JP2018159227A - 建具 - Google Patents

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Shunsuke Kuga
俊介 久我
良平 須藤
Ryohei Sudo
良平 須藤
健治 亀田
Kenji Kameda
健治 亀田
北斗 佐藤
Hokuto Sato
北斗 佐藤
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Abstract

【課題】アタッチメント側から小口隠し部材を逃がすことができる建具を提供すること。
【解決手段】横すべり出し窓1は、窓枠2と、障子3と、操作装置5とを備える。操作装置5は、操作ユニット51と、操作ユニット51の操作を障子3に開閉力として伝達する開閉機構とを備える。操作ユニット51は、下枠22に沿って配置されたアタッチメント56に取り付けられる。縦枠23には、小口隠し部材60が取り付けられる。小口隠し部材60は、縦枠23に沿って配置された小口隠し本体部61と、小口隠し本体部61に連続した小口カバー片部63とを有する。小口カバー片部63は、アタッチメント56の長手方向における端部を室内側から隠して配置される。小口隠し部材60は、小口隠し本体部61に対して小口カバー片部63を変位可能とする可撓性を有した軟質樹脂部70と、軟質樹脂部70を除く部分を構成した硬質樹脂部80とを有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、障子等の開閉パネルを操作可能な操作装置を備えた横すべり出し窓などの建具に関する。
従来、四周枠組みした枠体と、枠体内に開閉可能に配置された障子とを備え、障子を開閉操作するオペレータハンドルを枠体の室内側に設けた建具が知られている(特許文献1参照)。
オペレータハンドルは、枠体の下枠に沿った取付部材(アタッチメント)に取り付けられており、アタッチメントの長手方向における小口は、枠体の左右の縦枠に取り付けられた縦枠部品(アタッチメントの小口隠し部材)の支持カバー部によって室内側から隠されている。
特開2016−160620号公報
ところで、特許文献1に記載の建具では、オペレータハンドルに下方に向かう強い力が加えられた場合、オペレータハンドルが取り付けられたアタッチメントに室内側へ倒れる方向の撓みが生じ、当該アタッチメントが小口隠し部材の支持カバー部に押し付けられるおそれがある。
特許文献1に記載の建具では、オペレータハンドルは、アタッチメントの長手方向における略中間位置に配置されているが、例えばオペレータハンドル等の操作ユニットがアタッチメントの長手方向における端部側に配置された場合には、アタッチメントの当該端部で前述した室内側へ倒れる方向の撓みが生じ、当該アタッチメントが小口隠し部材の支持カバー部に強い力で押し付けられ、小口隠し部材が割れるおそれがある。
本発明の目的は、アタッチメント側から小口隠し部材を逃がすことができる建具を提供することにある。
本発明の建具は、上枠、下枠および左右の縦枠を枠組みした枠体と、枠体内に開閉可能に配置された開閉パネルと、前記開閉パネルを開閉操作可能な操作装置とを備え、前記操作装置は、前記操作ユニットと、前記操作ユニットの操作を前記開閉パネルに開閉力として伝達する開閉機構とを備え、前記操作ユニットは、前記下枠に沿って配置されたアタッチメントに取り付けられ、前記左右の縦枠には、前記アタッチメントの小口を隠す小口隠し部材がそれぞれ取り付けられ、前記小口隠し部材は、前記左右の縦枠に沿って配置された小口隠し本体部と、前記小口隠し本体部に連続した小口カバー片部とを有し、前記小口カバー片部は、前記アタッチメントの長手方向における端部を前記操作ユニットがある側から隠して配置され、前記小口隠し部材は、前記小口隠し本体部に対して前記小口カバー片部を変位可能とする可撓性を有した軟質樹脂部と、前記軟質樹脂部を除く部分を構成した硬質樹脂部とを有していることを特徴とする。
本発明の建具によれば、例えば操作ユニットに子供がぶら下がる等によって当該操作ユニットに下方に向かう強い力が加えられた場合、操作ユニットが取り付けられたアタッチメントには、当該操作ユニットがある側に倒れる方向の撓みが生じ、このように撓みを生じたアタッチメントが小口隠し部材の小口カバー片部に押し付けられ得るが、小口隠し部材の軟質樹脂部が撓み変形することによって小口カバー片部が変位するので、小口カバー片部をアタッチメントの押し付けから逃がすことができ、小口隠し部材に過大な負荷がかかることを回避できる。
本発明の建具では、前記枠体の見込み方向において前記開閉パネルと並設された固定パネルを前記枠体内に備え、前記固定パネルは、前記左右の縦枠側に向かって出没可能な係合部材を備え、前記小口隠し部材の前記硬質樹脂部には、前記係合部材が係合されることが好ましい。
このような構成によれば、前述した作用効果を発揮できる小口隠し部材の硬質樹脂部に係合部材が係合することで、固定パネルの外れ止めをも行うことができる。
本発明の建具では、前記アタッチメントには、前記固定パネルが載置されるレールが形成され、前記小口隠し本体部には、前記小口カバー片部側で開口した外れ止め用の溝形成部が形成され、前記溝形成部によって形成された溝部には、前記係合部材が配置されることが好ましい。
このような構成によれば、固定パネルが持ち上げられてレールから外されようとされても、係合部材が溝形成部に当たることで、固定パネルの外れ止めを行うことができる。
さらに、操作ユニットに下方に向かう強い力が加えられてアタッチメントが操作ユニット側に倒れるように撓んだ場合には、アタッチメントのレールに載置された固定パネルの係合部材が溝形成部の開口側へ移動されようとするが、この移動を許容できる。このため、小口隠し部材を固定パネルの外れ止めと兼用しても過度の負荷がかかることがない。
本発明の建具では、前記小口隠し本体部および前記小口カバー片部は、互いに連続した前記硬質樹脂部によって構成され、前記硬質樹脂部のうち前記小口隠し本体部および前記小口カバー片部の連続部分よりも上方に前記軟質樹脂部が配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、小口隠し部材の硬質樹脂部の全体が連続しているので、当該硬質樹脂部が複数箇所に分けて構成される場合と比べ、小口隠し部材を容易に成形できる。
また、操作ユニットがある側にアタッチメントが倒れるように撓み、このアタッチメントによって小口隠し部材の小口カバー片部が前記倒れる方向に押し付けられても、軟質樹脂部よりも下方に位置する硬質樹脂部の前記連続部分には大きな力は加わらないので、当該連続部分に割れなどは生じ得ない。
さらに、硬質樹脂材料によって小口カバー片部を構成することで、当該小口カバー片部が軟質樹脂材料によって構成される場合と比べ、小口カバー片部の色の選択幅を広げることができ、枠体などと統一した色に容易に設定できる。
本発明の建具によれば、アタッチメント側から小口隠し部材を逃がすことができる建具を提供できる。
本発明の実施形態に係る横すべり出し窓を示す斜視図。 前記実施形態に係る横すべり出し窓を示す縦断面図。 前記実施形態に係る横すべり出し窓を示す横断面図。 前記実施形態に係る横すべり出し窓の要部を示す縦断面図。 前記実施形態に係る横すべり出し窓の要部を示す斜視図。 前記実施形態に係る横すべり出し窓の要部を示す横断面図。 前記実施形態に係る横すべり出し窓の小口隠し部材を示す説明図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜6において、本実施形態に係る建具としての高所用の横すべり出し窓1は、窓枠2(枠体)と、窓枠2に開閉可能に連結された開閉パネルとしての障子3(図2,3参照)と、障子3よりも室内側に並設して窓枠2内に配置された固定パネルとしての網戸4(図2,3参照)と、窓枠2に取り付けられた操作装置5とを備えている。なお、図1においては、障子3および網戸4の図示を省略している。
ここで、図1には、互いに直交するX、Y、Z軸方向を示しており、本実施形態では、X軸方向は後述する左右の縦枠23,24の見付け方向に沿っており、Y軸方向は後述する上枠21および下枠22の見付け方向に沿っており、Z軸方向は横すべり出し窓1の見込み方向に沿っている。
窓枠2は、図2,3に示すように、樹脂製の上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24が枠組みされて構成されている。上枠21には、網戸取付用のレール211が形成されている。下枠22には、後述するアタッチメント56が取り付けられており、このアタッチメント56に網戸取付用のレール565が形成されている。縦枠23,24は、すべり出しヒンジ6によって後述する障子3の縦框33,34に連結されている。縦枠23,24の見付け片部251には、上下方向に沿った突条252と、後述する小口隠し部材60が取り付けられる取付孔253とがそれぞれ形成されている(図5,6参照)。
障子3は、樹脂製の上框31、下框32、左右の縦框33,34および面材35を框組みして構成されている。面材35は、複層ガラスパネルによって構成されているが、単層ガラスパネルであってもよい。
網戸4は、アルミ押出形材によって形成された上框41、下框42および左右の縦框43,44と網材45とによって框組みされている。上框41および下框42は、レール211,565に係合しており、左右の縦框43,44は、左右の縦枠23,24に隣接して配置されている。このように網戸4は、窓枠2内に嵌め込まれている。
また、下框42には、その長手方向に沿って出没可能な係合部材421を備えており、この係合部材421は突出状態で後述する小口隠し部材60の溝形成部62によって形成された溝部に配置される。
操作装置5は、操作ユニット51と、操作ユニット51の操作が伝達される開閉機構52とを備えており、操作ユニット51は、樹脂製のアタッチメント56によって窓枠2に取り付けられている。
開閉機構52は、操作ユニット51およびすべり出しヒンジ6に連結されており、操作ユニット51の回転操作をすべり出しヒンジ6に伝達して障子3をすべり出し方向において開閉させる構成となっている。
操作ユニット51は、操作用のボールチェーン53と、ボールチェーン53が回転走行可能に連結したユニバーサルジョイント式の回転軸54と、回転軸54を支えるブラケット55と、回転軸54をアタッチメント56に取り付けた取付部材57とを備えている。
この操作ユニット51は、引張り操作によってボールチェーン53が回転走行すると、この回転走行が回転軸54に伝達されて回転し、この回転が前述した開閉機構52に障子3の開放力として伝達される。一方、引張り操作によってボールチェーン53が逆方向に回転走行すると、この回転走行が回転軸54に伝達されて逆方向に回転し、この回転を前述した開閉機構52に障子3の閉鎖力として伝達される。
アタッチメント56は、図1に示すように下枠22の長手方向に沿って配置されている。アタッチメント56は、図4,5に示すように、上片部561と、上片部561に連続した見付け片部562と、見付け片部562に連続した下片部563とを有している。上片部561および下片部563は、見付け片部562から室外側に延出している。
上片部561には、網戸4が係合する前述したレール565が形成されている。見付け片部562の長手方向における一端側には、回転軸54が挿通された孔566(図5参照)が形成されており、この孔566を形成した周囲部分に操作ユニット51の取付部材57が取り付けられている。見付け片部562の下端部には、下枠22の室外側上端部に形成された突部221が配置される溝部567が形成されている。下片部563は、見付け片部562から室外側に向かって下方に傾斜した部分を有しており、その先端で下枠22に当接している。また、下片部563のうち前記傾斜した部分であってその先端から室内側に間隔を隔てた位置には、下枠22に当接した脚部564が形成されている。
[小口隠し部材]
左右の縦枠23,24には、網戸4の小口隠し部材60がそれぞれ取り付けられている。小口隠し部材60は、図7に示すように、上縁部611、下縁部612および前後の縦縁部613,614を有した縦長板状の小口隠し本体部61と、小口隠し本体部61の一方の縦縁部614に形成された外れ止め用の溝形成部62と、小口隠し本体部61の縦縁部614であって溝形成部62よりも下側部分に連続した小口カバー片部63と、小口隠し本体部61の表面61A側であって下縁部612から突出した持上り抑制部64と、小口隠し本体部61の裏面61Bに形成された取付部65とを有している。
なお、説明の便宜上、図7には、縦枠23,24への取付状態における小口隠し部材60のX、Y、Z軸方向を矢印で示している。
小口隠し本体部61は、図5に示すようにアタッチメント56の上下方向における寸法よりも長い寸法に形成されており、溝形成部62は、小口隠し部材60が縦枠23に取り付けられた状態でアタッチメント56よりも上方に配置される。
溝形成部62は、図7(B)に示すように、溝上縁621、溝下縁622および溝底縁623によって構成されており、小口隠し本体部61の幅方向において縦縁部614から縦縁部613側に凹んで形成されている。このため、溝形成部62は縦縁部614側で開口されている。この溝形成部62によって形成された溝部には、前述したように網戸4の係合部材421が配置される。
小口カバー片部63は、縦縁部614に沿って上下方向に延びているとともに、小口隠し本体部61の厚さ方向において図7(A)に示すように表面61A側から突出して形成されている。小口カバー片部63は、小口隠し本体部61の下縁部612よりも下方に延びている。この小口カバー片部63は、小口隠し部材60が縦枠23(24)に取り付けられた状態では、アタッチメント56の小口を室内側(操作ユニット51がある側)から隠す位置に配置される。
持上り抑制部64は、下縁部612に沿った基片部641と、基片部641から立ち上げられた立上げ片部642とを有している。図4に示す小口隠し部材60の取付状態では、基片部641は下枠22の上面に当接し、かつ、立上げ片部642はアタッチメント56の下片部563に当接し、下枠22およびアタッチメント56間に挟み込まれた状態となる。このため、小口隠し部材60自体の上方への持ち上がりは抑制される。
取付部65は、小口隠し本体部61の裏面61Bから突出した狭幅基部651と、狭幅基部651から図7(B)において左右方向に突出した広幅片部652とを有している。
ここで、縦枠23,24の取付孔253は、広幅孔部と、この広幅孔部の下側に連続した狭幅孔部とによって構成されており、先ず広幅孔部に取付部65が挿入され、次に、小口隠し部材60が下方に移動されて狭幅孔部に狭幅基部651が配置される。この状態では、小口隠し本体部61の裏面61Bが見付け片部251の外面に当接するとともに、広幅片部652が見付け片部251の内面に当接するので、小口隠し部材60が縦枠23(24)に取り付けられた状態となる。なお、この取付状態では、縦縁部614は突条252に沿って配置される。
以上の小口隠し部材60では、下框42の係合部材421が縦枠23(24)に向かって突出して溝形成部62によって形成された溝部に配置された状態になると、網戸4が上方に持ち上げられようとしても、係合部材421の上面が溝形成部62の溝上縁621に当たるので、網戸4の上方への持ち上げが抑制され、網戸4が外れ止めされる。
[小口隠し部材の構成材料]
小口隠し部材60は、図7(B)に示すように、小口隠し本体部61に対して小口カバー片部63を変位可能とする可撓性を有した軟質樹脂部70と、軟質樹脂部70を除く部分全体を構成した硬質樹脂部80とを有している。
軟質樹脂部70は、TPE(Thermo Plastic Elastomer、熱可塑性エラストマー)等の軟質樹脂材料によって形成されている。
硬質樹脂部80は、ASA(acrylate styrene acrylonitrile)等の硬質樹脂材料によって形成されている。
本実施形態では、軟質樹脂部70は、小口隠し本体部61および小口カバー片部63が連続した連続部分であって溝形成部62よりも下方に配置されている。この軟質樹脂部70は小口カバー片部63に沿って延びている。
小口隠し本体部61および小口カバー片部63が連続した連続部分のうち軟質樹脂部70よりも下方の部分は硬質樹脂部80によって構成されている。このため、小口隠し本体部61および小口カバー片部63は硬質樹脂部80によって連続して形成されている。
[本実施形態の作用]
以上の横すべり出し窓1では、ボールチェーン53の引張り操作によって開閉機構52を介して障子3をすべり出し方向に開放および閉鎖動作させる。
ここで例えば、操作ユニット51のボールチェーン53に子供がぶら下がったりして、操作ユニット51に下方に向かう強い力が加えられた場合、操作ユニット51が取り付けられたアタッチメント56の見付け片部562には、室内側に倒れるように撓みが生じる(図4に二点鎖線で示すアタッチメント56を参照)。
このようにアタッチメント56が撓むと、当該アタッチメント56が小口隠し部材60の小口カバー片部63に当たり、室内側に倒れる方向に押し付けることとなる。このとき、小口隠し部材60の軟質樹脂部70は前記アタッチメント56の押し付けに応じて撓み変形して、小口カバー片部63を図6および図7Bに二点鎖線で示す位置に逃がす。このように逃げ変形するため、小口隠し部材60に割れなどが生じる程の負荷がかかることがない。
なお、操作ユニット51に加えられた下方に向かう強い力がなくなった場合、アタッチメント56の撓みがなくなって元の形状に復元し、軟質樹脂部70も元の形状に復元して小口カバー片部63を所定位置に復帰させる。
[本実施形態の効果]
(1)前記実施形態では、横すべり出し窓1は、上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24を枠組みした窓枠2と、窓枠2内に開閉可能に配置された障子3と、障子3を開閉操作可能な操作装置5とを備え、操作装置5は、操作ユニット51と、操作ユニット51の回転操作を障子3に開閉力として伝達する開閉機構52とを備え、操作ユニット51は、下枠22に沿って配置されたアタッチメント56に取り付けられ、左右の縦枠23,24には、アタッチメント56の小口を隠す小口隠し部材60がそれぞれ取り付けられ、小口隠し部材60は、左右の縦枠23,24に沿って配置された小口隠し本体部61と、小口隠し本体部61に連続した小口カバー片部63とを有し、小口カバー片部63は、アタッチメント56の長手方向における端部(小口端部)を操作ユニット51がある側(室内側)から隠して配置され、小口隠し部材60は、小口隠し本体部61に対して小口カバー片部63を変位可能とする可撓性を有した軟質樹脂部70と、軟質樹脂部70を除く部分を構成した硬質樹脂部80とを有している。
上記構成を有するため、例えば操作ユニット51に子供がぶら下がる等によって下方に向かう強い力が加えられた場合、操作ユニット51が取り付けられたアタッチメント56には、当該操作ユニット51がある側に倒れる方向の撓みが生じ、このように撓みを生じたアタッチメント56が小口隠し部材60の小口カバー片部63に押し付けられ得るが、小口隠し部材60の軟質樹脂部70が撓み変形することによって小口カバー片部63が変位するので、小口カバー片部63をアタッチメント56の押し付けから逃がすことができ、小口隠し部材60に過大な負荷がかかることを回避できる。
(2)窓枠2の見込み方向において障子3と並設された網戸4を窓枠2内に備え、網戸4は、左右の縦枠23,24側に向かって出没可能な係合部材421を備え、小口隠し部材60の硬質樹脂部80には、係合部材421が係合される。
このため、前述した作用効果を発揮できる小口隠し部材60の硬質樹脂部80に係合部材421が係合することで、網戸4の外れ止めをも行うことができる。
(3)アタッチメント56には、網戸4が載置されるレール565が形成され、小口隠し本体部61には、小口カバー片部63側で開口した外れ止め用の溝形成部62が形成され、溝形成部62によって形成された溝部には、係合部材421が配置される。
このため、網戸4が持ち上げられてレール565から外されようとされても、係合部材421が溝形成部62に当たることで、網戸4の外れ止めを行うことができる。
さらに、操作ユニット51に下方に向かう強い力が加えられてアタッチメント56が操作ユニット51側に倒れるように撓んだ場合には、アタッチメント56のレール565に載置された網戸4の係合部材421が溝形成部62の開口側へ移動されようとするが、この移動を許容できる。このため、小口隠し部材60を網戸4の外れ止めと兼用しても過度の負荷がかかることがない。
(4)小口隠し本体部61および小口カバー片部63は、互いに連続した硬質樹脂部80によって構成され、硬質樹脂部80のうち小口隠し本体部61および小口カバー片部63の連続部分よりも上方に軟質樹脂部70が配置されている。
このため、小口隠し部材60の硬質樹脂部80の全体が連続しているので、当該硬質樹脂部80が複数箇所に分けて構成される場合と比べ、小口隠し部材60を容易に成形できる。
また、操作ユニット51がある側にアタッチメント56が倒れるように撓み、このアタッチメント56によって小口隠し部材60の小口カバー片部63が前記倒れる方向に押し付けられても、軟質樹脂部70よりも下方に位置する硬質樹脂部80の前記連続部分には大きな力は加わらないので、当該連続部分に割れなどは生じ得ない。
さらに、硬質樹脂材料によって小口カバー片部63を構成することで、当該小口カバー片部63が軟質樹脂材料によって構成される場合と比べ、小口カバー片部63の色の選択幅を広げることができ、窓枠2などと統一した色に容易に設定できる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、小口隠し本体部61および小口カバー片部63の連続部分に軟質樹脂部70が配置されているが、これに代えてまたは加えて、小口カバー片部63自体も軟質樹脂部70によって構成されていてもよい。
また、小口隠し本体部61および小口カバー片部63の連続部分全体を軟質樹脂部70によって構成し、この軟質樹脂部70によって小口隠し本体部61および小口カバー片部63を構成する硬質樹脂部80が分断されていてもよい。
前記実施形態では、小口隠し部材60には溝形成部62が形成され、この溝形成部62によって形成された溝部に網戸4の係合部材421が配置されて当該網戸4の外れ止めを行っているが、これに限られない。例えば。窓枠2内に網戸4などの固定パネルを配置しない場合には、小口隠し部材60の溝形成部62の構成を省略してもよい。また、アタッチメント56のレール565の構成も省略してもよい。
前記実施形態では、横すべり出し窓1を建具として説明したが、このほか、操作装置5によって開閉操作されるものであれば、縦すべり出し窓、突き出し窓、オーニング窓、内開き窓、外開き窓、内倒し窓、外倒し窓、回転窓などの各種の建具であってもよい。
1…横すべり出し窓(建具)、2…窓枠(枠体)、21…上枠、211,565…レール、22…下枠、221…突部、23,24…縦枠、251,562…見付け片部、252…突条、253…取付孔、3…障子(開閉パネル)、31,41…上框、32,42…下框、33,34,43,44…縦框、35…面材、4…網戸(固定パネル)、421…係合部材、45…網材、5…操作装置、51…操作ユニット、52…開閉機構、53…ボールチェーン、54…回転軸、55…ブラケット、56…アタッチメント、561…上片部、563…下片部、564…脚部、566…孔、567…溝部、57…取付部材、6…すべり出しヒンジ、60…小口隠し部材、61…小口隠し本体部、611…上縁部、612…下縁部、613,614…縦縁部、61A…表面、61B…裏面、62…溝形成部、621…溝上縁、622…溝下縁、623…溝底縁、63…小口カバー片部、64…持上り抑制部、641…基片部、642…立上げ片部、65…取付部、651…狭幅基部、652…広幅片部、70…軟質樹脂部、80…硬質樹脂部。

Claims (4)

  1. 上枠、下枠および左右の縦枠を枠組みした枠体と、前記枠体内に開閉可能に配置された開閉パネルと、前記開閉パネルを開閉操作可能な操作装置とを備え、
    前記操作装置は、操作ユニットと、前記操作ユニットの操作を前記開閉パネルに開閉力として伝達する開閉機構とを備え、
    前記操作ユニットは、前記下枠に沿って配置されたアタッチメントに取り付けられ、
    前記左右の縦枠には、前記アタッチメントの小口を隠す小口隠し部材がそれぞれ取り付けられ、
    前記小口隠し部材は、前記左右の縦枠に沿って配置された小口隠し本体部と、前記小口隠し本体部に連続した小口カバー片部とを有し、
    前記小口カバー片部は、前記アタッチメントの長手方向における端部を前記操作ユニットがある側から隠して配置され、
    前記小口隠し部材は、前記小口隠し本体部に対して前記小口カバー片部を変位可能とする可撓性を有した軟質樹脂部と、前記軟質樹脂部を除く部分を構成した硬質樹脂部とを有している
    ことを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具において、
    前記枠体の見込み方向において前記開閉パネルと並設された固定パネルを前記枠体内に備え、
    前記固定パネルは、前記左右の縦枠側に向かって出没可能な係合部材を備え、
    前記小口隠し部材の前記硬質樹脂部には、前記係合部材が係合される
    ことを特徴とする建具。
  3. 請求項2に記載の建具において、
    前記アタッチメントには、前記固定パネルが載置されるレールが形成され、
    前記小口隠し本体部には、前記小口カバー片部側で開口した外れ止め用の溝形成部が形成され、
    前記溝形成部によって形成された溝部には、前記係合部材が配置される
    ことを特徴とする建具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の建具において、
    前記小口隠し本体部および前記小口カバー片部は、互いに連続した前記硬質樹脂部によって構成され、
    前記硬質樹脂部のうち前記小口隠し本体部および前記小口カバー片部の連続部分よりも上方に前記軟質樹脂部が配置されている
    ことを特徴とする建具。
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