JP2018178469A - 床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材 - Google Patents

床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材 Download PDF

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孝史 冨永
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Abstract

【課題】意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、防滑性に優れた床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材を提供することを課題とする。【解決手段】床用化粧シートであって、裏面から、少なくともプライマー層、着色熱可塑性樹脂基材層、絵柄印刷層、透明熱可塑性樹脂層、表面保護層がこの順に積層された積層体であって、該積層体は表面に、凹凸形状を有しており、凸部の平面形状は、縦および横の寸法が、ともに95μm以上220μm以下であって、凸部の高さは、2種類の高さのものが混在して配置されるか、もしくは2種類の縦および横の寸法、高さのものが重ね餅状に2段に重なって配置されており、凸部が配置される密度は、1mm2あたり5個以上、13個以下であることを特徴とする、床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材。【選択図】図1

Description

本発明は、床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材に関するものである。とくに意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、防滑性に優れた床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材に関するものである。
近年の屋外あるいは屋内の建物床面には、フローリングが多く用いられている。フローリングは床に木質系の材料、とくに板張りにして塗装を施したものであるが、木目の美しいデザインや風合いを持つ。
同時に一方では、実用面から耐傷性、耐汚染性、耐候性、耐摩耗性などの点での要求があって、さらにコスト面からも、木質系を基材として化粧シートをラミネートしたものが多く用いられる傾向がある。
実際、屋外のみならず屋内においても転倒事故が発生することが少なくない。とくに転倒事故が多いのは、雨の日といわれており、そのほか清掃水や油の付着などもすべりやすく転倒事故に繋がるおそれがある。
すなわち床材の滑りやすさが転倒事故の原因のひとつである。また、床材によって滑りやすさが違うため、転倒事故防止の観点からも、床材に対するすべりにくさを追求する必要がある。
また、滑りやすさ、すべりにくさは、床材の要因のみならず、履物による違いや、床が濡れているかどうかなどの状況、歩行者が歩く早さなど、複数の要因が絡み合っているために、多角的に検討を重ねる必要がある。
一方、建築材料のひとつである床材への要求品質には、建築基準法をはじめとした法令に基づくもの、エコマークやJIS等の規格に基づくものなどがあり、さらに実用上の耐候性、耐汚染性、耐摩耗性、耐荷重性などの要求品質にも応える必要があり、きめ細かい材料設計、意匠表現を行なわなくてはならない。
一方で実用上の様々な要求品質と並んで、利用者の住環境に対する意識の高まりから、床材に対しても安全性、快適性、あるいは環境適合性などの観点から新たな要求が出始めている。
そのひとつが防滑性の更なる追求である。これはたとえば転倒に対する安全確保の点で重要であって、数値化など客観的、かつ科学的根拠による追求がなされるようになってきている。
数値化はJIS A 1454「高分子系張り床材試験方法」によっても測定され、C.S.R値によってその滑りにくさ、滑りやすさを総合的に表現することができるとされている。
また屋外、とくに階段やバルコニー、マンション廊下などに用いられる床用のシートに関しては、従来より表面に凹凸を施した様々な床材が実用化されている。そのひとつとして基材上に盛り上がりの印刷模様部を形成し、この印刷模様部の表面に架橋樹脂からなる点状防滑突起群を一体的に固着した、ノンスリップ床材が知られている。
防滑に関する要求は別の角度からも提起されており、たとえば室内でペット、特に犬を飼う際にフローリングの滑べりやすさがペットの自然な歩行を妨げ、骨や関節に損傷を与えたりストレスになっているという問題がある。これはフローリングのみならず床用シートにも共通の課題である。
特許文献1には表面に犬の爪が引っかかるように凹凸を設けた木質床材が提案されているが、ペット用に限られた用途での問題の解決であって、一般の床材の防滑性能の向上として必ずしも汎用性があるとは言えなかった。
また特許文献2には、床用の化粧シートに、千鳥格子形状に凹凸を設ける提案もなされているが、必ずしも防滑性が担保されているとはいえず、意匠性においても限定されてしまう欠点があった。
特開2007−135482号公報 特開2013−217066号公報
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、防滑性に優れた床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、床用化粧シートであって、裏面から、少なくともプライマー層、着色熱可塑性樹脂基材層、絵柄印刷層、透明熱可塑性樹脂層、表面保護層がこの順に積層された積層体であって、
該積層体は表面に、凹凸形状を有しており、
凸部の平面形状は、縦および横の寸法が、ともに95μm以上220μm以下であって、凸部の高さは、2種類の高さのものが混在して配置されるか、もしくは2種類の縦および横の寸法、高さのものが重ね餅状に2段に重なって配置されており、
凸部が配置される密度は、1mmあたり5個以上、13個以下であることを特徴とする、床用化粧シートである。
また、請求項2に記載の発明は、前記凹凸形状は、その配置がランダムであることを特徴とする、請求項1に記載の床用化粧シートである。
また、請求項3に記載の発明は、前記表面保護層は、熱硬化性樹脂、または紫外線硬化樹脂、または電子線硬化樹脂、もしくはそれらの内の複数を混合したものから構成されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の床用化粧シートである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の床用化粧シートを、床用基材に貼りあわせて用いたことを特徴とする、床用化粧材である。
本発明によれば、意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、防滑性に優れた床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材を提供することが可能である。
とくに請求項2に記載の発明によれば、意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、より防滑性に優れた床用化粧シートを提供することが可能である。
とくに請求項3に記載の発明によれば、意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、防滑性に優れ、かつ硬化型の表面保護層によって、表面硬度などの表面の機械特性の向上にも優れた床用化粧シートを提供することが可能である。
とくに請求項4の発明によれば、本発明による化粧シートを用いて、意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、防滑性に優れた床用化粧材を提供することが可能である。
図1は本発明に係る床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材を説明するための部分断面模式図である。 図2は本発明に係る床用化粧シートの凹凸形状の一実施態様をより詳しく説明するための部分断面模式図である。 図3は本発明に係る床用化粧シートの凹凸形状を形成するためのエンボス版について説明するための部分断面模式図である。 図3は本発明に係る床用化粧シート表面の凸部の一実施態様の詳細を説明するための平面模式図である。
以下、本発明を図を参照しながら、更に詳しい説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
図1は本発明に係る床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材を説明するための部分断面模式図である。
本発明による床用化粧シート(10)は、裏面から、少なくともプライマー層(2)、着色熱可塑性樹脂基材層(1)、絵柄印刷層(3)、透明熱可塑性樹脂層(4)、表面保護層(5)がこの順に積層された積層体である。
また、この床用化粧シート(10)を用いて、接着剤層(8)を介して床用基材(20)に貼りあわせものが床用化粧材(100)である。
本発明において、積層体は表面に、凹凸形状(7)を有しており、床用化粧材(100)としての防滑性の向上にきわめて有効である。我々はこの凹凸形状(7)について鋭意検討を重ねた結果、凸部(6)の平面形状は、縦および横の寸法が、ともに95μm以上220μm以下であることが効果的かつ最適であることを見出した。
同時に、凸部(6)の高さは、2種類の高さのものが混在して配置されるか、もしくは2種類の縦および横の寸法、高さのものが重ね餅状に2段に重なって配置されていることが効果的かつ最適であることを見出した。
図1に示す例においては、凸部(6)が2種類の縦および横の寸法、高さのものが重ね餅状に2段に重なって配置されている例である。加えて我々は、防滑性の向上には、凸部(6)が配置される密度が、1mmあたり5個以上、13個以下であることが極めて効果的かつ最適であることを見出した。
また、本発明において、凹凸形状(7)は、凸部(6)の配置はランダムであることが、床用化粧材(100)としての防滑性向上により効果的である。
また、図1に示す例において、床用化粧シート(10)は接着剤層(8)を介して、床用基材(20)と積層、接着されて、床用化粧材(100)を構成している。このときプライマー層(2)が、着色熱可塑性樹脂基材層(1)の裏面に設けられていることによって、床用化粧シート(10)と、床用基材(20)との接着強度をより強固にすることが可能である。
着色熱可塑性樹脂基材層(1)は、たとえばポリオレフィン系樹脂に着色材を混合したものを、フィルムに成膜して構成することができる。とくにポリオレフィン系樹脂を用いる場合には、たとえば塩化ビニル樹脂を用いる場合に比べて、燃焼ガスなどの点においてより環境適合的である。
着色熱可塑性樹脂基材層(1)を基材として、絵柄などの印刷を施し、絵柄印刷層(3)を設けることによって意匠性を高めることができる。印刷方法については特段の限定を設けるものではないが、既存の印刷手法を用いることができる。
たとえば、グラビア印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法、シルクスクリーン印刷法、インクジェット印刷法などを用いることができる。とくにグラビア印刷法は、精細な意匠表現が可能であり、生産性に優れる特徴を有する、
透明熱可塑性樹脂層(4)は、たとえばポリオレフィン系樹脂をフィルムに成膜して構成することができる。あらかじめフィルムに成膜されたものを用いて積層することが可能であり、あるいは押出機などを用いて、溶融した樹脂を着色熱可塑性樹脂基材層(1)、および絵柄印刷層(3)の上に押出して、透明熱可塑性樹脂層(4)を形成することも可能である。
透明熱可塑性樹脂層(4)と、着色熱可塑性樹脂基材層(1)、および絵柄印刷層(3)との密着性を向上させることを目的として、必要な場合には、着色熱可塑性樹脂基材層(1)および絵柄印刷層(3)と、透明熱可塑性樹脂層(4)との間にプライマー層を設けても良い。
表面保護層(5)は、床用化粧シート(10)の最も外側表面に設けられ、床用化粧材(100)としての、耐摩耗性や表面の硬さなどの機械特性を向上させることに効果的である。とくに表面保護層(5)は、熱硬化性樹脂、または紫外線硬化樹脂、または電子線硬化樹脂、もしくはそれらの内の複数を混合したものから構成することができ、床用化粧シート(10)を構成する積層体表面に塗布した後、適した方法で硬化させて用いることができる。
図2は本発明に係る床用化粧シートの凹凸形状の一実施態様をより詳しく説明するための部分断面模式図である。
ここに示す例において、2種類の縦および横の寸法、高さのものが重ね餅状に2段に重なって配置されている例である。すなわち、凹凸部(7)を構成する凸部(6)は、底辺(11)の上方に総高さ(18)の凸部(6)を有する。
一段目は、底辺(11)の上に、底辺〜中間部の高さ(16)の高さを有して、一段目頂辺(12)に至る。二段目は、二段目底辺(13)の上に、中間部〜頂辺の高さ(17)を有して、頂辺(14)に至る。
図3は本発明に係る床用化粧シートの凹凸形状を形成するためのエンボス版について説明するための部分断面模式図である。
床用化粧シート(10)を構成する積層体の、凹凸部(7)の形成に関しては、たとえば、エンボス版(30)を用いて熱および圧力をかけて、床用化粧シート(10)を構成する積層体表面に、凹凸形状を転写付与する方法によることも可能である。このときエンボス版(30)と積層体は、凹凸が反対になるのであって、例えばここに示す図において、凸部(6)はエンボス版(30)においては凹部(9)に相当する。
また本発明においては、凸部の高さは2種類の高さのものが混在して配置されるか、2種類の縦および横の寸法、高さのものが重ね餅状に2段に重なって配置されるために、腐食によってエンボス版(30)を作成する場合には、2段階に分けて版の深さを形成する必要がある。
エンボス版(30)はロール形状でも、平板形状でもかまわないが、ロール形状のエンボス版(30)を用いる場合には、凹凸パターンの連続性が得やすいことや、生産性に優れる点においてより好ましい。
図4は本発明に係る床用化粧シート表面の凸部の一実施態様の詳細を説明するための平面模式図である。
ここに示す例は、2種類の縦および横の寸法、高さのものが重ね餅状に2段に重なって配置されている例である。すなわち、凹凸部(7)を構成する凸部(6)の一実施態様を、上から見た平面模式図である。すなわち、凸部(6)は底辺(11)の、図4を見たときの手前側にあって、一段目は、底辺(11)の上にあって、一段目頂辺(12)に至る。同様に二段目は、二段目の底辺(13)の上にあって、頂辺(14)に至る。
またここに示す例は、凸部(6)の一段目が、正方形の外形であって、二段目が一段目の上に重なる形で乗っている。すなわち重ね餅形状である。このほか、一段目と二段目が重なることなく、それぞれ独立して配置されるのでもよい。
凸部(6)の配置は、ランダムな配置とすることができる。凸部(6)をランダムな配置とすることによって、より効果的に防滑性を向上させることができるだけでなく、防滑性を特定の方向に関係なく、どの方向にも満遍なく有効に発揮させることができる。
また、凸部(6)の外形は、正方形に限るものではなく、防滑性を妨げない限りにおいて任意の形状、たとえば十字形などの外形とすることができる。
凸部(6)の2種類の高さは、歩行において引っかかりを良くするという点で防滑性の向上に有効であり、一方で配置する密度を1mmあたり5個以上、13個以下とすることによって、歩行における足面と凸部(6)との接触面積を最適化することができ、防滑性の向上により効果的である。
また、凸部(6)の縦および横の寸法が、ともに95μm以上220μm以下であって、配置される密度を1mmあたり5個以上、13個以下とすることによって、凸部の縦および横の寸法が、上記範囲より大きいか、または小さい場合に比べて、自然な手触りや足触り感の表面とすることができる。配置される密度についても同様である。
このように本発明によれば、意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、防滑性に優れた床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材を提供することが可能である。
以下本発明を、実施例によって更に具体的な説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によってのみ限定されるものである。また実施例および比較例において、内容についての説明は、図1〜図4に基づいた説明とする。
<実施例1>
床用化粧シート(10)の材料構成、および作成手順は下記のとおりである。(図1、図2、図3参照)。
着色熱可塑性樹脂基材層(1):顔料配合ランダムポリプロピレンシート(リケンテクノス社製;厚さ70μm)
絵柄印刷層(3):グラビア印刷法を用いた。絵柄は木目柄とした。
印刷インキ:ウレタン樹脂インキ(東洋インキ製造社製;ラミスター)
透明熱可塑性樹脂層(4):ホモポリプロピレン樹脂(プライムポリマー社製)を用いて押出機によって製膜、同時に二段腐食のエンボス版(30)により凸部(6)を形成した。
エンボス版(30)による凸部(6)形状は下記のとおりである。(図2、図3、図4参照)
外形:正方形
底辺(11):215μm
一段目頂辺(12):200μm
二段目底辺(13):145μm
頂辺(14):110μm
総高さ(18):65μm
凸部の配置密度:10個/1mmとした。
表面保護層の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
表面保護層(5):紫外線硬化方樹脂(DICグラフィック社製ウレタンアクリレート樹脂)厚さ5μmになるよう塗布した。メタルハライドランプにて紫外線照射により硬化させた。
床用化粧材(100)の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
床用化粧シート(10):実施例1に記載の床用化粧シート(10)を用いた。
床用基材(20):MDF(広葉樹;厚さ3mm)を用いた。
接着剤:2液水性エマルジョン接着剤(中央理化工業社製;リカボンド;重量比BA−10L:BA−11B=100:2.5)をウエット状態で100g/mに塗工したのち貼りあわせた。24時間養生して、床用化粧材とした。
<比較例1>
床用化粧シート(10)の材料構成、および作成手順は下記のとおりである。(図1、図2、図3参照)
エンボス版を一段腐食とした以外は実施例1と同様である。
エンボス版(30)による凸部(6)形状は下記のとおりである。(図2、図3、図4参照)
外形:正方形 総高さ65μmとした。
底辺(11):215μm
中間部なし:(この部分は実施例1と異なる)
頂辺(14):160μm
総高さ(18):65μm
凸部の配置密度:10個/1mmとした。
表面保護層の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
実施例1と同様である。
床用化粧材(100)の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
床用化粧シート(10):比較例1に記載の床用化粧シート(10)を用いた以外は、実施例1と同様である。
<比較例2>
床用化粧シート(10)の材料構成、および作成手順は下記のとおりである。(図1、図2、図3参照)。
実施例1と同様である。
エンボス版(30)による凸部(6)形状は下記のとおりである。(図2、図3、図4参照)
外形:正方形
底辺(11):215μm
一段目頂辺(12):200μm
二段目底辺(13):145μm
頂辺(14):110μm
総高さ(18):65μm
凸部の配置密度:3個/1mmとした(この部分のみ実施例1と異なる。)。
表面保護層の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
実施例1と同様である。
床用化粧材(100)の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
床用化粧シート(10):比較例2に記載の床用化粧シート(10)を用いた以外は、実施例1と同様である。
<比較例3>
床用化粧シート(10)の材料構成、および作成手順は下記のとおりである。(図1、図2、図3参照)。
実施例1と同様である。
エンボス版(30)による凸部(6)形状は下記のとおりである。(図2、図3、図4参照)
外形:正方形
底辺(11):215μm
一段目頂辺(12):200μm
二段目底辺(13):145μm
頂辺(14):110μm
総高さ(18):65μm
凸部の配置密度:20個/1mmとした(この部分のみ実施例1と異なる。)。
表面保護層の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
実施例1と同様である。
床用化粧材(100)の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
床用化粧シート(10):比較例3に記載の床用化粧シート(10)を用いた以外は、実施例1と同様である。
<比較例4>
床用化粧シート(10)の材料構成、および作成手順は下記のとおりである。(図1、図2、図3参照)。
実施例1と同様である。
エンボス版(30)による凸部(6)形状は下記のとおりである。(図2、図3、図4参照)
外形:正方形
底辺(11):240μm(この部分が実施例1と異なる)。
一段目頂辺(12):225μm(この部分が実施例1と異なる)。
二段目底辺(13):145μm
頂辺(14):110μm
総高さ(18):65μm
凸部の配置密度:10個/1mmとした。
表面保護層の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
実施例1と同様である。
床用化粧材(100)の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
床用化粧シート(10):比較例4に記載の床用化粧シート(10)を用いた以外は、実施例1と同様である。
<比較例5>
床用化粧シート(10)の材料構成、および作成手順は下記のとおりである。(図1、図2、図3参照)。
実施例1と同様である。
エンボス版(30)による凸部(6)形状は下記のとおりである。(図2、図3、図4参照)
外形:正方形
底辺(11):215μm
一段目頂辺(12):200μm
二段目底辺(13):60μm(この部分が実施例1と異なる)
頂辺(14):25μm(この部分が実施例1と異なる)
総高さ(18):65μm
凸部の配置密度:10個/1mmとした。
表面保護層の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
実施例1と同様である。
床用化粧材(100)の材料構成は下記のとおりである。(図1参照)
床用化粧シート(10):比較例5に記載の床用化粧シート(10)を用いた以外は、実施例1と同様である。
実施例1および比較例1〜比較例5の床用化粧材(100)を用いて評価を行なった。評価項目、および評価方法、および評価基準は下記のとおりである。
(1)防滑性:JIS A 1454によって試験を行ない、C.S.R値を求めた。評価基準:C.S.R値0.38以上を合格とした。
C.S.R値0.37以下を不合格とした。
(2)足触り感:官能試験によって評価した。試験員は10人とした。
評価基準:足触り感がよいとした人0人:×とした。
足触り感がよいとした人1〜6人:△とした。
足触り感がよいとした人7〜10人:〇とした。
評価結果を表1に示す。
表1に示す結果から明らかなように、本発明による実施例1においては、防滑性、足触り感のいずれの評価項目も満足させることができた。判定は実施例1のみが〇である。
比較例1においては、実施例1とは異なり、凸部が一段のみで構成されている。このため特に足触り感が良好と答えた人が少ない結果となり、課題を解決することができなかった。
また比較例2においては、凸部の配置密度が少なくC.S.R値が低くなる結果となり、防滑性が不充分であり、かつ足触り感にも影響が出る結果となった。したがって課題を解決することができなかった。
比較例3においては、凸部の配置密度が多すぎる結果、C.S.R値が低くなる結果となり、防滑性が藤充分であり、かつ足触り感にも影響が出る結果となった。したがって課題を解決することができなかった。すなわち、凸部の配置密度は多すぎても少なすぎても、適当ではなく、本発明による範囲が最適であることが検証される結果となった。
比較例4においては、凸部の底辺の長さが本発明の範囲を超えているのであり、防滑性が不充分であり、かつ足触り感にも影響が出る結果となった。したがって課題を解決することができなかった。
比較例5においては、2段目の頂辺の長さが、本発明の範囲に足りていないのであり、防滑性が不充分であり、かつ足触り感にも影響が出る結果となった。したがって課題を解決することができなかった。
このように本発明によれば、意匠性や手触り、足触り感などを損なうことなく、防滑性に優れた床用化粧シートおよびそれを用いた床用化粧材を提供することが可能であることを検証することができた。
1・・・着色熱可塑性樹脂基材層
2・・・プライマー層
3・・・絵柄印刷層
4・・・透明熱可塑性樹脂層
5・・・表面保護層
6・・・凸部
7・・・凹凸形状
8・・・接着剤層
9・・・凹部
10・・・床用化粧シート
11・・・底辺
12・・・一段目頂辺
13・・・二段目底辺
14・・・頂辺
16・・・底辺〜中間部の高さ
17・・・中間部〜頂辺の高さ
18・・・総高さ
20・・・床用基材
30・・・エンボス版
100・・・床用化粧材

Claims (4)

  1. 床用化粧シートであって、裏面から、少なくともプライマー層、着色熱可塑性樹脂基材層、絵柄印刷層、透明熱可塑性樹脂層、表面保護層がこの順に積層された積層体であって、
    該積層体は表面に、凹凸形状を有しており、
    凸部の平面形状は、縦および横の寸法が、ともに95μm以上220μm以下であって、凸部の高さは、2種類の高さのものが混在して配置されるか、もしくは2種類の縦および横の寸法、高さのものが重ね餅状に2段に重なって配置されており、
    凸部が配置される密度は、1mmあたり5個以上、13個以下であることを特徴とする、床用化粧シート。
  2. 前記凹凸形状は、その配置はランダムであることを特徴とする、請求項1に記載の床用化粧シート。
  3. 前記表面保護層は、熱硬化性樹脂、または紫外線硬化樹脂、または電子線硬化樹脂、もしくはそれらの内の複数を混合したものから構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の床用化粧シート。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の床用化粧シートを、床用基材に貼りあわせて用いたことを特徴とする、床用化粧材。
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