は、前記第2の表面が、摩擦係数が異なる2以上の領域を有する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の免震支持システム。
  7. 前記各持上装置の頂部と底部に取り付けられる前記滑り材および前記滑り板は、頂部側と底部側とで異なる摩擦係数を有する、請求項2〜6のいずれか1項に記載に免震支持システム。
  8. 前記上部構造物または前記下部構造物に設置され、該上部構造物の変位を計測する変位計測装置をさらに含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の免震支持システム。
  9. 上部構造物と下部構造物との間に設置された免震装置を交換する方法であって、
    前記上部構造物を持ち上げるための複数の持上装置の各々と、前記下部構造物が備え、前記免震装置を支持するための前記上部構造物へ向けて突出する免震装置支持部および前記上部構造物との間であって、前記免震装置の周囲に、前記各持上装置および該各持上装置を滑動可能にさせる複数の滑動部材を設置する工程と、
    前記複数の持上装置により前記上部構造物を持ち上げる工程と、
    前記免震装置支持部上に設置された前記免震装置を引き出す工程と、
    前記免震装置支持部上に新しい免震装置を挿入する工程と、
    前記複数の持上装置により前記上部構造物を降下させ、前記新しい免震装置に前記上部構造物の荷重をかける工程とを含む、交換方法。
  10. 前記滑動部材は、前記各持上装置の頂部と底部とに取り付けられ、第1の表面を有し、該第1の表面が一定値以下の摩擦係数を有する滑り材と、前記免震装置支持部と前記上部構造物とに設けられ、前記第1の表面に当接する第2の表面を有し、該第2の表面が一定値以下の摩擦係数を有する滑り板とから構成されており、
    前記交換方法は、前記各滑り材に、2以上の前記持上装置を取り付ける工程を含む、請求項9に記載の交換方法。
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