JP2018170856A - Dc/dcコンバータの制御装置 - Google Patents

Dc/dcコンバータの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】2つのスイッチング素子及びリアクトルを含むDC/DCコンバータにおいて、リアクトル電流を精度よく推定することにより、DC/DCコンバータを精度よく制御する。【解決手段】制御装置は、コンデンサ電圧の指令値と検出値との偏差が入力され、リアクトル電流指令値を生成する電流指令生成器と、DC/DCコンバータの現在の状態値に応じて、誤差デューティ比と、コンデンサ電圧検出誤差とを外乱として出力するオブザーバであって、コンデンサ電圧、リアクトル電流、誤差デューティ比、及びコンデンサ電圧検出誤差を推定するオブザーバと、リアクトル電流推定値及びリアクトル電流指令値に応じてDC/DCコンバータのデューティ比を制御するデューティ比制御器とを含み、リアクトル電流指令値に応じてDC/DCコンバータを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、DC/DCコンバータの制御装置に関する。
直流の入力電圧を所定の直流電圧に昇圧して出力するDC/DCコンバータにおいて、過渡特性の応答性向上を狙いリアクトル電流マイナーループ付電圧制御を用いることが広く知られている。このとき、電流センサを用いずにリアクトル電流を推定できれば、電流センサを削減できる。
特許文献1には、オブザーバを用いて、DC/DCコンバータを制御する技術が記載されている。DC/DCコンバータは、リアクトルと、第1スイッチング素子に相当する正極側スイッチング素子と、第2スイッチング素子に相当する負極側スイッチング素子とを含む。この技術では、オブザーバによってリアクトルを流れる電流であるリアクトル電流が推定される。
特開2006−42536号公報
ところで、特許文献1に記載された技術のように第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との接続点にリアクトルが接続される構成では、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との短絡を防止するために、デッドタイムを設定する場合がある。デッドタイムは、2つのスイッチング素子が同時にオフになる時間である。特許文献1に記載された技術では、デッドタイムの影響により状態方程式に基づいて計算される指令デューティと実際のスイッチング素子のオン時間の割合である実デューティとに誤差が生じる可能性がある。具体的には、電流リップルの1/2振幅以上にリアクトル電流が流れると、指令デューティと実デューティとの間に誤差が生じる。これにより、リアクトル電流の推定精度が低下する可能性がある。また、オブザーバがコンデンサ電圧検出誤差を用いていないので、コンデンサ電圧の検出値に誤差がある場合には、リアクトル電流の推定精度がさらに低下する可能性がある。
本発明のDC/DCコンバータの制御装置の目的は、2つのスイッチング素子及びリアクトルを含むDC/DCコンバータにおいて、リアクトル電流を精度よく推定することにより、DC/DCコンバータを精度よく制御することである。
本発明の1つの態様は、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の接続点と直流電源とに両端が接続されるリアクトルとを含むDC/DCコンバータを制御する制御装置であって、前記DC/DCコンバータに接続され前記リアクトルからの出力電圧を平滑化させるコンデンサの両端間電圧であるコンデンサ電圧の指令値と検出値との偏差が入力され、リアクトル電流指令値を生成する電流指令生成器と、前記DC/DCコンバータの現在の状態値に応じて、前記第1スイッチング素子のオン時間の割合であるデューティ比に対するデッドタイムの有無におけるデューティ比の差分である誤差デューティ比と、前記コンデンサのコンデンサ電圧検出誤差とを外乱として出力するオブザーバであって、前記コンデンサのコンデンサ電圧、前記リアクトルを流れるリアクトル電流、前記誤差デューティ比、及び前記コンデンサ電圧検出誤差を推定するオブザーバと、前記リアクトル電流の推定値及び前記リアクトル電流指令値に応じて前記DC/DCコンバータのデューティ比を制御するデューティ比制御器とを備え、前記リアクトル電流指令値に応じて前記DC/DCコンバータを制御する、制御装置である。
本発明によれば、2つのスイッチング素子及びリアクトルを含むDC/DCコンバータにおいて、リアクトル電流を精度よく推定できるので、DC/DCコンバータを精度よく制御できる。
本発明の実施形態におけるDC/DCコンバータの制御装置を含むモータ駆動装置の基本構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるDC/DCコンバータの制御装置の構成を示す図である。 図2に示しているオブザーバを示す図である。 図3に示しているオブザーバゲインの切換部の構成を示す図である。 本発明の実施形態における第1モデル予測制御器の構成を示す図である。 比較例のオブザーバを用いた制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が−10Vである場合の電圧の制御を示す図である。 比較例のオブザーバを用いた制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が−10Vである場合の電流の制御及び誤差デューティ比の推定値を示す図である。 比較例のオブザーバを用いた制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が+10Vである場合の電圧の制御を示す図である。 比較例のオブザーバを用いた制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が+10Vである場合の電流の制御及び誤差デューティ比の推定値を示す図である。 本発明の実施形態の制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が−10Vである場合の電圧の制御を示す図である。 本発明の実施形態の制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が−10Vである場合の電流の制御及び誤差デューティ比の推定値を示す図である。 本発明の実施形態の制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が+10Vである場合の電圧の制御を示す図である。 本発明の実施形態の制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が+10Vである場合の電流の制御及び誤差デューティ比の推定値を示す図である。 本発明の実施形態において、リアクトルのインダクタンスにおける電流依存性の例を示す図である。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態におけるDC/DCコンバータの制御装置30を含むモータ駆動装置100の基本構成を示している。モータ駆動装置100は、直流電源10、DC/DCコンバータ11、低圧側コンデンサ17、高圧側コンデンサ18及び負荷104を含んで構成される。DC/DCコンバータ11は、リアクトル12、第1スイッチング素子14、第2スイッチング素子16を有する。第1スイッチング素子14は、上側スイッチング素子に相当し、第2スイッチング素子16は、下側スイッチング素子に相当する。負荷104は、インバータ105と、インバータ105に接続され、インバータ105によって駆動されるモータ106とを有する。モータ106はU相、V相、W相の3相交流電流により駆動される3相モータである。
直流電源10の正極にはリアクトル12の一端が接続され、リアクトル12の他端には第1スイッチング素子14の一端及び第2スイッチング素子16の一端の接続点Cが接続される。第1スイッチング素子14の他端は正極母線19を介して、負荷104を構成するインバータ105の正極側に接続される。第2スイッチング素子16の他端は負極母線20を介して、直流電源10の負極とインバータ105の負極側とに接続される。低圧側コンデンサ17は、DC/DCコンバータ11の入力側で、リアクトル12の一端及び直流電源10の正極の間と負極母線20との間に接続され、電圧を平滑化させるために用いられる。高圧側コンデンサ18は、DC/DCコンバータ11の出力側で、正極母線19及び負極母線20の間に接続され、リアクトル12からの出力電圧を平滑化させるために用いられる。
なお、実施の形態では、第1スイッチング素子14及び第2スイッチング素子16はNPNトランジスタとする。第1スイッチング素子14は、正極母線19側がコレクタ、リアクトル12側がエミッタとされる。第2スイッチング素子16は、リアクトル12側がコレクタ、負極母線20側がエミッタとされる。また、第1スイッチング素子14及び第2スイッチング素子16のそれぞれに並列に環流ダイオードが接続される。
DC/DCコンバータ11において、第1スイッチング素子14をオフ状態及び第2スイッチング素子16をオン状態とすることで、リアクトル12を介して直流電源10の正極から負極に向けたリアクトル電流iLが流れる。これによって、リアクトル12にエネルギーが蓄積される。次に、第2スイッチング素子16をオフ状態とすることで、リアクトル電流iLが遮断され、リアクトル12の端部に直流電源10の電圧(電源電圧vb)よりも高い電圧が生じる。そして、これに応じた電流が正極母線19に向けて流れて高圧側コンデンサ18が充電されて高圧側コンデンサ18の両端間電圧であるコンデンサ電圧vcが上昇する。このコンデンサ電圧vcが負荷104に印加される。また、第1スイッチング素子14がオン状態とされることで、高圧側コンデンサ18から直流電源10の正極へ向けたリアクトル電流iLが流れる。これによって、コンデンサ電圧vcが低下する。DC/DCコンバータ11の出力電圧、すなわちコンデンサ電圧vcは、キャリア信号の1周期に対する第1スイッチング素子14のオン割合を示すデューティ比によって決定される。
DC/DCコンバータ11は、制御装置30によって各スイッチング素子14,16のオンオフ状態が制御される。制御装置30には、DC/DCコンバータ11の現在の状態値が入力される。制御装置30は入力された状態値に応じてDC/DCコンバータ11を制御する。状態値として、直流電源10の電源電圧vb、コンデンサ18のコンデンサ電圧vc、負荷であるモータ106の電流iu,iw及びモータ106の回転角θの検出値が対応するセンサから制御装置30へ入力される。制御装置30は、モータの電流iu,iw及びモータの回転角θからDC/DCコンバータ11の出力電流imを算出する。
図2は、制御装置30の構成を示す図である。制御装置30は、電流指令生成器(iL指令生成器)31、オブザーバ32、デューティ比制御器34、及び三角波比較器36を含んで構成される。
電流指令生成器31には、コンデンサ電圧指令値vc *とコンデンサ電圧検出値vcとの偏差が入力される。電流指令生成器31は、例えば入力された偏差を比例積分演算であるPI演算して、リアクトル12を流れるリアクトル電流の指令値iL *を生成するPI制御器とすることができる。リアクトル電流指令値iL *は、リアクトル電流を制御するための目標値となる値であり、後述のデューティ比制御器34に入力される。
オブザーバ32は、コンデンサ電圧vc、電源電圧vb及び出力電流imを受けて、これらの値からDC/DCコンバータ11の状態方程式を用いて、現在の誤差デューティ比Δd(=Δd(k))の推定値を算出して出力する。なお、以下において、図中の推定値には上付の波線(チルダ)を付して示す。
ここで、DC/DCコンバータ11の状態方程式を説明するために、まず、コンデンサ電圧の検出誤差Δvcを含まないと仮定した比較例の状態方程式としての比較例状態方程式を説明する。
比較例状態方程式は、数式(1)にて表される。ここで、コンデンサ電圧はvc、リアクトル電流はiL、電源電圧はvb、出力電流(負荷電流)はim、リアクトル12のインダクタンスはL、コンデンサ18のキャパシタンスはC、リアクトル12の抵抗値はRL、デューティ比はdと示す。
数式(1)にデッドタイムを考慮した誤差デューティ比Δdを組み込むと数式(2)に示す状態方程式となる。ここで誤差デューティ比とは、第1スイッチング素子のオン時間の割合であるデューティ比に対する、デッドタイムの有無の違いにより生じるデューティ比の差分である。
数式(2)を、双1次変換を用いて離散化させると数式(3)のように示される。
図3は、実施形態のオブザーバ32を示す図である。オブザーバ32において、入力信号、出力信号が図3で示されるようになる。図3において、Aは、数式(3)の破線枠αで示される係数と、破線枠A1で示される行列とを乗じたものであり、α×A1で表される。
図3において、Bは、数式(3)の破線枠αで示される係数と破線枠B1で示される行列とを乗じたものであり、α×B1で表される。図3のCは、数式(4a)、数式(4b)で表されるものである。
図3のCとして、数式(4a)、数式(4b)で表されるもので用いることによりリアクトル電流の推定精度を高くできるが、計算量軽減のために、数式(5)を用いることもできる。
ここで、本実施形態では、DC/DCコンバータ11の状態方程式として、誤差デューティ比Δdとコンデンサ電圧検出誤差ΔvCとを含む数式(6)を定義する。
数式(6)を、双1次変換を用いて離散化させると数式(7)のように示される。
数式(7)に基づいて、コンデンサ18の電圧の推定値であるコンデンサ電圧推定値vc〜(チルダ)(k)と、リアクトル12の電流の推定値であるリアクトル電流推定値iL〜(チルダ)(k)とは、数式(8)のように表すことができる。また、数式(7)に基づいて、誤差デューティ比の推定値である誤差デューティ比推定値Δd〜(チルダ)(k)と、コンデンサ電圧検出誤差の推定値であるコンデンサ電圧検出誤差推定値Δvc〜(チルダ)(k)とは数式(8)のように表すことができる。ここで、Tは制御周期であり、h1〜h4はオブザーバゲインである。以下では推定値を表すチルダの〜(波線)を省略する場合がある。
オブザーバ32は、入力されたコンデンサ電圧vc、電源電圧vb及び出力電流imを数式(8)に代入することによって、現在の誤差デューティ比Δd(=Δd(k))の推定値、及びリアクトル電流iL(=iL(k))の推定値を算出する。また、オブザーバ32は、コンデンサ電圧検出誤差Δvc(=Δvc(k))の推定値を算出する。なお、推定される誤差デューティ比推定値Δd(チルダ)、リアクトル電流推定値iL(チルダ)、及びコンデンサ電圧検出誤差推定値Δvc(チルダ)は、数式(8)におけるkをk−1に読み替えて処理することによって算出することができる。算出された誤差デューティ比推定値Δd(チルダ)、リアクトル電流推定値iL(チルダ)、及びコンデンサ電圧検出誤差推定値Δvc(チルダ)は、デューティ比制御器34に入力される。
なお、kは、制御回数を示す。例えば、d(k)は、k回目の制御におけるデューティ比dを表し、d(k+1)は、(k+1)回目の制御におけるデューティ比dを表す。他の状態量についても同様である。
ここで、本実施形態において、オブザーバ32は、数式(8)の4つのオブザーバゲインh1、h2、h3、h4を持つ。このうち、数式(8)の3行目と4行目とに対応するh3、h4は、第1スイッチング素子14の常時オン状態か否かに応じて、値が切り替わる。以下、h3は第1オブザーバゲインh3と記載し、h4は、第2オブザーバゲインh4と記載する場合がある。オブザーバゲインh1、h2、h3、h4は、図3のhに対応する。
図4は、オブザーバゲインの切換部37の構成を示す図である。制御装置30は、切換部37を持ち、その切換部37は、第1及び第2オブザーバゲインh3、h4の値を、第1スイッチング素子14の常時オン状態か否かに応じて切り換える。具体的には、第1オブザーバゲインh3は、デッドタイムによる誤差でデューティ比を計算するためのオブザーバゲインである。第2オブザーバゲインh4は、コンデンサ電圧検出誤差を計算するためのオブザーバゲインである。
図4において、上アームオン信号として、第1スイッチング素子14の常時オン状態か否かが切換部37に入力される。図4では、切換部37の内部において「1」は、第1スイッチング素子14が常時オンとなり、上アームが常時オンされたことを表す。このときには第2スイッチング素子16が常時オフされる。図4の切換部37の内部において「0」は、第1スイッチング素子14がスイッチングを開始し、上アームの常時オンが解除されたことを表す。このときには第2スイッチング素子16もスイッチングを開始する。
切換部37は、第1スイッチング素子14が常時オンされたときに、第1オブザーバゲインh3を0とし、第2オブザーバゲインh4に0以外の数値C4を持たせる。一方、切換部37は、第1スイッチング素子14の常時オンが解除された後に、第1オブザーバゲインh3に0以外の数値を持たせ、第2オブザーバゲインh4を0とする。
また、数式(8)の1行目と2行目とに対応するオブザーバゲインh1、h2は、第1スイッチング素子14の常時オン状態に無関係に0以外の数値C1、C2を持っている。
これにより、第1スイッチング素子14が常時オンされたときに、コンデンサ電圧検出誤差に対応する値が第2オブザーバゲインh4に対応して出力されるので、コンデンサ電圧検出誤差を精度よく推定できる。また、第1スイッチング素子14の常時オンが解除されたときには、デッドタイムによる誤差デューティ比に対応する値が第1オブザーバゲインh3に対応して出力される。これにより、誤差デューティ比を用いてデューティ比を精度よく計算することができる。このように数式(8)を用いたオブザーバ32では、コンデンサ電圧検出誤差を推定でき、その推定値が次の制御周期に用いられて、コンデンサ電圧、リアクトル電流、及び誤差デューティ比が推定される。
オブザーバ32は、コンデンサ電圧推定値vc(チルダ)、リアクトル電流推定値iL(チルダ)、及びコンデンサ電圧検出誤差推定値Δvc(チルダ)を推定する。図2に示すように、オブザーバ32からは、誤差デューティ比推定値Δd(チルダ)と、コンデンサ電圧検出誤差推定値Δvc(チルダ)とを外乱として出力する。デューティ比制御器34には、電流指令生成器31からリアクトル電流指令値iL *が入力される。デューティ比制御器34には、オブザーバ32からリアクトル電流iL、誤差デューティ比Δd、及びコンデンサ電圧検出誤差Δvcの推定値も入力される。なお、図2に破線矢印で示すように、オブザーバ32からデューティ比制御器34にコンデンサ電圧vcの推定値が入力され、デューティ比制御器34の演算でその推定値が用いられてもよい。
デューティ比制御器34は、オブザーバ32から出力されたリアクトル電流推定値iL(チルダ)と、電流指令生成器31で生成されたリアクトル電流指令値iL *とに応じて、指令値となるデューティ比d(k+1)を求めるための演算が行われ出力される。これにより、デューティ比制御器34は、DC/DCコンバータ11のデューティ比を制御する。デューティ比制御器34は後で詳しく説明する。
デューティ比制御器34から出力されたデューティ比d(k+1)は、三角波比較器36に入力される。三角波比較器36は、三角波キャリア信号の値と、デューティ比d(k+1)とを比較し、その比較した結果に基づいてスイッチング信号を生成し、DC/DCコンバータ11の各スイッチング素子14,16にスイッチング信号を出力する。各スイッチング素子14,16は、そのスイッチング信号によりオンオフ状態が制御されることにより、適切な電圧制御が行われる。これにより、リアクトル電流指令値iL *に応じてDC/DCコンバータ11が制御される。
次に、デューティ比制御器34を説明する。デューティ比制御器34は第1モデル予測制御器50(図5)を含んで構成される。具体的には、第1モデル予測制御器(第1MPC)50は、DC/DCコンバータ11の状態方程式を用いてデューティ比を制御する。このとき、第1モデル予測制御器50は、第1スイッチング素子14及び第2スイッチング素子16のデューティ比dを複数の異なる値に変化させたときのDC/DCコンバータ11における所定の状態値(状態量)に対する予測値を算出する。第1モデル予測制御器50は、状態値(状態量)の目標を示す指令値と予測値との差に応じてデューティ比を制御する。以下、第1モデル予測制御器50は、第1MPC50と記載する場合がある。
図5は、第1MPC50の構成を示す図である。実施の形態では、第1MPC50は、所定の状態値としてリアクトル12を流れる電流の予測値であるリアクトル電流予測値iL ^(ハット)を算出する。そして、第1MPC50は、リアクトル電流指令値iL *に近づくようなリアクトル電流予測値iL ^(ハット)となるデューティ比dを求める処理を行う。
図5に示すように、第1MPC50は、加算器40(40−2〜40−129)、予測演算器42(42−1〜42−129)、評価関数演算器44(44−1〜44−129)、最小値選択器46を含んで構成される。
加算器40(40−2〜40−129)は、現在のデューティ比d(k)に所定値を加算することによりデューティ比d(k)に変化を与えて出力する。本実施の形態では、デューティ比d(k)は、0〜1023の値の範囲で表されるものとする。すなわち、下アームである第2スイッチング素子16が常時オンであり、上アームである第1スイッチング素子14が常時オフである状態のときのデューティ比dが0で表されるものとする。また、下アームである第2スイッチング素子16が常時オフであり、上アームである第1スイッチング素子14が常時オンである状態のときのデューティ比dが1023で表されるものとする。加算器40は、現在のデューティ比d(k)を中心値として、d(k)±64の範囲で変化を与えて出力する。変化の範囲は、DC/DCコンバータ11のデッドタイムの期間及びPWM周期に基づいて設定することが好適である。例えば、デッドタイム/PWM周期×デューティ比dの数値範囲で算出される値よりも大きな変換の範囲とすることが好適である。具体的には、デッドタイムが5μs、PWM周期が100μsである場合、デューティ比dを0〜1023の範囲で表した場合には5/100×1023=51よりも大きい数値範囲を変化の範囲とすることが好適である。一方、演算負荷をできるだけ小さくするために、変化の範囲はできるだけ狭い方が好適である。そこで、本実施の形態では、変化の範囲を±64とした例を示している。
加算器40−2は、現在のデューティ比d(k)に1を加算してd(k)+1を出力する。加算器40−3は、現在のデューティ比d(k)に2を加算してd(k)+2を出力する。同様に、加算器40−4〜加算器40−65は、現在のデューティ比d(k)にそれぞれ3〜64を加算して出力する。また、加算器40−66は、現在のデューティ比d(k)から1を減算してd(k)−1を出力する。加算器40−67は、現在のデューティ比d(k)から2を減算してd(k)−2を出力する。同様に、加算器40−68〜加算器40−129は、現在のデューティ比d(k)からそれぞれ3〜64を減算して出力する。加算器40−2〜40−129からの出力は、それぞれ予測演算器42−2〜42−129へ入力される。
予測演算器42は、加算器40からの出力、コンデンサ電圧vc、リアクトル電流推定値iL〜(=iL〜(k)(チルダ))、電源電圧vb、出力電流(負荷電流)im及び誤差デューティ比Δd〜(=Δd〜(k)(チルダ))、及びコンデンサ電圧検出誤差Δvc〜(=Δvc〜(k)(チルダ))を用いてリアクトル電流予測値iL ^(ハット)を算出して出力する。リアクトル電流予測値iL ^(ハット)は、リアクトル12を流れる電流の予測値である。
リアクトル電流予測値iL ^(ハット)は、数式(7)において、左辺の2行目iL(k+1)をiL ^[d(k)+a](ハット)、右辺のΔd(k)をΔd〜(k)(チルダ)、右辺のiL(k)をiL〜(k)(チルダ)、右辺のΔvc(k)をΔvc〜(k)(チルダ)に置き換えて展開したiL ^[d(k)+a](ハット)の演算式を用いて算出される。
予測演算器42−1は、iL ^[d(k)+a](ハット)の演算式のaを0としてiL ^[d(k)](ハット)を算出して出力する。予測演算器42−2は、iL ^[d(k)+a](ハット)の演算式のaを1としてiL ^[d(k)+1](ハット)を算出して出力する。同様に、予測演算器42−3〜予測演算器42−65は、それぞれaを2〜64としてiL ^[d(k)+a](ハット)を算出して出力する。予測演算器42−66は、iL ^[d(k)+a](ハット)の演算式のaを−1としてiL ^[d(k)−1](ハット)を算出して出力する。予測演算器42−67は、iL ^[d(k)+a](ハット)の演算式のaを−2としてiL ^[d(k)−2](ハット)を算出して出力する。同様に、予測演算器42−68〜予測演算器42−129は、それぞれaを−3〜−64としてiL ^[d(k)+a](ハット)を算出して出力する。予測演算器42−1〜42−129の出力は、それぞれ評価関数演算器44−1〜44−129へ入力される。
評価関数演算器44は、コンデンサ電圧指令値vc *、予測演算器42から入力されたリアクトル電流予測値iL ^(ハット)、電流指令生成器31から入力されたリアクトル電流指令値iL *に基づいて評価関数Jの演算を行い、演算結果を出力する。評価関数Jは、数式(9)にて表される。
評価関数演算器44−1は、数式(9)のaを0としてJ[d(k)]を算出して出力する。評価関数演算器44−2は、数式(9)のaを1としてJ[d(k)+1]を算出して出力する。同様に、評価関数演算器44−3〜評価関数演算器44−65は、それぞれaを2〜64としてJ[d(k)+a]を算出して出力する。評価関数演算器44−66は、数式(9)のaを−1としてJ[d(k)−1]を算出して出力する。評価関数演算器44−67は、数式(9)のaを−2としてJ[d(k)−2]を算出して出力する。同様に、評価関数演算器44−68〜評価関数演算器44−129は、それぞれaを−3〜−64としてJ[d(k)+a]を算出して出力する。評価関数演算器44−1〜34−129の出力は、最小値選択器46へ入力される。
なお、評価関数Jは、数式(10)としてもよい。この場合も、評価関数演算器44−1〜評価関数演算器44−129にてそれぞれJ[d(k)],J[d(k)+1]・・・J[d(k)−64]を算出して出力する。
最小値選択器46は、評価関数演算器44−1〜評価関数演算器44−129にて算出されたJ[d(k)],J[d(k)+1]・・・J[d(k)−64]のうち最小値を選択する。最小値選択器46は、評価関数Jを最小値とするd(k)+aを次の制御の際のデューティ比d(k+1)として三角波比較器36(図2)に出力する。これにより、デューティ比制御器34は、リアクトル電流推定値がリアクトル電流指令値となるように、デューティ比d(k+1)を制御する。
なお、デューティ比制御器34から出力されたデューティ比d(k+1)は、リミッタ(図示せず)に入力することもできる。リミッタは、デューティ比制御器34から出力されたデューティ比d(k+1)の入力をうけ、入力されたデューティ比d(k+1)が最適デューティ比範囲DR内になるように制限する。リミッタから出力された最適範囲のデューティ比d(k+1)は、三角波比較器36に入力される。これにより、制御装置30は、三角波比較器36に入力されたデューティ比d(=d(k+1))となるように第1スイッチング素子14及び第2スイッチング素子16のオン期間を制御する。したがって、DC/DCコンバータ11は、指令値とされるコンデンサ電圧指令値vc *及びリアクトル電流指令値iL *となるようにコンデンサ電圧vc及びリアクトル電流iLが制御される。
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、上記の第1の実施の形態における第1MPC50の構成を第2モデル予測制御器に変更したものである。以下、図1〜図5を参照して説明する。第2モデル予測制御器は、第2MPCと記載する場合がある。本実施の形態では、第2MPCは、DC/DCコンバータ11の状態方程式を、第1スイッチング素子14及び第2スイッチング素子16のデューティ比dに対する二次方程式に変形し、当該二次方程式にオブザーバ32で算出された誤差デューティ比推定値Δd〜(=Δd〜(k)(チルダ))とコンデンサ電圧検出誤差Δvc〜(=Δvc〜(k)(チルダ))を導入、すなわち適用することでデューティ比dを算出して制御する。制御装置30は、算出されたデューティ比dを用いてDC/DCコンバータ11を制御する。
数式(7)の左辺の2行目iL(k+1)をiL *(k)、右辺のΔd(k)をΔd〜(k)(チルダ)、右辺のiL(k)をiL〜(k)(チルダ)、右辺のΔvc(k)をΔvc〜(k)(チルダ)に置き換えて、デューティ比d(k)に対する二次方程式に変更すると数式(11)となる。
数式(11)の二次方程式をデューティ比d(k+1)に対して解くと、数式(12)で表される。
第2MPCは、算出したデューティ比d(k+1)を、リミッタを介してまたはリミッタを介さずに三角波比較器36に出力する。これにより、制御装置30は、三角波比較器36に入力されるデューティ比d(=d(k+1))となるように第1スイッチング素子14及び第2スイッチング素子16のオン期間を制御する。このため、DC/DCコンバータ11は、指令値とされるコンデンサ電圧指令値vc *及びリアクトル電流指令値iL *となるようにコンデンサ電圧vc及びリアクトル電流iLが制御される。
以下、実施形態の効果を確認したシミュレーション結果を説明する。図6は、比較例のオブザーバを用いた制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が−10Vである場合の電圧の制御を示す図である。図7は、比較例においてコンデンサ電圧検出誤差が−10Vである場合の電流の制御及び誤差デューティ比の推定値を示す図である。図6、図7では、比較例として、上記の第1の実施形態において、DC/DCコンバータの状態方程式としてコンデンサ電圧検出誤差を含まない構成を用いている。図6、図7及び後述する図8〜図13を含めて、第1スイッチング素子14が常時オンされている場合、第1及び第2スイッチング素子14,16はスイッチング動作をしていないため、iL、iL〜(チルダ)、Δd〜(チルダ)は0となる。
図6、図7では、上アームの常時オンにより第1スイッチング素子14が常時オンされ第2スイッチング素子16が常時オフされたことを示し、上アームの常時オン解除により第1スイッチング素子14がスイッチングを開始したことを示している。コンデンサ電圧vC_realは、コンデンサ電圧の実際値を示している。また、図6、図7では、上アームの常時オン解除後の目標電圧をvb0としている。ここで、vb0は、第1スイッチング素子14が常時オンで負荷電流imが0であるときの電源電圧vbの電圧値である。
図6に示すように、コンデンサ電圧検出値が実際値であるコンデンサ電圧vC_realより低くなる方向に誤差がある場合には、上アームの常時オン解除によって、本来は、リアクトル電流が値を持たない、すなわち0に維持されることが予定される。一方、比較例の場合には、図7に示すように上アームの常時オン解除時に、リアクトル電流の検出値及び推定値が値を持って大きく振れている。
図8は、比較例のオブザーバを用いた制御装置において、コンデンサ電圧検出誤差が+10Vである場合の電圧の制御を示す図である。図9は、比較例においてコンデンサ電圧検出誤差が+10Vである場合の電流の制御及び誤差デューティ比の推定値を示す図である。図8の制御を行った比較例の構成も図6、図7の場合と同様である。図8のように、コンデンサ電圧検出値が実際値であるコンデンサ電圧vC_realより高くなる方向に誤差がある場合も、低くなる方向の誤差がある場合と同様に、上アームの常時オン解除によって、本来は、リアクトル電流が値を持たないことが予定される。一方、比較例の場合には、図9に示すように、上アームの常時オン解除時に、リアクトル電流の推定値がコンデンサ電圧検出誤差に応じて負の方向に値を持つように変化し、0であるリアクトル電流検出値との間にオフセットが生じている。また、このとき、誤差デューティ比は、正の方向に値を持つように大きく変化している。これにより、比較例ではリアクトル電流の推定精度が低下することが分かる。
図10は、実施形態のオブザーバ32を用いた制御装置30において、コンデンサ電圧検出誤差が−10Vである場合の電圧の制御を示す図である。図11は、実施形態においてコンデンサ電圧検出誤差が−10Vである場合の電流の制御及び誤差デューティ比の推定値を示す図である。図10、図11の制御では、第1実施形態の構成を用いた。図10、図11に示すように、実施形態では、図6、図7に示した比較例の場合と異なり、リアクトル電流推定値とリアクトル電流検出値とをほぼ一致させることができた。
図12は、実施形態のオブザーバ32を用いた制御装置30において、コンデンサ電圧検出誤差が+10Vである場合の電圧の制御を示す図である。図13は、実施形態においてコンデンサ電圧検出誤差が+10Vである場合の電流の制御及び誤差デューティ比の推定値を示す図である。図12、図13の制御も、第1実施形態の構成を用いた。図12、図13に示すように、実施形態では、コンデンサ電圧検出誤差として正の値を持つ場合も、図10、図11と同様に、リアクトル電流推定値とリアクトル電流検出値とをほぼ一致させることができた。これにより、本発明の効果を確認できた。
[変形例]
DC/DCコンバータにおいて、リアクトル電流に応じてリアクトルのインダクタンスLの値は変化する。そこで、上記の各実施形態における制御において、リアクトル12に流れるリアクトル電流iLまたは流れると予想されるリアクトル電流推定値iL〜(チルダ)に応じてリアクトル12のインダクタンスLを変更するように設定することが好適である。
図14は、電流値に対するリアクトル12のインダクタンスLの変化を示す図である。図14において、横軸の電流値は最大電流を1として正規化し、縦軸のリアクトル12のインダクタンスLは電流値が0のときを1として正規化して示している。
なお、上記の実施形態では、オブザーバを同一次元オブザーバとしたが、最小次元オブザーバを適用してもよい。また、双1次変換を利用して状態方程式を離散化したが、これに限定されるものではなく、0次ホールド、前進差分、後退差分を利用して離散化させてもよい。
上記の各実施形態及びその変形例によれば、リアクトル電流を精度よく推定できるので、DC/DCコンバータ11を精度よく制御できる。
10 直流電源、11 DC/DCコンバータ、12 リアクトル、14 第1スイッチング素子、16 第2スイッチング素子、17 低圧側コンデンサ、18 高圧側コンデンサ、19 正極母線、20 負極母線、30 制御装置、31 電流指令生成器、32 オブザーバ、34 デューティ比制御器、36 三角波比較器、37 切換部、40 加算器、42 予測演算器、44 評価関数演算器、46 最小値選択器、50 第1モデル予測制御器、100 モータ駆動装置、104 負荷、105 インバータ、106 モータ。

Claims (8)

  1. 第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の接続点と直流電源とに両端が接続されるリアクトルとを含むDC/DCコンバータを制御する制御装置であって、
    前記DC/DCコンバータに接続され前記リアクトルからの出力電圧を平滑化させるコンデンサの両端間電圧であるコンデンサ電圧の指令値と検出値との偏差が入力され、リアクトル電流指令値を生成する電流指令生成器と、
    前記DC/DCコンバータの現在の状態値に応じて、前記第1スイッチング素子のオン時間の割合であるデューティ比に対するデッドタイムの有無におけるデューティ比の差分である誤差デューティ比と、前記コンデンサのコンデンサ電圧検出誤差とを外乱として出力するオブザーバであって、前記コンデンサのコンデンサ電圧、前記リアクトルを流れるリアクトル電流、前記誤差デューティ比、及び前記コンデンサ電圧検出誤差を推定するオブザーバと、
    前記リアクトル電流の推定値及び前記リアクトル電流指令値に応じて前記DC/DCコンバータのデューティ比を制御するデューティ比制御器とを備え、
    前記リアクトル電流指令値に応じて前記DC/DCコンバータを制御する、制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記オブザーバは、前記直流電源の電源電圧、前記コンデンサ電圧、及び前記DC/DCコンバータの出力電流と、前記DC/DCコンバータの状態方程式であって前記コンデンサ電圧検出誤差を含む状態方程式とを用いて、前記コンデンサ電圧、前記リアクトル電流、前記誤差デューティ比、及び前記コンデンサ電圧検出誤差を推定する、制御装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置において、
    前記デューティ比制御器は、前記リアクトル電流の推定値が前記リアクトル電流指令値となるように前記DC/DCコンバータのデューティ比を制御する、制御装置。
  4. 請求項3に記載の制御装置において、
    前記オブザーバは、
    前記デッドタイムによる誤差でデューティ比を計算するための第1オブザーバゲインと前記コンデンサ電圧検出誤差を計算するための第2オブザーバゲインと、を有し、
    前記第1オブザーバゲインは、
    前記DC/DCコンバータの前記第1スイッチング素子の常時オン時に0となり、前記第1スイッチング素子がスイッチングを開始した後に0以外の数値を持ち、
    前記第2オブザーバゲインは、
    前記DC/DCコンバータの前記第1スイッチング素子の常時オン時に0以外の数値を持ち、前記第1スイッチング素子がスイッチングを開始した後に0となる、制御装置。
  5. 請求項4に記載の制御装置において、
    前記デューティ比制御器は、前記状態方程式を用いて、前記デューティ比を複数の異なる値に変化させたときの前記DC/DCコンバータにおける所定状態値に対する予測値を算出し、前記所定状態値の目標を示す指令値と前記予測値との差に応じて前記デューティ比を制御する第1モデル予測制御器を有する、制御装置。
  6. 請求項5に記載の制御装置において、
    前記リアクトルに流れる電流に応じて前記リアクトルのインダクタンスを設定し、前記インダクタンスを前記状態方程式に適用する、制御装置。
  7. 請求項4に記載の制御装置において、
    前記デューティ比制御器は、前記状態方程式を前記デューティ比の二次方程式に変形し、前記誤差デューティ比を前記二次方程式に導入することによって前記デューティ比を制御する第2モデル予測制御器を有する、制御装置。
  8. 請求項7に記載の制御装置において、
    前記リアクトルに流れる電流に応じて前記リアクトルのインダクタンスを設定し、前記インダクタンスを前記二次方程式に適用する、制御装置。
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