JP2002121891A - パイプ連結機構 - Google Patents

パイプ連結機構

Info

Publication number
JP2002121891A
JP2002121891A JP2000313815A JP2000313815A JP2002121891A JP 2002121891 A JP2002121891 A JP 2002121891A JP 2000313815 A JP2000313815 A JP 2000313815A JP 2000313815 A JP2000313815 A JP 2000313815A JP 2002121891 A JP2002121891 A JP 2002121891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
positioning
pipes
connection
coupling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000313815A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Okubo
昭義 大久保
Masaaki Watanabe
公明 渡辺
Kiyoshi Akitani
清 秋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP2000313815A priority Critical patent/JP2002121891A/ja
Publication of JP2002121891A publication Critical patent/JP2002121891A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、取付(連結)作業が容易で、
かつ、連結が強固なパイプ連結機構を提供すること。 【解決手段】 パイプ10間に介在される連結環54を
貫通して、両パイプ10の対向する内面に当接する2分
割された第1及び第2の挿入連結部材56,57と、連
結環54を貫通すると共に第1の挿入連結部材56に螺
合され、かつ、先端部が第2の挿入連結部材57の内面
に当接可能な連結ボルト59と、第1の挿入連結部材5
6に着脱可能に螺合する位置決め用ボルト52と、第1
の挿入連結部材56に突設される位置決め用ピン53を
具備し、第1及び第2の挿入連結部材56,57を両パ
イプ10内に挿入し、連結ボルト59を締め付けて、第
1及び第2の挿入連結部材56,57をパイプ10の対
向する内面に押圧(当接)すると共に、位置決め用ボル
ト52と位置決め用ピン53をパイプ10に穿設された
位置決め用透孔14に係合することによりパイプ同士を
連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイプ連結機構
に関するもので、更に詳細には、例えば、トラス構造体
を構成するパイプや、単管足場用の連結に用いるパイプ
連結機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパイプ連結機構としては、例え
ば特開平11−2217号公報や特開平9−30292
2号公報、更に、特開平10−183991号公報に開
示されているものが知られている。特開平11−221
7号公報に開示されているパイプ連結機構は、連結する
丸パイプに挿入可能な短尺丸パイプと、短尺丸パイプの
略中央部を包囲するようにして固着されるリング体と、
短尺丸パイプの略中央部に形成された沈降部とリング体
との間に介在される、断面が円弧状のブロック体と、リ
ング体を貫通してブロック体にねじ込まれるボルトとを
具備する。更に、短尺丸パイプの両端には、丸パイプの
端部寄りの内に取り付けられた係合棒と係合するための
略L字状の係合切欠が設けられている。
【0003】このように構成されたパイプ連結機構にお
いては、短尺丸パイプの両端側をそれぞれ両丸パイプの
一端にリング体が突き当たるまで差し込み、丸パイプの
係合棒を短尺丸パイプに設けた係合切欠に係合させる。
更に、ボルトを締め付けることにより、ブロック体をリ
ング体の円周方向に移動させて丸パイプの内面に圧接さ
せることにより、パイプ同士を連結することができる。
【0004】また、特開平9−302922号公報に開
示されているパイプ連結機構は、外周の途中に大径部を
有し、大径部の部分に適宜間隔をおいて窓孔と透孔を設
けたジョイントパイプと、ジョイントパイプ内に収納さ
れ、窓孔を移動可能に貫通する操作部と、透孔へ抜差自
在嵌合する係合ピンとを有するロックエレメントと、ジ
ョイントパイプ内に収納され、ロックエレメントの操作
部及び係合ピンを外方へ移動する弾性力を付勢する弾性
体とで構成されている。
【0005】このように構成されたパイプ連結機構にお
いては、ジョイントパイプの下半部を下位建枠の縦パイ
プの上端部に嵌挿すると共に、貫通ピンで結合し、ジョ
イントパイプを連結するパイプ内に嵌挿した後、上半部
に嵌挿した上位建枠の縦パイプの周壁に設けた透孔に係
合ピンを係合することにより連結することができる。
【0006】また、特開平10−183991号公報に
開示されているパイプ連結機構は、上下に対となる半割
片と、上下半割片の間隔を調整する雄ねじを有し、連結
しようとするパイプに、その両側部を嵌入し、雄ねじを
回して上下対となる半割片の間隔を広げてパイプを連結
する構造であって、一方側の半割片の円周方向両側部に
長手方向に連続する溝部をそれぞれ設けると共に、他方
側の半割片の円周方向両側部に、それぞれの溝部に上下
方向に隙間を有して遊嵌する突出部を具備している。
【0007】このように構成されたパイプ連結機構にお
いては、雄ねじをいずれか一方側の半割片の中央部に貫
通状態で形成された雌ねじに螺着させて、その先端部が
対向する他方側の半割片の内壁に当接して、上下の半割
片の間隔を調整可能とし、半割片の外壁をパイプの内壁
に当接することにより連結することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−2217号公報に記載のパイプ連結機構において
は、短尺丸パイプの両端に係合切欠部を形成し、更に、
略中央部の一部に沈降部を形成するため、構造が複雑に
なると共に、加工が面倒であり、また、丸パイプ内に短
尺丸パイプを挿入するので、挿入しづらく、取付作業に
手間を要するという問題があった。
【0009】また、特開平9−302922号公報に記
載のパイプ連結機構においては、ロックエレメントを押
圧するための弾性体を、ジョイントパイプ内に設置しな
ければならず、構造が複雑になると共に、加工が面倒で
あり、前者のパイプ連結機構と同様に、縦パイプ内にジ
ョイントパイプを挿入するので、挿入しづらく、取付作
業に手間を要するという問題があった。
【0010】また、特開平10−183991号公報に
記載のパイプ連結機構においては、上記両パイプ連結構
造のものに比べて半割片をパイプ内に容易に挿入するこ
とができる。しかし、一方側の半割片の円周方向両側部
に長手方向に連続する溝部をそれぞれ設けると共に、他
方側の半割片の円周方向両側部に長手方向に連続する突
出部を形成するため、構造が複雑になると共に、加工が
面倒であるという問題があった。
【0011】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、構造が簡単で、取付(連結)作業が容易で、かつ、
連結が強固なパイプ連結機構を提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明のパイプ連結機構は以下のように構成して
いる。
【0013】請求項1記載の発明は、連結されるパイプ
間に介在される連結環と、上記連結環を貫通して上記両
パイプの対向する内面に当接する2分割された第1の挿
入連結部材及び第2の挿入連結部材と、上記連結環を貫
通すると共に、上記第1の挿入連結部材に螺合され、か
つ、先端部が上記第2の挿入連結部材の内面に当接可能
なねじ部材と、上記第1の挿入連結部材の一端部に着脱
可能に螺合する位置決め用ねじ部材と、上記第1の挿入
連結部材の他端部に突設される位置決め用ピンと、を具
備し、上記位置決め用ねじ部材及び位置決め用ピンを、
パイプの連結側端部に穿設された位置決め用透孔に係合
可能に形成してなることを特徴とする。
【0014】このように構成することにより、第1の挿
入連結部材と第2の挿入連結部材との間隔を狭くした状
態で、第1及び第2の挿入連結部材を連結する両パイプ
内に挿入した後、一方のパイプの連結側端部に穿設され
た位置決め用透孔を貫通して、位置決め用ねじ部材を第
1の挿入連結部材に螺合して仮止めした状態で、他方の
パイプ内に第1及び第2の挿入連結部材を挿入すること
ができる。そして、ねじ部材を締め付けることにより第
1及び第2の挿入連結部材を押し広げて両パイプの対向
する内面に押圧すると共に、位置決め用ピンが他方のパ
イプの端部に穿設された位置決め用透孔に係合すること
により、パイプ同士を位置決めした状態で連結すること
ができる。したがって、取付(連結)作業を容易にする
ことができると共に、強固な連結とすることができる。
【0015】請求項2記載の発明は、連結されるパイプ
間に介在される連結環と、上記連結環を貫通して上記両
パイプの対向する内面に当接する2分割された第1の挿
入連結部材及び第2の挿入連結部材と、上記連結環を貫
通すると共に、上記第1の挿入連結部材に螺合され、か
つ、先端部が上記第2の挿入連結部材の内面に当接可能
なねじ部材と、上記第1の挿入連結部材の両端部にそれ
ぞれ突設される位置決め用ピンと、を具備し、上記両位
置決め用ピンを、パイプの連結側端部に穿設された位置
決め用透孔に係合可能に形成してなることを特徴とす
る。
【0016】このように構成することにより、第1の挿
入連結部材と第2の挿入連結部材との間隔を狭くした状
態で、第1及び第2の挿入連結部材を連結する両パイプ
内に挿入し、ねじ部材を締め付けることにより、第1及
び第2の挿入連結部材を押し広げて両パイプの端部に穿
設された位置決め用透孔に係合することにより、パイプ
同士を位置決めした状態で連結することができる。した
がって、取付(連結)作業を容易にすることができると
共に、強固な連結をすることができる。
【0017】
【発明の実施形態】以下に、この発明に係るパイプ連結
機構について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】◎ 第一実施形態 図1は、この発明の第一実施形態におけるパイプ連結機
構をトラス構造体に用いた場合の例えば展示ブースの一
例を示す概略断面図、図2は、トラス構造体の側面図、
図3は、トラス構造の一部を拡大して示す断面図(a)
及びその要部拡大断面図(b)、図4は、トラス構造体
の要部を示す斜視図、図5は、この発明の第一実施形態
におけるパイプ連結機構の連結前の状態を示す断面図
(a)及び連結状態を示す断面図(b)、図6は、図5
のI−I線に沿う断面図、図7は、パイプ連結機構の側
面図(a)及び(a)のII−II線に沿う断面図
(b)である。
【0019】上記展示ブース1は、複数(図面では、2
個の場合を示す)のトラス構造体2を連結してなる複数
の支柱3と、複数(図面では、5個の場合を示す)のト
ラス構造体2を連結してなる複数の梁4とを組み付ける
ことで構成されている。
【0020】上記トラス構造体2は、図2ないし図4に
示すように、断面において仮想矩形の角部に配設される
互いに平行な4本の支柱部材10と、隣接する支柱部材
10間に架設されるラチス部材20と、支柱部材10と
ラチス部材20とを固定する固定部材例えばブラインド
リベット30とで主に構成されている。
【0021】この場合、支柱部材10は、例えばアルミ
ニウム製中空押出形材にてパイプ状に形成されており、
図3及び図4に示すように、円筒状基部11の外側面の
直交する2面に平坦状底面12を有する凹溝13が沿設
されている。このように形成されるアルミニウム製の支
柱部材10は、その表面に陽極酸化皮膜又は陽極酸化皮
膜と電着塗装の複合皮膜が形成されて、耐蝕性の向上が
図られると共に、美観の向上が図られている。
【0022】上記ラチス部材20は、アルミニウム製押
出形材にて形成されており、図2及び図4に示すよう
に、ジグザグ状に折曲されると共に、折曲部21の外面
に平坦面22が形成されている。このように形成される
ラチス部材20も、支柱部材10と同様に、その表面に
陽極酸化皮膜又は陽極酸化皮膜と電着塗装の複合皮膜が
形成されて、耐蝕性の向上が図られると共に、美観の向
上が図られている。
【0023】上記のように形成される支柱部材10の凹
溝13内に、ラチス部材20の折曲部21を嵌挿すると
共に、凹溝13の平坦状底面12に折曲部21の外部平
坦面22を当接した状態で、トラス構造体2の内方側す
なわちラチス部材20側から支柱部材10側に向かって
固定部材であるブラインドリベット30を打ち込んで支
柱部材10とラチス部材20とを固定している。このよ
うにして、四面の隣接する支柱部材10間にラチス部材
20を架設固定してトラス構造体2が形成されている。
【0024】なお、上記説明では、ブラインドリベット
30をもって支柱部材10とラチス部材20とを固定す
る場合について説明したが、ブラインドリベット30に
代えて例えばボルトやねじ等の固定部材を用いてもよ
い。
【0025】上記のように構成されるトラス構造体2
は、予め、その表面に陽極酸化皮膜又は陽極酸化皮膜と
電着塗装の複合皮膜が形成された支柱部材10とラチス
部材20とを例えばブラインドリベット30によって固
定してなるので、支柱部材10とラチス部材20とを溶
接によって固定するものに比べて容易に組み立てること
ができる。また、支柱部材10及びラチス部材20の表
面に陽極酸化皮膜又は陽極酸化皮膜と電着塗装の複合皮
膜を形成することができるので、トラス構造体2に耐食
性を持たせることができると共に、美観の向上を図るこ
とができる。
【0026】なお、トラス構造体2は、使用目的に応じ
て、長さの異なる種類を用意しておき、各トラス構造体
2同士を後述する連結機構50によって連結可能に構成
されている。また、支柱3を構成するトラス構造体2と
梁4を構成するトラス構造体とはカプラー60をもって
連結されている(図1参照)。また支柱3及び梁4を構
成するトラス構造体2の端部には端部材40が取付られ
ている(図1参照)。
【0027】上記連結機構50は、図5ないし図7に示
すように、連結されるトラス構造体2の各支柱部材10
(パイプ)同士を連結具51によって連結すると共に、
連結具51に取り付けられる位置決め用ボルト52及び
位置決め用ピン53を支柱部材10の端部に穿設された
位置決め用透孔14に係合させて、トラス構造体2同士
を正確にかつ強固に連結するように構成されている。
【0028】この場合、上記連結具51は、連結される
支柱部材10と断面が略同形状の連結環54と、それぞ
れ連結環54を貫通して支柱部材10の対向する内面に
当接すべく円弧状外面55a,55bを有する2分割さ
れた第1の挿入連結部材56及び第2の挿入連結部材5
7と、連結環54を貫通して、第1の挿入連結部材56
に螺合すると共に、その突出端部58が第2の挿入連結
部材57の内方面に当接可能な連結ボルト59とで主要
部が構成されている。なお、第1の挿入連結部材56の
下端側の両側には、上記ブラインドリベット30の膨隆
固定部30aが位置する凹条部56aが設けられている
(図6及び図7(b)参照)。また、第2の挿入連結部
材57は、連結環54に溶接等によって固定されてい
る。
【0029】また、連結具51の第1の挿入連結部材5
6の一方の端部には、支柱部材10の端部に穿設された
位置決め用透孔14を貫通する位置決め用ボルト52が
螺合するねじ孔56bが設けられている。また、第1の
挿入連結部材56の他端部には、取付孔56cが設けら
れており、この取付孔56cに位置決め用ピン53が植
設されている。
【0030】上記のように構成される連結機構50によ
ってトラス構造体2同士を連結するには、まず、トラ
ス構造体2の(4本)の支柱部材10の片端に、挿入連
結部材56,57を近づけた状態で連結機構50を挿入
し、位置決め用透孔14を貫通して位置決め用ボルト5
2で仮止めする(図5(a)参照)。次に、支柱部材
10に取り付けた連結機構50の挿入連結部材56,5
7の他方を連結相手のトラス構造体2の支柱部材10に
挿入する。次に、連結機構50の連結ボルト59を締
め付けて、挿入連結部材56,57を押し広げ、支柱部
材10の内面に押圧すると共に、位置決め用ピン53を
位置決め用透孔14に係合する(図5(b)参照)。こ
のようにして、トラス構造体2の各支柱部材10同士を
連結することができる。この場合、上記の状態でトラ
ス設置現場に搬入し、上記,の作業は現場で行う。
なお、上記,,の作業とも現場で行ってもよい。
【0031】◎第二実施形態 図8は、この発明の第二実施形態におけるパイプ連結機
構の取付状態を示す斜視図、図9は、図8の分解斜視
図、図10は、パイプ連結機構の取付前の状態を示す断
面図(a)及びそのIII−III線に沿う断面図
(b)、図11は、パイプ連結機構の取付状態を示す断
面図(a)及びそのIV−IV線に沿う断面図(b)で
ある。
【0032】第二実施形態は、上記第一実施形態におけ
る連結機構50の位置決め用ボルト52に代えて位置決
め用ピン53を用いて、連結具51Aに位置決め用ピン
53を2つ形成した場合である。また、第二実施形態に
おいては、単管パイプの連結について説明する。
【0033】第二実施形態のパイプ連結機構50Aは、
図8ないし図11に示すように、パイプ10A同士を連
結具51Aによって連結すると共に、連結具51Aに取
り付けられる位置決め用ピン53をパイプ10Aの端部
に穿設された位置決め用透孔14に係合させて、パイプ
10A同士を正確にかつ強固に連結するようにした場合
である。
【0034】この場合、上記連結具51Aは、上記第一
実施形態と同様に、連結されるパイプ10Aと断面が略
同形状の連結環54と、それぞれ連結環54を貫通して
パイプ10Aの対向する内面に当接すべく2分割された
第1の挿入連結部材56及び第2の挿入連結部材57
と、連結環54の一側部に穿設された透孔54aを貫通
して、第1の挿入連結部材56に螺合すると共に、その
突出端部58が第2の挿入連結部材57の内方面に当接
可能なねじ部材例えば連結ボルト59とで主要部が構成
されている。
【0035】また、連結具51Aの第1の挿入連結部材
56は、パイプ10Aの内面に当接する円弧状外面55
aを有する断面略半円状に形成されると共に、その略中
央部に連結ボルト59を螺合する連結用ねじ孔56dが
穿設されている。また、第1の挿入連結部材56の両端
部には、取付孔56cが設けられており、この取付孔5
6cに、先端が突出した状態で位置決め用ピン53が植
設されている。
【0036】一方、連結具51Aの第2の挿入連結部材
57は、パイプ10Aの内面に当接する円弧状外面55
bを有する断面略円弧状に形成されている。
【0037】上記のように構成される連結機構50Aに
よってパイプ10A同士を連結するには、まず、図9に
示すように、連結ボルト59を緩めて第1の挿入連結部
材56と第2の挿入連結部材57との距離を近づけてお
く。そして、第1及び第2の挿入連結部材56,57の
一端側を連結する一方のパイプ10Aの端部に挿入し、
一方のパイプ10Aの端部に穿設された位置決め用透孔
14と合致し得る部位に位置決め用ピン53を位置させ
るか、位置決め用ピン53と位置決め用透孔14を係合
させる。次に、第1及び第2の挿入連結部材56,57
の他端側を他方のパイプ10Aの端部に挿入すると共
に、パイプ10Aの端部に穿設された位置決め用透孔1
4と合致し得る部位に位置決め用ピン53を位置させる
か、位置決め用ピン53と位置決め用透孔14を係合さ
せる。そして、連結環54に穿設された連結用透孔54
aを貫通し、第1の挿入連結部材56に形成された連結
用ねじ孔56dに螺合されている連結ボルト59を締め
付け、第1の挿入連結部材56と第2の挿入連結部材5
7を押し広げて、第1及び第2の挿入連結部材56,5
7を両パイプ10Aの対向する内面に押圧、すなわち第
1及び第2の挿入連結部材56,57の円弧状外面55
a,55bをパイプ10Aの対向する内面に当接して、
両パイプ10Aを連結する。このとき、両端側の位置決
め用ピン53が両パイプ10Aの端部に穿設された位置
決め用透孔14に係合する(図11(a)参照)。
【0038】したがって、連結される両パイプ10Aの
対向する内面に第1及び第2の挿入連結部材56,57
の円弧状外面55a,55bが当接した状態で固定され
ているので、両パイプ10Aの取付(連結)を強固にす
ることができる。また、両パイプ10Aに設けられた位
置決め用透孔14に位置決め用ピン53が係合するの
で、両パイプ10Aは、位置決めされた状態で強固に取
付(連結)することができる。
【0039】なお、この場合、第1及び第2の挿入連結
部材56,57は両パイプ10A内に同時に挿入しても
よく、両パイプ10Aの位置決め用透孔14と両位置決
め用ピン53を係合させ、位置決めをしてから、連結ボ
ルト59の締め付けを行うことにより、両パイプ10A
を連結することができる。
【0040】また、上記実施形態では、連結されるパイ
プ10Aの断面形状が円形の場合について説明したが、
連結されるパイプ10Aの断面形状は必ずしも円形であ
る必要はなく、例えば四角形、六角形や八角形等の多角
形のパイプであってもよい。
【0041】また、上記第一実施形態では、連結具51
が位置決め用ボルト52と位置決め用ピン53を具備す
る場合について説明したが、第二実施形態と同様に、連
結具51に2つの位置決め用ピン53を具備してもよ
い。また、逆に第二実施形態における連結具51に第一
実施形態と同様に、位置決め用ボルト52と位置決め用
ピン53を具備してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のパイ
プ連結機構は、上記のように構成されているので、以下
のような効果が得られる。
【0043】(1)請求項1記載の発明によれば、第1
の挿入連結部材と第2の挿入連結部材との間隔を狭くし
た状態で、第1及び第2の挿入連結部材を連結する両パ
イプ内に挿入した後、一方のパイプの連結側端部に穿設
された位置決め用透孔を貫通して、位置決め用ねじ部材
を第1の挿入連結部材に螺合して仮止めした状態で、他
方のパイプ内に第1及び第2の挿入連結部材を挿入する
ことができ、ねじ部材を締め付けることにより第1及び
第2の挿入連結部材を押し広げて両パイプの対向する内
面に押圧すると共に、位置決め用ピンが他方のパイプの
端部に穿設された位置決め用透孔に係合することによ
り、パイプ同士を位置決めした状態で連結することがで
きる。したがって、取付(連結)作業を容易にすること
ができると共に、強固な連結とすることができる。
【0044】(2)請求項2記載の発明によれば、第1
の挿入連結部材と第2の挿入連結部材との間隔を狭くし
た状態で、第1及び第2の挿入連結部材を連結する両パ
イプ内に挿入し、ねじ部材を締め付けることにより、第
1及び第2の挿入連結部材を押し広げて両パイプの対向
する内面に押圧する。この際、両位置決め用ピンが両パ
イプの端部に穿設された位置決め用透孔に係合すること
により、パイプ同士を位置決めした状態で連結すること
ができる。したがって、取付(連結)作業を容易にする
ことができると共に、強固な連結とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態におけるパイプ連結機
構をトラス構造体に用いた場合の例えば展示ブースの一
例を示す概略断面図である。
【図2】トラス構造体の側面図である。
【図3】トラス構造の一部を拡大して示す断面図(a)
及びその要部拡大断面図(b)である。
【図4】トラス構造体の要部を示す斜視図である。
【図5】この発明の第一実施形態におけるパイプ連結機
構の連結前の状態を示す断面図(a)及び連結状態を示
す断面図(b)である。
【図6】図5のI−I線に沿う断面図である。
【図7】上記パイプ連結機構の側面図(a)及び(a)
のII−II線に沿う断面図(b)である。
【図8】この発明の第二実施形態のパイプ連結機構の取
付状態を示す斜視図である。
【図9】上記パイプ連結機構の分解斜視図である。
【図10】上記パイプ連結機構の取付前の状態を示す断
面図(a)及び、(a)のIII−III線に沿う断面
図(b)である。
【図11】上記パイプ連結機構の取付状態を示す断面図
(a)及び、(a)のIV−IV線に沿う断面図(b)
である。
【符号の説明】
10 支柱部材(パイプ) 10A パイプ 14 位置決め用透孔 51,51A 連結具 52 位置決め用ボルト 53 位置決め用ピン 54 連結環 56 第1の挿入連結部材 57 第2の挿入連結部材 59 連結ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋谷 清 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 Fターム(参考) 2E125 AA35 AB17 AC19 AG12 BB08 BB12 BB14 BB16 BB22 BB24 BB36 BB37 BD01 BE07 BE08 BF06 BF08 CA03 CA73 CA78 EA33 3J039 AA01 BB01 GA02 GA06 JA11 JA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結されるパイプ間に介在される連結環
    と、 上記連結環を貫通して上記両パイプの対向する内面に当
    接する2分割された第1の挿入連結部材及び第2の挿入
    連結部材と、 上記連結環を貫通すると共に、上記第1の挿入連結部材
    に螺合され、かつ、先端部が上記第2の挿入連結部材の
    内面に当接可能なねじ部材と、 上記第1の挿入連結部材の一端部に着脱可能に螺合する
    位置決め用ねじ部材と、上記第1の挿入連結部材の他端
    部に突設される位置決め用ピンと、を具備し、 上記位置決め用ねじ部材及び位置決め用ピンを、パイプ
    の連結側端部に穿設された位置決め用透孔に係合可能に
    形成してなることを特徴とするパイプ連結機構。
  2. 【請求項2】 連結されるパイプ間に介在される連結環
    と、 上記連結環を貫通して上記両パイプの対向する内面に当
    接する2分割された第1の挿入連結部材及び第2の挿入
    連結部材と、 上記連結環を貫通すると共に、上記第1の挿入連結部材
    に螺合され、かつ、先端部が上記第2の挿入連結部材の
    内面に当接可能なねじ部材と、 上記第1の挿入連結部材の両端部にそれぞれ突設される
    位置決め用ピンと、を具備し、 上記両位置決め用ピンを、パイプの連結側端部に穿設さ
    れた位置決め用透孔に係合可能に形成してなることを特
    徴とするパイプ連結機構。
JP2000313815A 2000-10-13 2000-10-13 パイプ連結機構 Withdrawn JP2002121891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000313815A JP2002121891A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 パイプ連結機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000313815A JP2002121891A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 パイプ連結機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002121891A true JP2002121891A (ja) 2002-04-26

Family

ID=18793168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000313815A Withdrawn JP2002121891A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 パイプ連結機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002121891A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287304A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Alinco Inc 足場用梁枠
KR101136912B1 (ko) 2010-01-14 2012-04-20 이경욱 경관 구조물용 원형관의 이음구조 및 이를 이용한 시공방법
CN103669719A (zh) * 2013-12-03 2014-03-26 大连博跃科技发展有限公司 圈梁结构
GB2508801A (en) * 2012-10-23 2014-06-18 Scotia Modular Ltd Tube interlock
KR101799162B1 (ko) 2015-12-21 2017-12-20 김학준 철구조물의 사각 파이프 결합 구조
JP2019518921A (ja) * 2016-03-24 2019-07-04 アーチ エンタープライジズ インコーポレイテッド モジュール式ユーティリティシステム
JP2019120376A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 株式会社Osk パイプジョイント

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287304A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Alinco Inc 足場用梁枠
KR101136912B1 (ko) 2010-01-14 2012-04-20 이경욱 경관 구조물용 원형관의 이음구조 및 이를 이용한 시공방법
GB2508801A (en) * 2012-10-23 2014-06-18 Scotia Modular Ltd Tube interlock
CN103669719A (zh) * 2013-12-03 2014-03-26 大连博跃科技发展有限公司 圈梁结构
KR101799162B1 (ko) 2015-12-21 2017-12-20 김학준 철구조물의 사각 파이프 결합 구조
JP2019518921A (ja) * 2016-03-24 2019-07-04 アーチ エンタープライジズ インコーポレイテッド モジュール式ユーティリティシステム
CN111997973A (zh) * 2016-03-24 2020-11-27 阿奇企业公司 模块化设施系统
CN111997972A (zh) * 2016-03-24 2020-11-27 阿奇企业公司 模块化设施系统
JP2022082575A (ja) * 2016-03-24 2022-06-02 アーチ エンタープライジズ インコーポレイテッド モジュール式ユーティリティシステム
CN111997973B (zh) * 2016-03-24 2022-08-23 阿奇企业公司 模块化设施系统
JP7475383B2 (ja) 2016-03-24 2024-04-26 アーチ エンタープライジズ インコーポレイテッド モジュール式ユーティリティシステム
JP2019120376A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 株式会社Osk パイプジョイント

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6276111B1 (en) Structural joint assembly and method therefor
NZ245193A (en) U-shaped bracket base fitted in end of a tubular member and bracket arms clamped to opposite grooved sides of adjoining frame member
JP2002121891A (ja) パイプ連結機構
KR100786326B1 (ko) 조립식 건축물의 골조보강용 연결바 조립구조
JPH11210720A (ja) 管体接続部材、管体骨組建造物の骨組工法
CS222200B2 (en) Frame construction
JP2002106111A (ja) トラス構造体
US4293122A (en) Pipe railing system
JP2000110129A (ja) 外柵の接続具
JPH0630972Y2 (ja) 建築用接合金具
JP3188632B2 (ja) 枠体の組立装置
JP4057797B2 (ja) 角形鋼接合用の変形防止金物とフレームの組立て方法。
JP3217043B2 (ja) 軸組補強金具
JP3071426B1 (ja) 建築用接合具
JP2560456Y2 (ja) 枠体の連結構造
KR20210074671A (ko) 조립식 구조물의 골조 조인트 시스템
JP2560457Y2 (ja) 枠体の連結構造
JPH0139319Y2 (ja)
JP2926693B2 (ja) 木造建築物に於ける屋根パネル取付用棟木用接合金具
JPH0545694Y2 (ja)
JPH0139320Y2 (ja)
JPS609344Y2 (ja) 面格子の組立構造
JPH0542184Y2 (ja)
JPS634789Y2 (ja)
KR200268376Y1 (ko) 클립식 경량 칸막이 벽체의 연결구

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108