JP5385227B2 - ドア - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された玄関用ドアは、扉体に複数の係止孔が形成され、この係止孔に差し込まれた複数の固定部品に化粧材が係止されることで、化粧材が扉体に取り付けられている。また、化粧材の両端部にはキャップが取り付けられており、このキャップには、化粧材に挿入される第1突部と、この第1突部から面材に向かって突出した第2突部とが形成され、第2突部を面材の上下端部近傍に形成された受孔に係止させることで、化粧材の高さ方向の移動が規制されるようになっている。
以上の本発明によれば、突起部より化粧材の長手方向端部に近い位置に形成された凹部に固定部品が配置されるため、化粧材を端部に近い位置にて固定部品を介して面材に取り付けることができ、化粧材の端部近傍における浮きや剥がれを防止することができる。
このような構成によれば、化粧材と係合する固定部品の本体部がキャップの凹部に配置されるため、面材の厚さ方向におけるキャップおよび固定部品の寸法を小さくすることができる。
このような構成によれば、挿入部の第1面部と一対の第2面部とにより凹部が形成されることで、この断面コ字形の部分からなる凹部を挿入部の長さに沿って所定寸法で形成しておけば、面材に形成された挿通孔や係止孔が設定位置から化粧材の長さ方向でずれたとしても、位置ずれした固定部品を凹部によって適切に受け入れつつ化粧材を取り付けることができる。
このような構成であれば、キャップおよび固定部品をさらににコンパクトに構成することができる。
図1〜3において、玄関ドア1は、住宅等における出入口に設けられたものであって、外壁開口部に固定されるドア枠2と、このドア枠2に開閉自在に支持された面材としての扉体3とを備えて構成されている。ドア枠2は、上枠21、下枠22および左右の縦枠23を四周枠組みして構成されている。扉体3は、上枠材31、下枠材32および左右の縦枠材33を四周枠組みした内部に、樹脂製の断熱材34と、この断熱材の屋内外にそれぞれ設けられる内外一対の金属製の金属パネル35,36とを備えて構成されている。
例えば、前記実施形態においては、扉体3が回動開閉可能に設けられた開き戸形式の玄関ドア1を例示して説明したが、本発明のドアは、面材に化粧材が取り付けられたドアであればよく、例えば、スライド開閉可能に設けられた1枚または複数枚の面材を有した引き戸形式のドアであってもよい。
また、前記実施形態では、化粧材5は鉛直方向に延びる長尺部材であったが、化粧材5の形状はこれに限られず、水平方向に延びる部材であってもよく、少なくとも1つの小口を有する化粧材であればよい。
また、キャップ6の突起部63を、第1面部621から扉体3に向かって突出して形成したが、これに限らず、挿入部62から扉体3に向かって突出するように設ければその他の構成でもよい。例えば、一対の第2面部622の扉体3側先端同士を繋ぐ面を構成し、この面から扉体3に向かって突出するように設ければよい。この際、この面は、一対の第2面部622の扉体3側先端同士を繋ぐ構成に限らず、扉体3側先端と第1面部621側先端との間の中間部分同士を繋ぐ構成であってもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (4)
- 化粧材が固定部品を介して表面に取り付けられた面材を備えたドアであって、
前記化粧材の長手方向端部にキャップが取り付けられ、
前記キャップは、前記化粧材の小口を覆う蓋部と、前記化粧材の内部に挿入される挿入部と、前記面材に形成された挿通孔に挿通可能な突起部と、前記蓋部と前記突起部との間で前記面材側に開口する凹部と、を有して構成され、
前記キャップが取り付けられた前記化粧材が前記固定部品を介して面材に取り付けられた取付状態において、前記固定部品の少なくとも一部が前記凹部内に配置されるドア。 - 前記化粧材は、前記面材側に開口するとともに長手方向に連続する開口部を有して構成され、
前記挿入部は、前記蓋部から延びて形成され、この挿入部から前記面材に向かって突出して前記突起部が形成され、
前記固定部品は、前記開口部に係合可能な本体部と、この本体部から前記面材に向かって突出する突出部とを有して構成され、前記面材に形成された係止孔に前記突出部を挿通して係止させることで当該固定部品が前記面材に取り付けられる請求項1に記載のドア。 - 前記挿入部は、前記面材に対向する第1面部と、この第1面部から前記面材に向かって延びる一対の第2面部と、からなる断面コ字形部分を有して形成され、前記第1面部および前記一対の第2面部に三方が囲まれて前記凹部が形成されている請求項1または請求項2に記載のドア。
- 前記化粧材の前記内部は、前記第1面部に対向する第1対向面部と、この第1対向面部から前記面材に向かって延びるとともに前記一対の第2面部同士の間隔よりも幅広となる一対の第2対向面部と、これら一対の第2対向面部から互いに接近する方向に向かって延びる一対の第3対向面部と、で区画された空間を有して構成され、当該空間に前記挿入部が圧入状態で挿入され、
前記固定部品の本体部は、前記一対の第3対向面部間に形成された開口部に挿入されて当該一対の第3対向面部に係合されるとともに、前記一対の第2対向面部間に配置されている請求項3に記載のドア。
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