JP2018161745A - 液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018161745A
JP2018161745A JP2017058632A JP2017058632A JP2018161745A JP 2018161745 A JP2018161745 A JP 2018161745A JP 2017058632 A JP2017058632 A JP 2017058632A JP 2017058632 A JP2017058632 A JP 2017058632A JP 2018161745 A JP2018161745 A JP 2018161745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
plate portion
detection
sensor cover
liquid ejection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017058632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6822260B2 (ja
Inventor
清二 伊原
Seiji Ihara
清二 伊原
音喜多 賢二
Kenji Okita
賢二 音喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2017058632A priority Critical patent/JP6822260B2/ja
Priority to CN201810210751.4A priority patent/CN108621603B/zh
Priority to US15/921,122 priority patent/US10399365B2/en
Publication of JP2018161745A publication Critical patent/JP2018161745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6822260B2 publication Critical patent/JP6822260B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/0009Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0095Detecting means for copy material, e.g. for detecting or sensing presence of copy material or its leading or trailing end
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/304Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
    • B41J25/308Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print gap adjustment mechanisms

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

【課題】光学的な検知機構と同程度の異物検知の高精度化と機器調整の簡便化をなし得る異物検知手法を提供する。
【解決手段】媒体に液体を吐出する液体吐出部と媒体との相対移動に伴って液体吐出部に接触しえる対象物を検知する検知プレート部を、媒体との接触により歪み変位を起こすプレート状とし、媒体と向かい合う検知プレート部の媒体側プレート面に設けた圧電フィルムセンサーから、検知プレート部の歪み変位に対応した電気信号を得る。その上で、検知プレート部から離間してセンサーカバーを設け、このセンサーカバーは、媒体側プレート面と非接触で圧電フィルムセンサーを覆う。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
従来から、搬送される媒体にインクなどの液体を吐出する液体吐出装置が使用されている。このような液体吐出装置においては、媒体が搬送過程で浮き上がったり、媒体の表面に異物が付着したりすることがある。浮き上がった媒体自体や媒体表面の異物が液体吐出部に接触すると、媒体と液体吐出部の少なくとも一方が損傷する場合があり得る。そこで、液体吐出部に対する媒体や異物の接触を抑制するため、様々な技術が開示されている。
例えば、特許文献1は、光学的な検知機構により媒体の浮き上がりを検知して、媒体と液体吐出部との接触を抑制する液体吐出装置(インクジェット記録装置)を開示している。なお、媒体表面の異物の有無についても、この特許文献1で提案された光学的な検知機構で検知できる。
特開2013−35184号公報
しかしながら、特許文献1で開示されるような光学的な検知機構は、高精度での異物の検知が可能である一方、媒体の一方端の側の投光部と他端側の受光部との光軸調整等の高精度の機器調整が必要である。また、レーザー光の発振制御に各種の電気的な制御機器が必要となる。こうしたことから、光学的な検知機構と同程度の異物検知の高精度化、或いは機器調整の簡便化をなし得る異物検知手法が要請されるに到った。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、液体吐出装置が提供される。この液体吐出装置は、媒体を支持する支持部材と、前記媒体に向かい合うように配置されて前記媒体に液体を吐出する液体吐出部と、前記媒体と前記液体吐出部との相対移動に伴って前記液体吐出部に接触しえる対象物との接触により歪み変位を起こすプレート状の検知プレート部と、前記媒体と向かい合う前記検知プレート部の媒体側プレート面に設けられ、前記検知プレート部の歪み変位に対応した電気信号を出力する圧電フィルムセンサーと、前記検知プレート部から離間して、前記媒体側プレート面とは非接触で前記圧電フィルムセンサーを覆うセンサーカバーとを備える。そして、前記圧電フィルムセンサーは、前記相対移動の方向において、前記センサーカバーと前記液体吐出部との間に位置し、前記センサーカバーは、前記支持部材と対向する方向において、前記支持部材と前記圧電フィルムセンサーとの間に位置する。
この形態の液体吐出装置は、次のようにして、媒体表面に付着した異物や湾曲した媒体の検知を行う。媒体表面に異物が付着していたり媒体自体が湾曲していると、プレート状の検知プレート部が異物や湾曲した媒体に接触し、検知プレート部が歪む。検知プレート部の歪みは、極小な歪み検出が可能な圧電フィルムセンサーにより、高感度で検知される。しかも、異物や湾曲した媒体と言った対象物は、センサーカバーに接触するものの、センサーカバーで覆われた圧電フィルムセンサーには接触し難くなる。この結果、この形態の液体吐出装置によれば、精度よく異物検知を行うことが可能となることに加え、高精度の異物検知をもたらす圧電フィルムセンサーを保護できる。また、検知プレート部に圧電フィルムセンサーを設けた後に、センサー位置調整等が不要なことから、特異な機器調整や電気的な制御機器を要しない。この結果、この形態の液体吐出装置によれば、異物の検知精度を高めた上で、機械的な機器調整の簡便化を図ることができる。
(2)上記形態の液体吐出装置において、前記センサーカバーは、前記支持部材の表面構成材に力を加えた時に前記表面構成材が変形する最小の力よりも小さい力を加えた時に弾性変形すると共に、前記弾性変形に伴って前記センサーカバーの先端が前記検知プレート部に接触するようにしてもよい。こうすれば、次の2つの利点がある。まず第1に、対象物がセンサーカバーと支持部材の表面構成材とに接触した際、センサーカバーは、支持部材の表面構成材に先んじて弾性変形するので、支持部材とセンサーカバーとの間に対象物が入り込んでしまうことで起きるへこみ等の損傷を支持部材表面に起き難くできる。第2に、圧電フィルムセンサーに対するセンサーカバーの位置関係から、センサーカバーは液体吐出部に対する媒体の媒体移動方向の上流側に検知プレート部から離間するので、対象物は、検知プレート部より先にセンサーカバーに接触する。こうして対象物に接触したセンサーカバーは、弾性変形して検知プレート部に接触し、この検知プレート部に歪み変位を誘起する。この歪み誘起により、圧電フィルムセンサーは、検知プレート部に対象物が達する前に検知プレート部の歪み変位に対応した電気信号を出力する。この結果、この形態の液体吐出装置によれば、異物の検知精度を高めた上で、早期の異物検知を可能とする。
(3)上記形態の液体吐出装置において、前記センサーカバーは、前記支持部材の表面構成材が降伏挙動を示す材質である場合、前記支持部材の表面構成材の降伏応力よりも弱い力で変形すると共に、前記変形に伴って前記センサーカバーの先端が前記検知プレート部に接触し、前記支持部材の表面構成材が降伏挙動を示さない材質である場合、前記支持部材の表面構成材の0.2%耐力よりも弱い力で変形すると共に、前記変形に伴って前記センサーカバーの先端が前記検知プレート部に接触するようにしてもよい。こうすれば、対象物がセンサーカバーと支持部材の表面構成材とに接触した際、センサーカバーは、支持部材の表面構成材に先んじて変形するので、支持部材とセンサーカバーとの間に対象物が入り込んでしまうことで起きるへこみ等の損傷を支持部材表面に起き難くできる。
(4)上記形態の液体吐出装置において、前記センサーカバーは、前記対象物と接触して変形を起こした場合、前記圧電フィルムセンサーが配設されている領域以外で前記媒体側プレート面に接触して、前記検知プレート部に歪み変位を誘起するようにしてもよい。こうすれば、次の利点がある。センサーカバーが液体吐出部に対する媒体の媒体移動方向の上流側に検知プレート部から離間するので、対象物は、検知プレート部より先にセンサーカバーに接触する。こうして対象物に接触したセンサーカバーは、変形して検知プレート部に歪み変位を誘起するので、圧電フィルムセンサーは、検知プレート部に対象物が達する前に検知プレート部の歪み変位に対応した電気信号を出力する。この結果、この形態の液体吐出装置によれば、異物の検知精度を高めた上で、早期の異物検知を可能とする。しかも、対象物との接触を経て変形したセンサーカバーを圧電フィルムセンサーと干渉させないので、圧電フィルムセンサーに損傷を与えない。
(5)上記形態の液体吐出装置において、前記センサーカバーは、前記検知プレート部に歪み変位を誘起する最小の力では塑性変形を起こさないようにしてもよい。こうすれば、センサーカバーの不用意な塑性変形を回避できるので、圧電フィルムセンサーの保護の実効性と、対象物と接触した際の検知プレート部への歪み変位誘起の実効性を担保できる。
(6)上記形態の液体吐出装置において、前記センサーカバーは、導電性材料から形成され、アース設置されているようにしてもよい。こうすれば、圧電フィルムセンサーへの静電気の影響を排除、もしくは抑制できる。
また、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、画像形成装置、印刷装置等の形態で実現することができる。
本発明の実施形態としての液体吐出装置を有する記録装置の概略構成を示す概略側面図である。 液体吐出装置に含まれるキャリッジの周辺構成を平面視して概略的に示す概略平面図である。 図2のE−E線に沿って検知ユニットを破断して検知部構成を示す説明図である。 検知ユニットを吐出方向において平面視して検知部構成を示す説明図である。 検知ユニットが有する異物検知プレートの概略をセンサーカバーと合わせて斜視にて示す説明図である。 圧電フィルムセンサーの配設の様子を図4のG−G線に沿って破断して示す説明図である。 実施形態の記録装置の電気的な構成を示すブロック図である。 異物検知プレートと圧電フィルムセンサーによる異物検知の様子を拡大視して概略的に示す説明図である。 異物の検知精度の様子を示す説明図である。 センサーカバーを介した異物検知の様子とセンサー保護の様子を概略的に示す説明図である。 変形例のセンサーカバーを定常時の姿勢と変形時の姿勢を対比して示す説明図である。 センサーカバーに付加した荷重に対するセンサーカバー先端の垂直方向変位量をセンサーカバー形状の相違により対比して示す説明図である。
図1は本発明の実施形態としての液体吐出装置40を有する記録装置10の概略構成を示す概略側面図である。図2は、液体吐出装置40に含まれるキャリッジ51の周辺構成を平面視して概略的に示す概略平面図である。
記録装置10は、媒体Pを搬送する搬送部49と媒体Pにインクを吐出する液体吐出装置40とからなる。まず、搬送部49について説明する。図1に示したように、搬送部49は、媒体Pを繰り出すセット部54、媒体Pを巻き取る巻取部55、媒体Pを搬送する搬送ローラー45,47を備える。これらのセット部54,搬送ローラー45,47および巻取部55は、それぞれ送出モーター26、搬送モーター27、巻取モーター28により駆動される。また、セット部54から巻取部55までの搬送路に沿って、媒体Pを支持する支持部材であるプラテン42,43,44が設けられている。従って、搬送ローラー45,47や巻取部55を駆動することにより、媒体Pは、プラテン42,43,44に沿って搬送される。プラテン43は、媒体Pをほぼ水平に搬送する平プラテンとして構成されている。液体吐出装置40による媒体Pに向けたインクの吐出は、このプラテン43の位置で、つまり媒体Pが水平に保たれた位置で行なわれる。
セット部54から巻取部55に向けた媒体Pの搬送の方向を搬送方向Aと呼ぶ。また、この媒体Pの幅方向(図1、紙面方向)を、交差方向Bと呼ぶ。搬送方向Aと交差方向Bとに交差する方向を吐出方向Dと呼ぶ。他の図面においても、適宜、これらの方向A,B,Dを図示する。
媒体Pは、巻取部55による巻取により、搬送方向Aに搬送されるため、巻取部55、搬送ローラー45、セット部54は、図示の方向Cに回転される。セット部54から巻取部55に至る搬送路には、媒体Pを加熱する3つのヒーター46,48,53が設けられている。ヒーター46は、プラテン42内に設けられた赤外線輻射タイプのヒーターであり、媒体Pを裏面から加熱する。媒体Pを液体吐出装置40による液体の吐出前に加熱することから、この加熱をプレヒートとも呼ぶ。ヒーター48は、プラテン43の搬送方向下流側に媒体Pを挟んでプラテン43に対向する位置に設けられている。このヒーター48も赤外線輻射タイプタイプであり、液体吐出装置40により媒体P上に吐出された直後のインクを乾燥する。ヒーター53は、プラテン44に媒体Pを挟んで対向する位置に設けられている。このヒーター53は、液体吐出装置40により媒体Pに吐出されたインクを、媒体Pにしっかりと固定するためのものである。なお、これらのヒーターは、赤外線輻射タイプに限るものではなく、温風を吹き出すタイプのものなど、媒体Pまたは媒体P上のインクを乾燥させるものであれば、どのようなタイプのものでも採用可能である。
次に、液体吐出装置40について説明する。液体吐出装置40は、図1に示すように、記録ヘッド52と、これを媒体Pに対して相対的に移動するためのキャリッジ51と、媒体P上の異物等の検出を行なう検知ユニット100とを備える。キャリッジ51は、キャリッジモーター25を駆動源とする図示しない機構により、媒体Pに対して搬送方向Aに相対的に移動することができる。記録ヘッド52および検知ユニット100は、図1における交差方向Bに沿って複数台設けられている。この様子を図2に示した。
図2に示したように、キャリッジ51には、15個の記録ヘッド52が交差方向Bに沿って交互に配置されている。この記録ヘッド52は、本発明における液体吐出部に相当する。各記録ヘッド52には、インク滴を吐出するノズルを交差方向Bに沿って並べたノズル列52aが、インクの種類の数だけ設けられている。7個の記録ヘッド52と8個の記録ヘッド52とは、搬送方向Aに対して所定の距離だけ離間して配置されているが、1つのインクについてのノズル列52aに着目すると、15個の記録ヘッド52に備えられたノズル列52aは、ノズルピッチが等間隔になっている。即ち、キャリッジ51に設けられた記録ヘッド52は、媒体Pの幅方向のほぼ全域をカバーするラインヘッドとして構成されている。なお、記録ヘッド52としては、交差方向Bの長さが図2に示したキャリッジ51よりも短いキャリッジに、図2に示したよりも少ない数の記録ヘッド52が交差方向Bに沿って交互に配置されたキャリッジを、搬送方向Aに往復動させるシリアルヘッドや、ノズル列を搬送方向Aに沿って並べ、キャリッジ51を媒体Pの幅方向に往復動させるシリアルヘッドなど、他のタイプの記録ヘッドを用いても差し支えない。
検知ユニット100は、これら15個の記録ヘッド52が設けられた位置に対して、搬送方向Aの上流側、即ちキャリッジ51の端部51aに設けられている。本実施形態では、交差方向Bに4つの検知ユニット100を用いた。交差方向Bに沿った4つの検知ユニット100の端から端までの幅(以下、検知ユニット100の全長という)は、本実施形態では、媒体Pの幅とほぼ同一とした。もとより、検知ユニット100の全長を、媒体Pの幅より狭くし、キャリッジ51を交差方向Bに移動させつつ、後述する検知動作を繰り返させるものとしてもよい。こうした検知動作については、後で詳しく説明する。
次に、検知ユニット100の構成について説明する。図3は、図2のE−E線に沿って検知ユニット100を破断して検知部構成を示す説明図である。図4は、検知ユニット100を吐出方向Dにおいて平面視して検知部構成を示す説明図である。図5は、検知ユニット100が有する異物検知プレート110の概略をセンサーカバー140と合わせて斜視にて示す説明図である。図6は、圧電フィルムセンサー120の配設の様子を図4のG−G線に沿って破断して示す説明図である。なお、図3では、視認性を確保するため、部材断面を示すハッチングが省略されている。
図4に示すように、検知ユニット100は、異物検知プレート110をフレーム100Fで取り囲んで備え、異物検知プレート110に異物検知用の圧電フィルムセンサー120を備える。図3に示すように、フレーム100Fは、キャリッジ51にボルト130により固定され、異物検知プレート110を取り囲んだ状態で、異物検知プレート110を、記録ヘッド52よりも搬送方向Aの上流側で保持する。
検知ユニット100は、フレーム100Fの上端に図示しないボルトにより上カバー100Cを固定して、異物検知プレート110をプレート上面の側から保護する。また、検知ユニット100は、フレーム100Fの下端にボルト133によりセンサーカバー140を固定して、異物検知プレート110をプレート下面の側から保護する。この上カバー100Cとセンサーカバー140は、検知ユニット毎に設けられており、4つの検知ユニット100が並ぶことで、交差方向Bの全域に亘って異物検知プレート110を上下面側から保護する。センサーカバー140については、異物検知プレート110の構成と関係付けて後述する。
異物検知プレート110は、単一のプレート材であって、記録ヘッド52の走査または媒体Pの搬送に伴って記録ヘッド52のノズル形成面Fに接触しえる異物、媒体Pに形成された皺や折り目や破れ、浮き上がった媒体P自体と言った対象物の存在を検知する検知プレート部に相当する。図3では、これら対象物を異物Sとして示している。異物検知については、後述する。
異物検知を図る異物検知プレート110は、第1プレート部111と、第2プレート部112と、第3プレート部113と、第4プレート部114を、連続的に備える。本実施形態では、形状維持のための剛性確保、後述する異物検知時の確実な歪み誘起のため、異物検知プレート110は、0.2〜0.5mm程度のステンレスの板材のプレス成型を経て、賦形・形成されたプレート材とした。なお、異物検知プレート110をアルミ、チタン等の板材から形成してもよい。また、異物検知プレート110を、剛性確保や確実な歪み誘起を図り得るポリアミド、ポリカーボネイト等のエンジニアリングプラスチックを用いてもよく、これらプラスチックの金型一体成型品などとしてもよい。
第1プレート部111は、フレーム100Fにボルト131とナット132によりその全面に亘り固定され、連続する第2プレート部112と第3プレート部113を片持ち状に保持する。ここで片持ち状とは、異物検知プレート110をノズル列の延在方向と交差する方向(図4では搬送方向A)において一方側の端部(図4では第1プレート部111)のみでフレーム100Fに固定し、他方側の端部は固定せず自由端となっている状態を指す。また、この第1プレート部111は、キャリッジ51に収容された記録ヘッド52から離間した位置で、フレーム100Fを介してキャリッジ51に固定される。
第2プレート部112は、後述の圧電フィルムセンサー120の装着対象部位であり、開口部112cを有する。この第2プレート部112は、第1プレート部111から、記録ヘッド52の側に向けて屈曲して連続し、媒体Pに対して斜めに配置される。そして、この第2プレート部112と媒体Pのなす角θ(図3参照)は、25°とされている。この場合、第2プレート部112と媒体Pのなす角θは、30°以下であればよく、搬送方向Aに沿った検知ユニット100のサイズや検知対象となる異物の最小サイズ、求められる検知感度等により規定される。
第3プレート部113は、第2プレート部112から屈曲して連続し、媒体Pとの間に間隙を残して媒体Pと対向する形状とされている。具体的には、この第3プレート部113は、媒体Pと平行なプレート部位であり、搬送方向Aに沿って3mmの幅とされている。そして、媒体Pとの間隙は、検知対象とする最小異物の大きさに応じて規定され、実施形態では、第3プレート部113と媒体Pとの間隙が0.5〜2.0mmとなるように、異物検知プレート110をその第1プレート部111においてフレーム100Fに固定した。この第3プレート部113には、媒体Pから離れる側に第4プレート部114が屈曲して連続している。
圧電フィルムセンサー120は、既述した第2プレート部112に2つ設けられており、検知フィルム部121と出力回路部122とをプレート配線123で接続して備える。検知フィルム部121は、長方形状とされ、第2プレート部112の歪み変位に対応した電圧変化を起こす圧電素子を配列して備え、圧電素子の電圧変化をプレート配線123を経て出力回路部122に出力する。出力回路部122は、検知フィルム部121の電圧変化を、第2プレート部112の歪み変位に対応した電気信号に変換して出力する。本実施形態の圧電フィルムセンサー120における検知フィルム部121は、引っ張り力が及んだ際にプラス側への電圧変化を起こす電圧変化特性を有し、媒体Pと向かい合う第2プレート部112の第1プレート面112aに適宜な接着剤で接着して装着されている。この第1プレート面112aは、本発明における媒体側プレート面に相当する。圧電フィルムセンサー120における出力回路部122は、第2プレート部112の第1プレート面112aの裏面側の第2プレート面112bに適宜な接着剤で接着して装着されている。第1プレート面112aの検知フィルム部121は、第2プレート部112に形成された開口部112cを経て、第2プレート面112bの出力回路部122とプレート配線123を介して電気的に接続されている。なお、図5では、プレート配線123の図示を省略した。
異物検知プレート110は、図4〜図6に示すように、2つの既述した圧電フィルムセンサー120を交差方向Bに沿って第2プレート部112に備える。それぞれの圧電フィルムセンサー120の検知フィルム部121は、長手方向が媒体Pの幅方向、即ち図における交差方向Bに沿うように第2プレート部112の第1プレート面112aに装着されている。この圧電フィルムセンサー120は、第2プレート部112に起きた歪みに応じた電気信号を、後述する制御部18に出力回路部122を介して出力する。第2プレート部112の歪みは、異物検知プレート110、詳しくは第2プレート部112または第3プレート部113に図3で説明した異物Sが接触したときに生じることから、圧電フィルムセンサー120は、異物接触時に電気信号を出力することになる。そして、圧電フィルムセンサー120は、圧電素子がフィルム状に配列されて構成されるセンサー構成を備えることから、第2プレート部112の僅かな歪みを変位として検出した上で、第2プレート部112の僅かな歪みに応じた電気信号を出力する。
センサーカバー140は、単一のプレート材であって、フレーム100Fに固定される固定プレート部141と、媒体Pに対してほぼ平行に延びるカバープレート部142とをほぼ90°に屈曲して連続的に備える。そして、フレーム100Fに固定プレート部141を介して固定されたセンサーカバー140は、記録ヘッド52に対して媒体Pが移動する媒体移動方向、即ち媒体Pの搬送方向Aの上流側に位置して、異物検知プレート110における第2プレート部112から離間している。つまり、図3に示すように、センサーカバー140は、カバープレート部142の先端を第2プレート部112の第1プレート面112aに非接触とした上で、カバープレート部142と固定プレート部141で圧電フィルムセンサー120を覆う。図5に示すように、センサーカバー140は、交差方向Bにおいて異物検知プレート110とほぼ同じ長さであることから、圧電フィルムセンサー120を全域に亘って覆う。そして、カバープレート部142は、圧電フィルムセンサー120を媒体Pの側で覆った上で、搬送方向Aにおいて、その先端を圧電フィルムセンサー120の設置領域から第3プレート部113の側に外れた位置、即ち圧電フィルムセンサー120が配設されている領域以外に向け、圧電フィルムセンサー120と干渉させない。本実施形態では、カバープレート部142を、媒体Pとほぼ平行に固定プレート部141から屈曲させ、その先端と第2プレート部112の第1プレート面112aとの間に非干渉域Kを残した上で、媒体Pとの間隙が3.0〜4.0mmとなるようにした。この間隙は、第3プレート部113と媒体Pの間隙(0.5〜2.0mm)より広くされている。
本実施形態では、形状維持のための剛性確保、後述する異物検知時の確実な変形誘起のため、センサーカバー140は、異物検知プレート110と同様、0.2〜0.5mm程度のステンレスの板材のプレス成型を経て、賦形・形成されたプレート材とした。こうした材料・厚みを規定することで、本実施形態では、センサーカバー140を、図1に示すプラテン43の表面構成材であるプラテンメッシュ材の0.2%耐力よりも弱い力で変形すると共に、変形に伴ってセンサーカバー140の先端が第2プレート部112に接触するプレート材とした。ここでいう0.2%耐力とは、降伏応力に代用して力学系にて用いられている応力である。また、センサーカバー140は、異物検知プレート110と同じ材質・厚みであることから、異物検知プレート110、詳しくは第2プレート部112に歪み変位を誘起する最小の力では塑性変形を起こさないことになる。この他、センサーカバー140は、導電性材料であるステンレス製であって、アース設置されている。図3では、模式的にアース配線にてアースを取るよう示しているが、センサーカバー140が固定されるフレーム100Fなどを介してアース設置してもよい。
次に、実施形態の記録装置10における電気的な構成について説明する。図7は、実施形態の記録装置10の電気的な構成を示すブロック図である。制御部18には、記録装置10の全体の制御を司るCPU19が設けられている。CPU19は、システムバス20を介して、CPU19が実行する各種制御プログラム等を格納したROM21と、データを一時的に格納可能なRAM22と、接続されている。
CPU19は、システムバス20を介して、記録ヘッド52を駆動するためのヘッド駆動部23と接続されている。また、CPU19は、システムバス20を介して、モーター駆動部24と接続されている。このモーター駆動部24は、キャリッジ51を移動させるためのキャリッジモーター25、セット部54の駆動源である送出モーター26、搬送ローラー45の駆動源である搬送モーター27、巻取部55の駆動源である巻取モーター28に接続され、これらのモーターを駆動する。この他、CPU19は、システムバス20を介して、ヒーター46とヒーター48およびヒーター53を駆動するためのヒーター駆動部33と接続されている。さらに、CPU19は、システムバス20を介して、入出力部31と接続されており、入出力部31は、異物検知プレート110ごとの2つの圧電フィルムセンサー120、並びに、記録データ等を記録装置10に入力する外部装置であるPC29と接続されている。なお、PC29は外部装置とせずに、記録装置10の構成要素の1つとしてもよい。
本実施形態の液体吐出装置40は、圧電フィルムセンサー120が第2プレート部112の歪みに伴う電気信号を出力した場合に、上記した制御部18の制御により、キャリッジ51に設けられる記録ヘッド52によるインクの吐出および媒体Pと記録ヘッド52との相対移動を停止する。なお、圧電フィルムセンサー120が第2プレート部112の歪みに伴う電気信号を出力した場合に、異物検知の旨を表示部に表示したり、ランプ点灯やブザー音等で報知したりするようにしてもよい。
以上説明した本実施形態の液体吐出装置40による異物検知について、異物の大小を含めて説明する。まず、センサーカバー140のカバープレート部142と媒体Pの間を通過してしまう小さな異物検知について説明する。図8は、異物検知プレート110と圧電フィルムセンサー120による異物検知の様子を拡大視して概略的に示す説明図である。図9は、異物の検知精度の様子を示す説明図である。図8に示すように、媒体Pの表面の異物Sは、媒体Pの搬送に伴い、カバープレート部142の下方を通過した後に、異物検知プレート110の第2プレート部112または第3プレート部113に到達し、この第2プレート部112または第3プレート部113を押し上げる。カバープレート部142と媒体Pとの間の隙間が3.0〜4.0mmであり、第3プレート部113と媒体Pとの間の隙間が0.5〜2.0mmであることから、第2プレート部112または第3プレート部113を押し上げる異物Sの大きさは、0.5〜3.0mmとなる。そして、上記したプレート部の押し上げにより、第2プレート部112が、第1プレート部111における固定箇所、詳しくはフレーム100Fとの鉛直な固定箇所を中心にして矢印Tに示すように湾曲して撓み、これにより第2プレート部112には歪みが生じる。
この歪みは、第1プレート面112aの側が引っ張られるようにして起きるので、この第1プレート面112aに装着された検知フィルム部121に対しては、矢印Hに示すように引っ張り力が作用する。そうすると、第2プレート部112の第1プレート面112aに装着済みの検知フィルム部121は、引っ張り力が及んだ際にプラス側への電圧変化を起こすという電圧変化特性に基づいて、プラス側への電圧変化を出力回路部122に伝え、出力回路部122は、第2プレート部112の歪みに応じた電気信号を、その歪みが僅かであっても、制御部18に出力する。検知フィルム部121は、その有する電圧変化特性に適うよう引っ張り力を受けるので、高精度で電圧変化を起こす。より具体的に説明すると、図9に実線で示す出力電圧変化は、引っ張り力が及んだ際にプラス側への電圧変化を起こす電圧変化特性を持った検知フィルム部121を、第2プレート部112の第1プレート面112aに装着した場合のものである。図9に点線で示す出力電圧変化は、引っ張り力が及んだ際にプラス側への電圧変化を起こす電圧変化特性を持った検知フィルム部121を、第2プレート部112の第2プレート面112bに装着した場合のものである。これら出力電圧変化の対比から、引っ張り力が及んだ際にプラス側への電圧変化を起こす電圧変化特性を持った検知フィルム部121を、異物検知に伴って引っ張り力が作用する側の第1プレート面112aに装着することで、引っ張り力が及んだ際にプラス側への電圧変化を起こす電圧変化特性を持った検知フィルム部121を、第2プレート部112の第2プレート面112bに装着した場合に比べて、基準電位からの変位量を10%ほど改善できることが判明した。
制御部18は、圧電フィルムセンサー120から異物検知に伴う電気信号を受け取ると、記録ヘッド52によるインクの吐出および搬送部49(図1参照)による媒体Pの搬送の少なくとも一方を停止する。この結果、本実施形態の液体吐出装置40によれば、光学的な検知機構を用いないでも、これと同程度に高い精度で媒体Pにおける異物Sの検知を行うことができる。また、異物Sは、第2プレート部112の第1プレート面112aに接触するものの、第2プレート面112bの出力回路部122とは干渉しない。このため、本実施形態の液体吐出装置40によれば、高精度な異物検知に加え、電気信号の出力に不可欠な圧電フィルムセンサー120の出力回路部122を保護できる。加えて、第2プレート部112に装着済みの圧電フィルムセンサー120による媒体Pの異物Sの検知の際には、これら異物Sは記録ヘッド52に到達していない(図8参照)。よって、本実施形態の液体吐出装置40によれば、異物Sと記録ヘッド52との接触に起因する媒体P或いは記録ヘッド52の損傷の高い確度で抑制できる。また、異物Sの検知は、圧電フィルムセンサー120からの電気信号の値が、あらかじめ設定した閾値を超えるかどうかで判定する。したがって閾値を調整することで、異物Sの検知感度を調整することもできる。
次に、媒体Pの搬送に伴いセンサーカバー140に接触してしまう大きさの異物検知について説明する。図10は、センサーカバー140を介した異物検知の様子とセンサー保護の様子を概略的に示す説明図である。カバープレート部142と媒体Pとの間の隙間が3.0〜4.0mmであることから、媒体Pの搬送に伴いセンサーカバー140に接触する異物Sの大きさは、3.0mm以上となる。こうした異物Sが媒体Pの搬送に伴い、センサーカバー140の固定プレート部141に到達すると、異物Sは、固定プレート部141を搬送方向Aに沿って押し込む。この押し込みにより、カバープレート部142が、固定プレート部141における固定箇所、詳しくはフレーム100Fとの鉛直な固定箇所を中心にして矢印Mに示すように回転するよう変形する。この変形により、非干渉域Kを残して第2プレート部112とは非接触であったカバープレート部142は、第2プレート部112に接触して、この第2プレート部112を矢印Mに示すように押し上げる。このため、第2プレート部112には既述したように歪みが生じるので、この歪みが圧電フィルムセンサー120に検知され、記録ヘッド52によるインクの吐出および搬送部49(図1参照)による媒体Pの搬送の少なくとも一方が既述したように停止される。また、圧電フィルムセンサー120への異物Sの接触自体もセンサーカバー140により回避される。このため、本実施形態の液体吐出装置40によれば、高精度な異物検知をもたらす圧電フィルムセンサー120をより確実に保護できる。
本実施形態の液体吐出装置40は、センサーカバー140を、図1に示すプラテン43の表面構成材であるプラテンメッシュ材の0.2%耐力よりも弱い力で変形すると共に、変形に伴ってセンサーカバー140の先端が第2プレート部112に接触するプレート材とした。よって、センサーカバー140の固定プレート部141に到達した異物Sにより、センサーカバー140は容易に変形する。具体的には、0.2%耐力よりも弱い力で変形すると共に、変形に伴ってセンサーカバー140の先端が第2プレート部112に接触するので、センサーカバー140は、プラテン43の表面構成材であるプラテンメッシュ材に先んじて変形すると共に、センサーカバー140の先端が第2プレート部112に接触することで異物Sとの接触を検出することになる。この結果、本実施形態の液体吐出装置40によれば、プラテン43とセンサーカバー140との間に異物Sが入り込んでしまうことで起きるへこみ等の損傷をプラテン43の表面に起き難くできる。またセンサーカバー140の構成はこれに限らず、センサーカバー140の材料や、プラテン43の表面構成材の種別に応じて適宜変更することが好ましい。すなわち、プラテン43とセンサーカバー140との間に異物Sが入り込んだ時に、プラテン43の表面構成材が変形する最小の力よりも小さい力でセンサーカバー140が弾性変形し、センサーカバー140の先端が弾性変形に伴って第2プレート部112に接触し、異物検出を行える状態までの異物検知プレート110の変位を得ることができる構成であればよい。
本実施形態の液体吐出装置40は、異物Sとの接触により変形したセンサーカバー140、詳しくはカバープレート部142を、図10に示すように、圧電フィルムセンサー120と干渉しない領域で第2プレート部112の第1プレート面112aに接触させて、第2プレート部112に歪み変位を誘起する。よって、第2プレート部112または第3プレート部113に異物Sが達する前においての第2プレート部112の歪み変位に対応した電気信号の圧電フィルムセンサー120からの出力により、早期の異物検知を図ることができる。しかも、異物Sとの接触を経て変形したセンサーカバー140を圧電フィルムセンサー120と干渉させないので、変形したセンサーカバー140による圧電フィルムセンサーの損傷を確実に回避できる。
本実施形態の液体吐出装置40は、センサーカバー140を異物検知プレート110と同等或いは同一の板厚や材質とすることで、センサーカバー140を、第2プレート部112に歪み変位を誘起する最小の力では塑性変形が起きないようにした。よって、センサーカバー140の不用意な塑性変形を回避できるので、高い実効性で、圧電フィルムセンサー120を保護できると共に、異物Sと接触した際の第2プレート部112への歪み変位を誘起できる。
本実施形態の液体吐出装置40は、センサーカバー140を導電性材料であるステンレスから形成した上で、アース設置した。よって、センサーカバー140が覆う圧電フィルムセンサー120への静電気の影響を排除、もしくは抑制できる。
本実施形態の液体吐出装置40は、センサーカバー140において、固定プレート部141とカバープレート部142とをほぼ90°に屈曲させた。よって、固定プレート部141に異物Sが接触した後の押し込みが起き安くなるので、カバープレート部142による第2プレート部112の歪み変位の誘起も容易におき、高い確度での異物検知が可能となる。
本実施形態の液体吐出装置40は、第2プレート部112に圧電フィルムセンサー120を設けるに当たり、圧電フィルムセンサー120の検知フィルム部121を長方形状とした上で、この検知フィルム部121を長手方向が媒体Pの幅方向に沿うようにした。よって、媒体Pの幅方向と直交する搬送方向Aに沿って検知フィルム部121が占める領域が狭くなり、第2プレート部112を有する異物検知プレート110の小型化を図ることができる。
本実施形態の液体吐出装置40は、第1プレート部111を、記録ヘッド52を収容したキャリッジ51にフレーム100Fを介して固定した。よって、媒体Pにおける異物Sの検知に当たり、圧電フィルムセンサー120が装着済みの異物検知プレート110を、第1プレート部111とフレーム100Fを介してキャリッジ51に固定すればよく、特異な機器調整や電気的な制御機器が不要となる。この結果、本実施形態の液体吐出装置40によれば、異物Sの検知精度を高めた上で、機械的な機器調整の簡便化を図ることができる。
本実施形態の液体吐出装置40は、第1プレート部111を搬送方向Aに沿って記録ヘッド52から上流側に離間して固定し、第2プレート部112を、図3に示すように、この第1プレート部111から記録ヘッド52の側に向けて連続させている。これにより、第2プレート部112から屈曲した第3プレート部113を記録ヘッド52の側に位置させるので、媒体Pの搬送方向Aに沿った装置サイズを小さくできる。
本実施形態の液体吐出装置40は、異物検知プレート110の全域を上カバー100Cで覆う。よって、本実施形態の液体吐出装置40によれば、異物検知プレート110にその上方からペンやインクカートリッジ等の異物が落下しても、異物検知プレート110の不用意な損傷を回避できる。これに加え、本実施形態の液体吐出装置40は、第2プレート部112よりも搬送方向Aの上流側で、この第2プレート部112を媒体Pの側でセンサーカバー140で覆う。よって、本実施形態の液体吐出装置40によれば、媒体Pの異物Sが媒体Pの搬送に伴い異物検知プレート110、詳しくは第2プレート部112に近づく場合でも、この第2プレート部112の不用意な損傷を回避することが可能となる。
本実施形態の液体吐出装置40は、図3に示すように、第4プレート部114を、媒体Pから離れる側に第3プレート部113から屈曲させた。よって、本実施形態の液体吐出装置40によれば、媒体Pが図3に示す搬送方向Aと逆方向に搬送される際に検知ユニット100の位置で媒体Pに浮き上がりが生じたとしても、逆搬送される媒体Pを第4プレート部114で押さえ付けるので、逆搬送される媒体の搬送ジャムを第4プレート部114により抑制できる。なお、図3に示す異物検知プレート110を、鉛直線を軸として線対称に反転した形状に形成してもよい。すなわち、第2プレート部112を記録ヘッド52より搬送方向Aの上流側に向けて第1プレート部111から連続して屈曲させてもよい。この場合、第4プレート部114により異物Sを第3プレート部113に案内できる。また、この場合、第1プレート部111の取り付け位置は、図3に示すフレーム100Fの搬送方向Aの上流側のフレームに限らず、フレーム100Fの搬送方向Aの上流側のフレームと搬送方向Aにおいて対向する搬送方向Aの下流側のフレームに取り付けてもよい。
本実施形態の液体吐出装置40は、第3プレート部113を、搬送される媒体Pと平行に第2プレート部から屈曲させた。よって、本実施形態の液体吐出装置40によれば、キャリッジ51を収容した記録ヘッド52が媒体Pと搬送方向Aに相対移動した場合に、第3プレート部113が媒体Pに接触することで起きる媒体Pの損傷の可能性を、第3プレート部113が下に凸の鋭角状に第2プレート部112から屈曲している場合に比して抑制できる。なお、第3プレート部113を第2プレート部112から下に凸の鋭角状に屈曲させても支障は無い。
本実施形態の液体吐出装置40は、キャリッジ51に4ユニットの検知ユニット100を装着固定し、記録装置10が対応可能な最大幅の媒体Pにおける異物検知を、可能とする。そして、4ユニットの検知ユニット100のそれぞれは、フレーム100Fを介してキャリッジ51にボルト締め付けにより固定されているに過ぎない。よって、本実施形態の液体吐出装置40によれば、いずれかの検知ユニット100に異物検知の機能不全が起きれば、その機能不全となった検知ユニット100を容易に交換できると共に、機能不全を容易且つ早期に回復できる。これに加え、本実施形態の液体吐出装置40は、4ユニットのそれぞれの検知ユニット100において、異物検知プレート110をフレーム100Fにボルト締め付けにより固定しているに過ぎない。よって、機能不全となった検知ユニット100において、上カバー100Cを取り外し、機能不全となった検知ユニット100の異物検知プレート110その物を交換するだけで、機能不全を容易且つ早期に回復できる。
本実施形態の液体吐出装置40は、4ユニットの検知ユニット100を、異物検知の対象となる媒体Pをその幅方向に亘って分割した分割領域に対向させて備える。よって、次の利点がある。例えば、異物Sが図2に示す媒体Pの幅方向(交差方向B)の右端側に存在すれば、この幅方向右端の分割領域に対向した図2の最右端の検知ユニット100は、他の分割領域に対応した検知ユニット100よりも大きな電気信号を圧電フィルムセンサー120から発する。異物Sが図2に示す媒体Pの幅方向左端側に存在する場合や、異物Sが幅方向中央の右側或いは幅方向中央の左側に存在する場合も同様である。よって、本実施形態の液体吐出装置40によれば、4ユニットの検知ユニット100から出力された電気信号の大小を対比することで、異物Sが媒体Pの幅方向のどの位置に存在するかを判別することができる。
本実施形態の液体吐出装置40は、4ユニットの検知ユニット100のそれぞれにおいて、2つの圧電フィルムセンサー120を交差方向Bに沿って第2プレート部112に備える(図4、図5参照)。よって、異物の検知精度が高まる。
本発明は、上述の実施形態や実施形態、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
既述した実施形態では、センサーカバー140を、単一のプレート材であって、フレーム100Fに固定される固定プレート部141と、媒体Pに対してほぼ平行に延びるカバープレート部142とをほぼ90°に屈曲して連続的に備える構成としたが、これに限らない。図11は、変形例のセンサーカバー145を定常時の姿勢と変形時の姿勢を対比して示す説明図である。この変形例のセンサーカバー145は、断面形状が既述したセンサーカバー140と異なる以外は、センサーカバー140と同様の構成を有する。センサーカバー145は、単一のプレート材であって、固定プレート部146と、第1カバープレート部147と、第2カバープレート部148を、連続的に備える。固定プレート部146は、フレーム100Fにボルト133と図示しないナットによりその全面に亘り固定され、連続する第1カバープレート部147と第2カバープレート部148を片持ち状に保持する。第1カバープレート部147は、固定プレート部146から、記録ヘッド52の側に向けて屈曲して連続し、媒体Pに対して斜めに配置される。第2カバープレート部148は、第1カバープレート部147から屈曲して連続し、媒体Pに対してほぼ平行に延びる形状とされており、第2カバープレート部148の先端は第2プレート部112の第1プレート面112aに非接触とした上で、第1カバープレート部147と第2カバープレート部148で圧電フィルムセンサー120を覆う。
図12は、センサーカバーに付加した荷重に対するセンサーカバー先端の垂直方向変位量をセンサーカバー形状の相違により対比して示す説明図である。具体的には、センサーカバーへの異物の接触を想定して、センサーカバー140の固定プレート部141の下端及びセンサーカバー145の第1カバープレート部147の下端へ、それぞれ搬送方向A向きに荷重を付加したときに、センサーカバー140のカバープレート部142の先端及びセンサーカバー145の第2カバープレート部148の先端が垂直方向(D方向)上向きに変位した変位量を測定したものである。図12に示すように、センサーカバー145の変位量が、センサーカバー140の変位量の約2倍ほど変位量が大きいことが分かる。したがってセンサーカバー145の形状の方が、センサーカバー140の形状よりも、より小さな力でより大きな変位量を得ることができると言える。すなわち、センサーカバー145の形状のセンサーカバーの方が、異物の検出精度を高めることができ、さらには異物との接触によるプラテン43の表面構成材の変形を低減することができる。
既述した実施形態では、検知フィルム部121を長方形状としたが、長方形以外の形状としてもよい。また、検知フィルム部121を第2プレート部112に設けるに当たり、長手方向が媒体P体の幅方向に沿うようにして検知フィルム部121を媒体Pの搬送方向と直交させたが、検知フィルム部121を媒体Pの搬送方向に沿うようにしたり搬送方向と交差するようにしたりしてもよい。
既述した実施形態では、センサーカバー140を図1に示すプラテン43の表面構成材であるプラテンメッシュ材の0.2%耐力よりも弱い力でセンサーカバー140の先端が第2プレート部112に接触するまで変形するプレート材としたが、プラテン43がその表面にプラテンメッシュ材を備えない金属製であれば、0.2%耐力を考慮しないようにしてもよい。また、プラテンメッシュ材がアルミ、銅及びチタン等の降伏挙動を示さない材質ではなく、鋼等の降伏挙動を示す材質である時は、プラテン43の表面構成材であるプラテンメッシュ材の降伏応力(塑性変形を起こす最小の力)よりも弱い力でセンサーカバー140の先端が第2プレート部112に接触するまで変形するプレート材としてもよい。
既述した実施形態では、センサーカバー140を導電性材料から形成してアース設置したが、圧電フィルムセンサー120において静電気対策がなされていれば、センサーカバー140を非導電性の材料、例えばエンジニアリンググラフィックスから形成したり、アース設置したりしなくてもよい。
既述した実施形態では、センサーカバー140を屈曲したプレート材としたが、メッシュ状或いはパンチングメタルのプレート材を屈曲して形成してもよい。
既述した実施形態では、異物検知プレート110をフレーム100Fを介してキャリッジ51に固定したが、フレーム100Fをキャリッジ51とは別個に記録ヘッド52より搬送方向上流側に設け、このフレーム100Fに異物検知プレート110を固定してもよい。つまり、異物検知プレート110をキャリッジ51から独立して設けてもよい。この他、フレーム100F自体をキャリッジ51に収容するようにしたり、キャリッジ51の枠体でフレーム100Fを構成するようにして、異物検知プレート110を固定してもよい。
既述した実施形態では、第1プレート部111を記録ヘッド52から離間した上で、第2プレート部112を記録ヘッド52の側に向けて連続するようにしたが、第2プレート部112を、記録ヘッド52から離れる側、即ち搬送方向上流側に向けて第1プレート部111に連続させてもよい。
既述した実施形態では、第2プレート部112が媒体Pとなす角θを25°としたが、第2プレート部112を、媒体Pとなす角θが30°以下となるようにして、鉛直に固定された第1プレート部111となす角θが90°を越えて120°以下となるようにしてもよい。
既述した実施形態では、第4プレート部114を、媒体Pから離れる側に第3プレート部113から屈曲させて設けたが、この第4プレート部114を省略したり、第3プレート部113の自由端の断面形状を円弧状としてもよい。
既述した実施形態では、第3プレート部113を、媒体Pと平行としたが、媒体Pの側に湾曲した形状としてもよい。
既述した実施形態では、図4に示すように、第3プレート部113を交差方向Bに沿って媒体Pの幅方向に延ばしたが、この第3プレート部113を交差方向Bと斜めに交差して媒体Pの幅方向に延ばしてもよい。
既述した実施形態では、図1に示すように、検知ユニット100は、搬送方向Aの上流側においてキャリッジ51の端部51aに設けられる構成としたが、これに限らず、記録ヘッド52として、ノズル列を搬送方向Aに沿って並べ、キャリッジ51を媒体Pの幅方向に往復動させるシリアルヘッドを用いる場合、検知ユニット100は、交差方向Bにおけるキャリッジ51の両側面にそれぞれ設けるようにする。
10…記録装置、18…制御部、19…CPU、20…システムバス、21…ROM、22…RAM、23…ヘッド駆動部、24…モーター駆動部、25…キャリッジモーター、26…送出モーター、27…搬送モーター、28…巻取モーター、31…入出力部、33…ヒーター駆動部、40…液体吐出装置、42…プラテン、43…プラテン、44…プラテン、45,47…搬送ローラー、46…ヒーター、48…ヒーター、49…搬送部、51…キャリッジ、51a…端部、52…記録ヘッド、52a…ノズル列、53…ヒーター、54…セット部、55…巻取部、100…検知ユニット、100C…上カバー、100F…フレーム、110…異物検知プレート、111…第1プレート部、112…第2プレート部、112a…第1プレート面、112b…第2プレート面、112c…開口部、113…第3プレート部、114…第4プレート部、120…圧電フィルムセンサー、121…検知フィルム部、122…出力回路部、123…プレート配線、130…ボルト、131…ボルト、132…ナット、133…ボルト、140…センサーカバー、141…固定プレート部、142…カバープレート部、145…センサーカバー、A…搬送方向、B…交差方向、D…吐出方向、F…ノズル形成面、H…矢印、K…非干渉域、M…矢印、P…媒体、S…異物、T…矢印

Claims (6)

  1. 媒体を支持する支持部材と、
    前記媒体に向かい合うように配置されて前記媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    前記媒体と前記液体吐出部との相対移動に伴って前記液体吐出部に接触しえる対象物との接触により歪み変位を起こすプレート状の検知プレート部と、
    前記媒体と向かい合う前記検知プレート部の媒体側プレート面に設けられ、前記検知プレート部の歪み変位に対応した電気信号を出力する圧電フィルムセンサーと、
    前記検知プレート部から離間して、前記媒体側プレート面とは非接触で前記圧電フィルムセンサーを覆うセンサーカバーとを備え、
    前記圧電フィルムセンサーは、前記相対移動の方向において、前記センサーカバーと前記液体吐出部との間に位置し、
    前記センサーカバーは、前記支持部材と対向する方向において、前記支持部材と前記圧電フィルムセンサーとの間に位置する、
    液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーカバーは、前記支持部材の表面構成材に力を加えた時に前記表面構成材が変形する最小の力よりも小さい力を加えた時に弾性変形すると共に、前記弾性変形に伴って前記センサーカバーの先端が前記検知プレート部に接触する、
    液体吐出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーカバーは、
    前記支持部材の表面構成材が降伏挙動を示す材質である場合、前記支持部材の表面構成材の降伏応力よりも弱い力で変形すると共に、前記変形に伴って前記センサーカバーの先端が前記検知プレート部に接触し、
    前記支持部材の表面構成材が降伏挙動を示さない材質である場合、前記支持部材の表面構成材の0.2%耐力よりも弱い力で変形すると共に、前記変形に伴って前記センサーカバーの先端が前記検知プレート部に接触する、
    液体吐出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーカバーは、前記対象物と接触して変形を起こした場合、前記圧電フィルムセンサーが配設されている領域以外で前記媒体側プレート面に接触して、前記検知プレート部に歪み変位を誘起する、
    液体吐出装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーカバーは、前記検知プレート部に歪み変位を誘起する最小の力では塑性変形を起こさない、
    液体吐出装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
    前記センサーカバーは、導電性材料から形成され、アース設置されている、
    液体吐出装置。
JP2017058632A 2017-03-24 2017-03-24 液体吐出装置 Active JP6822260B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058632A JP6822260B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 液体吐出装置
CN201810210751.4A CN108621603B (zh) 2017-03-24 2018-03-14 液体喷出装置
US15/921,122 US10399365B2 (en) 2017-03-24 2018-03-14 Liquid ejecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058632A JP6822260B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 液体吐出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018161745A true JP2018161745A (ja) 2018-10-18
JP6822260B2 JP6822260B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=63706222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017058632A Active JP6822260B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 液体吐出装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10399365B2 (ja)
JP (1) JP6822260B2 (ja)
CN (1) CN108621603B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111175311B (zh) * 2018-11-13 2023-01-13 株式会社小糸制作所 传感器系统
CN110410384B (zh) * 2019-09-01 2024-03-08 宋彦宏 一种液压管路的来油测量指示仪及检测方法
JP2021094764A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 ブラザー工業株式会社 印刷装置
CN111797503B (zh) * 2020-06-05 2023-10-20 中国飞机强度研究所 一种控制压电薄膜连接器脱离屈曲的方法
CN112858390B (zh) * 2020-12-31 2022-11-15 云谷(固安)科技有限公司 异物测试装置和异物测试方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04273031A (ja) * 1990-08-31 1992-09-29 Atochem North America Inc 材料センサー
US5486063A (en) * 1995-01-09 1996-01-23 Intermec Incorporated Method and apparatus for sensing the length of label or tag media by detecting changes in relative thickness
JP2000356507A (ja) * 1999-06-15 2000-12-26 Canon Inc シート種検知装置及び画像形成装置
JP2002308525A (ja) * 2001-04-18 2002-10-23 Fuji Photo Film Co Ltd 記録紙先端検出装置
JP2004317358A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Canon Inc 表面性識別装置とこれを用いた加熱装置及び画像形成装置
JP2006284464A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Canon Inc シート識別装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2017024379A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036525A (ja) * 2000-07-21 2002-02-05 Konica Corp インクジェット記録装置
JP2004351837A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
ES2568656T3 (es) * 2005-05-30 2016-05-03 Agfa Graphics Nv Método y detector de evitación de colisiones
JP5861308B2 (ja) * 2011-08-05 2016-02-16 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP6213725B2 (ja) * 2013-09-24 2017-10-18 セイコーエプソン株式会社 記録装置
CN104553327B (zh) * 2013-10-18 2017-01-04 精工爱普生株式会社 液体喷吐装置
JP6287370B2 (ja) * 2014-03-10 2018-03-07 セイコーエプソン株式会社 画像記録装置および画像記録方法
JP2016087923A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 キヤノン株式会社 プリント装置およびヘッド保護方法
CN204488230U (zh) * 2015-02-06 2015-07-22 上海梓尔数码科技有限公司 防刮蹭打印材料的喷车装置
CN105538928B (zh) * 2016-02-05 2018-02-16 杭州宏华数码科技股份有限公司 一种连续式喷墨印花生产线喷头保护装置及其控制方法
JP6769114B2 (ja) * 2016-05-30 2020-10-14 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP6790884B2 (ja) * 2017-02-06 2020-11-25 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04273031A (ja) * 1990-08-31 1992-09-29 Atochem North America Inc 材料センサー
US5486063A (en) * 1995-01-09 1996-01-23 Intermec Incorporated Method and apparatus for sensing the length of label or tag media by detecting changes in relative thickness
JP2000356507A (ja) * 1999-06-15 2000-12-26 Canon Inc シート種検知装置及び画像形成装置
JP2002308525A (ja) * 2001-04-18 2002-10-23 Fuji Photo Film Co Ltd 記録紙先端検出装置
JP2004317358A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Canon Inc 表面性識別装置とこれを用いた加熱装置及び画像形成装置
JP2006284464A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Canon Inc シート識別装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2017024379A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN108621603A (zh) 2018-10-09
US20190168521A1 (en) 2019-06-06
US10399365B2 (en) 2019-09-03
JP6822260B2 (ja) 2021-01-27
CN108621603B (zh) 2021-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10399365B2 (en) Liquid ejecting apparatus
CN108394181B (zh) 液体喷出装置
US7434902B2 (en) Printheads and systems using printheads
US20140098153A1 (en) In-Line Substrate Media Sensor and Protective Guide
EP3106313B1 (en) Inkjet printer
US8857947B2 (en) Apparatus and method for paper position sensing using transparent transport belt
JP4882551B2 (ja) 液滴吐出装置
CN108621564B (zh) 液体喷出装置
JP6546857B2 (ja) インクジェットプリンター
US10081176B2 (en) Liquid discharging apparatus
US7604329B2 (en) Liquid ejection head and image forming apparatus
JP2018167486A (ja) 液体吐出装置
JP2018167959A (ja) 液体吐出装置
JP6821533B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP6475100B2 (ja) インクジェットプリンター
JP2008062391A (ja) 液滴吐出装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP5764906B2 (ja) 印刷装置
EP3173239A1 (en) Method of monitoring a jetting unit
JP2009269270A (ja) 流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置
JP2009000816A (ja) 液滴噴射装置および液滴噴射方法
US20100156986A1 (en) Ink jet printing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200214

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6822260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150