JP2010180630A - 扉装置 - Google Patents

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長谷川  貴
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Abstract

【課題】手指挾まれ防止部材を設け、該手指挾まれ防止部材が意匠性を損うことがない扉装置を提供する。
【解決手段】扉体2と扉枠4と、閉状態で前記扉体と前記扉枠間に設けられ、前記扉体と前記扉枠間をシールする気密部材31を有し、前記扉枠には枠室内見込面10と扉体嵌入面12とで段差が形成され、該段差に凹溝17を形成する様前記枠室内見込面に片持ち部13が形成され、前記凹溝に前記気密部材が嵌設される扉装置1に於いて、前記気密部材は前記片持ち部を覆う様に庇部35が形成され、前記気密部材の底部に高さ調整部34、又前記庇部の底面に該底面と前記凹溝の前記片持ち部の間を充足する隙間調整部36が一体成形され、前記高さ調整部と前記隙間調整部の高さを同一とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、主にマンションやアパート、一戸建住宅等の建屋等の出入口に設置される扉装置に関するものである。
マンションやアパート、一戸建住宅等の建屋等の出入口に設置される扉装置に於いて、扉体の開閉に伴い吊元部の隙間に手指を挾む可能性があり、手や指の挾まれ防止の為の対策が要求されている。
先ず、図7〜図9に於いて、従来の扉装置について説明する。
図7に示される扉装置1は、扉体2の上下の一端部にピボットヒンジ3を設け、扉枠4の上枠6、下枠8の一端部に図示しない軸受け穴を穿設し、前記ピボットヒンジ3を前記軸受け穴に挿入し、閉状態で前記扉体2が前記扉枠4に嵌入する様、前記扉体2が前記ピボットヒンジ3を介して開閉を自在に行う構造となっている。
前記扉枠4は前記上枠6、前記下枠8、及び左縦枠5、右縦枠7から構成されており、前記扉枠4によって開口部9が形成される。
前記左縦枠5は鋼板を折曲げて枠室内見込面10、扉体嵌入面11が形成されると共に、前記枠室内見込面10と前記扉体嵌入面11との間に段差部が形成され、前記枠室内見込面10を段差部の底面より更に延出させて折返すことで片持ち部13が形成され、前記扉体嵌入面11と前記片持ち部13との間に凹溝14が形成される。又、前記右縦枠7も前記左縦枠5と同様に、鋼板を折曲げて前記枠室内見込面10、扉体嵌入面12が形成されると共に、前記枠室内見込面10と前記扉体嵌入面12との間に段差部が形成され、前記枠室内見込面10を段差部の底面より更に延出させて折返すことで片持ち部13が形成され、前記段差部には凹部15が形成される。該凹部15は前記扉体2の吊元部が前記ピボットヒンジ3を中心に回転し得る空間を有し、前記凹部15の底面には断面がL字状の凹溝形成板16が溶接等で固着されている。
尚、前記扉枠4を構成する前記上枠6、前記下枠8、及び前記左縦枠5、前記右縦枠7は、鋼板を折曲げて形成するもの以外に、アルミニウム合金等の押出し成形品とし、前記枠室内見込面10を折返すことなく前記片持ち部13を形成してもよい。
該凹溝形成板16の折上げ部と前記片持ち部13によって、前記凹溝14と同一の断面形状である凹溝17が形成される。尚、前記凹溝形成板16の折上げ部先端と、前記片持ち部13の先端は同一平面上に位置する。
前記凹溝14と前記凹溝17には手指挾まれ防止部材である気密部材18が設けられている。以下、前記凹溝17に設けられた前記気密部材18について説明する。
該気密部材18は、合成樹脂製であり、先端側の軟質部19と底面側の硬質部21、及び該硬質部21の底面部に設けられた高さ調整部22から構成されており、前記軟質部19は頂部で円弧を描き、中空構造となっている。
又、前記高さ調整部22は所定数の剥離式高さ調整部材23から構成され、前記軟質部19と前記硬質部21、及び前記高さ調整部22とは一体に成形される。
前記気密部材18を前記扉枠4に取付ける際には、該扉枠4に形成された前記凹溝17に前記気密部材18を仮に嵌入させ、前記扉体2との戸当り状態を確認する。その後前記剥離式高さ調整部材23を剥離して高さの調整を行い、前記扉体2に対する前記軟質部19の接触による変形量(ゴム当り)を調整する様になっている。
前記気密部材18を設けたことで、前記扉体2を閉じた際に該扉体2と前記左縦枠5又は前記右縦枠7との間に手や指を挾んだとしても、前記軟質部19が撓むことで手や指に掛る圧力を軽減でき、怪我を防止することができる。又、前記扉体2が閉じられた状態では前記気密部材18は前記軟質部19の先端が予め撓んだ状態(図8中、前記扉体2と前記軟質部19とがオーバラップした部分が撓み量)となっているので、前記扉体2の開放時には、前記軟質部19の状態が復元されることで該扉体2と前記扉枠4の間の隙間が小さくなり、手指の挾まれを防止している。
然し乍ら、図8に示される様な前記気密部材18では、前記片持ち部13の前記枠室内見込面10と前記気密部材18の側面とで段差が形成され、該段差が目立つことで意匠性を損うという問題があった。
又、前記扉装置1には、図9に示される様な形状の気密部材24も使用されている。
該気密部材24も前記気密部材18と同様に、先端側の軟質部25と底面側の硬質部26、及び該硬質部26の底面部に設けられた高さ調整部27とが一体に成形されている。前記軟質部25は中空且つ断面が矩形となっており、該軟質部25の扉体側には片持ち状に接触部28が形成されている。該接触部28は前記扉体2が閉状態で該扉体2に接触して撓み、前記扉体2との間を封止する様になっている。又、前記硬質部26の上部は前記開口部9側に突出して庇部29を形成しており、該庇部29の前記開口部9側の面は前記枠室内見込面10と面一となっている。
高さ調節を行う際には、前記剥離式高さ調整部材23を適宜枚数剥離して行う。従って、前記気密部材24の取付け時に行う高さ調整分だけ、即ち前記高さ調整部27の高さ分だけ前記庇部29の底面と前記片持ち部13との間に隙間を設ける必要がある。形成される隙間は意匠性を損うと共に、前記扉体2の開閉時に該扉体2が前記軟質部25に当ることで、前記気密部材24が前記開口部9側に傾き、シール性を損い、或は意匠性を損うという問題があった。
特開平10−25958号公報 特開平10−72972号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、扉体と扉枠の間に手指挾まれ防止部材を設け、該手指挾まれ防止部材を設けた扉装置の意匠性を向上するものである。
本発明は、扉体と扉枠と、閉状態で前記扉体と前記扉枠間に設けられ、前記扉体と前記扉枠間をシールする気密部材を有し、前記扉枠には枠室内見込面と扉体嵌入面とで段差が形成され、該段差に凹溝を形成する様前記枠室内見込面に片持ち部が形成され、前記凹溝に前記気密部材が嵌設される扉装置に於いて、前記気密部材は前記片持ち部を覆う様に庇部が形成され、前記気密部材の底部に高さ調整部、又前記庇部の底面に該底面と前記凹溝の前記片持ち部の間を充足する隙間調整部が一体成形され、前記高さ調整部と前記隙間調整部の高さを同一とした扉装置に係るものである。
又本発明は、前記扉体がピボットヒンジを介して前記扉枠に開閉可能に設けられた扉装置に係り、又前記扉体が蝶番を介して前記扉枠に回転可能に設けられ、前記扉体の吊元部に該吊元部を収納する吊元カバー部材が設けられ、該吊元カバー部材は前記蝶番の回転中心を中心とする円筒形状であり、前記扉枠を非接触で貫通し、前記気密部材と摺動可能に接触している扉装置に係るものである。
本発明によれば、扉体と扉枠と、閉状態で前記扉体と前記扉枠間に設けられ、前記扉体と前記扉枠間をシールする気密部材を有し、前記扉枠には枠室内見込面と扉体嵌入面とで段差が形成され、該段差に凹溝を形成する様前記枠室内見込面に片持ち部が形成され、前記凹溝に前記気密部材が嵌設される扉装置に於いて、前記気密部材は前記片持ち部を覆う様に庇部が形成され、前記気密部材の底部に高さ調整部、又前記庇部の底面に該底面と前記凹溝の前記片持ち部の間を充足する隙間調整部が一体成形され、前記高さ調整部と前記隙間調整部の高さを同一としたので、前記気密部材の高さを調整しても前記高さ調整部と前記隙間調整部の高さが常に等しくなり、又前記庇部の底面と前記片持ち部の間に隙間が生じず、意匠性を損うことがない。
又本発明によれば、前記扉体がピボットヒンジを介して前記扉枠に開閉可能に設けられたので、開状態、或は開閉の途中であっても前記扉体と前記気密部材の間に僅かな隙間しか生じさせず、前記扉体と前記扉枠に手や指が挾まれるのを防止することができる。
更に又本発明によれば、前記扉体が蝶番を介して前記扉枠に回転可能に設けられ、前記扉体の吊元部に該吊元部を収納する吊元カバー部材が設けられ、該吊元カバー部材は前記蝶番の回転中心を中心とする円筒形状であり、前記扉枠を非接触で貫通し、前記気密部材と摺動可能に接触しているので、前記扉体の開状態に於ける前記扉体と前記扉枠の隙間をなくし、室内と室外の両方からの手や指の挾まれを防止することができる。
本発明の第1の実施例に係る、扉装置の平断面図である。 本発明の第1の実施例に係る、気密部材の斜視図である。 図2とは別形状の気密部材の斜視図である。 本発明の第2の実施例に係る、扉装置の平断面図である。 本発明の第2の実施例に係る、手指挾み防止カバーの取付け手順を示す扉装置の平断面図である。 本発明の第2の実施例に係る、手指挾み防止カバーの取付け手順を示す扉装置の平断面図である。 従来の扉装置を示す斜視図である。 従来の扉装置を示す平断面図である。 従来の扉装置を示す平断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1〜図2に於いて、本発明の第1の実施例について説明する。尚、図1〜図2中、図7〜図9中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
第1の実施例に於ける扉装置1は、図7に示された扉装置1と同様に、ピボットヒンジ3を介して扉体2が扉枠4に回転可能に取付けられている。
左縦枠5には片持ち部13と凹溝14が形成され、右縦枠7には片持ち部13と凹部15とが形成される。該凹部15の底面には溶接等で固着された凹溝形成板16と前記片持ち部13とで、前記凹溝14と同一の断面形状を有する凹溝17が形成される。前記凹溝14と前記凹溝17には、手指挾まれ防止部材を兼ねる気密部材31がそれぞれ嵌設される。以下、前記凹溝17に設けられた前記気密部材31について説明する。
該気密部材31は、合成樹脂製であり、軟質部32、硬質部33、高さ調整部34、庇部35、隙間調整部36とが一体に成形されて構成されている。
前記軟質部32は前記気密部材31の先端側に形成され、頂部が円弧を描く中空構造となっている。前記高さ調整部34は前記硬質部33の底面部に形成されており、前記高さ調整部34は所定数の剥離式高さ調整部材23から構成されている。
又、前記庇部35は前記硬質部33の上部が開口部9側に突出して形成されており、前記庇部35の先端面は前記枠室内見込面10と面一或は略面一となっている。前記隙間調整部36は前記庇部35の底面部に形成され、前記隙間調整部36は所定数の剥離式隙間調整部材37から構成されている。尚、前記剥離式高さ調整部材23と前記剥離式隙間調整部材37は同一の高さであり、又前記高さ調整部34と前記隙間調整部36はそれぞれ同数の前記剥離式高さ調整部材23と前記剥離式隙間調整部材37から構成されている。
従って、前記凹溝17に前記気密部材31を嵌入させた際には、最下段の前記剥離式高さ調整部材23の底面が前記凹溝17の底面に当接すると共に、最下段の前記剥離式隙間調整部材37の底面が前記片持ち部13の先端に当接する。即ち、前記凹溝17に前記気密部材31を嵌入させた際には、前記庇部35の底面と前記片持ち部13の先端との間が前記剥離式隙間調整部材37で充足され、隙間が生じない。
前記気密部材31の高さ調節を行う場合でも、高さの調節を行う為に剥離させた、前記剥離式高さ調整部材23の枚数と同じ枚数だけ前記剥離式隙間調整部材37を剥離させることで、前記高さ調整部34と前記隙間調整部36の高さが常に等しくなり、最下段の前記剥離式隙間調整部材37の底面と前記片持ち部13の先端との間に隙間が生じることがなく、又前記扉体2の開閉時に前記気密部材31が内側に傾き、シール性や意匠性を損うことがない。
前記気密部材31を設けたことで、前記扉体2を閉じた際に前記左縦枠5又は前記右縦枠7との間に手や指を挾んだとしても、前記軟質部32が撓むことで手や指に掛る圧力を軽減でき、怪我を防止することができる。
又、前記扉体2が閉状態では該扉体2の内側面と前記気密部材31の前記軟質部32が接触し、撓んでいる為、開状態、或は開閉の途中で前記軟質部32が元の形状に復元し、前記扉体2と前記気密部材31の間には手指が入らない程度の僅かな隙間しか生じず、前記扉体2と前記右縦枠7の間の吊元部で手や指を挾むことがない。
図3に示されている気密部材38は、第1の実施例で用いられた前記気密部材31の変形例である。
該気密部材38も前記気密部材31と同様に、先端側の軟質部39と底面側の硬質部41、該硬質部41の底面部に設けられた高さ調整部42、及び前記硬質部41の上面部に前記開口部9側に突出して設けられた庇部43と該庇部43の底面部に設けられた隙間調整部44とが一体に成形されている。
前記軟質部39は中空且つ断面が矩形となっており、該軟質部39の前記扉体2側には片持ち状に接触部40が形成されている。該接触部40は前記扉体2が閉状態で該扉体2に接触して撓み、前記扉体2との間を封じる様になっている。前記気密部材38の前記凹溝17嵌入時には、前記庇部43の前記開口部9側の面は前記枠室内見込面10と面一となる。
又、前記高さ調整部42を形成する前記剥離式高さ調整部材23と、前記隙間調整部44を形成する前記剥離式隙間調整部材37は同一の高さを持ち、前記高さ調整部42と前記隙間調整部44はそれぞれ同一数の前記剥離式高さ調整部材23と前記剥離式隙間調整部材37とからなっている。
尚、前記軟質部39の形状は、頂部に片持ち状の接触部が形成されたもの、頂部が平らに形成されたもの、頂部の一部が突出したもの、頂部が山型に形成されたもの等であってもよい。
又、前記軟質部39の頂部が平らである場合には、前記剥離式高さ調整部材23は前記硬質部41の底面ではなく、前記軟質部39の頂面に設けてもよい。
次に、図4〜図6に於いて、本発明の第2の実施例について説明する。尚、図4〜図6中、図1と同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
先ず、第2の実施例に於ける扉装置1について説明する。
該扉装置1は、扉体2を右縦枠7側に開閉自在に支持する部材として蝶番45が用いられている。該蝶番45は雄型蝶番片46と雌型蝶番片47とを有し、前記雄型蝶番片46は雄型用舌片48、差込みシャフト49を有し、前記雌型蝶番片47は雌型用舌片51、シャフト嵌合部52を有している。
前記雄型蝶番片46は前記右縦枠7の所要箇所にボルトやねじ等で取付けられる。前記雌型蝶番片47は前記扉体2の前記雄型蝶番片46と対応する位置に取付けられ、前記雌型蝶番片47の吊元端面への取付けは、前記雌型用舌片51が前記扉体2にボルトやねじで取付けすることで行われる。
前記雄型蝶番片46の前記右縦枠7への取付けと、前記雌型蝶番片47の前記扉体2への取付けは、それぞれ分離した状態で個別に行われ、前記扉体2の前記右縦枠7への取付けは、前記シャフト嵌合部52を前記差込みシャフト49に上方から差込み、嵌合させることで行われ、嵌合状態は前記扉体2の重量で維持される。
又、前記右縦枠7の外部に露出した露出面53と扉体嵌入面12にはスリット孔54,55が穿設されており、後述する手指挾み防止カバー56が前記スリット孔54,55を非接触で貫通している。該スリット孔54,55は、前記右縦枠7の略上部から略下部の間に形成してもよいし、前記蝶番45の取付け部等前記右縦枠7の一部に形成してもよい。
前記扉体2の吊元部には、円筒形状の前記手指挾み防止カバー56が設けられている。該手指挾み防止カバー56は内形材57と外形材58からなり、それぞれアルミニウム合金やスチールで成形され、好ましくはアルミニウム合金の押出し、或は引抜成形品とされる。
前記内形材57は、前記差込みシャフト49を中心とした90°程度の円弧を描く円弧部57aと、該円弧部57aの一端に連続する直線部57bと、他端に形成され、円弧の一部をなす重合部57cとからなっている。該重合部57cは前記円弧部57aの他端に段差が形成される様、先端部の内面側が切除されている。
又、前記外形材58は、前記差込みシャフト49を中心とした200°程度の円弧を描く円弧部58aと、該円弧部58aの一端に屈曲させて形成された直線部58bと、他端に形成され、円弧の一部をなす重合部58cとからなっている。該重合部58cは段差が形成される様、先端部の外面側が切除されている。前記重合部57cと前記重合部58cとを重合させ、ビスやリベット等の固着具で固定すると、前記内形材57と前記外形材58が一体化し、一部を切除された円筒体となる。尚、前記内形材57と前記外形材58の他端にそれぞれ嵌合部を設け、該嵌合部を嵌合させることで前記内形材57と前記外形材58を一体化させてもよい。
前記直線部57b,58bを前記扉体2に固着させることで前記重合部57c,58cが重合し、該重合部57c,58cのビスやリベット等での固着が可能となる。又、前記内形材57と前記外形材58とを一体化することで前記手指挾み防止カバー56が構成され、該手指挾み防止カバー56の断面は前記差込みシャフト49を中心とした円形状となる。
次に、前記手指挾み防止カバー56の取付け方について説明する。
先ず、前記扉体2を開状態とし、該扉体2に前記内形材57を取付ける。前記扉体2の吊元部には予め前記直線部57bが取付けられる部分が座刳られている。前記扉体2の内側面の吊元部に前記直線部57bをビスやリベット等の固着具59で止めて前記内形材57を前記扉体2に取付ける。前記内形材57を前記扉体2に取付けた状態では該扉体2の内側面と前記直線部57bの外面が面一となり、該直線部57bが前記扉体2の内側面から突出しない様になっている。
その後、前記扉体2を閉状態とすることで、前記内形材57が前記スリット孔54,55を通り抜け、前記重合部57cが前記露出面53より突出する。又、この時、前記内形材57の外面と前記気密部材31の軟質部32が摺動可能に接触している。
次に、前記重合部57cと前記重合部58cとが重合する様、前記扉体2の外側面に前記外形材58の直線部58bを当接させ、前記固着具59で前記直線部58bを前記扉体2に固着し、前記外形材58を前記扉体2に取付ける。
前記内形材57と前記外形材58を前記扉体2に取付けたことで、前記重合部57cと前記重合部58cが重合し、外周側から、即ち前記重合部57c側から前記固着具59よりもサイズの小さいビスやリベット等の固着具61を用い、前記重合部57cと前記重合部58cを固着する。
上記手順によって前記内形材57と前記外形材58が重合されると共に、前記扉体2に固着され、前記手指挾み防止カバー56の取付けが完了する。
又、該手指挾み防止カバー56の別の取付け方法を以下に示す。
先ず、前記扉体2を閉状態とし、該扉体2の外側面の吊元部に前記直線部58bを固着具59で止めて前記外形材58を前記扉体2に取付ける。
その後、前記扉体2を開状態とすることで、前記外形材58が前記スリット孔54,55を通り抜け、前記重合部58cを前記扉体嵌入面12より前記開口部9側に突出させる。次に、前記重合部58cと前記重合部57cとが重合する様、前記扉体2の内側面に前記内形材57の前記直線部57bを当接させ、前記固着具59で前記直線部57bを前記扉体2に固着し、前記外形材57を前記扉体2に取付ける。
更に、外周側から、即ち前記重合部57c側から前記固着具59よりもサイズの小さい前記固着具61を用い、前記重合部57cと前記重合部58cを固着することで前記内形材57と前記外形材58が重合されると共に、前記扉体2に固着され、前記手指挾み防止カバー56の取付けが完了する。
尚、前記直線部57b,58b、及び前記重合部57cの固着具の取付け孔は皿モミされており、前記直線部57b,58b、及び前記重合部57cをビスやリベット等で固着した際に、前記固着具59、前記固着具61の頭が前記手指挾み防止カバー56の表面から突出しない様になっている。
又、該手指挾み防止カバー56を取付ける前記扉体2の高さが例えば1m以下であれば前記手指挾み防止カバー56を上下方向で分割せずに用いて前記蝶番45を覆い、前記扉体2の高さが例えば1mよりも高ければ、該扉体2の高さに応じて前記手指挾み防止カバー56を上下方向に分割して吊元部を覆う。尚、前記手指挾み防止カバー56を分割して用いる場合、該手指挾み防止カバー56,56の上下の間隔は例えば6mm以下とし、指が入らない様にする。又、前記扉体2の高さが例えば1mよりも高く、且つ前記手指挾み防止カバー56を分割して用いることができない場合には、該手指挾み防止カバー56は吊元部の下部等、特に手が触れる範囲をカバーする様に設けるのが望ましい。
尚、第2の実施例に於ける気密部材は、図2に示される形状のものと同様のものを用いているが、該気密部材は図3で示される形状のものであってもよいのは言う迄もない。
上述の様に、前記蝶番45の周囲を覆う円筒形状の前記手指挾み防止カバー56を取付けたことで、前記扉体2の開状態に於ける該扉体2と前記右縦枠7の隙間をなくし、室内と室外の両方からの手や指の挾まれを防止すると共に、前記手指挾み防止カバー56は前記扉体2が開状態、閉状態の何れであっても前記気密部材31の軟質部32と摺動可能に接触しているので、前記右縦枠7と前記扉体2の隙間や、前記手指挾み防止カバー56と前記スリット孔55の隙間に指を挾まれることがない。
又、前記庇部35と前記片持ち部13の間に前記隙間調整部36を設けたので、前記扉体2の開閉時に前記気密部材31が傾くことがなくなると共に、前記固着具59や前記固着具61の頭が前記手指挾み防止カバー56から突出することがないので、意匠性を損うことがない。
又、既に使用されている従来の気密ゴムに変えて、本発明の気密ゴムを適用可能であることは言う迄もない。
1 扉装置
2 扉体
3 ピボットヒンジ
4 扉枠
12 扉体嵌入面
13 片持ち部
17 凹溝
23 剥離式高さ調整部材
31 気密部材
32 軟質部
33 硬質部
34 高さ調整部
35 庇部
36 隙間調整部
37 剥離式隙間調整部材
53 露出面
54,55 スリット孔
56 手指挾み防止カバー

Claims (3)

  1. 扉体と扉枠と、閉状態で前記扉体と前記扉枠間に設けられ、前記扉体と前記扉枠間をシールする気密部材を有し、前記扉枠には枠室内見込面と扉体嵌入面とで段差が形成され、該段差に凹溝を形成する様前記枠室内見込面に片持ち部が形成され、前記凹溝に前記気密部材が嵌設される扉装置に於いて、前記気密部材は前記片持ち部を覆う様に庇部が形成され、前記気密部材の底部に高さ調整部、又前記庇部の底面に該底面と前記凹溝の前記片持ち部の間を充足する隙間調整部が一体成形され、前記高さ調整部と前記隙間調整部の高さを同一としたことを特徴とする扉装置。
  2. 前記扉体がピボットヒンジを介して前記扉枠に開閉可能に設けられた請求項1の扉装置。
  3. 前記扉体が蝶番を介して前記扉枠に回転可能に設けられ、前記扉体の吊元部に該吊元部を収納する吊元カバー部材が設けられ、該吊元カバー部材は前記蝶番の回転中心を中心とする円筒形状であり、前記扉枠を非接触で貫通し、前記気密部材と摺動可能に接触している請求項1の扉装置。
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