JP2018160607A - 貫通電極基板、貫通電極基板を備える実装基板並びに貫通電極基板の製造方法 - Google Patents

貫通電極基板、貫通電極基板を備える実装基板並びに貫通電極基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な導電性を有する貫通電極を備える貫通電極基板並びに貫通電極基板の製造方法を提供する。【解決手段】貫通電極基板10は、第1面13及び第1面の反対側に位置する第2面14を含むとともに第1面13と第2面14との間を貫通する貫通孔20が設けられた基板12と、基板12の第1面13上に設けられ、貫通孔20の第1面13側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝DM1及びこの第1の電極用溝DM1に隣接する第1の配線用溝LM1が形成された第1の有機層X1と、第1の配線用溝LM1に埋め込まれた第1の配線L1と、貫通孔20の側壁21に沿って延在する貫通部分と、第1の電極用溝DM1に埋め込まれ、且つ、貫通部分に接続された第1の電極部分22aと、を有する貫通電極22と、を備える。第1の配線L1と貫通電極22の第1の電極部分22aとが電気的に接続されている。【選択図】図1

Description

本開示の実施形態は、貫通電極を備える貫通電極基板に関する。また、本開示の実施形態は、貫通電極基板を備える実装基板、及び貫通電極基板の製造方法に関する。
第1面及び第2面を含む基板と、基板に設けられた複数の貫通孔と、貫通孔の内部に位置する貫通電極と、を備える部材、いわゆる貫通電極基板が、様々な用途で利用されている。
例えば、この貫通電極基板は、LSIの実装密度を高めるために複数のLSIチップを積層させる際に2つのLSIチップの間に介在させるインターポーザとして利用される。また、貫通電極基板は、LSIチップなどの素子とマザーボードなどの実装基板との間に介在されることもある。
ここで、例えば、特許文献1では、ガラス基板にレーザ光を用いて貫通孔を形成し、この貫通孔にめっきを施して成る、インターポーザに関する技術を開示している。そして、この特許文献1に記載のガラス基板の製造方法によれば、ガラス基板にテーパ状を成す貫通孔を形成することができるものである。
また、特許文献2では、ガラス基板上に多層配線層を形成して成るインターポーザに関する技術を開示している。このインターポーザは、貫通孔の内部のみに無機密着層を形成し、この無機密着層の上に導電層を形成し、当該導電層は、導電ビアを介して配線群と電気的に接続され、無機密着層の熱膨張率は、基材の熱膨張率よりも大きく且つ導電層の熱膨張率よりも小さくなっている。そして、この特許文献2に記載のインターポーザによれば、熱膨張、熱収縮による導電層パターンの剥離を防止することができるものである。
特開2014−139963号公報 特開2015−198093号公報
ここで、既述の特許文献1、2に記載の発明では、配線の表面の平滑性や形状再現性については十分検討されておらず、配線の表面の平滑性や形状再現性が劣化しその導電性が低下した場合には、高周波特性が低くなることが懸念される。
本開示の実施形態は、このような課題を効果的に解決し得る貫通電極基板、貫通電極基板を備える実装基板並びに貫通電極基板の製造方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態は、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通孔が設けられた基板と、
前記基板の前記第1面上に設けられ、前記貫通孔の前記第1面側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝及びこの第1の電極用溝に隣接する第1の配線用溝が形成された第1の有機層と、
前記第1の配線用溝に埋め込まれた第1の配線と、
前記貫通孔の側壁に沿って延在する貫通部分と、前記第1の電極用溝に埋め込まれ且つ前記貫通部分に接続された第1の電極部分と、を有する貫通電極と、を備え、
前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分とが電気的に接続されている。
前記貫通電極基板において、
前記貫通孔の側壁に沿って延在し、前記貫通孔の前記側壁と前記貫通電極の前記貫通部分との間に位置する側壁有機層を更に備えていてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記第1の配線用溝の底部及び前記第1の電極用溝の底部では、前記基板の前記第1面が露出していてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分とが前記第1の有機層上で直接接続されていてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記第1の配線及び前記貫通電極は、前記第1の有機層の前記第1の配線用溝及び前記第1の電極用溝の内面及び前記貫通孔の側壁に沿って成膜されたシード層と、前記シード層の表面に成膜されためっき層と、を有していてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分の表面は、前記第1の有機層の表面の高さと同じ高さであってもよい。
前記貫通電極基板において、
前記基板の前記第2面上に設けられ、前記貫通孔の前記第2面側の開口部近傍に位置する第2の電極用溝及びこの第2の電極用溝に隣接する第2の配線用溝が形成された第2の有機層と、
前記第2の配線用溝に埋め込まれた第2の配線と、を更に備え、
前記貫通電極は、前記第2の電極用溝に埋め込まれ且つ前記貫通部分に接続された第2の電極部分を有し、
前記第2の配線と前記貫通電極の前記第2の電極部分とが電気的に接続されていてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記第2の配線用溝の底部及び前記第2の電極用溝の底部では、前記基板の前記第2面が露出していてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記貫通電極と、前記貫通電極に電気的に接続されるとともに前記第1面側に位置する第1面導電層と、前記貫通電極に電気的に接続されるとともに前記第2面側に位置する第2面導電層と、を有するインダクタを更に備えていてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記貫通電極に電気的に接続された第1導電層と、前記第1導電層上に位置し、無機材料を含み、絶縁性を有する第1絶縁層と、前記第1絶縁層上に位置する第2導電層と、を有するキャパシタを更に備えていてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記キャパシタは、前記基板の前記第1面側において前記第1の有機層上に位置していてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記キャパシタは、前記基板の前記第1面上に設けられ、前記基板の前記第1面上で前記第1の有機層により被覆されていてもよい。
前記貫通電極基板において、
前記第1の有機層及び側壁有機層は、感光性樹脂であってもよい。
本開示の他の実施形態は、
貫通電極基板と、
前記貫通電極基板に搭載された素子と、を備え、
前記貫通電極基板は、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通孔が設けられた基板と、
前記基板の前記第1面上に設けられ、前記貫通孔の前記第1面側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝及びこの第1の電極用溝に隣接する第1の配線用溝が形成された第1の有機層と、
前記第1の配線用溝に埋め込まれた第1の配線と、
前記貫通孔の側壁に沿って延在する貫通部分と、前記第1の電極用溝に埋め込まれ且つ前記貫通部分に接続された第1の電極部分と、を有する貫通電極と、を備え、
前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分とが電気的に接続されていてもよい。
本開示のさらに他の実施形態は、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通孔が設けられた基板を準備する第1工程と、
前記基板の前記第1面上及び前記貫通孔の内部に有機層を形成する第2工程と、
前記貫通孔の前記第1面側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝及びこの第1の電極用溝に隣接する第1の配線用溝を前記有機層に形成するとともに、前記有機層で充填された前記貫通孔の内部を貫通させる第3工程と、
前記第1の配線用溝に埋め込まれた第1の配線を形成するとともに、前記貫通孔の側壁に沿って延在する貫通部分と、前記第1の電極用溝に埋め込まれ且つ前記貫通部分に接続された第1の電極部分とを有する貫通電極を形成する第4工程と、を備え、
前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分とが電気的に接続されている。
前記貫通電極基板の製造方法において、
前記第2工程において、感光性樹脂を前記基板の前記第1面上及び前記貫通孔内に成膜することで前記有機層を形成し、
前記第3工程において、前記成膜された前記感光性樹脂を露光、現像して、前記第1の電極用溝及び第1の配線用溝を前記有機層に形成するとともに、前記感光性樹脂で充填された前記貫通孔の内部を貫通させてもよい。
前記貫通電極基板の製造方法において、
前記第4工程において、前記第1の配線及び前記貫通電極を、ダマシン法により同時に形成してもよい。
前記貫通電極基板の製造方法において、
前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分の表面を、CMP法により、前記基板の前記第1面上の前記有機層の表面の高さまで選択的に研磨して平坦化する第5の工程を更に備えていてもよい。
前記貫通電極基板の製造方法において、
前記第5工程の後、前記基板の前記第1面側において前記貫通電極の前記第1の電極部分上に位置するキャパシタを形成する第6工程を更に備えていてもよい。
前記貫通電極基板の製造方法において、
前記第1工程の後であって前記第2工程の前に、前記基板の前記第1面上にキャパシタを形成する第6工程を更に備え、
前記第2工程において、前記キャパシタを前記基板の前記第1面上で前記第1の有機層により被覆していてもよい。
前記貫通電極基板の製造方法において、
前記第6工程において、前記キャパシタの2つの電極間に位置する絶縁層はCVD法により第1の温度の条件で形成され、
前記有機層は、前記第1の温度よりも低い第2の温度で形成されていてもよい。
本開示の実施形態によれば、良好な導電性を有する貫通電極を備えた貫通電極基板を提供することができる。
図1は、実施形態に係る貫通電極基板を示す断面図である。 図2は、図1に示す貫通電極基板を部分的に拡大して示す断面図である。 図3は、図1に示す貫通電極基板を示す平面図である。 図4は、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図5は、図4に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図6は、図5に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図7は、図6に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図8は、図7に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図9は、図8に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図10は、図11に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図11は、図10に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図12は、図11に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図13は、図12に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図14は、図14に続く、図1に示す貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図15は、第1の変形例に係る貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図16は、図15に続く貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図17は、図16に続く貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 図18は、図17に続く貫通電極基板の製造工程の一例示す図である。 貫通電極基板及び素子を備える実装基板の一例を示す断面図である。 貫通電極基板が搭載される製品の例を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る貫通電極基板の構成及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は本開示の実施形態の一例であって、本開示はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本明細書において、「基板」、「基材」、「シート」や「フィルム」など用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基板」や「基材」は、シートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。更に、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」や「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
貫通電極基板
以下、本開示の実施の形態について説明する。まず、本実施の形態に係る貫通電極基板10の構成について説明する。図1は、実施形態に係る貫通電極基板10を示す断面図である。
貫通電極基板10は、基板12、貫通電極22、第1配線構造部30及び第2配線構造部40を備える。以下、貫通電極基板10の各構成要素について説明する。
(基板)
基板12は、第1面13、及び、第1面13の反対側に位置する第2面14を含む。また、基板12には、第1面13から第2面14に至る、すなわち、第1面13と第2面14との間を貫通する複数の貫通孔20が設けられている。
また、基板12は、一定の絶縁性を有する無機材料を含んでいる。例えば、基板12は、ガラス基板、石英基板、サファイア基板、樹脂基板、ガラスエポキシ基板、シリコン基板、SOI(Silicon on Insulator)基板、SOS(Silicon on Sapphire)、炭化シリコン(SiC)基板、ガリウムヒ素(GaAs)基板、リン化インジウム(InP)基板、アルミナ(Al2O3)基板、窒化アルミニウム(AlN)基板、酸化ジル子ニウム(ZrO2)基板など、又は、これらが積層された基板を用いることができる。基板12は、アルミニウム基板、ステンレス基板など、導電性を有する材料から構成された基板を部分的に含んでいてもよい。
この基板12で用いるガラスの例としては、無アルカリガラスなどを挙げることができる。
無アルカリガラスとは、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ成分を含まないガラスである。無アルカリガラスは、例えば、アルカリ成分の代わりにホウ酸を含む。また、無アルカリガラスは、例えば、酸化カルシウムや酸化バリウムなどのアルカリ土類金属酸化物を含む。無アルカリガラスの例としては、旭硝子製のEN−A1や、コーニング製のイーグルXGなどを挙げることができる。基板12がガラスを含む場合、基板12の厚みは、例えば0.10mm以上且つ0.40mm以下である。基板12がガラスを含むことにより、基板12の絶縁性を高めることができる。これにより、後述するように第1配線構造部30の一部によってキャパシタ15が形成されている場合に、キャパシタ15の耐電圧特性を高めることができる。
なお、図1の例では、キャパシタ15は、基板12の第1面13側において第1の有機層X1上に位置している。
なお、貫通孔20の側壁21は、図示はしないが、基板12の第1面13の法線方向に沿って広がっていてもよい。若しくは、側壁21が、基板12の第1面13の法線方向からずれた方向で広がっていてもよく、また、側壁21の一部が湾曲していてもよい。
また、貫通孔20の長さ、すなわち第1面13の法線方向における貫通孔20の寸法は、基板12の厚みに等しい。貫通孔20の幅、すなわち第1面13の面方向における貫通孔20の寸法S(図4参照)は、例えば40μm以上且つ150μm以下である。また、貫通孔20の幅に対する長さの比、すなわち貫通孔20のアスペクト比は、例えば4以上且つ10以下である。
(貫通電極)
貫通電極22は、貫通孔20の内部に少なくとも部分的に位置し、且つ導電性を有する部材である。この貫通電極22、例えば、図1、2に示すように、貫通孔20の側壁に沿って延在する貫通部分22mと、第1の有機層X1の第1の電極用溝に埋め込まれ且つ貫通部分22mに接続された第1の電極部分22aと、第2の有機層X2の第2の電極用溝LM2に埋め込まれ且つ貫通部分22mに接続された第2の電極部分22bと、を有する。なお、図1、図3の例では、側壁有機層X20が、貫通孔20の側壁に沿って延在し、貫通孔20の側壁と貫通電極22の貫通部分22mとの間に位置する。
なお、本実施の形態においては、貫通電極22の厚みは、貫通孔20の幅よりも小さく、このため、貫通電極22の内部には、貫通電極22が存在しない空間がある。すなわち、貫通電極22は、いわゆるコンフォーマルビアである。
また、貫通電極22は、ここでは、ダマシン法により形成される。このダマシン法により、例えば、貫通電極22を、第1、2の配線L1、L2と同時に形成することができる。
なお、貫通電極22は、蒸着法やスパッタリング法などの物理成膜法で形成されていてもよく、化学成膜法やめっき法で形成されていてもよい。また、貫通電極22は、導電性を有する単一の層から構成されていてもよく、若しくは、導電性を有する複数の層を含んでいてもよい。
ここでは、図2に示すように、貫通電極22が、貫通孔20の側壁21側から貫通孔20の中心側へ順に並ぶ密着層361、シード層362及びめっき層363を含む例について説明する。
密着層361は、シード層362やめっき層363などのその他の貫通電極22の構成要素と基板12の貫通孔20の側壁21との間に、必要に応じて形成される層である。密着層361は、シード層362やめっき層363などのその他の貫通電極22の構成要素に比べて、基板12に対する高い密着性を有する。また、密着層361は、シード層362やめっき層363などのその他の貫通電極22の構成要素中の金属元素が貫通孔20の側壁21を介して基板12の内部に拡散することを抑制するという役割を果たしてもよい。シード層362又はめっき層363が銅を含む場合、密着層361の材料として、例えば、チタン、チタン窒化物、モリブデン、モリブデン窒化物、タンタル、タンタル窒化物等、又はこれらを積層したものを用いることができる。また、密着層361の材料として、基板12に対する高い密着性を有する導電性材料を用いてもよい。
例えば、密着層361の材料として、チタン、モリブデン、タングステン、タンタル、ニッケル、クロム、アルミニウム、これらの化合物、これらの合金など、又はこれらを積層したものを使用することができる。密着層361の厚みは、例えば10nm以上且つ1μm以下である。密着層361は、例えば、蒸着法やスパッタリング法などの物理成膜法で形成される。
また、シード層362は、電解めっき処理によってめっき層363を形成する電解めっき工程の際に、めっき液中の金属イオンを析出させてめっき層363を成長させるための土台となる、導電性を有する層である。シード層362の材料としては、例えば、銅などの、めっき層363と同一の金属材料を用いることができる。シード層362の厚みは、例えば100nm以上且つ3μm以下である。シード層362は、例えば、無電解めっき処理によって形成される。
なお、図示はしないが、貫通孔20の側壁21とめっき層363との間に、密着層としての役割及びシード層としての役割の両方を果たすことができる1つの層を設けてもよい。
また、めっき層363は、めっき処理によって形成される、導電性を有する層である。めっき層363を構成する材料としては、銅、金、銀、白金、ロジウム、スズ、アルミニウム、ニッケル、クロムなどの金属又はこれらを用いた合金など、あるいはこれらを積層したものを使用することができる。
また、図2に示すように、貫通電極22は、貫通孔20の側壁に沿って成膜された密着層361及びシード層362と、シード層362の表面に成膜されためっき層363と、を有する。
ここで、図1に示すように、貫通電極基板10は、貫通電極22よりも貫通孔20の中心側に位置する有機層26を備えていてもよい。なお、「中心側」とは、貫通孔20の内部において、有機層26と側壁21との間の距離が貫通電極22と側壁21との間の距離よりも大きいことを意味する。有機層26は、誘電正接を有する有機材料を含む。有機層26の有機材料としては、ポリイミド、エポキシなどを用いることができる。誘電正接の小さい有機材料を用いて有機層26を構成することにより、キャパシタ15やインダクタ16を通るべき電気信号の一部が有機層26を通ってしまうことを抑制することができる。これにより、キャパシタ15やインダクタ16を備える貫通電極基板10の帯域を高周波側に広げることができる。
(第1配線構造部)
図1に示すように、第1配線構造部30は、基板12の第1面13上に位置する第1面第1配線層31、第1面第1配線層31上に位置する第1面第2配線層32、及び第1面第2配線層32上に位置する第1面第3配線層33を含む。以下、第1面第1配線層31、第1面第2配線層32及び第1面第3配線層33の構成について説明する。
〔第1面第1配線層〕
図1に示すように、第1面第1配線層31は、第1の有機層X1、第1面第1導電層311及び第1面第1絶縁層312を有する。
第1面第1導電層311は、第1の配線L1及び貫通電極22の第1の電極部分22a含み、基板12の第1面13上に第1の有機層X1を介して位置する、導電性を有する層である。
この第1面第1導電層311は、貫通電極22に接続されていてもよい。また、第1面第1導電層311は、貫通電極22と同様に、第1の有機層X1上に順に積層された密着層361、シード層362及びめっき層363を含んでいてもよい。なお、第1面第1導電層311を構成する材料は、貫通電極22を構成する材料と同様である。第1面第1導電層311の厚みは、例えば5μm以上且つ20μm以下である。
ここで、第1の有機層X1は、基板12の第1面13上に設けられ、貫通孔20の第1面13側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝DM1及びこの第1の電極用溝DM1に隣接する第1の配線用溝LM1が形成されている。
なお、第1の配線用溝LM1の底部及び第1の電極用溝DM1の底部では、基板12の第1面13が露出するようにしてもよい。第1の配線L1は、第1の配線用溝LM1に埋め込まれている。
すなわち、第1の配線L1は、第1の有機層X1の第1の配線用溝LM1及び第1の電極用溝DM1の内面に成膜された密着層361及びシード層362と、シード層362の表面に成膜されためっき層363と、を有する。
ここで、第1の配線L1と貫通電極22の第1の電極部分22aの表面は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、第1の有機層X1の表面の高さまで選択的に研磨されて平坦化されている。これにより、第1の配線L1と貫通電極22の第1の電極部分22aの表面は、第1の有機層X1の表面の高さと同じ高さになっており、リーク電流や応力集中の原因になる突起等の異物が第1の配線L1と貫通電極22の第1の電極部分22aの表面から除去されている。
なお、図3に示す例では、第1の配線L1と貫通電極22の第1の電極部分22aとが、配線LXを介して、電気的に接続されている。また、図示しないが第1の配線L1と貫通電極22の第1の電極部分22aと第1の有機層X1上で直接接続されていてもよい。
また、第1面第1絶縁層312は、少なくとも部分的に第1面第1導電層311及び第1の有機層X1上に位置する、絶縁性を有する層である。第1面第1絶縁層312は、第1面第1導電層311及び第1の有機層X1を部分的に覆っていてもよい。この場合、第1面第1絶縁層312は、第1面第1導電層311だけでなく基板12の第1面13にも接していてもよい。なお「覆う」とは、図3に示すように、基板12の第1面13の法線方向に沿って貫通電極基板10を見た場合に、第1面第1導電層311の端部311eと第1面第1絶縁層312とが少なくとも部分的に重なっていることを意味する。
また、第1面第1絶縁層312は、絶縁破壊電界を有する無機材料を含む。第1面第1絶縁層312の無機材料としては、SiNなどの珪素窒化物を用いることができる。その他にも、第1面第1絶縁層312の無機材料の例として、酸化シリコン、酸化アルミ、五酸化タンタルなどを挙げることができる。これにより、第1面第1絶縁層312を含むキャパシタ15の耐電圧特性を更に改善することができる。第1面第1絶縁層312の無機材料の比誘電率は、例えば3以上且つ50以下である。また、第1面第1絶縁層312の厚みは、例えば50nm以上且つ400nm以下である。
〔第1面第2配線層〕
第1面第2配線層32は、第1面第2導電層321及び第1面第2絶縁層322を有する。第1面第2導電層321は、第1面第1絶縁層312上に位置する、導電性を有する層である。図1に示すように、貫通電極22に電気的に接続された第1面第1導電層311と、第1面第1導電層311上に位置する第1面第1絶縁層312と、第1面第1絶縁層312上に位置する第1面第2導電層321とによって、キャパシタ15が構成されている。
また、第1面第2導電層321は、貫通電極22や第1面第1導電層311と同様に、第1面第1絶縁層312上に順に積層された密着層、シード層及びめっき層を含んでいてもよい。第1面第2導電層321を構成する材料は、貫通電極22や第1面第1導電層311を構成する材料と同様である。第1面第2導電層321の厚みは、例えば5μm以上且つ20μm以下である。
また、第1面第2絶縁層322は、第1面第1絶縁層312上及び第1面第2導電層321に位置する、絶縁性を有する層である。第1面第2絶縁層322は、誘電正接を有する有機材料を含む。第1面第2絶縁層322の有機材料としては、ポリイミド、エポキシなどを用いることができる。誘電正接の小さい有機材料を用いて第1面第2絶縁層322を構成することにより、キャパシタ15やインダクタ16を通るべき電気信号が第1面第2絶縁層322を通ってしまうことを抑制することができる。これにより、キャパシタ15やインダクタ16を備える貫通電極基板10の帯域を高周波側に広げることができる。
〔第1面第3配線層〕
第1面第3配線層33は、第1面第3導電層331及び第1面第3絶縁層332を有する。第1面第3導電層331は、第1面第1導電層311上又は第1面第2導電層321上に位置する、導電性を有する層である。図1に示す例において、第1面第3導電層331は、キャパシタ15の一方の電極である第1面第1導電層311に接続された部分、及び、キャパシタ15の他方の電極である第1面第2導電層321に接続された部分を含む。
また、第1面第3導電層331は、貫通電極22や第1面第1導電層311と同様に、順に積層された密着層、シード層及びめっき層を含んでいてもよい。第1面第3導電層331を構成する材料は、貫通電極22や第1面第1導電層311を構成する材料と同様である。
また、第1面第3絶縁層332は、第1面第2絶縁層322上及び第1面第3導電層331上に位置する、絶縁性を有する層である。第1面第3絶縁層332は、第1面第2絶縁層322と同様に、誘電正接を有する有機材料を含む。第1面第3絶縁層332の有機材料としては、第1面第2絶縁層322と同様に、ポリイミド、エポキシなどを用いることができる。
(第2配線構造部)
図1に示すように、第2配線構造部40は、基板12の第2面14上に位置する第2面第1配線層41を含む。第2面第1配線層41は、第2の有機層X2、第2面第1導電層411及び第2面第1絶縁層412を有する。
第2面第1導電層411は、第2の配線L2及び貫通電極22の第2の電極部分22bを含み、基板12の第2面14上に第2の有機層X2を介して位置する、導電性を有する層である。
この第2面第1導電層411は、貫通電極22に接続されていてもよい。また、第2面第1導電層411は、貫通電極22や第1面第1導電層311と同様に、第2の有機層X2上に順に積層された密着層361、シード層362及びめっき層363を含んでいてもよい。なお、第2面第1導電層411を構成する材料は、貫通電極22や第1面第1導電層311を構成する材料と同様である。第2面第1導電層411の厚みは、例えば5μm以上且つ20μm以下である。
すなわち、第2の配線L2は、第2の有機層X2の第2の配線用溝LM2及び第2の電極用溝DM2の内面に成膜された密着層361及びシード層362と、シード層362の表面に成膜されためっき層363と、を有する。
第2の有機層X2は、基板12の第2面14上に設けられ、貫通孔20の第2面14側の開口部近傍に位置する第2の電極用溝DM2及びこの第2の電極用溝DM12に隣接する第2の配線用溝LM2が形成されている。
なお、第2の配線用溝LM2の底部及び第2の電極用溝DM2の底部では、基板12の第2面14が露出するようにしてもよい。
第2の配線L2は、第2の配線用溝LM2に埋め込まれている。この第2の配線L2と貫通電極22の第2の電極部分22bとが電気的に接続されている。
ここで、第2の配線L2と貫通電極22の第2の電極部分22bの表面はCMP法により、第2の有機層X2の表面の高さまで選択的に研磨されて平坦化されている。これにより、リーク電流や応力集中の原因になる突起等の異物が第2の配線L2と貫通電極22の第2の電極部分22bの表面から除去されている。
ここで、既述の第1、第2の有機層X1、X2及び側壁有機層X20は、感光性樹脂である。そして、後述のように、有機材料を含む感光層と、基材とを有するフィルムを、基板12の第1面側と第2面14側にそれぞれ貼り付けて、真空ラミネートし、それぞれ露光処理及び現像処理を施すことによって、感光性樹脂からなる第1、第2の有機層X1、X2を基板12に形成することができる。なお、当該フィルムを基板12の貫通孔20の内部まで充填することにより、側壁有機層X20を貫通孔20の内部の側壁21に形成することができる。
なお、当該フィルムにそれぞれ露光処理及び現像処理を施す際に、第1、第2の電極用溝DM1、DM2、第1、第2の配線用溝LM1、LM2が形成され、側壁有機層X20が貫通するように形成される。
また、図1及び図3に示すように、第2面14側に位置する第2面第1導電層411と、第2面第1導電層411に接続された貫通電極22と、貫通電極22に電気的に接続されるとともに第1面13側に位置する第1面第1導電層311とによって、インダクタ16が構成される。
第2面第1絶縁層412は、第2面第1導電層411上及び基板12の第2面14上に位置する、絶縁性を有する層である。第2面第1絶縁層412は、第1面第2絶縁層322や第1面第3絶縁層332と同様に、誘電正接を有する有機材料を含む。第2面第1絶縁層412の有機材料としては、第1面第2絶縁層322や第1面第3絶縁層332と同様に、ポリイミド、エポキシなどを用いることができる。
貫通電極基板の製造方法
以下、貫通電極基板10の製造方法の一例について、図4乃至図14を参照して説明する。
(貫通孔形成工程)
まず、基板12を準備する。次に、第1面13又は第2面14の少なくともいずれかにレジスト層を設ける。その後、レジスト層のうち貫通孔20に対応する位置に開口を設ける。次に、レジスト層の開口において基板12を加工することにより、図4に示すように、基板12に貫通孔20を形成することができる。基板12を加工する方法としては、反応性イオンエッチング法、深掘り反応性イオンエッチング法などのドライエッチング法や、ウェットエッチング法などを用いることができる。
なお、基板12にレーザを照射することによって基板12に貫通孔20を形成してもよい。この場合、レジスト層は設けられていなくてもよい。レーザ加工のためのレーザとしては、エキシマレーザ、Nd:YAGレーザ、フェムト秒レーザ等を用いることができる。Nd:YAGレーザを採用する場合、波長が1064nmの基本波、波長が532nmの第2高調波、波長が355nmの第3高調波等を用いることができる。
また、レーザ照射とウェットエッチングを適宜組み合わせることもできる。具体的には、まず、レーザ照射によって基板12のうち貫通孔20が形成されるべき領域に変質層を形成する。続いて、基板12をフッ化水素などに浸漬して、変質層をエッチングする。これによって、基板12に貫通孔20を形成することができる。
その他にも、基板12に研磨材を吹き付けるブラスト処理によって基板12に貫通孔20を形成してもよい。
このようにして、第1面13及びこの第1面13の反対側に位置する第2面14を含むとともに第1面13と第2面14との間を貫通する貫通孔20が設けられた基板12を準備する。
(有機層形成工程)
次に、図5に示すように、基板12の第1面13上及び貫通孔20の内部に感光性樹脂からなる有機層、すなわち、第1、第2の有機層X1、X2及び側壁有機層X20を形成する。ここでは、既述のように、有機材料を含む感光層と、基材とを有するフィルムを、基板12の第1面側と第2面14側にそれぞれ貼り付けて、当該フィルムを基板12の貫通孔20の内部まで充填するように真空ラミネートすることで、側壁有機層X20を貫通孔20の内部の側壁21に形成することができる。
(溝形成工程)
次に、図6に示すように、成膜された感光性樹脂を選択的に露光、現像して、第1、第2の電極用溝DM1、DM2及び第1、第2の配線用溝LM1、LM2を第1、第2の有機層X1、X2に形成するとともに、感光性樹脂で充填された貫通孔20の内部を貫通させる。
なお、貫通孔20の幅は、例えば、第1、第2の配線溝LM1、LM2の幅よりも大きくなるように設定されている。すなわち、同じ露光処理で、幅が狭い第1、第2の電極用溝DM1、DM2及び第1、第2の配線溝LM1、LM2に対応する領域は浅く感光し、幅が広い貫通孔20に対応する部分は深く感光する。これにより、1回の露光処理及び現像処理により、第1、第2の配線溝LM1、LM2を形成しつつ、感光性樹脂で充填された貫通孔20の内部を貫通させることができる。
このように、溝形成工程においては、基板12の第1面側と第2面14側に成膜した有機層をそれぞれ露光処理及び現像処理を施すことによって、貫通孔20の第1面13側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝DM1及びこの第1の電極用溝DM1に隣接する第1の配線用溝LM1を有機層に形成するとともに、有機層で充填された貫通孔20の内部を貫通させる。
(配線、貫通電極形成工程)
次に、第1、第2の配線L1、L2とともに、貫通孔20に貫通電極22を形成する。本実施の形態においては、貫通電極22と同時に上述の第1面第1導電層311及び第2面第1導電層411を形成する例について説明する。
図7に示すように、基板12の第1面13上、第2面14及び側壁21上に、蒸着法やスパッタリング法などの物理成膜法によって密着層361を形成する。続いて、無電解めっきによって密着層361上にシード層362を形成する。その後、密着層361及びシード層362をアニールする工程を実施してもよい。
なお、密着層361及びシード層362を形成する方法が、上述の方法に限られることはない。例えば、ゾルゲル法によって酸化亜鉛などを含む密着層361を形成し、続いて、密着層361上に無電解めっき法によってシード層362を形成してもよい。また、密着層361及びシード層362の両方を、蒸着法やスパッタリング法などの物理成膜法によって形成してもよい。
このように、第1、第2の配線用溝LM1、LM2に埋め込まれた第1、第2の配線L1、L2を形成するとともに、貫通孔20の側壁に沿って延在する貫通部分22mと、第1、第2の電極用溝DM1、DM2に埋め込まれ且つ貫通部分22mに接続された第1、第2の電極部分22a、22bとを有する貫通電極22を形成する。
特に、本実施形態においては、第1、第2の配線L1、L2及び貫通電極22を、ダマシン法により同時に形成する。
さらに、その後、第1の配線L1と貫通電極22の第1の電極部分22aの表面を、CMP法により、基板12の第1面13上の第1の有機層X1の表面の高さまで、同一面になるように、選択的に研磨して平坦化する。同様に、第1、第2の配線L1、L2と貫通電極22の第1、第2の電極部分22a、22bの表面を、CMP法により、基板12の第2面14上の第2の有機層X2の表面の高さまで、同一面になるように、選択的に研磨して平坦化する。
これにより、リーク電流や応力集中の原因になる突起等の異物が第1、第2の配線L1、L2と貫通電極22の第1、第2の電極部分22a、22bの表面から除去される。そして、第1面第1導電層311と、後に第1面第1導電層311上に形成される第1面第1絶縁層312との間の密着性を高めることができる。
このようにして、貫通電極22、第1面第1導電層311及び第2面第1導電層411を形成することができる。これにより、第2面第1導電層411と、第2面第1導電層411に接続された貫通電極22と、貫通電極22に接続された第1面第1導電層311とを備えるインダクタ16を構成することができる。なお、めっき層363をアニールする工程を実施してもよい。
(第1面第1絶縁層の形成工程)
次に、第1面第1導電層311上に第1面第1絶縁層312を形成する。
まず、図8に示すように、第1面第1導電層311上に部分的にレジスト層38を形成する。続いて、図9に示すように、第1面第1導電層311及び基板12の第1面13のうちレジスト層38によって覆われていない部分に、第1面第1絶縁層312を形成する。第1面第1絶縁層312を形成する方法としては、例えば、プラズマCVD、スパッタリングなどを採用することができる。その後、図10に示すように、レジスト層38を除去する。このようにして、第1面第1導電層311上に部分的に第1面第1絶縁層312を形成することができる。
(第1面第2導電層の形成工程)
次に、図11に示すように、第1面第1絶縁層312上に第1面第2導電層321を形成する。これにより、第1面第1導電層311と、第1面第1導電層311上の第1面第1絶縁層312と、第1面第1絶縁層312上の第1面第2導電層321と、を備えるキャパシタ15を構成することができる。第1面第2導電層321を形成する工程は、第1面第1導電層311を形成する工程と同様であるので、説明を省略する。
このように、配線、貫通電極形成工程の後、基板12の第1面13側において第1の有機層X1上に位置するキャパシタ15を形成する。
(第1面第2絶縁層の形成工程)
次に、図12に示すように、第1面第1絶縁層312上及び第1面第2導電層321上に第1面第2絶縁層322を形成する。また、基板12の第2面14上及び第2面第1導電層411上に第2面第1絶縁層412を形成する。
例えば、まず、有機材料を含む感光層と、基材とを有する第2面側フィルムを、基板12の第2面14側に貼り付ける。続いて、第2面側フィルムに露光処理及び現像処理を施す。これによって、第2面側フィルムの感光層からなる第2面第1絶縁層412を、基板12の第2面14側に形成することができる。
その後、有機材料を含む感光層と、基材とを有する第1面側フィルムを、基板12の第1面13側に貼り付ける。続いて、図13に示す開口323が形成されるように第1面側フィルムに露光処理及び現像処理を施す。これによって、第1面第2導電層321上の一部及び第1面第1導電層311上の一部に開口323が形成された、第1面側フィルムの感光層からなる第1面第2絶縁層322を得ることができる。
なお、図12に示すように、第1面第2絶縁層322の一部や第2面第1絶縁層412の一部を貫通孔20の内部に設けることにより、貫通孔20を埋める有機層26を形成してもよい。例えば、上述の第2面側フィルムや第1面側フィルムを貫通孔20の内部に押し込むことによって、第1面第2絶縁層322や第2面第1絶縁層412と同時に貫通孔20の内部に有機層26を形成することができる。なお、第2面第1絶縁層412や第1面第2絶縁層322とは別の工程で有機層26を形成してもよい。
なお、第2面第1絶縁層412や第1面第2絶縁層322の形成方法が、フィルムを用いる方法に限られることはない。例えば、まず、ポリイミドなどの有機材料を含む液を、スピンコート法などによって塗布し、乾燥させることによって有機層を形成する。続いて、有機層に露光処理及び現像処理を施すことにより、第2面第1絶縁層412や第1面第2絶縁層322を形成することもできる。
(第1面第3導電層の形成工程)
次に、既述の図13に示すように、第1面第1絶縁層312のうち第1面第2絶縁層322の開口323と重なる部分をエッチングして、第1面第1絶縁層312に開口を形成する。
続いて、第1面第2絶縁層322の開口323及び第1面第1絶縁層312の開口を介して第1面第1導電層311又は第1面第2導電層321に接続される第1面第3導電層331を形成する。第1面第3導電層331を形成する工程は、第1面第1導電層311を形成する工程と同様であるので、説明を省略する。
(第1面第3絶縁層の形成工程)
その後、第1面第2絶縁層322上及び第1面第3導電層331上に部分的に第1面第3絶縁層332を形成する。これによって、図1に示す貫通電極基板10を得ることができる。第1面第3絶縁層332を形成する方法は特には限定されない。第1面第2絶縁層322の場合と同様に、有機材料を含むフィルムや液を用いることによって、第1面第3絶縁層332を形成することができる。
(貫通電極基板10の作用)
以下、本実施の形態による貫通電極基板10の作用について説明する。
既述のように、ダマシン法により、貫通電極22を、第1、2の配線L1、L2同時に形成することにより、それぞれ個別に形成する場合と比較して、貫通電極基板10を製造するための工程数を削減することができる。
さらに、第1、第2の配線L1、L2と貫通電極22の第1、第2の電極部分22a、22bの表面はCMP法により、第1、第2の有機層X1、X2の表面の高さまで選択的に研磨されて平坦化されている。これにより、リーク電流や応力集中の原因になる突起等の異物が第1、第2の配線L1、L2と貫通電極22の第1、第2の電極部分22a、22bの表面から除去される。
これにより、第1、第2の配線L1、L2と貫通電極22の導電性を向上して、貫通電極基板10の高周波特性を向上することができる。
なお、本実施の形態においては、貫通電極基板10の基板12がガラスを含む。ガラスは、従来の貫通電極基板の基板として用いられているシリコンに比べて、高い絶縁性を有する。このため、キャパシタ15やインダクタ16を通る高周波信号の一部が基板12を通ってしまうことを抑制することができる。これにより、キャパシタ15やインダクタ16の帯域を高周波側に広げることができる。また、キャパシタ15やインダクタ16の耐電圧特性を改善することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述の実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述の実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1変形例)
上述の実施の形態においては、キャパシタ15が基板12の第1面13側の第1の有機層X1上に位置する例を示した。この例では、第1の有機層X1を形成した後にキャパシタ15を形成する。この場合、例えば、キャパシタ15の2つの電極である第1面第1導電層311と第1面第2導電層321との間に位置する絶縁層である第1面第1絶縁層312をCVD法により成膜する温度を、第1の有機層X1を形成する温度よりも高くできないことが懸念される。
そこで、当該第1変形例においては、キャパシタ15は、基板12の第1面13上に設けられ、基板12の第1面13上で第1の有機層Xにより被覆されているようにする(図18)。
これにより、例えば、キャパシタ15の2つの電極である第1導電層DC1と第2導電層DC2との間に位置する絶縁層である絶縁層MCをCVD法により成膜する温度を、第1の有機層X1を形成する温度よりも高くできる。すなわち、キャパシタ15の絶縁層の緻密性を向上して、キャパシタ15の特性を向上させることができる。
ここで、この第1変形例に係る貫通電極基板10の製造方法の一例について、図15乃至図18を参照して説明する。
先ず、図15に示すように、既述の図4に示す貫通孔20が設けられた基板12を準備した後、基板12の第1面13上に、電極を構成する第1導電層DC1、第1導電層DC1上の絶縁層MC、絶縁層MC上の電極を構成する第2導電層DCと、を備えるキャパシタ15形成する。
ここで、この図15に示すキャパシタ15を形成する工程において、キャパシタ15の2つの電極DC1、DC2間に位置する絶縁層MCはCVD法により第1の温度の条件(例えば、400度)で形成する。
このように、この第1変形例では、既述の実施形態の貫通孔形成工程の後であって有機層形成工程の前に、例えば、既述の実施形態と同様の真空ラミネートにより、基板12の第1面13上にキャパシタ15を形成する。
そして、図16に示すように、有機層形成工程において、このキャパシタ15を基板12の第1面13上で第1の有機層X1により被覆する。
なお、この第1の有機層X1は、既述の第1の温度(例えば、400度)よりも低い第2の温度(例えば、300度)で形成される。さらに、実施形態と同様に、第2の有機層X2及び側壁有機層X20も形成する。
その後、図17に示すように、実施形態と同様に、成膜された感光性樹脂である第1、第2の有機層X1、X2及び側壁有機層X20を選択的に露光、現像して、第1、第2の電極用溝DM1、DM2及び第1、第2の配線用溝LM1、LM2を第1、第2の有機層X1、X2に形成するとともに、感光性樹脂で充填された貫通孔20の内部を貫通させる。このとき、第1導電層DC1の一端及び他端の表面が露出するように開口YM1、YM2を形成するとともに、第2導電層DC2の中央部の表面が露出するように開口YM3を形成する。
その後、図18に示すように、ダマシン法により、貫通電極22、第1、2の配線L1、L2を形成する。このとき、開口YM1、YM2、YM3それぞれに埋め込まれた配線Y1、Y2、Y3も同時に形成される。なお、配線Y1は、第1導電層DC1の一端と貫通電極22とを電気的に接続する。また、配線Y2は、第1導電層DC1の他端と電気的に接続される。また、配線Y3は、第2の導電層DC2の中央部と電気的に接続される。
その後の工程として、キャパシタ15に関する部分を除いて、既述の実施形態と同様の工程が実施されることで、当該第1の変形例に係る貫通電極基板が完成することとなる。
既述のように、当該第1の変形例によれば、キャパシタ15の2つの電極である第1導電層DC1と第2導電層DC2との間に位置する絶縁層である絶縁層MCをCVD法により成膜する温度を、第1の有機層X1を形成する温度よりも高くできる。すなわち、キャパシタ15の絶縁層の緻密性を向上して、キャパシタ15の特性を向上させることができる。
(第2変形例)
図19は、貫通電極基板10と、貫通電極基板10に搭載された素子50と、を備える実装基板60の一例を示す断面図である。素子50は、ロジックICやメモリICなどのLSIチップである。また、素子50は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)チップであってもよい。MEMSチップとは、機械要素部品、センサ、アクチュエータ、電子回路などが1つの基板上に集積化された電子デバイスである。図19に示すように、素子50は、貫通電極基板10の第1面第3導電層35などの導電層に電気的に接続された端子51を有する。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
貫通電極基板が搭載される製品の例
図20は、本開示の実施形態に係る貫通電極基板10が搭載されることができる製品の例を示す図である。本開示の実施形態に係る貫通電極基板10は、様々な製品において利用され得る。例えば、ノート型パーソナルコンピュータ110、タブレット端末120、携帯電話130、スマートフォン140、デジタルビデオカメラ150、デジタルカメラ160、デジタル時計170、サーバ180等に搭載される。
10 貫通電極基板
12 基板
13 第1面
14 第2面
15 キャパシタ
16 インダクタ
20 貫通孔
21 側壁
22 貫通電極
221 シード層
222 めっき層
26 有機層
30 第1配線構造部
40 第2配線構造部
50 素子
51 端子
60 実装基板
L1 第1の配線
22a 第1の電極部分
X1 第1の有機層
LM1 第1の配線用溝
DM1 第1の電極用溝
L2 第2の配線
22b 第2の電極部分
X2 第2の有機層
LM2 第2の配線用溝
DM2 第2の電極用溝
22m 貫通部分
X20 側壁有機層

Claims (21)

  1. 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通孔が設けられた基板と、
    前記基板の前記第1面上に設けられ、前記貫通孔の前記第1面側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝及びこの第1の電極用溝に隣接する第1の配線用溝が配置された第1の有機層と、
    前記第1の配線用溝に配置された第1の配線と、
    前記貫通孔の側壁に沿って延在する貫通部分と、前記第1の電極用溝に配置され且つ前記貫通部分に接続された第1の電極部分と、を有する貫通電極と、を備え、
    前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分とが電気的に接続されている、貫通電極基板。
  2. 前記貫通孔の側壁に沿って延在し、前記貫通孔の前記側壁と前記貫通電極の前記貫通部分との間に位置する側壁有機層を更に備える、請求項1に記載の貫通電極基板。
  3. 前記第1の配線用溝の底部及び前記第1の電極用溝の底部では、前記基板の前記第1面が露出している、請求項2に記載の貫通電極基板。
  4. 前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分とが前記第1の有機層上で直接接続されている、請求項1に記載の貫通電極基板。
  5. 前記第1の配線及び前記貫通電極は、前記第1の有機層の前記第1の配線用溝及び前記第1の電極用溝の内面及び前記貫通孔の側壁に沿って配置されたシード層と、前記シード層の表面に配置されためっき層と、を有する、請求項2に記載の貫通電極基板。
  6. 前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分の表面は、前記第1の有機層の表面の高さと同じ高さである、請求項5に記載の貫通電極基板。
  7. 前記基板の前記第2面上に設けられ、前記貫通孔の前記第2面側の開口部近傍に位置する第2の電極用溝及びこの第2の電極用溝に隣接する第2の配線用溝が配置された第2の有機層と、
    前記第2の配線用溝に配置された第2の配線と、を更に備え、
    前記貫通電極は、前記第2の電極用溝に配置され且つ前記貫通部分に接続された第2の電極部分を有し、
    前記第2の配線と前記貫通電極の前記第2の電極部分とが電気的に接続されている、請求項1に記載の貫通電極基板。
  8. 前記第2の配線用溝の底部及び前記第2の電極用溝の底部では、前記基板の前記第2面が露出している、請求項7に記載の貫通電極基板。
  9. 前記貫通電極と、前記貫通電極に電気的に接続されるとともに前記第1面側に位置する第1面導電層と、前記貫通電極に電気的に接続されるとともに前記第2面側に位置する第2面導電層と、を有するインダクタを更に備える、請求項2に記載の貫通電極基板。
  10. 前記貫通電極に電気的に接続された第1導電層と、前記第1導電層上に位置し、無機材料を含み、絶縁性を有する第1絶縁層と、前記第1絶縁層上に位置する第2導電層と、を有するキャパシタを更に備える、請求項2に記載の貫通電極基板。
  11. 前記キャパシタは、前記基板の前記第1面側において前記第1の有機層上に位置する、請求項10に記載の貫通電極基板。
  12. 前記キャパシタは、前記基板の前記第1面上に設けられ、前記基板の前記第1面上で前記第1の有機層により被覆されている、請求項10に記載の貫通電極基板。
  13. 前記第1の有機層及び側壁有機層は、感光性樹脂である、請求項2に記載の貫通電極基板。
  14. 貫通電極基板と、
    前記貫通電極基板に搭載された素子と、を備え、
    前記貫通電極基板は、
    第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通孔が設けられた基板と、
    前記基板の前記第1面上に設けられ、前記貫通孔の前記第1面側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝及びこの第1の電極用溝に隣接する第1の配線用溝が配置された第1の有機層と、
    前記第1の配線用溝に配置された第1の配線と、
    前記貫通孔の側壁に沿って延在する貫通部分と、前記第1の電極用溝に埋め込まれ且つ前記貫通部分に接続された第1の電極部分と、を有する貫通電極と、を備え、
    前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分とが電気的に接続されている、実装基板。
  15. 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに前記第1面と前記第2面との間を貫通する貫通孔が設けられた基板を準備する第1工程と、
    前記基板の前記第1面上及び前記貫通孔の内部に有機層を形成する第2工程と、
    前記貫通孔の前記第1面側の開口部近傍に位置する第1の電極用溝及びこの第1の電極用溝に隣接する第1の配線用溝を前記有機層に形成するとともに、前記有機層で充填された前記貫通孔の内部を貫通させる第3工程と、
    前記第1の配線用溝に埋め込まれた第1の配線を形成するとともに、前記貫通孔の側壁に沿って延在する貫通部分と、前記第1の電極用溝に埋め込まれ且つ前記貫通部分に接続された第1の電極部分とを有する貫通電極を形成する第4工程と、を備え、
    前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分とが電気的に接続されている、貫通電極基板の製造方法。
  16. 前記第2工程において、感光性樹脂を前記基板の前記第1面上及び前記貫通孔内に成膜することで前記有機層を形成し、
    前記第3工程において、前記成膜された前記感光性樹脂を露光、現像して、前記第1の電極用溝及び第1の配線用溝を前記有機層に形成するとともに、前記感光性樹脂で充填された前記貫通孔の内部を貫通させる、請求項15に記載の貫通電極基板の製造方法。
  17. 前記第4工程において、前記第1の配線及び前記貫通電極を、ダマシン法により同時に形成する、請求項15に記載の貫通電極基板の製造方法。
  18. 前記第1の配線と前記貫通電極の前記第1の電極部分の表面を、CMP法により、前記基板の前記第1面上の前記有機層の表面の高さまで選択的に研磨して平坦化する第5工程を更に備える、請求項17に記載の貫通電極基板の製造方法。
  19. 前記第5工程の後、前記基板の前記第1面側において前記貫通電極の前記第1の電極部分上に位置するキャパシタを形成する第6工程を更に備える、請求項18に記載の貫通電極基板の製造方法。
  20. 前記第1工程の後であって前記第2工程の前に、前記基板の前記第1面上にキャパシタを形成する第6工程を更に備え、
    前記第2工程において、前記キャパシタを前記基板の前記第1面上で前記有機層により被覆する、請求項15に記載の貫通電極基板の製造方法。
  21. 前記第6工程において、前記キャパシタの2つの電極間に位置する絶縁層はCVD法により第1の温度の条件で形成され、
    前記有機層は、前記第1の温度よりも低い第2の温度で形成される、請求項20に記載の貫通電極基板の製造方法。
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