JP2017002589A - 仮受支柱および免震装置の交換方法 - Google Patents

仮受支柱および免震装置の交換方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017002589A
JP2017002589A JP2015118338A JP2015118338A JP2017002589A JP 2017002589 A JP2017002589 A JP 2017002589A JP 2015118338 A JP2015118338 A JP 2015118338A JP 2015118338 A JP2015118338 A JP 2015118338A JP 2017002589 A JP2017002589 A JP 2017002589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary
seismic isolation
support column
base
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015118338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6545537B2 (ja
Inventor
俊久 石田
Toshihisa Ishida
俊久 石田
睦 近藤
Mutsumi Kondo
睦 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Taisei Corp
Akebono Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp, Akebono Sangyo Co Ltd filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2015118338A priority Critical patent/JP6545537B2/ja
Publication of JP2017002589A publication Critical patent/JP2017002589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6545537B2 publication Critical patent/JP6545537B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】地震時に、免震装置よりも上側の部分が水平方向に相対移動しても、この相対移動に追従できる仮受支柱を提供すること。
【解決手段】仮受支柱50は、下部躯体2と上部躯体3との間に設置される。この仮受支柱50は、下部モルタル層51、下部仮設免震基礎52、仮設免震装置53、上部仮設免震基礎54、油圧ジャッキ55、支柱材56、上部受桁57、および上部モルタル層58を備える。仮設免震装置53は、上部躯体3の下部躯体2に対する水平方向の相対移動を許容する。
【選択図】図5

Description

本発明は、仮受支柱およびこの仮受支柱を用いた免震装置の交換方法に関する。
従来より、建物などの上部躯体を、免震装置を介して基礎などの下部躯体で支持する免震構造が知られている。この免震装置は、積層ゴムと、この積層ゴムの下に設けられた下フランジと、積層ゴムの上に設けられた上フランジと、を備える。
ところで、このような免震装置を交換する場合がある(特許文献1参照)。この場合、まず、免震装置の周囲に仮受支柱を設置し、この仮受支柱により上部躯体をジャッキアップする。これにより、上部躯体を仮受支柱で仮支持して、免震装置にかかる荷重を解除する。次に、免震装置を上部躯体と下部躯体との間から取り外し、この位置に新たな免震装置を設置する。その後、仮受支柱により上部躯体をジャッキダウンする。これにより、新たな免震装置で上部躯体を支持して、仮受支柱にかかる荷重を解除する。
ところで、免震装置の交換対象となる既存柱の周囲のみをジャッキアップすると、スパン間変形角が大きくなり、既存建物が損傷するおそれがあるため、数スパンに亘って段階的にジャッキアップを行うことが多い。よって、ジャッキアップからジャッキダウンまでの工事期間は数日となる。
さらに、この工事期間中に地震が発生する場合がある。この場合、免震装置が既に撤去されているので、地震力により上部躯体が下部躯体に対して水平移動しようとするため、上部躯体の水平方向の移動を拘束する必要がある。
例えば、特許文献2に示すように、免震装置の下部基礎と上部基礎とを囲んで筒状の耐震プレートを拘束部材としてセットし、この耐震プレートとこれら基礎との隙間にグラウト材を充填することで、上部躯体の水平移動を拘束する。この方法では、免震装置の交換対象となる箇所にのみ耐震プレートを設置する。
特開平11−182055号公報 特開2010−70941号公報
しかしながら、グラウト材を充填することで耐震プレートを基礎に固定するため、耐震プレートの取付けや撤去に時間がかかる、という問題があった。
また、拘束部材である耐震プレートを交換対象となる免震装置のみに設置した場合、工事期間中に地震が発生すると、少数の耐震プレートに地震力が集中するため、上部躯体の水平移動を十分に拘束できないおそれがある。よって、1台のみの免震装置を交換する場合であっても、地震時に上部躯体を十分に拘束できるように、拘束部材を上部躯体の直下の複数箇所に均等に配置する必要がある。その結果、工事が大掛かりとなってしまい、工事費が高くなるおそれがあった。
さらに、拘束部材により上部躯体の水平移動を十分に拘束できた場合であっても、建物を免震層で拘束するため、工事期間中は免震効果を得られないことになる。よって、工事期間中に地震が発生した場合、上部躯体の柱や梁に大きな地震力が作用して、耐震安全性が低下するので、工事期間中は建物を使用できない、という問題があった。
本発明は、免震装置の交換工事の期間中に地震が発生しても、耐震安全性を確保しつつ低コストで免震装置を交換できる、仮受支柱およびこの仮受支柱を用いた免震装置の交換方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の仮受支柱(例えば、後述の仮受支柱50、60、80)は、下部躯体(例えば、後述の下部躯体2)と上部躯体(例えば、後述の上部躯体3)との間に設置される仮受支柱であって、下部(例えば、後述の下部モルタル層51、下部仮設免震基礎52、下部モルタル層61、下部仮設免震基礎62、サンドル材63、下部受桁65、下部仮設免震基礎81、中間部仮設免震基礎82)と、当該下部の上に設けられた相対移動許容機構(例えば、後述の仮設免震装置53、滑り機構70、仮設免震装置83)と、当該相対移動許容機構の上に設けられた上部(例えば、後述の上部仮設免震基礎54、支柱材56、上部受桁57、上部モルタル層58、上部受桁66、上部モルタル層67、上部仮設免震基礎84)と、当該下部または当該上部に設けられて軸力を導入する軸力導入機構(例えば、後述の油圧ジャッキ55、油圧ジャッキ64、軸力導入機構90)と、を備え、前記相対移動許容機構は、前記上部の下部に対する水平方向の相対移動を許容することを特徴とする。
この発明によれば、既存の免震装置を撤去した際に地震が発生すると、既存建物の上部躯体が下部躯体に対して水平方向に相対移動する。その結果、上部が下部に対する水平方向に相対移動するが、この相対移動は、仮受支柱の相対移動許容機構により許容される。よって、地震時に、既存建物の免震装置よりも上側の部分(上部躯体)の相対移動に追従する。したがって、免震装置の交換工事の期間中に地震が発生しても、免震効果を維持できるので、耐震安全性を確保でき、工事期間中でも建物を使用できる。
また、従来の拘束部材のように上部躯体を拘束するものではないので、仮受支柱を上部躯体の直下の複数箇所に均等に配置する必要がなく、鋼管対象となる免震装置の近傍のみに設置すればよいので、低コストで免震装置を交換できる、
また、従来の拘束部材のように、仮受支柱の設置にグラウト材を使用しないので、仮受支柱の取付けや撤去が容易である。
請求項2に記載の仮受支柱(例えば、後述の仮受支柱50、80)は、前記相対移動許容機構(例えば、後述の仮設免震装置53、83)は、ゴムと鋼板とを交互に積層して弾性変形可能な積層ゴム(例えば、後述の積層ゴム532)を備えることを特徴とする。
この発明によれば、相対移動許容機構に弾性変形可能な積層ゴムを設けたので、相対移動許容機構が簡素な構造となり、免震装置の交換を低コストで実施できる。
請求項3に記載の仮受支柱(例えば、後述の仮受支柱60)は、前記相対移動許容機構(例えば、後述の滑り機構70)は、前記下部の上に設けられた下側滑り部材受け(例えば、後述の下側滑り部材受け71)と、当該下側滑り板受けの上に設けられた滑り部材(例えば、後述の滑り部材72)と、前記上部の下でかつ当該滑り部材の上に設けられた上側滑り部材受け(例えば、後述の上側滑り部材受け73)と、を備え、前記滑り部材は、前記下側滑り部材受けの上面を所定方向に摺動可能であり、かつ、前記上側滑り部材受けの下面を所定方向に交差する方向に摺動可能であることを特徴とする。
この発明によれば、滑り部材が下側滑り部材受けの上面を所定方向に摺動するとともに、上側滑り部材受けの下面を所定方向に交差する方向に摺動することで、上部は、下部に対して、水平面内であらゆる方向に相対移動可能となる。よって、簡素な構造で、既存建物の上部躯体の相対移動に追従できる。
請求項4に記載の仮受支柱(例えば、後述の仮受支柱80)は、前記軸力導入機構(例えば、後述の軸力導入機構90)は、中央部に向かうに従って間隔が狭くなる上下一対のガイド(例えば、後述の下側ガイド91、上側ガイド92)と、当該一対のガイド同士の間に配置された一対のくさび部材(例えば、後述のテーパプレート93A、93B)と、前記一対のガイドに係止されて前記一対のくさび部材を貫通して水平方向に延びる連結部材(例えば、後述のPC鋼棒94)と、当該連結部材に反力をとって前記くさび部材を中央部に向かって押圧する一対の油圧ジャッキ(例えば、後述の油圧ジャッキ95)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、くさび部材を打ち込んで、ガイド同士の間隔を押し拡げることで、仮受支柱に軸力を導入して、上部躯体をジャッキアップする。そして、くさび部材の位置を固定することで、この導入した軸力を維持する。
したがって、油圧ジャッキで軸力を維持する必要がないから、長期間に亘って導入した軸力を維持できる。
また、油圧ジャッキによりくさび部材を水平移動して軸力を導入するので、油圧ジャッキを仮受支柱の内部に設置する構成ではないから、油圧ジャッキを容易に取り外して転用できる。
また、連結部材の両端側に油圧ジャッキを配置して、連結部材に反力をとってこの油圧ジャッキを駆動したので、ジャッキの反力が互いに打ち消されるから、反力を確実にとることができる。
請求項5に記載の免震装置の交換方法は、下部躯体(例えば、後述の下部躯体2)と上部躯体(例えば、後述の上部躯体3)との間に設置された免震装置(例えば、後述の免震装置20)の交換方法であって、上述の仮受支柱を前記下部躯体上に設置して、当該仮受支柱により前記上部躯体を支持する工程(例えば、後述のステップS1、S2)と、前記免震装置を新規の免震装置に交換する工程(例えば、後述のステップS3、S4)と、前記仮受支柱を撤去する工程(例えば、後述のステップS5、S6)と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、地震時に、免震装置よりも上側の上部躯体が水平方向に相対移動しても、この相対移動に追従できる。
本発明の第1実施形態に係る免震装置の交換方法の適用対象となる既存建物の断面図である。 前記実施形態に係る既存柱に設置された免震装置の断面図である。 前記実施形態に係る免震装置を交換する手順のフローチャートである。 前記実施形態に係る免震装置の交換に用いられる仮受支柱の水平断面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱の側面図である。 前記実施形態に係る免震装置を交換する手順の説明図(その1)である。 前記実施形態に係る免震装置を交換する手順の説明図(その2)である。 本発明の第2実施形態に係る仮受支柱の水平断面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱の側面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱の滑り機構の側面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱の滑り機構の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る仮受支柱の水平断面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱の側面図である。 前記実施形態に係る仮受支柱の軸力導入機構の平面図である。 図14のA−A断面図である。 図14のB−B断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る免震装置の交換方法の適用対象となる既存建物1の断面図である。
例えば、既存柱10の柱脚部は、地下1階梁11および地下1階床12に接合されており、この既存柱10の柱頭部は、1階梁13および1階床14に接合されている。
既存柱10の中間高さには、免震装置20が設置される。この免震装置20よりも下側の部分を下部躯体2とし、免震装置20よりも上側の部分を上部躯体3とする。免震装置20は、下部躯体2に支持されて、上部躯体3を免震化するものである。
図2は、既存柱10に設置された免震装置20の断面図である。
既存柱10のうち免震装置20よりも下側には、下部免震基礎30が構築され、既存柱10のうち免震装置20よりも上側には、上部免震基礎40が構築されている。
下部免震基礎30の上面には、下部ベースプレート31が打ち込まれる。下部ベースプレート31には、複数の雌ねじ部32が円環状に配置されている。
上部免震基礎40の下面には、上部ベースプレート41が打ち込まれる。上部ベースプレート41には、複数の雌ねじ部42が円環状に配置されている。
免震装置20は、下部フランジ21と、この下部フランジ21の上に設けられた積層ゴム22と、この積層ゴム22の上に設けられた上部フランジ23と、を備える。
積層ゴム22は、ゴムと鋼板とを交互に積層したものであり、弾性変形可能となっている。
下部フランジ21は、下部免震基礎30の下部ベースプレート31の雌ねじ部32にボルト24で固定される。
上部フランジ23は、上部免震基礎40の上部ベースプレート41の雌ねじ部42にボルト24で固定される。
以下、免震装置20を交換する手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS1では、免震装置20が設置された既存柱10の近傍の3箇所に、仮受支柱50を設置する。この仮受支柱50は、下部躯体2と上部躯体3との間に設置される。
図4は、仮受支柱50の水平断面図であり、図5は、仮受支柱50の側面図である。
仮受支柱50は、下部としての下部モルタル層51、下部としての下部仮設免震基礎52、相対移動許容機構としての一対の仮設免震装置53、上部としての上部仮設免震基礎54、一対の軸力導入機構としての油圧ジャッキ55、上部としての一対の支柱材56、上部としての上部受桁57、および、上部としての上部モルタル層58を備える。
下部仮設免震基礎52は、水平方向に延びる鋼材であり、地下1階床12の上でかつ地下1階梁11の直上となる位置に設置されている。
下部モルタル層51は、モルタルからなり、地下1階床12と下部仮設免震基礎52との隙間に充填されている。
一対の仮設免震装置53は、免震装置20と同様の構造であり、下部仮設免震基礎52の上に設けられている。
具体的には、仮設免震装置53は、下部フランジ531と、この下部フランジ531の上に設けられた積層ゴム532と、この積層ゴム532の上に設けられた上部フランジ533と、を備える。
積層ゴム532は、ゴムと鋼板とを交互に積層したものであり、弾性変形可能となっている。また、下部フランジ531は、下部仮設免震基礎52に固定されている。
上部仮設免震基礎54は、水平方向に延びる鋼材であり、一対の仮設免震装置53の上に設けられている。仮設免震装置53の上部フランジ533は、この上部仮設免震基礎54に固定されている。
一対の油圧ジャッキ55は、上部仮設免震基礎54の上に、仮設免震装置53の直上となる位置に設けられている。油圧ジャッキ55は、上部仮設免震基礎54と支柱材56とを離間させる方向に力を加えて、仮受支柱50に軸力を導入するものである。油圧ジャッキ55には、安全ナットが設けられており、この安全ナットをロックすることで、油圧力を開放しても、上部仮設免震基礎54と支柱材56との間隔を保持できる。
一対の支柱材56は、上下方向に延びる鋼材であり、油圧ジャッキ55の上に設けられている。
上部受桁57は、水平方向に延びる鋼材であり、1階梁13の下面でかつ一対の支柱材56の上に設けられている。
上部モルタル層58は、モルタルからなり、上部受桁57と1階梁13との隙間に充填されている。
ステップS2では、仮受支柱50により上部躯体3をジャッキアップする。すなわち、仮受支柱50の油圧ジャッキ55を駆動して、仮受支柱50に軸力を導入することで、1階梁13をジャッキアップする。これにより、既存建物1の上部躯体3が仮受支柱50で仮支持される。この状態を図6に示す。この図6では、理解を容易にするために、一部の仮受支柱の表示を省略している。
ステップS3では、既存の免震装置20を撤去する。
ここで、図7に示すように、地震が発生して、上部躯体3が下部躯体2に対して水平方向に相対移動した場合を想定する。この場合、仮受支柱50の仮設免震装置53よりも上側の部分は、上部躯体3と一体となって、仮受支柱50の仮設免震装置53よりも下側の部分に対して水平方向に相対移動する。すると、仮設免震装置53の積層ゴム532が変形して、この相対移動を許容する。
ステップS4では、新規の免震装置20を設置する。この新規の免震装置20は、既存の免震装置20と同様の構造である。
すなわち、ボルト24を緩めることで、既存の免震装置20の下部フランジ21を下部ベースプレート31から取り外すとともに、上部フランジ23を上部ベースプレート41から取り外す。次に、既存の免震装置20を新規の免震装置20に交換し、ボルト24を取り付けて、新規の免震装置20の下部フランジ21を下部ベースプレート31に固定するとともに、上部フランジ23を上部ベースプレート41に固定する。
ステップS5では、仮受支柱50により上部躯体3をジャッキダウンする。
すなわち、仮受支柱50の油圧ジャッキ55を駆動して、仮受支柱50に導入した軸力を解除することで、1階梁13をジャッキダウンし、上部躯体3を新規の免震装置20に支持させる。
ステップS6では、仮受支柱50を撤去する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)既存の免震装置20を撤去した際に地震が発生すると、上部躯体3が下部躯体2に対して水平方向に相対移動する。これにより、上部仮設免震基礎54が下部仮設免震基礎52に対して水平方向に相対移動するが、この相対移動は、仮設免震装置53により許容される。よって、上部躯体3の水平方向の相対移動に追従する。したがって、免震装置20の交換工事の期間中に地震が発生しても、免震効果を維持できるので、耐震安全性を確保でき、工事期間中でも既存建物1を使用できる。
(2)仮受支柱50を上部躯体の直下の複数箇所に均等に配置する必要がなく、鋼管対象となる免震装置20の近傍のみに設置すればよいので、低コストで免震装置20を交換できる、
(3)仮設免震装置53に弾性変形可能な積層ゴム532を設けたので、仮設免震装置53が簡素な構造となり、免震装置の交換を低コストで実施できる。
〔第2実施形態〕
図8は、本発明の第2実施形態に係る仮受支柱60の水平断面図であり、図9は、仮受支柱60の側面図である。
本実施形態では、仮受支柱60の構造が、第1実施形態と異なる。
すなわち、仮受支柱60は、免震装置20が設置された既存柱10の近傍の3箇所に設置される。
この仮受支柱60は、下部としての下部モルタル層61、下部としての下部仮設免震基礎62、下部としてのサンドル材63、3つの軸力導入機構としての油圧ジャッキ64、下部としての下部受桁65、相対移動許容機構としての滑り機構70、上部としての上部受桁66、および、上部としての上部モルタル層67を備える。
下部仮設免震基礎62は、水平方向に延びる鋼材であり、地下1階床12の上でかつ地下1階梁11の直上となる位置に設置されている。
下部モルタル層61は、モルタルからなり、地下1階床12と下部仮設免震基礎52との隙間に充填されている。
サンドル材63は、鋼材を井桁状に組み合わせたものであり、下部仮設免震基礎62の上に設けられている。
3つの油圧ジャッキ64は、下部仮設免震基礎62と下部受桁65とを離間させる方向に力を加えて、仮受支柱60に軸力を導入する。油圧ジャッキ64には、安全ナットが設けられており、この安全ナットをロックすることで、油圧力を開放しても、下部仮設免震基礎62と下部受桁65との間隔を保持できる。
下部受桁65は、水平方向に延びる鋼材であり、3つの油圧ジャッキ64に跨がって設けられている。この下部受桁65の延びる方向を、所定方向Aとする(図11参照)。
上部受桁66は、下部受桁65に略直交する方向(所定方向B)でかつ水平方向に延びる鋼材であり、1階梁13の下面でかつ滑り機構70の上に設けられている(図11参照)。
上部モルタル層67は、モルタルからなり、上部受桁66と1階梁13との隙間に充填されている。
図10は、滑り機構70の側面図であり、図11は、滑り機構70の平面図である。
滑り機構70は、下側滑り部材受け71、滑り部材72、および上側滑り部材受け73を備える。
下側滑り部材受け71は、下部受桁65の上面に設けられて、所定方向Aに延びている。この下側滑り部材受け71は、上面が平滑な滑り板711と、この滑り板711の両端部に立設されて所定方向Aに延びる一対のガイド部712と、を備える。
上側滑り部材受け73は、上部受桁66の下面に設けられて、所定方向Aに直交する所定方向Bに延びている。この上側滑り部材受け73は、下面が平滑な滑り板731と、この滑り板731の両端部に立設されて所定方向Bに延びる一対のガイド部732と、を備える。
滑り部材72は、下側滑り部材受け71の滑り板711の上面に設けられている。
滑り部材72の下面には、下面が平滑な下側ナイロン樹脂部721が設けられ、滑り部材72の上面には、上面が平滑な上側ナイロン樹脂部722が設けられている。
ナイロン樹脂部721、722は、例えば、クオドラントポリペンコジャパン株式会社製のMCナイロン(登録商標)で形成される。
下側ナイロン樹脂部721は、下側滑り部材受け71の滑り板711の上面に当接しており、摺動可能となっている。これにより、滑り部材72は、ガイド部712に沿って、滑り板711上を所定方向Aに相対移動可能となっている。
上側ナイロン樹脂部722は、上側滑り部材受け73の滑り板731の下面に当接しており、摺動可能となっている。これにより、滑り部材72は、ガイド部732に沿って、滑り板731上を所定方向Bに相対移動可能となっている。
以上の仮受支柱60によれば、滑り部材72が、下側滑り部材受け71の上面を所定方向Aに摺動するとともに、上側滑り部材受け73の下面を所定方向に交差する方向Bに摺動することで、下部受桁65にと上部受桁66とが、水平面内であらゆる方向に相対移動可能となっている。
本実施形態によれば、上述の(1)、(2)の効果に加えて、以下の効果がある。
(4)滑り部材72が下側滑り部材受け71の上面あるいは上側滑り部材受け73の下面を摺動することで、下部受桁65にと上部受桁66とが水平面内であらゆる方向に相対移動可能となる。よって、簡素な構造で、既存建物1の免震装置20よりも上側の部分の相対移動に追従できる。
〔第3実施形態〕
図12は、本発明の第3実施形態に係る仮受支柱80の平面図である。図13は、仮受支柱80の水平断面図である。
本実施形態では、特に軸力導入機構90の構造が第1実施形態と異なる。
すなわち、仮受支柱80は、免震装置20が設置された既存柱10を挟んで一対設けられている。
仮受支柱80は、下部としての下部仮設免震基礎81、軸力導入機構90、下部としての中間部仮設免震基礎82、仮設免震装置83、および、上部としての上部仮設免震基礎84を備える。
下部仮設免震基礎81は、鉄筋コンクリート造である。一対の下部仮設免震基礎81と既存柱10の免震装置20の下側の部分とは、PC鋼棒85により、緊張力を導入した状態で互いに連結されている。これにより、下部仮設免震基礎81と既存柱10との固定度が向上する。
軸力導入機構90は、下部仮設免震基礎81の上に設けられており、下部仮設免震基礎81と中間部仮設免震基礎82とを離隔させる方向に力を加えるものである。この軸力導入機構90の構造については、後に詳述する。
中間部仮設免震基礎82は、鉄筋コンクリート造であり、軸力導入機構90の上に設けられている。
仮設免震装置83は、仮設免震装置53と同様の構造であり、中間部仮設免震基礎82の上に設けられている。
上部仮設免震基礎84は、鉄筋コンクリート造であり、1階梁13の下面でかつ仮設免震装置83の上に設けられている。一対の上部仮設免震基礎84と既存柱10の免震装置20の上側の部分とは、PC鋼棒86により、緊張力を導入した状態で互いに連結されている。これにより、上部仮設免震基礎84と既存柱10との固定度が向上する。
図14は、軸力導入機構90の平面図である。図15は、図14のA−A断面図である。図16は、図14のB−B断面図である。
軸力導入機構90は、下部仮設免震基礎81と中間部仮設免震基礎82との間に設けられて中央部に向かうに従って上下の間隔が狭くなる上下一対のガイド91、92と、これら一対のガイド91、92同士の間に水平方向に対向配置された一対のくさび状のくさび部材としてのテーパプレート93A、93Bと、一対のガイド91、92に係止されて一対のテーパプレート93A、93Bを貫通して水平方向に延びる連結部材としてのPC鋼棒94と、PC鋼棒94に反力をとってテーパプレート93A、93Bを押圧する一対の油圧ジャッキ95と、を備える。
一対のガイド91、92は、下部仮設免震基礎81の上に設けられた下側ガイド91と、中間部仮設免震基礎82の下に設けられた上側ガイド92と、で構成される。
下側ガイド91は、下部仮設免震基礎81の上に構築されたコンクリート体911と、このコンクリート体911の上面に打ち込まれた下側ガイド板912と、を備える。
下側ガイド板912の上面の側端縁には、一対の側壁913が形成されており、上面の中央部には、一対の側壁913同士を連結する中央壁914が形成されている。ここで、下側ガイド板912の上面のうち中央壁914を挟んだ両側の部分をガイド面915A、915Bとする。これらガイド面915A、915Bは、傾斜面であり、中央壁914に向かうに従って高くなっている。
上側ガイド92は、下側ガイド91と同様の構造であり、中間部仮設免震基礎82の下に構築されたコンクリート体921と、このコンクリート体921の下面に打ち込まれた上側ガイド板922と、を備える。
上側ガイド板922の下面の側端縁には、一対の側壁923が形成されており、下面の中央部には、一対の側壁923同士を連結する中央壁924が形成されている。ここで、上側ガイド板922の下面のうち中央壁924を挟んだ両側の部分をガイド面925A、925Bとする。これらガイド面925A、925Bは、傾斜面であり、中央壁924に向かうに従って低くなっている。
ここで、上側ガイド板922の中央壁924は、下側ガイド板912の中央壁914に対向して配置されており、上側ガイド板922のガイド面925A、925Bも、下側ガイド板912のガイド面915A、915Bに対向して配置されている。
これにより、ガイド面915A、915Bとガイド面925A、925Bとの間隔は、中央部である中央壁914、924に向かうに従って狭くなっている。
一対のテーパプレート93A、93Bは、略直方体形状であるが、これら一対のテーパプレート93A、93Bの下面および上面は、傾斜面であり、これら下面から上面までの距離は、中央壁914、924に向かうに従って狭くなっている。
PC鋼棒94は、一対の支圧板941およびナット942を介して、下側ガイド板912および上側ガイド板922の中央壁914、924に係止している。
すなわち、一対の支圧板941は、中央壁914、924を挟んで配置されており、PC鋼棒94は、これら一対の支圧板941を貫通している。PC鋼棒94は、外周面に雌ねじが形成されており、PC鋼棒94の一対の支圧板941の外側にナット942を螺合し、このナット942を締め付けることで、PC鋼棒94が中央壁914、924に係止する。
また、テーパプレート93A、93Bの外端面は、一対の支圧板931よびナット932を介して、PC鋼棒94に係止されている。
すなわち、一対の支圧板931は、テーパプレート93A、93Bの外端面に配置されており、PC鋼棒94は、これらテーパプレート93A、93Bおよび支圧板931を貫通している。ナット932は、PC鋼棒94の一対の支圧板931の外側に螺合されている。
油圧ジャッキ95は、PC鋼棒94に反力をとって、一対のテーパプレート93A、93Bを、互いに接近する方向に押し込んだり互いに離隔する方向に引っ張ったりするのであり、テーパプレート93A、93Bを挟んでPC鋼棒94の両端側に配置される。
この油圧ジャッキ95の先端面は、一対のテーパプレート93A、93Bの外端面に連結されている。
PC鋼棒94は、一対の支圧板943およびナット944を介して、各油圧ジャッキ95の基端面に連結されている。
すなわち、一対の支圧板943は、各油圧ジャッキ95の外端面に配置されており、PC鋼棒94は、これら油圧ジャッキ95および支圧板943を貫通している。PC鋼棒94の一対の支圧板941の外側にナット944を螺合し、このナット944を締め付けることで、PC鋼棒94がテーパプレート93A、93Bの外端面に係止する。
以上の軸力導入機構90は、以下のように動作する。
仮受支柱80に軸力を導入する場合、油圧ジャッキ95により、下側ガイド板912および上側ガイド板922に反力をとって一対のテーパプレート93A、93Bを互いに接近する方向に押し込む。
つまり、PC鋼棒94は、下側ガイド板912および上側ガイド板922に係止しており、油圧ジャッキ95の基端面は、このPC鋼棒94に連結されているので、油圧ジャッキ95は、下側ガイド板912および上側ガイド板922に反力をとることができる。
そして、油圧ジャッキ95の先端面で、一対のテーパプレート93A、93Bの外端面を押圧する。
すると、テーパプレート93Aは、下側ガイド板912のガイド面915Aおよび上側ガイド板922のガイド面925Aを摺動して、これらガイド面同士の間隔を押し拡げる。また、テーパプレート93Bは、下側ガイド板912のガイド面915Bおよび上側ガイド板922のガイド面925Bを摺動して、これらガイド面同士の間隔を押し拡げる。
これにより、免震装置20で支持していた既存建物1の荷重を仮受支柱80に受け替える。
このとき、中央壁914、924は、テーパプレート93A、93Bの行き過ぎを防止するエンドストッパとなる。
また、仮受支柱80に導入した軸力を保持する場合、ナット932を締め付けることで、テーパプレート93A、93Bの下側ガイド板912および上側ガイド板922に対する相対位置を固定する。
また、仮受支柱80に導入した軸力を解除する場合、油圧ジャッキ95により、下側ガイド板912および上側ガイド板922に反力をとって一対のテーパプレート93A、93Bを互いに離隔する方向に引っ張る。
本実施形態によれば、上述の(1)〜(3)の効果に加えて、以下の効果がある。
(5)テーパプレート93A、93Bを打ち込んで、ガイド板912、922同士の間隔を押し拡げることで、仮受支柱80に軸力を導入して、上部躯体3をジャッキアップする。そして、テーパプレート93A、93Bの位置を固定することで、この導入した軸力を維持する。
したがって、油圧ジャッキで軸力を維持する必要がないから、長期間に亘って導入した軸力を維持できる。
また、油圧ジャッキによりテーパプレート93A、93Bを水平移動して軸力を導入するので、油圧ジャッキを仮受支柱の内部に設置する構成ではないから、油圧ジャッキ95を容易に取り外して転用できる。
また、PC鋼棒94の両端側に油圧ジャッキ95を配置して、PC鋼棒94に反力をとってこの油圧ジャッキ95を駆動したので、ジャッキの反力が互いに打ち消されるから、反力を確実にとることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の第1、第3実施形態では、免震装置20を仮受支柱50、80の下側に配置したが、これに限らず、仮受支柱50、80の上側に配置してもよい。また、第2実施形態では、滑り機構70を仮受支柱60の上側に配置したが、これに限らず、仮受支柱60の下側に配置してもよい。
1…既存建物、2…下部躯体、3…上部躯体
10…既存柱、11…地下1階梁、12…地下1階床、13…1階梁、14…1階床
20…免震装置、21…下部フランジ、22…積層ゴム、23…上部フランジ、24…ボルト
30…下部免震基礎、31…下部ベースプレート、32…雌ねじ部、40…上部免震基礎、41…上部ベースプレート、42…雌ねじ部
50…仮受支柱、51…下部モルタル層(下部)、52…下部仮設免震基礎(下部)、53…仮設免震装置(相対移動許容機構)、54…上部仮設免震基礎(上部)、55…油圧ジャッキ(軸力導入機構)、56…支柱材(上部)、57…上部受桁(上部)、58…上部モルタル層(上部)
60…仮受支柱、61…下部モルタル層(下部)、62…下部仮設免震基礎(下部)、63…サンドル材(下部)、64…油圧ジャッキ(軸力導入機構)、65…下部受桁(下部)、66…上部受桁(上部)、67…上部モルタル層(上部)
70…滑り機構(相対移動許容機構)、71…下側滑り部材受け、72…滑り部材、73…上側滑り部材受け
80…仮受支柱、81…下部仮設免震基礎(下部)、82…中間部仮設免震基礎(下部)、83…仮設免震装置(相対移動許容機構)、84…上部仮設免震基礎(上部)、85、86…PC鋼棒
90…軸力導入機構、91…下側ガイド、92…上側ガイド、93A、93B…テーパプレート(くさび部材)、94…PC鋼棒(連結部材)、95…油圧ジャッキ
531…下部フランジ、532…積層ゴム、533…上部フランジ
711…滑り板、712…ガイド部、721…下側ナイロン樹脂部、722…上側ナイロン樹脂部、731…滑り板、732…ガイド部
911…コンクリート体、912…下側ガイド板、913…側壁、914…中央壁、915A、915B…ガイド面
921…コンクリート体、922…上側ガイド板、923…側壁、924…中央壁、925A、925B…ガイド面
931…支圧板、932…ナット、941…支圧板、942…ナット、943…支圧板、944…ナット

Claims (5)

  1. 下部躯体と上部躯体との間に設置される仮受支柱であって、
    下部と、
    当該下部の上に設けられた相対移動許容機構と、
    当該相対移動許容機構の上に設けられた上部と、
    当該下部または当該上部に設けられて軸力を導入する軸力導入機構と、を備え、
    前記相対移動許容機構は、前記上部の下部に対する水平方向の相対移動を許容することを特徴とする仮受支柱。
  2. 前記相対移動許容機構は、ゴムと鋼板とを交互に積層して弾性変形可能な積層ゴムを備えることを特徴とする請求項1に記載の仮受支柱。
  3. 前記相対移動許容機構は、前記下部の上に設けられた下側滑り部材受けと、
    当該下側滑り板受けの上に設けられた滑り部材と、
    前記上部の下でかつ当該滑り部材の上に設けられた上側滑り部材受けと、を備え、
    前記滑り部材は、前記下側滑り部材受けの上面を、所定方向に摺動可能であり、かつ、前記上側滑り部材受けの下面を、所定方向に交差する方向に摺動可能であることを特徴とする請求項1に記載の仮受支柱。
  4. 前記軸力導入機構は、中央部に向かうに従って間隔が狭くなる上下一対のガイドと、
    当該一対のガイド同士の間に配置された一対のくさび部材と、
    前記一対のガイドに係止されて前記一対のくさび部材を貫通して水平方向に延びる連結部材と、
    当該連結部材に反力をとって前記くさび部材を中央部に向かって押圧する一対の油圧ジャッキと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の仮受支柱。
  5. 下部躯体と上部躯体との間に設置された免震装置の交換方法であって、
    請求項1から4のいずれかに記載の仮受支柱を前記下部躯体上に設置して、当該仮受支柱により前記上部躯体を支持する工程と、
    前記免震装置を新規の免震装置に交換する工程と、
    前記仮受支柱を撤去する工程と、を備えることを特徴とする免震装置の交換方法。
JP2015118338A 2015-06-11 2015-06-11 仮受支柱および免震装置の交換方法 Active JP6545537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015118338A JP6545537B2 (ja) 2015-06-11 2015-06-11 仮受支柱および免震装置の交換方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015118338A JP6545537B2 (ja) 2015-06-11 2015-06-11 仮受支柱および免震装置の交換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017002589A true JP2017002589A (ja) 2017-01-05
JP6545537B2 JP6545537B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=57753650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015118338A Active JP6545537B2 (ja) 2015-06-11 2015-06-11 仮受支柱および免震装置の交換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6545537B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018178628A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 西松建設株式会社 免震支持システムおよび免震装置の交換方法
CN110792282A (zh) * 2019-11-12 2020-02-14 苏州中固建筑科技股份有限公司 一种无支撑托换的框架柱的改造方法
CN113585285A (zh) * 2021-08-24 2021-11-02 中国地质大学(武汉) 一种用于消除格构柱对支撑梁轴力影响的装置及安装方法
CN114059683A (zh) * 2021-12-22 2022-02-18 中国建筑第八工程局有限公司 可更换的隔震装置及其更换方法
CN114215383A (zh) * 2022-01-18 2022-03-22 江西沃坤工程质量鉴定有限公司 框架结构柱装配式更换方法
CN114893019A (zh) * 2022-06-29 2022-08-12 上海建工四建集团有限公司 一种剪力墙结构托换结构及其施工方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121244A (ja) * 1984-07-11 1986-01-29 鹿島建設株式会社 ゴム支承およびゴム支承の据付方法
JPH09273163A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Sumitomo Constr Co Ltd 既存建築物の耐震補強方法
JPH11182055A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Toda Constr Co Ltd 免震装置の取替え方法
JP2002003179A (ja) * 2000-06-15 2002-01-09 Kayaba Ind Co Ltd ジャッキ装置
JP2008163636A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Kajima Corp 免震装置の交換方法
JP2010070941A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Toda Constr Co Ltd 免震化工事における水平力拘束方法とその装置
JP2011179252A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Yokogawa Koji Kk 免震装置の荷重受け替え方法及び装置
JP2016205012A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 清水建設株式会社 免震支持ジャッキ装置および免震装置の交換方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121244A (ja) * 1984-07-11 1986-01-29 鹿島建設株式会社 ゴム支承およびゴム支承の据付方法
JPH09273163A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Sumitomo Constr Co Ltd 既存建築物の耐震補強方法
JPH11182055A (ja) * 1997-12-18 1999-07-06 Toda Constr Co Ltd 免震装置の取替え方法
JP2002003179A (ja) * 2000-06-15 2002-01-09 Kayaba Ind Co Ltd ジャッキ装置
JP2008163636A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Kajima Corp 免震装置の交換方法
JP2010070941A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Toda Constr Co Ltd 免震化工事における水平力拘束方法とその装置
JP2011179252A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Yokogawa Koji Kk 免震装置の荷重受け替え方法及び装置
JP2016205012A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 清水建設株式会社 免震支持ジャッキ装置および免震装置の交換方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018178628A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 西松建設株式会社 免震支持システムおよび免震装置の交換方法
CN110792282A (zh) * 2019-11-12 2020-02-14 苏州中固建筑科技股份有限公司 一种无支撑托换的框架柱的改造方法
CN110792282B (zh) * 2019-11-12 2022-05-17 苏州中固建筑科技股份有限公司 一种无支撑托换的框架柱的改造方法
CN113585285A (zh) * 2021-08-24 2021-11-02 中国地质大学(武汉) 一种用于消除格构柱对支撑梁轴力影响的装置及安装方法
CN114059683A (zh) * 2021-12-22 2022-02-18 中国建筑第八工程局有限公司 可更换的隔震装置及其更换方法
CN114215383A (zh) * 2022-01-18 2022-03-22 江西沃坤工程质量鉴定有限公司 框架结构柱装配式更换方法
CN114893019A (zh) * 2022-06-29 2022-08-12 上海建工四建集团有限公司 一种剪力墙结构托换结构及其施工方法
CN114893019B (zh) * 2022-06-29 2023-06-27 上海建工四建集团有限公司 一种剪力墙结构托换结构及其施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6545537B2 (ja) 2019-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017002589A (ja) 仮受支柱および免震装置の交換方法
US10309643B2 (en) Structure for seismic isolation, steel support structure, and method for seismic isolation of existing steel support structures
JP5437113B2 (ja) 免震装置の荷重受け替え方法及び装置
JP6920049B2 (ja) 免震建物
JP5944732B2 (ja) 弾性支承の設置方法
JP6147621B2 (ja) タワークレーンの支持構造およびタワークレーン装置
JP7009724B2 (ja) 柱梁架構改修方法及び改修柱梁架構
KR101323587B1 (ko) 진동차단을 위한 일체형 주상복합 전이층 구조
CN211113725U (zh) 一种基于地下室结构的施工电梯基础
JP6334970B2 (ja) 基礎の仮支持方法
JP2008057189A (ja) 既存建物の免震化工法
JP6087680B2 (ja) 既存建物の免震化方法
KR101323588B1 (ko) 진동차단을 위한 일체형 주상복합 전이층 구조
JP2014091977A (ja) 既存建物の免震化工法
JP6069894B2 (ja) 既存建物の免震化工法
JP6829631B2 (ja) 柱脚の施工方法、既存柱脚の補強方法
JP6846219B2 (ja) 建物免震構造
JP6501558B2 (ja) 免震改修方法
JP2019163607A (ja) 構造物基礎
JP6504824B2 (ja) 制振構造の構築方法
JP6331089B2 (ja) 増築構造および増築建物の構築方法
JP2001049873A (ja) 既存建物の免震化工法
JP2015229857A (ja) 既存建物の免震化方法
JP7169165B2 (ja) 免震装置の拘束方法
JP6336835B2 (ja) 免震構造および免震化方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6545537

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150