JP5078081B2 - 開き戸における指挟み防止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅、マンション、ビル等の建築物の開口部に取り付けられる開き戸において、扉体と枠体との間隙に指を挟んでしまうことがないようにした開き戸における指挟み防止構造の技術分野に属するものである。
従来、左右に立設した縦枠間に鉛直軸回りに開閉自在な扉体を設けた開き戸が知られており、該開き戸は扉体を開放した状態では扉体の吊元側の端面部と吊元側縦枠との間に大きな間隙Sが形成され、この間隙Sに手指を入れた状態で扉体が閉鎖されると指が挟まれてしまう危険性がある。特に、開き戸を住居の玄関に設置した場合には、靴等の履物の着脱時に体のバランスを保つため吊元側縦枠に手を添えることとなるが、この際、不用意にも上記間隙に手指が入ってしまう可能性がある。
そこで、このような指挟みを回避するため特許文献1に示すように扉の閉鎖状態において吊元側縦枠とドアとの間に少なくとも指を遊嵌できる幅の間隙を有する安全空間を形成するようにしたものが提唱されている。
また、特許文献2に示す如く、短片回転翼と長片回転翼とからなりヒンジ軸にネジリコイルバネを嵌装したヒンジの短片回転翼を取り付け座に固定し、コイルバネの反発力で長片回転翼の先端縁が扉の回動に追従して扉の裏面に当接させることによって扉の開放時に吊元側に形成される間隙を覆うようにしたものがある。
特開平10−169319号公報 実開昭58−64775号公報
ところが、上記特許文献1に示すものは、閉扉時にドアと吊元側縦枠とのあいだに指挟み防止用の大きな間隙がそのまま露呈されることとなってドアとしての不自然さがある上、気密性に欠けることとなってしまう。
また、特許文献2に示すものは、上述のような問題はないものの、短片回転翼と長片回転翼を備えた専用の部材を必要とするのでコストアップにつながり、また長片回転翼の先端縁が扉の開閉動作の度に扉の裏面を擦るため、その部分の塗料が剥がれたり傷が付いて錆が発生したり、扉の美観を損なう恐れもある。
本発明は、叙述の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1に係る発明は、左右に立設した縦枠間に鉛直軸回りに開閉自在な扉体を設けた開き戸において、前記縦枠のうち吊元側縦枠は室内側に位置し室内外方向を向く室内側見込み辺と、該室内側見込み辺より開口部左右方向外側かつ室外側に位置して室内外方向を向く室外側見込み辺を有し、前記扉体は、扉体の吊元側端面と吊元側縦枠の前記室外側見込み辺とに取り付けられた丁番により、室外側に向けて鉛直軸回りに開閉動自在に支承され、前記室内側見込み辺には、閉鎖状態の扉体に沿って開口部左右方向内側に突出する状態で取手部材が設けられており、前記取手部材の把手辺は、閉鎖状態の扉体の内面板の吊元側に上下方向に向いた状態でかつ、閉鎖状態の扉体の内面板と少なくとも手指の厚みより大きな寸法の隙間を有して位置しており、扉体の開放時に扉体の吊元側端面と吊元側縦枠とで形成される間隙の開口部室内側に前記把手辺が位置することで、当該間隙への手指の侵入を妨げると共に、前記把手辺を手で掴んだ状態で、開放されていた扉体が閉鎖した場合であっても、前記隙間に手指が挟まれないことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、取手部材は左右方向に突出する支持辺と、該支持辺の先端側に設けられ上下方向を向く把手辺とで構成され、扉体閉鎖時において前記支持辺が扉体内面と略平行状に位置する起立姿勢と支持辺が扉体内面と略直角状に位置して室内側に倒伏する倒伏姿勢とに起倒自在に構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項3に係る発明は、請求項2において、前記取手部材は、前記倒伏姿勢において、扉体が丁番を中心として90度回転した状態の内面板よりも開口部左右方向外側に位置していることを特徴とするものである。
請求項1の発明とすることにより、例えば出入り口で体を支える必要がある場合には、吊元側縦枠に設けた取手部材を掴むことにより指を挟むことがない。また把手辺を手指で掴んだ状態で扉体の開閉がなされた場合でも把手辺と扉体との間隙に手指を挟まれてしまうことがなく安全性が向上する。さらに扉体開放時に扉体の吊元側端面と吊元側縦枠とで形成される間隙への手指の挿入を効果的に防止することができる。
請求項2または3の発明とすることにより、取手部材を倒伏姿勢とすることによって出入り口開口幅が必要以上に狭くなることがない。
つぎに、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図において、1は、躯体開口部に建て付けられる開き戸であって、該開き戸1は、鋼板を折曲してなる上枠2,下枠3,吊元側縦枠4,錠前側縦枠5で囲繞形成した枠体内に扉体6が丁番7を介して吊元側縦枠4に鉛直軸回り開閉自在に支承されている。
吊元側縦枠4は、室内外方向に対向する室内側見付辺4aと室外側見付辺4bの一端側をそれぞれ対向状に折曲して躯体側辺4c,4dを形成する一方、他端側には室内側に位置し室内外方向を向く室内側見込み辺4eと、該見込み辺4e先端を折り返し屈曲すると共に前記躯体側辺4c,4d側に延設した連結辺4fを形成し、さらに連結辺4fの先端を室外側見付辺4bの他端側に延設した室外側見込み辺4gとで一体的に折曲形成されている。
扉体6は、室内側に位置する内面板6aと室外側に位置する外面板6bとを離間対設し、これら両面板間に芯材6cを内装することにより形成されている。 また、内面板6aと外面板6bの端部はそれぞれ折曲対向させて吊元側端面6d
が形成され、該扉体6の吊元側端面6dと、吊元側縦枠4の室外側見込み辺4gとに取り付けられた丁番7によって鉛直軸回りに開閉動自在に支承されている。
8は取手部材であって、該取手部材8は、上下の支持辺8a,8aと該支持辺8a,8a間を連結する把手辺8bとで正面視略コ字状に構成されており、支持辺8a,8aの先端側には上下方向に貫通する孔8cと、該孔8cの中心に対し直角の角度を有して配設された2個の凹部8d,8dが形成されている。
一方、8eは、取手部材8の上下の支持辺8a,8aがそれぞれ取り付けられる取付座であって、該取付座8eには先端側に設けた球を突出方向に附勢する弾機を備えたストッパー8fが内装されている。そして、上下の支持辺8aが取付座8eの孔8cに支軸8gにより回動自在に取付座8eに装着されており、この状態でストッパー8fが支持辺8aの凹部2dに弾圧的に嵌入することにより支持辺8aは取付座8eに対して90度の角度をもって起立姿勢と倒伏姿勢とに変姿自在に構成されている。
取手部材8は、把手辺8bを上下方向に向けた状態で吊元側縦枠4の室内側見込み辺4eに図示しない螺子等を介して固定されされており、把手辺8bは閉鎖時の扉体6と略平行状の起立姿勢と、支軸8gを中心として室内側に回転し扉体6と略直角状の倒伏姿勢となるようになっている。取手部材8は倒伏姿勢では図6に示すように丁番7を中心として扉体6を90度回転した全開時において、扉6の内面板6aの延長線X−Xより開口部側(図の左方向)に突出しないように設定してあり、これによって例えば開口部から大きな荷物の搬出入を行う場合でも取手部材8によって開口幅寸法が縮小されることがないように構成されている。
また、起立姿勢においては、図2に示すように閉鎖時の扉体6の内面板6aと
把手辺8bの室外側面との間隙Wは少なくとも手指の厚みよりも大きな寸法になるよう設定されており、これにより把手辺8bを手で掴んだ状態で開放されていた扉体6が閉鎖した場合であっても上記間隙Wに手指が挟まれてしまうことがないようになっている。
図5は、図2の扉体開放時を示す状態図であって、扉体6の吊元側端面6dと吊元側縦枠4の室外側見込辺4gとの間に形成される間隙Sに手指を挟む危険性が生じることとなるが、取手部材8の先端側の把手辺8bは室内側視において上記間隙Sを臨む空間部に位置するように設定されている。このような構成とすることにより、間隙Sの開口部室内側に把手辺8bが位置することとなって、間隙Sへの手指の進入を妨げるとともに、把手辺8bを掴むという心理的作用により間隙Sに手指が挟まれることを効果的に防止することができる。
なお、上記実施の形態において、取手部材8は起倒自在に構成したものを示したが、一般の取手のように起倒機能を有しない固定式のものであっても良く、また一本の支持辺8aの先端に上下方向に延びる把手辺8bを設けて正面視T字状としたものであってもよいことは言うまでもない。
叙述のように構成した本発明は、吊元側縦枠4の室内側に取手部材8を設けるという極めて簡単な構成によって、例えば玄関口で履物の着脱時に体のバランスを保とうとした場合に吊元側縦枠4ではなく取手部材8を掴むこととなるので扉体6と吊元側縦枠4との間隙Sに手指を挟む危険性を回避できるものであって、既設の開き戸に対しても簡単に設置することができる。
開き戸の室内側正面図である。 図1のA−A断面図である。 取手部材の全体図である。 取手部材の要部拡大図である。 図2の扉体開放時を示す状態図である。 図2において扉体全開時に取手部材を倒伏した場合の状態図である。
符号の説明
1 開き戸
4 吊元側縦枠
4e 室内側見込辺
4g 室外側見込辺
6 扉体
6a 内面板
6d 吊元側端面
7 丁番
8 取手部材
8a 支持辺
8b 把手辺

Claims (3)

  1. 左右に立設した縦枠間に鉛直軸回りに開閉自在な扉体を設けた開き戸において、
    前記縦枠のうち吊元側縦枠は室内側に位置し室内外方向を向く室内側見込み辺と、該室内側見込み辺より開口部左右方向外側かつ室外側に位置して室内外方向を向く室外側見込み辺を有し、
    前記扉体は、扉体の吊元側端面と吊元側縦枠の前記室外側見込み辺とに取り付けられた丁番により、室外側に向けて鉛直軸回りに開閉動自在に支承され、
    前記室内側見込み辺には、閉鎖状態の扉体に沿って開口部左右方向内側に突出する状態で取手部材が設けられており、
    前記取手部材の把手辺は、閉鎖状態の扉体の内面板の吊元側に上下方向に向いた状態でかつ、閉鎖状態の扉体の内面板と少なくとも手指の厚みより大きな寸法の隙間を有して位置しており、
    扉体の開放時に扉体の吊元側端面と吊元側縦枠とで形成される間隙の開口部室内側に前記把手辺が位置することで、当該間隙への手指の侵入を妨げると共に、
    前記把手辺を手で掴んだ状態で、開放されていた扉体が閉鎖した場合であっても、前記隙間に手指が挟まれないことを特徴とする開き戸における指挟み防止構造。
  2. 前記取手部材は、左右方向に突出する支持辺と、該支持辺の先端側に設けられ上下方向を向く把手辺とで構成され、
    扉体閉鎖時において前記支持辺が扉体内面と略平行状に位置する起立姿勢と支持辺が扉体内面と略直角状に位置して室内側に倒伏する倒伏姿勢とに起倒自在に構成されていることを特徴とする請求項1記載の開き戸における指挟み防止構造。
  3. 前記取手部材は、前記倒伏姿勢において、扉体が丁番を中心として90度回転した状態の内面板よりも開口部左右方向外側に位置していることを特徴とする請求項2記載の開き戸における指挟み防止構造。
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