JP2018173186A - 煙突 - Google Patents

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昌一郎 吉永
Shoichiro Yoshinaga
昌一郎 吉永
秀明 岩▲崎▼
Hideaki Iwasaki
秀明 岩▲崎▼
秀明 関根
Hideaki Sekine
秀明 関根
稔 笹原
Minoru Sasahara
稔 笹原
和男 大澤
Kazuo Osawa
和男 大澤
和之 渡邉
Kazuyuki Watanabe
和之 渡邉
ウイリアム フランシス オコーナー
Francis O'connor William
ウイリアム フランシス オコーナー
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Yoshiyuki Takeyama
義幸 竹山
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Abstract

【課題】2つの筒状体どうしの連結作業を容易に行うことができ、かつ2つの筒状体を連結した状態でその回転位置を調整可能な煙突を提供する。【解決手段】オスカプラ13を有する下側筒状体10と、メスカプラ26を有する上側筒状体10とが、オスカプラ13及びメスカプラ26で連結された連結構造を有する煙突1であって、オスカプラ13に回動可能に取り付けられるとともに、メスカプラ16と係合可能なツメリング30を備えており、上述した連結構造において、上側筒状体10は、ツメリング30に係合されており、かつ、ツメリング30を介して下側筒状体10に回動可能に連結されている。【選択図】図1

Description

本発明は、煙突に関し、特に、少なくとも2つの筒状体が連結された連結構造を有する煙突に関する。
煙突は、複数の筒体を連結して構成されており、その連結構造には種々のものが存在している。このような連結構造として、従来、締結ベルトを使用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この文献に記載された煙突の筒体構造は、筒体が上側環状突起と下側環状突起とを備えており、上位の筒体の下側環状突部と下位の筒体の上側環状突部とを上下位置に当接させる。そして、断面コ字形の締結ベルトで上下側の環状突部の外周を一括的に包囲すると同時に締結ベルトで締め付ける。このような構造によって、接続部の防水性を完全なものとすることにより、接続部に水分が浸入することなく、筒体内部の断熱材にも水分が浸入することのない煙突の筒体構造を得ることができる。
特開2013−124827号公報
煙突を構成する筒状体には、煙道がまっすぐなもの(ストレートタイプ)と、屈曲したもの(屈曲タイプ)が存在する。屈曲タイプの筒状体は、例えば、家屋など建築物の外壁面に筒状体を添わせて配置する際に、屋根などの障害物がある場合にこれを回避するために使用される。このように、障害物を回避する場合において、屈曲タイプの筒状体を上側、他の筒状体を下側に配置し、それぞれを当接させたあとで、屈曲タイプの筒状体や屈曲タイプ側のストレートタイプの筒状体を他の筒状体に対して回転させて、煙道の方向を微調整する必要があった。また、ストレートタイプの筒状体どうしを連結する際にも、上下の筒状体の溶接面を一致させるなど、筒状体どうしを当接した後に回転させたいというニーズがあった。
しかしながら、特許文献1の筒状構造は、上下の筒体を当接した状態で、当接部に締結ベルトを巻き付けて両筒体を固定するため、連結作業に手間がかかるという不都合があった。また、筒体どうしをいったん固定すると、締結ベルトを解除しなければ筒体を回転させることができない。
本発明の目的は、2つの筒状体どうしの連結作業を容易に行うことができ、かつ2つの筒状体を連結した状態でその回転位置を調整可能な煙突を提供することにある。
本発明は、第1の連結端部を有する第1の筒状体と、第2の連結端部を有する第2の筒状体とが、前記第1の連結端部及び前記第2の連結端部で連結された連結構造を有する煙突であって、前記第1の連結端部に回動可能に取り付けられるとともに、前記第2の連結端部と係合可能な回転体を備えており、前記連結構造において、前記第2の筒状体は、前記回転体に係合されており、かつ、前記回転体を介して前記第1の筒状体に回動可能に連結されていることを特徴とする煙突である。

このように、連結構造において、第2の筒状体は、回転体に係合されており、かつ回転体を介して第1の筒状体に回動可能に連結されているため、第1の筒状体と第2の筒状体を連結したあとでも第2の筒状体を回動させることが可能となる。
この場合において、前記第1の連結端部及び前記第2の連結端部の一方は、長手方向に突出するオスカプラであり、前記第1の連結端部及び前記第2の連結端部の他方は、前記オスカプラを収容可能なメスカプラであり、前記連結構造において、前記オスカプラが前記メスカプラに収容されて前記第1の筒状体と前記第2の筒状体とが連結されることが好ましい。
このように、オスカプラをメスカプラに収容することで、第1の筒状体と第2の筒状体を容易に連結することが可能となるとともに、雌雄連結構造であるため容易には抜けにくい構造とすることができる。
また、上記の場合において、前記回転体の回転角度を所定の範囲内に規制する回転規制手段を備えることが好適である。
このように、回転体の回転角度を所定の範囲内に規制するため、第2の筒状体が第1の筒状体に対して回転しすぎることがない。
また、この場合において、前記回転規制手段は、前記回転体に設けられた切欠きと、前記第1の筒状体に設けられた回転止め突起とで構成されることが好ましい。
このように、切欠きと回転止め突起とで回転角度を規制するため、簡単な構成で筒状体の回動を所望の回転角度に規制することが可能となる。
また、上記の場合において、前記第1の回転体と前記第2の回転体とを回動不能に固定する固定部材をさらに備えることが好適である。
このように、固定部材を使用することで、第1の筒状体と第2の筒状体を所望の回転角度で固定することが可能となる。
この場合において、前記回転体及び前記第2の筒状体はそれぞれ孔を備えており、
前記固定部材は、前記回転体の孔と前記第2の筒状体の孔とを貫通して前記第1の筒状体に止着されることが好ましい。
このように、固定部材を介して回転体と第2の筒状体を第1の筒状体を一体に固定することができるため、第1の筒状体を第2の筒状体に強固に固定することができる。
さらにこの場合において、前記回転体は複数の前記孔を有し、前記固定部材の数は前記孔の数よりも少ないことが好適である。
このように、固定部材の数は回転体の孔の数よりも少ないため、固定部材の部品数を減らすことができ。また、孔が複数設けられるため、任意の孔に固定部材を差し込んで筒状体どうしを固定することが可能となり、筒状体を回転体に固定する作業が容易になる。
本発明によれば、2つの筒状体どうしの連結作業を容易に行うことができ、かつ2つの筒状体を連結した状態でその回転位置を調整可能な煙突を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る煙突を分解した状態を示した斜視図である。 メスカプラの下面図である。 ツメリングの下面図である。 煙突の連結構造を示す斜視図である。 図4のA−A’方向の断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の煙突について説明する。図1〜図5は、本発明の一実施形態に係る煙突を示した図面である。図1は、煙突を構成する主要な部材である下側筒状体、上側筒状体、ツメリング、イモネジに分解した状態を示した斜視図であり、視認できない位置にある一部の構成要素を点線で示している。図2は、上側筒状体のメスカプラを下側から見た状態を示す下面図である。図3は、ツメカプラを下側から見た状態を示した下面図である。図4は、煙突を構成する主要な部材を組み付けて連結構造とした状態を示した斜視図である。図5は、図4のA−A’方向の断面図であり、連結構造における断面を示している。
図1に示すように、本実施形態の煙突1は、下側筒状体10(第1の筒状体)と、上側筒状体20(第2の筒状体)と、下側筒状体10に対して外周面の両方向に回転(すなわち回動)可能に取り付けられたツメリング30(回転体)と、下側筒状体10と上側筒状体20とを回動不能に固定するイモネジ40(固定部材)と、を備えている。なお、本実施形態の下側筒状体10と上側筒状体20は、同じ形状の部材で構成された同一の形状を有しているが、一部において異なる形状であってもよい。
本実施形態の下側筒状体10は、円筒状のストレート管であり、図5に示すように、上端部側に開口13a、下端部側に開口16aが形成されている。下側筒状体10は、円筒状のインナー11と、このインナー11よりも大径かつ外側に同心円状に配置されたアウター12と、インナー11及びアウター12の間に配置された断熱材と、を備えている。インナー11は、上側端部が開口13aに、下側端部が開口16aとなっており、開口13aと開口16aを連通する空間が煙道10aとなっている。本実施形態のインナー11とアウター12は、SUS304等のステンレススチール製であり、断熱材はスーパーウール(登録商標)等のセラミック繊維製であるが、本発明はこれらの素材に限定されず、適切な材料を使用することができる。
図1及び図5に示すように、下側筒状体10は、上部端側に設けられたオスカプラ13(第1の連結端部)と、下部端側に設けられたメスカプラ16と、を備えている。オスカプラ13は、インナー11の先端側に一体に形成されたインナー先端部11aと、アウター12と略同径の円筒形状でありアウター12の端部に連続して配置された外側板15と、インナー先端部11aと外側板15との間に配設された端板14と、を有している。オスカプラ13を構成するインナー先端部11aの先端は、開口13aとなっている。端板14は、上面視がドーナツ状の部材であり、下側筒状体10の長手方向に対して板面が垂直方向となるように配置される。
なお、下側筒状体10の長手方向は、下側筒状体10の円筒の中心を通る中心線の方向と一致し、かつ、下側筒状体10と上側筒状体20を連結する際の連結方向(図1のY1−Y2方向)と一致する。上側筒状体20の長手方向も同様に、上側筒状体20の円筒の中心を通る中心線の方向と一致し、かつ、下側筒状体10と上側筒状体20を連結する際の連結方向と一致する。以下の説明においても同様である。
図5に示すように、インナー先端部11aは、インナー11よりもわずかに大径となっている。これにより、後述する上側筒状体20のインナー21を内側に挿入しやすくなっている。インナー先端部11aの先端側は、端板14の表面よりも外側(図の上側)に突出している。これにより、下側筒状体10と上側筒状体20を連結したときに、後述する上側筒状体20のインナー21とメスカプラ26の端板27との間にインナー先端部11aの先端の突出した部分が差し込まれて、筒状体どうしが抜けにくくなっている。
外側板15の外周面には、後述するツメリング30を収容可能なリング用くぼみ15aが形成されている。リング用くぼみ15aは、後述するツメリング30とほぼ同形状の円環状の溝であり、上側の縁が外側に突出し、下側の縁は下向きに垂直に屈曲している。これにより、ツメリング30をリング用くぼみ15aに取り付けたときに外れにくくなっている。
リング用くぼみ15aには、後述するイモネジ40を挿通可能な固定凹部15bが設けられている。また、本実施形態の固定凹部15bは、外側板15を貫通せずにへこみとして形成されており、その内周面にはイモネジ40を螺合するためのねじ溝が形成されている。固定凹部15bは、後述するバーブナット29からイモネジ40を挿通して固定凹部15bに固定したときに、下側筒状体10のアウター12の溶接ライン(不図示)と上側筒状体20のアウター22の溶接ライン(不図示)が一致する位置に設けられている。なお、固定凹部15bは、本発明においては任意の構成要素である。本実施形態のように1か所設けられていてもよく、2か所以上に設けられていてもよい。
リング用くぼみ15aには、後述するツメリング30のリング切欠き34に係合する回転止め突起15cが設けられている。回転止め突起15cは、リング用くぼみ15aから径方向に突出して設けられており、本実施形態では下側筒状体10の中心線を中心として約10度の角度の幅で円周上に形成されている。リング切欠き34と回転止め突起15cは、本発明の回転規制手段に該当し、ツメリング30の回転角度を所定の範囲内(本実施形態では60度)に規制する機能を有する。
メスカプラ16は、オスカプラ13とは反対端側に設けられており、オスカプラ13と係合する形状を有している。また、アウター12のメスカプラ16近傍には、ねじ孔12aが設けられている。下側筒状体10のメスカプラ16と上側筒状体20のメスカプラ26とは、ほぼ同一形状である。以下、上側筒状体20を参照して説明する。
上側筒状体20は、下側筒状体10と同様に、オスカプラ23、メスカプラ26(第2の連結端部)を備えている。オスカプラ23の構造は、オスカプラ13と同じであるため説明を省略する。メスカプラ26は、アウター22の内側に配置された筒状の内側板28と、インナー21と内側板28との間に配設された端板27と、を有している。
図5に示すように、メスカプラ26を構成するインナー21は、開口26aを端部に有しており、オスカプラ23側の開口23aと連通して煙道20aが形成される。図1に示すように、端板27は、上面視がドーナツ状の部材であり、上側筒状体20の長手方向の中心線に対して板面が垂直方向となるように配置される。インナー21の端部は端板27から外側(図1の下側)に円筒状に延出している。
端板27より外側(図1の下側)の内側板28の内周面には、内側に突出した5つのバーブ28a,28a,・・・と1つのバーブナット29が設けられている。バーブ28a,28a,・・・は、いずれも平面視形状が四角形である。バーブナット29は、平面視が方形状で中央にねじ溝が形成されている。図2に示すように、5つのバーブ28a,28a,・・・と1つのバーブナット29は、上側筒状体20の中心線を中心として60度の角度を隔てて等間隔に配置されている。バーブナット29が位置するアウター22には、外壁面からバーブナット29まで貫通するねじ孔22aが設けられている。
端板27の表面には、半円状(山型)の突起であるディンプル27aが4か所に形成されている。本実施形態のディンプル27aは、ドーナツ型の端板27の中心点を基準に90度の角度を隔てて配置されている。図5に示すように、ディンプル27aは、下側筒状体10のオスカプラ13を上側筒状体20のメスカプラ26に挿通したときに、山型形状の頂部がオスカプラ13の端板14に当接する。このように、オスカプラ13の端板14にメスカプラ26のディンプル27aが点で接するため、端板14と端板27との間に隙間が生じる。この隙間により、下側筒状体10と上側筒状体20の間での熱伝導が阻害される。また、煙道10aや煙道20a内が外気よりも負圧であるため隙間を通じて冷たい外気が隙間から煙道内にわずかに侵入する。これらの作用により、煙突1が過度に加熱されること(ヒートブレーキ)が防止される。また、このように点で接するため、煙道10aや煙道20aを通る煙の熱によってインナー11,21やアウター12,22が膨張して上下の下側筒状体10や上側筒状体20が多少変形しても、端板14と端板27との間の隙間が閉塞されにくい。
次に、ツメリング30について説明する。図1及び図3に示すように、ツメリング30は、細長い板状の部材を円形に巻いた円環状部材であり、下側筒状体10のリング用くぼみ15aに回動自在に取り付けられている。ツメリング30は、6つのリング孔31,31,・・・が板面を貫通して設けられている。リング孔31,31,・・・は、ツメリング30の円環の中心を基準として60度の角度を隔てて設けられている。
1つのリング孔31に所定の間隔をあけて隣接する位置には、表面から突出したストッパー32が設けられている。ストッパー32は、使用者が指でつまんでツメリング30を回動させる把持部の機能を有するとともに、バーブ28a,28a,・・・のいずれかと接触してツメリング30とメスカプラ26の回転位置を規制する機能を有する。本実施形態のツメリング30は、帯状の金具を円環状に曲げて形成されるが、それぞれの端部は円環の外側に向けて突出し、突出どうしが溶接により固着され、ストッパー32が形成される。
ストッパー32から所定の間隔を隔てて、ツメリング30の外周面上には係合突起33が設けられている。係合突起33は、ツメリング30の外周面に対してほぼ垂直方向に突出した、半円状(山型)の突起である。
円環状のツメリング30の下縁部には、周方向に一部が切り欠かれてリング切欠き34が形成されている。リング切欠き34は、リング用くぼみ15aの回転止め突起15cと係合してツメリング30の回動を規制する機能を有している。
ツメリング30の上側縁部には、外周面に垂直方向に突出する屈曲部35,35,・・・が設けられている。屈曲部35,35,・・・は、6か所に設けられており、それぞれリング孔31,31,・・・の上側縁部に設けられている。屈曲部35,35,・・・は、使用者がつまんでツメリング30を回動させる機能を有する。また、屈曲部35,35,・・・は、下側筒状体10に上側筒状体20が取り付けられた連結構造において、上側筒状体20に上向きに力が働いたときに、バーブ28a,28a,・・・やバーブナット29と干渉して上側筒状体20が上方に抜けるのを防ぐ抜け止め機能も有している。
イモネジ40は、下側筒状体10と上側筒状体20とを固定する機能を有する。イモネジ40の表面にはねじ溝が形成されており、バーブナット29のねじ溝と螺合できるようになっている。
次に、図1の下側筒状体10、上側筒状体20、ツメリング30、イモネジ40を組み付けて煙突1を作製する手順について説明する。図1の矢印X1−X2に示すように、まず、下側筒状体10のリング用くぼみ15aにツメリング30を回動可能に巻着する。ツメリング30は、あらかじめリング孔31等を形成しておいた帯状の板を用意し、これをリング用くぼみ15aの円環状に巻き着けて端部どうしを溶接してストッパー32を形成する。
次に、下側筒状体10のオスカプラ13を上に向け、その上方に上側筒状体20のメスカプラ26を下に向けて配置する。続いて、上側筒状体20を回転させながら図の矢印Y1−Y2で示す方向に移動させて、下側筒状体10のオスカプラ13を上側筒状体20のメスカプラ26に挿通する。
これにより、バーブ28a,28a,・・・又はバーブナット29のうち係合突起33の近傍に位置する1つが、係合突起33を乗り越えてストッパー32に突き当たる。係合突起33を乗り越えたバーブ28a,28a,・・・又はバーブナット29の1つは、上側筒状体20に反対方向の回転が加わっても、係合突起33と干渉するため容易には抜けない構造となっている。
上側筒状体20の回転位置を特に調整する必要がない場合は、上側筒状体20を回転させて、上側筒状体20のねじ孔22aが、ツメリング30のリング孔31,31,・・・のいずれかと、固定凹部15bとに重なる位置にする。この状態でイモネジ40をねじ孔22aからリング孔31を貫通して固定凹部15bに止着することができる。これにより、下側筒状体10と上側筒状体20の溶接ラインがほぼ一致し、両筒状体を連結した状態での外観上の見栄えが良くなる。
一方、上側筒状体20が屈曲タイプである場合や、上側筒状体20のさらに上部に屈曲タイプの筒状体を備える場合において、屈曲タイプの筒状体が屋根などの障害物を避ける必要がある場合について説明する。この場合は、上述した溶接ラインを一致させることを無視して、屈曲タイプの筒状体が障害物を回避するように上側筒状体20の回転位置を設定する必要がある。このような場合は、ツメリング30は、リング切欠き34と回転止め突起15cとで回転角度が規制されているが、その回転角度の範囲内でツメリング30に係合された上側筒状体20を回動させることができる。本実施形態では、60度の回転角度で上側筒状体20を下側筒状体10に対して回動させることができる。
このように、ツメリング30のリング切欠き34は、円環の中心に対して60度の回転角度の幅で形成されているため、ツメリング30は、下側円筒体10の中心線を中心に60度の角度で回動することができる。このため、上側筒状体20のメスカプラ26を下側筒状体10のオスカプラ13に差し込んだ状態で、上側筒状体20を60度の角度で回動することができる。これにより、例えば屈曲タイプの筒状体の回転位置を変更したり、上下の筒状体の溶接面を一致させて見栄えを良くしたりすることができる。
なお、この場合は、イモネジ40を挿通するバーブナット29は、固定凹部15b,15b,・・・とは一致した位置にならないため、ねじ孔22aとツメリング30のリング孔31まではイモネジ40が貫通するが、固定凹部15b,15b,・・・のいずれとも係合せず、イモネジ40の先端はリング用くぼみ15aの壁面に接触した状態でとどまる。
この場合において、下側筒状体10、上側筒状体20、ツメリング30の位置を確定したのち、リング用くぼみ15aの壁面にねじ穴をドリルなどで形成して、このねじ穴にイモネジ40を挿通することで、ツメリング30を介して上側筒状体20を下側筒状体10に止着してもよい。これにより、下側筒状体10と上側筒状体20の回転位置を所望の配置とした状態で、下側筒状体10と上側筒状体20とを固定することができる。
以上の工程により、煙突1を構成する各要素を組み付けて、図4に示す連結構造とすることができる。なお、本実施形態では、下側筒状体10と上側筒状体20とを1つのイモネジ40で固定するため、筒状体を固定する手段(この場合はイモネジ40)が1つで済み、部品の数や固定に係る工数を減らすことができる。また、上記の実施形態ではイモネジ40は1つであったが、イモネジ40は2つ以上使用することもできる。この場合において、イモネジ40の数は、ツメリング30のリング孔31,31,・・・の数よりも少ない数が好ましい。
また、イモネジ40を挿通するバーブナット29が1か所であるのに対して、リング孔31,31,・・・が6か所に設けられているため、任意のリング孔31,31,・・・にイモネジ40を挿通することができる。このため、オスカプラ13にメスカプラ26を挿通して少し回動させるだけで、いずれかのリング孔31にバーブナット29のねじ穴が一致するため、取り付け作業が容易になる。一方で、仮にリング孔31が1か所のみの場合は、上側筒状体20の挿入位置によっては一周近く上側筒状体20を回動しないとリング孔31にバーブナット29のねじ穴が一致しない場合があり、本実施形態のようにリング孔31,31,・・・が複数個所に設けられる場合と比較して取り付け作業に手間がかかる。
上述した実施形態では、下側筒状体10のオスカプラ13にツメリング30を回動可能に設けていたが、本発明はこれに限定されることなく、上側筒状体20のメスカプラ26にツメリング30を設けるようにしてもよい。この場合、上側筒状体20が本発明の第1の筒状体となり、下側筒状体10が第2の筒状体となる。
また、上述した実施形態では、固定部材としてイモネジ40を用いているが、下側筒状体10と上側筒状体20とを固定できる部材であれば特にねじに限定されず、ピン、接着剤等であってもよい。
さらに、上述した実施形態では、オスカプラ13のリング用くぼみ15aに回転止め突起15cを、ツメリング30にリング切欠き34を設けて回転規制手段としているが、オスカプラ13に切欠き、ツメリング30に突起を設けて回転規制手段としてもよい。
1 煙突、10 下側筒状体(第1の筒状体)、10a 煙道、11 インナー、11a インナー先端部、12 アウター、12a ねじ孔、13 オスカプラ(第1の連結端部)、13a 開口、14 端板、15 外側板、15a リング用くぼみ、15b 固定凹部、15c 回転止め突起(回転規制手段)、16 メスカプラ、16a 開口、20 上側筒状体(第2の筒状体)、20a 煙道、21 インナー、22 アウター、22a ねじ孔、23 オスカプラ、23a 開口、26 メスカプラ(第2の連結端部)、26a 開口、27 端板、27a ディンプル、28 内側板、28a バーブ、29 バーブナット、30 ツメリング(回転体)、31 リング孔、32 ストッパー、33 係合突起、34 リング切欠き(回転規制手段)、35 屈曲部、40 イモネジ(固定部材)

Claims (7)

  1. 第1の連結端部を有する第1の筒状体と、第2の連結端部を有する第2の筒状体とが、前記第1の連結端部及び前記第2の連結端部で連結された連結構造を有する煙突であって、
    前記第1の連結端部に回動可能に取り付けられるとともに、前記第2の連結端部と係合可能な回転体を備えており、
    前記連結構造において、前記第2の筒状体は、前記回転体に係合されており、かつ、前記回転体を介して前記第1の筒状体に回動可能に連結されていることを特徴とする煙突。
  2. 前記第1の連結端部及び前記第2の連結端部の一方は、長手方向に突出するオスカプラであり、
    前記第1の連結端部及び前記第2の連結端部の他方は、前記オスカプラを収容可能なメスカプラであり、
    前記連結構造において、前記オスカプラが前記メスカプラに収容されて前記第1の筒状体と前記第2の筒状体とが連結されることを特徴とする請求項1に記載の煙突。
  3. 前記回転体の回転角度を所定の範囲内に規制する回転規制手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の煙突。
  4. 前記回転規制手段は、前記回転体に設けられた切欠きと、前記第1の筒状体に設けられた回転止め突起とで構成されることを特徴とする請求項3に記載の煙突。
  5. 前記第1の回転体と前記第2の回転体とを回動不能に固定する固定部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の煙突。
  6. 前記回転体及び前記第2の筒状体はそれぞれ孔を備えており、
    前記固定部材は、前記回転体の孔と前記第2の筒状体の孔とを貫通して前記第1の筒状体に止着されること特徴とする請求項5に記載の煙突。
  7. 前記回転体は複数の前記孔を有し、前記固定部材の数は前記孔の数よりも少ないことを特徴とする請求項6に記載の煙突。
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