JP2019120376A - パイプジョイント - Google Patents

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Abstract

【課題】単管を連結する際の作業性および安全性を向上させることができるパイプジョイントを提供すること。【解決手段】単管と単管を連結するためのパイプジョイントは、単管を周方向に回転させて連結可能な機構を一方側の端部に有する第1の筒状部材と、第1の筒状部材における他方側の端部の外周面を囲むように第1の筒状部材に回転可能に嵌合した第2の筒状部材と、単管を周方向に回転させて連結可能な機構を一方側の端部に有し、他方側の端部が第2の筒状部材における第1の筒状部材と嵌合する側とは逆側から挿入されて第2の筒状部材と一体的に回転する第3の筒状部材と、第1の筒状部材と第2の筒状部材の重なり部分において、第1の筒状部材と第2の筒状部材を解除可能に相互に固定する第1の固定機構と、第3の筒状部材に連結された単管を第3の筒状部材に対して解除可能に固定する第2の固定機構と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、単管と単管を連結するためのパイプジョイントに関する。
従来より、単管と単管を連結するためのパイプジョイントが提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1のパイプジョイントは、連結する単管の外形よりもやや大きな内径の筒状に形成される筒状連結部と、連結部内に挿入された単管の端部を連結部の内面に押し付けて固定するボルトとを備える。このような構成により単管と単管を固定して連結している。
特開平6−337010号公報
一方で、足場においては、単管を用いて行う作業の安全性および作業性が重要視される。上述したようなパイプジョイントを使用して単管と単管を連結する際にも、連結作業に関する安全性および作業性をより向上させることができる技術の開発が望まれている。
従って、本開示の目的は、安全性および作業性を向上させることができるパイプジョイントを提供することにある。
上記目的を達成するために、本開示は以下のように構成する。
本開示の一態様によれば、単管と単管を連結するためのパイプジョイントであって、単管を周方向に回転させて連結可能な機構を一方側の端部に有する第1の筒状部材と、第1の筒状部材における他方側の端部の外周面を囲むように第1の筒状部材に回転可能に嵌合した第2の筒状部材と、単管を周方向に回転させて連結可能な機構を一方側の端部に有し、他方側の端部が第2の筒状部材における第1の筒状部材と嵌合する側とは逆側から挿入されて第2の筒状部材と一体的に回転する第3の筒状部材と、第1の筒状部材と第2の筒状部材の重なり部分において、第1の筒状部材と第2の筒状部材を解除可能に相互に固定する第1の固定機構と、第3の筒状部材に連結された単管を第3の筒状部材に対して解除可能に固定する第2の固定機構と、を備える、パイプジョイントを提供する。
本開示のパイプジョイントによれば、安全性および作業性を向上させることができる。
実施形態のパイプジョイントの斜視図 実施形態のパイプジョイントの分解図 実施形態のパイプジョイントのプレート部材の斜視図 実施形態のパイプジョイントの第1の筒状部材の拡大側面図
本開示の第1態様によれば、単管と単管を連結するためのパイプジョイントであって、単管を周方向に回転させて連結可能な機構を一方側の端部に有する第1の筒状部材と、第1の筒状部材における他方側の端部の外周面を囲むように第1の筒状部材に回転可能に嵌合した第2の筒状部材と、単管を周方向に回転させて連結可能な機構を一方側の端部に有し、他方側の端部が第2の筒状部材における第1の筒状部材と嵌合する側とは逆側から挿入されて第2の筒状部材と一体的に回転する第3の筒状部材と、第1の筒状部材と第2の筒状部材の重なり部分において、第1の筒状部材と第2の筒状部材を解除可能に相互に固定する第1の固定機構と、第3の筒状部材に連結された単管を第3の筒状部材に対して解除可能に固定する第2の固定機構と、を備える、パイプジョイントを提供する。
本開示の第2態様によれば、第2の固定機構は、第3の筒状部材において第2の筒状部材と重ならない位置の外周面に設けられた貫通孔を介して第3の筒状部材の内側から外側に突出する突出位置と、当該貫通孔の内側に格納される格納位置の間を移動可能な突起を有し、当該突起を第3の筒状部材の外側に嵌合した単管の内周面に当接させることで単管を固定する、第1態様に記載のパイプジョイントを提供する。
本開示の第3態様によれば、第2の筒状部材と第3の筒状部材の重なり部分には、互いに対応する位置に貫通孔が設けられており、第2の固定機構は、第3の筒状部材の内側に配置され、かつ、突出位置と格納位置の間を移動する突起を立設したプレート部材と、第2の筒状部材の外側から第2の筒状部材と第3の筒状部材の貫通孔に挿入され、かつ、プレート部材に形成されたねじ穴に螺合するボルトとを備える、第2態様に記載のパイプジョイントを提供する。
本開示の第4態様によれば、プレート部材は、半割れ形状を有する、第3態様に記載のパイプジョイントを提供する。
本開示の第5態様によれば、第1の固定機構は、第2の筒状部材の表面において第2の筒状部材の周方向に延びる長穴と、長穴の短手幅よりも大きな径の頭を有して長穴に挿通されるボルトと、第1の筒状部材において長穴に対向する位置に設けられる貫通孔と、貫通孔を介してボルトの雄ねじ部に螺合する螺合部とにより構成される、第1態様から第4態様のいずれか1つに記載のパイプジョイントを提供する。
本開示の第6態様によれば、第1の筒状部材と第3の筒状部材の両方の内部にまたがるように挿入される第4の筒状部材をさらに備える、第1態様から第4態様のいずれか1つに記載のパイプジョイントを提供する。
本開示の第7態様によれば、第1の筒状部材と第3の筒状部材の両方の内部にまたがるように挿入される第4の筒状部材をさらに備え、第4の筒状部材は、第2の筒状部材の長穴および第1の筒状部材の貫通孔に対向する位置に貫通孔を形成し、第1の固定機構の螺合部は、第4の筒状部材の貫通孔を形成する内縁の端面に設けられた雌ねじ部である、第5態様に記載のパイプジョイントを提供する。
本開示の第8態様によれば、長穴の長手幅は、第2の筒状部材における周方向の90度〜120度分の長さである、第6態様又は第7態様に記載のパイプジョイントを提供する。
本開示の第9態様によれば、第1の筒状部材および第3の筒状部材の外径は同じであり、第2の筒状部材の外径よりも小さく設定される、第1態様から第8態様のいずれか1つに記載のパイプジョイントを提供する。
本開示の第10態様によれば、第1の筒状部材および第3の筒状部材の端部における単管と連結可能な機構は、第1の筒状部材および第3の筒状部材の先端から軸方向内側に延びる第1の切欠きと、第1の切欠きから周方向に延びる第2の切欠きとを有する、第1態様から第9態様のいずれか1つに記載のパイプジョイントを提供する。
以下、本発明のパイプジョイントに係る実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、本発明のパイプジョイントは、以下の実施形態に記載した構成に限定されるものではない。
(実施形態)
図1―図4はそれぞれ、実施形態にかかるパイプジョイント2の外観図を示す。図1は、パイプジョイント2の斜視図であり、図2は、パイプジョイント2の分解図である。図3は、パイプジョイント2のプレート部材15の斜視図であり、図4は、パイプジョイント2の第1の筒状部材4の拡大側面図である。
図1に示すパイプジョイント2は、2つの単管16、18を互いに連結するための連結部材である。パイプジョイント2は、第1の筒状部材4と、第2の筒状部材5と、第3の筒状部材6とを備える。このような構成において、第1の筒状部材4に単管16が連結可能であり、第3の筒状部材6に単管18が連結可能である。パイプジョイント2を介して、単管16と単管18を相互に連結することができる。以下、それぞれの構成について順に説明する。
第1の筒状部材4、第2の筒状部材5および第3の筒状部材6は、いずれも略円筒形状に形成された筒状の部材である。第2の筒状部材5の外径は、第1の筒状部材4および第3の筒状部材6の外径よりも大きく設定され、第1の筒状部材4と第3の筒状部材6は、略同じ内径および外径に設定されている。このため、第1の筒状部材4と第3の筒状部材6には、同じ大きさの単管16、18を連結可能である。
第1の筒状部材4と第2の筒状部材5は周方向Bに相対的に回転可能な状態で連結されている。一方で、第2の筒状部材5と第3の筒状部材6は互いに固定されており、一体的に回転可能である。このような構成により、第1の筒状部材4と、第2の筒状部材5および第3の筒状部材6とが周方向Bに相対的に回転可能に接続されている。
第1の筒状部材4は、図2に示すように、一端部4aと、反対側の他端部4bとを有する。一端部4aは、第2の筒状部材5に連結される側の端部であり、他端部4bは、単管16(図1)に連結される側の端部である。
第1の筒状部材4の他端部4bには、単管16と連結するための機構として、切欠き4eが形成されている。切欠き4eは、図1に示すように、大略L字状の形状を有する。より具体的には、図4に示すように、切欠き4eは、第1の切欠き部4pと、第2の切欠き部4qとを有する。第1の切欠き部4pは、第1の筒状部材4の一端から軸方向A内側に延びる切欠きである。第2の切欠き部4qは、第1の切欠き部4pから周方向Bに延びる切欠きである。このような構成により、図1に示す単管16の径方向Cに延びる連結ピン16aを切欠き4eに差し込んで、第1の筒状部材4を周方向Bに回転させれば、単管16を第1の筒状部材4に連結可能である。
第2の筒状部材5は、第1の筒状部材4と第3の筒状部材6を相互に接続する筒状の部材である。第2の筒状部材5は、第1の筒状部材4の一端部4aにおける外周面を囲むように第1の筒状部材4に回転可能に嵌合している。
第3の筒状部材6は、第1の筒状部材4と同様に第2の筒状部材5に挿入される筒状の部材である。第3の筒状部材6は、第2の筒状部材5における第1の筒状部材4と嵌合する側とは逆側から挿入される。第3の筒状部材6は、図2に示すように、一端部6aと、反対側の他端部6bとを有する。一端部6aは、第2の筒状部材5に挿入される側の端部であり、他端部6bは、単管18に連結される側の端部である。
第3の筒状部材6の他端部6bには、単管18と連結するための機構として、切欠き6eが形成されている。切欠き6eは、前述した第1の筒状部材4の切欠き4eと同様の構成であるため、説明を省略する。
パイプジョイント2はさらに、図2に示すように、第4の筒状部材7を備える。第4の筒状部材7は、第1の筒状部材4と第2の筒状部材6の両方の内部にまたがるように挿入される筒状の部材である。第4の筒状部材7を設けることで、図1に示す組立後の状態において、パイプジョイント2を内側から支持して強度を確保することができる。
パイプジョイント2はさらに、第1の固定機構8と、第2の固定機構10とを備える。第1の固定機構8は、第1の筒状部材4と第2の筒状部材5を解除可能に相互に固定するための機構である。一方で、第2の固定機構10は、第3の筒状部材6に嵌合した単管18を第3の筒状部材6に対して固定するための機構である。
本実施形態の第1の固定機構8は、第1のボルト14と、複数の貫通孔4c、5c、7cとによって構成されている。貫通孔4cは、第1の筒状部材4の外周面に形成された円形の貫通孔である。貫通孔5cは、第2の筒状部材5の外周面において周方向Bに延在するように形成された長穴である。貫通孔5cの長手幅(周方向Bの長さ)に相当する角度範囲は例えば、90度〜120度である。貫通孔7cは、第4の筒状部材7の外周面に形成された円形の貫通孔である。貫通孔7cの内周面にはネジ形状が形成されており、第1のボルト14が螺合可能である。貫通孔4c、5cの内周面にはネジ形状が形成されていない。
第1のボルト14は、第2の筒状部材5の外側から順に、貫通孔5c、貫通孔4c、貫通孔7cに挿通される。第1のボルト4は、貫通孔5c、4cを介して貫通孔7cのネジ形状と螺合する。ボルト14の頭は、長穴である貫通孔5cの短手幅よりも大きな径を有している。ボルト14の頭を第2の筒状部材5の外周面に押し付けることで、第1の筒状部材4と第2の筒状部材5の特に周方向Bの相対な回転移動を規制し、それぞれの位置を固定することができる。
第2の固定機構10は、プレート部材15と、第2のボルト17と、突起20と、複数の貫通孔5f、6f、6g、15fとによって構成されている。貫通孔5fは、第2の筒状部材5の外周面に形成された円形の貫通孔である。貫通孔6f、6gは、第3の筒状部材6の外周面に形成された円形の貫通孔である。貫通孔15fは、プレート部材15の外周面に形成された円形の貫通孔である。貫通孔5f、6f、6gの内周面にはネジ形状が形成されていないのに対して、貫通孔15fの内周面にはネジ形状が形成されており、第2のボルト17が螺合可能である。
第2のボルト17は、第2の筒状部材5の外側から順に、貫通孔5f、貫通孔6f、貫通孔15fに挿通される。第2のボルト17は、貫通孔5f、6fを介して貫通孔15fのネジ形状と螺合する。
貫通孔15fを形成するプレート部材15は、第3の筒状部材6の内側に配置されたプレート状の部材である。プレート部材15は図3に示すように、半割れの形状を有する。このような半割れの形状を有することで、プレート部材15は、第3の筒状部材6の内部において第2のボルト17の軸方向には移動可能でありながら、軸方向を中心とする回転方向の移動は規制される。これにより、第2のボルト17をプレート部材15の貫通孔15fに螺合した状態で回転させると、プレート部材15を第3の筒状部材6の内部で軸方向に上下動させることができる。
図2、図3に示すように、プレート部材15には突起20が立設されている。突起20は、第3の筒状部材6の貫通孔6gに挿通される。突起20は、プレート部材15の上下動に伴って、貫通孔6gの内側に格納される格納位置と、貫通孔6gを介して第3の筒状部材6の内側から外側に突出する突出位置の間を移動可能である。第2のボルト17を回転させて突起20を格納位置から突出位置に移動させることで、第3の筒状部材6の外側に嵌合した単管18を第3の筒状部材6に対して固定することができる。
上述した構成を有するパイプジョイント2の使用方法について説明する。まず、図1に示す組立後のパイプジョイント2を準備する。次に、第3の筒状部材6の一方側の端部6bを単管18に挿入する。次に、第1の筒状部材4を持った状態で、第1の筒状部材4に対して第2の筒状部材4および第3の筒状部材6を一体的に回転させて、単管18の連結ピン18aに第3の筒状部材6の切欠き6eを嵌合させる。
単管18を嵌合させた後、第2の固定機構10を用いて単管18を第3の筒状部材6に固定する。具体的には、第2のボルト17を回転させることで、プレート部材15とともに突起20を格納位置から突出位置に上昇させて単管18の内周面に当接させる。これにより、単管18を突起20で内側から押さえ付けて、第3の筒状部材6から抜けないように固定することができる。
次に、第1の筒状部材4の一方側の端部4bに単管16を挿入する。前述した第2の筒状部材5および第3の筒状部材6は単管18に固定されているものの、第2の筒状部材5の貫通孔5cは周方向Bに延在して設けられており、第1の筒状部材4は第2の筒状部材5に対して周方向Bに回転可能な状態にある。第1の筒状部材4を周方向Bに回転させることで、単管16の連結ピン16aに第1の筒状部材4の切欠き4eを嵌合させることができる。
単管16を嵌合させた後、第1の固定機構8を用いて、第1の筒状部材4と第2の筒状部材5を相対的に固定する。具体的には、第1のボルト14を回転させて、第1のボルト14の頭を第2の筒状部材5の外周面に押し付ける。これにより、第1のボルト14を第2の筒状部材5に対して固定するとともに、第1のボルト14が挿通されている第1の筒状部材4および第4の筒状部材7を同時に固定する。
上述した使用方法によるパイプジョイント2では特に、単管16を接続するための第1の筒状部材4と、単管18を接続するための第3の筒状部材6とを相互に回転可能に取り付けている。これにより、単管16、18を回転させずに、第1の筒状部材4および第3の筒状部材6を回転させることで、単管16、18を第1の筒状部材4、第3の筒状部材6に連結することができる。足場に用いられる単管は長いものが多く(例えば4m)、パイプジョイント側ではなく単管側を回転させて連結しようとすると、単管の長さや重みのため作業性が悪くなり、落下などの危険性もある。これに対して上記使用方法では、パイプジョイント2自体を回転させることで単管16と単管18を互いに連結することができるため、単管16、18を回転させる必要がなく、作業の安全性および作業性を向上させることができる。
上述したように、実施形態のパイプジョイント2は、単管16と単管18を連結するためのパイプジョイント2であり、第1の筒状部材4と、第2の筒状部材5と、第3の筒状部材6と、第1の固定機構8と、第2の固定機構10とを備える。第1の筒状部材4は、単管16を周方向Bに回転させて連結可能な機構(切欠き4e)を一方側の端部4bに有する部材である。第2の筒状部材5は、第1の筒状部材4における他方側の端部4aの外周面を囲むように第1の筒状部材4に回転可能に嵌合する部材である。第3の筒状部材6は、単管18を周方向Bに回転させて連結可能な機構(切欠き6e)を一方側の端部6bに有する部材である。第3の筒状部材6はさらに、他方側の端部6aが第2の筒状部材5における第1の筒状部材4と嵌合する側とは逆側から挿入されて第2の筒状部材5と一体的に回転する。第1の固定機構8は、第1の筒状部材4と第2の筒状部材5の重なり部分において、第1の筒状部材4と第2の筒状部材5を解除可能に相互に固定する機構である。第2の固定機構10は、第3の筒状部材6に連結された単管18を第3の筒状部材6に対して解除可能に固定する機構である。
このような構成では、第1の筒状部材4と第3の筒状部材6が第2の筒状部材5を介して互いに回転可能に接続されている。このため、単管16、18を回転させずに、第1の筒状部材4あるいは第3の筒状部材6を回転させれば、第1の筒状部材4あるいは第3の筒状部材6に単管16、18を連結することができる。このように、パイプジョイント2自体を回転させて連結することで、単管16、18を回転させて連結する場合と異なり、単管16と単管18を連結する連結作業を容易に行うことができ、作業性および安全性を向上させることができる。
さらに、第1の固定機構8と第2の固定機構10を設けることで、単管16、18をパイプジョイント2に嵌合させた状態で強固に固定することができ、安全性をより向上させることができる。
また実施形態のパイプジョイント2では、第2の固定機構10は突起20を有する。突起20は、第3の筒状部材6において第2の筒状部材5と重ならない位置の外周面に設けられた貫通孔6gを介して第3の筒状部材6の内側から外側に突出する突出位置と、貫通孔6gの内側に格納される格納位置の間を移動可能である。突起20を第3の筒状部材6の外側に嵌合した単管18の内周面に当接させることで、単管18を固定する。このような構成によれば、第2の固定機構10を簡単な構成により実現することができる。
また実施形態のパイプジョイント2では、第2の筒状部材5と第3の筒状部材6の重なり部分には、互いに対応する位置に貫通孔5f、6fが設けられている。第2の固定機構10はさらに、プレート部材15と、第2のボルト17とを備える。プレート部材15は、第3の筒状部材6の内側に配置され、かつ、突起20を立設したプレート状の部材である。第2のボルト17は、第2の筒状部材5の外側から第2の筒状部材5の貫通孔5fと第3の筒状部材6の貫通孔6fに挿入され、かつ、プレート部材15に形成された貫通孔15fに螺合する。このような構成によれば、第2の固定機構10を簡単な構成により実現することができる。
また実施形態のパイプジョイント2では、プレート部材15は、半割れ形状を有する。このような構成によれば、第2の固定機構10を簡単な構成により実現することができる。
また実施形態のパイプジョイント2では、第1の筒状部材4と第3の筒状部材6の両方の内部にまたがるように挿入される第4の筒状部材7をさらに備える。このような構成によれば、パイプジョイント2を内側から支持して強度を高めることができ、安全性を向上させることができる。
また実施形態のパイプジョイント2では、第1の固定機構8は、貫通孔4c、5c、7cと、第1のボルト14とで構成される。貫通孔5cは、第2の筒状部材5の表面において第2の筒状部材5の周方向Bに延びる長穴である。貫通孔4cは、第1の筒状部材4において貫通孔5cに対向する位置に設けられる。第1のボルト14は、貫通孔5cの短手幅よりも大きな径の頭を有して貫通孔5c、4cに挿通される。貫通孔7cは、貫通孔5c、4cを介して第1のボルト14の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部である。このような構成によれば、第1の固定機構8を簡単な構成により実現することができる。
また実施形態のパイプジョイント2では、長穴である貫通孔5cの長手幅は、第2の筒状部材5における周方向の90度〜120度分の長さである。このような構成によれば、貫通孔5cの周方向Bにおける長手幅を所定角度分と設定することで、単管16との連結に必要最低限の長さを確保しながら、第2の筒状部材5cの強度を保つことができる。
また実施形態のパイプジョイント2では、第1の筒状部材4および第3の筒状部材6の外径は同じであり、第2の筒状部材5の外径よりも小さく設定される。このように、第1の筒状部材4と第3の筒状部材6の外径を同じに設定することにより、同じ大きさの単管16、18をそれぞれに連結することができ、汎用性を高めることができる。
また実施形態のパイプジョイント2では、第1の筒状部材4の端部4bにおける単管16と連結可能な機構である切欠き4eは、第1の切欠き部4pと、第2の切欠き部4qとを有する。第1の切欠き部4pは、第1の筒状部材4の先端から軸方向A内側に延びる切欠きである。第2の切欠き部4qは、第1の切欠き部4pから周方向Bに延びる切欠きである。このように、単管16との連結機構をこのような切欠き4eで構成することにより、単管16の径方向Cに延びる連結ピン16aを切欠き4eに差し込んで周方向Bに回転させれば、第1の筒状部材4に単管16を連結して抜けないようにすることができる。このため、第1の筒状部材4に単管16を簡単に連結させることができ、作業の安全性および作業性を向上させることができる。上記説明では、第1の筒状部材4と単管16の連結に関して説明したが、第3の筒状部材6と単管18の連結についても同様の構成が採用されており、同様の効果を奏することができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、実施形態では、第1の筒状部材4および第2の筒状部材5ともに切欠き4eおよび切欠き6eを設ける場合について説明したが、このような場合に限らない。2つの筒状部材のうち片方の筒状部材にのみ切欠きを設ける場合であっても、いずれの筒状部材にも切欠きを設けない場合であってもよい。前述した連結ピン16a、18aと切欠き4e、6eによる連結形態以外にも、周方向Bへの回転によって連結可能な形態であれば、任意の連結形態を採用してもよい。
また実施形態では、第1の固定機構8が第1のボルト14などで構成される場合について説明したが、このような場合に限らず、第1の筒状部材4と第2の筒状部材5を解除可能に相互に固定できれば、任意の構成を採用してもよい。
また実施形態2では、第2の固定機構10が第2のボルト17などで構成される場合について説明したが、このような場合に限らず、単管18を第3の筒状部材6に解除可能に固定できれば、任意の構成を採用してもよい。
また実施形態では、第2の筒状部材5における長穴5cの延在する周方向Bの角度範囲が、90°〜120°である場合について説明したが、このような場合に限らない。例えば切欠き4eおよび切欠き6eの周方向Bの長さなどを考慮して、単管16、18との連結可能な形態が確保されるように、長穴5cの延在角度を決定してもよい。
本開示は、単管と単管を連結するためのパイプジョイントであれば適用可能である。
2 パイプジョイント
4 第1の筒状部材
4a 一端部
4b 他端部
4c 貫通孔
4e 切欠き
4p 第1の切欠き部
4q 第2の切欠き部
5 第2の筒状部材
5c 貫通孔(長穴)
5f 貫通孔
6 第3の筒状部材
6a 一端部
6b 他端部
6e 切欠き
6f 貫通孔
6g 貫通孔
7 第4の筒状部材
7c 貫通孔(螺合部)
8 第1の固定機構
10 第2の固定機構
14 第1のボルト
15 プレート部材
15f 貫通孔(雌ネジ部)
16、18 単管
16a、18a 連結ピン
17 第2のボルト
20 突起
A 軸方向
B 周方向
C 径方向

Claims (10)

  1. 単管と単管を連結するためのパイプジョイントであって、
    単管を周方向に回転させて連結可能な機構を一方側の端部に有する第1の筒状部材と、
    第1の筒状部材における他方側の端部の外周面を囲むように第1の筒状部材に回転可能に嵌合した第2の筒状部材と、
    単管を周方向に回転させて連結可能な機構を一方側の端部に有し、他方側の端部が第2の筒状部材における第1の筒状部材と嵌合する側とは逆側から挿入されて第2の筒状部材と一体的に回転する第3の筒状部材と、
    第1の筒状部材と第2の筒状部材の重なり部分において、第1の筒状部材と第2の筒状部材を解除可能に相互に固定する第1の固定機構と、
    第3の筒状部材に連結された単管を第3の筒状部材に対して解除可能に固定する第2の固定機構と、
    を備える、パイプジョイント。
  2. 第2の固定機構は、第3の筒状部材において第2の筒状部材と重ならない位置の外周面に設けられた貫通孔を介して第3の筒状部材の内側から外側に突出する突出位置と、当該貫通孔の内側に格納される格納位置の間を移動可能な突起を有し、当該突起を第3の筒状部材の外側に嵌合した単管の内周面に当接させることで単管を固定する、請求項1に記載のパイプジョイント。
  3. 第2の筒状部材と第3の筒状部材の重なり部分には、互いに対応する位置に貫通孔が設けられており、
    第2の固定機構は、第3の筒状部材の内側に配置され、かつ、突出位置と格納位置の間を移動する突起を立設したプレート部材と、第2の筒状部材の外側から第2の筒状部材と第3の筒状部材の貫通孔に挿入され、かつ、プレート部材に形成されたねじ穴に螺合するボルトとを備える、請求項2に記載のパイプジョイント。
  4. プレート部材は、半割れ形状を有する、請求項3に記載のパイプジョイント。
  5. 第1の固定機構は、第2の筒状部材の表面において第2の筒状部材の周方向に延びる長穴と、長穴の短手幅よりも大きな径の頭を有して長穴に挿通されるボルトと、第1の筒状部材において長穴に対向する位置に設けられる貫通孔と、貫通孔を介してボルトの雄ねじ部に螺合する螺合部とにより構成される、請求項1から4のいずれか1つに記載のパイプジョイント。
  6. 第1の筒状部材と第3の筒状部材の両方の内部にまたがるように挿入される第4の筒状部材をさらに備える、請求項1から4のいずれか1つに記載のパイプジョイント。
  7. 第1の筒状部材と第3の筒状部材の両方の内部にまたがるように挿入される第4の筒状部材をさらに備え、
    第4の筒状部材は、第2の筒状部材の長穴および第1の筒状部材の貫通孔に対向する位置に貫通孔を形成し、
    第1の固定機構の螺合部は、第4の筒状部材の貫通孔を形成する内縁の端面に設けられた雌ねじ部である、請求項5に記載のパイプジョイント。
  8. 長穴の長手幅は、第2の筒状部材における周方向の90度〜120度分の長さである、請求項6又は7に記載のパイプジョイント。
  9. 第1の筒状部材および第3の筒状部材の外径は同じであり、第2の筒状部材の外径よりも小さく設定される、請求項1から8のいずれか1つに記載のパイプジョイント。
  10. 第1の筒状部材および第3の筒状部材の端部における単管と連結可能な機構は、第1の筒状部材および第3の筒状部材の先端から軸方向内側に延びる第1の切欠きと、第1の切欠きから周方向に延びる第2の切欠きとを有する、請求項1から9のいずれか1つに記載のパイプジョイント。
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